JPH06207343A - 織物シート材料 - Google Patents

織物シート材料

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JPH06207343A
JPH06207343A JP5310535A JP31053593A JPH06207343A JP H06207343 A JPH06207343 A JP H06207343A JP 5310535 A JP5310535 A JP 5310535A JP 31053593 A JP31053593 A JP 31053593A JP H06207343 A JPH06207343 A JP H06207343A
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JP
Japan
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sheet material
woven
fiber
thread
thermoplastic
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JP5310535A
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English (en)
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Ludwig J H Scholten
ルードヴィッヒ・ヨット・ハー・ショルテン
Klaas F H Meerding
クラース・エフ・ハー・メールディンクケルス
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Parabeam Industrie- en Handelsonderneming BV
Original Assignee
Parabeam Industrie- en Handelsonderneming BV
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Publication date
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    • D06H7/00Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials
    • D06H7/02Apparatus or processes for cutting, or otherwise severing, specially adapted for the cutting, or otherwise severing, of textile materials transversely
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C70/00Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
    • B29C70/04Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D27/00Woven pile fabrics
    • D03D27/02Woven pile fabrics wherein the pile is formed by warp or weft
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    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二枚重ねのパイル材料を帯に切り出すことが
でき、しかもその切断端がほつれないような複合材料用
の織物シート材料を提供する。 【構成】 上布および下布にそれぞれ、切断されたとき
にその切断点近傍で交差している糸を互いに粘着的に接
続するように、切断される方向Aとは別の糸方向Sの少
なくとも一つおきの経糸あるいは緯糸を構成する糸10
に、他の糸より融点の低い熱可塑性繊維を含むものを用
いる。 【効果】 切断前に熱可塑性繊維が少なくとも部分的に
溶けるような熱処理を行うと、その溶けた部分が再び固
まったときに、切断端における切断方向の糸を固定し、
そのほつれを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合材料用の織物シート
材料に関する。特に、二枚重ねのパイル材料(毛羽のあ
