JPH06193151A - 拡開アンカー - Google Patents
拡開アンカーInfo
- Publication number
- JPH06193151A JPH06193151A JP36062892A JP36062892A JPH06193151A JP H06193151 A JPH06193151 A JP H06193151A JP 36062892 A JP36062892 A JP 36062892A JP 36062892 A JP36062892 A JP 36062892A JP H06193151 A JPH06193151 A JP H06193151A
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- JP
- Japan
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- nut
- anchor
- expansion
- sleeve
- screw rod
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 拡開アンカーのナット部材の締付け時にアン
カー本体の共回りが確実に防止でき、前記ナット部材の
締付け作業が容易に行なえる拡開アンカーを提供する。 【構成】 ねじ杆３の先端部に円錐プラグ４を有するア
ンカー本体２に、先端側に軸方向へ延びる複数の割り溝
６を設けて拡開可能とした拡開スリーブ５が嵌装され、
前記ねじ杆３の基端側から螺合したナット部材７を締め
付けることにより、前記円錐プラグ４を前記拡開スリー
ブ５に引き込む形式の拡開アンカーにおいて、前記円錐
プラグ４の外側面に、前記拡開スリーブ５の割り溝６に
係合する回り止め突部１１が設けられ、かつ、拡開スリ
ーブ５の基端側の外周面には半径方向に突出する回り止
め爪１３が設けられている。前記ナット部材７に長ナッ
トを用い、ねじ杆３に螺合されるねじ孔８の反対側に設
けたねじ孔９に長尺の吊りボルト１０が螺合固定され、
該吊りボルト１０を利用してナット部材７を回転させ
る。
カー本体の共回りが確実に防止でき、前記ナット部材の
締付け作業が容易に行なえる拡開アンカーを提供する。 【構成】 ねじ杆３の先端部に円錐プラグ４を有するア
ンカー本体２に、先端側に軸方向へ延びる複数の割り溝
６を設けて拡開可能とした拡開スリーブ５が嵌装され、
前記ねじ杆３の基端側から螺合したナット部材７を締め
付けることにより、前記円錐プラグ４を前記拡開スリー
ブ５に引き込む形式の拡開アンカーにおいて、前記円錐
プラグ４の外側面に、前記拡開スリーブ５の割り溝６に
係合する回り止め突部１１が設けられ、かつ、拡開スリ
ーブ５の基端側の外周面には半径方向に突出する回り止
め爪１３が設けられている。前記ナット部材７に長ナッ
トを用い、ねじ杆３に螺合されるねじ孔８の反対側に設
けたねじ孔９に長尺の吊りボルト１０が螺合固定され、
該吊りボルト１０を利用してナット部材７を回転させ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート躯体など
の構造体に吊りボルトその他の取付け部材を固定するの
に適した拡開アンカーに関するものである。
の構造体に吊りボルトその他の取付け部材を固定するの
に適した拡開アンカーに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現在、この種の拡開アンカーとして、ね
じ杆の先端部に円錐プラグを有するアンカー本体に、先
端側に軸方向へ延びる複数の割り溝を設けて拡開可能と
した拡開スリーブが嵌装され、前記ねじ杆の基端側から
螺合したナット部材を締め付けることにより、前記円錐
プラグを前記拡開スリーブに引き込む形式のものが大量
に使用されている。
じ杆の先端部に円錐プラグを有するアンカー本体に、先
端側に軸方向へ延びる複数の割り溝を設けて拡開可能と
した拡開スリーブが嵌装され、前記ねじ杆の基端側から
螺合したナット部材を締め付けることにより、前記円錐
プラグを前記拡開スリーブに引き込む形式のものが大量
