JPH0619315A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JPH0619315A
JPH0619315A JP17576592A JP17576592A JPH0619315A JP H0619315 A JPH0619315 A JP H0619315A JP 17576592 A JP17576592 A JP 17576592A JP 17576592 A JP17576592 A JP 17576592A JP H0619315 A JPH0619315 A JP H0619315A
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JP
Japan
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developer
sensor
toner
toner concentration
roller
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JP17576592A
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Hiroshi Murazaki
博司 村崎
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁性キャリアを含む二成分現像剤を用い、該
現像剤の搬送路の一部に現像剤の透磁率の変化に基づい
て現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度検出セン
サを配置した現像装置において、初期現像剤装填量のば
らつきや、画像形成による現像剤の減少の影響等による
センサへの現像剤供給量の変動乃至その嵩密度の変動を
吸収して現像剤中トナー濃度コントロールの精度を向上
させ、それによってトナー濃度を適正なものに維持し、
延いては、トナーの飛散、現像剤の凝集、トナー濃度セ
ンサの摩耗といった問題発生を抑制し、画質を良好に維
持する。 【構成】 磁性キャリアを含む二成分現像剤Xを用い、
該現像剤の搬送路の一部に現像剤の透磁率の変化に基づ
いて現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度検出セ
ンサ(AIDCセンサ)22を配置した現像装置におい
て、該センサ22がそれに加わる現像剤圧力に応じて復
帰可能に後退を許すコイルスプリング22aにて支持さ
れている現像装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
電子写真方式の画像形成装置において静電潜像担持体上
の静電潜像を可視像化する現像装置に関する。特に、磁
性キャリアを含む二成分現像剤を用い、該現像剤の搬送
路の一部に現像剤の透磁率の変化に基づいて現像剤中の
トナー濃度を検出するトナー濃度検出センサを配置した
現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】二成分現像剤を用いる現像装置では、現
像を繰り返すうちに現像剤中のトナーが消費されるた
め、通常、現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度
検出センサが付設されており、この検出センサからのト
ナー濃度情報に基づいて、消費されたトナーを補うよう
に新トナーが補給される。
【0003】前記トナー濃度検出センサの代表的なもの
として、例えば特開昭49−81040号、特開昭50
−99552号、特開昭52−123242号、特開昭
52−127241号等の各公報に開示されている、い
わゆるATDCセンサがある。これらトナー濃度検出セ
ンサは、磁性キャリアを含む現像剤の透磁率の変化、換
言すれば、該透磁率の変化に基づくセンサコイルのイン
ダクタンスの変化に基づいて、現像剤中のトナー濃度を
検出するものである。
【0004】すなわち、現像剤中のトナー濃度が低下す