る布)からなる帯に切り出すことのできる材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】二枚重ねのパイル材料、特に切断してい
ないベロア材料からなる織物シート材料は、複合材料の
原料として、多くの利用分野で広く使用されるようにな
りつつある。使用目的により、必要なシート材料の幅お
よび長さが大きく異なる。所望の幅を正確に織ることは
複雑であり、しかもコストが高くなるので、通常は、あ
る程度の幅で製造されたものを切断して用いる。
【0003】たとえばタンクなどの中空のプラスチック
体を製造する場合には、幅が5ないし150cmの二枚
重ねの材料の帯またはテープを巻いて形を整えている。
このような場合、帯の長さの設定は簡単である。帯の幅
については、織り幅が帯の幅の倍数となるようにし、ひ
とつの織り幅から複数の帯を切り出している。この切り
出しにより端部がほつれる傾向があるが、得られた帯を
何らかの物体に巻きつけるためには、きれいな切り口が
要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、二枚重ねの
パイル材料を帯に切り出すことができ、しかも端部がそ
れほどほつれないように切断することのできる複合材料
用の織物シート材料を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の織物シート材料
は、それぞれ互いに交差する経糸(たていと)と緯糸
(よこいと)とにより織られた上布および下布と、この
上布および下布を二枚重ねの状態で個々の帯に切断でき
るようにこの上布と下布とを互いに間隔をもたせて連結
する縫い込み糸とを備え、経糸と緯糸とは第一の融点を
もつ合成繊維により形成された織物シート材料におい
て、上布および下布にはそれぞれ、切断されたときにそ
の切断点近傍で交差している糸を互いに粘着的に接続す
るように、切断される方向とは別の糸方向に、その方向
の少なくとも一つおきの経糸または緯糸の糸すじに沿っ
て、第一の融点より低温の第二の融点をもつ熱可塑性繊
維が織り込まれたことを特徴とする。
【0006】
【作用】加熱により部分的または完全に溶ける繊維材料
を用い、それを上布および下布に織り込む。これによ
り、与えられた幅から選択された部分幅に沿って、ほつ
れることなしに、二枚重ねのパイル材料の帯に切断する
ことができる。このような材料は、複合材料用に適して
いる。熱により溶ける繊維材料は、その融点が他の合成
繊維より低温であり、上布および下布の経糸および緯糸
に用いられている合成繊維を粘着的に連結する。この結
果、合成繊維が熱可塑性繊維の領域内に閉じ込められ
る。これにより、経糸方向または緯糸方向の切断端が固
められる。望ましくは、上布および下布の緯糸の糸すじ
(布を織るときの杼道)に熱可塑性繊維を配置する。す
なわち、熱可塑性繊維を合成繊維の緯糸と一緒に緯糸と
して配置するか、または熱可塑性繊維と合成繊維とを組
み合わせて緯糸とする。このようにすると、実質的に経
糸方向の線に沿って切断するとき、切断端に沿って延び
る経糸が、熱処理の後に合着した緯糸によって、上布お
よび下布の場所に固定される。
【0007】このような織物シート材料から複合材料を
製造する場合に、通常は、熱可塑性領域とポリマ・マト
リクスとの接着性は劣っている。しかし、熱可塑性繊維
が挿入される糸すじを互いに離しておくと、マトリクス
との良好な接着ができる。また、熱可塑性繊維を互いに
離しておくと、経糸と緯糸との交差点が熱可塑の後の硬
化により接着されてそれぞれ硬くなっているので、その
織物シート材料を多少ぞんざいに扱っても問題はない。
【0008】接着された領域はまた、上布と下布との間
を往復してそれらを連結する縫い込み糸を留めるために
も使用できる。そのためには、熱可塑性繊維でできた緯
糸をループ状に取り囲むように縫い込み糸を縫い込む。
これにより、縫い込み糸が上布および下布の切断端から
飛び出ることを防止できる。
【0009】緯糸方向にほつれのない切断線を得るため
に、融点の低い熱可塑性繊維でできた経糸を、融点の高
い合成繊維でできた少なくとも1本の経糸と一緒に織り
込むこともできる。
【0010】熱可塑性繊維と一緒に織り込まれる合成繊
維製の糸は、その織物シート材料を構成する糸が全体と
して同等またはかなり近い太さをもつように、その織物
の上布および下布を実質的に構成する他の糸の糸径より
細くされる。このようにすると、熱可塑性繊維が含まれ
ていても、織物シート材料、特に上布および下布の外側
表面を非常に均質な構造にすることができる。また、挿
入された熱可塑性繊維材料が重みの変化を生じることも
ない。融点の高い合成繊維は、それぞれ熱可塑性繊維の
シース内でコアを形成することができる。
