JPH0620494A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH0620494A
JPH0620494A JP4196603A JP19660392A JPH0620494A JP H0620494 A JPH0620494 A JP H0620494A JP 4196603 A JP4196603 A JP 4196603A JP 19660392 A JP19660392 A JP 19660392A JP H0620494 A JPH0620494 A JP H0620494A
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circuit
address
signal
rom
memory
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JP4196603A
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Hidetoshi Iwai
秀俊 岩井
Masaya Muranaka
雅也 村中
Takumi Nasu
巧 那須
Shunichi Sukegawa
俊一 助川
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Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Texas Instruments Japan Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C17/00Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards
    • G11C17/08Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements
    • G11C17/10Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM
    • G11C17/12Read-only memories programmable only once; Semi-permanent stores, e.g. manually-replaceable information cards using semiconductor devices, e.g. bipolar elements in which contents are determined during manufacturing by a predetermined arrangement of coupling elements, e.g. mask-programmable ROM using field-effect devices
    • G11C17/126Virtual ground arrays
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C29/00Checking stores for correct operation ; Subsequent repair; Testing stores during standby or offline operation
    • G11C29/70Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring
    • G11C29/78Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices
    • G11C29/84Masking faults in memories by using spares or by reconfiguring using programmable devices with improved access time or stability

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな回路規模によりランダム欠陥救済を実
現した半導体記憶装置を提供する。 【構成】 X系のアドレスによりアクセスが行われて欠
陥セルが存在するY系アドレス信号が電気的に書き込ま
れるROMを設け、このROMの読み出し信号とY系の
アドレス信号とを比較して、一致したときY系の正規回
路に代えてY系の冗長回路を選択させる。 【効果】 ROMは欠陥が存在するY系アドレス信号を
記憶するものであるので素子数を低減できるし、比較回
路はY系アドレスのみを比較すること及びY系の全アド
レスにに共通に利用できるから回路規模を大幅に縮小さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、例えば大記憶容量化を図ったダイナミック型RAM
(ランダム・アクセス・メモリ)の欠陥救済技術に利用
して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体メモリ装置における欠陥救済技術
として、欠陥ビットを含む行又は列(ワード線又はデー
タ線)を一括して冗長のための予備行又は列(予備ワー
ド線又は予備データ線)と置換することにより行われる
ものがある。このような欠陥救済技術は、ワード線やデ
ータ線に断線やショート不良が発生した場合には有効で
ある反面、シリコン結晶等に起因するランダム欠陥に対
しては効率が悪くなる。そこで、欠陥ビットを行と列の
交点にして指定し、予備の行又は列に用意された冗長ビ
ットと一対一に対応して置換させるという欠陥救済回路
を備えた半導体メモリ装置が、特開平1−303699
号公報により開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平1−303
