JPH06189711A - パーム油カロチン含有食品 - Google Patents

パーム油カロチン含有食品

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JPH06189711A
JPH06189711A JP4359032A JP35903292A JPH06189711A JP H06189711 A JPH06189711 A JP H06189711A JP 4359032 A JP4359032 A JP 4359032A JP 35903292 A JP35903292 A JP 35903292A JP H06189711 A JPH06189711 A JP H06189711A
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JP
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carotene
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palm oil
flavor
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JP4359032A
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English (en)
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Hiroshige Hamakawa
弘茂 浜川
Misako Ono
美佐子 小野
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヤシ科アブラヤシ(Elaeis guineensis JAC
Q.) より抽出して得られた抽出物であって、β−カロチ
ンを55〜70重量%、α−カロチンを20〜40重量
%、β−カロチンとα−カロチンとを合計量で85〜9
7重量%、その他カロチンおよびリコペン等の天然色素
を合計量で3〜15重量%含有するパーム油カロチンが
配合された、飲料、冷菓、麺類、菓子、蛋白質食品、油
脂、油脂加工食品、健康食品、調味料等のパーム油カロ
チン含有食品。 【効果】 食品に添加した際に異臭がなく香味に優れ、
色調にも従来の着色料と遜色がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーム油カロチンが配
合された食品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カロチンで着色した食品とし
ては、合成βーカロチン、イモカロチン、デュナリエラ
カロチン、ニンジンカロチンを用いたものが知られてい
る。合成βーカロチンは合成品であり、最近の天然物志
向による要望を満足することができない。他は天然物で
あるが、デュナリエラカロチンは採取源であるデュナリ
エラ属の藻類自体が、ごく最近に注目され始めたばかり
で、いまだこの藻類を配合した食品類が出現していない
ことからして、この藻類の安全性が十分に確認されてい
るとは言い難い状況である。また、イモカロチン、ニン
ジンカロチンは特有の異臭を伴い、栄養強化等の使用目
的によっては、嗜好的に満足するものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、食品を着色
する上ので従来の欠点を克服し、天然物で、しかも生体
に対して安全な着色素材、さらには、異臭がなく、栄養
強化等が行える食品用添加素材を開発すべく鋭意検討の
結果なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定のパ
ーム油カロチンを食品に配合することにより、色調及び
香味の良好な食品を得ることができ、且つ食品に栄養強
化をも付与することができることを見い出し本発明を完
成した。すなわち、本発明は、ヤシ科アブラヤシ(El
aeis guineensis JACQ.)より抽
出して得られた抽出物であって、β−カロチンを55〜
70重量%、α−カロチンを20〜40重量%、β−カ
ロチンとα−カロチンとを合計量で85〜97重量%、
その他カロチンおよびリコペン等の天然色素を合計量で
3〜15重量%含有するパーム油カロチンが配合された
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施態様】本発明において用いられるパーム油
