JPH0618686Y2 - 成形機の形締装置 - Google Patents

成形機の形締装置

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JPH0618686Y2
JPH0618686Y2 JP8054790U JP8054790U JPH0618686Y2 JP H0618686 Y2 JPH0618686 Y2 JP H0618686Y2 JP 8054790 U JP8054790 U JP 8054790U JP 8054790 U JP8054790 U JP 8054790U JP H0618686 Y2 JPH0618686 Y2 JP H0618686Y2
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JP
Japan
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mold clamping
tie bar
chucks
chuck
cylinder
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JP8054790U
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JPH0439554U (ja
Inventor
東巳 北村
寿和 平田
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Nissei Plastic Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は型閉じ後にタイバーと型締ピストンとを結合
して型締を行う成形機の型締装置に関するものである。
[従来の技術] 固定盤に対し可動盤を前進移動して型閉じを行った後、
タイバーと型締シリンダ内の型締ピストンとをチャック
により結合し、そのタイバーを介して金型を強力に型締
する装置は特開昭63−317243号公報、特開平1
−232005号公報、特開平1−222917号公報
等により公知となっている。
[考案が解決しようとする課題] この従来の型締装置の殆どは、チャッキングの駆動を油
圧シリンダによって行なっているが、油圧シリンダで
は、複数の油圧シリンダを対向設置して同時に作動させ
ようとしても、抵抗の少ない油圧シリンダの方が先に作
動を開始し、そこに負荷が生じた後に他方の油圧シリン
ダが作動を開始することになる。
このような油圧動作を完全に同期させることは困難で、
しかも油圧シリンダは圧力制御によって制御されること
から、負荷が発生するまでは最大流量によって高速で作
動する。このため先に作動したチャックが、片持状のタ
イバーに衝撃的に当接するようになり、それによってチ
ャックは正規の噛合位置よりもオーバーランし易い。ま
たこのオーバーランごとにタイバーに変形が生ずる。こ
の変形は一対のチャックによるチャッキングが完了した
時点では力の釣り合いによって直されるのであるが、毎
サイクルのこのような作動は、型締装置の精度を低下さ
せ、長期に亙り安定した作動ができない問題があった。
また、この種の型締装置では、タイバーが片持ち状に配
置されるため、自重により僅かではあるがたわみを生じ
る。このたわみは、チャックが上下方向から作動される
ときには圧力バランスによってそのままの状態で固定さ
れてしまう。そのためタイバーを曲がった状態で固定し
たまま次の型締を行うことになるので、固定盤や可動盤
の平行度に狂いを生じるほか、強力型締力の伝達にアン
バランスを生じたり、噛合部や摺動部に偏磨耗を発生さ
せるなどの問題があった。
この考案は上記従来の課題を解決するために考えられた
ものであって、その目的は、一対のチャックに作動の差
があってもオーバーランを起こすことなく、チャックを
正規の噛合位置まで作動することができる型締装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的によるこの考案の特徴は、固定盤または可動盤
のいずれか一方にタイバーの受孔を軸方向に貫設した型
締ピストンを有する型締シリンダを、他方に噛合用のね
じ軸を先端部に有するタイバーを設け、そのタイバーと
型締ピストンとを上記受孔に臨ませて型締ピストン内に
設けたハーフナット状の一対のチャックによりチャッキ
ングして型締を行う型締装置において、上記チャックの
端部間にタイバーに対する両チャックの移動量を規制し
て正規のチャッキングをなす所要幅の制限部材を、型締
ピストンの壁面に止着して設けてなることにある。
[作用] 上記構成では、一方のチャックが先にタイバーに対し移
動しても、その移動は制限部材に接するところまでとな
り、他方のチャックの作動の遅れによってオーバーラン
することはないから、タイバーとの噛合は常に正規の位
置となる。
[実施例] 図中1はベース2の片側に佇設した固定盤、3は固定盤
1に対し移動自在にベース2上に設けた可動盤である。
4は型開閉シリンダで、固定盤側にシリンダ4aが、ま
た可動盤側にロッド4bが固定してある。
上記固定盤1の四隅部の外側には、型締シリンダ5が一
体に設けてある。この型締シリンダ5が位置する固定盤
1の面内には、内端外周に噛合調整用のねじリング6を
螺合したタイバー挿入孔を兼ねるスリーブ7が、軸方向
に移動自在に型締シリンダ5の内まで嵌挿してある。
上記型締シリンダ5は、固定盤1と一体のシリンダ8
と、上記スリーブ7とともに可動盤側のタイバー9を受
け入れる孔10を軸方向に貫設した型締ピストン11
と、内部にストッパー12を螺合した型締ピストン後端
の型厚調整筒13と、型締ピストン側部のタイバー9の
チャッキング装置14とを具備する。
上記チャッキング装置14は、型締ピストン11の両側
部に一体に設けられた油圧シリンダ15と、ピストンロ
ッド16の先端に連結して、上記タイバー9の受孔10
の内側の環状凹所17に収納し、受孔10に臨ませたハ
