JPH061850Y2 - 作業車のベルト式伝動装置冷却構造 - Google Patents

作業車のベルト式伝動装置冷却構造

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JPH061850Y2
JPH061850Y2 JP12400987U JP12400987U JPH061850Y2 JP H061850 Y2 JPH061850 Y2 JP H061850Y2 JP 12400987 U JP12400987 U JP 12400987U JP 12400987 U JP12400987 U JP 12400987U JP H061850 Y2 JPH061850 Y2 JP H061850Y2
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JP
Japan
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engine
type transmission
air
belt
belt type
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JP12400987U
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JPS6428317U (ja
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一明 黒原
哲昭 林
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、運転部の前方にエンジンルームを配設し、こ
のエンジンルーム内のうちエンジンの後方部に、ラジエ
ータと、そのラジエータを後方から前方に向って通過す
る冷却風を発生する冷却ファンとを配設し、前記エンジ
ンの前方に突出する出力軸と、それの下側に配設した動
力取出軸とをベルト式伝動装置で連動してあるトラクタ
等作業車のベルト式伝動装置冷却構造に関する。
〔従来の技術〕
上記のように冷却風を発生させる作業車では、ラジエー
タに当る冷却風が外気であるため、ラジエータでの放熱
効率が良いことはもちろん、冷却風によって、エンジン
の熱気および騒音が後方に伝播することを抑制して、エ
ンジンルームの後部に設けられる計器類を熱から保護す
るための対策が簡単なもので済んだり、不要となり、か
つ、運転環境を騒音面で改善できる。
そして、従来のそのような作業車では、エンジンで動力
取出軸を駆動するためにエンジンの前方に設けられたベ
ルト式伝動装置が、前記ラジエータで加熱されたのちエ
ンジンの熱気で加熱されて熱風となった冷却風にさらさ
れていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従って、従来によるときは、前記ベルト式伝動装置のベ
ルトが、それ自身のスリップによる発熱に加えて、熱風
で加熱されることで高温となり、ベルトの寿命が短かい
ものとなっていた。
本考案の目的は、ベルトの耐久性を向上する点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による作業車のベルト式伝動装置冷却構造の特徴
構成は、前記ベルト式伝動装置の近くに、エンジン吸気
中から捕捉した塵埃をその吸気の一部ともに吸気路外に
排出する塵埃排出口を備えたエアークリーナを、その塵
埃排出口が前記ベルト式伝動装置に向かって開口する状
態に設け、前記吸気路の吸気口を、前記エンジンルーム
内のうち前記ラジエータよりも後方部またはエンジンル
ーム外に開放させてある点にある。その作用・効果は次
の通りである。
〔作用〕
ラジエータおよびエンジン熱気で加熱されておらずに外
気と同様に加熱されて冷却風に比較して著しく低温の状
態にあるエンジンルーム内後部の空気や外気をエンジン
用の吸気とし、エアークリーナが備えられている塵埃排
出機能を利用して、その低温の吸気の一部をベルト式伝
動装置に吹付けるため、ラジエータおよびエンジン熱気
で加熱された高温の冷却風で加熱されるエンジン前方部
にベルト式伝動装置が配置されているにかかわらず、吹
付けられた低温吸気でそのベルト式伝動装置を冷却し
て、ベルト式伝動装置の高温化を防止できる。
〔考案の効果〕
その結果、本考案によれば、ベルト式伝動装置を冷却す
るための特別な冷風ファン等を設けることなく、エアー
クリーナおよび吸気路の配置を工夫するだけで、構造簡
単、かつ、安価にベルトの耐久性を向上できるようにな
った。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を示す。
第1図に示すように、座席(1)を備えた運転部(2)の前方
部にエンジンルーム(3)を配設し、機体フレーム(4)の前
端近くに動力取出軸(5)を取付けてあるトラクタ(作業
車の一例)であって、エンジン(6)は、走行用の出力軸
(7)を後方に向けて突出し、かつ、前記動力取出軸(5)用
の出力軸(8)を前方に向けて突出する姿勢で前記機体フ
レーム(4)に搭載されている。
前記エンジンルーム(3)の後端は、ステアリングハンド
ル(9)のボスト(10)か貫通する計器盤(11)から構成され
ている。
そして、前記エンジンルーム(3)内のうち、前記エンジ
ン(6)の後方部には、エンジン冷却用のラジエータ(12)
と、エンジン(6)で駆動されてそのラジエータ(12)を後
方から前方に向かって通過する冷却風を発生する冷却フ
ァン(13)とが配設されている。
前記エンジン(6)の動力取出用出力軸(8)と前記動力取出
軸(5)とは、ベルト式伝動装置(14)で連動されている。
このベルト式伝動装置(14)は、ベルトテンション式クラ
ッチであって、第2図に示すように、出力軸(8)に挿着