【0011】なお、一般に、糸の太さはある長さに対す
る質量、すなわち線密度で表され、ISO(国際標準化
機構)では1000mの長さの質量(グラム数)をテッ
クスという単位で表す。したがって、糸径が太いとは、
同じ長さで質量が重いこと、すなわち線密度が高いこと
をいう。
【0012】
【実施例】図1は本発明第一実施例の織物シート材料を
平面的に示し、図2はその切断面の構造を示す。この織
物シート材料は、二枚重ねのパイル材料の帯またはテー
プに切り出し、硬化性ポリマ・マトリクスに含浸させる
ことにより、複合材料を形成するためのものである。製
造上の理由から経糸方向の長さは比較的自由に設定でき
るが、緯糸方向の長さ(幅)の自由度は小さく、経糸方
向に切断して帯またはテープを切り出すことが一般的で
ある。そこで、以下の説明では切断方向が経糸方向であ
るものとして説明する。
【0013】この織物シート材料1は、切断されていな
い二枚重ねのパイル材料すなわち上布2および下布3
と、これらを組み合わせる縫い込み糸4とにより構成さ
れる。上布2および下布3は、一般的な布と同様に、互
いに織られた経糸5と緯糸6とを含み、この実施例では
これらが平織りに織られている。糸を浮かせた織り方な
ど他の基本的な織り構造も利用できる。
【0014】経糸5および緯糸6は第一の融点をもつ合
成繊維で形成され、その少なくとも一方の糸径を以下
「第一の糸径」という。切断用に選択可能な領域には、
上布2および下布3の一部の緯糸の糸すじ7にそれぞ
れ、第一の融点をもつ少なくとも1本の合成繊維8と、
第二の融点をもつ熱可塑性繊維9とが挿入される。合成
繊維の第一の融点は熱可塑性繊維の第二の融点より高
い。このような融点の差により、熱可塑性繊維が溶けて
も合成繊維は溶けないようにすることができる。
【0015】図3は本発明第二実施例の織物シート材料
の切断面の構造を図2と同様に示す。この実施例の平面
構造は第一実施例と同等である。図1および図2に示し
た実施例では、同一の糸すじ7に挿入される合成繊維8
と熱可塑性繊維9とが、互いにひつの糸10を形成す
る。これに対し、図3に示した第二実施例では、同一の
糸すじ7に合成繊維8の糸と熱可塑性繊維9の糸とが別
々に設けられる。いずれの実施例の場合も、熱可塑性繊
維9は短繊維、多繊維または単繊維のいずれでもよい。
合成繊維8および他の経糸5および緯糸6についても同
様である。
【0016】熱可塑性繊維9が挿入される糸すじ7の数
は任意に選択できるが、熱可塑性繊維9が挿入されたい
ずれか二つの糸すじ7の間に、熱可塑性繊維が挿入され
ていない(合成繊維の糸だけが緯糸6として挿入され
た)少なくともひとつの糸すじがあるようにする。すな
わち、熱可塑性繊維9が挿入される糸すじ7が互いに隔
たっているようにする。望ましくは、熱可塑性繊維9が
挿入される二つの糸すじ7の間に1ないし10本の緯糸
6があることがよい。二つの糸すじ7の間の個々の距離
について、切断方向に沿って変化させることもできる。
上述した二つの実施例では、4番目の糸すじ7ごとに、
高い融点をもつ合成繊維と一緒に熱可塑性繊維9が織り
込まれている。織物を切断する方向の3本目ないし5本
目の糸すじごとに熱可塑性繊維9を織り込むことが特に
都合がよい。
【0017】糸すじ7に熱可塑性繊維9と共に挿入され
た合成繊維8の糸の糸径は、経糸5および緯糸6を構成
する他の糸と異なる糸径をもつ。この糸径を第二の糸径
という。第二の糸径は第一の糸径より細いことが望まし
い。たとえば第二の糸径を第一の糸径の50%とする。
熱可塑性繊維を含まない緯糸6として68テックスのガ
ラス繊維を用いる場合であれば、合成繊維8の糸として
34テックスのものを用いる。第二の糸径は、第一の糸
径に対して、線密度が30ないし100%であることが
よく、特に45ないし55%がよい。このようにして、
この織物シート材料を構成する糸(縫い込み糸4、経糸
5、緯糸6および糸10)の太さを同一またはほぼ同一
にすることができる。
【0018】図1および図2に示した実施例では、緯糸
6および経糸5がすべて同一の糸径をもち、これが第一
の糸径となる。経糸5については、その糸径が第一およ
び第二の糸径と異なっていてもよい。
【0019】緯糸の糸すじ7に合成繊維8による少なく
とも1本の緯糸とともに挿入された熱可塑性繊維9の重
量比は、合成繊維8の重量比より大きいことが望まし
い。合成繊維8の糸として34テックスのものを用いる
場合であれば、熱可塑性繊維9の糸として44テックス
のものを用いる。
【0020】上布2と下布3とは、経糸方向に交差した
縫い込み糸4により、互いに離れて連結される。縫い込
み糸4による縫い込み形態はこの例ではW字型である
が、V字型も可能である。縫い込み糸4は、熱可塑性繊
