JPH0619042Y2 - 内スプラインポインティング面測定用治具 - Google Patents
内スプラインポインティング面測定用治具Info
- Publication number
- JPH0619042Y2 JPH0619042Y2 JP1987186091U JP18609187U JPH0619042Y2 JP H0619042 Y2 JPH0619042 Y2 JP H0619042Y2 JP 1987186091 U JP1987186091 U JP 1987186091U JP 18609187 U JP18609187 U JP 18609187U JP H0619042 Y2 JPH0619042 Y2 JP H0619042Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- spline
- pointing
- inner spline
- ball
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内スプラインを有するスリーブ等の端面から
スプライン歯のポインティング面の出入を測定するため
の治具に関するものである。
スプライン歯のポインティング面の出入を測定するため
の治具に関するものである。
自動車のトランスミッションに用いられる内スプライン
を有するスリーブの端面から、スプラインのポインティ
ング面までの距離は、トランスミッションのシフト性
能、操作性に重要な関連を有する。
を有するスリーブの端面から、スプラインのポインティ
ング面までの距離は、トランスミッションのシフト性
能、操作性に重要な関連を有する。
第６図に示す内スプラインを有するスリーブ１のスプラ
イン歯２は、スリーブ１の端面３から距離を置いて形成
され、その場合にスプライン歯２の端部のポインティン
グ面２ａは曲面をなし、２つのポインティング面２ａが
交わる稜線は、半径Ｒの曲線を形成し、スプライン歯２
の基準直径Ｄとの交点２ｂを基準点とし、スリーブ１の
端面３からの距離ｘが規格の範囲内か否かの判断が必要
となる。
イン歯２は、スリーブ１の端面３から距離を置いて形成
され、その場合にスプライン歯２の端部のポインティン
グ面２ａは曲面をなし、２つのポインティング面２ａが
交わる稜線は、半径Ｒの曲線を形成し、スプライン歯２
の基準直径Ｄとの交点２ｂを基準点とし、スリーブ１の
端面３からの距離ｘが規格の範囲内か否かの判断が必要
となる。
ところが、基準点２ｂの位置を示す指標がないので、従
来は、スリーブ１の端面３とポインティング面２ａの加
工切り上り端との長さ、すなわち第６図に示すｙをノギ
ス等で測定していた。
来は、スリーブ１の端面３とポインティング面２ａの加
工切り上り端との長さ、すなわち第６図に示すｙをノギ
ス等で測定していた。
従来のように、スリーブ１の端面３とポインティング面
２ａの加工切り上り端との長さｙをノギス等で測定した
のでは、測定点が不明確で測定値が測定者により異な
り、また、同じ測定者であつても測定の度に測定値が異
なり、測定が極めて不安定となる。
２ａの加工切り上り端との長さｙをノギス等で測定した
のでは、測定点が不明確で測定値が測定者により異な
り、また、同じ測定者であつても測定の度に測定値が異
なり、測定が極めて不安定となる。
このため、このスプラインを用いたトランスミッション
では、操作性、特にギヤ抜けに重大な不具合を生じてい
る。
では、操作性、特にギヤ抜けに重大な不具合を生じてい
る。
本考案は、前記の問題点を解決し、内スプラインのポイ
ンティング面のスリーブの端面からの出入量を正確に測
定することができる測定用治具を提供することを目的と
するものである。
ンティング面のスリーブの端面からの出入量を正確に測
定することができる測定用治具を提供することを目的と
するものである。
本考案は、内スプラインの隣接するスプライン歯のポイ
ンティング面に接触する３個の切り欠きボールと、これ
らのボールを所定直径の円周上に所定の位相（１２０°
分割）で配列すると共に軸線方向に突出させて支持する
する部材とからなる内スプラインポインティング面測定
用治具である。
ンティング面に接触する３個の切り欠きボールと、これ
らのボールを所定直径の円周上に所定の位相（１２０°
分割）で配列すると共に軸線方向に突出させて支持する
する部材とからなる内スプラインポインティング面測定
用治具である。
内スプラインを有するスリーブ等をこの治具に乗せ、３
個の切り欠きボールの球面を内スプラインの隣接する歯
のポインティング面に接触させ、これらのボールは所定
直径の円周上に１２０°分割で配列支持されているの
で、ポインティング面の所定の位置に正確に接触する。
個の切り欠きボールの球面を内スプラインの隣接する歯
のポインティング面に接触させ、これらのボールは所定
直径の円周上に１２０°分割で配列支持されているの
