JPH06177853A - スペクトル拡散送受信システム - Google Patents

スペクトル拡散送受信システム

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JPH06177853A
JPH06177853A JP43A JP32184992A JPH06177853A JP H06177853 A JPH06177853 A JP H06177853A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 32184992 A JP32184992 A JP 32184992A JP H06177853 A JPH06177853 A JP H06177853A
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JP
Japan
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information
circuit
spectrum
video information
spread spectrum
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Application number
JP43A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hamazumi
啓之 濱住
Yasuhiro Ito
泰宏 伊藤
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数の利用効率を向上させるとともに、誤
り率が高くなったときでも、回線断に至らないように
し、さらにテレビジョン信号を動き補償付きDCT方式
(例えば、MPEGなどの方式)を用いて圧縮して伝送
する場合でも、誤りが連続的に発生するのを防止する。 【構成】 スペクトル直接拡散送信装置1によってデジ
タル情報を取り込むとともに、このデジタル情報に対し
て重み付け処理を行なった後、アダマール変換して得ら
れた信号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成し、
スペクトル直接拡散受信装置4によって前記送信信号を
受信するとともに、前記スペクトル直接拡散送信装置1
と逆の信号処理を行なって前記デジタル情報を再生す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル信号の伝送や放
送などにおいて使用されるスペクトル拡散送受信システ
ムに関する。
【0002】[発明の概要]本発明は送信装置側によっ
てデジタル情報を取り込むとともに、このデジタル情報
に対して重み付け処理を行なった後、アダマール変換な
どの直交変換を行なって得られた信号をスペクトル直接
拡散して送信信号を生成し、受信装置側によって前記送
信信号を受信するとともに、前記送信装置側と逆の信号
処理を行なって前記デジタル情報を再生することによ
り、周波数の利用効率を向上させるとともに、誤り率が
高くなったときでも、回線断に至らないようにし、さら
にテレビジョン信号を動き補償付きDCT方式(例え
ば、MPEGなどの方式)を用いて圧縮して伝送する場
合でも、誤りが連続的に発生することを防止するもので
ある。
【0003】
【従来の技術】デジタル信号を伝送する方式や放送する
方式として、種々の方式が検討されている。
【0004】その中でも、電波資源を有効に使用するこ
とができるスペクトル直接拡散技術によってデジタル信
号を伝送する方式が注目を集めている。
【0005】このスペクトル直接拡散技術では、送信側
において、伝送対象となる情報を送信局毎に固有のPN
符号(拡散符号)によって変調して伝送路上に送出し、
受信側において、前記伝送路を介して供給される変調信
号を送信局側と同じPN符号によって復調して伝送され
た情報を再生する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペクトル直接拡散技術においては、周波数を拡散させ
るために周波数利用効率が悪いという問題があった。
【0007】また、伝送路の状態が時間の経過とともに
変化するような伝送路を使用してデジタル信号を伝送す
る場合、従来から知られているデジタル信号伝送方式で
は、受信信号レベルがある一定レベル以下になったり、
妨害波のレベルがある一定レベル以上になると、復調後
の誤り率が急激に高くなって回線断となってしまうとい
う問題があった。
【0008】このため、テレビジョン信号を動き補償付
きDCT方式(例えば、MPEGなどの方式)を用いて
圧縮して伝送する場合、伝送状態が時間の経過とともに
変化する伝送路を使用して伝送したとき、イントラ符号
化画像に誤りが発生すると、次のイントラ符号化画像を
受信するまで、誤りが連続的に発生してしまうという問
題があった。
【0009】本発明は上記の事情に鑑み、周波数利用効
率を向上させるとともに、伝送路の状態が悪化したとき
でも、回線断に至らないようにすることができ、さらに
テレビジョン信号を動き補償付きDCT方式(例えば、
MPEGなどの方式)を用いて圧縮して伝送する場合で
も、誤りが連続的に発生するのを防止することができる
スペクトル拡散送受信システムを提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるスペクトル拡散送受信システムは、送
信側と受信側との間でスペクトル拡散方式によって変調
された無線信号を送受信するスペクトル拡散送受信シス
テムにおいて、前記送信側は、送信対象となる情報を重
要度に応じて重み付けを行なった後、各情報を直交変換
して多重化するとともに、PN符号を用いてスペクトル
拡散して送信信号を生成して送信することを特徴とし、
前記受信側は、受信した信号を送信側のPN符号と同じ
PN符号を用いてスペクトル逆拡散して情報を再生した
後、この情報を逆直交変換して各情報を再生することを
特徴としている。
【0011】
【作用】上記の構成において、送信側において、送信対
象となる情報が重要度に応じて重み付けが行なわれた
後、各情報が直交変換されて多重化されるとともに、P
N符号が用いられてスペクトル拡散されて送信信号が生
成されてこれが送信され、受信側において、受信した信
号が送信側のPN符号と同じPN符号が用いられてスペ
クトル逆拡散されて情報が再生された後、この情報が逆