699号公報の欠陥救済回路は、極めて小さな記憶容量
を持つメモリ装置においてはランダム欠陥を効率よく救
済できるが、現在開発が行われているような約16Mビ
ットや64Mビットのような大記憶容量のメモリ装置に
は向かない。なぜなら、欠陥ビットの検出のために行及
び列デコーダの出力を比較回路に供給し、前もって欠陥
アドレスが記憶されたROMの出力と比較照合するもの
であるからである。例えば、16Mビットのようなメモ
リ装置を考えると、行と列のデコード出力は、単純にい
ってそれぞれ4096となる。ROMには、1つの欠陥
セルを指定すために行と列に対してそれぞれ4096個
のヒューズが必要となり、比較回路は合計で8192ビ
ットもの信号比較を行うため極めて大きな回路規模とな
る。このように僅か1つの欠陥ビットを救済するため
に、8192個のヒューズと8192本の信号バスと8
192ビットもの比較動作を行う比較回路が必要になる
ものである。
【0004】上記16Mビットのようなダイナミック型
RAMでは、ワード線やデータ線に接続されるメモリセ
ルの数が増大して動作速度が遅くなることや低消費電力
化等のために、ワード線やデータ線が分割されて、複数
のメモリマット又はメモリアレイ或いはメモリブロック
により構成される。このようなワード線やデータ線の分
割に応じて、みかけ上のデコード出力の数が増大するか
ら、上記のような欠陥救済方法ではROMを構成するヒ
ューズの数や比較回路によって照合される実際上のビッ
ト数が増大し、回路規模をいっそう増大させることにな
る。
【0005】本願発明者等においては、上記特開平1−
303699号公報の欠陥救済方式による回路規模を小
さくするために、上記公報に記載れているようなデコー
ド出力ではなくアドレス信号を比較することを考えた。
アドレス信号なら16Mビットのようなダイナミック型
RAMにあっても全体で僅か24ビットと少なくできる
からである。しかしながら、やはり、1つの欠陥セルの
指定のために、24個のヒューズからなるROMと、こ
のROMの出力信号と上記24ビットからなるアドレス
信号との比較を行う比較回路が必要になる。上記のよう
なランダム欠陥を救済するには、数ビット程度の救済で
は実際上は意味がなく、最低でも1000ビット程度の
救済能力を必要とするものである。それ故、上記のよう
にアドレス信号を用いた比較方式を採るとしても膨大な
数のヒューズと膨大な回路規模の比較回路が必要になる
ものである。
【0006】この発明の目的は、小さな回路規模により
ランダム欠陥救済を実現した半導体記憶装置を提供する
ことにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明ら
かになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、X系のアドレスによりアク
セスが行われて欠陥セルが存在するY系アドレス信号が
電気的に書き込まれるROMを設け、このROMの読み
出し信号とY系のアドレス信号とを比較して、一致した
ときY系の正規回路に代えてY系の冗長回路を選択させ
る。
【0008】
【作用】上記した手段によれば、ROMは欠陥が存在す
るY系アドレス信号を記憶するものであるので素子数を
低減できるし、比較回路はY系アドレスのみを比較する
こと及びY系の全アドレスに共通に利用できるから回路
規模を大幅に縮小させることができる。
【0009】
【実施例】図5には、この発明が適用されたダイナミッ
ク型RAMの一実施例のブロック図が示されている。同
図の各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造技
術よって、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上
において形成される。同図における各回路ブロックは、
実際の半導体チップにおける幾何学的な配置に合わせて
描かれている。以下の説明において、MOSFETは絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(IGFET)の意味
で用いている。
【0010】この実施例においては、メモリの大容量化
に伴うチップサイズの大型化による制御信号やメモリア
レイ駆動信号といった各種配線長が長くされることによ
って動作速度も遅くされてしまうのを防ぐ等のために、
RAMを構成するメモリアレイ部とそのアドレス選択等
を行う周辺部との配置に次のような工夫が行われてい
る。
【0011】同図において、チップの縦中央部と横中央
部とから形作られる十文字エリアが設けられる。この十
文字エリアには主に周辺回路が配置され、上記十文字エ
リアにより4分割されたエリアにはメモリアレイが配置
される。すなわち、チップの縦方向と横方向の中央部に
十文字状のエリアを設け、それにより4つに分割された
エリアにメモリアレイが形成される。特に制限されない
が、上記4つのメモリアレイは、後述するようにそれぞ
れが約4Mビットの記憶容量を持つようにされる。これ
に応じて4つのメモリアレイ全体では、約16Mビット
の大記憶容量を持つものとされる。
【0012】1つのメモリマット1は、横方向にワード
線が延長するよう配置され、縦方向に一対からなる平行
に配置される相補データ線又はビット線が延長するよう
配置される。メモリマット1は、センスアンプ2を中心
にして左右に一対が配置される。センスアンプ2は、左
右に配置される一対のメモリマット1に対して共通に用
いられるという、いわゆるシェアードセンスアンプ方式
とされる。上記4つに分割されたメモリアレイのうち、
中央部側ににY選択回路5がそれぞれ設けられる。Y選
択線はY選択回路5からそれに対応するメモリアレイの
複数のメモリマット上を延長するよう延びて、各メモリ
マットのカラムスイッチ用MOSFETのゲートのスイ
ッチ制御を行う。
【0013】上記チップの横方向の中央部のうち、右側