るとセンサ上に流入する現像剤中の磁性キャリア量が増
加し、現像剤の透磁率が上昇し、また、トナー濃度が上
昇すると、逆に、センサ上に流入する現像剤中の磁性キ
ャリア量が減少し、透磁率が低下することを利用したも
のであり、従って、センサに常時一定量の現像剤を供給
すること、換言すれば、センサに常時一定の嵩密度の現
像剤を供給することが前提とされる。そのようにしない
と、トナー濃度が一定であっても透磁率が変動し、誤検
知されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、初期現像剤の装填量のばらつき、複写、プリントの
画像形成における現像剤減少の影響等により、前記セン
サに供給される現像剤密度は一定化しない。例えば、図
6に示すタイプの現像装置、すなわち、バケットローラ
BR、ローラBRの一側に隣設されたスパイラルローラ
SR、ローラBRの他側に隣設された現像スリーブDS
及びスリーブDS中の磁石体MRを備え、バケットロー
ラBRにおいて現像剤を混合攪拌しつつ、その現像剤を
現像スリーブDSへ供給し、磁石体MRの磁力に基づい
てスリーブDS上に保持させ、その回転にて現像領域へ
搬送する一方、現像剤をバケットローラBRの両端部へ
搬送して、そこからスパイラルローラSRの両端部へ流
入させ、スパイラルローラSRにおいては、その両端部
に供給された現像剤を、向きの異なる左右の螺旋羽根又
はそれに類似の羽根SR1、SR2にてローラ中央部へ
搬送し、該中央部のローラ軸に設けた掻き上げ板IBに
て該中央部に臨設したATDCセンサSN上に通過させ
て再びバケットローラBRへ流入させるようにし、全体
として、現像剤を8の字形に搬送する現像装置において
は、実際には、スパイラルローラSR中央部へ両側から
流れ込む現像剤量にばらつきがあり、そのためセンサS
N上の現像剤嵩密度が変動する。
【0006】その結果、たとえ適性なトナー濃度の場合
でも、次に示すような高トナー濃度化又は低トナー濃度
化の問題が発生する。 現像剤量 現像剤嵩濃度 見かけのトナー濃度 トナー補給 トナー濃度変化 多 高 低い ON 高濃度化 少 低 高い OFF 低濃度化 また、このような高トナー濃度化の結果、画質の劣化
(カブリ現象等)、トナーの飛散、現像剤の凝集(詰ま
り状態)、センサSN表面の摩耗(寿命短縮)等の問題
が発生し、低トナー濃度化の結果、画質の劣化(濃度不
良画像)等の問題が発生する。
【0007】そこで本発明は、磁性キャリアを含む二成
分現像剤を用い、該現像剤の搬送路の一部に現像剤の透
磁率の変化に基づいて現像剤中のトナー濃度を検出する
トナー濃度検出センサを配置した現像装置であって、初
期現像剤装填量のばらつきや、画像形成による現像剤の
減少の影響等によるセンサへの現像剤供給量の変動乃至
その嵩密度の変動を吸収して現像剤中トナー濃度コント
ロールの精度を向上させることができ、それだけトナー
濃度を適正なものに維持することができ、延いては、ト
ナーの飛散、現像剤の凝集、トナー濃度センサの摩耗と
いった問題発生を抑制でき、画質を良好に維持できる現
像装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明現像装置は、磁性キャリアを含む二成分現像剤を用
い、該現像剤の搬送路の一部に現像剤の透磁率の変化に
基づいて現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度検
出センサを配置した現像装置であって、該センサがそれ
に加わる現像剤圧力に応じて復帰可能に後退を許す付勢
手段にて支持されていることを特徴とする。
【0009】前記付勢手段としては、トナー濃度検出セ
ンサに流れ込んでくる現像剤の中心部へ向け常時後退可
能に偏倚力を与えるコイルスプリング、板バネ、スポン
ジ、空気バネ、これらの組合せ等、様々のものが考えら
れる。
【0010】
【作用】本発明現像装置によると、トナー濃度検出セン
サ上に流れ込む現像剤量が多く、現像剤嵩密度が高いと
きは、該現像剤がセンサに及ぼす圧力が上昇し、逆に、
