JPH06187298A - データ転送処理方法及びデータ転送処理装置 - Google Patents

データ転送処理方法及びデータ転送処理装置

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JPH06187298A
JPH06187298A JP4338505A JP33850592A JPH06187298A JP H06187298 A JPH06187298 A JP H06187298A JP 4338505 A JP4338505 A JP 4338505A JP 33850592 A JP33850592 A JP 33850592A JP H06187298 A JPH06187298 A JP H06187298A
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茂 長沢
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Teruo Uchiumi
照雄 内海
Kazue Kobayakawa
和重 小早川
Naoki Sueyasu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】データ転送の時間を短縮して並列処理の高速化
を図る。 【構成】共通アドレス変換手段4bと固有アドスレス変
換手段4aとは仮想アドレスから実アドレスに変換し、
固有アドスレス変換手段4aの仮想アドレスと共通アド
レス変換手段4bの仮想アドレスとが同一の実アドレス
に対応付けられ、転送制御手段6はいずれのアドレス変
換手段による実アドレスに基づき記憶手段にデータの読
出又は書込を行い他の処理手段間でデータの転送を行
う。演算手段8は転送されたデータが自己の共通アドレ
ス変換手段4bに対応した共通空間に存在する場合に自
己の固有アドレス変換手段4aの実アドレスに基づき自
己の記憶手段7内のデータを読み出して演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロセッサ間で通信を
行うことにより並列に処理を実行するマルチプロセッサ
システムにおけるデータ転送処理方法及びデータ転送処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータシステムの高速化や
大容量化が要求されるに伴って、複数のプロセッサに処
理を分散して並列に処理させる並列処理技術が必要とな
ってきた。
【0003】そこで、複数のプロセッサが処理を並列的
に行なうマルチプロセッサシステムが提供されている。
このマルチプロセッサシステムは、各プロセッサが通信
手段を介して互いに通信を行うことにより各プロセッサ
が並列に動作し、プロセッサ全体であるまとまった処理
を実行する。
【0004】一般に、プロセッサが演算を行う場合に
は、演算に必要なデータを有するプロセッサが演算すべ
きプロセッサにデータを転送する。次に、演算に必要な
データが入力された時点でプロセッサは演算を実行す
る。そして、プロセッサはその演算結果を保持し、ある
いはプロセッサ内の主記憶装置の記憶領域に格納する。
各々のプロセッサは、このような一連の手順に従って1
つのまとまった並列処理単位を実行し、さらに、同期を
とって処理を繰り返し進めていく。
【0005】ここで、プロセッサが演算を行う前に、演
算すべきプロセッサiとその演算に必要なデータを有す
るプロセッサjとの間でデータの転送が行われる。この
場合、プロセッサiがプロセッサjに転送要求を発行
し、プロセッサjからプロセッサiに読み出しデータを
送出する。また、プロセッサjからプロセッサi上の記
憶領域に対して書き込み指示を行う場合がある。また、
同一のプロセッサ内でも主記憶装置の実アドレスが異な
るため、データの転送が必要となる場合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のマル
チプロセッサシステムでは、データ転送のためにかなり
の時間を要し、並列処理の高速化を図ることができなか
った。そこで、上述したデータ転送の時間を短縮する方
法及び装置が望まれていた。
【0007】本発明は、このような点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、データ転送の時間を
短縮して並列処理の高速化を図ることできるデータ転送
処理方法及びデータ転送処理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決し目的を達成するために下記の構成とした。図1は本
発明の原理図である。図2は本発明の原理フローであ
る。
【0009】本発明に係るデータ転送処理方法を実現す
るためのデータ転送処理装置は、複数の処理手段1、通
信手段2を有する。複数の処理手段1はデータを記憶す
る記憶手段7を有するとともに処理を実行する。通信手
段2は複数の処理手段1の間で相互にデータ及び情報を
転送する。前記各々の処理手段1は、処理を並列に実行
し、次のように構成される。
【0010】共通アドレス変換手段4bは、全ての処理
手段1が共通に用いる共通空間に対応すると共に仮想ア
ドレスから実アドレスに変換する。固有アドスレス変換
手段4aは、各々の処理手段1が固有に用いる固有空間
に対応し仮想アドレスを実アドレスに変換すると共に仮
想アドレスとこの仮想アドレスに対応する固有アドスレ
ス変換手段4aの仮想アドレスとが同一の実アドレスに
対応付けられている。
【0011】転送制御手段6は、固有アドレス変換手段
4a又は共通アドレス変換手段4bにより変換された実
アドレスに基づき記憶手段に対してデータの読み出し又
は書き込みを行うことにより他の処理手段との間でデー
タの転送を行う。
【0012】演算手段8は、転送制御手段6により転送
されたデータが自己の共通アドレス変換手段4bに対応
