JPH0620575Y2 - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH0620575Y2
JPH0620575Y2 JP1990095367U JP9536790U JPH0620575Y2 JP H0620575 Y2 JPH0620575 Y2 JP H0620575Y2 JP 1990095367 U JP1990095367 U JP 1990095367U JP 9536790 U JP9536790 U JP 9536790U JP H0620575 Y2 JPH0620575 Y2 JP H0620575Y2
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JP
Japan
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nut
machine body
slide base
injection molding
molding machine
Prior art date
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Application number
JP1990095367U
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English (en)
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JPH0452016U (ja
Inventor
亘 佐藤
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、射出成形機に関し、特に、射出ユニットを前
後方向に移動させる駆動機構を備えた射出成形機に関す
るものである。
[従来の技術] 従来の射出成形機の構成を、第2図および第3図に基づ
いて説明する。
図中符号1は、マシンボディである。このマシンボディ
1の上部には、金型1a(図中には固定金型のみを示し
た)と、スライドベース2とが設けられており、このス
ライドベース2は、前記金型1aに対して接近離間する
方向(第2図中左右方向)に移動自在となされている。
また、前記スライドベース2の上部には、射出ノズル3
aおよび加熱シリンダ3b等を備えた射出ユニット3が固
定されているとともに、前記スライドベース2とマシン
ボディ1との間には、スライドベース2を射出ユニット
3とともに前述の方向に移動させるユニット移動機構A
が設けられている。
そして、前記ユニット移動機構Aによって射出ユニット
3を金型1aに向けて移動させるとともに、前記射出ノ
ズル3aを金型1aへ当接させ、このノズルタッチののち
に射出ノズル3aから金型1aの内部に溶融樹脂を射出す
るようになっている。
一方、前記ユニット移動機構Aは、以下のような構成と
なっている。
すなわち、前記スライドベース2の前端には、ボールナ
ット4が固定されている。このボールナット4は、その
軸方向を前記スライドベース2の移動方向に沿わせて配
置されている。
前記ボールナット4には、長尺状のボールネジ軸5が螺
入されている。前記ボールネジ軸5の一端5b側には、
取付軸5cが形成されている。この取付軸5cの端部近傍
には、ネジ部5dが形成されている。
前記取付軸5cの外周には、スリーブ6が取り付けられ
ている。このスリーブ6の外周には、スプロケット7と
ベアリング8の内輪とがそれぞれ取り付けられている。
前記スプロケット7の外周には、チェーン9の一端側が
巻回されている。このチェーン9の他端側は、電動モー
タ10に設けられた出力軸10aの外周に固定されたス
プロケット11の外周に巻回されている。
前記ベアリング8には、固定筒12が外嵌されている。
この固定筒12は、ブラケット13を介してマシンボデ
ィ1に固定されている。
また、前記ネジ部5dには、スリーブ6から取付軸5cが
抜け出ることを防止するためのナット5eが螺合されて
いる。
上記従来の射出成形機によれば、電動モータ10を起動
してその出力軸10aを回転させることにより、スプロ
ケット11・チェーン9・スプロケット7を介してボー
ルネジ軸5を回転させ、ボールネジ軸5に螺合されたボ
ールナット4を前後方向に移動させることにより、射出
ユニット3を前後方向に移動させて、ノズルタッチやそ
の解除を行わせることができる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の射出成形機においては、射出
ユニット3を前進後退させるためにボールネジ軸5を回
転させた際に、このボールネジ軸5が長尺であることか
ら軸振れを生じることがあり、射出成形機における振動
・騒音の発生源となり、また、ボールネジ軸5の振れに
より繰り返し荷重が作用し、金属疲労によりその寿命を
低下させてしまうという問題があった。この問題は、ボ
ールネジ軸5を高速回転させた際に顕著に生じるため、
ボールネジ軸5を高速回転させて射出ユニット3の移動
