JPH06199319A - 段ボールケースの開函装置 - Google Patents
段ボールケースの開函装置Info
- Publication number
- JPH06199319A JPH06199319A JP4358858A JP35885892A JPH06199319A JP H06199319 A JPH06199319 A JP H06199319A JP 4358858 A JP4358858 A JP 4358858A JP 35885892 A JP35885892 A JP 35885892A JP H06199319 A JPH06199319 A JP H06199319A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- corrugated cardboard
- sheets
- corrugated
- corrugated board
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
- Making Paper Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糊付けした段ボールシートを多数枚重ね合わ
せたカートリッジでは、はみ出した糊でシート同士が接
合していることがあるが、この場合も不都合なく段ボー
ルケ−スとして開函し得るようにするのが目的である。 【構成】 垂直においた多数枚の段ボールシートを端か
ら1枚ずつ爪で真上に押し上げて分離したのち、両面か
ら吸着パッドで吸引して一方のパッドを90°旋回して
シートの折り目を直角に開くようにした。
せたカートリッジでは、はみ出した糊でシート同士が接
合していることがあるが、この場合も不都合なく段ボー
ルケ−スとして開函し得るようにするのが目的である。 【構成】 垂直においた多数枚の段ボールシートを端か
ら1枚ずつ爪で真上に押し上げて分離したのち、両面か
ら吸着パッドで吸引して一方のパッドを90°旋回して
シートの折り目を直角に開くようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胴貼りをして平らに折
り畳まれた段ボールケ−スをマガジンから1枚づつ取り
出して開函する装置に関し、通常、この装置は、開函後
において底部または端面のフラップを折り込んで止着す
るまでの工程を含んだ段ボ−ルケ−スの組立機に組み込
まれて使用される。これを要するに、本発明は、胴貼り
をして平らに折り畳まれた段ボールシ−トを罫線部分を
介して直角に開いて矩形断面の段ボール箱に開函する装
置に係る。
り畳まれた段ボールケ−スをマガジンから1枚づつ取り
出して開函する装置に関し、通常、この装置は、開函後
において底部または端面のフラップを折り込んで止着す
るまでの工程を含んだ段ボ−ルケ−スの組立機に組み込
まれて使用される。これを要するに、本発明は、胴貼り
をして平らに折り畳まれた段ボールシ−トを罫線部分を
介して直角に開いて矩形断面の段ボール箱に開函する装
置に係る。
【0002】
【従来の技術】胴貼りをして平らに折り畳まれた段ボー
ルシ−ト(図5参照)を自動的に組立てるに当っては、
従来、次のような方法が採られていた。すなわち、シ−
トマガジンにスタックされた複数枚の前記段ボ−ルシ−
トを駆動コンベヤにより1枚ずつ繰り出させると共に、
そのシ−トの前面側に装着させたバキュ−ムパッドを介
して該パッドに前記シ−トを吸着させつつマガジンから
引き出し、かつこれを所定のガイドに沿って直角に引き
起こすことにより、断面矩形状の箱体を得るようにして
いるのが一般的である。
ルシ−ト(図5参照)を自動的に組立てるに当っては、
従来、次のような方法が採られていた。すなわち、シ−
トマガジンにスタックされた複数枚の前記段ボ−ルシ−
トを駆動コンベヤにより1枚ずつ繰り出させると共に、
そのシ−トの前面側に装着させたバキュ−ムパッドを介
して該パッドに前記シ−トを吸着させつつマガジンから
引き出し、かつこれを所定のガイドに沿って直角に引き
