JPH0619178U - リール押えばねの製造方法 - Google Patents

リール押えばねの製造方法

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JPH0619178U
JPH0619178U JP4592692U JP4592692U JPH0619178U JP H0619178 U JPH0619178 U JP H0619178U JP 4592692 U JP4592692 U JP 4592692U JP 4592692 U JP4592692 U JP 4592692U JP H0619178 U JPH0619178 U JP H0619178U
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JP
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plate
pressing spring
strip
width
reel
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Application number
JP4592692U
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English (en)
Inventor
邦夫 笹川
Original Assignee
株式会社加藤スプリング製作所
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リール押えばねを歩留まりよく製造する。 【構成】 リール押えばね1の長さ寸法の幅を有する帯
状の圧延板Aの幅方向中央部2に、該圧延板Aの延在方
向に向けてリール押えばね1の幅と同一スパンで取付孔
3…を列設する第1の工程と、前記圧延板Aに、この圧
延板Aの幅方向に向かう直線7…を、前記延在方向に前
記押えばね1の幅と同一スパン、かつ前記取付孔3,3
を内在させるスパンをもって複数設定すると共に、これ
ら直線7…上の前記中央部2に一定寸法離間した2つの
切欠部形成用孔8…を列設する第2の工程と、前記圧延
板Aを、前記直線7…に沿って前記2つの切欠部形成用
孔8,8間を残して切断する第3の工程と、この第3の
工程の切断により形成された帯状板部5,6を一方の板
面側に折曲する第4の工程と、前記圧延板Aを前記直線
7…に沿って前記2つの切欠部形成用孔8,8間を切断
する第5の工程とを有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ビデオカセット等磁気テープ記録媒体に用いるリール押えばねに 関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ビデオカセット等のカセットにおいては、リールを定められた状態に 位置させておく必要性から、該リールをばね材からなるリール押えばねによりカ セット本体に保持した構造となっている。 従来この種のリール押えばねとしては、例えば図4,5に示すものが知られて いる。図4,5に示すリール押えばね1は、ばね材からなる板体が帯状に形成さ れ、その中央部2に取付孔3,3が形成されると共に同中央部2両側にそれぞれ 一定寸法離間した2つの切欠部が4…が形成され、かつ前記中央部2から一方向 に延びる一方の帯状板部5と同他方向に延びる他方の帯状板部6とが一方の板面 側へ折曲された構成となっている。
【0003】 従来、前記リール押えばね1の製造方法としては、プレスにより圧延板を打ち 抜くプレス打ち抜き法が広く採用されている。 この方法は、多数の加工ステージを有する機械プレスに帯状の圧延板を供給し 、上下金型によって圧延板に取付孔3,3を打ち抜く工程、切欠部4,4を形成 する工程、圧延板からリール押えばね全体を打ち抜く工程等によりリール押えば ね1を製作する。 この方法においては、下金型の上に位置する圧延板に対して上金型を圧下させ ることから、圧延板の打ち抜くリール押えばね1の周囲に金型による押さえスペ ースが残量される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の方法においては、圧延板のリール押えばね打ち抜き箇所の周囲に一 定のスペースが必要であるから、リール押えばね打ち抜き後において圧延板の廃 棄部分が多く残ることになり、材料の利用効率が悪く、歩留まりが悪いという問 題がある。 