JPH0619316U - 表面実装型の圧電共振子 - Google Patents

表面実装型の圧電共振子

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JPH0619316U
JPH0619316U JP059646U JP5964692U JPH0619316U JP H0619316 U JPH0619316 U JP H0619316U JP 059646 U JP059646 U JP 059646U JP 5964692 U JP5964692 U JP 5964692U JP H0619316 U JPH0619316 U JP H0619316U
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藤 元 治 内
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Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 耐熱性を高めることができ、耐振動、耐衝撃
特性が良好な表面実装型の圧電共振子を提供すること。 [構成] セラミック製の板状のベース21と、このベ
ースの底面に形成した実装電極22と、この実装電極に
導通して上記ベースの上面に形成した保持電極23と、
この保持電極に微少な間隙の一対の溶接電極27で押圧
して溶接電極間に通電して溶着させた保持部材24と、
この保持部材で保持した圧電片25と、上記ベースの上
面にかぶせて開口をベースの板面に気密に固着した有底
箱型のカバー26とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、表面実装型の圧電共振子に係わり、特に圧電片の保持構造の改良に 関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、種々の電子機器では周波数、時間等の基準として圧電共振子が多用され ている。とりわけ圧電体として水晶を用いた水晶振動子は化学的、物理的な特性 に優れ、しかも製造技術の進歩と相俟てコストも安価で高性能なために大量に使 用されている。 従来このような水晶振動子としては、たとえば図4に示すような構造のものが 知られている。すなわちコバール等の金属薄板をプレス成形して小判型のベース 1を得る。そしてベース1に2本の端子2を貫装して溶融ガラス等の絶縁材を充 填して互いに絶縁して保持する。 そして端子2の先端にピアノ線等のバネ性を有する保持部材3の基端部を巻回 して固着し、先端部にクリップ4を成形している。そして水晶片5を上記保持部 材3の対向面間に挿入して、その周縁部を上記クリップ4で挟持し導電性接着剤 を塗布して固着する。 なお上記ベース1には断面が小判形の有底筒状のカバー6をかぶせて、カバー 6の開口縁部をベース1に抵抗溶接等により気密に封止するようにしている。 上記水晶片5は、水晶の結晶をその結晶軸に対して所定角度に切断して板状に 成形する。そして表裏板面に蒸着等により電極を形成するとともに、この電極を それぞれ両端部へ導出し、導出端を上記クリップ4で挟持して上記端子2に電気 的に接続するようにしている。
【0003】 しかしながら近時、電子機器では形状を小型化、軽量化し組立工程を自動化す ることが望まれている。このため抵抗、コンデンサ、集積回路等の電子部品では リード端子のない、表面実装型のものが多用される傾向にある。 このような表面実装型の電子部品を用いた電子機器の組立では、たとえば半田 付けすべき部位にクリーム半田等を塗布し、チップマウンタ等の自動機を用いて 全ての部品をプリント基板の所定位置に配置する。そして、このプリント基板を トンネル炉等を通過させて半田を加熱、溶融させることによって部品の実装作業 を一括して短時間に行うものがある。 このような表面実装型の電子部品を用いた電子機器の組立では、従来のように プリント基板の所定位置にリード穴を穿設して、ここに部品のリード端子を挿入 した後に半田付けを行なって実装するものに比して容易に自動化を行え、形状を 小型化するとともに軽量化することができる。 このため、このような電子機器に用いる圧電振動子もリード端子のない表面実 装型のものが望まれている。 図5はこのような表面実装型の圧電振動子の一例を示す組立斜視図で、板状の セラミック製のベース11の底面に図示しない実装電極を形成し、この実装電極 をプリント基板の導電パターンに半田付けして実装するようにしている。そして 実装電極に導通してベース11の上面に保持電極を形成している。 そして金属薄板を成形した一対の保持部材12を上記保持電極に、耐熱性の良 好な、たとえばポリイミド系の導電性接着剤で固着するとともに電気的な導通を 図るようにしている。 そして保持部材12に圧電片13を載置して導電性接着剤等を塗布して保持す るようにしている。 上記圧電片13は、たとえば人工水晶の結晶を結晶軸に対して所定角度に切断 して板状に成形し、板面に電極を形成したものである。 そして、有底箱型のカバー14の開口を上記ベース11の板面に溶融ガラス、 接着剤等で固着して気密に封止するようにしている。 しかしながらこのようなものでは、保持部材12をベース11に固着するため に接着剤を用いている。このために充分な機械的強度を得られず、外部から激し い振動、衝撃等が作用した場合に保持部材12がベース11から外れることもあ った。またこの種の接着剤は耐熱性も不十分でプリント基板等に実装する場合に 実装電極を半田付けする際に加熱条件を厳しく制限する必要があった。 