起こすことにより、断面矩形状の箱体を得るようにして
いるのが一般的である。
【0003】この点を図についてさらに具体的に説明す
ると、前記マガジン内に多数積層状態でスタックされて
いる段ボ−ルシ−トまたは段ボ−ルケ−ス(符号10参
照)の形態は、図5に示すとおりで、グル−またはステ
ッチ金具等によって無端状に胴貼りされた状態で二つ折
りにされ、かつ胴部分11の上下には、それぞれフラッ
プ12が付設されると共に、胴部ならびにに胴部とフラ
ップの境には折込み用の罫線13が刻設された構成であ
る。このようにして平らに折り畳まれた段ボ−ルシ−ト
10は、それらを数十枚重ね合わせた状態で、図6〜7
に示すように搬送コンベヤ20の上面側に形成された所
定のマガジンに格納されている。
ると、前記マガジン内に多数積層状態でスタックされて
いる段ボ−ルシ−トまたは段ボ−ルケ−ス(符号10参
照)の形態は、図5に示すとおりで、グル−またはステ
ッチ金具等によって無端状に胴貼りされた状態で二つ折
りにされ、かつ胴部分11の上下には、それぞれフラッ
プ12が付設されると共に、胴部ならびにに胴部とフラ
ップの境には折込み用の罫線13が刻設された構成であ
る。このようにして平らに折り畳まれた段ボ−ルシ−ト
10は、それらを数十枚重ね合わせた状態で、図6〜7
に示すように搬送コンベヤ20の上面側に形成された所
定のマガジンに格納されている。
【0004】すなわち、マガジン内における束ね紐の解
かれた段ボールシート10は、垂直姿勢でコンベア20
の搬送面上に格納されており、これらシ−ト10は、そ
のの下面に係合する押し爪22をチェーン21で駆動す
ることにより、1枚分が1ピッチ毎に図において左向き
に搬送される。コンベア先端部には案内板24が配設さ
れているので、段ボールシート10が前へ倒れることは
ない。また、図中、符号26で示すエアシリンダの先端
部に設けられた吸着パッド25が格納状態にある段ボー
ルシートのうち、先頭に位置するシート10を吸引する
と、該シ−トは吸着されたままの状態を保ってロッドレ
スエアシリンダ27により図7において下方へ移動させ
られる。
かれた段ボールシート10は、垂直姿勢でコンベア20
の搬送面上に格納されており、これらシ−ト10は、そ
のの下面に係合する押し爪22をチェーン21で駆動す
ることにより、1枚分が1ピッチ毎に図において左向き
に搬送される。コンベア先端部には案内板24が配設さ
れているので、段ボールシート10が前へ倒れることは
ない。また、図中、符号26で示すエアシリンダの先端
部に設けられた吸着パッド25が格納状態にある段ボー
ルシートのうち、先頭に位置するシート10を吸引する
と、該シ−トは吸着されたままの状態を保ってロッドレ
スエアシリンダ27により図7において下方へ移動させ
られる。
【0005】このとき、吸引された段ボールシート10
は、図7に鎖線で示すように左端が案内板24に沿って
移動するので、二つ折りの胴貼りシートは垂直方向の罫
線13を介して点線のような平行四辺形から最終的に一
点鎖線の矩形断面へと開函される。開函された段ボール
箱は、エアシリンダ31に取付けられた吸着パッド30
に吸引されロッドレスエアシリンダ32の駆動により、
案内板33に沿って図において左方向に移動する。この
間、前記した下フラップ12が閉塞されて底部が形成さ
れ、次いでその内部に所定の物品が箱詰めされ、さらに
上フラップの閉塞操作が行われるという一連の工程が実
施されるのである。
は、図7に鎖線で示すように左端が案内板24に沿って
移動するので、二つ折りの胴貼りシートは垂直方向の罫
線13を介して点線のような平行四辺形から最終的に一
点鎖線の矩形断面へと開函される。開函された段ボール
箱は、エアシリンダ31に取付けられた吸着パッド30
に吸引されロッドレスエアシリンダ32の駆動により、
案内板33に沿って図において左方向に移動する。この
間、前記した下フラップ12が閉塞されて底部が形成さ
れ、次いでその内部に所定の物品が箱詰めされ、さらに
上フラップの閉塞操作が行われるという一連の工程が実
施されるのである。