に使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような拡開アンカ
ーを用いる場合、コンクリート躯体に取付穴をあけるド
リルの径にばら付きがあることと、使用に伴うドリルの
摩耗を考慮して、前記拡開スリーブの外径より若干大き
い径のドリルを用いて取付孔をあけている。このため、
取付穴に挿入した拡開アンカーと取付穴との間にかなり
の隙間があり、ナット部材を締め付け、円錐プラグを拡
開スリーブに引き込んで拡開スリーブを拡開させる際、
拡開スリーブ及びアンカー本体がナット部材と一緒に共
回りして、円錐プラグを拡開スリーブに引き込むことが
できないという不都合があった。特に、コンクリート天
井壁に吊りボルトなどを固定するのに用いた場合、固定
箇所が高所で、しかも上向きの状態でナット部材を締め
付けなければならないので、作業が困難で、前述した共
回りによる不都合が生じ易いという問題があった。
ーを用いる場合、コンクリート躯体に取付穴をあけるド
リルの径にばら付きがあることと、使用に伴うドリルの
摩耗を考慮して、前記拡開スリーブの外径より若干大き
い径のドリルを用いて取付孔をあけている。このため、
取付穴に挿入した拡開アンカーと取付穴との間にかなり
の隙間があり、ナット部材を締め付け、円錐プラグを拡
開スリーブに引き込んで拡開スリーブを拡開させる際、
拡開スリーブ及びアンカー本体がナット部材と一緒に共
回りして、円錐プラグを拡開スリーブに引き込むことが
できないという不都合があった。特に、コンクリート天
井壁に吊りボルトなどを固定するのに用いた場合、固定
箇所が高所で、しかも上向きの状態でナット部材を締め
付けなければならないので、作業が困難で、前述した共
回りによる不都合が生じ易いという問題があった。
【０００４】本発明はこのような問題点を解決すること
を目的としてなされたものであり、前記拡開アンカーの
ナット部材の締付け時にアンカー本体の共回りが確実に
防止できると共に、ナット部材の締付け作業が容易に行
なえる拡開アンカーを提供する。
を目的としてなされたものであり、前記拡開アンカーの
ナット部材の締付け時にアンカー本体の共回りが確実に
防止できると共に、ナット部材の締付け作業が容易に行
なえる拡開アンカーを提供する。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ねじ杆の先端部に円錐プラグを有するア
ンカー本体に、先端側に軸方向へ延びる複数の割り溝を
設けて拡開可能とした拡開スリーブが嵌装され、前記ね
じ杆の基端側から螺合したナット部材を締め付けること
により、前記円錐プラグを前記拡開スリーブに引き込む
形式の拡開アンカーにおいて、前記円錐プラグの外側面
に前記拡開スリーブの割り溝に係合する回り止め突部が
設けられ、かつ、前記拡開スリーブの基端側の外周面に
回り止め爪を設けられていることを特徴とする。
に、本発明は、ねじ杆の先端部に円錐プラグを有するア
ンカー本体に、先端側に軸方向へ延びる複数の割り溝を
設けて拡開可能とした拡開スリーブが嵌装され、前記ね
じ杆の基端側から螺合したナット部材を締め付けること
により、前記円錐プラグを前記拡開スリーブに引き込む
形式の拡開アンカーにおいて、前記円錐プラグの外側面
に前記拡開スリーブの割り溝に係合する回り止め突部が
設けられ、かつ、前記拡開スリーブの基端側の外周面に
回り止め爪を設けられていることを特徴とする。
【０００６】また、前記ナット部材に長ナットを用い、
前記アンカー本体のねじ杆に螺合されるねじ孔の反対側
に別のねじ孔を設け、該ねじ孔に長尺の吊りボルトを螺
合固定して吊りボルト付き拡開アンカーとする。なお、
前記吊りボルトに代えて他の取付け部材を螺合固定して
もよい。また、前記ナット部材に他の部材を直接連結又
は付設してもよい。さらに、前記ナット部材に樹脂製の
長ナットを用いることもできる。
前記アンカー本体のねじ杆に螺合されるねじ孔の反対側
に別のねじ孔を設け、該ねじ孔に長尺の吊りボルトを螺
合固定して吊りボルト付き拡開アンカーとする。なお、
前記吊りボルトに代えて他の取付け部材を螺合固定して