直交変換されて各情報が再生される。
【0012】
【実施例】図1は本発明によるスペクトル拡散送受信シ
ステムの第1実施例を示すブロック図である。
【0013】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムは、デジタル情報を取り込んでこれをスペクトル直接
拡散方式で送信信号に変換するスペクトル直接拡散送信
装置1と、このスペクトル直接拡散送信装置1によって
生成された送信信号を高周波信号にする周波数変換回路
2aと、この周波数変換回路2aによって生成された高
周波信号を電波として送信するアンテナ2と、このアン
テナ2によって送信された電波を受信して受信信号を生
成するアンテナ3と、このアンテナ3によって得られた
受信信号をベースバンド信号に変換する周波数変換回路
3aと、この周波数変換回路3aによって得られたベー
スバンド信号を取り込むとともに、前記デジタル情報を
復調するスペクトル直接拡散受信装置4とを備えてお
り、スペクトル直接拡散送信装置1によってデジタル情
報を取り込むとともに、このデジタル情報に対して重み
付け処理を行なった後、アダマール変換して得られた信
号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成し、スペク
トル直接拡散受信装置4によって前記送信信号を受信す
るとともに、前記スペクトル直接拡散送信装置1と逆の
信号処理を行なって前記デジタル情報を再生する。
【0014】スペクトル直接拡散送信装置1は、図2に
示す如く階層化回路5と、検査情報付加回路6と、重み
付け回路7と、マトリックス回路8と、アダマール変換
回路9と、PN符号発生回路10と、乗算回路11とを
備えており、伝送対象となっているデジタル情報を取り
込み、このデジタル情報に対して重み付け処理を行なう
とともに、アダマール変換を行なって多重化し、この多
重化処理によって得られた信号にスペクトル直接拡散を
行なって周波数変換回路2aで送信信号を生成してこれ
をアンテナ2から送信する。
【0015】階層化回路5は、入力されたデジタル情報
を分類する回路であり、伝送対象となっているデジタル
情報を取り込んで、これを情報の重要度毎に分類してm
個のデジタル情報S1 〜Sm を生成し、これを検査情報
付加回路6に供給する。
【0016】検査情報付加回路6は、パリティ方式やC
RC方式、シンドローム方式等によってデジタル情報S
1 〜Sm に各々、検査情報を付加する回路であり、前記
階層化回路5から出力されるデジタル情報S1 〜Sm
取り込むとともに、これらデジタル情報S1 〜Sm に対
して誤り訂正用の検査情報を付加して重み付け回路7に
供給する。
【0017】重み付け回路7は、各デジタル情報S1
m に対して各々、振幅(電力)などの重み付けを行な
うm個の係数器12を備えており、前記検査情報付加回
路6から出力される検査情報が付加されたデジタル情報
1 〜Sm を取り込むとともに、これらデジタル情報S
1 〜Sm に対して予め設定されている重み付け係数K1
〜Km を各々、かけてマトリックス回路8に供給する。
【0018】この場合、各デジタル情報S1 〜Sm の重
要度が“S1 >S2 >S3 >…>Sm ”の順になってい
れば、各重み付け係数K1 〜Km が“K1 >K2 >K3
>…>Km ”となるようにこれら各重み付け係数K1
m の値が設定される。
【0019】マトリックス回路8は、前記階層化回路5
の階層数mと、アダマール変換回路9の次数n(但し、
n≧m)とを一致させる回路であり、前記重み付け回路
7から出力されるデジタル情報S1 〜Sm をマトリック
ス処理してn個のデジタル情報C1 〜Cn を生成し、こ
れをアダマール変換回路9に供給する。
【0020】アダマール変換回路9は、前記マトリック
ス回路8から出力されるデジタル情報C1 〜Cn に対し
てアダマール変換の基底関数であるWalsh関数W1
〜Wn を各々、乗算するn個の乗算回路13と、これら
の各乗算回路13から出力されるデジタル情報を加算し
て多重化する加算回路14とを備えており、前記マトリ
ックス回路8から出力されるデジタル情報C1 〜Cn
取り込むとともに、これらのデジタル情報C1 〜Cn
アダマール変換を行なって前記デジタル情報C1 〜Cn
を多重化して信号を生成し、これを乗算回路11に供給
する。
【0021】また、PN符号発生回路10は、このスペ
クトル直接拡散送信装置1に対して設定されているPN
符号を発生する回路であり、発生したPN符号を乗算回
路11に供給する。
【0022】乗算回路11は、前記アダマール変換回路
9から出力される信号に前記PN符号発生回路10から
出力されるPN符号を乗算してスペクトル直接拡散を行
なう回路であり、この乗算処理によって得られた送信信
号を周波数変換回路2aに供給して高周波信号に変換さ
せ、これをアンテナ2から送信させる。
【0023】また、スペクトル直接拡散受信装置4は、
図3に示す如くPN符号発生回路16と、乗算回路17
と、アダマール逆変換回路18と、逆マトリックス回路
19と、(m−1)個の誤り検出回路20と、(m−
1)個のスイッチ21と、合成回路22とを備えてお
り、前記スペクトル直接拡散送信装置1から送信された
送信信号を受信するとともに、この受信動作によって得
られた受信信号をスペクトル直接逆拡散した後、アダマ
ール逆変換を行なってn個のデジタル情報C1 〜Cn
再生し、さらにこれを逆マトリックス処理してm個のデ
ジタル情報S1 〜Sm を生成するとともに、比較的重要
度が低いデジタル情報S2 〜Sm に対して誤り検出を行
なって誤りがないデジタル情報を選択し、この選択動作
によって得られたデジタル情報と前記デジタル情報S1
とを合成してデジタル情報を再生する。
【0024】PN符号発生回路16は、前記スペクトル
直接拡散送信装置1に対して設定されているPN符号と
同じPN符号を発生する回路であり、発生したPN符号
を乗算回路17に供給する。
【0025】乗算回路17は、前記アンテナ3の受信動
作および周波数変換回路3aの周波数変換動作によって
得られた受信信号に前記PN符号発生回路16から出力
されるPN符号を乗算してスペクトル直接逆拡散を行な
う回路であり、この乗算処理によって得られた信号をア
ダマール逆変換回路18に供給する。
【0026】アダマール逆変換回路18は、前記乗算回
路17から出力される信号を取り込んでn次のアダマー
ル逆変換を行なってn個のデジタル情報C1 〜Cn を生