維9を含む緯糸の周囲にループを形成していることが望
ましい。織物シート材料m2 あたりの縫い込み糸4の本
数およびその長さは、得ようとする充填重さおよびまた
は必要な保持力により適切に設定される。図示した実施
例によれば、二つの交差する縫い込み糸4が、それぞれ
3本の緯糸、すなわち合成繊維8および熱可塑性繊維9
による緯糸およびその両側の緯糸6のまわりにそれぞれ
ループを形成し、W字型に縫っている。上布2と下布3
との間の縫い込み糸4の長さは4ないし6mmである。
この長さは1ないし50mmの範囲で変化させることが
できる。縫い込み糸4の密度は3×106 本/m2 ない
し0.1×106 本/m2 が望ましい。
【0021】第一の融点をもつ合成繊維としては、ポリ
エステル、あるいはガラス、炭素またはアラミド製の高
強度繊維が適している。織物シート材料は、熱可塑性繊
維9以外が単一種類の繊維、たとえばガラス繊維ででき
ていることが望ましい。
【0022】第一の融点より低い第二の融点をもつ熱可
塑性繊維9は、特にポリエチレン、ポリエステルまたは
ポリプロピレン製であることよい。
【0023】図1に示したように、織物シート材料1を
選択可能な幅で個々の帯に切断するには、実質的に経糸
方向Kに一致する切断線Aに沿って行う。このとき、緯
糸6と共に、熱可塑性繊維を含む緯糸すなわち糸10も
切断される。この糸10は帯の幅とは無関係の幅で織り
込まれている。さらに、帯に切断するときの幅は、織物
シート材料のいかなる製造幅にも無関係に設定できる。
【0024】織物シート材料を切断する前に熱可塑性繊
維9が部分的または完全に溶けるような熱処理を行い、
その後に選択された線に沿って切断する。このようにす
ると、粘着性のある多数の緯糸(糸10)を切断するこ
とになり、この緯糸が、切断により最も外側となる経糸
11を交差点12で保持するようになる。特に緯糸を高
強度繊維と熱可塑性繊維とで構成した場合には、熱可塑
により、高強度繊維が熱可塑性シース内のコアとなる。
【0025】織物シート材料を緯糸方向Sにも切断する
場合には、融点の高い合成繊維の経糸11とともに、そ
の経糸の糸すじの多数に緯糸の場合と同様に熱可塑性繊
維を配置することがよい。
【0026】以上の説明では最も実用的で望ましい実施
例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではなく、種々の修正が可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の織物シー
ト材料は、切断端がほつれないように、二枚重ねのパイ
ル材料を帯に切り出すことができる。本発明は、複合材
料の原料として用いて特に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の織物シート材料を示す平面
図。
【図2】第一実施例の切断面の構造を示す図。
【図3】第二実施例の切断面の構造を示す図。
【符号の説明】
1 織物シート材料 2 上布 3 下布 4 縫い込み糸 5、11 経糸 6 緯糸 7 糸すじ 8 合成繊維 9 熱可塑性繊維 10 糸 12 交差点 A 切断線 K 経糸方向 S 緯糸方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルードヴィッヒ・ヨット・ハー・ショルテ ン オランダ国エヌエル6029アールデー・シュ テルクゼル・ケンネディラーン9番地 (72)発明者 クラース・エフ・ハー・メールディンクケ ルス オランダ国エヌエル5701ペーアー・ヘルモ ンド・デカレンブルグ90番地

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ互いに交差する経糸と緯糸とに
    より織られた上布(2)および下布(3)と、 この上布および下布を二枚重ねの状態で個々の帯に切断
    できるようにこの上布と下布とを互いに間隔をもたせて
    連結する縫い込み糸(4)とを備え、 前記経糸と前記緯糸とは第一の融点をもつ合成繊維によ
    り形成された織物シート材料において、 前記上布および下布にはそれぞれ、切断されたときにそ
    の切断点近傍で交差している糸を互いに粘着的に接続す
    るように、切断される方向とは別の糸方向に、その方向
    の少なくとも一つおきの経糸または緯糸の糸すじ(7)
    に沿って、前記第一の融点より低温の第二の融点をもつ
    熱可塑性繊維(9)が織り込まれたことを特徴とする織
    物シート材料。
  2. 【請求項2】 前記縫い込み糸(4)には、前記上布
    (2)および前記下布(3)にそれぞれ交差する個々の