もよい。また、前記ナット部材に他の部材を直接連結又
は付設してもよい。さらに、前記ナット部材に樹脂製の
長ナットを用いることもできる。
【０００７】
【作用】上記構成により、コンクリートなどの構造体に
あけた取付穴に前記拡開アンカーを挿入すると、前記拡
開スリーブに設けた回り止め爪が前記取付穴の入口周縁
部に喰い込んで固定される。この状態で、ナット部材を
締め付けると、アンカー本体は円錐プラグに設けた前記
回り止め突部を介して前記拡開スリーブに係止されてい
るから、前記ナット部材の締付け時に、前記アンカー本
体が共回りすることはない。また、前述のように吊りボ
ルト付き拡開アンカーとした場合には、該吊りボルトを
介して前記ナット部材を締め付けることができ、固定箇
所がコンクリート天井壁のような高所の場合に好都合で
ある。
あけた取付穴に前記拡開アンカーを挿入すると、前記拡
開スリーブに設けた回り止め爪が前記取付穴の入口周縁
部に喰い込んで固定される。この状態で、ナット部材を
締め付けると、アンカー本体は円錐プラグに設けた前記
回り止め突部を介して前記拡開スリーブに係止されてい
るから、前記ナット部材の締付け時に、前記アンカー本
体が共回りすることはない。また、前述のように吊りボ
ルト付き拡開アンカーとした場合には、該吊りボルトを
介して前記ナット部材を締め付けることができ、固定箇
所がコンクリート天井壁のような高所の場合に好都合で
ある。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明を吊りボルト付き拡開アンカーに実
施した例を示しており、図２は同アンカー本体の円錐プ
ラグの要部を示す拡大断面図、図３は拡開スリーブの基
端側の端面図である。
する。図１は本発明を吊りボルト付き拡開アンカーに実
施した例を示しており、図２は同アンカー本体の円錐プ
ラグの要部を示す拡大断面図、図３は拡開スリーブの基
端側の端面図である。
【０００９】拡開アンカー１自体は従来品と同様に、ね
じ杆３の先端部に向けて拡大する円錐プラグ４を有する
アンカー本体２と、該アンカー本体２に嵌装され、先端
側に軸方向へ延びる複数の割り溝６を設けて拡開可能と
した拡開スリーブ５と、ねじ杆３の基端側から螺合した
ナット部材７とにより構成されている。ナット部材７に
長ナットを用い、ねじ杆３に螺合されるねじ孔８の反対
側に設けた径大のねじ孔９に長尺の吊りボルト１０が螺
合固定されている吊りボルト付き拡開アンカーとなって
いる。
じ杆３の先端部に向けて拡大する円錐プラグ４を有する
アンカー本体２と、該アンカー本体２に嵌装され、先端
側に軸方向へ延びる複数の割り溝６を設けて拡開可能と
した拡開スリーブ５と、ねじ杆３の基端側から螺合した
ナット部材７とにより構成されている。ナット部材７に
長ナットを用い、ねじ杆３に螺合されるねじ孔８の反対
側に設けた径大のねじ孔９に長尺の吊りボルト１０が螺
合固定されている吊りボルト付き拡開アンカーとなって
いる。
【００１０】円錐プラグ４の外側面には、拡開スリーブ
５の割り溝６に係合する複数の回り止め突部１１が一体
に突設されている。該回り止め突部１１は、図２に示す
ように断面形状が山形で、ねじ杆３に近い箇所が最も高
く、先端に向けて徐々に低くなって軸方向へ延び、先端
近傍で収斂している。一方、拡開スリーブ５の割り溝６
の先端部には回り止め突部１１の係合を容易にするため
外拡がりの面取り部１２が設けられている。また、拡開
スリーブ５の基端側の外周面には半径方向に突出する複
数の回り止め爪１３が打ち出して形成されている（図３
参照）。
５の割り溝６に係合する複数の回り止め突部１１が一体
に突設されている。該回り止め突部１１は、図２に示す
ように断面形状が山形で、ねじ杆３に近い箇所が最も高
く、先端に向けて徐々に低くなって軸方向へ延び、先端
近傍で収斂している。一方、拡開スリーブ５の割り溝６
の先端部には回り止め突部１１の係合を容易にするため
外拡がりの面取り部１２が設けられている。また、拡開
スリーブ５の基端側の外周面には半径方向に突出する複
数の回り止め爪１３が打ち出して形成されている（図３