成する回路であり、この変換処理によって得られたデジ
タル情報C1 〜Cn を逆マトリックス回路19に供給す
る。
【0027】逆マトリックス回路19は、前記アダマー
ル逆変換回路18から出力されるn個のデジタル情報C
1 〜Cn を逆マトリックス処理してm個(但し、n≧
m)のデジタル情報S1 〜Sm に変換する回路であり、
この変換処理によって得られたデジタル情報S1 を合成
回路22に供給するとともに、デジタル情報S2 〜Sm
を各誤り検出回路20に各々、供給する。
【0028】この場合、この逆マトリックス回路19に
よって再生されるデジタル情報S1〜Sm はスペクトル
直接拡散送信装置1の重み付け回路7によって“S1
2>S3 >…>Sm ”となるように各階層毎に重み付
けされているので、スペクトル直接拡散方式の性質から
妨害や干渉雑音があっても、デジタル情報S1 〜Sm
信頼度が“S1 >S2 >S3 >…>Sm ”の順に低下す
る。したがって、最も大きな重みが付けられているデジ
タル情報S1 は最も信頼度が高く、誤り発生率が最も低
い。
【0029】各誤り検出回路20は、前記逆マトリック
ス回路19から出力されるデジタル情報S2 〜Sm を各
々、取り込んで、これらデジタル情報S2 〜Sm 毎に含
まれている検査情報に基づいて各デジタル情報S2 〜S
m 中に誤りがあるかどうかをチェックする回路であり、
チェック処理によって各デジタル情報S2 〜Sm のいず
れかの中に誤りがあれば、誤りが検出れさたデジタル情
報に対応するスイッチ21を開状態にして誤りがあった
デジタル情報を遮断し、これが合成回路22に供給され
ないようにし、またチェック処理によって誤りがないデ
ジタル情報に対応するスイッチ21を閉状態にしてこの
デジタル情報を合成回路22に供給する。
【0030】合成回路22は、前記逆マトリックス回路
19から出力されるデジタル情報S1 と、前記各スイッ
チ21から出力されるデジタル情報S2 〜Sm のうち、
誤りを含まない部分とを取り込んでこれを合成してデジ
タル情報を再生する回路であり、この合成処理によって
得られたデジタル情報を出力する。
【0031】この場合、この合成回路22によって合成
される各デジタル情報S1 〜Sm に対して“S1 >S2
>S3 >…>Sm ”の順で重み付けされているので、伝
送路の状態が悪化しても、各デジタル情報S1 〜Sm
の重要度が高い情報ほど、誤り発生率を低くすることが
でき、これによって伝送路の状態が最も悪化した状態に
おいても、デジタル情報S1 の誤りを無くし、回線断に
至らないようにすることができる。
【0032】また、この場合、スペクトル直接拡散送信
装置1側で各デジタル情報C1 〜Cn にアダマール変換
を行ない、スペクトル直接拡散受信装置4によって受信
処理で得られた信号にアダマール逆変換を行なってデジ
タル情報C1 〜Cn を再生するようにしているので、周
波数を拡散させるときに使用される拡散符号の相互相関
に起因する干渉妨害の発生を防止し、これによって周波
数利用効率を向上させることができる。
【0033】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置1によってデジタル情報を取り込
むとともに、このデジタル情報に対して重み付け処理を
行なった後、アダマール変換して得られた信号をスペク
トル直接拡散して送信信号を生成し、スペクトル直接拡
散受信装置4によって前記送信信号を受信するととも
に、前記スペクトル直接拡散送信装置1と逆の信号処理
を行なって前記デジタル情報を再生するようにしている
ので、周波数の利用効率を向上させることができるとと
もに、誤り率が高くなったときでも、回線断に至らない
ようにすることができる。
【0034】図4は本発明によるスペクトル拡散送受信
システムの第2実施例を示すブロック図である。
【0035】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムは、複素デジタル情報を取り込んでこれを直交変調を
採用したスペクトル直接拡散方式で送信信号に変換する
スペクトル直接拡散送信装置25と、このスペクトル直
接拡散送信装置25によって生成された送信信号を高周
波信号に変換する周波数変換回路26aと、この周波数
変換回路26aによって生成された高周波信号を電波と
して送信するアンテナ26と、このアンテナ26によっ
て送信された電波を受信して受信信号を生成するアンテ
ナ27と、このアンテナ27によって得られた受信信号
を中間周波数に変換する周波数変換回路27aと、この
周波数変換回路27aによって得られた中間周波信号を
取り込むとともに、前記複素デジタル情報を復調するス
ペクトル直接拡散受信装置28とを備えており、スペク
トル直接拡散送信装置25によって複素デジタル情報を
取り込むとともに、この複素デジタル情報を実数デジタ
ル情報と、虚数デジタル情報とに分離した後、これら実
数デジタル情報および虚数実数デジタル情報に対して各
々、重み付け処理を行ない、さらにこの重み付け処理さ
れた実数デジタル情報および虚数実数デジタル情報を各
々、アダマール変換して多重化するとともに、この多重
化処理によって得られた信号をスペクトル直接拡散した
後、これらの各信号を直交変調して周波数変換回路26
aで送信信号を生成し、これをアンテナ26から送信す
る。そして、スペクトル直接拡散受信装置28によって
前記送信信号を受信するとともに、前記スペクトル直接
拡散送信装置25と逆の信号処理を行なって前記複素デ
ジタル情報を再生する。
【0036】スペクトル直接拡散送信装置25は、図5
に示す如く分配回路29と、Iチャネル回路30と、Q
チャネル回路31と、直交変調回路32とを備えてお
り、複素デジタル情報を取り込むとともに、この複素デ
ジタル情報を実数デジタル情報と、虚数デジタル情報と
に分離した後、これら実数デジタル情報および虚数デジ
タル情報に対して各々、重み付け処理を行ない、さらに
この重み付け処理された実数デジタル情報および虚数デ
ジタル情報を各々、アダマール変換して多重化するとと
もに、この多重化処理によって得られた信号をスペクト
ル直接拡散した後、これらの各信号を直交変調して周波
数変換回路26aで送信信号を生成し、これをアンテナ
26から送信する。
【0037】分配回路29は、複素デジタル情報を取り
込むとともに、これを実数デジタル情報と、虚数デジタ
ル情報とに分離した後、これら実数デジタル情報および
