JPH0620409B2 - 椅 子 - Google Patents

椅 子

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JPH0620409B2
JPH0620409B2 JP63205246A JP20524688A JPH0620409B2 JP H0620409 B2 JPH0620409 B2 JP H0620409B2 JP 63205246 A JP63205246 A JP 63205246A JP 20524688 A JP20524688 A JP 20524688A JP H0620409 B2 JPH0620409 B2 JP H0620409B2
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實 前田
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    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03294Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest slidingly movable in the base frame, e.g. by rollers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/02Reclining or easy chairs
    • A47C1/031Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts
    • A47C1/032Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest
    • A47C1/03261Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest characterised by elastic means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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    • A47C1/03255Reclining or easy chairs having coupled concurrently adjustable supporting parts the parts being movably-coupled seat and back-rest with a central column, e.g. rocking office chairs

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、着座者の後傾に応じて背凭れ板が傾動すると
ともに、座板が前後に移動する椅子に関する。
〔従来の技術〕
従来、背凭れ板が前後に傾動するとともに、座板が無荷
重の初期状態から前方へ水平にスライドする椅子は既に
公知であるが、背凭れ板の傾動と座板のスライドはそれ
ぞれ独立して動作するものであった。これら従来の椅子
は、背凭れ板を上端に連結した背凭れ杆を座部下面に枢
着するとともに、着座者の後傾を弾支すべく背凭れ板が
常に前方へ傾動する方向へ背凭れ杆をコイルばねにて弾
性付勢し、着座者に応じてそのばねの強さを調節するも
のであるが、着座者の体重差が大きな場合には、背凭れ
板の傾動角度が大きく異なるため、その都度、ばねの強
さを調節する必要があり、不特定多数の人が利用する場
合には問題があった。また、背凭れ杆又は座部の内部に
背凭れ板を弾支する弾性体を埋設した椅子では、工場出
荷時にスタンダード仕様に調節してあり、着座者が外部
から調節することは不可能で、やはり前述の問題を有す
るものであった。そのため、着座者の体重に応じて背凭
れ板の後傾に対する抵抗力が変化する椅子、即ち体重の
重い着座者に対しては後傾に対する抵抗力が大きく、ま
た体重の軽い着座者に対しては小さくなるような椅子の