した共通空間に存在する場合に自己の固有アドレス変換
手段4aの実アドレスに基づき自己の記憶手段7内のデ
ータを読み出して演算を行う。
【0013】また、データ転送処理方法は、複数の処理
手段の間で相互にデータ及び情報を転送することにより
各々の処理手段が処理を並列に実行する。アドレス変換
ステップ101は、全ての処理手段が共通に用いる共通
空間に対応する共通アドレス変換と各々の処理手段が固
有に用いる固有空間に対応する固有アドスレス変換とに
より仮想アドレスから実アドレスに変換するとともに共
通アドレス変換の仮想アドレスと固有アドレス変換の仮
想アドレスとが同一の実アドレスに対応付けられる。
【0014】転送制御ステップ102は、固有アドレス
変換又は共通アドレス変換により変換された実アドレス
に基づき記憶手段に対してデータの読み出し又は書き込
みを行うことにより他の処理手段との間でデータの転送
を行う。
【0015】演算ステップ103は、転送されたデータ
が自己の共通アドレス変換に対応した共通空間に存在す
る場合に自己の固有アドレス変換の実アドレスに基づき
自己の記憶手段内のデータを読み出して演算を行う。
【0016】ここで、前記共通アドレス変換手段4bの
仮想アドレスとこの仮想アドレスに対応する固有アドス
レス変換手段4aの仮想アドレスとを同一の実アドレス
に対応付けるアドレス制御手段73を設けるようにす
る。
【0017】また、前記転送制御手段6は、演算に必要
なデータが他の処理手段1に存在する場合には、他の処
理手段からの演算に必要なデータを共通空間に取り込
み、さらに共通空間から固有空間に転送するようにす
る。
【0018】自己の処理手段内の記憶手段と他の処理手
段内の記憶手段とをアクセスするための属性を示すアク
セス情報をデータに関連付けて記憶すると共に前記共通
空間と固有空間とを識別する空間識別情報を記憶する情
報記憶手段3と、前記情報記憶手段3に記憶された空間
識別情報に基づき固有アドレス変換手段4aと共通アド
レス変換手段4bのいずれかを選択する選択手段5とを
設けるようにする。
【0019】さらに、前記アクセス情報は、受信すべき
処理手段の指定,データの読み出し又は書き込みの転送
モード,ボディデータ長,送信アドレス,受信アドレス
の情報を含む。
【0020】
【作用】本発明によれば、全ての処理手段が共通に用い
る共通空間に対応する共通アドレス変換と各々の処理手
段が固有に用いる固有空間に対応する固有アドスレス変
換とにより仮想アドレスから実アドレスに変換し、共通
アドレス変換の仮想アドレスと固有アドスレス変換の仮
想アドレスとが同一の実アドレスに対応付けられる。
【0021】そして、固有アドレス変換又は共通アドレ
ス変換により変換された実アドレスに基づき記憶手段に
対してデータの読み出し又は書き込みを行うことにより
他の処理手段との間でデータの転送を行う。
【0022】転送されたデータが自己の共通アドレス変
換に対応した共通空間に存在する場合に、共通アドレス
変換の仮想アドレスと固有アドスレス変換の仮想アドレ
スとが同一の実アドレスに対応付けられているので、共
通空間から固有空間にデータを転送しなくとも、自己の
固有アドレス変換の実アドレスに基づき自己の記憶手段
内のデータを読み出して演算を行うことができる。
【0023】従って、演算を行う際に共通空間から固有
空間へのデータ転送の時間を短縮でき、並列処理の高速
化を図ることができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を説明する。
図3は本発明にかかるデータ転送処理方法を実現するた
めの装置の一実施例を示すマルチプロセッサシステムの
構成ブロック図である。図4はプロセッサの構成ブロッ
ク図である。 <実施例の構成>マルチプロセッサシステムには、処理
を実行する複数のプロセッサ1−0〜1−(n−1)が
設けられている。また、マルチプロセッサシステムに
は、この複数のプロセッサ1−0〜1−(n−1)を相
互に接続するとともに相互のプロセッサ1にデータを送
受信するネットワーク2が設けられている。
【0025】各々のプロセッサ1−0〜1−(n−1)
は、図4に示すように、主記憶装置7、命令処理部8、
転送処理部10を有している。主記憶装置7は、複数の
命令からなるユーザプログラム72とデータとを記憶し
ている。また、データを送信すべきプロセッサに設けら
れた主記憶装置とデータを受信すべきプロセッサに設け
られた主記憶装置7とをアクセスするためのアクセス属
性を示すアクセス情報を含むヘッダを格納した転送キュ
ー3が主記憶装置7に設けられている。OS部73は、
主記憶装置7内に設けられ、ユーザプログラム72の命
令を実行する前に、後述するアドレス変換テーブル4の
各々のエントリに例えば32ビットのアドレス変換情報
を格納する。
【0026】図5は前記転送キューの構成を示す図であ
る。転送キュー3は、図5に示すように1パケット分の
前記ヘッダを格納している。1パケット分のヘッダは、
次のような情報を含む。受信プロセッサ指定の情報は、
データを受信すべきプロセッサの番号を示す。転送モー
ドの情報は、データの読み出し(R)又は書き込み
(W)のいずれかを示す。ボディデータ長は、前記ヘッ
ダで指定されるボディデータが何バイトかを示す。送信
アドレスは、送信側の主記憶装置7に記憶された送信す
べきデータのアドレスを示し、受信アドレスは受信側の
主記憶装置7に記憶すべきデータのアドレスを示す。
【0027】送信空間識別番号(以下、送信空間ID)
は、後に詳しく説明するようにグローバル送信空間とロ
ーカル送信空間とを識別するための識別情報である。受
信空間識別番号(以下、受信空間ID)は、グローバル
受信空間とローカル受信空間とを識別するための識別情
報である。なお、パケットとは、前記ヘッダとこのヘッ
ダで指定されるボディデータとからなるものである。
【0028】次に、命令処理部8は、主記憶装置7に接
続され、主記憶装置7のプログラムから命令を取り出し
