JPH0618084A - 空調用給排気グリル - Google Patents

空調用給排気グリル

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JPH0618084A
JPH0618084A JP4197493A JP19749392A JPH0618084A JP H0618084 A JPH0618084 A JP H0618084A JP 4197493 A JP4197493 A JP 4197493A JP 19749392 A JP19749392 A JP 19749392A JP H0618084 A JPH0618084 A JP H0618084A
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JP
Japan
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casing
sound absorbing
absorbing material
air
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP4197493A
Other languages
English (en)
Inventor
Yotsuo Nakamura
四雄 中村
Seiji Kobayashi
精治 小林
Yuji Aoyama
雄二 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空調機に接続される給排気グリルの空気を整
流し、圧力損失及び騒音を低減する。 【構成】 ケーシング(3)内に、ダクト(10)の接続穴か
ら風路面積が漸増する通風路(16)を有し、かつケーシン
グ(3)の下部開口に向かって湾曲する管状の吸音材(15)
を設け、この吸音材(15)の上部に開口(15a)を設け、ふ
た状の吸音材(17)で閉塞する。吸音材(15)(17)とケーシ
ング(3)の間に空間(18)(19)を形成する。ケーシング(3)
内に送り込まれた空気は吸音材(15)(17)の内面に案内さ
れて漸次拡大し、動圧は静圧に変換回収される。吸音材
(15)を通過した騒音は、矢印(20)のようにケーシング
(3)で反射し、再度吸音材(15)を通過吸音される。吸音
材(15)の上部開口(15a)は湾曲管の短径側(15b)の成形型
の挿入口となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は天井等に設置され空調
用の空気を給排気させるグリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は例えば実開昭63−89534号
公報に示された従来の空調用給排気グリルを示す縦断面
図である。図において、(1)は支持材(2)に固定された天
井板、(3)は下方が開口したケーシングで、ケーシング
(3)の下縁部は支持材(2)に固定されている。(4)は天井
板(1)の下面に配置された第1のグリル、(5)は第1のグ
リル(4)に固定されケーシング(3)の開口部に固着された
取付具、(6)は第1のグリル(4)の中央部に配置された第
2のグリル、(7)は第2のグリル(6)に固定され取付具
(5)に着脱自在に係止された係合片である。
【0003】(8)はケーシング(3)の内面に貼着されたウ
レタンホームからなる吸音材、(9)はケーシング(3)の側
面の開口部に設けられた接続フランジ、(10)は接続フラ
ンジ(9)に接続され空調用の空気が流通するダクト、(1
1)は風の流れである。
【0004】従来の空調用給排気グリルは上記のように
構成され、空調機から送られる空気を目的の場所に分配
して給排気するものであり、例えばダクト(10)からケー
シング(3)内へ空気が送り込まれると、第1及び第2の
グリル(4)(6)のすき間から下方へ吹き出される。このと
き、空気中の騒音は吸音材(8)で吸音されて給気され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
調用給排気グリルでは、ダクト(10)内を搬送された空気
をケーシング(3)内へ送り込むようにしているため、空
気はケーシング(3)内に急に拡散され、動圧が急速に静
圧損失となって圧力損失を生じる。また、ケーシング
(3)には吸音材(8)が内貼りされているだけであるため、
吸音量が少ないなどの問題点がある。
【0006】この発明は上記問題点を解消するためにな
されたもので、圧力損失を少なく、かつ吸音量を大きく
できるようにした空調用給排気グリルを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る空調用給排気グリルは、ケーシング内にダクトの接
続穴から風路面積が漸増する通風路を有し、かつケーシ
ングの下部開口に向かって湾曲する管状の吸音材を設け
たものである。
【0008】また、第2の発明に係る空調用給排気グリ
ルは、ケーシング内にダクトの接続穴から風路面積が漸
増する通風路を有し、かつケーシングの下部開口に向か
って湾曲する管状の吸音材と、この吸音材とケーシング
との間に空間とを設けたものである。
【0009】また、第3の発明に係る空調用給排気グリ
ルは、ケーシング内にダクトの接続穴から風路面積が漸
増する通風路を有し、かつケーシングの下部開口に向か
って湾曲し、かつその上部に開口を有する管状の吸音材
と、上記上部開口を閉塞するふた状の吸音材とを設けた
ものである。
【0010】
【作用】この発明の第1の発明においては、ケーシング
内にダクトの接続穴から風路面積が漸増する通風路を有
し、かつケーシングの下部開口に向かって湾曲する管状
の吸音材を設けたため、ケーシング内に送り込まれた空
気は通風路に案内されて漸次拡大し、動圧は静圧に変換
回収される。
【0011】また、第2の発明においては、吸音材とケ
ーシングの間に空間を設けたため、吸音材を通過した騒
音はケーシングで反射し再度吸音材を通過する。
【0012】また、第3の発明においては、湾曲管状の
吸音材の上部に開口を設け、これを閉塞するふた状の吸
音材を設けたので、湾曲管の短径部の内面を成形する型
は、管状吸音材の上部開口を通じて上下動作する。
【0013】
【実施例】
実施例1.図1及び図2はこの発明の第1〜第3の発明
の一実施例を示す図で、図1は縦断面図、図2は平面図
であり、従来装置と同様の部分は同一符号で示す。
【0014】図において、(15)はケーシング(3)内に設
けられた吸音材で、接続フランジ(9)部から漸増する通
風路(16)を持ち、かつケーシング(3)の下部開口に向か
って湾曲する管状に形成されている。吸音材(15)の上部