【0006】ところで前記従来型の開函装置にあって
は、次のような不具合があって改善が望まれている。ま
ず、第一に箱内に収納する商品の充填位置が作業工程の
関係で比較的高い位置にあるため、段ボ−ルシ−トのス
タック位置も必然的に高くなってしまっていた。そのた
め、10〜20枚程度の数量で緊縛されている段ボ−ル
シ−トの束を高い位置にあるシ−トマガジンにセットす
るのは、重量もあるのでかなりの負担になっていた。殊
に、傾斜型のシ−トマガジンに多量の段ボ−ルシ−トを
スタックする場合には揚力負担が増し、多大の労力を要
していた。
は、次のような不具合があって改善が望まれている。ま
ず、第一に箱内に収納する商品の充填位置が作業工程の
関係で比較的高い位置にあるため、段ボ−ルシ−トのス
タック位置も必然的に高くなってしまっていた。そのた
め、10〜20枚程度の数量で緊縛されている段ボ−ル
シ−トの束を高い位置にあるシ−トマガジンにセットす
るのは、重量もあるのでかなりの負担になっていた。殊
に、傾斜型のシ−トマガジンに多量の段ボ−ルシ−トを
スタックする場合には揚力負担が増し、多大の労力を要
していた。
【0007】第二に、従来型の機構によれば、多数枚ス
タックされた段ボ−ルシ−トの正面部をバキュ−ムパッ
ドを介して吸着しながら手前に引き寄せ、その際に該シ
−トを案内枠に沿わせて断面矩形状に開かせる構成であ
るため、スタックされた段ボ−ルシ−トに反りが生じた
りした場合には、前記パッドに空気洩れが生じて、吸着
出来ないという不具合もあった。段ボ−ルメ−カ−も、
反りが発生しないように原紙の水分管理などにも格別の
考慮を払っているが、出荷後における湿度の影響で往々
にして反りが生じてしまうことがあった。
タックされた段ボ−ルシ−トの正面部をバキュ−ムパッ
ドを介して吸着しながら手前に引き寄せ、その際に該シ
−トを案内枠に沿わせて断面矩形状に開かせる構成であ
るため、スタックされた段ボ−ルシ−トに反りが生じた
りした場合には、前記パッドに空気洩れが生じて、吸着
出来ないという不具合もあった。段ボ−ルメ−カ−も、
反りが発生しないように原紙の水分管理などにも格別の
考慮を払っているが、出荷後における湿度の影響で往々
にして反りが生じてしまうことがあった。
【0008】また、前記段ボールシートは、往々にして
はみ出たグル−(糊)によって互いに重ねられたシート
同士が接合していることがあり、この場合にはバキュ−
ムパッドにより吸引したときにも同時に2枚を引っ張る
ことになるので、1枚目のシートを正しく開函できない
ばかりでなく、2枚目のシートを損傷させてしまうとい
う不具合もあり、その都度、機械を止めて損傷した段ボ
ールシートを装置内から取り外さなければならないとい
った問題点があった。
はみ出たグル−(糊)によって互いに重ねられたシート
同士が接合していることがあり、この場合にはバキュ−
ムパッドにより吸引したときにも同時に2枚を引っ張る
ことになるので、1枚目のシートを正しく開函できない
ばかりでなく、2枚目のシートを損傷させてしまうとい
う不具合もあり、その都度、機械を止めて損傷した段ボ
ールシートを装置内から取り外さなければならないとい
った問題点があった。
【0009】第三の問題点としては、比較的重量の大き
な段ボ−ルシ−トを多量にシ−トマガジンにスタックす
ると、シ−トマガジンに乗せる全体の重量も大きくなる
のでベルト駆動が難しくなり、そのため段ボ−ルシ−ト
を1枚1枚正確に繰り出させることが出来ず、往々にし
てトラブルが発生していた。それがため、多量のシ−ト
をマガジンにスタック出来ないという不便もあった。
な段ボ−ルシ−トを多量にシ−トマガジンにスタックす
ると、シ−トマガジンに乗せる全体の重量も大きくなる
のでベルト駆動が難しくなり、そのため段ボ−ルシ−ト
を1枚1枚正確に繰り出させることが出来ず、往々にし
てトラブルが発生していた。それがため、多量のシ−ト
をマガジンにスタック出来ないという不便もあった。
【0010】さらにまた、第四の問題点として段ボ−ル
シ−トをシ−トマガジンに多量にスタックすればするほ