てその命令を実行する。転送処理部10は、主記憶装置
7、命令処理部8に接続され、主記憶装置7とネッワー
ク2との間で前記パケットの転送処理を行う。
【0029】図6は転送処理部10の構成ブロック図で
ある。転送処理部10は、ネットワーク転送制御部1
1、主記憶アクセス制御部6、アドレス変換部13、転
送キューベースアドレス部14、転送キュー読出ポイン
タ部15、転送キュー書込ポインタ部16、データバッ
ファ17を有している。
【0030】転送キューベースアドレス部14は、主記
憶装置7上の転送キュー3の先頭アドレスを表示するレ
ジスタである。転送キュー書込ポインタ部16は、命令
処理部8が転送キュー3のどの位置までアクセス情報
(転送要求)をエンキューしたかを表示するレジスタで
ある。転送キュー読出ポインタ部15は、ネットワーク
転送制御部11が転送キュー3のどの位置までデータの
転送処理を終了したかを表示するレジスタである。
【0031】命令処理部8は、これらの転送キューベー
スアドレス部14,転送キュー読出ポインタ部15,転
送キュー書込ポインタ部16の夫々の値の更新又は参照
を行う。
【0032】ネットワーク転送制御部11は、命令処理
部8からの指令によって起動し、転送キュー読出ポイン
タ部15の読出ポインタ値と転送キュー書込ポインタ部
16の書込ポインタ値とに基づきデータ転送処理を開始
する。また、ネットワーク転送制御部11は、転送すべ
きパケットのヘッダとボディデータとを読み出すために
主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス要求を発行
し、主記憶装置7から読み出されたパケットをデータバ
ッファ17を介してネットワーク2に送出させる。
【0033】主記憶アクセス制御部6は、ネットワーク
転送制御部11からの主記憶アクセス要求によって主記
憶装置7に対してアクセスを行い、主記憶装置7とデー
タバッファ17との間のパケットの転送を制御する。
【0034】データバッファ17は、主記憶装置7とネ
ットワーク2との間でデータの転送を行う場合に一時的
にデータを記憶すると共に、ネットワーク転送制御部1
1と主記憶アクセス制御部6とが必要とする主記憶内装
置7上のデータの読み出し又は書き込みを行う場合に一
時的にデータを記憶する。 <アドレス変換部の構成>アドレス変換部13は、ヘッ
ダ内で指定された主記憶装置7のアクセスのための空間
IDの値に基づきアドレス変換を行い、主記憶装置7に
対するアクセスアドレスを発行する。アドレス変換部1
3は、仮想アドレス(論理アドレス)を実アドレス(物
理アドレス)に変換するものである。図7はアドレス変
換部13の構成ブロック図である。アドレス変換部13
は、アドレス変換テーブル4、選択回路23、選択回路
24を有している。各々のプロセッサは、転送処理部1
0がプロセッサ間でデータ転送を行うときに用いる仮想
空間としてグローバル空間とローカル空間とを割り付け
ている。このために、アドレス変換テーブル4は、ロー
カルアドレス変換テーブル4a、グローバルアドレス変
換テーブル4bを有している。ローカルアドレス変換テ
ーブル4aは、送信空間IDが”0”に対応しており、
各々のプロセッサの固有の空間であるローカル空間をア
クセスするために仮想アドレスから実アドレスに変換す
るテーブルである。グローバルアドレス変換テーブル4
bは、送信空間IDが”1”に対応しており、プロセッ
サ間の共用空間として用いられるグローバル空間をアク
セスするために仮想アドレスから実アドレスに変換する
テーブルである。
【0035】また、各々のプロセッサは、命令処理部8
が演算処理,制御処理を行うときに用いる仮想空間とし
てローカル空間を割り付けている。マルチプロセッサシ
ステムは、前記グローバル空間を用いてプロセッサ間で
データの転送を行いながら並列にプログラムを実行す
る。そして、自己のプロセッサ内でデータの演算を行う
場合には、自己のグローバル空間から自己のローカル空
間にデータ転送を行う必要がある。このグローバル空間
からローカル空間へのデータ転送のためにオーバヘッド
が増加し、並列処理の高速化が図れない。
【0036】そこで、本実施例では、命令処理部8のた
めのローカル空間と転送処理部10のローカル空間とを
同一にする。また、ローカルアドレス変換テーブル4a
とグローバルアドレス変換テーブル4bとは、ローカル
空間に対する実アドレスとグローバル空間に対する実ア
ドレスとが同一の実アドレスに割り当てるように作成さ
れている。この同一の実アドレスへの割り当ては、前記
OS部73によって行われる。
【0037】前記ローカルアドレス変換テーブル4aと
グローバルアドレス変換テーブル4bは、仮想アドレス
のビット数に対応した複数のエントリを有している。図
8にアドレス変換テーブル4の変換過程を示す。図8に
示す例では、例えば仮想アドレスが32ビットのうち、
変換テーブル検索にビット04から08の5ビットの情
報を用いる。変換テーブル4a,4bは前記5ビット情
報に対応して00から31までの32エントリを有す
る。アドレス変換テーブル4は、主記憶アクセス制御部
6から送られてくる仮想アドレスの値に応じて、ローカ
ルアドレス変換テーブル4aのエントリとグローバルア
ドレス変換テーブル4bのエントリとを選択する。
【0038】また、各々の変換テーブル4a,4bの各
々のエントリには、図9に示すように4ビットにセクシ
ョンアドレスS、無効ビットI,アクセス保護ビット
P,実アドレスの9ビットの情報が格納されている。実
アドレスは仮想アドレスをアドレス変換した後のアドレ
スの上位9ビットを表している。
【0039】次に、図9において、セクションアドレス
の4ビットは主記憶アクセス制御部6から入力されてく
る仮想アドレスの上位4ビットと比較するために用い
る。このとき、仮想アドレスがセクションアドレスに一
致する場合には主記憶装置7に対するアクセスが行わ