本考案は、前記事情に鑑みてなされたもので、リール押えばねを歩留まりよく 製造することのできるリール押えばねの製造方法を提供することを目的としてい る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1記載のリール押えばねの製造方法は、リール押えばねの長さ 寸法の幅を有する帯状の圧延板の幅方向中央部に、該圧延板の延在方向に向けて リール押えばねの幅と同一スパンで取付孔を列設する第1の工程と、前記圧延板 に、この圧延板の幅方向に向かう直線を、前記延在方向に前記押えばねの幅と同 一スパン、かつ前記取付孔を内在させるスパンをもって複数設定すると共に、こ れら直線上の前記中央部に一定寸法離間した2つの切欠部形成用孔を列設する第 2の工程と、前記圧延板を、前記直線に沿って前記2つの切欠部形成用孔間を残 して切断する第3の工程と、この第3の工程の切断により形成された帯状板部を 一方の板面側に折曲する第4の工程と、前記圧延板を前記直線に沿って前記2つ の切欠部形成用孔間を切断する第5の工程とを有することを前記課題の解決手段 とした。 本考案の請求項2記載のリール押えばねの製造方法は、前記圧延板の幅方向の 端縁に、前記直線を中心として凹部を形成する凹部形成工程を有することを前記 課題の解決手段とした。
【0006】
【作用】
本考案の請求項1記載の製造方法では、第1の工程において、取付孔が形成さ れ、第2の工程において切欠部が形成され、第3の工程において帯状板部が形成 され、第4の工程において該帯状板部が折曲され、第5の工程において圧延板か らリール押えばね全体が切り離される。 本考案の請求項2記載の製造方法では、リール押えばねの長さ方向の周端に突 出部が形成される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のリール押えばねの製造方法を図を参照して説明する。 ここで製造するリール押えばねは、前述した図4,5に示すリール押えばね1 である。 ここで説明する方法では、板体に対して孔を打ち抜き、切断し、折曲する機械 プレスを使用する。 使用する材料は、ステンレス鋼やりん青銅等のばね材からなる帯状の圧延板で ある。この圧延板は、その幅方向がリール押えばね1の長さに等しいものである 。
【0008】 この実施例では、前記の圧延板から、次の各工程を経てリール押えばね1を製 造する。 第1の工程。まず図1に示すように圧延板Aの幅方向中央部2に圧延板Aの延 在方向に向けリール押えばね1の幅方向と同一スパンで取付孔3…を列設する。 第2の工程。次に図1に示すように圧延板Aに、この圧延板Aの幅方向に向か う直線7…を前記延在方向に前記押えばね1の幅と同一スパン、かつ前記取付孔 3,3を内在させるスパンをもって複数設定すると共に、これらの直線7…上の 中央部2に一定寸法離間した2つの切欠部形成用孔8…を列設する。 凹部形成工程。前記圧延板Aの幅方向の端縁に、前記直線7…を中心とした凹 部9…を形成する。 上述した第1、第2の工程および凹部形成は、上述の順に各別に行ってもよい が、これらを一工程で行ってもよい。 第三の工程。次に図2に示すように圧延板Aを、前記直線7…に沿って前記2 つの切欠部形成用孔8,8間を残して切断する。 第4の工程。次に図5に示すように第3の工程の切断により形成された帯状板 部5,6を一方の板面側に折曲する。 第5の工程。次に図3に示すように圧延板Aを前記直線7…に沿って前記2つ の切欠部形成用孔8,8間を切断する。 上記加工工程においては、図4,5に示すリール押えばね1の構成のうち、第 一の工程においては取付孔3,3が形成され、第2の工程においては切欠部4… が形成され、凹部形成工程においてはリール押えばね1の長さ方向の周端に突出 部10,10が形成され、第3の工程においては帯状板部5,6が形成され、第 4の工程においては該帯状板部5,6が折曲され、第5の工程においては圧延板 Aからリール押えばね全体が切り離される。 かくして、上記の各工程によりリール押えばね1が製造される。
【0009】 この製造方法によれば、圧延板Aの加工を行うに際して、リール押えばね1の 周囲に特にスペースを必要としないので、廃棄部分が少なくて済み、歩留まりよ くリール押えばね1を製造することができる。
【0010】 なお、本考案の製造方法は、上述のリール押えばね1に限られず、例えば、図 6に示すように両端部11,11が円弧状に形成されたリール押えばね12、図 7および図8に示すように幅が比較的狭く両端部13,13を側方に向け曲げ加 工がなされたリール押えばね14、図9ないし図10に示すように両端部を結ぶ 直線と幅方向のサイドとが平行でないリール押えばね15にも適用可能である。 また、凹部9…を形成せず、矩形状の端部のリール押えばねの製造にも、もち ろん適用可能である。 また、前記直線7…を材料の圧延方向に対して、斜めとして製造してもよい。