した駆動プーリ(14A)と、動力取出軸(5)に装着した従動
プーリ(14B)と、これら両プーリ(14A),(14B)間に掛架し
たベルト(14C)と、そのベルト(14C)のテンションを維持
するテンションプーリ(14D)とからなり、前記テンショ
ンプーリ(14D)には、第3図にも示すように、そのテン
ションプーリ(14D)の回転に伴い起風する複数のフィン
(15)が付設されている。
かつ、前記エンジンルーム(3)内のうち、前記ベルト式
伝動装置(14)の上方で、かつ、近くには、エンジン(6)
に対する吸気路(16)中に介装されるエアークリーナ(17)
が配設されている。
そのエアークリーナ(17)は、第4図・第5図に示すよう
に、横向き姿勢のケース(17A)内に筒状のクリーナエレ
メントアッシ(17B)を、そのケース(17A)の内部空間を中
心部(17a)とその周りの環状部(17b)とに仕切る状態に設
け、前記ケース(17A)の周壁のうち軸芯方向一端側の部
分に環状部(17a)への吸気入口(17c)を、かつ、軸芯方向
他端側の部分にエンジン吸気中から捕捉した塵埃をその
吸気の一部とともに環状部(17b)からケース(17A)外に下
向きに向けて排出する塵埃排出口(17d)を夫々形成し、
前記ケース(17A)の一端壁に中心部(17a)からの吸気出口
(17e)を形成して構成されている。前記ケース(17A)の他
端壁は、着脱自在な蓋(18)に構成されており、この蓋(1
8)は、前記ケース(17A)の一端壁側に前記中心部に位置
する状態で連結したステー(19)に、蝶ナット(20)を介し
て取付けられている。
また、前記ケース(17A)内には、吸気入口(17c)から環状
部(17b)に流入した吸気に軸芯周りの旋回力を付与する
フィン(21)が設けられており、前記塵埃排出口(17d)に
は、通常は閉じており、前記環状部内の圧力が設定以上
となるとそれ自身の弾性に抗して開く弾性材料製の弁(2
2)が付設されている。
そして、前記エアークリーナ(17)は、その塵埃排出口(1
7d)が前記ベルト式伝動装置(14)に向かって開口する状
態に配置されており、前記吸気路(16)の吸気口(16a)
は、前記エンジンルーム(3)内のうちラジエータ(12)と
計器盤(11)との間に開放されている。
従って、上記の実施例構成によれば、エンジンルーム
(3)のうちエンジン(6)の前方部に至った冷却風は、ラジ
エータ(12)で加熱されたのちエンジン(6)の熱気て加熱
されることで熱風となり、その結果、エンジン(6)の前
方部に位置するベルト式伝動装置(14)は、熱風雰囲気中
に位置することになるが、ラジエータ(12)およびエンジ
ン(6)の熱気で加熱されていない低温のエンジン吸気の
一部がエアークリーナ(17)の塵埃排出口(17d)から排出
されてベルト式伝動装置(14)に吹付けられるため、ベル
ト式伝動装置(14)のベルト(14C)を冷却でき、また、ベ
ルト式伝動装置(14)のテンションプーリ(14D)のフィン
(15)による起風作用で、塵埃排出口(17d)から吹出され
た吸気を周りの空気とが撹拌されて、ベルト式伝動装置
(14)の雰囲気の冷却が期待できる。
なお、上記実施例では、吸気路(16)の吸気口(16a)をエ
ンジンルーム(3)内に開放させたが、吸気口(16a)は、エ
ンジンルーム(3)外に開放させても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る作業車のベルト式伝動装置冷却構造
の実施例を示し、第1図は側面図、第2図は要部の正面
図、第3図、第4図は要部の縦断面図、第5図は第4図
におけるV−V縦断面図である。 (2)……運転部、(3)……エンジンルーム、(6)……エン
ジン、(12)……ラジエータ、(13)……冷却ファン、(8)
……出力軸、(5)……動力取出軸、(14)……ベルト式伝
動装置、(16)……吸気路、(17)……エアークリーナ、(1
7d)……塵埃排出口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転部(2)の前方にエンジンルーム(3)を配
    設し、このエンジンルーム(3)内のうちエンジン(6)の後
    方部に、ラジエータ(12)と、そのラジエータ(12)を後方
    から前方に向って通過する冷却風を発生する冷却ファン
    (13)とを配設し、前記エンジン(6)の前方に突出する出
    力軸(8)と、それの下側に配設した動力取出軸(5)とをベ
    ルト式伝動装置(14)で連動してある作業車において、前
    記ベルト式伝動装置(14)の近くに、エンジン吸気中から
    捕捉した塵埃をその吸気の一部ともに吸気路(16)外に排
    出する塵埃排出口(17d)を備えたエアークリーナ(17)
    を、その塵埃排出口(17d)が前記ベルト式伝動装置(14)
    に向かって開口する状態に設け、前記吸気路(16)の吸気
    口(16a)を、前記エンジンルーム(3)内のうち前記ラジエ
    ータ(12)よりも後方部またはエンジンルーム(3)外に開
    放させてある作業車のベルト式伝動装置冷却構造。
JP12400987U 1987-08-12 1987-08-12 作業車のベルト式伝動装置冷却構造 Expired - Lifetime JPH061850Y2 (ja)

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JPS6428317U JPS6428317U (ja) 1989-02-20
JPH061850Y2 true JPH061850Y2 (ja) 1994-01-19

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