の部分にはXアドレスバッファ、X冗長回路及びXアド
レスドライバ(論理段)とからなるX系回路10と、R
AS系制御信号回路11、WE系信号制御回路12及び
基準電圧発生回路16がそれぞれ設けられる。上記基準
電圧発生回路16はこのエリアの中央寄りに設けられ、
約5Vのような外部電源VCCを受けて内部回路に供給
される約3.3Vのような電圧に対応した定電圧VLを
形成する。
【0014】上記チップの横方向の中央部のうち、左側
の部分にはYアドレスバッファ、Y冗長回路及びYアド
レスドライバ(論理段)とからなるY系回路13と、C
AS系制御信号回路14及びテスト回路15がそれぞれ
設けられる。そのチップ中央部には、アドレスバッファ
やデコーダといったような周辺回路用の電源電圧VCL
を形成する内部降圧回路17が設けられる。
【0015】上記のように、アドレスバッファとそれに
対応したアドレス比較回路を含む冗長回路、制御クロッ
ク発生を行うCAS,RAS系制御信号回路等を一個所
に集中配置すると、例えば配線チャンネルを挟んでクロ
ック発生回路と他の回路を振り分けること、言い換える
ならば上記配線チャンネルを共用化することによって高
集積化が可能になるとともに、アドレスドライバ(論理
段)等に最短で等距離で信号を伝えることができる。
【0016】RAS系制御回路11は、信号RASを受
けてXアドレスバッファを活性化するために用いられ
る。Xアドレスバッファに取り込まれたアドレス信号
は、従来のワード線単位での欠陥救済を行うX系の冗長
回路に供給される。ここで、記憶された不良アドレスと
の比較が行われて、冗長回路への切り換えることの有無
が判定される。その結果と上記アドレス信号とは、X系
のプリデコーダに供給される。ここで、プレデコード信
号が形成され、各メモリアレイに対応して設けられるX
アドレスドライバを介して、前記のようなメモリマット
に対応して設けられるそれぞれのXデコーダ3に供給さ
れる。
【0017】上記RAS系の内部信号は、WE系のコン
トロール回路とCAS系のコントロール回路に供給され
る。例えば、RAS信号とCAS信号及びWE信号との
入力順序の判定から、自動リフレッシュモード(CB
R)、テストモード(WCBR)等の識別が行われる。
テストモードのときには、テスト回路15が活性化さ
れ、そのとき供給される特定のアドレス信号に従いテス
トファンクションが設定される。
【0018】CAS系の制御回路14は、信号CASを
受けてY系の各種制御信号を形成するために用いられ
る。信号CASのロウレベルへの変化に同期してYアド
レスバッファに取り込まれたアドレス信号は、従来のデ
ータ線単位での欠陥救済を行うY系の冗長回路に供給さ
れる。ここで、記憶された不良アドレスとの比較が行わ
れて、冗長回路への切り換えの有無が判定される。その
結果と上記アドレス信号は、Y系のプリデコーダに供給
される。ここで、プレデコード信号が形成される。この
プリデコード信号は、4つからなる各メモリアレイ対応
して設けられるYアドレスドライバを介して、それぞれ
のYデコーダに供給される一方、上記CAS系制御回路
14は、前記のようにRAS信号とWE信号とを受けて
その入力順序の判定からテストモードを判定すると、隣
接するテスト回路15を活性化させる。
【0019】上記チップの縦方向の中央部のうち、上側
の部分にはこのエリアの中心軸に対して左右対称的に合
計16個のメモリマットと8個のセンスアンプがそれぞ
れ配置される。そのうち、左右4組ずつのメモリマット
とセンスアンプに対応して4個からなるメインアンプ7
が設けられる。この他、この縦中央上部には、内部降圧
電圧を受けてワード線選択用等の昇圧電圧発生回路21
や、アドレス信号や制御信号等の入力信号に対応した入
力パッドエリア9B及び9Cが設けられる。上記左右4
組ずつに分割されてメモリブロックに対応して、センス
アンプ2の動作電圧を形成する内部降圧回路8がそれぞ
れに設けられる。
【0020】この実施例では1つのブロックには8個の
メモリマット1と4個のセンスアンプ2が配置され、上
記縦軸を中心として左右対称的に合計16個のメモリマ
ット1と8個のセンスアンプ2が割り当てられる。この
構成では、4個からなる少ないメインアンプ7を用いつ
つ、各センスアンプ2からの増幅信号を短い信号伝播経
路によりメンアンプ7に伝えることができる。
【0021】上記チップの縦方向の中央部のうち、下側
の部分にもこのエリアの中心軸に対して左右対称的に合
計16個のメモリマットと8個のセンスアンプがそれぞ
れ配置される。そのうち、左右4組ずつのメモリマット
とセンスアンプに対応して4個からなるメインアンプ7
が設けられる。
【0022】この他、この縦中央下部には、内部降圧電
圧を受けて基板に供給すべき負の基板バックバイアス電
圧を形成する基板電圧発生回路18や、アドレス信号や
制御信号等の入力信号に対応した入力パッドエリア9A
及びデータ出力バッファ回路19及びデータ入力バッフ
ァ回路20が設けられる。
【0023】上記同様に左右4組ずつに分割されてメモ
リブロックに対応して、センスアンプ2の動作電圧を形
成する内部降圧回路8がそれぞれに設けられる。これに
より、上記同様に4個のような少ない数からなるメイン
アンプ7を用いつつ、各センスアンプ2からの増幅信号
を短い信号伝播経路によりメインアンプ7に伝えること
ができる。
【0024】同図では省略されているが、上記縦中央部
の領域には上記のようなエリア9A〜9Cの他にも、各
種のボンディングパッドが配置される。これらのボンデ
ィングパッドの例としては外部電源供給用のパッドがあ
り、入力のレベルマージンを大きくするため、言い換え
るならば電源インピーダンスを低くするために回路の接
地電位を供給するパッドは、合計で十数個と比較的多く
ほぼ一直線上に並んで配置される。これらの接地電位用
パッドは、LOC技術により形成される縦方向に延びる
接地電位用リードに接続される。