ーフナット状の一対のチャック18,18とから構成さ
れ、上記油圧シリンダ15は型締シリンダ側のシリンダ
8に設けた長孔19により型締ピストン11とともに移
動する。
上記タイバー9は、可動盤3の四隅部の上記型締シリン
ダ5と対応する位置に水平に設けられている。この各タ
イバー9の各先端部は、上記チャック18のねじと噛合
するねじ軸20に形成され、そのねじ軸20の両側の上
記環状凹所17には、一対のチャック18,18の端部
間に介在してタイバー9に対する両チャックの移動量を
規制し、ねじ軸20との噛合位置を制限する所要幅の制
限部材21が、型締ピストン11の上記環状凹所17の
壁面に止着して設けてある。
なお、22はモータ23により上記ストッパー12を回
動するスプライン軸24の挿入孔、25は金型である。
上記構造では、一対のチャック18,18によるねじ軸
20のチャッキングは上下方向からなされるため、チャ
ッキング力がそのまま調芯力となる。またタイバー9が
自重によりたわんでいても上側のチャック18は制限部
材21に接して止まり、ねじ軸20と噛合することはな
い。従って、重力などの影響により上側の油圧シリンダ
の作動抵抗が少なくて、先に作動するような場合には、
上側のチャック18は制限部材21に当接するまで降下
し、その当接により発生する負荷により、次に下側の油
圧シリンダが作動を開始してチャック18が上昇し、タ
イバー9を押し上げてたわみを修正しながら制限部材2
1に当接するまで作動する。このためたわみによるチャ
ック18とねじ軸20のねじ相互にずれはなくなり、一
対のチャック18,18が制限部材21に当接した時点
において正規の噛合が行われることになる。
なお、下側のチャックが制限部材21に当接した状態で
は、両チャックが完全にねじ軸20に噛合するように制
限部材21の位置とサイズは設定れている。また下側の
油圧シリンダの作動抵抗の方が小さくて先に作動を開始
する場合には、上記とは逆の順序で作動する。また上記
実施例はねじ相互の噛合によりチャッキングを行ってい
るが、チャッキングは溝とブロック部材との嵌合であっ
てもよい。
[考案の効果] この考案は上述のように、型締ピストンとタイバーとを
チャッキングする一対のチャックの端部間に、タイバー
に対する両チャックの移動量を規制して正規のチャッキ
ングをなす所要幅の制限部材を、型締ピストンの壁面に
止着して設けたので、一対のチャックを別々に作動する
油圧シリンダにおける油圧抵抗の差から、そこに作動の
後先が生じても、制限部材との当接により先行するチャ
ックのオーバーランが防止され、常に正規の噛合が行わ
れる。この結果、先行作動したチャックの必要量以上の
噛合により生ずる一方からの不当な側圧によって、タイ
バーが変形することが防止され、またタイバーのたわみ
なども直されて後チャッキングが行われるようになるの
で、型締ごとに噛合が繰返し行われても噛合精度が維持
される。
また制限部材はチャッキング方向に応じて設け得るの
で、特定の方向に限定されず、一対のチャックの間に介
在する所要幅の制限部材を、型締ピストン側に固定して
ねじ軸の側面に設けるだけでよいので、構造が特に複雑
となるようなこともないなどの特長を有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係わる成形機の型締装置の1例を示す
もので、第1図は型締シリンダ部分を縦断して示す側面
図、第2図型締シリンダ部分の縦断側面図で、第3図は
型締シリンダの横断側面図である。 1……固定盤、2……ベース 3……可動盤、4……型開閉シリン 5……型締シリンダ、9……タイバー 10……タイバーの受孔 11……型締シリンダ 14……チャッキング装置 15……油圧シリンダ、16……ピストン 17……環状凹所、18……チャック 20……ねじ軸、21……制限部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定盤または可動盤のいずれか一方にタイ
    バーの受孔を軸方向に貫設した型締ピストンを有する型
    締シリンダを、他方に噛合用のねじ軸を先端部に有する
    タイバーを設け、そのタイバーと型締ピストンとを上記
    受孔に臨ませて型締ピストン内に設けたハーフナット状
    の一対のチャックによりチャッキングして型締を行う型
    締装置において、 上記チャックの端部間にタイバーに対する両チャックの
    移動量を規制して正規のチャッキングをなす所要幅の制
    限部材を、型締ピストンの壁面に止着して設けてなるこ
    とを特徴とする成形機の型締装置。
JP8054790U 1990-07-27 1990-07-27 成形機の形締装置 Expired - Lifetime JPH0618686Y2 (ja)

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JP8054790U JPH0618686Y2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 成形機の形締装置

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JP8054790U JPH0618686Y2 (ja) 1990-07-27 1990-07-27 成形機の形締装置

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Publication Number Publication Date
JPH0439554U JPH0439554U (ja) 1992-04-03
JPH0618686Y2 true JPH0618686Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31625710

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