れ、仮想アドレスがセクションアドレスに一致しない場
合に例外を検出する。
【0040】無効ビットIにデータの書き込み及び読み
出しが無効であることを示す無効ビット”1”がセット
された場合には、エントリに対応する記憶領域にアクセ
スすると例外を検出し、無効ビット”0”がセットされ
た場合には、データの書き込み及び読み出しを行う。
【0041】アクセス保護ビットPにビット”0”をセ
ットした場合、エントリに対応する領域に読み出しアク
セスを行うとデータの読み出しを行い、ビット”1”を
セットした場合、書き込みアクセスを行うと例外を検出
する。
【0042】アドレス変換テーブル4は、変換テーブル
4a,4bのエントリの内、仮想アドレスに対応するエ
ントリの32ビットの情報に例外が検出されない場合に
は、そのエントリの実アドレス,SA,P,Iの情報を
選択回路5に出力する。
【0043】選択回路5は、前記転送キュー3内のヘッ
ダで指定された空間IDを主記憶アクセス制御部6を通
して入力し、この空間IDに応じてローカルアドレス変
換テーブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4b
とのいずれか一方の変換テーブルを選択する。
【0044】選択回路24は、アドレス変換制御信号を
入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回路5
からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6からの仮
想アドレスとのいずれか一方を選択する。この選択回路
24で選択された選択アドレスは、主記憶装置7をアク
セスする際の実アドレスとして用いられる。
【0045】図10はアドレス変換部13の処理フロー
である。図11は書き込みアクセスの動作を示す構成図
である。図12は読み出しアクセスの動作を示す構成図
である。図11に示すように例えばプロセッサ1ー0か
らプロセッサ1ー3に対してデータの書き込みアクセス
を行う場合には、次のように処理が行われる。命令処理
部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶装置7ー0のデ
ータの転送処理を指示すると、転送処理部10ー0は、
主記憶装置7ー0から最初にヘッダを読み出し、次にボ
ディデータを読み出してパケットでネットワーク2に転
送する。次に、転送処理部10ー3がパケットを主記憶
装置7ー3に書き込む。
【0046】次に、図12に示すように例えばプロセッ
サ1ー0からプロセッサ1ー3に対してデータの読み出
し応答アクセスを行う場合には、次のように処理が行わ
れる。命令処理部8ー0が転送処理部10ー0に主記憶
装置7ー3のデータの転送処理を指示すると、転送処理
部10ー0は、どのデータを読み出すべきかを示す読み
出しリクエストとして少量のヘッダとボディデータを転
送処理部10ー3に送る。
【0047】次に、転送処理部10ー3は、リクエスト
のヘッダにより主記憶装置7ー3からヘッダ及びボディ
データからなるパケットを読み出することにより読み出
し応答する。次に、転送処理部10ー0がパケットを主
記憶装置7ー0に書き込む。 <実施例の動作>図13は実施例のパケット送信の処理
フローである。次に、図面を参照して実施例の動作を説
明する。OS部73は、ユーザプログラム72の命令を
実行する前にアドレス変換テーブル4の各々のエントリ
にアドレス変換情報を格納する(ステップ201)。
【0048】ユーザプログラム72の命令を実行する命
令処理部8は、データ転送要求のためのアクセス情報と
して、受信プロセッサ指定,ボディデータ長,送信アド
レス,受信アドレス,送信空間種別,受信空間種別その
他の情報を、図5に示すように主記憶装置7内の転送キ
ュー3にパケットのヘッダ形式で書き込む(ステップ2
02)。ここで、主記憶装置7内の転送キュー3の位置
は、次式で表される。
【0049】位置=転送キューベースアドレス+転送キ
ュー書込ポインタ×ヘッダ長次に、ユーザプログラム7
2の命令を実行する命令処理部8は、転送キュー書込ポ
インタ部16の書込ポインタ値をインクリメントする
(ステップ203)。
【0050】以下、ユーザプログラム72の命令を実行
する命令処理部8は、転送キュー3への転送要求のアク
セス情報の書き込みと転送キュー書込ポインタ部16の
書込ポインタ値のインクリメントとを繰り返し行い、転
送キュー3への書込処理(エンキュー処理)を終了した
か否かを判定する(ステップ204)。
【0051】ネットワーク転送制御部11は、命令処理
部8からの指示によって起動し、転送要求のエンキュー
処理の終了を待つ。次に、ネットワーク転送制御部11
は、命令処理部8がエンキュー処理を終了した場合に転
送キュー読出ポインタの値が転送キュー書込ポインタの
値に一致するか否かを判定する(ステップ205)。
【0052】ここで、転送キュー読出ポインタの値が転
送キュー書込ポインタの値に一致しない場合に、ネット
ワーク転送制御部11は、未処理の転送要求があるとし
て転送処理を開始し、転送パケットのヘッダの読み出し
のために主記憶アクセス制御部6に主記憶アクセス要求
を発行する。
【0053】すると、主記憶アクセス制御部6は、転送
キューベースアドレスと転送キュー読み出しポインタと
に基づき最も古い未処理の転送要求のパケットヘッダに
対する主記憶装置7上のアドレスを計算し、アドレス変
換部13を介して主記憶装置7の転送キュー3に対し読
み出しアクセスを発行する。
【0054】パケットヘッダが主記憶装置7の転送キュ
ー3から読み出されると、主記憶装置アクセス制御部1
2はパケットヘッダをデータバッファ17に格納すると
ともに、ネットワーク転送制御部11にパケットヘッダ
の読み出し終了を通知する(ステップ206)。
【0055】次に、主記憶アクセス制御部6はデータバ
ッファ17に記憶されたヘッダから転送モード,送信空