センサ上に流れ込む現像剤量が少なく、現像剤嵩密度が
低いときは、該現像剤がセンサに及ぼす圧力が低下する
ので、この現像剤圧力の変動に応じ、該圧力が高いとき
は、センサがこの圧力を吸収するように付勢手段に抗し
て後退せしめられる一方、該圧力が低いときはセンサが
付勢手段にて前進し、その結果、全体としてセンサ上に
流れ込む現像剤の嵩密度は一定化し、トナー濃度が適切
に検出される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は一実施例現像装置Aの断面図であり、図2
は該装置中のトナー濃度検出部の一部の断面図であり、
図3は装置A中のバケットローラ、現像剤搬送スクリュ
ー、AIDCセンサ等の概略斜視図である。
【0012】この現像装置Aは現像剤供給部1、トナー
濃度検出部2、現像部3、現像剤攪拌部4及びトナー補
給部5を備えている。現像剤供給部1はバケットローラ
12を備えており、このローラは図面には片方のものし
か示されていない左右の側板13、これら側板間に所定
間隔をおいて平行に架設したバケット14及びバケット
14の内側に配置した横送り羽根15を備えている。こ
のバケットローラは図示しない駆動手段により図中時計
方向に回転駆動され、トナーと磁性キャリアを含む二成
分現像剤Xをバケット14で掬って現像部3へ供給する
一方、このローラへ流入してきた現像剤を横送り羽根1
5によってローラの左右端部へ向け移動させる。
【0013】また、このバケットローラ12の回転に伴
い、現像剤Xの一部がトナー濃度検出部2との間の隔壁
Wの図示しない孔を通って該検出部2の左右両端部へ供
給される。トナー濃度検出部2は、図1、図2及び図3
に示すように、現像剤搬送スクリュー21を備えてお
り、このスクリュー21は図示しない駆動手段により図
1中時計方向に回され、バケットローラ12から供給さ
れた現像剤を螺旋方向が互いに異なる螺旋羽根部21
R、21Lにて左右端部から中央部21aへ搬送する。
該中央部には搬送羽根は無く、スクリュー軸21Sが通
っており、該軸21Sには現像剤掻き上げ板21Bを突
設してある。また、軸21Sの下方にはトナー濃度を検
出するATDCセンサ22を設けてある。この中央部2
1aへ左右から流入してくる現像剤Xは掻き上げ板21
Bに掻き上げられてセンサ22の検出面22b上を通過
し、隔壁Wの中央孔W1からバケットローラ12へ戻さ
れる.センサ22は現像装置ケースKに昇降可能に嵌め
られ、下方からコイルスプリング22aにて支持されて
いる。このスプリングはケースKに固定したホルダHL
にて支持されている。センサ22は、スプリング22a
の付勢力により常時スクリュー軸21Sへ向け偏倚力を
受けている。スプリング22aによるセンサの上昇は、
センサフランジ22sがケース段部Kaに当接すること
で規制される。
【0014】前記隔壁Wのトナー濃度検出部2側の上端
部には、バケットローラ12の幅方向にわたり延びるマ
グネットシートMg1を設けてあり、このシートMg1
はローラ12のバケット14の最外周運動軌跡円Cに対
し予め定めた間隙をおいて臨んでいる。現像部3は上側
現像部31a及びその下方の下側現像部31bを含んで
いる。上側現像部31aは固定磁石ロール32a及びそ
の周囲を回転する現像スリーブ33aを備えており、下
側現像部31bは固定磁石ロール32bとその周囲を回
転する現像スリーブ33bを備えている。これら現像ス
リーブ33a、33bは図示しない駆動手段により図中
時計方向に回転駆動される。
【0015】なお上側の現像スリーブ33aには現像剤
規制部材である穂高規制部材35が臨んでいる。現像剤
攪拌部4はバケットローラ12の上方、且つ、穂高規制
部材35から現像剤を回収する位置に設けてあり、ケー
シング部材41とこの中に収められた攪拌ローラ45を
備えている。ケーシング部材41は全体が磁性材料であ
る鉄材からなっており、その一端部42は穂高規制部材
35に臨んでおり、反対側の端部43はバケットローラ
12に臨んでいる。攪拌ローラ45は攪拌羽根44を備
えており、図示しない駆動手段により図中時計方向に回