カロチンは、ヤシ科アブラヤシ(Elaeis gui
neensis JACQ.)からの抽出物として得ら
れる。このパーム油カロチンは、以下の組成を有する。 β−カロチン:55〜70重量% α−カロチン:20〜40重量% α−カロチンとβ−カロチンの合計量:85〜97重量
% その他のカロチンおよびリコペン等の天然色素:3〜1
5重量% 典型的には、γ−カロチンを3〜5重量%、リコペンを
3〜5重量%含有する。
【0006】本発明のパーム油カロチンは、抽出物をそ
のまま食品に添加してもよく、また、食用油を用いて抽
出物を乳化製剤として食品に添加してもよく、あるいは
この乳化製剤の乾燥物など種々の剤型で用いることがで
きる。本発明のパーム油カロチンの食品に対する添加量
は、添加目的によって異なり、着色剤として微量添加す
ることもでき、また、栄養強化等の他の添加目的で着色
剤としての通常添加量を超え比較的多量に添加すること
もできる。本発明のパーム油カロチンは、食品に対して
1×10-5重量%以上添加することが好ましい。
【0007】本発明のパーム油カロチンの具体的製法例
としては、620ppmのカロチンを含有する粗パーム
油30gにメタノール10g苛性ソーダ0.24gを加
えてメチルエステル化反応を行なわせ、生成したエステ
ル層を採取して5gの水で洗浄したのち、脱水する。次
いで、エステル層を210gメタノールに均一に溶解し
た後、20℃において1時間静置する。
【0008】その後、カロチンが析出した下層を分離採
取し、残存する微量のメタノール、水を除去して272
0ppmのカロチン含有濃縮物5.8gを得た。また、
下層を分離採取した後の上層からメタノール、水を除去
し、カロチン濃度が97ppmという低濃度の脱色エス
テル23.3gを得た。更に、上記2720ppmのカ
ロチンを含むカロチン含有濃縮物5.8gにメタノール
40g及び水1.5gを混合した後、静置し、発生した
下層から残存するメタノール、水を除去して1.1%の
カロチンを含むカロチン含有濃縮物1.2gを得た。
【0009】上記方法で得られたカロチン含有濃縮物1
00gを120℃、1Torrの条件で脱ガスした後、
150℃10-2Torrで分子蒸留したところ、65g
のパームメチルエステル、モノグリセライドが留出し、
残査としてカロチン濃度19.1%、メチルエステル0
%の精製物35gを得た。この精製物を全量、アセトン
1gを含むn−ヘキサン665gに溶解し、50〜60
0μmの粒度分布をもつ球状シリカゲルを乾式充填した
容量2Lのシリカゲルカラムに供した。アセトン150
0ppmを含むヘキサンを展開溶媒としてクロマトグラ
フィーを行つたところ、パーム油カロチン濃度81.5
%の精製カロチン7.8gを得た。尚このときの展開溶
媒の供給量は、空塔基準の線速度で2.5cm/min
であつた。次に、200倍量(重量)のヘキサンに、精
製カロチンとコーン油を40〜50℃で溶解した後、薄
膜蒸留により40℃で溶媒を除去して油懸濁パーム油カ
ロチンを得ることができる。以下の表1に、本発明のパ
ームカロチンおよび従来からのデュナリエラ色素および
ニンジン色素についての分析結果を示す。
【0010】
【表1】 パーム油 デュナリエラ ニンジン カロチン*1 色素*2 色素*3 組成(w/w%) β−カロチン 64 97 50 α−カロチン 30 3 30 その他のカロチン 3 − 10 その他 3 − 10 *1:本発明に使用するヤシ科アブラヤシ(Elaei
s guineensisJACQ.)より抽出した抽
出物 *2:緑藻デュナリエラ(Dunaliella sa
lina)より抽出した抽出物 *3:ニンジン(Daucus carotaL.)よ
り抽出したニンジン抽出物
【0011】以上の分析結果に示す通り、本発明のパー
ム油カロチンは、他のカロチンに比較してβー、αーの
バランスが良く、天然カロチンとしての利用に効果的で
ある。パーム油カロチンを用いて各種食品の着色及び栄
養強化を行うには、各食品の製造法の常法通り、所定の
量のパーム油カロチンを添加すればよく、ここにこの発
明はその目的を達しおえる。本発明の食品とは、飲料に
おいては、清涼系、炭酸系、果汁系、濃縮系、粉末系、
乳酸系その他をいう。
【0012】冷菓においてはアイスクリーム、アイスシ
ャーベット、かき氷、その他をいう。 麺類において
は、そば、うどん、はるさめ、餃子の皮、しゅうまいの
皮及び小麦粉、そば粉、澱粉類に水を加えてつくられる