参照）。
【００１１】図４は、上記のように構成された吊りボル
ト付き拡開アンカーの施工順序を示している。先ず図４
（ａ）に示すように電動回転工具３０に装着したドリル
３１でコンクリート天井壁２０に取付穴２１を開ける。
取付穴２１の穴径は拡開スリーブ５の外径より若干大き
くなっている。次に、電動回転工具３０にボルト締付け
具３２を取り付け、該ボルト締付け具３２で吊りボルト
１０の端部を把持固定し、先端の拡開アンカー１を取付
穴２１に挿入する。そして、ナット部材（長ナット）７
が取付穴２１の入口端面に当接するまで拡開アンカー１
を挿入すると、図４（ｂ）に示すように、拡開スリーブ
５の回り止め爪１３が取付穴２１の入口周縁部に喰い込
んで仮り止めされる。この状態で電動回転工具３０を作
動し、締付け具３２を介して吊りボルト１０を回転させ
ると、吊りボルト１０に連結固定しているナット部材
（長ナット）７が回転し、そのねじ孔８に螺合している
ねじ杆３が吊りボルト１０側へ移動する。該ねじ杆３の
軸方向への移動により円錐プラグ４が拡開スリーブ５に
引き込まれ、該拡開スリーブ５を拡開させて取付孔２１
の壁面に固着させ、施工が終了する（図４（Ｃ）参
照）。このとき、円錐プラグ４は、回り止め突部１１が
割り溝６に係合した状態で拡開スリーブ５に引き込まれ
るので、回り止め突部１１が割り溝６の側縁に係止され
ることになる。したがって、ねじ杆３がナット部材（長
ナット）７と一緒に共回りすることはなく、円錐プラグ
４を確実に引き込んで拡開スリーブ５を十分に拡開さ
せ、大きな保持力が得られる。
ト付き拡開アンカーの施工順序を示している。先ず図４
（ａ）に示すように電動回転工具３０に装着したドリル
３１でコンクリート天井壁２０に取付穴２１を開ける。
取付穴２１の穴径は拡開スリーブ５の外径より若干大き
くなっている。次に、電動回転工具３０にボルト締付け
具３２を取り付け、該ボルト締付け具３２で吊りボルト
１０の端部を把持固定し、先端の拡開アンカー１を取付
穴２１に挿入する。そして、ナット部材（長ナット）７
が取付穴２１の入口端面に当接するまで拡開アンカー１
を挿入すると、図４（ｂ）に示すように、拡開スリーブ
５の回り止め爪１３が取付穴２１の入口周縁部に喰い込
んで仮り止めされる。この状態で電動回転工具３０を作
動し、締付け具３２を介して吊りボルト１０を回転させ
ると、吊りボルト１０に連結固定しているナット部材
（長ナット）７が回転し、そのねじ孔８に螺合している
ねじ杆３が吊りボルト１０側へ移動する。該ねじ杆３の
軸方向への移動により円錐プラグ４が拡開スリーブ５に
引き込まれ、該拡開スリーブ５を拡開させて取付孔２１
の壁面に固着させ、施工が終了する（図４（Ｃ）参
照）。このとき、円錐プラグ４は、回り止め突部１１が
割り溝６に係合した状態で拡開スリーブ５に引き込まれ
るので、回り止め突部１１が割り溝６の側縁に係止され
ることになる。したがって、ねじ杆３がナット部材（長
ナット）７と一緒に共回りすることはなく、円錐プラグ
４を確実に引き込んで拡開スリーブ５を十分に拡開さ
せ、大きな保持力が得られる。
【００１２】図５は、吊りボルト１０に代えて拡開アン
カー１のナット部材７に樋の取付け金具１４を連結固定
した実施例を示している。この場合、取付け金具１４を
介してナット部材７を回転させることにより、図４に示
した施工手順と同様にして拡開アンカー１をコンクリー
ト壁２２に固着する。
カー１のナット部材７に樋の取付け金具１４を連結固定
した実施例を示している。この場合、取付け金具１４を
介してナット部材７を回転させることにより、図４に示
した施工手順と同様にして拡開アンカー１をコンクリー
ト壁２２に固着する。
【００１３】図６は、ねじ杆３に螺合するナット部材と
して樹脂製の長ナット１５を用い、コンクリート壁２２
に断熱材２３を介して木板２４を取付け固定した実施例
を示している。長ナット１５は一端部にねじ杆３に螺合
するねじ孔１６を有し、他端部に止めボルト１８が螺合
するねじ孔１７を有している。そして、ねじ杆３に螺合
した長ナット１５をコンクリート壁２２に当接した状態
で回転させることにより、ねじ杆３を引き込んで円錐プ