虚数デジタル情報を各々、重要度に応じて階層化し、さ
らに各階層毎に検査情報を付加して実数デジタル情報S
1 〜SIn と、虚数デジタル情報SQ1 〜SQn とを
生成する回路であり、これらの処理によって生成した実
数デジタル情報SI1〜SIn をIチャネル回路30に
供給し、虚数デジタル情報SQ1 〜SQn をQチャネル
回路31に供給する。
【0038】Iチャネル回路30は、前記分配回路29
から出力される実数デジタル情報SI1 〜SIn を取り
込み、この実数デジタル情報SI1 〜SIn に対して各
々、重み付け処理を行なう重み付け回路33と、この重
み付け回路33から出力される実数デジタル情報SI1
〜SIn を取り込むとともに、これらの実数デジタル情
報SI1 〜SIn にアダマール変換を行なって実数デジ
タル情報SI1 〜SIn を多重化して信号を生成するア
ダマール変換回路34と、このスペクトル直接拡散送信
装置25に対して設定されている第1PN符号を発生す
る第1PN符号発生回路35と、前記アダマール変換回
路34から出力される信号に前記第1PN符号発生回路
35から出力される第1PN符号を乗算してスペクトル
直接拡散を行なう乗算回路36と、この乗算回路36か
ら出力される信号の高周波成分をカットして低周波成分
のみを通過させるLPF回路37とを備えている。
【0039】そして、前記分配回路29から出力される
実数デジタル情報SI1 〜SIn を取り込み、この実数
デジタル情報SI1 〜SIn に対して各々、重み付け処
理を行なった後、アダマール変換を行なって多重化する
とともに、この多重化処理によって得られた信号をスペ
クトル直接拡散した後、高周波成分を除去して直交変調
回路32に供給する。
【0040】また、Qチャネル回路31は、前記分配回
路29から出力される虚数デジタル情報SQ1 〜SQn
を取り込み、この虚数デジタル情報SQ1 〜SQn に対
して各々、重み付け処理を行なう重み付け回路38と、
この重み付け回路38から出力される虚数デジタル情報
SQ1 〜SQn を取り込むとともに、これらのデジタル
情報SQ1 〜SQn にアダマール変換を行なってデジタ
ル情報SQ1 〜SQnを多重化して信号を生成するアダ
マール変換回路39と、このスペクトル直接拡散送信装
置25に対して設定されている第2PN符号を発生する
第2PN符号発生回路40と、アダマール変換回路39
から出力される信号に前記第2PN符号発生回路40か
ら出力される第2PN符号を乗算してスペクトル直接拡
散を行なう乗算回路41と、この乗算回路41から出力
される信号の高周波成分をカットして低周波成分のみを
通過させるLPF回路42とを備えている。
【0041】そして、前記分配回路29から出力される
虚数デジタル情報SQ1 〜SQn を取り込み、この虚数
デジタル情報SQ1 〜SQn に対して各々、重み付け処
理を行なった後、アダマール変換を行なって多重化する
とともに、この多重化処理によって得られた信号をスペ
クトル直接拡散した後、高周波成分を除去して直交変調
回路32に供給する。
【0042】直交変調回路32は、直交変調用の互いに
90度位相が異なる2つの搬送波信号を生成する変調搬
送波発生回路43と、前記Iチャネル回路30から出力
される信号と前記変調搬送波発生回路43から出力され
る0度位相の搬送波信号とを乗算して前記Iチャネル回
路30から出力される信号を変調する乗算回路44と、
前記Qチャネル回路31から出力される信号と前記変調
搬送波発生回路43から出力される90度位相の搬送波
信号とを乗算して前記Qチャネル回路31から出力され
る信号を変調する乗算回路45と、これらの各乗算回路
44、45から出力される信号を加算して合成する加算
回路46とを備えている。
【0043】そして、前記Iチャネル回路30から出力
される信号と、前記Qチャネル回路31から出力される
信号とを直交変調して送信信号を生成し、これをアンテ
ナ26から送信する。
【0044】また、スペクトル直接拡散受信装置28
は、図6に示す如く直交復調回路47と、Iチャネル回
路48と、Qチャネル回路49と、実数側の逆マトリッ
クス回路50aと、虚数側の逆マトリックス回路50b
と、実数側および虚数側にそれぞれ(m−1)個設けら
れた誤り検出回路51aおよび51bと、実数側および
虚数側にそれぞれ(m−1)個設けられたスイッチ52
aおよび52bと、実数側の合成回路53aと、虚数側
の合成回路53bと、合成回路99とを備えており、前
記スペクトル直接拡散送信装置25から送信された送信
信号を受信するとともに、この受信動作によって得られ
た受信信号を実数信号と、虚数信号とに分離した後、こ
れら実数信号と、虚数信号とに対して各々、スペクトル
直接逆拡散を行なった後、アダマール逆変換を行なって
実数側のn個のデジタル情報CI1〜CIn と、虚数側
のn個のデジタル情報CQ1 〜CQn とを再生し、さら
にこれを逆マトリックス処理してm個の実数デジタル情
報SI1 〜SIm および虚数デジタル情報SQ1 〜SQ
m を生成するとともに、比較的重要度が低い実数デジタ
ル情報SI2 〜SIm および虚数デジタル情報SQ2
SQm に対して誤り検出を行なって誤りがないデジタル
情報を選択し、この選択動作によって得られたデジタル
情報と前記デジタル情報SI1 およびSQ1 とを合成し
さらに実数デジタル情報と虚数デジタル情報を合成して
複素デジタル情報を再生する。
【0045】直交復調回路47は、前記アンテナ27の
受信動作によって得られた受信信号を周波数変換回路2
7aにより中間周波信号にして取り込んでこれを分離す
る分離回路54と、直交復調用の互いに90度位相が異
なる2つの搬送波信号を生成する復調搬送波発生回路5
5と、前記分離回路54によって分離された信号と前記
復調搬送波発生回路55から出力される0度位相の搬送
波信号とを乗算して実数信号(I信号)を復調する乗算
回路56と、前記分離回路54によって分離された信号
と前記復調搬送波発生回路55から出力される90度位
相の搬送波信号とを乗算して虚数信号(Q信号)を復調
する乗算回路57とを備えており、前記アンテナ27の
受信動作によって得られた受信信号を中間周波数に変換
した後取り込んで、これを分離した後に復調して、この
復調動作によって得られた実数信号を前記Iチャネル回
路48に供給し、虚数信号を前記Qチャネル回路49に
供給する。
【0046】Iチャネル回路48は、前記直交復調回路
47から出力される実数信号(I信号)を取り込んで高