生麺、干麺、ゆで麺、中華麺、蒸し麺、あげ麺、即席
麺、その他をいう。菓子類においては、ハードキャンデ
ィ、サンドクリーム、ジャム、ゼリー、クリーム、焼き
菓子その他をいう。蛋白質性食品においては、かまぼ
こ、ハム、ソーセージ、その他の水畜産加工品、牛乳、
発酵乳、その他の乳製品をいう。油脂及び油脂加工食品
類とは、サラダ油、てんぷら油などの食用油やマーガリ
ン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、
ドレッシング、パンなどの油脂加工食品類をいう。健康
食品類とは、ソフトカプセル、タブレット、その他をい
う。調味料類とは、ソース、たれ、スープ、その他をい
う。
【0013】
【発明の効果】本発明のパーム油カロチンは、食品に添
加した際に異臭がなく香味に優れ、色調においても従来
の着色料と遜色がない。
【0014】
【実施例】
実験例1
【0015】
【表2】表2:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:3%カロチン含有) グラニュー糖 12 12 12 12 水 87.99 87.99 87.99 87.99 計 100 100 100 100
【0016】上記配合にて水に溶解分散させ、色調、香
味について評価を行った。パーム油カロチンとしては、
パーム油カロチンを3%含有する乳化製剤を用いた。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0017】以下にこの発明の飲料についての実施例を
示す。 実施例1:炭酸飲料 果糖ぶどう糖液糖 32g オレンジエッセンス 0.2g クエン酸 0.2g パーム油カロチン*1 0.02g (*1:乳化比重調整製剤:3%カロチン含有) を清水にてシロップ50mlとし、これを炭酸水にて2
00mlとしオレンジソーダを得た。このものは黄橙色
を有し、香味も異臭なく良好であった。
【0018】実施例2:果汁入り清涼飲料 果糖ぶどう糖液糖 32g 濃縮オレンジ果汁 5g クエン酸 0.4g オレンジエッセンス 0.2g パーム油カロチン*1 0.02g (*1:乳化比重調整製剤:3%カロチン含有) を清水にて200mlとし、果汁入り清涼飲料を得た。
このものは黄橙色を有し、香味も異臭なく良好であっ
た。
【0019】実施例3:粉末飲料 砂糖 93g クエン酸 4.5g クエン酸ソーダ 1.0g 粉末オレンジ香料 1.0g パーム油カロチン*1 0.25g (*1:乳化比重調整製剤:3%カロチン含有) を良く混合し粉末飲料とした。このものを清水で7倍に
希釈したところ、色調・香味とも良好であった。
【0020】実験例2
【表3】表3:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:3%カロチン含有) 砂糖 15 15 15 15 脱脂粉乳 10 10 10 10 水 75 75 75 75
【0021】上記配合にて水に溶解又は分散させ、アイ
スキャンディーのモールドに流し込み、凍結させ、色調
・香味について評価を行った。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0022】以下にこの発明の冷菓についての実施例を
示す。 実施例4:アイスクリーム 砂糖 15g 全脂粉乳 13g 無塩バター 7g 粉末水飴 5g 安定剤 0.3g 食品香料 0.1g パーム油カロチン*1 0.01g (*1:乳化比重調整製剤:3%カロチン含有) 水 59.5g 上記配合よりなるアイスクリームミックス液を殺菌、冷
却後ソフトクリーム製造機にかけ、オーバーラン80%
でとりだし、カップに充填し凍結させアイスクリームを
得た。このものは異臭がなく色調も良好であった。
【0023】実施例5:アイスキャンディー 砂糖50部、パーム油カロチン(乳化製剤:3%カロチ
ン含有)0.02部、オレンジ香料0.2部を水50部
に溶解又は分散させ、シロップをつくり、氷を氷削機で
削り約3mm位の不定形の氷をつくった。シロップと氷
を1:1で混合し、アイスキャンディーのモールドに流
し込み、凍結させ、アイスキャンディーを得た。このも
のは黄色の色調で異味のないものであった。
【0024】実験例3