間ID,受信空間IDを読み出す。ネットワーク転送制
御部11に設けられたLL許可制御部30は、転送モー
ド,送信空間ID,受信空間IDとLL許可フラグとを
参照し、テーブル31〜33に従ってデータ転送を許可
すべきかの処理を行う。(ステップ207)。
【0056】さらに、ネットワーク転送制御部11は、
送信アドレス,受信アドレス等の転送のためのアクセス
情報を取り出してパケットのボディデータのアドレスを
計算し、アドレス変換部13を通して主記憶装置7に対
して読み出しアクセスを発行する。
【0057】このとき、アドレス変換部13は、図10
に示すような処理を行う。主記憶アクセス制御部6から
仮想アドレスを入力する(ステップ401)。次に、仮
想アドレスに基づきローカルアドレス変換テーブル4a
のエントリとグローバルアドレス変換テーブル4bのエ
ントリとを検索する(ステップ402)。
【0058】次に、選択回路24は、仮想アドレスから
実アドレスに変換すべき否かを示すアドレス変換制御信
号を入力し、このアドレス変換制御信号に応じて選択回
路5からの変換アドレスと主記憶アクセス制御部6から
の仮想アドレスとのいずれか一方を選択する(ステップ
403)。この選択されたアドレスが主記憶装置7をア
クセスする際の実アドレスとなる。
【0059】さらに、選択されたアドレスが仮想アドレ
スか否かを判定する(ステップ404)。ここで、選択
されたアドレスが仮想アドレスでない場合には、処理を
終了する。
【0060】一方、選択されたアドレスが仮想アドレス
である場合には、アドレス変換テーブル4は、変換テー
ブル4a,4bのうち、そのエントリに対応する実アド
レス,P,I,SAを選択回路5に出力する(ステップ
405)。
【0061】次に、選択回路5は、主記憶アクセス制御
部6からの空間IDに応じてローカルアドレス変換テー
ブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4bとのい
ずれか一方の変換テーブルを選択する(ステップ40
6)。
【0062】さらに、例えば仮想アドレスの上位4ビッ
トとセクションアドレスの4ビットとが一致するか否か
を判定する(ステップ407)。ここで、仮想アドレス
がセクションアドレスに一致しない場合には主記憶装置
7のアクセス例外を検出する(ステップ408)。
【0063】次に、仮想アドレスとセクションアドレス
とが一致する場合には、次に無効ビットが”1”か否か
を判定する(ステップ409)。ここで、無効ビット
が”1”である場合にはデータの書き込み及び読み出し
の例外を検出する(ステップ408)。
【0064】次に、無効ビットが”0”である場合に
は、アクセス保護ビットPがビット”1”か否かを判定
する(ステップ410)。ここで、アクセス保護ビット
が”1”である場合には、書き込みアクセスを行うと例
外を検出することになる(ステップ408)。
【0065】次に、アクセス保護ビットが”0”である
場合には、エントリに対応する領域に読み出しアクセス
を行うとデータの読み出しを行い、処理を終了する。こ
こで、空間IDによりグローバル空間アドレステーブル
4bが選択されたとする。この場合には、クローバル空
間は、プロセッサ間で共通であるので、グローバルアド
レス変換テーブル4bのアドレス変換情報を書き換える
場合には、全てのプロセッサ間で同期をとる。
【0066】一方、空間IDによりローカル空間アドレ
ステーブル4aが選択されたとする。この場合には、ロ
ーカル空間は、各々のプロセッサの固有の空間であるの
で、ローカルアドレス変換テーブル4aのアドレス変換
情報を書き換える場合には、他のプロセッサとは独立に
書き換えられる。ローカルアドレス変換テーブル4aの
書換えのみであれば、プロセッサ間の同期が不要とな
る。従って、より少ないオーバヘッドで変換テーブルの
書換えが行える。なお、ローカルアドレス変換テーブル
4aの書換えの頻度は、グローバルアドレス変換テーブ
ル4bの書換え頻度よりも高い。
【0067】このようにローカルアドレス変換テーブル
4a又はグローバルアドレス変換テーブル4bが選択さ
れる。そして、選択された変換テーブルにより仮想アド
レスから実アドレスに変換されて、主記憶装置7からパ
ケットのボディデータが順次読み出されてくる。する
と、主記憶アクセス制御部6はこのボディデータを順次
データバッファ17に格納させるとともに、ネットワー
ク転送制御部11にボディデータの読み出し量を順次通
知する(ステップ209)。
【0068】ネットワーク転送制御部11は、主記憶ア
クセス制御部6からパケットのヘッダの読み出し終了を
通知されると、データバッファ17から転送要求のアク
セス情報を取り出して所要の検査と変更を加え、そのア
クセス情報をデータバッファ17に書き戻す。
【0069】次に、ネットワーク転送制御部11は、デ
ータバッファ17からネットワーク2にパケットヘッダ
を送出する(ステップ210)。さらに、ネットワーク
転送制御部11は主記憶アクセス制御部6からパケット
のボディデータの読み出し量を順次通知されると、デー
タバッファ17に格納された分のパケットボディを順次
ネットワーク2に送出する(ステップ211)。
【0070】このようにして、転送処理部10からネッ
トワーク2へのパケットの送出が終了すると、ネットワ
ーク転送制御部11は、転送キュー読出ポインタをイン
クリメントし(ステップ212)、ステップ205の処
理に戻る。そして、ネットワーク転送制御部11は、転
送キュー読出ポインタの値と転送キュー書込ポインタと
の値を比較し、読み出しポインタが書き込みポインタに
一致しない場合、すなわち、未処理の転送要求が残って
いる場合には次の転送処理を行う(ステップ206〜2
12)。そして、転送キュー読出ポインタと転送キュー
書込ポインタの値が等しくなるまでデータ転送処理を繰
り返し行い、両方の値が等しくなった場合にはデータ転
送処理を終了する(ステップ213)。