ど、シ−トマガジンより押し動かされる段ボ−ルシ−ト
の1枚1枚の繰り出しタイミングと、バキュ−ムパッド
による取り出しタイミングとが合致しないことが多くな
り、他方、バキュ−ムパッドを介して段ボ−ルシ−トを
マガジンから繰り出すとき、2枚同時に取り出されてし
まう等のトラブルもあった。
シ−トをシ−トマガジンに多量にスタックすればするほ
ど、シ−トマガジンより押し動かされる段ボ−ルシ−ト
の1枚1枚の繰り出しタイミングと、バキュ−ムパッド
による取り出しタイミングとが合致しないことが多くな
り、他方、バキュ−ムパッドを介して段ボ−ルシ−トを
マガジンから繰り出すとき、2枚同時に取り出されてし
まう等のトラブルもあった。
【0011】
【問題点を解決するための手段】上記の各問題点を解決
するため、本発明においては胴貼りされて平らに折り畳
まれた多数枚の段ボールシートを垂直姿勢で搬送するコ
ンベアを設けると共に、該コンベヤの先端部においてス
トッパにより垂直姿勢を保たせながら、最先頭の段ボー
ルシート1枚のみを爪によって垂直に押し上げる機構を
設け、さらに垂直に押し上げられた段ボールシートを垂
直姿勢に保持しながら、該シ−トの対向面に設けた表裏
一対の吸着パッドにより吸引固定させ、かつ一方の面の
吸着パッドを段ボールシートの端縁を中心として90°
旋回させることにより矩形断面の箱形に開函するように
した装置を開発したものである。
するため、本発明においては胴貼りされて平らに折り畳
まれた多数枚の段ボールシートを垂直姿勢で搬送するコ
ンベアを設けると共に、該コンベヤの先端部においてス
トッパにより垂直姿勢を保たせながら、最先頭の段ボー
ルシート1枚のみを爪によって垂直に押し上げる機構を
設け、さらに垂直に押し上げられた段ボールシートを垂
直姿勢に保持しながら、該シ−トの対向面に設けた表裏
一対の吸着パッドにより吸引固定させ、かつ一方の面の
吸着パッドを段ボールシートの端縁を中心として90°
旋回させることにより矩形断面の箱形に開函するように
した装置を開発したものである。
【0012】なお、胴貼りをして平らに折り畳まれた多
数枚の段ボールシートを垂直姿勢を保ちながら一枚づつ
爪によって垂直に押し上げ、それによって該シ−トをシ
−トマガジンから取り外すように運用することもでき、
さらに上方に押し上げられた一枚の折り畳み段ボールシ
ートをその両面(対向面)から各別に吸着パッドで把持
し、かつ吸着パッドの吸引状態を保持したままま一方の
吸着パッドを旋回させて平らに折り畳まれた段ボールシ
−トを矩形断面の箱形に開函するようになすことも可能
である。
数枚の段ボールシートを垂直姿勢を保ちながら一枚づつ
爪によって垂直に押し上げ、それによって該シ−トをシ
−トマガジンから取り外すように運用することもでき、
さらに上方に押し上げられた一枚の折り畳み段ボールシ
ートをその両面(対向面)から各別に吸着パッドで把持
し、かつ吸着パッドの吸引状態を保持したままま一方の
吸着パッドを旋回させて平らに折り畳まれた段ボールシ
−トを矩形断面の箱形に開函するようになすことも可能
である。
【0013】また、本発明にあっては、段ボールシート
1枚を押し上げる爪を、一方向に運動するチェンに取付
けることができ、他方、前記の爪を、垂直に往復運動す
る昇降装置に取付けたラチェット爪とすることも可能で
ある。
1枚を押し上げる爪を、一方向に運動するチェンに取付
けることができ、他方、前記の爪を、垂直に往復運動す
る昇降装置に取付けたラチェット爪とすることも可能で
ある。
【0014】
【実施例】以下、本発明を添付図面ににより具体的に説
明する。図1は本装置の側面図であり、図2は本装置に
おけるシ−トマガジン部の平面図、図3は本装置におけ
る開函機構を示す平面図であって、シ−トマガジン部の
上方に前記開函機構を配置する。
明する。図1は本装置の側面図であり、図2は本装置に
おけるシ−トマガジン部の平面図、図3は本装置におけ
る開函機構を示す平面図であって、シ−トマガジン部の
上方に前記開函機構を配置する。
【0015】図1〜2において、束ね紐を解いた多数枚