ラグ４により拡開スリーブ５を拡開させ、コンクリート
壁２２に固着する。一方、木板２４を固定する止めボル
ト１８はねじ孔１７に螺着する。
して樹脂製の長ナット１５を用い、コンクリート壁２２
に断熱材２３を介して木板２４を取付け固定した実施例
を示している。長ナット１５は一端部にねじ杆３に螺合
するねじ孔１６を有し、他端部に止めボルト１８が螺合
するねじ孔１７を有している。そして、ねじ杆３に螺合
した長ナット１５をコンクリート壁２２に当接した状態
で回転させることにより、ねじ杆３を引き込んで円錐プ
ラグ４により拡開スリーブ５を拡開させ、コンクリート
壁２２に固着する。一方、木板２４を固定する止めボル
ト１８はねじ孔１７に螺着する。
【００１４】ねじ杆３に螺合するナット部材７は、上記
実施例に示した長ナットに限定されるものではなく、拡
開アンカー１を介して取り付ける部材に対応して種々の
形状とすることが可能である。
実施例に示した長ナットに限定されるものではなく、拡
開アンカー１を介して取り付ける部材に対応して種々の
形状とすることが可能である。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の拡開アン
カーは、アンカー本体の円錐プラグの外側面に拡開スリ
ーブの割り溝に係合する回り止め突部を設け、かつ、前
記拡開スリーブの基端側の外周面に回り止め爪を設けた
ので、前記アンカー本体のねじ杆に螺合したナット部材
の締付け時に前記アンカー本体の共回りが確実に防止で
きると共に、前記ナット部材の締付け作業が容易に行な
える。
カーは、アンカー本体の円錐プラグの外側面に拡開スリ
ーブの割り溝に係合する回り止め突部を設け、かつ、前
記拡開スリーブの基端側の外周面に回り止め爪を設けた
ので、前記アンカー本体のねじ杆に螺合したナット部材
の締付け時に前記アンカー本体の共回りが確実に防止で
きると共に、前記ナット部材の締付け作業が容易に行な
える。
【００１６】また、前記ナット部材に長ナットを用い、
前記アンカー本体のねじ杆に螺合されるねじ孔の反対側
に別のねじ孔を設け、該ねじ孔に長尺の吊りボルトを螺
合固定して吊りボルト付き拡開アンカーにすると、前記
吊りボルトを利用して前記長ナットを締め付けることが
できるので、固定箇所がコンクリート天井壁のように高
所の場合に特に有効である。
前記アンカー本体のねじ杆に螺合されるねじ孔の反対側
に別のねじ孔を設け、該ねじ孔に長尺の吊りボルトを螺
合固定して吊りボルト付き拡開アンカーにすると、前記
吊りボルトを利用して前記長ナットを締め付けることが
できるので、固定箇所がコンクリート天井壁のように高
所の場合に特に有効である。
【図１】本発明による吊りボルト付き拡開アンカーの要
部縦断正面図である。
部縦断正面図である。
【図２】図１の２−２線に沿う断面拡大図である。
【図３】拡開スリーブの端面拡大図である。
【図４】同施工手順を示す説明図である。
【図５】別の実施例による使用状態を示す要部縦断面図
である。
である。
【図６】さらに別の実施例による使用状態を示す要部縦
断面図である。
断面図である。
１ 拡開アンカー ２ アンカー本体 ３ ねじ杆 ４ 円錐プラグ ５ 拡開スリーブ ６ 割り溝 ７ ナット部材（長ナット） ８，９ ねじ孔 １０ 吊りボルト １１ 回り止め突部 １３ 回り止め爪 １４ 取付け金具 １５ 樹脂製長ナット １６，１７ ねじ孔
Claims (4)
- 【請求項１】 ねじ杆の先端部に円錐プラグを有するア
ンカー本体に、先端側に軸方向へ延びる複数の割り溝を
設けて拡開可能とした拡開スリーブが嵌装され、前記ね
じ杆の基端側から螺合したナット部材を締め付けること
により、前記円錐プラグを前記拡開スリーブに引き込む
形式の拡開アンカーにおいて、 前記円錐プラグの外側面に前記拡開スリーブの割り溝に
係合する回り止め突部が設けられ、かつ、前記拡開スリ
ーブの基端側の外周面に回り止め爪が設けられているこ
とを特徴とする拡開アンカー。 - 【請求項２】 前記ナット部材が長ナットで、前記ねじ
杆に螺合されるねじ孔の反対側に別のねじ孔が設けられ