【0071】以上の処理は、図11に示す書き込みアク
セス時の動作のうち、送信プロセッサから受信プロセッ
サへのパケットの送信処理である。 <受信プロセッサのパケットの書き込み処理>次に、図
11に示す書き込みアクセス時の動作のうち、受信プロ
セッサのパケットの主記憶装置への書き込み処理を説明
する。図14は受信プロセッサの書き込み処理を示す図
である。
【0072】まず、ネットワーク2は、送信プロセッサ
からのパケットを転送するとともに、ヘッダ内の受信プ
ロセッサ指定の情報に基づき受信すべきプロセッサとパ
ケットを送信したプロセッサとを接続する。
【0073】すると、受信プロセッサ内の転送処理部1
0は、ネットワーク2からのパケットを受信する(ステ
ップ501)。転送処理部10では、データバッファ1
7がパケットを一旦格納する(ステップ502)。そし
て、主記憶アクセス制御部6は、データバッファ17か
らヘッダを読み出し(ステップ503)、このヘッダ内
の受信アドレスによりアドレス変換部13を介して主記
憶装置7をアクセスする(ステップ504)。
【0074】アドレス変換部13では、ローカルアドレ
ス変換テーブル4aとグローバルアドレス変換テーブル
4bとが仮想アドレスから実アドレスに変換する(ステ
ップ505)。このとき、選択回路5は、ヘッダ内の受
信空間IDに応じてローカルアドレス変換テーブル4a
とグローバルアドレス変換テーブル4bとのいずれかを
選択する(ステップ506)。
【0075】一般には、プロセッサ間の転送処理では、
グローバル空間とグローバル空間とが用いられるので、
グローバルアドレス変換テーブル4bが選択される。そ
して、このグローバルアドレス変換テーブル4bにより
仮想アドレスから実アドレスへのアドレス変換が行われ
て、主記憶装置7の実アドレスが示す記憶領域にデータ
バッファ17内のボティデータが書き込まれる(ステッ
プ507)。 <同一プロセッサ内のグローバル空間からローカル空間
へのデータ転送及びプログラムの演算処理>次に、受信
プロセッサが送信プロセッサから受信したボディデータ
を用いてプログラムの演算を行う場合について説明す
る。ここでは、例えば受信プロセッサ1−2がパケット
を受信し、例えばフォートランによって記述されたプロ
グラムを実行する場合について説明する。図15は逐次
処理用に記述されたフォートランプログラムの一部分を
示す図である。図15では、1台のプロセッサがフォー
トランプログラムの配列A,Bの演算を行う。
【0076】このフォートランプログラムをマルチプロ
セッサシステムで実行するために、配列A,B以外に作
業用の配列Cを定義する。配列Bを各々のプロセッサに
設けられるグローバル空間に割り付け、配列A,Cを各
々のプロセッサに設けられるローカル空間に割り付け
る。また、DO文のIの値に応じて処理単位も各々のプ
ロセッサに割り付ける。
【0077】図16は10台のプロセッサに対する配列
の割り付けを示す図である。例えば、プロセッサ1−2
(図16ではPE2とする。)のグローバル空間に、配
列Bの部分集合である要素101〜200からなる部分
配列B(101:200)を割り付ける。プロセッサ1
−2のローカル空間に、部分配列A(101:20
0),部分配列C(100,201)を割り付ける。プ
ロセッサ1−2内の命令処理部8は、Iが101から2
00までの配列に対する演算を行う。
【0078】ここで、配列Bの分割グローバル空間に対
応するアドレス変換テーブルは、各々のプロセッサに設
けられたグローバルアドレス変換テーブル4bである。
配列Cの分割ローカル空間に対応するアドレス変換テー
ブルは、各々のプロセッサに設けられたローカルアドレ
ス変換テーブル4aである。配列Aの分割ローカル空間
は、命令処理部8が演算処理を行うための仮想空間であ
る。 <同一プロセッサ内の空間間の転送処理例>図17はプ
ロセッサが処理すべきプログラムを示す図である。図1
7に示すようなプログラムを実行するとき、実施例のア
ドレス変換を用いない場合には、次のように処理を行
う。
【0079】まず、演算を行うに先立ってグローバル空
間Bからローカル空間Cにデータを転送する。この場合
に、B(100)についてはプロセッサ1−1のグロー
バル空間Bから読み出してローカル空間Cに転送する。
B(101:200)については実アドレスが異なるた
め、自己のプロセッサ1−2のグローバル空間からロー
カル空間Cに順次転送する。そして、B(201)はプ
ロセッサ1−3のグローバル空間から読み出してローカ
ル空間Cに転送する。このようにIが100から201
までの転送処理を完了した後にDO文10の演算を行
う。
【0080】しかし、図17に示す例では、グローバル
空間からローカル空間へのデータ転送にかなりの時間を
要している。そこで、実施例におけるローカルアドレス
変換テーブル4aとグローバルアドレス変換テーブル4
bを用いてグローバル空間からローカル空間へのデータ
転送時間を短縮している。図18はプロセッサにおける
配列B,Cの実主記憶装置へのマッピングを示す図であ
る。図19は前記処理すべきプログラムを簡略化したプ
ログラムを示す図、図20は転送処理例の処理フローで
ある。
【0081】前記ローカルアドレス変換テーブル4aと
グローバルアドレス変換テーブル4bと実アドレスとの
関係を図18に基いて説明する。例えばプロセッサ1−
2のローカル空間には、配列C(100)からC(20
1)までが割り付けられている。また、プロセッサ1−
2のグローバル空間には、配列B(100)からC(2
01)までが割り付けられている。さらに、ローカル空
間の配列要素とグローバル空間の配列要素とが実メモリ
空間(実アドレスに対応)の同一のアドレスに対応付け
されている。例えば配列要素C(200)と配列要素B
(200)とは共に650番地に対応付けされている。
なお、各々の配列要素はアドレス変換テーブルの32エ
ントリに対応している。
【0082】次に、転送処理及び演算処理を説明する。