【表4】表4:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.03 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.03 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.03 − 合成β−カロチン − − − 0.03 (乳化製剤:3%カロチン含有) 食塩 0.4 0.4 0.4 0.4 かん水 0.4 0.4 0.4 0.4 水 30 30 30 30 小麦粉 100 100 100 100
【0025】各乳化製剤、食塩、かん水を水に添加、撹
拌、溶解又は分散させて仕込水を調製する。これと小麦
粉を混合し、圧延、切断した後5分間セイロで蒸し上
げ、100℃、5分間ボイルして水洗し、水切りした
後、色調・香味について評価した。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0026】以下にこの発明の麺類についての実施例を
示す。 実施例6:即席中華麺 パーム油カロチン(乳化、粉末化製剤:3%カロチン含
有)0.03g、食塩0.4g、かん水0.4gを水に
溶解または分散させ、これと小麦粉100gを混合し、
圧延、切断した後5分間セイロで蒸し上げ、サラダ油に
て140℃、70秒間油揚げ後油を切りあげ麺を得た。
このものはやや橙色を帯びた黄色を有し香味も異臭な
く、良好であった。
【0027】実施例7:そば そば粉70g、小麦粉30g、パーム油カロチン(乳
化、粉末化製剤:3%カロチン含有)0.002gを良
く混合し、水240gを徐々に加え圧延、切断した後、
約2分間ゆで上げ、そばを調製した。このものはゆで液
への色素の流出は全くなく麺の香味も異臭なく良好であ
った。
【0028】実施例8:スパゲティ セモリナ100部、パーム油カロチン乳化製剤(3%カ
ロチン含有)0.02部を良く混合し、水分が31%に
なるように加水し、10〜20分、40℃で混合して生
地を作る。この生地を高圧混捏機に通し、気泡を除去し
た後押し出し、切断、乾燥を行いスパゲティを得た。こ
のものは、ゆで液への色素の流出は全くなく麺の香味も
異臭なく良好であった。
【0029】実施例9:マカロニ セモリナ100部、パーム油カロチン乳化製剤(3%カ
ロチン含有)0.02部を良く混合し、水分が31%に
なるように加水し、10〜20分、40℃で混合して生
地を作る。この生地を高圧混捏機に通し、気泡を除去し
た後押し出し、切断、乾燥を行いマカロニを得た。この
ものは、ゆで液への色素の流出は全くなく麺の香味も異
臭なく良好であった。
【0030】実験例4
【表5】表5:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:3%カロチン含有) グラニュー糖 50 50 50 50 水飴 38 38 38 38 クエン酸 0.3 0.3 0.3 0.3 水 11.69 11.69 11.69 11.69
【0031】グラニュー糖、水飴、水を鍋で150℃ま
で加熱、130℃放冷後撹拌しながら、クエン酸、乳化
製剤を添加混合し、成型、冷却後色調、香味について評
価した。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0032】以下にこの発明の菓子類についての実施例
を示す。 実施例10:ゼリー グラニュー糖235部、水飴(75%)290部、水1
80部、ペクチン9.7部、安定剤1.8部、クエン酸
2部、クエン酸ナトリウム0.75部を加熱溶解し、パ
ーム油カロチンの乳 化製剤(3%カロチン含有)0.
07部を添加した(pH3.8)。ついで型に流し込
み、一夜静置し、ペクチンゼリーを調製した。このもの
はやや橙色を帯びた黄色を有し、異臭もなく、香味も良
好であった。
【0033】実施例11:チューイングガム 混合ガムベース22部、水飴15部粉糖60部、食品香
料1部、パーム油カロチンの乳化製剤(3%カロチン含
有)0.01部の割合からなるものを、まずガムベース
を加熱溶解し、残りのものを添加混合した。成形後、乾
燥してやや橙色を帯びた黄色を有したチューイングガム
が得られた。このチューイングガムは異臭もなく、良好
なものであった。
【0034】実施例12:ハードキャンディー グラニュー糖60部、水飴(Bx75)40部、水30
部を混合し、150℃まで煮つめた後、130℃まで冷
却し、香料0.1部、パーム油カロチン乳化製剤(3%
カロチン含有)1.0部、クエン酸0.9部を添加し、
十分混合する。次にこれを常温まで戻し1粒4gになる
よう切断してハードキャンディーを得た。このものは、
栄養強化として1粒4g当たり1.2mgのカロチンを