転駆動される。
【0016】ケーシング部材41の端部43はバケット
ローラ12の幅方向にわたって延びるマグネットシート
Mg2を備えており、このシートMg2はバケットロー
ラ12のバケット14の最外周運動軌跡円Cに対し予め
定めた間隙をおいて臨んでいる。このシートMg2と前
記マグネットシートMg1との間におけるバケットロー
ラ12上の空間がトナー補給領域TSとなる。そして、
シートMg1は該領域の入口に、シートMg2は該領域
の出口に存在することになる。
【0017】トナー補給部5は攪拌ローラ45の上方に
配置したトナー溜まり室53とその横に設けたトナー補
給室51を備えており、トナー溜まり室53にはブラシ
ローラ54が設けてあり、トナー補給室51にはトナー
搬送部材52が設けてある。トナー溜まり室53と現像
材攪拌部4との間にはトナー補給口55が形成してあ
り、この補給口には金網のような多孔板56が配置して
あり、ブラシローラ54はこの多孔板56に接しつつ、
図示しない駆動手段により図中時計方向に回転駆動され
る。トナー搬送部材52は図示しない駆動手段により図
中反時計方向に回転駆動される。
【0018】以上説明した現像装置は、現像部の現像ス
リーブ33a、33bが感光体ドラムPCに所定の現像
ギャップをおいて臨むように複写機等の画像形成装置に
組み込まれる。この現像装置によると、現像剤供給部1
におけるバケットローラ12の回転により現像剤Xが現
像部3における下側の現像スリーブ33bに供給され、
このように供給された現像剤は磁石ロール32bの磁力
に基づき該スリーブ上に保持されてスリーブの回転に伴
い搬送され、上側の現像スリーブ33aに臨む位置にく
る。ここで下側の磁石ロール32bと上側の磁石ロール
32aの磁力に基づき上側の現像スリーブ33a上に移
動し、該スリーブの回転に伴って穂高規制部材35に達
し、ここで搬送量を規制され、この部材35をくぐり抜
けた現像剤は上側スリーブ33aの回転に伴って第1の
現像領域34aに達し、ここで感光体ドラムPC上の静
電潜像を現像する。この現像領域34aを通過した現像
剤は上側スリーブ33aから下側スリーブ33b上へ渡
され、該スリーブ33bの回転に伴って第2の現像領域
34bに至り、ここで再び静電潜像を確実に現像したの
ち、余った現像剤は該スリーブの回転に伴って現像剤供
給部側へ搬送され、磁石ロール32bにおける分離磁極
N5においてスリーブ33bから離れ、現像剤供給部1
へ流入する。
【0019】一方、バケットローラ12の回転により移
動する現像剤Xの一部はトナー濃度検出部2におけるス
クリュー21の両端部へ供給され、ここから該スクリュ
ー21の回転に伴ってその中央部へ移動し、掻き上げ板
21Bにて掻き上げられつつトナー濃度検出センサ22
の検出面22b上を通過してトナー濃度を検出されたの
ち、再び現像剤供給部1へ流入する。
【0020】このとき、トナー濃度検出センサ22上に
流れ込む現像剤量が多く、現像剤嵩密度が高いときは、
該現像剤がセンサ22に及ぼす圧力が上昇し、逆に、セ
ンサ22上に流れ込む現像剤量が少なく、現像剤嵩密度
が低いときは、該現像剤がセンサ22に及ぼす圧力が低
下するので、この現像剤圧力の変動に応じ、該圧力が高
いときは、センサ22がこの圧力を吸収するようにスプ
リング22aに抗して下降後退せしめられ、該圧力が低
いときはセンサ22がスプリング22aにて上昇前進
し、その結果、全体としてセンサ22上に流れ込む現像
剤の嵩密度は一定化し、トナー濃度が適切に検出され
る。
【0021】従って、このセンサ22からのトナー濃度
情報に基づくトナー濃度コントロールの精度が向上し、
それだけトナー濃度を適正に維持でき、延いては、高濃
度化によるトナーの飛散、現像剤の凝集、トナー濃度セ
ンサの摩耗等を抑制でき、また高濃度化や低濃度下によ
る画質の劣化を抑制できる。ここでトナー濃度6%の現
像剤を用い、センサ22の検出面22bがスプリング2
2aにより上昇限に置かれるときの該面22bとスクリ
ュー軸21S下面との距離α(図2参照)を約3mmに
設定し、スクリュー中央部21aに流入する現像剤の厚