時間の短縮を図ることができず、射出成形作業の効率化
が阻害されていた。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、射出ユ
ニットの移動時間の短縮を図ることのできる射出成形機
を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案の射出成形機は、マシンボディと、このマシンボ
ディに取り付けられて前後方向に移動可能とされたスラ
イドベースと、このスライドベース上に取り付けられた
射出ユニットと、前記マシンボディに回転可能かつ該マ
シンボディに対して軸方向に相対移動不能に取り付けら
れ、かつ、軸方向を前記スライドベースの移動方向に沿
わせて配置されたナットと、前記ナットに螺合され、か
つ、一端側が前記スライドベースに固定されて、前記ナ
ットに対して軸方向に相対移動可能とされたネジ軸と、
前記マシンボディに取り付けられて前記ナットを回転駆
動する駆動手段とを備えた構成とした。
[作用] 駆動手段によりナットが回転されると、このナットに螺
合したネジ軸とナットとが軸方向における相対移動し、
これによりスライドベースと共に射出ユニットが前後進
され、ノズルタッチとその解除が行なわれる。この場
合、ネジ軸と螺合するナットを回転させているので、ネ
ジ軸の軸振れの発生が抑えられ、円滑に射出ユニットの
前後進運動が行なわれる。
[実施例] 本考案の射出成形機の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
なお、上記従来の射出成形機と共通する構成について
は、同一符号を付して詳細説明を省略する。
本実施例の射出成形機においては、ボールナット4(ナ
ット)の外周にスリーブ16が嵌合されて、ボルト等の
手段により該ボールナット4とスリーブ16とが一体に
結合されている。このスリーブ16の一端側(第1図中
左方)外周には、ベアリング18が嵌合されており、こ
のベアリング18がマシンボディ1に固定された固定筒
22の内部に嵌合固定されていることによって、前記ボ
ールナット4が、マシンボディ1に回転可能かつ軸方向
に移動不能に取り付けられている。
前記スリーブ16の他端側には、前記ボールナット4を
回転駆動する駆動手段30が取り付けられている。この
駆動手段30は、前記スリーブ16の他端外周に固定さ
れた円筒状のプーリ17と、出力軸10aが設けられた
電動モータ10と、出力軸10aの外周に固定されたプ
ーリ10bと、前記各プーリ17,10bの外周に掛け渡
されたタイミングベルト23とから構成されている。
また、本実施例の射出成形機では、ボールネジ軸5(ネ
ジ軸)の一端5a側に、嵌入部5eが形成されており、該
嵌入部5eがスライドベース2に形成された貫通孔2a内
に嵌入されている。この嵌入部5eの端部に形成された
ネジ部5fには、ナット5gが螺合されており、このナッ
ト5gによって、ボールネジ軸5の一端5a側がスライド
ベース2に固定されることにより、ボールネジ軸5がス
ライドベース2の移動方向に沿うように配設されてい
る。前記ボールネジ軸5は、本実施例の射出成形機にお
いては、マシンボディ1に対して軸方向に、スライドベ
ース2と共に移動可能とされている。
つぎに、上記構成を有する本実施例の射出成形機の動作
について説明する。
まず、電動モータ10を起動させて、出力軸10aを回
転させると、駆動手段30を介してボールナット4が回
転する。本実施例の射出成形機では、ボールナット4
を、スリーブ16、ベアリング18、固定筒22を介し
てマシンボディ1に軸方向に移動不能に取り付けている
とともに、ボールネジ軸5を、マシンボディに対して軸
方向に移動可能としているので、ボールナット4が正逆
方向に回転すると、ボールネジ軸5がその軸方向前後に
移動する。すると、ボールネジ軸5に固定されているス
ライドベース2と、このスライドベース2上に取り付け
られている射出ユニット3とが前後方向に移動する。
本実施例の射出成形機によれば、ボールナット4を回転
させることにより射出ユニット3を移動させる構成とし
ており、従来のようにボールネジ軸5を回転させる必要
がないので、ボールネジ軸5に軸振れを生じることがな
い。
したがって、ボールナット4の回転速度を高めて、射出
ユニット3の移動速度を高めた場合であっても、射出成
形機に騒音や振動が生じることを防止することができ
る。
また、これにより、射出ユニット3の移動時間を短縮す
ることができ、射出成形作業の効率化を促進することが
できるという利点がある。
なお、上記実施例においては、電動モータ10の出力軸
10aとボールナット4との間の動力伝達手段として、
プーリ10b、17、タイミングベルト23を用いた
が、チェーンやギヤ等の動力伝達手段を用いてもよい。
また、上記実施例においては、ボールナット4およびボ
ールネジ軸5を用いたが、通常のネジ軸、ナットを用い
てもよい。
[考案の効果] 本考案の射出成形機は、マシンボディと、このマシンボ
ディに取り付けられて前後方向に移動可能とされたスラ