出現が望まれていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本考案が前述の状況に鑑み、解決しようとするところ
は、着座者の体重に応じて背凭れ板の後傾に対する抵抗
力が自動的に変化して、常に安定に着座することができ
るとともに、背凭れ板の傾動と座板の前後スライド移動
を互いに効果的に連係させた椅子を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前述の課題解決の為に、脚台に取付け可能な
フレームの上位に、該フレームと略平行となして上面に
座板を取付けた移動部材を配し、前記フレームの前端部
に対し移動部材の前端部が後方に移動しうるように長孔
と支軸又はリンク部材により互を連結し、又前記フレー
ムの後端部に対し移動部材の後端部が後方且つ上方へ移
動しうるように前記フレーム後端に下端を枢着した背凭
れ杆の下端枢着点よりやや上方前方位置に該背凭れ杆と
一体又は別体の作動片を設けるとともに該作動片先端を
前記移動部材の後端部に回動自在に関係づけ、且つ前記
フレームに対し、前記移動部材の前端部が前方へ移動す
るとともに後端部が前方且つ下方へ移動する方向に弾性
付勢するバネ手段を前記フレームと移動部材間に設けて
なり、前記背凭れ杆の後傾にともなって座板が後方へ移
動し且つ後部が上方へ移動してなるものである。
〔作用〕
以上の如き内容からなる本発明の椅子は、着座者が座板
に着座し、背凭れ板即ち背凭れ杆に後方への傾動力が加
わってない場合には、フレームと移動部材の互いの支持
関係又は前方の長孔と支軸若しくはリンク部材による支
持並びに後方の作動片による支持とバネ手段により着座
者に対する安定した着座状態を与えるとともに、直座者
が背凭れ杆に後方へ向けて傾動力を加えた場合、即ち背
凭れ板に凭れかかった状態においては、背凭れ杆の後傾
にともない、該背凭れ杆の下端部に位置する作動片によ
り、移動部材の後端部が後方且つ上方へ移動され、これ
にともない移動部材の前端部がフレームの前端部に対し
後方へ、場合により後方且つ上方であったり、又はやや
下方へ移動して着座者の重量に打ち勝って移動し、バネ
手段を引き延ばしたり、又は場合により圧縮して着座者
の後方への傾動をその体重の重軽に応じて背凭れ杆の後
傾抵抗力を調整し、しかも背凭れ杆の後傾動作に応じて
座板の位置が前後連係作動して着座者の着座の安定性を
増すのである。
〔実施例〕
次に添付図面に示した実施例に基づき更に本発明の詳細
を説明する。
第1図は本発明の椅子の代表的実施例を示し、第2図は
その要部を示す分解説明図である。この第1図並びに第
2図で示される本発明にかかる第1実施例の椅子で1が
フレームであり、2は移動部材、3は背凭れ杆、4は前
記背凭れ杆3の上端に設けた背凭れ板、又5は移動部材
2の上面に固定された座板である。フレーム1は、両立
壁6,6を有する断面略コ字形の上方開口したチャンネ
ル部材であり、該フレーム1の上位に略平行となして移
動部材2を配し、該フレーム1の前端部立壁6には内方
へその先端を折り返し、更に折り返し片先端を上方へ折
曲して立片7を形成し、この立片7に支軸8を挿通する
為の孔9を設けるとともに、前記移動部材2もフレーム
1と同様に両側板10.10を前記立壁6と同幅の位置に設
定し、前端部を下方へ延設して垂片11を形成し、前記垂
片11が前記立片7の外側に位置して外嵌可能な状態を作
り、この垂片11に図例の如き長孔12を設け、該長孔12に
環状ガイド部材13を嵌入せしめてなる。該移動部材2の
垂片11を前記フレーム1の立片7外側に外嵌し、且つ支
軸8を長孔12と前記立片7の孔9に貫通して取付けるこ
とで、前記フレーム1の前端部に対し、移動部材2の前
端部を前後に移動可能に連結している。この長孔12と支
軸8の関係は、長孔12をフレーム1側に設け、又支軸8
を移動部材2側に設けることは何ら差し支えない。
次いで、このフレーム1の後端には、図例の如く上端に
背凭れ板4を設けた背凭れ杆3下端を固定支軸14、孔15
によって枢着されている。そしてこの背凭れ杆3の前後
動に応じてフレーム1上位に位置する移動部材2の後端
部を前後に移動さすべく前記背凭れ杆3の枢着点である
孔15の上方前方に位置して、前記移動部材2の後端部と
互いに遊動支軸16によって枢着する為の三角形状の作動