有し、橙色で異味、異臭もなく良好であった。
【0035】実施例13:グミキャンディー 酸処理ゼラチン(200ブルーム)7部に水14部を加
え30分間膨潤させた後、60℃に加温し、ゼラチン溶
液とする。グラニュー糖40部、水飴(Bx75)20
部、Lーソルビット20部、水20部を130℃に加熱
し、ゼラチン溶液に加え、クエン酸1部、香料0.2
部、パーム油カロチン乳化製剤(3%カロチン含有)1
部を添加し、脱気後、コーンスターチの型に流し込み3
8℃、10時間放置してグミキャンディーを得た。この
ものは、栄養強化として1粒4g当たり1.2mgのカ
ロチンを有し、橙色で異味、異臭もなく良好であった。
【0036】実施例14:プリン 牛乳50部、水4.7部を撹拌しながらグラニュー糖1
5部を加え溶解する。次に香料0.2部、パーム油カロ
チン乳化製剤(3%カロチン含有)0.1部、生全卵3
0部を添加しカップに充填後120℃、20分間のレト
ルト殺菌を行いプリンを得た。このものは、栄養強化と
して1個100g当たり3mgのカロチンを有し、橙色
で異味、異臭もなく良好であった。
【0037】実施例15:クッキー 無塩マーガリン60部に上白糖30部、全卵50部を加
えクリーミングし、次に水22.5部を少量ずつ加え十
分クリーミングを行う。予め混合しておいた薄力粉10
0部、ベーキングパウダー0.8部、パーム油カロチン
乳化製剤(3%カロチン含有)0.5部をクリーム部に
加え十分混合し、成型後、160℃、25分間焼成して
クッキーを得た。このものは、橙色で異味、異臭もなく
良好であった。
【0038】実施例16:ジャム イチゴピューレ40部、水20部を 混合撹拌し、これ
にゲル化剤0.25部と砂糖10部を分散させ、分散液
とする。次にその分散液を加熱沸騰させゲル化剤を完全
に溶解させる。さらに砂糖20部、水飴(Bx75)20
部、パーム油カロチン乳化製剤(3%カロチン含有)
0.7部を添加し、十分混合してジャムを得た。このも
のは、濃い赤色を呈し、異味、異臭のない良好なもので
あった。
【0039】実験例5
【表6】表6:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:3%カロチン含有) 牛乳 100 100 100 100
【0040】各乳化製剤を牛乳に添加撹拌し、色調・香
味について評価した。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0041】以下にこの発明の蛋白質性食品についての
実施例を示す。 実施例17:かまぼこ 冷凍すり身70部、食塩2部、調味料・香辛料1部、氷
水27部を用い常法通りかまぼこを調製し、上面部にパ
ーム油カロチン(乳化製剤:0.3%カロチン含有)を
ハケで塗布し、異臭のない黄色調のかまぼこを得た。
【0042】実施例18:ヨーグルト 牛乳90部に砂糖10部、香料0.1部、パーム油カロ
チン乳化製剤(3%カロチン含有)0.02部を加え、
90℃・20分間殺菌を行い、冷却後乳酸菌を添加し、
35℃で2日間発酵させてヨーグルトを得た。このもの
は異臭もなく風味・色調ともに良好なものであった。
【0043】実施例19:チーズ 殺菌した原料乳100部にパーム油カロチン乳化製剤
(3%カロチン含有)0.02部を加えチーズバットに
いれる。チーズスターター0.5部添加し、30℃で酸
度が0.02%上昇するまで放置する。次に0.02部
の塩化カルシウム、レンネットを加え牛乳を凝固せせ
る。その後、カード切断、加温、ホエー排除、型詰、圧
搾、加塩を行い10℃、6ケ月熟成させてチーズを得
た。このものは、異臭もなく風味、色調とも良好なもの
であった。
【0044】実験例6
【表7】表7:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:30%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:30%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:50000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:30%カロチン含有) コーンサラダ油 100 100 100 100
【0045】コーン原油を脱酸、脱色、脱臭して仕上げ
たフレッシュなコーンサラダ油の性状は以下の通りであ
る。 外観及び色調:淡黄色透明 ロビボンド法 (133.