の段ボ−ルシ−ト10は、これを互いに密接させたまま
垂直姿勢でコンベア20の搬送面にセットし、かつ前記
段ボ−ルシ−ト10の背面側における下端部を繰出し爪
(キッカ−)22によって前方に押進めるようになす。
すなわち、チェン21により駆動されるキッカ−22を
介してマガジン内の段ボールシート10は、1枚分1ピ
ッチずつ図において左方向に搬送される点では図6及び
図7に示す従来装置と同じであるが、コンベア先端で
は、段ボールシート10が前へ倒れないよう、左右1対
のストッパ59によって垂直姿勢を保持する。
の段ボ−ルシ−ト10は、これを互いに密接させたまま
垂直姿勢でコンベア20の搬送面にセットし、かつ前記
段ボ−ルシ−ト10の背面側における下端部を繰出し爪
(キッカ−)22によって前方に押進めるようになす。
すなわち、チェン21により駆動されるキッカ−22を
介してマガジン内の段ボールシート10は、1枚分1ピ
ッチずつ図において左方向に搬送される点では図6及び
図7に示す従来装置と同じであるが、コンベア先端で
は、段ボールシート10が前へ倒れないよう、左右1対
のストッパ59によって垂直姿勢を保持する。
【0016】段ボールシート10の正面中央には、一方
向に連動する左右1対のチェーン51を設け、これに取
付けた爪50によって最先頭の段ボールシート10のみ
を一枚だけ、垂直に押し上げるように構成する。かゝる
構造としたから、互いに重り合う段ボ−ルシートが、胴
貼りに際してはみだした糊に起因して互いに接合してし
まっているようなときにも、剪断方向にシ−ト同志を剥
がすことになるので、一枚づつ確実に引き離すことがで
き、その上シ−トが反ったり、折れ曲がったりするおそ
れもない。
向に連動する左右1対のチェーン51を設け、これに取
付けた爪50によって最先頭の段ボールシート10のみ
を一枚だけ、垂直に押し上げるように構成する。かゝる
構造としたから、互いに重り合う段ボ−ルシートが、胴
貼りに際してはみだした糊に起因して互いに接合してし
まっているようなときにも、剪断方向にシ−ト同志を剥
がすことになるので、一枚づつ確実に引き離すことがで
き、その上シ−トが反ったり、折れ曲がったりするおそ
れもない。
【0017】すなわち、爪50が図1において位置Aか
らBへ移動するに伴ない、段ボールシート10は案内板
53と支持板52との間隙を通過して上昇し、爪50は
一旦、位置Bで停止する。この状態で吸着パッド54を
エアシリンダ55の作用によって前方に突き出させて、
該パッドを支持板52に形成させた透孔44を通じて段
ボ−ルシ−トの一方の面に押当てる。次いで該パッド5
4により、上方にせりあげられたにシ−ト10を吸引、
保持させる。そして同時に前記シ−ト10における他方
の面に向き合うように配設されている別の吸着パッド5
6を同じくエアシリンダ57により前方に突き出させて
該シート10の反対側表面を吸引する。これらの吸引動
作が完了すると、チェン51が駆動され、爪50はスプ
ロケット45の外周に沿って位置BからCへ移動する。
らBへ移動するに伴ない、段ボールシート10は案内板
53と支持板52との間隙を通過して上昇し、爪50は
一旦、位置Bで停止する。この状態で吸着パッド54を
エアシリンダ55の作用によって前方に突き出させて、
該パッドを支持板52に形成させた透孔44を通じて段
ボ−ルシ−トの一方の面に押当てる。次いで該パッド5
4により、上方にせりあげられたにシ−ト10を吸引、
保持させる。そして同時に前記シ−ト10における他方
の面に向き合うように配設されている別の吸着パッド5
6を同じくエアシリンダ57により前方に突き出させて
該シート10の反対側表面を吸引する。これらの吸引動
作が完了すると、チェン51が駆動され、爪50はスプ
ロケット45の外周に沿って位置BからCへ移動する。
【0018】そして吸着パッド56は、図3に示すよう
に、段ボールシート10を吸引したまま90度旋回する。
すなわち、前記シートの端縁部の真上に回転中心をもつ
ロータリアクチュエータ58の作用によって前記吸着パ
ッド56を図に矢印で示すように旋回させる。しかると