片17を背凭れ杆3の両側壁18を延設して形成し、その頂
点に位置して遊動支軸16によって枢着する為の孔19を形
成している。即ち、フレーム1に対し移動部材2は、前
端部において、支軸8と長孔12とにより互いに前後動可
能に、又後端部においては背凭れ杆3と移動部材2とが
背凭れ杆3と一体に設けた作動片17により移動部材2の
後端部が後方且つ上方へ移動可能な状態に設定されてい
る。尚、図中20は、背凭れ杆3が前方へ傾動する位置を
規定する為の任意に設けたストッパー、又21は前記遊動
支軸16とフレーム1との間に設けた圧縮コイルばねで、
前記フレーム1に対し前記移動部材2を無荷重状態の位
置に復帰させるバネ手段を構成している。
而して、このような本発明にかかる椅子では、第1図で
示す如く座板5上に着座者が着座した状態では、座板5
前方では長孔12と支軸8の関係で支持され、又後方は背
凭れ杆3下端が任意に設けたストッパー20で支持された
り、又フレーム1上端と移動部材2下端との当接関係で
支持されて、着座者に対する安定した着座を与えるとと
もに着座者が後方へ凭れかかったとき、即ち背凭れ板4
に後方への荷重をかけたときには、座板5後部に着座者
の荷重がかかると同時に、背凭れ杆3が後方へ傾動し、
固定支軸14を回動中心として遊動支軸16が上方且つ後方
へ回動することから、座板5後端部は遊動支軸16ととも
に後方且つ上方へ移動し、また座板5前端部は支軸8と
長孔12との関係で後方且つ上方へ向けて移動し、着座者
の体重に応じて背凭れ板4の後傾に対する抵抗力が自動
的に与えられ安定した着座を与えることができる。そし
て、この後傾に対し圧縮コイルばね21を用いたバネ手段
が引き伸ばされているので、背凭れ杆3の後傾に対する
一定の制限を与えるとともに、着座者の後傾が解除され
た状態では、背凭れ杆3が該圧縮コイルばね21の引っ張
り力により、もとの位置に復帰すると同時に移動部材2
即ち座板5も元の位置に復帰するのである。尚、図中22
は前記フレーム1を取付ける為の取付体であり、又23は
取付体22を支持する為の脚台である。
次に、第3図並びに第4図で示した本発明にかかる椅子
は、前記第1図並びに第2図で示した第1実施例に対し
他の変化例を示す第2実施例である。即ち、この第2実
施例の椅子は、前方の移動と後方の移動をL型のリンク
部材によってなしている。即ち、フレーム1が前記第1
実施例のフレーム1と同様に、チャンネル状の部材を用
い、その両立壁6,6の前端部に前記移動部材2の前端
部を取付けて、移動部材2の前端部が後方へ移動しうる
ように図例の如き前方リンク部材24によって両部材を連
結している。即ち、この前方リンク部材24は、図例の如
く側面視略L型のアーム25の上端に筒体26を配し、又下
端には2個のリング体27を配し、リング体27間には隙間
と、アーム25下端に切り込みを設けている。そして、こ
の前方リンク部材24の下端におけるリング体27を前記フ
レーム1の前端部立壁6に取付ける為に、その立壁6に
は孔28を設け、図例の固定支軸29で枢着するとともに、
前方リンク部材24の上端筒体26は、図例の如く移動部材
2の側板10前端部に設けた孔30′を利用して、前記筒体
26を側板10,10間に内装し、遊動支軸30によって枢着し
ているものである。又、フレーム1後端部に対する移動
部材2後端部の取付けは後方リンク部材31によってなし
ている。後方リンク部材31は、図例の如く略L型のアー
ム32の下端に筒体33が設けられ、又上端には間隔をあけ
て2個のリング体34が設けられるとともに、側面視略L
型のアーム32の交点には、更に通孔35を設けている。そ
して、この後方リンク部材31の下端筒体33は、フレーム
1の後端部に内装して、後端部立壁6に設けた孔36並び
に後方リンク部材31における筒体33の貫通孔37を利用し
て固定支軸38によって枢着し、上端の2個のリング体34
は、前記移動部材2の後端部側板10に設けた孔39間に内
装し、遊動支軸40によって枢着して、移動部材2後端部
が前記フレーム1の後端部に対し、固定支軸38を中心に
遊動支軸40が前後に回動しうるように設けている。尚、
図中41は、フレーム1の立壁6後端部上方に設けた凹部
であり、又42は、移動部材2後端に設けた凸部であっ