ていることを特徴とする請求項１記載の拡開アンカー。 - 【請求項３】 前記ナット部材に、吊りボルトなどの取
付け部材が連結されていることを特徴とする請求項１又
は２記載の拡開アンカー。 - 【請求項４】 前記ナット部材が樹脂製の長ナットで、
前記ねじ杆に螺合されるねじ孔の反対側に別のねじ孔が
設けられていることを特徴とする請求項２記載の拡開ア
ンカー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36062892A JPH06193151A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 拡開アンカー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36062892A JPH06193151A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 拡開アンカー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06193151A true JPH06193151A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18470232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36062892A Pending JPH06193151A (ja) | 1992-12-28 | 1992-12-28 | 拡開アンカー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06193151A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200446700Y1 (ko) * | 2009-03-18 | 2009-11-23 | 장근대 | 조립용 앵커 |
| JP2011226095A (ja) * | 2010-04-16 | 2011-11-10 | Sanko Techno Co Ltd | 基礎用あと施工アンカー |
| JP2012255312A (ja) * | 2011-06-10 | 2012-12-27 | A & A Material Corp | トンネル内装パネルの取付け構造及びトンネル内装パネルの取付け方法 |
| JP2017502225A (ja) * | 2013-12-19 | 2017-01-19 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | 回転止めを備えた拡張アンカ |
| JP2018145619A (ja) * | 2017-03-02 | 2018-09-20 | エヌパット株式会社 | 拡張アンカー、アンカー施工具及びアンカー施工方法 |
| CN111486164A (zh) * | 2016-04-27 | 2020-08-04 | 喜利得股份公司 | 具有呈波浪形的套筒的锚栓 |
| CN112728367A (zh) * | 2020-11-30 | 2021-04-30 | 江苏德联达智能科技有限公司 | 一种新型机顶盒 |
-
1992
- 1992-12-28 JP JP36062892A patent/JPH06193151A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR200446700Y1 (ko) * | 2009-03-18 | 2009-11-23 | 장근대 | 조립용 앵커 |
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| US9970467B2 (en) | 2013-12-19 | 2018-05-15 | Hilti Aktiengesellschaft | Handheld power tool |
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