さβ(図2参照)を4〜6mmの範囲で変化させたとこ
ろ、図4にラインIで示すように、検出されたトナー濃
度は流入現像剤厚さβの変化に拘らず、略一定であっ
た。比較のため、前記距離αを約3mmに固定したとこ
ろ、検出されるトナー濃度は図4にラインIIで示すよう
に大きく変動してしまった。
【0022】前記穂高規制部材35によって搬送を阻止
された現像剤X1 は現像剤攪拌部4のケーシング部材4
1の端部42から該ケーシング部材内へ流入回収され、
該部材内で攪拌ローラ45の回転により攪拌され、ケー
シング部材端部43側からバケットローラ12上へ落下
する。トナー補給部5はトナー濃度検出センサ22によ
って検出されるトナー濃度に応じて必要量のトナーを補
給するように運転される。トナー補給部5による新トナ
ーの補給は、トナー補給室51におけるトナー搬送部材
52の回転によってトナー溜まり室53に供給されたト
ナーが、該室53のブラシローラ54の回転により多孔
板56及びトナー補給口55を介して現像剤攪拌部4中
へ供給される。
【0023】現像剤攪拌部へ供給された新トナーは攪拌
ローラ45の回転によりここへ流入してきた現像剤X1
と混合攪拌され、現像剤供給部1のバケットローラ12
上へ落下供給される。前記一連の動作において、バケッ
トローラ12の回転により該ローラ内で混合攪拌された
現像剤Xは、該ローラの回転に伴ってローラバケット1
4で掬われるとともにローラ12の回転速度に応じてバ
ケット上から後方へ棚引くように現像剤層を形成しつつ
搬送され、その途中、先ずトナー補給領域TSの入口部
にあるマグネットシートMg1とこれに形成される現像
剤穂によりバケットローラ外周上の現像剤層の厚さが薄
いものに規制されてトナー補給領域TSへ到来する。
【0024】従って、トナー補給領域TSへ到来したバ
ケットローラ外周部分にはもはやバケットとバケットの
間に現像剤層が無いか、形成されていても直ぐに崩れて
ローラ12内へ落下する。従って、このトナー補給領域
TSにおいて現像剤攪拌部4から供給されてきてバケッ
トローラ12上へ落下する新トナーを含む又は含まない
現像剤X1 はバケットの間から円滑にローラ12内へ落
下し、そこの現像剤と十分混合攪拌され、トナーは十分
帯電する。
【0025】トナー補給領域TSへ到来したバケット1
4上には既に現像剤Xが収容されているが、現像剤攪拌
部4から落下してきた現像剤X1 の一部はさらにその上
に山盛状に乗る。そしてこの山盛状態のまま該バケット
は現像部3の方へ移動するが、さらにその途中で、マグ
ネットシートMg2とこれに形成される現像剤穂の作用
で、その山盛部の全部又は一部が削り落とされ、バケッ
トローラ12内へ落下し、そこの現像剤Xと混合攪拌さ
れ、トナーは十分帯電する。このようにマグネットシー
トMg2により適度の量に規制された現像剤が前述のよ
うに現像部3へ供給され、円滑な現像に供され、良質の
画像を形成する。
【0026】前記現像剤攪拌部におけるケーシング部材
41は磁性材料で形成してあるので現像部3における上
下の磁石ロール32a、32bの磁力はこの部材41に
阻止されて攪拌部4内に及ぶことがなく、従って穂高規
制部材35により搬送を阻止されて攪拌部4内に回収さ
れてきた現像剤X1 は磁力の影響を受けることなく流動
性良く攪拌され、またトナー補給部5から新トナーがこ
こへ補給されるときには、該トナーとも十分に混合攪拌
され、そのため、この点でもトナーの荷電性が安定し、
期待されるトナー帯電量を得たのち現像剤供給部へ流入
し、現像に供される。その結果、画像形成装置において
得られる画像の画質が向上し、トナー飛散も抑制され、
装置全体の信頼性が向上する。
【0027】次に本発明の他の実施例を図5を参照して
説明する。図5に示す現像装置では、搬送スクリュー2
10とバケットローラ120とが仕切壁WBを隔てて配
置され、搬送スクリュー210は、トナー補給口Pのあ
る手前側から奥側へ向け昇り傾斜している。仕切壁WB
には、トナー補給口Pよりやや奥側へ寄った位置と奥側
にそれぞれ現像剤通過口Hを有している。