て、この凸部42に遊動支軸40を貫通する為の孔39を設け
ることが望まれる。そして、背凭れ杆3は図例の如くそ
の下端を固定支軸43によってフレーム1の後端に枢着す
るとともに、この背凭れ杆3下端の枢着点より、やや上
方前方に位置して孔44を設け、この孔44と前記背凭れ杆
3と別部材である2枚の作動片17を介在させ、この作動
片17を後方リンク部材31の通孔35に支軸45で枢着すると
ともに、作動片17後端を他の支軸46によって孔44に枢着
してなるものである。そして、バネ手段である圧縮コイ
ルばね21は、前記前方リンク部材24の下端に位置する2
個のリング体27の間隔を利用して、固定支軸29に一端を
引掛け、他端を後方リンク部材31の上端に位置する2個
のリング体34の間隔を利用して遊動支軸40に係合してな
る。尚、この圧縮コイルばね21は固定支軸29と遊動支軸
40の間に設けることが必ずしも必要でなく、移動部材2
が元の位置に復帰するような関係状態に設けられるなら
ば、フレーム1と移動部材2間に直設設けてもよいし、
又他の部位に設けることも何ら差し支えない。尚、図中
47は前方リンク部材24が前方へ傾斜することを規制する
ストッパーである。
而して、この本発明にかかる椅子に着座者が着座した状
態においては、前方のストッパー47と、後方の凹凸部4
1,42の支持関係、又は単なるフレーム1の両立壁6上
端と、移動部材2の両側板10下端の当接関係で、安定し
た着座状態が与えられるとともに、着座者が後方へ凭れ
た時、即ち背凭れ杆3が後方へ傾動したときには、作動
片17が圧縮コイルばね21の引張り力に抗して前記後方リ
ンク部材31の通孔35部分を後方へ引くことから、後方リ
ンク部材31は、固定支軸38を中心に遊動支軸40が回動
し、この回動動作により、座板5後端部は後方且つ上方
へ回動しながら移動し、又その前端部は、上方且つ後方
へ移動する。従って、着座者の体重が大なるときには、
座板5後端部に対する荷重が大になり、背凭れ杆3に凭
れた時の傾動力が該荷重により打ち消され後方への傾動
抵抗を大となして、着座者の体重に対する背凭れ杆3の
傾動のバランスをとることができると同時に、背凭れ杆
3への傾動力を解除したときには、圧縮コイルばね21に
より、背凭れ杆3、即ち背凭れ板4が元の位置に容易に
復帰するのである。
次に、第5図並びに第6図で示した本発明にかかる椅子
は、第3実施例を示すものであり、その内容は、第1実
施例並びに第2実施例と基本的には同様であるが、フレ
ーム1に対する移動部材2は前記と同様に、それぞれチ
ャンネル状部材を利用し、又移動部材2の後端はやや上
方へL型に折曲している。そして、フレーム1の前端部
に対する移動部材2の前端部の取付けは図例の如き2枚
の互いに対設した板片48を中間で連結してなる前方リン
ク部材49の上下をそれぞれをフレーム1と移動部材2の
各前端部に内装し、下端は固定支軸50により、又上端は
遊動支軸51によって枢着し、後端部は図例の如くフレー
ム1後端に対し背凭れ杵3下端を前記フレーム1の後端
をやや立ち上がらせた上端にその一端を支軸52″枢着し
てなるリンク部材52の下端に支軸52″枢着して取付ける
とともに、該枢着点より上方前方に位置して作動片17を
背凭れ杆3と一体に突設して設け、この作動片17先端と
前記移動部材2の後端折曲部53との間に支軸54で枢着し
てなるものである。又、図中55は前記フレーム1の中間
底部に凹部56を作り、これに下端を収容して支軸57で枢
着し、上端を移動部材2の両側板10間に略T字型の作動
杆58両端を収容して、両端を側板10から外方へ突出させ
て枢着してなる押しばねである。
而して、この第3実施例にかかる椅子の場合も、着座者
がその座板5に着座することで、押しばね55の支持力で
支持されながら、座板5は安定した支持をなすととも
に、着座者が背凭れ板4に凭れたときには、背凭れ杆3
が後方へ傾動し、この傾動動作に応じて前記背凭れ杆3
の作動片17が移動部材2の後端部を後方且つやや上方へ
移動させ、このとき押しばね55は圧縮された状態で上下
の枢着点で回動されながら立起又は後方へ回動する。そ
してその前端部にあっては、前記前方リンク部材49がや
や後方へ傾動する状態となるので、着座者の体重に応じ
た傾動力と座板5に対する荷重が互いに相殺され、背凭