さらに、この種の導電性接着剤はプリント基板に実装する際に高温に加熱され るとガスを発生し、この成分が圧電片13の表面に付着して共振特性を著しく損 ない、特にエージング特性が劣化する問題があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、耐熱性を高めることができ、耐 振動、耐衝撃特性が良好な表面実装型の圧電共振子を提供することを目的とする ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、セラミック製の板状のベースと、このベースの底面に形成した実装 電極と、この実装電極に導通して上記ベースの上面に形成した保持電極と、この 保持電極に微少な間隙の一対の溶接電極で押圧して溶接電極間に通電して溶着さ せた保持部材と、この保持部材で保持した圧電片と、上記ベースの上面にかぶせ て開口をベースの板面に気密に固着した有底箱型のカバーとを具備することを特 徴とするものである。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図1に示す組立斜視図、図2に示す側断面図を参照 して詳細に説明する。 図中21は、たとえば12.0mm×5.5mmで厚みが1.0mmのセラミ ック製のベースである。そして、ベース21の底面には実装電極22を形成して いる。 この実装電極22は、たとえばメタライズ処理によって形成した金属薄膜であ る。またベース21の上面には保持電極23を形成している。この保持電極23 も、たとえばメタライズ処理によって形成した金属薄膜である。なお各電極22 、23は、たとえば金属薄板を所定の形状に成形して埋め込んでおくようにして もよい。 そして厚みが0.05mm程度の金属薄板を所定の形状に成形した保持部材2 4を、その一端をパラレル溶接によって上記保持電極23に溶着している。 この保持部材24は、上記保持電極23に溶着させる基部24aと、この基部 24aから平行に延出した2条の腕部24bと、この2条の腕部24bの先端に 設けられ、かつこの先端部を折り返して形成した保持部24cと、この保持部2 4cの外側縁をさらに切り起こして形成したストッパ24dとを設けている。 そして保持部材24の保持部24cに圧電片25を載置して導電性接着剤を塗 布して機械的に保持するとともに電気的な導通を図るようにしている。 この際、圧電片25はストッパ24dによって正確かつ容易に所定の位置に位 置決めすることができる。 そしてベース21の上面に有底箱型のカバー26をかぶせて、該カバー26の 開口を接着剤、溶融ガラス等を用いてベース21の板面に気密に固着するように している。 上記パラレル溶接では、たとえば図3に示すように微少な間隙を存する一対の 溶接電極27で保持部材24の基部24aを保持電極23に押圧して密着させ、 この状態で溶接電極27間に瞬間的に大電流を通電し、基部24aを保持電極2 3に溶着させるようにしている。
【0007】 このような構成であれば、金属薄板からなる保持部材24は腕部24bで二つ 折りに折り返して、その一方の基部24aを保持電極23に溶着させ、他方の保 持部24cに圧電片25を載置するようにしている。したがって、腕部24bは 幅狭で、かつ長さを長くできるので部材の弾性を充分に利用することができる。 したがって保持部材24で圧電片25を保持するために導電性接着剤を塗布して 固化した際に機械的な歪を生じることもない。 そして、弾力性に富んだ保持部材24によって圧電片25を保持するようにし ているので外部からの振動、衝撃等によって圧電片25が破損したり特性が変化 するようなこともなく良好な共振特性を得ることができる。 そして保持部材24はパラレル溶接によって保持電極23に溶着するようにし ているので接着剤を用いたものに比して機械的な強度は約2倍になり、しかも実 装時に加熱してもガスを発生することもなく良好なエージング特性を得ることが できる。
【0008】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、耐振動性、耐衝撃性が良好で大量生産に 適し形状も小型な表面実装型の圧電共振子を提供することができる。
【0009】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す組立斜視図である。
【図2】図1に示す実施例の側断面図である。
【図3】図1に示す実施例のパラレル溶接を説明する側
面図である。
【図4】従来の水晶振動子の一例を示す組立斜視図であ
る。
【図5】従来の表面実装型の水晶振動子の一例を示す組
立斜視図である。
【符号の説明】
21 ベース 22 実装電極 23 保持電極 24 保持部材 24a 基部 24b 腕部 24c 保持部 24d ストッパ 25 圧電片 26 カバー 27 溶接電極

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製の板状のベースと、 このベースの底面に形成した実装電極と、 この実装電極に導通して上記ベースの上面に形成した保
    持電極と、 この保持電極に微少な間隙の一対の溶接電極で押圧して
    溶接電極間に通電して溶着させた保持部材と、 この保持部材で保持した圧電片と、 上記ベースの上面にかぶせて開口をベースの板面に気密
    に固着した有底箱型のカバーと、 を具備することを特徴とする表面実装型の圧電共振子。
JP059646U 1992-07-31 1992-07-31 表面実装型の圧電共振子 Pending JPH0619316U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3090125B2 (ja) * 1997-08-26 2000-09-18 千寿製薬株式会社 ソフトコンタクトレンズ用の眼科用組成物、ソフトコンタクトレンズの濡れ増強方法およびテルペノイドの吸着抑制方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3090125B2 (ja) * 1997-08-26 2000-09-18 千寿製薬株式会社 ソフトコンタクトレンズ用の眼科用組成物、ソフトコンタクトレンズの濡れ増強方法およびテルペノイドの吸着抑制方法

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