【0028】既に現像装置中に存在する現像剤及びトナ
ー補給口Pから補給されたトナーは、搬送スクリュー2
10の回転により、且つ、該スクリューの傾斜により、
若干戻し作用を受けつつ攪拌されながら奥側へ進行し、
奥側の通過口Hからバケットローラ120側へ移り、該
バケットローラの回転により攪拌されつつ反対方向に搬
送され、手前側の通過口Hからスクリュー210側へ移
行するように循環する。そして、バケットローラ120
による搬送中に、一部が磁石体内蔵の現像ローラSLへ
供給される。
【0029】このように供給された現像剤は、ローラS
Lの回転にともない、途中、図示しない穂高規制板によ
り搬送量を規制されつつ感光体ドラムに臨む現像領域へ
搬送され、静電潜像の現像に供される。スクリュー21
0の下面には奥側の通過口Hよりやや手前側位置でAI
DCセンサ22の検出面が臨んでいる。このセンサ22
も図1におけるセンサ22と同様、該センサへ流入する
現像剤の圧力変動に応じて図示しないコイルスプリング
により上昇復帰可能に下降が許されるように支持されて
いる。
【0030】従って、このセンサ22においても、流入
してくる現像剤の嵩密度の変動が吸収される状態で、ト
ナー濃度が適切に検出される。なお、センサ22はトナ
ー補給口Pに近い手前側の現像剤通過口Hよりやや奥側
の位置に設けること等も考えられる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、磁
性キャリアを含む二成分現像剤を用い、該現像剤の搬送
路の一部に現像剤の透磁率の変化に基づいて現像剤中の
トナー濃度を検出するトナー濃度検出センサを配置した
現像装置であって、初期現像剤装填量のばらつきや、画
像形成による現像剤の減少の影響等によるセンサへの現
像剤供給量の変動乃至その嵩密度の変動を吸収して現像
剤中トナー濃度コントロールの精度を向上させることが
でき、それだけトナー濃度を適正なものに維持すること
ができ、延いては、トナーの飛散、現像剤の凝集、トナ
ー濃度センサの摩耗といった問題発生を抑制でき、画質
を良好に維持できる現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】図1の現像装置におけるトナー濃度検出部の一
部の断面図である。
【図3】図1の現像装置におけるバケットローラ、現像
剤搬送スクリュー、AIDCセンサ等の概略斜視図であ
る。
【図4】AIDCセンサに流入する現像剤流厚さの変化
に対する検出トナー濃度を示すグラフである。
【図5】本発明の他の実施例の上方から見た断面図であ
る。
【図6】従来例の上から見た断面図である。
【符号の説明】
A、B 現像装置 X 二成分現像剤 12、120 バケットローラ 21、210 現像剤搬送スクリュー 22 AIDCセンサ 22a センサ支持コイルスプリング 22b センサ検出面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性キャリアを含む二成分現像剤を用
    い、該現像剤の搬送路の一部に現像剤の透磁率の変化に
    基づいて現像剤中のトナー濃度を検出するトナー濃度検
    出センサを配置した現像装置において、該センサがそれ
    に加わる現像剤圧力に応じて復帰可能に後退を許す付勢
    手段にて支持されていることを特徴とする現像装置。
JP17576592A 1992-07-02 1992-07-02 現像装置 Withdrawn JPH0619315A (ja)

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JP17576592A JPH0619315A (ja) 1992-07-02 1992-07-02 現像装置

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JP (1) JPH0619315A (ja)

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