周波成分を除去して低周波成分を通過させるLPF回路
58と、前記スペクトル直接拡散送信装置25に対して
設定されている第1PN符号と同じPN符号を発生する
第1PN符号発生回路59と、前記LPF回路58から
出力される実数信号に前記第1PN符号発生回路59か
ら出力される第1PN符号を乗算してスペクトル逆拡散
を行なう乗算回路60と、この乗算回路60から出力さ
れる実数信号を取り込んでn次のアダマール逆変換を行
ないn個のデジタル情報CI1 〜CIn を生成するアダ
マール逆変換回路61とを備えており、前記直交復調回
路47から出力される実数信号を取り込んで、スペクト
ル直接逆拡散を行なった後、アダマール逆変換を行なっ
て実数側のn個のデジタル情報CI1 〜CIn を生成
し、これを逆マトリックス回路50aに供給する。
【0047】また、Qチャネル回路49は、前記直交復
調回路47から出力される虚数信号(Q信号)を取り込
んで高周波成分を除去して低周波成分を通過させるLP
F回路62と、前記スペクトル直接拡散送信装置25に
対して設定されている第2PN符号と同じPN符号を発
生する第2PN符号発生回路63と、前記LPF回路6
2から出力される虚数信号に前記第2PN符号発生回路
63から出力される第2PN符号を乗算してスペクトル
逆拡散を行なう乗算回路64と、この乗算回路64から
出力される虚数信号を取り込んでn次のアダマール逆変
換を行ないn個のデジタル情報CQ1 〜CQn を生成す
るアダマール逆変換回路65とを備えており、前記直交
復調回路47から出力される虚数信号を取り込んで、ス
ペクトル直接逆拡散を行なった後、アダマール逆変換を
行なって虚数側のn個のデジタル情報CQ1 〜CQn
生成し、これを逆マトリックス回路50bに供給する。
【0048】逆マトリックス回路50aまたは50b
は、前記Iチャネル回路48から出力されるn個のデジ
タル情報CI1 〜CIn または前記Qチャネル回路49
から出力されるn個のデジタル情報CQ1 〜CQn をそ
れぞれ逆マトリックス処理してm個(但し、n≧m)の
実数デジタル情報SI1 〜SIm またはm個の虚数デジ
タル情報SQ1 〜SQm に変換する回路であり、この変
換処理によって得られた実数デジタル情報SI1 または
虚数デジタル情報SQ1 を合成回路53aまたは53b
にそれぞれ供給するとともに、実数デジタル情報SI2
〜SIm または虚数デジタル情報SQ2 〜SQm を各誤
り検出回路51aまたは51bに各々供給する。
【0049】この場合、この逆マトリックス回路50a
または50bによってそれぞれ再生される実数デジタル
情報SI1 〜SIm または虚数デジタル情報SQ1 〜S
mはスペクトル直接拡散送信装置25の分配回路29
によって重要度に応じて重み付けされているので、スペ
クトル直接拡散方式の性質から妨害や干渉雑音があって
も、重要度の高いデジタル情報ほど、その信頼性を向上
させることができ、これによって最も大きな重みが付け
られているデジタル情報SI1 またはSQ1 の信頼度を
最も高く、ほぼ誤りがないようにすることができる。
【0050】各誤り検出回路51aまたは51bは、前
記逆マトリックス回路50aまたは50bから出力され
る実数デジタル情報SI2 〜SIm または虚数デジタル
情報SQ2 〜SQm を各々取り込んで、これらのデジタ
ル情報SI2 〜SIm またはSQ2 〜SQm 毎に含まれ
ている検査情報に基づいて各デジタル情報SI2 〜SI
m またはSQ2 〜SQm 中に誤りがあるかどうかをチェ
ックする回路であり、チェック処理によって各デジタル
情報SI2 〜SIm またはSQ2 〜SQm のいずれかの
中に誤りがあれば、誤りが検出されたデジタル情報に対
応するスイッチ52aまたは52bを開状態にして誤り
があったデジタル情報を遮断して合成回路53aまたは
53bに供給されないようにし、またチェック処理によ
って誤りがないデジタル情報に対応するスイッチ52a
または52bを閉状態にしてこのデジタル情報を合成回
路53aまたは52bに供給する。
【0051】合成回路53aは、前記逆マトリックス回
路50aから出力される実数デジタル情報SI1 と、前
記各スイッチ52aから出力される実数デジタル情報S
2〜SIm のうち、誤りを含まない部分を取り込んで
これを合成する回路であり、この合成処理によって得ら
れた実数デジタル情報を合成回路99に出力する。
【0052】合成回路53bは、前記逆マトリックス回
路50bから出力される虚数デジタル情報SQ1 と、前
記各スイッチ52bから出力される虚数デジタル情報S
2〜SQm のうち、誤りを含まない部分を取り込んで
これを合成する回路であり、この合成処理によって得ら
れた虚数デジタル情報を合成回路99に出力する。
【0053】合成回路99は、前記合成回路53aから
供給される実数デジタル情報と、前記合成回路53bか
ら供給される虚数デジタル情報とを合成してm個の複素
デジタル情報S1 〜Sm を出力する。
【0054】この場合、この合成回路99によって合成
される各複素デジタル情報S1 〜Sm に対して“S1
2 >S3 >…>Sm ”の順で重み付けされているの
で、伝送路の状態が悪化しても、各複素デジタル情報S
1 〜Sm 中の重要度が高い情報ほど、誤り発生率を低く
することができ、これによって伝送路の状態が最も悪化
した状態においても、複素デジタル情報S1 の誤りを無
くし、回線断に至らないようにすることができる。
【0055】また、この場合、スペクトル直接拡散送信
装置25側で各実数デジタル情報SI1 〜SIn 、各虚
数デジタル情報SQ1 〜SQn 毎にアダマール変換を行
ない、スペクトル直接拡散受信装置28によって受信処
理で得られた信号を分離して、この分離処理によって得
られた実数信号と、虚数信号とに各々アダマール逆変換
を行なって実数デジタル情報CI1 〜CIn と、虚数デ
ジタル情報CQ1 〜CQn を再生するように情報を多重
しているので、周波数利用効率を向上させることができ
る。
【0056】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置25によって複素デジタル情報を
取り込むとともに、この複素デジタル情報を実数デジタ
ル情報SI1 〜SIn と、虚数デジタル情報SQ1 〜S
n とに分離した後、これら実数デジタル情報SI1
SIn および虚数デジタル情報SQ1 〜SQn に対して
各々重み付け処理を行ない、さらにこの重み付け処理さ