れ杆3による安定した支持をなし、又着座者がその傾動
を解除したときにはバネ手段である押しばね55の復帰動
作により、座板5が元の位置に復帰されるのである。
最後に第7図で示した第4実施例は、前記第3実施例ま
での椅子とやや趣を異にするが、その実質的内容は同一
のものである。図中1がフレームであり、又2が移動部
材である。フレーム1に対する移動部材2は、図例の如
く一方が半円状凹部59をなし、又他方は半円状凸部60を
なして、互いに回動を可能とし、半円状凸部60をなす移
動部材2の上面には座板5が設けられ、この半円状凸部
60の移動部材2と半円状凹部59を有するフレーム1とは
長孔61とガイド用支軸62によって、互いに連係されフレ
ーム1内で移動部材2が回動可能になしている。そし
て、このフレーム1の後端には上端に背凭れ板4を設け
た背凭れ杆3下端が枢着され、この枢着点よりやや上方
位置に背凭れ杆3と別体の作動片17をその一端が前記半
円状凸部60である移動部材2が枢着され、他端が前記背
凭れ杆3に枢着されている。尚、図中21はフレーム1と
移動部材2間に設けられた圧縮コイルばねである。
而して、この第4実施例にかかる本発明の椅子を使用す
るには、図例の状態で着座者が着座すれば半円状凸部60
と凹部59の嵌合関係で、その着座状態が支持され、又着
座者が後方へ傾動し、背凭れ板4に凭れたときにはは、
背凭れ杆3が後方に傾動するので、その作動片17をもっ
て移動部材2が図中右方へ引き上げられ、左回転をな
し、座板5後端部は上方且つやや後方に、前端部はその
長孔61と支軸62との関係でやや後方へ移動しながら前傾
して、着座者の体重と直座者の背凭れ杆に対する凭れ荷
重による傾動力とが互いに相殺しながら、バランスをと
って着座の安定と同時に背凭れ杆3の傾動を安定的にな
すものである。又、傾動を解除したときには、バネ手段
によって移動部材2は元の位置に復帰するのである。
以上、第1実施例から第4実施例で示した各椅子はそれ
ぞれの機構によって体重の重軽により、特別に背凭れ杆
のバネ力を調整する必要なく、座板にかかる荷重と背凭
れ杆にかかる荷重とが互いに相殺しながら、安定した傾
動支持をなすものであるが、このような各機構、即ち本
発明におけるフレーム1、移動部材2、背凭れ杆3や前
方の支持部材並びに後方の支持部材又バネ手段等を組み
立てて構成した機構部を、機構ユニットMとなし、あら
かじめ各種の大きさ及び形状に規格製造しておけば、第
8図並び第9図に示した如く、各種態様の椅子を容易に
組立てることが可能となる。即ち、第8図(a)に示した
如く脚台23をパイプで形成し、この脚台23の上部両側に
同一の機構ユニットM,M(簡略して示した)を固定し
て構成したパイプ椅子、第8図(b)に示した如く脚台23
の支軸に回転可能に取付体22を連結し、該取付体22の両
側に前記同様の機構ユニットM,Mを固定して構成した
回転椅子、更に第8図(c)に示した如く第8図(b)と同様
の脚台23に連結した取付体22の両側に機構ユニットM,
Mを固定し、その背凭れ杆3を両側から互いに接近する
ように折曲形成し、中央部で背凭れ板を連結するように
なした回転椅子等を容易に構成できる。ここで、第8図
に示した状態の半完成品に座板5及び背凭れ板4を取付
けるには、例えば第9図に示すように座板5の両側に下
方開口した嵌合溝63を形成し、また背凭れ板4の両側背
面に後方開口した嵌合溝64を形成すれば、それぞれ機構
ユニットMの移動部材と背凭れ杆3を嵌合し、更に、背
凭れ板4の背面に背カバー65をビス止め固定して容易に
組立てができる。
〔発明の効果〕
以上にしてなる本考案の椅子によれば、脚台に取付け可
能なフレームの上位に、該フレームと略平行となして上
面に座板を取付けた移動部材を配し、前記フレームの前
端部に対し移動部材の前端部が後方に移動しうるように
長孔と支軸又はリンク部材により互を連結し、又前記フ
レームの後端部に対し移動部材の後端部が後方且つ上方
へ移動しうるように前記フレーム後端に下端を枢着した
背凭れ杆の下端枢着点よりやや上方前方位置に該背凭れ
杆と一体又は別体の作動片を設けるとともに該作動片先
端を前記移動部材の後端部に回動自在に関係づけ、且つ
前記フレームに対し、前記移動部材の前端部が前方へ移