きは平らに折り畳まれた段ボ−ルシ−トは、その両面が
吸着パッド54と56とによって各別に吸引されたま
ま、強制的に開き方向に引っ張られるので、該シ−ト1
0は罫線13を介して直角に引き起こされて矩形断面の
段ボ−ルケ−スになる。図3に示すように矩形断面とな
った段ボ−ル箱は、別途に設けられたエアシリンダ61
と該シリンダに取付けられた吸着パッド60に移し替え
られる。すなわち、前記のようにして矩形断面となった
段ボ−ルケ−スは、同図に鎖線で示すようにケ−スの一
端面が矯正板70に押当てられた状態で矩形断面を保持
すると共に、その状態で前記吸着パッド60に吸引さ
れ、同時に前記吸着パッド54と56吸引は解除され
る。このように作動させた後、ロッドレスエアシリンダ
62を駆動して搬送コンベア63上へ開函された段ボ−
ルケ−スを移し替えて箱内に商品を収納する工程へと該
ケ−スを導くように運用するものである。
に、段ボールシート10を吸引したまま90度旋回する。
すなわち、前記シートの端縁部の真上に回転中心をもつ
ロータリアクチュエータ58の作用によって前記吸着パ
ッド56を図に矢印で示すように旋回させる。しかると
きは平らに折り畳まれた段ボ−ルシ−トは、その両面が
吸着パッド54と56とによって各別に吸引されたま
ま、強制的に開き方向に引っ張られるので、該シ−ト1
0は罫線13を介して直角に引き起こされて矩形断面の
段ボ−ルケ−スになる。図3に示すように矩形断面とな
った段ボ−ル箱は、別途に設けられたエアシリンダ61
と該シリンダに取付けられた吸着パッド60に移し替え
られる。すなわち、前記のようにして矩形断面となった
段ボ−ルケ−スは、同図に鎖線で示すようにケ−スの一
端面が矯正板70に押当てられた状態で矩形断面を保持
すると共に、その状態で前記吸着パッド60に吸引さ
れ、同時に前記吸着パッド54と56吸引は解除され
る。このように作動させた後、ロッドレスエアシリンダ
62を駆動して搬送コンベア63上へ開函された段ボ−
ルケ−スを移し替えて箱内に商品を収納する工程へと該
ケ−スを導くように運用するものである。
【0019】図4に示す装置は、図1〜2で示した段ボ
ールシートの押し上げ機構、すなわちチェン51、スプ
ロケット45および爪50等で構成された押し上げ機構
に代替し得る別の実施例である。同図においてロッドレ
スエアシリンダ41の作用で垂直に往復移動するラチェ
ット爪40はピン42を中心として上側へ逃げることが
できるので上昇するときは最先頭の段ボールシート10
を1枚を押し上げ、下降するときは上側へ逃げながら先
頭の段ボールシートの表面に沿ってそれを傷つけること
なく滑り降りるのである。
ールシートの押し上げ機構、すなわちチェン51、スプ
ロケット45および爪50等で構成された押し上げ機構
に代替し得る別の実施例である。同図においてロッドレ
スエアシリンダ41の作用で垂直に往復移動するラチェ
ット爪40はピン42を中心として上側へ逃げることが
できるので上昇するときは最先頭の段ボールシート10
を1枚を押し上げ、下降するときは上側へ逃げながら先
頭の段ボールシートの表面に沿ってそれを傷つけること
なく滑り降りるのである。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
胴貼りをして平らに折り畳まれた多数枚の段ボールシー
トから該シ−トを1枚ずつ確実に分離した後、該シ−ト
を罫線を介して直角に開いて段ボールケ−スとして開函
させることができ、特にシート同士がはみ出した糊で互
いに接合されていたときにも開函が可能であり、さらに
また該シートに反りがあったときにも吸着による開函を
おこなわせることができる点で、有用性を発揮する。
胴貼りをして平らに折り畳まれた多数枚の段ボールシー
トから該シ−トを1枚ずつ確実に分離した後、該シ−ト
を罫線を介して直角に開いて段ボールケ−スとして開函
させることができ、特にシート同士がはみ出した糊で互
いに接合されていたときにも開函が可能であり、さらに
また該シートに反りがあったときにも吸着による開函を
おこなわせることができる点で、有用性を発揮する。