で、ポインティング面の所定の位置に正確に接触する。
これらのボールの上下量を測定することにより、スリー
ブの端面からスプラインのポインティング面までの長さ
が正確に測定できる。
ブの端面からスプラインのポインティング面までの長さ
が正確に測定できる。
本考案の一実施例を図面について説明する。
第１図は測定用治具に内スプラインを有するスリーブを
セットした状態を示す断面図である。
セットした状態を示す断面図である。
スリーブ１は、第４図の正面図に示すように、円筒の内
周に多数のスプライン歯２が形成されている。
周に多数のスプライン歯２が形成されている。
第５図に本考案の測定の原理を示す。
スリーブ１の隣接する２つのスプライン歯２のポインテ
ィング面２ａ間に一部を切断したボール６を当て、この
ようなボール６を３個等間隔で配置し、これらのボール
６の外周を直径Ｄ１に保持した状態で、ボール６の上下
量を測定する。具体的には、スリーブ１の長さは正確に
加工されているので、スリーブ１の上端面とボール６の
下面との距離Ａをダイヤルゲージで測定すれば良い。
ィング面２ａ間に一部を切断したボール６を当て、この
ようなボール６を３個等間隔で配置し、これらのボール
６の外周を直径Ｄ１に保持した状態で、ボール６の上下
量を測定する。具体的には、スリーブ１の長さは正確に
加工されているので、スリーブ１の上端面とボール６の
下面との距離Ａをダイヤルゲージで測定すれば良い。
第１図において、ベースブロック４に内周の直径がＤ１
のボールホルダー５を嵌合し、その内側に３個の切り欠
きボール６を円弧状のボール位相決め７により、第１図
のＸ−Ｘ線の断面図である第３図に示すように、ボール
６を円周方向に１２０°間隔に位置決めして配置する。
その上にスリーブ１を乗せ、その上からワーク押え８を
乗せて軽く押え、ワークを水平に保つ。第２図はこの状
態を示す正面図で、９はワーク押え８のつまみ、１０は
ベースブロック４に対するワーク押え８の嵌合軸であ
る。
のボールホルダー５を嵌合し、その内側に３個の切り欠
きボール６を円弧状のボール位相決め７により、第１図
のＸ−Ｘ線の断面図である第３図に示すように、ボール
６を円周方向に１２０°間隔に位置決めして配置する。
その上にスリーブ１を乗せ、その上からワーク押え８を
乗せて軽く押え、ワークを水平に保つ。第２図はこの状
態を示す正面図で、９はワーク押え８のつまみ、１０は
ベースブロック４に対するワーク押え８の嵌合軸であ
る。
ワーク押え８がないとワークがガタついて安定せず、正
確な測定ができない。ワーク押え８を垂直な嵌合軸１０
で規制することにより、ワークを水平かつ安定に押さえ
ることができる。
確な測定ができない。ワーク押え８を垂直な嵌合軸１０
で規制することにより、ワークを水平かつ安定に押さえ
ることができる。
第５図の矢印Ｂの破線部分を拡大して第７図に示す。各
ボール６はスリーブ１のスプライン歯２の隣接する２つ
のポインティング面２ａとそれぞれ接触するように、ス
プライン歯２のピッチとボール６の径を考慮してボール
６の一部を切り欠き、その切り欠き面は、ボールホルダ
ー５の内周面に合致させる。
ボール６はスリーブ１のスプライン歯２の隣接する２つ
のポインティング面２ａとそれぞれ接触するように、ス
プライン歯２のピッチとボール６の径を考慮してボール
６の一部を切り欠き、その切り欠き面は、ボールホルダ
ー５の内周面に合致させる。
ボール６はその球面部でポインティング面２ａと点ｐで
接触し、ボール６の切り欠き面が配列された外径はボー
ルホルダー５で指定直径Ｄ１に規制されているので、各
ボール６の下縁位置は、ポインティング面２ａのスリー
ブ１の端面３からの距離で定まる。
接触し、ボール６の切り欠き面が配列された外径はボー
ルホルダー５で指定直径Ｄ１に規制されているので、各
ボール６の下縁位置は、ポインティング面２ａのスリー
ブ１の端面３からの距離で定まる。
スリーブ１の上端面からボール６の下縁までの長さＡを
ダイヤルゲージで測定することにより、スリーブ１の端
面３からの長さｔが求められる。したがって、直接測定
するのが困難なｘの長さを測定することなく、ｘが規格
の範囲内か否かの判断をボール６の上下量ｔにより判断
することができる。
ダイヤルゲージで測定することにより、スリーブ１の端
面３からの長さｔが求められる。したがって、直接測定
するのが困難なｘの長さを測定することなく、ｘが規格
の範囲内か否かの判断をボール６の上下量ｔにより判断
することができる。
本考案は、スプライン歯のポインティング面と所定位置
で直接接触するボールの上下量を測定することにより、
内スプラインを有するスリーブ等の端面からのポインテ
ィング面の出入量を正確に測定することが可能となる。
で直接接触するボールの上下量を測定することにより、
内スプラインを有するスリーブ等の端面からのポインテ
ィング面の出入量を正確に測定することが可能となる。
第１図は本考案の実施例を示す断面図、第２図は正面