【0025】これら接地用パッドのうち、ワード線のク
リア、ワードドライバの非選択ワード線のカップリング
による浮き上がり防止用のために特に設けられるたもの
や、センスアンプのコモンソース用として設けられもの
等のように主として電源インピーダンスを下げる目的で
設けられる。これにより、回路の接地電位は内部回路の
動作に対して電源インピーダンスが低くされ、かつ上記
のごとく複数種類に分けられた内部回路間の接地配線
が、LOCリードフレームとボンディングワイヤとから
なるローパスフィルタで接続されることになるからノイ
ズの発生を最小に抑えるとともに、内部回路間の回路接
地線ノイズの伝播も最小に抑えることができる。
【0026】この実施例では、約5Vのような外部電源
VCCに対応したパッドは、上記電圧変換動作を行う内
部降圧回路8及び17に対応してそれぞれ設けられる。
これも上記同様に電源インピーダンスを低くするととも
に、内部回路間の電圧(VCC、VDL及びVCC間)
のノイズ伝播を低く抑えるためのものである。
【0027】アドレス入力用のパッドA0〜A11と、
制御信号入力用のパッドRAS、CAS、WE及びOE
は、上記エリア9A〜9Cに配置される。この他にデー
タ入力用やデータ出力用のバッドやボンディングマスタ
ー用、モニタ用及びこのモニタ用パッド制御のために以
下のパッドも設けられる。ボンディングマスター用とし
てはスタティックカラムモードを指定するためのもの、
ニブルモード及び×4ビット構成時のライトマスク機能
を指定するためのものがある。モニタ用としてはパッド
各内部電圧VCL、VDL、VL、VBB、VCH及び
VPLをモニタするためのものがある。
【0028】内部電圧のうちVCLは、約3.3Vの周
辺回路用電源電圧であり、内部降圧回路17により共通
に形成される。VDLは約3.3Vのメモリアレイ、す
なわち、センスアンプ2に供給される電源電圧であり、
この実施例では上記のような4つのメモリブロックに対
応して4個設けられる。VCHは上記内部電圧VDLを
受けて約5.2Vに昇圧されたワード線の選択レベル、
シェアードスイッチMOSFETを選択するブースト電
源電圧である。VBBは−2Vのような基板バックバイ
アス電圧、VPLはメモリセルのプレート電圧、VLは
約3.3Vの内部降圧回路8及び17に供給される定電
圧である。
【0029】図1には、この発明に係るランダム欠陥救
済機能を持つダイナミック型RAMの一実施例のブロッ
ク図が示されている。この実施例では、メモリアレイが
1つにより構成されているが、図5のように実際には複
数マット又はブロックに分割されている。あるいは、同
図は分割されなる複数のメモリアレイのうちの1つのメ
モリアレイと、そのアドレス選択回路を機能的に現して
いるものと理解してもよい。
【0030】XアドレスバッファXABとYアドレスバ
ッファYABは、アドレス端子Aから時系列的に入力さ
れるアドレス信号を、それと同期してコントロール端子
Cから供給されるアドレスストローブ信号RAS,CA
Sに従って取り込む。ロウアドレスストローブ信号RA
Sに同期してXアドレスバッファXABに取り込まれた
X系アドレス信号は、Xデコーダ回路XDECに入力さ
れ、ここでアドレス信号の解読が行われ、ワードドライ
バWDを通して1本のワード線の選択動作が行われる。
カラムアドレスストローブ信号CASに同期してYアド
レスバッファYABに取り込まれたY系アドレス信号
は、Yデコーダ回路YDECに入力され、ここでアドレ
ス信号の解読が行われてデータ線の選択信号が形成され
る。
【0031】同図において、Yデコーダ回路YDECか
らメモリアレイ部に信号線が延びるように描かれている
が、これはYアドレスによって指定されるメモリセルを
表現するためのものであり、実際にはメモリアレイ部に
は相補データ線が配置されてており、その相補データ線
はカラムスイッチを介して入出力線I/Oに接続され
る。Yデコーダ回路YDECは、上記カラムスイッチを
選択する選択信号を形成する。
【0032】センスアンプSAは、上記相補データ線上
に読み出された微小な記憶情報を増幅して、上記の読み
出し動作によって記憶電荷が失われかかったメモリセル
に対して再書き込みさせる。図5のようにシェアードセ
ンスアンプ方式を採る場合には、センスアンプSAを中
心にして左右にメモリアレイ又はメモリマットが配置れ
るものである。
【0033】入出力線I/Oは、縦方向に延長されて入
出力回路IOBに伝えられる。入出力回路IOBは、読
み出し用のメインアンプ及び出力回路と書き込み用の入
力回路とから構成される。端子Dは、読み出し信号の出
力と書き込み信号の入力に用いられるデータ端子であ
る。
【0034】この実施例では、ランダム欠陥救済のため
に、Xアドレス信号によってアクセスされて、欠陥セル
が存在するYアドレス信号を記憶するROMと、このR
OMから読み出されたYアドレス信号と入力されたYア
ドレス信号とを比較する比較回路CMP及びYアドレス
信号のセレクタSEL及び冗長Y選択回路RYDECが
設けられる。上記冗長Y選択回路RYDECには、一対
一に対応して冗長用のメモリセル列が設けられる。
【0035】ROMは、特に制限されないが、後述する
ようなスタックドゲート構造の不揮発性メモリ素子が用
いられ、ワード線に対応したアドレスを持ち、Yアドレ
ス信号に対応したビット数の記憶データをパラレルに入
出力する。特定のワード線に1個のランダム欠陥セルが
存在するとき、そのワード線に対応したアドレスに欠陥
セルが存在するYアドレスを記憶させる。ワード線上に
欠陥セルが存在しない場合には書き込みが行われなく、
そのときのYアドレスは初期データ、例えばオール0に
される。したがって、各ワード線において欠陥が存在し
ない場合には、Yアドレス信号がオール0に対応したア
ドレスに欠陥セルが存在するものとみなれて、正規回路
に代えて冗長回路が選択される。