44mm セル) 黄 20.0 赤 2.0 風味:異味・異臭なし 酸価 0.11 過酸価物価:0.0meq/kg このコーンサラダ油に下記の配合でカロチンを添加溶解
しそのサラダ油の色調と香味を評価した。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。以下にこの発
明の油脂及び油脂加工食品類についての実施例を示す。
【0046】実施例20:食用油 サラダ油100部にパーム油カロチン懸濁液(30%カ
ロチン含有)を0.001部加えた食用油は美しい橙色
を呈し、サラダ料理、フライ食品に明るい輝きを賦与で
きた。
【0047】 各々完全に混合溶解調製された油系配合と水系配合とを
合一して均一分散させ、これをボテーター等急冷混合し
てマーガリンを製造する。このマーガリンは所定の保存
条件で6ケ月をへても黄橙色を有し、香味も異臭なく、
良好であった。
【0048】実施例22:バター 牛乳を40℃に加温してセパレータにより脱脂乳とクリ
ームに分離する。分離したクリームの脂肪率を30〜4
0%に調整し75〜85℃、5〜10分間保持殺菌を行
い、その後約6℃で8時間のエージングを行う。エージ
ングを行ったクリーム100部に対しパーム油カロチン
(30%カロチン含有)を0.02部添加し、10℃で
約1時間のチャーニングを行い、水洗後ワーキング操作
を施しバターを得た。このものは異味、異臭がなく、橙
色がかった黄色を呈し良好なものであった。
【0049】 各々完全に混合溶解された油系配合と水系配合とを合一
して均一に分散させ80℃で緩やかに撹拌しながら30
分間エージングし、これを75kg/cm2 でホモジナ
イズし、約5℃に静置エージングしてホイップクリーム
を製造する。このものは黄橙色の色調で、異味・異臭の
ないものであった。
【0050】実施例24:パン 配合成分及び割合 中種 小麦粉(強力粉) 70部 圧搾イースト 2部 イーストフード 0.1部 乳化剤 0.3部 水 42部 本捏 小麦粉(強力粉) 30部 砂糖 5部 食塩 2部 ショートニング 5部 パーム油カロチン 0.01部 (30%カロチン含有) 水 25.5部 製造条件 中種 捏上条件 L2M2 24℃ 発酵条件 29℃、4時間 本捏 捏上条件 L3M2↓ L2M2H3 28℃ フロアータイム 30分 分割(ワンローフ型)390g ねかし 15分 発酵条件 38℃ 85%RH 型上2cm 焼成 上 197℃ 下 215℃ (25分間) 上記の方法でカロチン入り食パンを得た。このものは黄
橙色の色調で、異味・異臭のないものであった。
【0051】実施例25:フレンチドレッシング 油系配合 コーンサラダ油 60.955部 パーム油カロチン 0.045部 (30%カロチン含有) 水系配合 食酢 30部 食塩 1.5部 MSG 0.3部 ホワイトペパー 0.2部 オニオンエキス 3.0部 レモン果汁 2.0部 砂糖 2.0部 各々完全に混合溶解された油系配合と水系配合とを混合
し、フレンチドレッシングを得た。このものは、栄養強
化として15ml当たり約2mgのカロチンを含有し、
異味、異臭のないものであった。
【0052】実施例26:マヨネーズ 油系配合 コーンサラダ油 71.955部 パーム油カロチン (30%カロチン含有) 0.045部 水系配合 食酢 10部 食塩 1.5部 砂糖 1.0部 洋からし 3.0部 コショウ 0.3部 MSG 0.2部 卵黄 12.0部 水系の卵黄を除く各成分を十分混合し、卵黄を分散す
る。次にホモミキサーでコーン油及びパーム油カロチン
を十分混合した油系を5ml/secで徐々に添加し、
5000rpmで乳化を行い、80℃で1分間殺菌し、
マヨネーズを得た。このものは、栄養強化として15m
l当たり約2mgのカロチンを含有し、異味、異臭のな
いものであった。
【0053】実施例27:サラダドレッシング 油系配合 コーンサラダ油 41.955部 パーム油カロチン (30%カロチン含有) 0.045部 水系配合 水 41.6部 食酢 5.2部 卵黄 7.0部 香辛料 0.4部 コーンスターチ 2.7部 食塩 1.1部 水系の卵黄を除く各成分を十分混合し、卵黄を分散す
る。次にホモミキサーでコーン油及びパーム油カロチン