れた実数デジタル情報SI1 〜SIn および虚数デジタ
ル情報SQ1 〜SQn を各々アダマール変換して多重化
するとともに、この多重化処理によって得られた信号を
スペクトル直接拡散した後、これらの各信号を直交変調
して送信し、スペクトル直接拡散受信装置28によって
前記送信信号を受信するとともに、前記スペクトル直接
拡散送信装置25と逆の信号処理を行なって前記複素デ
ジタル情報を再生するようにしているので、上述した第
1実施例と同様に、周波数の利用効率を向上させること
ができるとともに、伝送路の状態が悪化したときでも、
回線断に至らないようにすることができる。
【0057】図7は本発明によるスペクトル拡散送受信
システムの第3実施例を示すブロック図である。
【0058】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムは、音声情報と、映像情報とを取り込んでこれをスペ
クトル直接拡散方式で送信信号に変換するスペクトル直
接拡散送信装置70と、このスペクトル直接拡散送信装
置70によって生成された送信信号を高周波信号にする
周波数変換回路71aと、この周波数変換回路71aに
よって生成された高周波信号を電波として送信するアン
テナ71と、このアンテナ71によって送信された電波
を受信して受信信号を生成するアンテナ72と、このア
ンテナ72によって得られた受信信号をベースバンド信
号に変換する周波数変換回路72aと、この周波数変換
回路72aによって得られたベースバンド信号を取り込
むとともに、前記音声情報と、映像情報とを復調するス
ペクトル直接拡散受信装置73とを備えており、スペク
トル直接拡散送信装置70によって音声情報と、映像情
報とを取り込むとともに、この音声情報と、映像情報に
対して重み付け処理を行なった後、アダマール変換して
得られた信号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成
し、スペクトル直接拡散受信装置73によって前記送信
信号を受信するとともに、前記スペクトル直接拡散送信
装置70と逆の信号処理を行なって前記音声情報と、映
像情報とを再生する。
【0059】スペクトル直接拡散送信装置70は、図8
に示す如く映像階層化回路74と、検査情報付加回路7
5と、重み付け回路76と、マトリックス回路77と、
アダマール変換回路78と、PN符号発生回路79と、
乗算回路80とを備えており、伝送対象となっている音
声情報と、映像情報とを取り込み、映像情報を階層化し
て低解像度映像情報と、高解像度映像情報とに分離した
後、これら低解像度映像情報と、高解像度映像情報と、
前記音声情報とに対して検査情報を付加するとともに、
重み付け処理を行ない、さらにアダマール変換を行なっ
て多重化し、この多重化処理によって得られた信号にス
ペクトル直接拡散を行なって周波数変換回路71aで送
信信号を生成し、これをアンテナ71から送信する。
【0060】映像階層化回路74は、入力された映像情
報を低解像度映像情報と高解像度映像情報とに階層化す
る回路であり、伝送対象となっている映像情報を取り込
んで、この映像情報の重要度毎に応じてこれを階層化し
て低解像度映像情報と、高解像度映像情報とを生成し、
これを検査情報付加回路75に供給する。
【0061】検査情報付加回路75は、パリティ方式や
CRC方式、シンドローム方式等によって音声情報と低
解像度映像情報と高解像度映像情報とに対して各々、検
査情報を付加する回路であり、前記映像階層化回路74
から出力される低解像度映像情報と高解像度映像情報と
を取り込むとともに、伝送対象となっている音声情報と
を取込み、これら音声情報と、低解像度映像情報と、高
解像度映像情報とに対して各々、検査情報を付加して重
み付け回路76に供給する。
【0062】重み付け回路76は、前記検査情報付加回
路75から出力される音声情報と低解像度映像情報と高
解像度映像情報とに対して各々、振幅(電力)などの重
み付けを行なう複数の係数器81を備えており、前記検
査情報付加回路75から出力される音声情報と、低解像
度映像情報と、高解像度映像情報とに対して各々、予め
設定されている重み付け係数K1 〜K3 を各々、かけて
マトリックス回路77に供給する。
【0063】この場合、音声情報、低解像度映像情報、
高解像度映像情報の重要度が“音声情報>低解像度映像
情報>高解像度映像情報”の順になっていれば、各重み
付け係数K1 〜K3 が“K1 >K2 >K3 ”となるよう
にこれら各重み付け係数K1〜K3 の値が設定される。
【0064】マトリックス回路77は、前記重み付け回
路76から出力される情報の数と、アダマール変換回路
78の次数nとを一致させる回路であり、前記重み付け
回路76から出力される音声情報と、低解像度映像情報
と、高解像度映像情報とをマトリックス処理してn個の
情報を生成し、これをアダマール変換回路78に供給す
る。
【0065】アダマール変換回路78は、前記マトリッ
クス回路77から出力されるn個の情報に対してアダマ
ール変換の基底関数であるWalsh関数W1 〜Wn
各々、乗算するn個の乗算回路と、これらの各乗算回路
から出力される情報を加算して多重化する加算回路とを
備えており、前記マトリックス回路77から出力される
n個の情報を取り込むとともに、これらの各情報にアダ
マール変換を行なって多重化し、この多重化処理によっ
て得られる信号を乗算回路80に供給する。
【0066】また、PN符号発生回路79は、このスペ
クトル直接拡散送信装置70に対して設定されているP
N符号を発生する回路であり、発生したPN符号を乗算
回路80に供給する。
【0067】乗算回路80は、前記アダマール変換回路
78から出力される信号に前記PN符号発生回路79か
ら出力されるPN符号を乗算してスペクトル直接拡散を
行なう回路であり、この乗算処理によって得られた送信
信号を周波数変換回路71aに供給してアンテナ71か
ら送信させる。
【0068】また、スペクトル直接拡散受信装置73
は、図9に示す如くPN符号発生回路81と、乗算回路
82と、アダマール逆変換回路83と、逆マトリックス
回路84と、誤り検出回路85と、スイッチ86と、合
成回路87とを備えており、前記スペクトル直接拡散送
信装置70から送信された送信信号を受信するととも
に、この受信動作によって得られた受信信号をスペクト
ル直接逆拡散した後、アダマール逆変換を行なってn個
の情報を再生し、さらにこれを逆マトリックス処理して