【0036】記憶させるYアドレスに1ビットのフラグ
を追加し、このビットに1を書き込むことにより、記憶
されたYアドレスが不良アドレスであることを示すよう
にしてもよい。この場合には、ROMから出力されたフ
ラグが1のときのみコンパレータCMPの出力信号が有
効にされる。このようにすれば、各ワード線において欠
陥が存在しない場合にROMの記憶素子の初期データに
対応したアドレスに欠陥セルが存在するものとみなされ
てしまうことを防ぐことができる。
【0037】セレクタSELは、YアドレスバッファY
ABから入力されたYアドレス信号を正規のYデコーダ
回路YDECへの入力を選択的に禁止する動作を行う。
すなわち、コンパレータCMPにより一致信号が出力さ
れると、セレクタSELはYアドレス信号を正規のYデ
コーダ回路YDECに入力するのを禁止する。上記コン
パレータCMPの一致信号により、冗長Y選択回路RY
DECが動作し、冗長用の相補データ線の選択信号を形
成する。
【0038】同図において、黒丸で示された位置にラン
ダム欠陥セルが存在する場合、欠陥セルが存在するワー
ド線(Xアドレス)により、ROMを指定してワード線
上のYアドレスを記憶させる。このような構成を採るこ
とにより、前記のような約16Mビットのような大記憶
容量を持つダイナミック型RAMにあっても、1つの欠
陥セルに対して12ビットからなるようなYアドレスを
記憶させるだけでよい。上記のようなダイナミック型R
AMの場合、X系のアドレスが約4KあるからROMと
しては、4K×12=48Kビットのような記憶容量を
持てばよい。
【0039】上記のような約4K本のワード線上にそれ
ぞれ1個までの欠陥セルがあるこを条件にして、最大約
4Kビットもの欠陥セルを上記のような48Kビットの
記憶容量を持つROMと12ビットの比較動作を行う1
つのコンパレータCMP及び冗長用選択回路RYDEC
とそれに対応した1列分の冗長セルだけで救済できるこ
とになる。すなわち、同図のように各ワード線に存在す
るランダム欠陥セルは、冗長用選択回路RYDECによ
り選択される1列に並べられた冗長セルに置き換えるこ
とができる。このような不良アドレスの指定方式を採る
ことにより、ランダム欠陥セルを特定するための記憶回
路の簡素化及び欠陥セルへのアクセスを検出するコンパ
レータの大幅な簡素化を図ることができる。
【0040】上記ROMは、特に制限されないが、ダイ
ナミック型RAMのXアドレスをROM用にXアドレス
とYアドレスに分割し、メモリアレイ上に並べられた記
憶素子をダイナミック型RAMのYアドレス信号に対応
したビット単位でアクセスするようにするものである。
【0041】図2には、この発明に係るランダム欠陥救
済機能を持つダイナミック型RAMの他の一実施例のブ
ロック図が示されている。この実施例では、ダイナミッ
ク型RAMのメモリアレイにROMが一体的に構成され
る。
【0042】この実施例では、ダイナミック型RAMの
Xデコーダ回路XDECの出力信号、言い換えるなら
ば、ダイナミック型RAMのワード線にROMを構成す
るメモリセルを接続して、ROMの簡素化を図るように
するものである。例えば、メモリアレイのワード線に対
して12本のビット線又はデータ線を交差させて、その
交差部に後述するようなスタックドゲート構造の記憶素
子を設ける。
【0043】上記のようなメモリ記憶素子に代えてヒュ
ーズ手段を用いててもよい。このようなヒューズ手段を
設ける場合には、ダイオード形態のMOSFET等から
なる一方向性素子を介して、ワード線とビット線とを接
続させる。ヒューズは、特に制限されないが、上層の導
電層を利用した細線により構成し、レーザースポットの
照射によって選択的に切断するようにすればよい。例え
ば、ヒューズを切断しない場合には、ワード線のハイレ
ベルがビット線に伝えられ、ヒューズを切断した場合に
はロウレベルが出力されるようにすればよい。
【0044】この構成では、ダイナミック型RAMのX
系のアドレス選択動作により同時にROMのアクセスが
行われて、12本のビット線からは不良のYアドレスに
対応した1と0の信号が出力される。この信号は、その
ままコンパレータCMPの一方の入力に供給され、Yア
ドレスバッファYABより出力されるYアドレス信号と
比較される。
【0045】この構成では、ROMをダイナミック型R
AMのメモリアレイ上に構成できるので、そのアドレス
デコーダやワード線をダイナミック型RAMの正規回路
のものと共用できるからROMの大幅な占有面積の縮小
を図ることができる。前記のように、1つのワード線上
に2個以上の欠陥セルを救済する場合には、その救済す
る欠陥セルの数に対応して、上記のようなビット線やコ
ンパレータCMPの数を増加させればよい。
【0046】図3には、この発明に係るランダム欠陥救
済機能を持つダイナミック型RAMの更に他の一実施例
のブロック図が示されている。この実施例では、ダイナ
ミック型RAMのXデコーダ回路XDECの出力信号の
みを共用するものである。図2の実施例のようにワード
線も共用すると、ダイナミック型RAMのワード線の負
荷をその分重くしたりする等の不都合の生じる場合があ
る。
【0047】そこで、この実施例ではアドレスデコード
信号のみを取り出してROMの選択信号として、ダイナ
ミック型RAMのメモリアレイとは別に設けられROM
アレイに供給するものである。X系のアドレスデコード
回路が複数の論理段により構成されている場合、それぞ
れのプレデコード信号をROMに供給し、ROM側にお
いて簡単なデコード回路を設けて、アドレス選択動作を
行わせるようにするものであってもよい。前記のよう
に、1つのワード線上に2個以上の欠陥セルを救済する
場合には、その救済する欠陥セルの数に対応して、RO
M及びコンパレータCMPの数を増加させればよい。
【0048】図4には、上記Y系の不良アドレスを記憶
するROMの一実施例の回路図が示されている。同図に