を十分混合した油系を5ml/secで徐々に添加し、
5000rpmで乳化を行い、80℃で1分間殺菌し、
マヨネーズを得た。このものは、栄養強化として15m
l当たり約2mgのカロチンを含有し、異味、異臭のな
いものであった。
【0054】実験例7
【表8】表8:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:30%含有) 6.7 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:30%含有) − 6.7 − − ニンジン色素(乳化製剤:50000CV) − − 40.2 − 合成β−カロチン − − − 6.7 (乳化製剤:30%カロチン含有) ビタミンE抽出物 14 14 14 14 乳化剤 1 1 1 1 大豆サラダ油 78.3 78.3 78.3 78.3
【0055】乳化剤を大豆サラダ油に80℃で加温溶解
した後、カロチン及びビタミンE抽出を添加し、均一に
撹拌混合し香味を評価した。 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は、香味において異味、異臭
がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色素、合成βーカ
ロチンより良好であった。以下にこの発明の健康食品に
ついての実施例を示す。
【0056】実施例28:ソフトカプセル 密ロウ90gを2250gの小麦胚芽油に70℃で加温
溶解した後、これに大豆リン脂質60g及びパーム油カ
ロチン(30%カロチン含有)600gを添加し、スラ
リーミルで均一になよう混合した。該混合物を脱泡した
後、ゼラチン100部に精製水80部を加え、調整した
ゼラチン皮膜からなる内容量平均300mgの5OVA
Lのカプセルに充填し、成型後、恒温室(相対湿度40
%、温度30℃)で24時間乾燥してゼラチン外皮水分
含量平均8.4%のカプセル剤を得た。このものは、栄
養強化としてカロチンを1粒当たり18mg含有し、異
味、異臭のないものであった。
【0057】実施例29:タブレット 還元乳糖 57.8% 蜂蜜粉末 10.0% パーム油カロチン乳化 5.0% 製剤(10%カロチン含有) ビタミンE粉末 15.0% ビタミンC 10.0% 粉末香料 1.5% 乳化剤 0.7% 各々の原料を粉体混合し、φ18mmの逆アーム型にて
タブレットを得た。このものは、栄養強化として1錠
(2g)当たりカロチンを10mg含有し、異味、異臭
のないものであった。
【0058】実験例8
【表9】表9:配合組成(重量部) 配合成分 本発明 対照1 対照2 対照3 パーム油カロチン(乳化製剤:3%含有) 0.01 − − − デュナリエラ色素(乳化製剤:3%含有) − 0.01 − − ニンジン色素(乳化製剤:30000CV) − − 0.01 − 合成β−カロチン − − − 0.01 (乳化製剤:3%カロチン含有) グラニュー糖 12 12 12 12 MSG 10 10 10 10 熱湯 77.99 77.99 77.99 77.99
【0059】上記配合にて熱湯に溶解分散させ、色調、
香味について評価を行った。 色調 本発明 対照1、3とほとんど同等 対照1 ややオレンジ色をおびた黄色 対照2 青味がかった黄色 対照3 ややオレンジ色をおびた黄色 香味 本発明 特に異味は感じられない 対照1 若干イオノン臭がある 対照2 特有のニンジン臭がある 対照3 若干イオノン臭がある 以上の結果の如く、本発明は色調においてデュナリエラ
色素、合成βーカロチンと遜色なく良好であり、香味に
おいても異臭がなく、デュナリエラ色素、ニンジン色
素、合成βーカロチンより良好であった。
【0060】以下にこの発明の調味料についての実施例
を示す。 実施例30:焼き肉のたれ 濃口醤油 23部 砂糖 21部 みりん 18部 水飴(Bx75) 7部 MSG 4.5部 ビーフエキス 2部 食塩 4.5部 ジンジャー 1.2部 ガーリック 0.3部 白コショー 1.2部 ごま油 2部 コーンスターチ 2.4部 赤唐辛子粉末 0.2部 パーム油カロチン 乳化製剤(3%カロチン含有)0.3部 水 12.4部 上記配合よりなる液を85℃、1時間殺菌し、焼き肉の