図、第３図は第１図のＸ−Ｘ線による断面図、第４図は
内スプラインを示す正面図、第５図は測定の原理を説明
する拡大断面図、第６図は内スプラインの拡大断面図、
第７図は測定状態を説明する拡大断面図である。 １：内スプラインを有するスリーブ ２：スプライン歯 ２ａ：ポインティング面 ３：スリーブの端面 ４：ベースブロック ５：ボールホルダー ６：切断ボール ７：ボール位相決め ８：ワーク押え
図、第３図は第１図のＸ−Ｘ線による断面図、第４図は
内スプラインを示す正面図、第５図は測定の原理を説明
する拡大断面図、第６図は内スプラインの拡大断面図、
第７図は測定状態を説明する拡大断面図である。 １：内スプラインを有するスリーブ ２：スプライン歯 ２ａ：ポインティング面 ３：スリーブの端面 ４：ベースブロック ５：ボールホルダー ６：切断ボール ７：ボール位相決め ８：ワーク押え
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 斉藤 和宏 神奈川県藤沢市土棚８番地 いすゞ自動車 株式会社藤沢工場内 (56)参考文献 特開 昭60−128301（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−178409（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭56−47521（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】内スプラインの隣接するスプライン歯のポ
インティング面に接触する３個の切り欠きボールと、こ
れらのボールを所定直径の円周上に所定の位相で配列す
ると共に軸線方向に突出させて支持する部材とからなる
内スプラインポインティング面測定用治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987186091U JPH0619042Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 内スプラインポインティング面測定用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987186091U JPH0619042Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 内スプラインポインティング面測定用治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0191205U JPH0191205U (ja) | 1989-06-15 |
| JPH0619042Y2 true JPH0619042Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31477339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987186091U Expired - Lifetime JPH0619042Y2 (ja) | 1987-12-07 | 1987-12-07 | 内スプラインポインティング面測定用治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0619042Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5870556B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2016-03-01 | 株式会社ジェイテクト | サイドフェーススプラインの形状測定方法 |
| CN106931856B (zh) * | 2017-04-11 | 2023-04-11 | 苏州市计量测试研究所 | 花键棒间距测量辅助治具和测量方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5647521U (ja) * | 1979-09-18 | 1981-04-27 | ||
| JPS60128301A (ja) * | 1983-12-15 | 1985-07-09 | Daihatsu Motor Co Ltd | 歯形を有する円形透孔の寸法測定装置 |
| JPH056481Y2 (ja) * | 1985-04-24 | 1993-02-19 |
-
1987
- 1987-12-07 JP JP1987186091U patent/JPH0619042Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0191205U (ja) | 1989-06-15 |
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