おいて、PチャンネルMOSFETは、そのチャンネル
(バックゲート)部に矢印が付加されることによってN
チャンネルMOSFETと区別される。
【0049】ROMのメモリアレイとして、代表として
例示的に8つのメモリセルM1〜M8が例示的に示され
ている。すなわち、例示的に示されているコントロール
ゲートとフローティングゲートを有するスタックドゲー
ト構造のメモリセル(不揮発性メモリ素子…MOSFE
TM1〜M8)と、ワード線W0〜Wm及びデータ線D
0、D1〜D10,D11によりメモリアレイが構成さ
れている。このようなスタックドゲート構造のメモリセ
ルを用いた場合には、ダイナミック型RAMのメモリセ
ルと同じサイズかそれより小さく形成できるから、図2
のように正規回路のメモリアレイにROMを組み込むこ
ともできる。
【0050】上記例示的に示されているメモリアレイに
おいて、同じ行に配置されたメモリセルM1とM2及び
M5とM6(M3とM4及びM7とM8)のコントロー
ルゲートは、それぞれ対応するワード線W0(Wm)に
接続される。ワード線W0,Wmは、ワードドライバW
D0〜WDmにより駆動される。このワード線W0〜W
mは、図2のようにダイナミック型RAMの正規メモリ
アレイのワード線と共用されてもよいし、図3のように
X系デコーダ回路XDECの出力信号がワードドライバ
WD0〜WDmに供給されるものであってもよい。
【0051】同じ列に配置されたメモリセルM1,M3
とM2,M4のドレインは、それぞれ対応するデータ線
D0とD1に接続され、メモリセルM5,M7とM6,
M8のドレインは、それぞれ対応するデータ線D10と
D11に接続されている。メモリセルM1〜M8のソー
スは共通ソース線CSに接続される。
【0052】特に制限されないが、この実施例ではY系
のアドレス信号A0〜A11に対応して12ビットのよ
うな複数ビットの単位での書き込み/読み出しを行うよ
うにされる。なお、ROMのメモリアイレは、前記のよ
うにダイナミック型RAMにおけるX系アドレスをRO
MアドレスのXアドレスとYアドレスに分割して振り分
ける構成としてもよい。
【0053】ROMのメモリアレイを構成する各データ
線の数を、12×Nのように多数に構成した場合、カラ
ムスイッチを設けて不良のYアドレスに対応した共通デ
ータ線に接続すればよい。Yアドレスに振り分けられた
アドレス信号のデコード出力により1/Nの選択動作が
行われる。
【0054】半導体技術の進展に伴い、素子サイズの小
型化や絶縁膜の膜厚は薄くなる傾向にあることに着目
し、このような素子の小型化や薄膜化に伴い、スタック
ドゲート構造の不揮発性メモリ素子への書き込み動作に
必要とされる電圧自体も低くてもよい。
【0055】この実施例では、メモリセルのドレインに
印加される書き込み電圧は、5〜6V程度の低い電圧で
行うようにするものである。すなわち、従来のスタック
ドゲート構造の不揮発性メモリ素子を用いた従来のEP
ROMのように約12Vもの高電圧VPPを用いるもの
に代えて、書き込み電圧としてVCCのような約5〜6
Vのような電源電圧を用いるものである。すなわち、ダ
イナミック型RAMは、レベル変換回路により低電圧
3.3Vのような動作電圧にされるが、ROMへの書き
込み動作においては、不良アドレスを指定するアドレス
信号は、レベル変換しないで5V系の信号ままでROM
に伝えるようにすればよい。
【0056】この場合には、書き込み負荷回路を構成す
るMOSFETQ15とQ16のゲートに供給される制
御信号PROGや書き込みデータDiは、VCC+Vth
(VthはMOSFETQ15,Q16のしきい値電圧)
以上に昇圧されたブースト電圧が用いられ、MOSFE
TQ15,Q16の実効的なしきい値電圧により、上記
VCCのレベル低下がないようにされる。このようにV
CCを書き込み電圧としてデータ線に供給するとき、M
OSFETQ15,Q16をPチャンネル型MOSFE
Tにより構成すれば、制御信号PROG及び書き込みデ
ータDiとしてのYアドレス信号も5V系のCMOS回
路を用いることができる。
【0057】上記データ線D0には、書き込み電圧分担
用に設けられたMOSFETQ10とスイッチMOSF
ETQ11を介してセンスアンプSA0の入力段回路の
入力端子に結合される。入力段の増幅動作を行うMOS
FETQ12〜Q14と、その制御用インバータ回路N
2,N3とCMOSインバータ回路N4とで構成される
回路をセンスアンプSA0と呼ぶ事とする。上記MOS
FETQ11は、制御信号PROGを受けるインバータ
回路N1の出力信号によって制御され、書き込み動作の
ときにはオフ状態にされる。これにより、書き込み時に
おけるデータ線D0の比較的高い電位がセンスアンプS
A0の入力に供給されることを防いでいる。
【0058】上記スイッチMOSFETQ11やセンス
アンプを構成するMOSFETは、素子の微細化等に伴
いゲート絶縁膜は薄く形成されている。このような周辺
回路を構成するMOSFETと同じゲート絶縁膜を持つ
MOSFETを用いてスイッチMOSFETQ11が構
成されるため、書き込み電圧を上記のように比較的低く
しても、5V〜6V程度の電圧が直接印加されることに
なる。そこで、MOSFETQ10を直列に挿入してゲ
ートに電源電圧VCCを定常的に供給することにより、
上記のような書き込み電圧をMOSFETQ10とQ1
1により分担させて実質的な高耐圧化を図るものであ
る。
【0059】読み出し動作において、データ線D0に読
み出されたメモリセルの記憶レベルは、定常的にオン状
態にされているMOSFETQ10及び読み出し時にオ
ン状態にされるMOSFETQ11を通して、そのソー
スが接続されたNチャンネル型の増幅MOSFETQ1
2のソースに接続される。この増幅MOSFETQ12
のドレインと電源電圧端子VCCとの間には、そのゲー
トとソースが接続されたPチャンネル型の負荷MOSF
ETQ13が設けられる。上記負荷MOSFETQ13