【0011】
【考案の効果】
本考案のリール押えばねの製造方法によれば、リール押えばねの長さ寸法の幅 を有する帯状の圧延板の幅方向中央部に、該圧延板の延在方向に向けてリール押 えばねの幅と同一スパンで取付孔を列設する第1の工程と、前記圧延板に、この 圧延板の幅方向に向かう直線を、前記延在方向に前記押えばねの幅と同一スパン 、かつ前記取付孔を内在させるスパンをもって複数設定すると共に、これら直線 上の前記中央部に一定寸法離間した2つの切欠部形成用孔を列設する第2の工程 と、前記圧延板を、前記直線に沿って前記2つの切欠部形成用孔間を残して切断 する第3の工程と、この第3の工程の切断により形成された帯状板部を一方の板 面側に折曲する第4の工程と、前記圧延板を前記直線に沿って前記2つの切欠部 形成用孔間を切断する第5の工程とを有するので、押えばねの周辺部を残す必要 がなく、材料の圧延板が有効に使用され、歩留まりがよい。そのため、材料費が 削減でき製造コストを下げることができる。 さらに別の効果としては、リール押えばねの長さ方向を材料の圧延方向に対し 、角度を有する方向とし、たわみを持たせて使用することにより、材料の強度が 圧延方向に比べ高くなる。 さらにまた別の効果としては、リール押えばねの長さ方向を材料の圧延方向に 対し角度を有する方向としたので、材料の圧延方向すなわち、通常圧延材の巻取 方向の巻取によるひずみが図5,8,10に示す湾曲形状のリール押えばねに影 響を与えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の製造方法の両端部および中央部の形成
工程の終了した圧延板を示す平面図である。
【図2】本考案の製造方法の帯状板部形成工程の終了し
た圧延板を示す平面図である。
【図3】本考案の製造方法の中央部切断工程の終了した
圧延板を示す平面図である。
【図4】本考案の製造方法によるリール押えばねの一例
を示す平面図である。
【図5】図4に示すリール押えばねの側面図である。
【図6】本考案の製造方法によるリール押えばねの他の
例を示す平面図である。
【図7】本考案の製造方法によるリール押えばねの他の
例を示す平面図である。
【図8】図7に示すリール押えばねの側面図である。
【図9】本考案の製造方法によるリール押えばねの他の
例を示す平面図である。
【図10】図9に示すリール押えばねの側面図である。
【符号の説明】
1 リール押えばね 2 中央部 3 取付孔 4 切欠部 5,6 帯状板部 7 直線 8 切欠部形成用孔 9 凹部 10 突出部 A 圧延板

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばね材からなる板体が帯状に形成され、
    その中央部に取付孔が形成されると共に同中央部両側に
    それぞれ一定寸法離間した2つの切欠部が形成され、か
    つ前記中央部から一方向に延びる一方の帯状板部と同他
    方向に延びる他方の帯状板部とが一方の板面側へ折曲さ
    れているリール押えばねの製造方法において、 リール押えばねの長さ寸法の幅を有する帯状の圧延板の
    幅方向中央部に、該圧延板の延在方向に向けてリール押
    えばねの幅と同一スパンで取付孔を列設する第1の工程
    と、 前記圧延板に、この圧延板の幅方向に向かう直線を、前
    記延在方向に前記押えばねの幅と同一スパン、かつ前記
    取付孔を内在させるスパンをもって複数設定すると共
    に、これら直線上の前記中央部に一定寸法離間した2つ
    の切欠部形成用孔を列設する第2の工程と、 前記圧延板を、前記直線に沿って前記2つの切欠部形成
    用孔間を残して切断する第3の工程と、 この第3の工程の切断により形成された帯状板部を一方
    の板面側に折曲する第4の工程と、 前記圧延板を前記直線に沿って前記2つの切欠部形成用
    孔間を切断する第5の工程とを有することを特徴とする
    リール押えばねの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリール押えばねの製造方
    法において、 前記圧延板の幅方向の端縁に、前記直線を中心として凹
    部を形成する凹部形成工程を有することを特徴とするリ
    ール押えばねの製造方法。
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