音声情報と、低解像度映像情報と、高解像度映像情報と
を生成するとともに、高解像度映像情報に対して誤り検
出を行なって誤りがない高解像度映像情報を選択し、こ
の選択動作によって得られた高解像度映像情報と、前記
低解像度映像情報とを合成して音声情報と、映像情報と
を再生する。
【0069】PN符号発生回路81は、前記スペクトル
直接拡散送信装置70に対して設定されているPN符号
と同じPN符号を発生する回路であり、発生したPN符
号を乗算回路82に供給する。
【0070】乗算回路82は、前記アンテナ72および
周波数変換回路72aの受信動作によって得られた受信
信号に前記PN符号発生回路81から出力されるPN符
号を乗算してスペクトル逆拡散を行なう回路であり、こ
の乗算処理によって得られた信号をアダマール逆変換回
路83に供給する。
【0071】アダマール逆変換回路83は、前記乗算回
路82から出力される信号を取り込んでn次のアダマー
ル逆変換を行なってn個の情報を生成する回路であり、
この変換処理によって得られたn個の情報を逆マトリッ
クス回路84に供給する。
【0072】逆マトリックス回路84は、前記アダマー
ル逆変換回路83から出力されるn個の情報を逆マトリ
ックス処理して音声情報と、低解像度映像情報と、高解
像度映像情報とに変換する回路であり、この変換処理に
よって得られた音声情報を再生情報として出力するとと
もに、低解像度映像情報を前記合成回路87に供給し、
また高解像度映像情報を誤り検出回路85に供給する。
【0073】この場合、この逆マトリックス回路84に
よって再生される音声情報および低解像度映像情報、高
解像度映像情報はスペクトル直接拡散送信装置70の重
み付け回路76によって“音声情報>低解像度映像情報
>高解像度映像情報”となるように各情報毎に重み付け
されているので、スペクトル直接拡散方式の性質から妨
害や干渉雑音があっても、音声情報と、低解像度映像情
報と、高解像度映像情報との信頼度が“音声情報>低解
像度映像情報>高解像度映像情報”の順で低下する。し
たがって、最も大きな重みが付けられている音声情報は
最も信頼度が高く、ほぼ誤りがないものとなる。
【0074】誤り検出回路85は、前記逆マトリックス
回路84から出力される高解像度映像情報を取り込ん
で、この高解像度映像情報に含まれている検査情報に基
づいて高解像度映像情報中に誤りがあるかどうかをチェ
ックする回路であり、チェック処理によって高解像度映
像情報中に誤りがあれば、スイッチ86を開状態にして
誤りがあった高解像度映像情報を遮断してこれが合成回
路87に供給されないようにし、またチェック処理によ
って誤りがなければ、スイッチ86を閉状態にして誤り
がない高解像度映像情報を合成回路87に供給する。
【0075】合成回路87は、前記逆マトリックス回路
84から出力される低解像度映像信号と、前記スイッチ
86から出力される高解像度映像情報とを取り込んでこ
れを合成して映像情報を再生する回路であり、この合成
処理によって得られた映像情報を出力する。
【0076】この場合、この合成回路87によって合成
される低解像度映像情報および高解像度映像情報に対し
て“低解像度映像情報>高解像度映像情報”の順で重み
付けされているので、伝送路の状態が悪化しても、高解
像度映像情報よりも重要度が高い低解像度映像情報の誤
り発生率を低くすることができ、これによって伝送路の
状態が最も悪化した状態においても、低解像度映像情報
の誤りを無くし、回線断に至らないようにすることがで
きる。
【0077】また、この場合、スペクトル直接拡散送信
装置70側で音声情報と、低解像度映像情報と、高解像
度映像情報とにアダマール変換を行ない、スペクトル直
接拡散受信装置73によって受信処理で得られた信号に
アダマール逆変換を行なって音声情報と、低解像度映像
情報と、高解像度映像情報とを再生するように情報を多
重しているので、周波数利用効率を向上させることがで
きる。
【0078】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置70によって音声情報と、映像情
報とを取り込むとともに、この音声情報と、映像情報に
対して重み付け処理を行なった後、アダマール変換して
得られた信号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成
し、スペクトル直接拡散受信装置73によって前記送信
信号を受信するとともに、前記スペクトル直接拡散送信
装置70と逆の信号処理を行なって前記音声情報と、映
像情報とを再生するようにしているので、周波数の利用
効率を向上させることができるとともに、誤り率が高く
なったときでも、回線断に至らないようにすることがで
きる。
【0079】図10は本発明によるスペクトル拡散送受
信システムの第4実施例を示すブロック図である。な
お、この図において、図7に示す各部と同じ部分には、
同じ符号が付してある。
【0080】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムが図7に示すシステムと異なる点は、スペクトル直接
拡散受信装置73に代えて簡易型のスペクトル直接拡散
受信装置73bを使用してスペクトル直接拡散送信装置
70から送信される送信信号を受信して音声情報と、映
像情報とを再生するようにしたことである。
【0081】スペクトル直接拡散受信装置73bは、図
11に示す如くPN符号発生回路90と、乗算回路91
と、アダマール逆変換回路92と、逆マトリックス回路
93とを備えており、前記スペクトル直接拡散送信装置
70から送信された送信信号を受信するとともに、この
受信動作によって得られた受信信号をスペクトル直接逆
拡散した後、アダマール逆変換を行なってn個の情報を
再生し、さらにこれを逆マトリックス処理して音声情報
と、低解像度映像情報とを生成してこれを出力する。
【0082】PN符号発生回路90は、前記スペクトル
直接拡散送信装置70に対して設定されているPN符号
と同じPN符号を発生する回路であり、発生したPN符
号を乗算回路91に供給する。
【0083】乗算回路91は、前記アンテナ72および
受信回路(図示は省略する)の受信動作によって得られ
た受信信号に前記PN符号発生回路90から出力される
PN符号を乗算してスペクトル逆拡散を行なう回路であ
り、この乗算処理によって得られた信号をアダマール逆
変換回路92に供給する。
【0084】アダマール逆変換回路92は、前記乗算回