は、読み出し動作のためにデータ線にプリチャージ電流
を流すような動作を行う。
【0060】上記増幅MOSFETQ12の感度を高く
するため、読み出し入力信号は反転増幅回路として作用
するインバータ回路N2,N3の入力に供給される。反
転増幅回路としてのインバータ回路N3の出力信号は、
上記増幅MOSFETQ12のゲートに供給される。ま
た、上記ソース入力には、リミッタとして作用するMO
SFETQ14を介して電源端子VCCからチャージア
ップが行われる。このMOSFETQ14のゲートに
は、反転増幅回路としてのインバータ回路N2の出力信
号が供給される。
【0061】メモリセルの読み出し時において、メモリ
セルは、フローティングゲートに蓄積された情報電荷に
従って、ワード線の選択レベルに対して高いしきい値電
圧か又は低いしきい値電圧を持つものである。選択され
たメモリセルがワード線が選択レベルにされているにも
かかわらずオフ状態にされている場合、データ線D0
は、MOSFETQ12とQ14からの電流供給によっ
て比較的ハイレベルにされる。一方、選択されたメモリ
セルがワード線選択レベルによってオン状態にされてい
る場合、データ線D0は比較的ロウレベルにされる。
【0062】この場合、データ線D0のハイレベルは、
このハイレベルの電位を受ける反転増幅回路により形成
された比較的低いレベルの出力電圧がMOSFETQ1
4のゲートに供給されることによって比較的低い電位に
制限される。一方、データ線D0のロウレベルは、この
ロウレベルの電位を受ける反転増幅回路により形成され
た比較的高いレベルの電圧がMOSFETQ14のゲー
トに供給されることによって比較的高い電位に制限され
る。このようなデータ線D0のレベル制限作用によっ
て、メモリセルから連続して読み出される記憶情報が1
レベルから0レベルに変化するとき、あるは0レベルか
ら1レベルに変化するときの信号変化速度を実質的に速
くできる。
【0063】上記増幅用のMOSFETQ12は、ゲー
ト接地型ソース入力の増幅動作を行い、その出力信号を
CMOSインバータ回路N4の入力に伝える。CMOS
インバータ回路N4は、増幅MOSFETQ12のドレ
イン出力信号を波形整形して対応してコンパレータCM
Pに伝える。
【0064】おな、不良アドレスの書き込みは、EPR
OMのメモリセルと同様にデータ線に接続されたドレイ
ンに高電圧(VCC)を供給して発生させたホットキャ
リアをフローティングゲートに注入することにより行わ
れる。書き込み動作によりメモリセルのコントロールゲ
ートが接続されたワード線からみたしいき値電圧は高く
なる。これに代えて、フローティングゲートとドレイン
間に高電界を発生させ、薄い酸化膜を通したトンネル現
象を利用してフローティングゲートに電子を蓄積させる
ようにしてもよい。
【0065】図6には、上記センスアンプの他の一実施
例の回路図が示されている。この実施例では、ダイナミ
ック型RAMに用いられるようなセンスアンプと同様な
センスアンプを用いる。すなわち、Pチャンネル型MO
SFETQ1,Q3とNチャンネル型MOSFETQ
2,Q4によりそれぞれ構成されたCMOSインバータ
回路の入力と出力とを相互に接続してラッチ形成にす
る。Pチャンネル型MOSFETQ1とQ3のソースと
電源電圧VCCとの間にパワースイッチとしてのPチャ
ンネル型MOSFETQ7を設けて、センスアンプの活
性化信号SABによりスイッチ制御する。Nチャンネル
型MOSFETQ2とQ4のソースと回路の接地電位点
との間にパワースイッチとしてのNチャンネル型MOS
FETQ8を設けて、センスアンプの活性化信号SAT
によりスイッチ制御する。上記センスアンプの活性化信
号SABは、それがロウレベルがアクティブレベルであ
り、SATはハイレベルがアクティブレベルとされる相
補信号である。
【0066】上記センスアンプの一対の入力にはスイッ
チMOSFETQ5とQ6を介して入力信号Diと基準
(参照)電圧VCC/2が供給される。これらのスイッ
チMOSFETQ5とQ6のゲートには、読み出しモー
ドのときにハイレベルにされるセンスアンプ制御信号S
ACが供給される。これのMOSFETQ5とQ6は、
主として耐圧対策上必要な場合に設けるようにし、書き
込み電圧との関係において耐圧上問題なければ省略でき
る。
【0067】データ線は記憶MOSFETの記憶情報に
応じてそれがオフ状態のときにはセンスアンプの入力に
おいてVCC/2より若干高い電圧となり、オン状態の
ときにはVCC/2より低い電圧となるような適当なバ
イアス回路又は負荷回路が設けられる。また、図2にお
いてSAも共用することができる。
【0068】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) X系のアドレスによりアクセスが行われて欠陥
セルが存在するY系アドレス信号が電気的に書き込まれ
るROMを設け、このROMの読み出し信号とY系のア
ドレス信号とを比較して、一致したときY系の正規回路
に代えてY系の冗長回路を選択させることにより、RO
Mは欠陥が存在するY系アドレス信号のみを記憶するも
のであるので素子数を低減できるし、比較回路はY系ア
ドレスのみを比較すること及びY系の全アドレスに共通
に利用できるから回路規模を大幅に縮小させることがで
きるという効果が得られる。
【0069】(2) 上記ROMは、コントロールゲー
トとフローティングゲートとを備え、フローティングゲ
ートに記憶情報に従った電荷の蓄積を行わせるスタック
ドゲート構造の不揮発性メモリ素子を用いることによ
り、ダイナミック型メモリセルとほぼ同じかそれより小
さなサイズでセルが構成できるからROMの簡素化を図
ることができるという効果が得られる。
【0070】(3) 上記ROMとしてX系のアドレス
選択回路に隣接して正規回路のメモリアレイ上に不揮発
性メモリ素子を形成することにより、大幅な回路の簡素