動するとともに後端部が前方且つ下方へ移動する方向に
弾性付勢するバネ手段を前記フレームと移動部材間に設
けてなり、前記背凭れ杆の後傾にともなって座板が後方
へ移動し且つ後部が上方へ移動してなるので、座板に着
座した場合には該座板は移動せず安定に着座することが
でき、その状態で背凭れ杆に凭れかかった場合には、該
背凭れ杆の下端に設けた作動片により移動部材の後端部
材を後方且つ上方へ移動するので、着座者の体重による
移動部材後端部下方への荷重とバネ手段の弾性力に対
し、背凭れ杆の傾動時のモーメントが互いにバランスを
とって着座者の体重の重軽に伴い背凭れ杆の後傾に対す
る抵抗力を増減させることができて、着座者の体重が大
きく異なっても常にバランスがとれた状態で安定的に着
座でき、従来のように体重の重い人が着座した場合のよ
うに背凭れ板が極度に後傾して不安定感を着座者に与え
ることはないばかりでなく、後方へひっくり返ることも
ないのである。加えて、背凭れの杆の下端枢着点よりや
や上方に位置して設けた作動片によって移動部材の後端
部が後方且つ上方へ移動されるので、着座者は後傾した
状態では背凭れ板表面と座板表面による支持が無理な角
度を形成せず、着座者の後傾姿勢に適応した傾斜を与え
て着座を容易とするのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の代表的実施例を示す要部の簡略縦断側
面図、第2図はその要部を示す分解斜視図、第3図は第
2実施例の簡略縦断側面図、第4図はその要部分解説明
図、第5図は第3実施例簡略縦断面図、第6図はその要
部分解説明図、第7図は第4実施例簡略縦断側面図、第
8図(a)(b)(c)は機構ユニットを用いて構成した各種椅
子の半完成品の簡略斜視図、第9図は座板と背凭れ板を
取付ける様子を示した簡略斜視図である。 1:フレーム、2:移動部材、3:背凭れ杆、4:背凭
れ板、5:座板、6:立壁、7:立片、8:支軸、9:
孔、10:側板、11:垂片、12:長孔、13:環状ガイド部
材、14:固定支軸、15:孔、16:遊動支軸、17:作動
片、18:側壁、19:孔、20:ストッパー、21:圧縮コイ
ルばね、22:取付体、23:脚台、24:前方リンク部材、
25:アーム、26:筒体、27:リング体、28:孔、29:固
定支軸、30:遊動支軸、31:後方リンク部材、32:アー
ム、33:筒体、34:リング体、35:通孔、36:孔、37:
貫通孔、38:固定支軸、39:孔、40:遊動支軸、41:凹
部、42:凸部、43:固定支軸、44:孔、45:支軸、46:
支軸、47:ストッパー、48:板片、49:前方リンク部
材、50:固定支軸、51:遊動支軸、52:リンク部材、5
3:折曲部、54:支軸、55:押しばね、56:凹部、57:
支軸、58:作動杆、59:凹部、60:凸部、61:長孔、6
2:支軸、63:嵌合溝、64:嵌合溝、65:背カバー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚台に取付け可能なフレームの上位に、該
    フレームと略平行となして上面に座板を取付けた移動部
    材を配し、前記フレームの前端部に対し移動部材の前端
    部が後方に移動しうるように長孔と支軸又はリンク部材
    により互を連結し、又前記フレームの後端部に対し移動
    部材の後端部が後方且つ上方へ移動しうるように前記フ
    レーム後端に下端を枢着した背凭れ杆の下端枢着点より
    やや上方前方位置に該背凭れ杆と一体又は別体の作動片
    を設けるとともに該作動片先端を前記移動部材の後端部
    に回動自在に関係づけ、且つ前記フレームに対し、前記
    移動部材の前端部が前方へ移動するとともに後端部が前
    方且つ下方へ移動する方向に弾性付勢するバネ手段を前
    記フレームと移動部材間に設けてなり、前記背凭れ杆の
    後傾にともなって座板が後方へ移動し且つ後部が上方へ
    移動してなることを特徴とする椅子。
JP63205246A 1988-08-18 1988-08-18 椅 子 Expired - Lifetime JPH0620409B2 (ja)

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