まず、転送処理部10は、主記憶装置に対してグローバ
ル空間からローカル空間へのデータの転送処理を開始す
る(ステップ601)。
【0083】そうすると、転送処理部10内のグローバ
ルアドレス変換テーブル4bとローカルアドレス変換テ
ーブル4aとによりアドレス変換が行われれる(ステッ
プ602)。
【0084】次に、B(100)についてはプロセッサ
1−1のグローバル空間Bから読み出してローカル空間
Cに転送する(ステップ603)。B(101:20
0)についてはグローバルアドレス変換テーブル4bと
ローカルアドレス変換テーブル4aとが同一の実アドレ
スに対応付けられている。すなわち、自己のプロセッサ
1−2のグローバル空間からローカル空間Cに転送する
必要がない。
【0085】そして、B(201)についてはプロセッ
サ1−3のグローバル空間から読み出してローカル空間
Cに転送する(ステップ604)。このようにしてIが
100から201までの転送処理を完了する(ステップ
605)。そして、この後にDO文10の演算を行う
(ステップ606)。このとき、配列Cが転送処理部1
0におけるローカル空間であるので、命令処理部8の仮
想空間と同一である。従って、ローカル空間は命令処理
部8の演算に用いられる。
【0086】本実施例では、全てのIが101から20
0について、前記簡略化された処理を実行するので、図
17に示すようなプログラムが図19に示すようなプロ
グラムに簡略化される。
【0087】このようにして、C(101:200),
B(101:200)の転送処理を削除することがで
き、並列処理の高速化を図ることができる。なお、実施
例では、図11に示す書き込みアクセスの動作におい
て、受信プロセッサが受信したデータを用いて行う演算
処理を説明した。このほか、例えば図12に示す読み出
し応答アクセスの動作において、読み出しリクエストを
発行したプロセッサが他のプロセッサから受信したデー
タを用いて演算処理を行ってもよい。
【0088】このように複数のプロセッサの相互間でデ
ータ通信を行うデータ転送処理装置において、グローバ
ル空間とローカル空間とを対応付けることにより、複雑
なアルゴリズムと余分なアクセス情報を必要とすること
なく処理手段間のデータ転送のオーバヘッドを削減で
き、並列処理の高速化を図ることができる。
【0089】
【発明の効果】本発明によれば、グローバル空間とロー
カル空間とを対応付けることにより、複雑なアルゴリズ
ムと余分なアクセス情報を必要とすることなく処理手段
間のデータ転送のオーバヘッドを削減でき、並列処理の
高速化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の原理フローである。
【図3】マルチプロセッサシステムの構成ブロック図で
ある。
【図4】プロセッサの構成ブロック図である。
【図5】転送キューの構成を示す図である。
【図6】転送処理部の構成ブロック図である。
【図7】アドレス変換部の構成ブロック図である。
【図8】アドレス変換テーブルの変換過程を示す図であ
る。
【図9】アドレス変換テーブルの内容を示す図である。
【図10】アドレス変換部の処理フローである。
【図11】書き込みアクセスの動作を示す構成図であ
る。
【図12】読み出し応答アクセスの動作を示す構成図で
ある。
【図13】実施例のパケット送信の処理フローである。
【図14】受信プロセッサの処理を示す図である。
【図15】逐次処理用に記述されたフォートランプログ
ラムの一部分を示す図である。
【図16】10台のプロセッサに対する配列の割り付け
を示す図である。
【図17】プロセッサが処理すべきプログラムを示す図
である。
【図18】プロセッサにおける配列B,Cの実主記憶装
置へのマッピングを示す図である。
【図19】前記処理すべきプログラムを簡略化したプロ
グラムを示す図である。
【図20】同一プロセッサ内の転送処理例の処理フロー
である。
【符号の説明】
1・・プロセッサ 2・・ネットワーク 3・・転送キュー 4・・アドレス変換テーブル 4a・・ローカルアドレス変換テーブル 4b・・グローバルアドレス変換テーブル 5,24・・選択回路 6・・主記憶アクセス制御部 7・・主記憶装置 8・・命令処理部 10・・転送処理部 11・・ネットワーク転送制御部 13・・アドレス変換部 14・・転送キューベースポインタ部 15・・転送キュー読出ポインタ部 16・・転送キュー書込ポインタ部 17・・データバッファ 72・・ユーザプログラム 73・・OS部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新庄 直樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 内海 照雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 小早川 和重 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 末安 直樹 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 石坂 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 出羽 正実 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 高村 守幸 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の処理手段の間で相互にデータ及び
    情報を転送することにより各々の処理手段が処理を並列
    に実行するデータ転送処理方法において、 全ての処理手段が共通に用いる共通空間に対応する共通
    アドレス変換と各々の処理手段が固有に用いる固有空間
    に対応する固有アドスレス変換とにより仮想アドレスか