化が可能になるという効果が得られる。
【0071】(4) X系アドレス信号とY系のアドレ
ス信号とが時系列的に入力されるダイナミック型RAM
に適用することにより、X系のアドレス信号とY系のア
ドレス信号の入力時間差を利用して、正規回路から冗長
回路への切り換えが行われるから動作の高速化を図るこ
とができるという効果が得られる。
【0072】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、ダイ
ナミック型RAMは、メモリセルとしてダイナミック型
メモリセルを用いるものをいい、入出力インターフェイ
スをスタティック型RAMと互換性を持たせたような擬
似スタティック型RAMと呼ばれるようなものや、入出
力部にシリアル入出力機能を持たせた画像処理用等の特
定用途に向けられるものも含むものであることはいうま
でもない。
【0073】この発明は、前記のようなダイナミック型
RAMの他、スタティック型RAMやEPROM等の各
種半導体記憶装置に適用できるものである。なお、EP
ROMに適用する場合、不良アドレスが記憶された部分
は、その表面部分にアルミニュウム等からなる遮光膜を
形成して紫外線照射による消去が不能にされるものであ
る。
【0074】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、X系のアドレスによりアク
セスが行われて欠陥セルが存在するY系アドレス信号が
電気的に書き込まれるROMを設け、このROMの読み
出し信号とY系のアドレス信号とを比較して、一致した
ときY系の正規回路に代えてY系の冗長回路を選択させ
ることにより、ROMは欠陥が存在するY系アドレス信
号のみを記憶するものであるので素子数を低減できる
し、比較回路はY系アドレスのみを比較すること及びY
系の全アドレスに共通に利用できるから回路規模を大幅
に縮小させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るランダム欠陥救済機能を持つダ
イナミック型RAMの一実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】この発明に係るランダム欠陥救済機能を持つダ
イナミック型RAMの他の一実施例を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明に係るランダム欠陥救済機能を持つダ
イナミック型RAMの更に他の一実施例を示すブロック
図である。
【図4】不良アドレスの記憶に用いられるROMの一実
施例を示す回路図である。
【図5】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示す全体ブロック図である。
【図6】図4のROMに用いられるセンスアンプの他の
一実施例の回路図である。
【符号の説明】
XAB…Xアドレスバッファ、XDEC…Xデコーダ回
路、WD…ワードドライバ、YAB…Yアドレスバッフ
ァ、YDEC…Yデコーダ回路、RYDEC…冗長用選
択回路、SEL…セレクタ、CMP…コンパレータ、T
G…タイミング制御回路、M1〜M8…不揮発性メモリ
素子、1…メモリマット、2…センスアンプ、3…Xデ
コーダ、4…マット制御信号発生回路、5…Y選択回
路、6 …ワードクリア回路、7…メインアンプ、8…内
部降圧回路(センスアンプ用)、9A〜9C…入力パッ
ドエリア、10…X系回路と、11…RAS系制御信号
回路、12…WE系信号制御回路、13…Y系回路14
…CAS系制御信号回路、15…テスト回路、16…基
準電圧発生回路、17…内部降圧回路、18…基板電圧
発生回路、19…データ出力バッファ回路、20…デー
タ入力バッファ回路、21…昇圧電圧発生回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村中 雅也 東京都青梅市今井2326番地 株式会社日立 製作所デバイス開発センタ内 (72)発明者 那須 巧 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 助川 俊一 茨城県稲敷郡美浦村木原2350 日本テキサ ス・インスツルメンツ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X系のアドレスによりアクセスが行われ
    て欠陥セルが存在するY系アドレス信号が電気的に書き
    込まれるROMと、このROMの読み出し信号とY系の
    アドレス信号とを比較する比較回路と、この比較一致出
    力によりY系の正規回路に代えてY系の冗長回路を選択
    させる欠陥救済回路を備えてなることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記ROMは、コントロールゲートとフ
    ローティングゲートとを備え、フローティングゲートに
    記憶情報に従った電荷の蓄積を行わせるスタックドゲー
    ト構造の不揮発性メモリ素子を用いて構成されるもので
    あることを特徴とする請求項1の半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 上記ROMは、X系のアドレス選択回路
    に隣接して設けられ、そのアドレス選択信号を利用して
    不揮発性メモリ素子の選択動作が行われるものであるこ
    とを特徴とする請求項2の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体記憶装置は、X系アドレス信号と
    Y系のアドレス信号とが時系列的に入力されるダイナミ
    ック型RAMであることを特徴とする請求項1、請求項
    2又は請求項3の半導体記憶装置。
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