には開口(15a)が設けられ、ふた状の吸音材(17)で閉塞
されている。吸音材(15)(17)は、例えば特開平1−11
0996号公報に示されているように、例えば粒状素材
からなる多孔質層とそれよりも空孔率が小さい中実層と
を層状に、換言すれば層の厚さ方向に比重を連続的に変
化させた多孔質構造体からなる吸音プラスチックにより
形成されている。また、吸音材(15)(17)とケーシング
(3)の間には空間(18)(19)が設けられている。
【0015】上記のように構成された空調用給排気グリ
ルにおいては、ダクト(10)からケーシング(3)に送り込
まれた空気は、吸音材(15)の漸増する通風路(16)に沿っ
て漸次拡大されて整流される流れ(11)となる。これによ
り動圧が静圧に変換回収され、圧力損失は少なくなる。
また、空気の流れ(11)に含まれた騒音は矢印(20)に示す
ように、例えば吸音材(15)を通過するものもあるがケー
シング(3)の内面で反射して再度吸音材(15)を通過する
ため、2回の吸音が可能であり吸音量は大きくなる。
【0016】吸音材(15)(17)は両者を一体に形成して
も、空気の整流及び吸音性能に差はないが、それぞれ別
体に形成されているため成型作業が簡単になる。すなわ
ち、吸音材(15)の成形型のストロークは図1の上下方向
に動くため、吸音材(15)(17)を一体成形しようとすれ
ば、吸音材(15)の湾曲管の短径部(15b)の成形型が抜け
なくなる。しかし、この実施例では吸音材(15)に上部開
口(15a)が設けられているため、これを通して型を上下
動作させることが可能になり、成形型のストローク動作
は単純となり、成形型も簡単になるとともに、空間(18)
(19)の成形も同時に可能となる。
【0017】実施例2.図3はこの発明の他の実施例を
示す縦断面図である。この実施例では湾曲管状の吸音材
(15)及びふた状の吸音材(17)はそれぞれウレタン発泡材
で形成され、図1の吸音材(15)(17)に対応しており、吸
音機能を有する。また、ケーシング(3)の内面には発泡
スチロールで形成された支持材(22)(23)が設けられてお
り、支持材(22)は吸音材(15)を支持するとともに、空間
(18)を形成し、支持材(23)は吸音材(17)を支持するとと
もに、空間(19)を形成している。また、支持材(22)(23)
は矢印(20)で示す騒音反射の作用をする外に断熱機能を
有し、ケーシング(3)表面の結露防止に役立つ。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおりこの発明の第1の発
明では、ケーシング内にダクトの接続穴から風路面積が
漸増する通風路を有し、かつケーシングの下部開口に向
かって湾曲する管状の吸音材を設けたので、ケーシング
内に送り込まれた空気は吸音材に案内されて漸次拡大
し、動圧は静圧に変換回収され、圧力損失を少なくする
ことができ、かつ騒音を吸音できる効果がある。
【0019】また、第2の発明では、吸音材とケーシン
グ間に空間を設けたので、吸音材を通過した騒音はケー
シングで反射し再度吸音材を通過し、吸音量を大きくす
ることができる効果がある。
【0020】また、第3の発明では、湾曲管状の吸音材
の上部に開口を設け、これを閉塞するふた状の吸音材を
設けたので、湾曲管の短径側の内面を成形する型は、管
状吸音材の上部開口を通じて上下動作し、成形型を簡単
なものとすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す縦断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】この発明の実施例2を示す縦断面図。
【図4】従来の空調用給排気グリルを示す縦断面図。
【符号の説明】
3 ケーシング 9 接続フランジ 10 ダクト 15 湾曲管状吸音材 15a 上部開口 16 通風路 17 ふた状吸音材 18、19 空間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側方にダクトの接続穴を有し下部が開口
    して通風路を形成するケーシングと、このケーシング内
    に設けられ上記ダクトの接続穴から風路面積が漸増する
    通風路を有し、かつ上記ケーシングの開口に向かって湾
    曲する管状の吸音材とを備えてなる空調用給排気グリ
    ル。
  2. 【請求項2】 側方にダクトの接続穴を有し下部が開口
    して通風路を形成するケーシングと、このケーシング内
    に設けられ上記ダクトの接続穴から風路面積が漸増する
    通風路を有し、かつ上記ケーシングの開口に向かって湾
    曲する管状の吸音材と、この吸音材と上記ケーシングと
    の間に形成された空間とを備えてなる空調用給排気グリ
    ル。
  3. 【請求項3】 側方にダクトの接続穴を有し下部が開口
    して通風路を形成するケーシングと、このケーシング内
    に設けられ上記ダクトの接続穴から風路面積が漸増する
    通風路を有し、かつ上記ケーシングの開口に向かって湾
    曲し、かつその上部に開口を有する管状の吸音材と、上
    記上部開口を閉塞するふた状の吸音材とを備えてなる空
    調用給排気グリル。
JP4197493A 1992-07-02 1992-07-02 空調用給排気グリル Pending JPH0618084A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654992U (ja) * 1992-12-28 1994-07-26 ベニックス株式会社 ダクト
NL1023640C2 (nl) * 2003-06-11 2004-12-14 Ind En Handelmij Bergschenhoek Leidingstelsel en bij dit leidingstelsel te gebruiken vulstuk.
CN102829534A (zh) * 2012-08-10 2012-12-19 上海瑞屋节能科技有限公司 风口静压装置
JP2015194335A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 株式会社荏原製作所 消音チャンバ
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WO2023106044A1 (ja) * 2021-12-10 2023-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 送風装置

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