イドベースと、このスライドベース上に取り付けられた
射出ユニットと、前記マシンボディに回転可能かつ該マ
シンボディに対して軸方向に相対移動不能に取り付けら
れ、かつ、軸方向を前記スライドベースの移動方向に沿
わせて配置されたナットと、前記ナットに螺合され、か
つ、一端側が前記スライドベースに固定されて、前記ナ
ットに対して軸方向に相対移動可能とされたネジ軸と、
前記マシンボディに取り付けられて前記ナットを回転駆
動する駆動手段とを備えた構成となっているので、ナッ
トの回転速度を高めて、射出ユニットの移動速度を高め
た場合であっても、ネジ軸の軸振れが発生することがな
く、射出成形機に騒音や振動が生じることを防止するこ
とができる。したがって、射出ユニットを高速度で移動
させ、その移動時間を短縮することができ、射出成形作
業の効率化を促進することができるという効果がある。
固定系であるマシンボディ側にナットを回転可能かつマ
シンボディに対し軸線方向に相対移動不能に取り付け、
かつ該マシンボディにナットを回転駆動する駆動手段を
設けているので、駆動手段へのエネルギー供給が容易、
電線の配線あるいは圧縮エアーや圧油の供給が容易であ
る。また、上記のように固定系であるマシンボディ側に
回転部材であるナットや駆動手段を設けており、これら
は振動の発生減ともなるものであり、これらを固定系に
設けているので、振動や騒音が発生するのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の射出成形機の実施例を示すもので、射
出成形機の横断面図、第2図は従来の射出成形機を示す
もので、射出成形機の縦断面図、第3図は第2図のIII
−III線に沿う射出成形機の横断面図である。 1…マシンボディ、2…スライドベース、3…射出ユニ
ット、4…ボールナット(ナット)、5…ボールネジ軸
(ネジ軸)、30…駆動手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マシンボディと、このマシンボディに取り
    付けられて前後方向に移動可能とされたスライドベース
    と、このスライドベース上に取り付けられた射出ユニッ
    トと、前記マシンボディに回転可能かつ該マシンボディ
    に対して軸方向に相対移動不能に取り付けられ、かつ、
    軸方向を前記スライドベースの移動方向に沿わせて配置
    されたナットと、前記ナットに螺合され、かつ、一端側
    が前記スライドベースに固定されて、前記ナットに対し
    て軸方向に相対移動可能とされたネジ軸と、前記マシン
    ボディに取り付けられて前記ナットを回転駆動する駆動
    手段とを備えたことを特徴とする射出成形機。
JP1990095367U 1990-09-11 1990-09-11 射出成形機 Expired - Lifetime JPH0620575Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990095367U JPH0620575Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 射出成形機

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JP1990095367U JPH0620575Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0452016U JPH0452016U (ja) 1992-05-01
JPH0620575Y2 true JPH0620575Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31834035

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990095367U Expired - Lifetime JPH0620575Y2 (ja) 1990-09-11 1990-09-11 射出成形機

Country Status (1)

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JP (1) JPH0620575Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6168216A (ja) * 1984-09-13 1986-04-08 Fanuc Ltd ノズルタッチ機構
JPH0233471B2 (ja) * 1985-11-26 1990-07-27 Ube Industries Kaatsuseikeiyokatajimesochi

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452016U (ja) 1992-05-01

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