    ら実アドレスに変換するとともに共通アドレス変換の仮
    想アドレスと固有アドレス変換の仮想アドレスとが同一
    の実アドレスに対応付けられたアドレス変換ステップ
    (101)と、 固有アドレス変換又は共通アドレス変換により変換され
    た実アドレスに基づき記憶手段に対してデータの読み出
    し又は書き込みを行うことにより他の処理手段との間で
    データの転送を行う転送制御ステップ(102)と、 転送されたデータが自己の共通アドレス変換に対応した
    共通空間に存在する場合に自己の固有アドレス変換の実
    アドレスに基づき自己の記憶手段内のデータを読み出し
    て演算を行う演算ステップ(103)とを含むことをデ
    ータ転送処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記共通アドレス変
    換の仮想アドレスとこの仮想アドレスに対応する固有ア
    ドレス変換の仮想アドレスとを同一の実アドレスに対応
    付けるアドレス制御ステップを含むことを特徴とするデ
    ータ転送処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記転送制御ステッ
    プ(102)は、演算に必要なデータが他の処理手段に
    存在する場合には、他の処理手段からの演算に必要なデ
    ータを共通空間に取り込み、さらに共通空間から固有空
    間に転送することを特徴とするデータ転送処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1において、自己の処理手段内の
    記憶手段と他の処理手段内の記憶手段とをアクセスする
    ための属性を示すアクセス情報をデータに関連付けて記
    憶すると共に前記共通空間と固有空間とを識別する空間
    識別情報を記憶する情報記憶ステップと、前記記憶され
    た空間識別情報に基づき固有アドレス変換と共通アドレ
    ス変換のいずれかを選択する選択ステップとを含むこと
    を特徴とするデータ転送処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記アクセス情報
    は、受信すべき処理手段の指定,データの読み出し又は
    書き込みの転送モード,ボディデータ長,送信アドレ
    ス,受信アドレスの情報を含むことを特徴とするデータ
    転送処理方法。
  6. 【請求項6】 データを記憶する記憶手段(7)を有す
    るとともに処理を実行する複数の処理手段(1)と、複
    数の処理手段(1)の間で相互にデータ及び情報を転送
    する通信手段(2)とを備え、各々の処理手段(1)が
    処理を並列に実行するデータ転送処理装置において、 前記各々の処理手段(1)は、全ての処理手段(1)が
    共通に用いる共通空間に対応すると共に仮想アドレスか
    ら実アドレスに変換する共通アドレス変換手段(4b)
    と、 各々の処理手段(1)が固有に用いる固有空間に対応し
    仮想アドレスを実アドレスに変換すると共に仮想アドレ
    スとこの仮想アドレスに対応する固有アドスレス変換手
    段(4a)の仮想アドレスとが同一の実アドレスに対応
    付けられた固有アドレス変換手段(4a)と、 固有アドレス変換手段(4a)又は共通アドレス変換手
    段(4b)により変換された実アドレスに基づき記憶手
    段に対してデータの読み出し又は書き込みを行うことに
    より他の処理手段との間でデータの転送を行う転送制御
    手段(6)と、 転送制御手段(6)により転送されたデータが自己の共
    通アドレス変換手段(4b)に対応した共通空間に存在
    する場合に自己の固有アドレス変換手段(4a)の実ア
    ドレスに基づき自己の記憶手段(7)内のデータを読み
    出して演算を行う演算手段(8)とを有することをデー
    タ転送処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記共通アドレス変
    換手段(4b)の仮想アドレスとこの仮想アドレスに対
    応する固有アドスレス変換手段(4a)の仮想アドレス
    とを同一の実アドレスに対応付けるアドレス制御手段
    (73)を設けたことを特徴とするデータ転送処理装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記転送制御手段
    (6)は、演算に必要なデータが他の処理手段(1)に
    存在する場合には、他の処理手段からの演算に必要なデ
    ータを共通空間に取り込み、さらに共通空間から固有空
    間に転送することを特徴とするデータ転送処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、自己の処理手段内の
    記憶手段と他の処理手段内の記憶手段とをアクセスする
    ための属性を示すアクセス情報をデータに関連付けて記
    憶すると共に前記共通空間と固有空間とを識別する空間
    識別情報を記憶する情報記憶手段(3)と、前記情報記
    憶手段(3)に記憶された空間識別情報に基づき固有ア
    ドレス変換手段(4a)と共通アドレス変換手段(4
    b)のいずれかを選択する選択手段(5)とを設けたこ
    とを特徴とするデータ転送処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記アクセス情報
    は、受信すべき処理手段の指定,データの読み出し又は
    書き込みの転送モード,ボディデータ長,送信アドレ
    ス,受信アドレスの情報を含むことを特徴とするデータ
    転送処理装置。
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