たれを得た。このものは、異味、異臭のない良好なもの
であった。
【0061】実施例31:ウスターソース 玉ねぎ8.3部、人参1.1部、昆布2.2部を割砕
し、煮熟釜に入れ、水34.8部を加えて1.5〜2時
間 煮熟する。陳皮0.42部は煮熟終了前30分位で
加える。これを煮熟液1とする。煮熟液1を荒ごし煮熟
混合釜に移送し、砂糖3.0部、水飴2.2部、ブドウ
糖4.2部、食塩11.7部、カラメル12.2部を加
え30分加熱しつつ撹拌混合する。その後、生姜0.1
6部、ヒメウイキョウ0.06部、トウガラシ0.42
部、ニンニク0.56部を加え30分間煮熟し煮熟液2
とする。ニッケイ0.42部、ニクズク1.6部、コシ
ョー0.2部に水12.2部を加え、80℃で撹拌抽出
し、温度を60〜70℃まで下げローレル0.08部、
セージ0.14部、タイム0.14部を加えさらに抽出
する。これを抽出液とする。煮熟液2と抽出液を混合
し、これに酸分解液20部、酢酸1.1部、パーム油カ
ロチン乳化製剤(3%カロチン含有)を加え十分撹拌混
合してウスターソースを得た。このものは、異味、異臭
のない良好なものであった。
【0062】実施例32:粉末トマトスープの素 粉末油脂 10部 脱脂粉乳 15部 馬鈴薯澱粉 7部 食塩 5部 グラニュー糖 14部 MSG 10部 化学調味料 5部 オニオン粉末 5部 トマト粉末 15部 ブラックペパー 0.1部 グアガム 4部 デキストリン 69.2部 パーム油カロチン 乳化製剤(3%カロチン含有)0.7部 を良く混合し粉末トマトスープの素とした。このもの1
6gに熱湯150mlを加えトマトスープを得た。この
ものは異味、異臭もなく良好なものであった。
【0063】実施例33:たくあん漬けの素 淡口醤油 2.3部 MSG 0.22部 ソルビット 1.8部 食塩 0.1部 50%乳酸 0.25部 クエン酸 0.07部 リンゴ酸 0.5部 フマル酸ソーダ 0.8部 コハク酸ソーダ 0.08部 グリシン 0.3部 みりん 1.08部 パーム油カロチン 乳化製剤(3%カロチン含有)0.1部 水 92.4部 上記配合よりなる液を、85℃で10分間殺菌し、たく
あん漬液を得た。この漬液100gに対し、水洗、水切
りした大根400gをつけると異味、異臭のない良好な
たくあん漬けであった。
【0064】実施例34:カレー粉 コリアンダー 34部 カルダモン 5部 クミン 8部 フェネグリーク 4部 フェンネル 2部 メース 2部 クローブ 2部 シナモン 4部 オールスパイス 4部 ブラックペパー 4部 レッドペパー 4部 ジンジャー 4部 パーム油カロチン乳化製剤 (1%カロチン含有) 1部 ターメリック 22部 上記組成を粉体混合後、80℃で20分ばい煎し、15
〜20℃、湿度40〜50%で3〜6ケ月熟成させてカ
レー粉を得た。このものは、異味、異臭がなく良好なも
のであった。
【0065】実施例35:スパゲティ用粉末調味料 グラニュー糖 44部 食塩 17部 トマトパウダー 14部 小麦粉 8部 粉末醤油 4部 MSG 4部 HAPパウダー 3部 リンゴ酸 1部 ブラックペパー 1部 ガーリック粉末 1部 パーム油カロチン乳化製剤 (3%カロチン含有) 3部 上記組成を粉体混合し、スパゲティ用粉末調味料を得
た。このもの30gとゆでたスパゲティ200gを加え
炒めあわせてナポリタンを得た。このものは、異味、異
臭がなく良好な風味を有していた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヤシ科アブラヤシ(Elaeis gu
    ineensisJACQ.)より抽出して得られた抽
    出物であって、β−カロチンを55〜70重量%、α−
    カロチンを20〜40重量%、β−カロチンとα−カロ
    チンとを合計量で85〜97重量%、その他カロチンお
    よびリコペン等の天然色素を合計量で3〜15重量%含
    有するパーム油カロチンが配合されたことを特徴とする
    パーム油カロチン含有食品。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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