【図1】本発明の一実施例を示す正面図。
【図2】同上シ−トマガジン部分の平面図。
【図3】同上開函機構を示す平面図。
【図4】前記とは別の実施例である段ボールシート押し
上げ機構を示す正面図。
上げ機構を示す正面図。
【図5】段ボールシートの模式図。
【図6】従来装置を示す正面図。
【図7】同上平面図。
10 段ボールシート 20 コンベア 21、51 チェーン 22 押し具 24 案内板 25、30、54、56、60 吸着パッド 26、31、55、57、61 エアシリンダ 40 ラチェット爪 50 爪 27、32、41、62 ロッドレスエアシリンダ 70、矯正板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591210301 エスエスエー パッケイジング エンジニ アリング アンドコンサルタント ピーテ ィーワイ リミテッド S.S.A. PACKAGING EN GINEERING & CONSULT ANT PTY. LIMITED オーストラリア国 2230 ニューサウスウ ェールズ州 ウール−ウェア チャーチス トリート 3 (72)発明者 赤穂 成一 オ−ストラリア国 2230 ニュ−サウスウ ェ−ルズ州 ウ−ル−ウェア チャ−チス トリ−ト 3 (72)発明者 藤尾 和喜 長崎県西彼杵郡大島町1812−2
Claims (3)
- 【請求項1】 胴貼りをして平らに折り畳まれた多数枚
の段ボールシートを垂直姿勢で搬送するコンベアの先端
部に、段ボ−ルシ−トを垂直姿勢を保ちながら一枚づつ
爪によって垂直に押し上げてシ−トマガジンから取り外
す押し上げ機構を設け、さらに押し上げられた一枚の折
り畳み段ボールシートをその両面(対向面)から各別に
吸着パッドで把持し、かつ吸着パッドの吸引状態を保持
したままま一方の吸着パッドを旋回させて平らに折り畳
まれた段ボールシ−トを矩形断面の箱形に開函するよう
にしたことを特徴とする段ボールケ−スの開函装置。 - 【請求項2】 段ボールシート1枚を押し上げる爪を、
一方向に運動するチェンに取付けた請求項1記載の段ボ
ールケ−スの開函装置。 - 【請求項3】 段ボールシート1枚を押し上げる爪を、
垂直に往復運動する昇降装置に取付けたラチェット爪と
した請求項1記載の段ボールケ−スの開函装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358858A JPH06199319A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 段ボールケースの開函装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4358858A JPH06199319A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 段ボールケースの開函装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06199319A true JPH06199319A (ja) | 1994-07-19 |
Family
ID=18461466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4358858A Pending JPH06199319A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 段ボールケースの開函装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06199319A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-12-28 JP JP4358858A patent/JPH06199319A/ja active Pending
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