    点に、前記熱可塑性繊維(9)を含む少なくとも1本の
    糸すじ(7)を取り囲むループが形成された請求項1記
    載の織物シート材料。
  3. 【請求項3】 第一の融点をもつ合成繊維により形成さ
    れた経糸および緯糸の双方に対し、それぞれの糸すじに
    沿って、その第一の融点より低温の第二の融点をもつ熱
    可塑性繊維(9)が織り込まれた請求項1記載の織物シ
    ート材料。
  4. 【請求項4】 前記熱可塑性繊維(9)と同じ糸すじに
    経糸または緯糸として織り込まれた合成繊維の糸(8)
    は、その線密度が他の経糸(5)およびまたは緯糸
    (6)より低密度に形成された請求項1ないし3のいず
    れか記載の織物シート材料。
  5. 【請求項5】 切断される方向に沿って、前記熱可塑性
    繊維(9)がそれぞれ織り込まれたふたつの糸すじ
    (7)の間に、前記熱可塑性繊維を含まない1ないし1
    0本の糸すじが設けられた請求項1ないし4のいずれか
    記載の織物シート材料。
  6. 【請求項6】 前記熱可塑性繊維(9)と前記合成繊維
    とによりひとつの経糸または緯糸(10)が形成された
    請求1ないし5のいずれか記載の織物シート材料。
  7. 【請求項7】 前記熱可塑性繊維(9)と同じ糸すじに
    織り込まれた合成繊維の糸(8)は、他の経糸(5)お
    よびまたは緯糸(6)の線密度の30ないし100%、
    望ましくは45ないし55%の線密度に形成された請求
    項3ないし6のいずれか記載の織物シート材料。
  8. 【請求項8】 同一の糸すじに織り込まれた前記熱可塑
    性繊維と前記合成繊維との重量比は前記熱可塑性繊維の
    方が大きい請求項1ないし7のいずれか記載の織物シー
    ト材料。
  9. 【請求項9】 前記熱可塑性繊維(9)により形成され
    た糸と前記第一の融点をもつ合成繊維により形成された
    糸とが同じ糸すじ内で互いに隣り合って配置された請求
    項1ないし8のいずれか記載の織物シート材料。
  10. 【請求項10】 切断される方向を横切る3ないし4本
    の糸すじ(7)ごとに前記熱可塑性繊維(9)が設けら
    れた請求項1ないし9のいずれか記載の織物シート材
    料。
  11. 【請求項11】 前記熱可塑性繊維(9)はポリエステ
    ル、ポリエチレンおよびポリプロピレンからなる群より
    選ばれた一以上の材料を含む請求項1ないし10のいず
    れか記載の織物シート材料。
  12. 【請求項12】 前記第一の融点をもつ合成繊維は、ポ
    リエステルあるいはガラス、カーボン、アラミドからな
    る群より選ばれた一以上の高強度繊維を含む請求項1な
    いし11のいずれか記載の織物シート材料。
  13. 【請求項13】 前記第一の融点は前記第二の融点より
    少なくとも10℃高い請求項1ないし12のいずれか記
    載の織物シート材料。
  14. 【請求項14】 前記合成繊維(8)は、熱処理の後に
    前記熱可塑性繊維(9)のシース内でコアとなる請求項
    1ないし13のいずれか記載の織物シート材料。
JP5310535A 1992-12-12 1993-12-10 織物シート材料 Pending JPH06207343A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE9216938.4 1992-12-12
DE9216938U DE9216938U1 (de) 1992-12-12 1992-12-12 In einzelne Bänder einer Doppelpolware zerschneidbares textiles Flächengebilde für Composite

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JPH06207343A true JPH06207343A (ja) 1994-07-26

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JP5310535A Pending JPH06207343A (ja) 1992-12-12 1993-12-10 織物シート材料

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EP (1) EP0602471B1 (ja)
JP (1) JPH06207343A (ja)
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