JPH061927U - ガスケット - Google Patents
ガスケットInfo
- Publication number
- JPH061927U JPH061927U JP4680092U JP4680092U JPH061927U JP H061927 U JPH061927 U JP H061927U JP 4680092 U JP4680092 U JP 4680092U JP 4680092 U JP4680092 U JP 4680092U JP H061927 U JPH061927 U JP H061927U
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- Japan
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- gasket
- metal plates
- base material
- bending
- interposed
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、ガスケット母材を構成する2枚の金
属板間にビードを有するスペーサ材を介装したガスケッ
トの剛性、強度が増大し、ガス洩れの防止及び取り扱い
の安全を確保することを目的とする。 【構成】ガスケット母材を構成する2枚の金属板1a、
1b間にビード3を有するスペーサ材2を介装したガス
ケットにおいて、金属板1a、1bの端縁を、それぞれ
対向方向に齟齬して折り曲げ形成したフランジ12、1
3を備えた構成を特徴とする。
属板間にビードを有するスペーサ材を介装したガスケッ
トの剛性、強度が増大し、ガス洩れの防止及び取り扱い
の安全を確保することを目的とする。 【構成】ガスケット母材を構成する2枚の金属板1a、
1b間にビード3を有するスペーサ材2を介装したガス
ケットにおいて、金属板1a、1bの端縁を、それぞれ
対向方向に齟齬して折り曲げ形成したフランジ12、1
3を備えた構成を特徴とする。
Description
【0001】
本考案は、シリンダヘッドと排気マニホールド等との間に介装されるスチール ガスケットに関するものである。
【0002】
図5で示すように、シリンダヘッド5と排気マニホールド6のフランジ7との 間に介装されるスチールガスケットは、ガスケット母材を構成するフラットな2 枚の金属板1a、1b間にビード3を有するスペーサ材2を介装した構造である 。尚4は2つのスペーサ材2の間に介装したプレートである。
【0003】
上記従来のガスケットでは、ガスケット母材を構成する2枚の金属板1a、1 bの端縁がストレートにプレス切断したままであるため、曲げに対する強度がな く、排気マニホールド6のフランジ7面の挙動により破損する場合がある。また 、金属板1a、1bの端縁間に隙間が形成され、この隙間から高温の排気ガスが 侵入してスペーサ材2を熱劣化する。
【0004】 さらに、前記したように、金属板1a、1bの端縁がストレートに切断したま まであるため、端縁はエッジとなっており、取り扱い中に手を切ったりすること がないよう、バリ取りグラインド加工が必要である。
【0005】 本考案の目的は、このような従来の問題点を解消したガスケットを提供するこ とである。
【0006】
上記の目的を達成するための本考案の特徴とする構成は、ガスケット母材を構 成する2枚の金属板間にビードを有するスペーサ材を介装したガスケットにおい て、前記ガスケット母材の2枚の金属板の端縁を、それぞれ対向方向に齟齬して 折り曲げ形成したフランジを備えたものである。
【0007】
上記本考案では、ガスケット母材の2枚の金属板の端縁に形成した折り曲げフ ランジによって強度が増大し、この折り曲げフランジは、それぞれ対向方向に齟 齬しているため、金属板の間への高温の排気ガスの侵入を阻止する。また、金属 板の端縁は折り曲げフランジのアール面により、取り扱いを安全にする。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、8は本考案に よるガスケットであり、シリンダヘッドと排気マニホールドとの間に介装するも のを例示した。従って、9は排気マニホールドと対応するボアであり、10は締 付ボルトが挿通するボルト穴、11は後述する2枚の金属板1a、1bのスポッ ト溶接部である。
【0009】 前記ガスケット8は図2、図3及び図4の各部の断面で理解できるように、ガ スケット母材を構成する2枚の金属板1a、1b間にビード3を有するスペーサ 材2を介装した構造である。尚4は2つのスペーサ材2の間に介装したプレート である。
【0010】 そこで、本考案は、前記ガスケット母材の2枚の金属板1a、1bの端縁を、 それぞれ対向方向に齟齬して折り曲げ形成したフランジ12、13を備えたもの である。
【0011】 本考案は上記の通りの構造であるから、ガスケット8はガスケット母材の2枚 の金属板1a、1bの端縁に形成した折り曲げフランジ12、13によって剛性 が付与されて強度が増大し、シリンダヘッドと排気マニホールドのフランジとの 間に介装した場合、排気マニホールドのフランジ面の挙動により破損することが なくなる。
【0012】 折り曲げフランジ12、13は、それぞれ対向方向に齟齬しているため、シリ ンダヘッドと排気マニホールドとをボルトで締め付けるときに、折り曲げフラン ジ12、13同志が当接干渉することがなく、ガスケット8の圧縮変形を良好に 行ってシール性を確保すると共に、金属板1a、1bの間への高温の排気ガスの 侵入を阻止する遮蔽作用をする。
【0013】 さらに、金属板1a、1bの端縁は折り曲げフランジ12、13によりアール 面が形成されるので、取り扱いの安全が確保される。
【0014】 尚、上記の適用の実施例をシリンダヘッドと排気マニホールドとの間に介装す るもので説明したが、他シール部所にも適用することが可能である。
【0015】
以上のように本考案は、ガスケット母材の2枚の金属板の端縁を、それぞれ対 向方向に齟齬して折り曲げ形成したフランジを備えた構成であるから、ガスケッ ト本体の剛性、強度が増大し、また、ガスケット母材の2枚の金属板間への高温 の排気ガスの侵入を阻止しビードを有するスペーサ材の熱劣化を防止するため、 ガスケットの耐久性を向上する。さらに、ガスケット取り扱いが安全に行うこと ができる。
【図1】本考案の全体の正面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のC−C断面図
【図4】図1のB−B断面図
【図5】従来のガスケットの断面図
1a 金属板 1b 金属板 2 スペーサ材 3 ビード 8 ガスケット 12 フランジ 13 フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 ガスケット母材を構成する2枚の金属板
間にビードを有するスペーサ材を介装したガスケットに
おいて、前記ガスケット母材の2枚の金属板の端縁を、
それぞれ対向方向に齟齬して折り曲げ形成したフランジ
を備えたことを特徴とするガスケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046800U JP2597827Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992046800U JP2597827Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ガスケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061927U true JPH061927U (ja) | 1994-01-14 |
JP2597827Y2 JP2597827Y2 (ja) | 1999-07-19 |
Family
ID=12757412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992046800U Expired - Fee Related JP2597827Y2 (ja) | 1992-06-12 | 1992-06-12 | ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2597827Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014020512A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Isuzu Motors Ltd | 排気マニホールドガスケット |
JP2018179118A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | Nok株式会社 | ガスケット |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55124659U (ja) * | 1979-02-24 | 1980-09-04 | ||
JPS61167453U (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-17 |
-
1992
- 1992-06-12 JP JP1992046800U patent/JP2597827Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55124659U (ja) * | 1979-02-24 | 1980-09-04 | ||
JPS61167453U (ja) * | 1985-04-05 | 1986-10-17 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014020512A (ja) * | 2012-07-20 | 2014-02-03 | Isuzu Motors Ltd | 排気マニホールドガスケット |
JP2018179118A (ja) * | 2017-04-12 | 2018-11-15 | Nok株式会社 | ガスケット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2597827Y2 (ja) | 1999-07-19 |
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Legal Events
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