路91から出力される信号を取り込んでn次のアダマー
ル逆変換を行なってn個の情報を生成する回路であり、
この変換処理によって得られたn個の情報を逆マトリッ
クス回路93に供給する。
【0085】逆マトリックス回路93は、前記アダマー
ル逆変換回路92から出力されるn個の情報を逆マトリ
ックス処理して音声情報と、低解像度映像情報とに変換
する回路であり、この変換処理によって得られた音声情
報と、低解像度映像情報とを再生情報として出力する。
【0086】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置70から送信された送信信号を受
信するとともに、この受信動作によって得られた受信信
号をスペクトル直接逆拡散した後、アダマール逆変換を
行なってn個の情報を再生し、さらにこれを逆マトリッ
クス処理して音声情報と、低解像度映像情報とを生成し
てこれを出力するようにしたので、図7に示す実施例よ
りも、受信装置側の回路構成を簡素化することができ
る。
【0087】これによって、このスペクトル直接拡散受
信装置73bを移動体などに搭載することにより、移動
体上でスペクトル直接拡散送信装置70から送信される
送信信号を受信して音声情報と、映像情報とを再生する
ことができる。
【0088】図12は本発明によるスペクトル拡散送受
信システムの第5実施例を示すブロック図である。
【0089】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムは、音声情報と映像情報とを取り込んでこれをスペク
トル直接拡散方式で送信信号に変換するスペクトル直接
拡散送信装置95と、このスペクトル直接拡散送信装置
95によって生成された送信信号を高周波信号にする周
波数変換回路96aと、この周波数変換回路96aによ
って生成された高周波信号を電波として送信するアンテ
ナ96と、このアンテナ96によって送信された電波を
受信して受信信号を生成するアンテナ97と、このアン
テナ97によって得られた受信信号をベースバンド信号
に変換する周波数変換回路97aと、この周波数変換回
路97aによって得られたベースバンド信号を取り込む
とともに、前記音声情報と、映像情報とを復調するスペ
クトル直接拡散受信装置98とを備えており、スペクト
ル直接拡散送信装置95によって音声情報と映像情報と
を取り込むとともに、映像情報を動き補償付きDCT符
号化方式によって圧縮してイントラ符号化映像情報と、
予測符号化映像情報とに分離し、これらイントラ符号化
映像情報と、予測符号化映像情報と、音声情報とに対し
て重み付け処理を行なった後、アダマール変換して得ら
れた信号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成して
これを送信する。そして、スペクトル直接拡散受信装置
98によって前記送信信号を受信するとともに、前記ス
ペクトル直接拡散送信装置95と逆の信号処理を行なっ
て前記音声情報と、映像情報とを再生する。
【0090】スペクトル直接拡散送信装置95は、図1
3に示す如く動き補償付きDCT符号化回路100と、
検査情報付加回路101と、重み付け回路102と、マ
トリックス回路103と、アダマール変換回路104
と、PN符号発生回路105と、乗算回路106とを備
えており、伝送対象となっている音声情報と、映像情報
とを取り込み、映像情報を動き補償付きDCT符号化方
式によって圧縮してイントラ符号化映像情報と、予測符
号化映像情報とを生成した後、これらイントラ符号化映
像情報と、予測符号化映像情報と、前記音声情報とに対
して検査情報を付加するとともに、重み付け処理を行な
い、さらにアダマール変換を行なって多重化し、この多
重化処理によって得られた信号にスペクトル直接拡散し
て周波数変換回路96aで送信信号を生成し、これをア
ンテナ96から送信する。
【0091】動き補償付きDCT符号化回路100は、
入力された映像情報を動き補償付きDCT符号化方式
(例えば、MPEGなどの方式)によって圧縮してイン
トラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報とを生成す
る回路であり、伝送対象となっている映像情報を取り込
んで、この映像情報に動き補償付きDCT符号化方式に
よる圧縮処理を行なってイントラ符号化映像情報と、予
測符号化映像情報とを生成し、これを検査情報付加回路
101に供給する。
【0092】検査情報付加回路101は、パリティ方式
やCRC方式、シンドローム方式等によって音声情報
と、イントラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報と
に対して各々、検査情報を付加する回路であり、前記動
き補償付きDCT符号化回路100から出力されるイン
トラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報とを取り込
むとともに、伝送対象となっている音声情報とを取込
み、これら音声情報と、イントラ符号化映像情報と、予
測符号化映像情報とに対して各々、検査情報を付加して
重み付け回路102に供給する。
【0093】重み付け回路102は、前記検査情報付加
回路101から出力される音声情報と、イントラ符号化
映像情報と、予測符号化映像情報とに対して各々、振幅
(電力)などの重み付けを行なう複数の係数器107を
備えており、前記検査情報付加回路101から出力され
る音声情報と、イントラ符号化映像情報と、予測符号化
映像情報とに対して各々、予め設定されている重み付け
係数K1 〜K3 を各々、かけてマトリックス回路103
に供給する。
【0094】この場合、音声情報、イントラ符号化映像
情報、予測符号化映像情報の重要度が“音声情報>イン
トラ符号化映像情報>予測符号化映像情報”の順になっ
ていれば、各重み付け係数K1 〜K3 が“K1 >K2
3 ”となるようにこれら各重み付け係数K1 〜K3
値が設定される。
【0095】マトリックス回路103は、前記重み付け
回路102から出力される情報の数と、アダマール変換
回路104の次数nとを一致させる回路であり、前記重
み付け回路102から出力される音声情報と、イントラ
符号化映像情報と、予測符号化映像情報とをマトリック
ス処理してn個の情報を生成し、これをアダマール変換
回路104に供給する。
【0096】アダマール変換回路104は、前記マトリ
ックス回路103から出力されるn個の情報に対して基
底関数であるWalsh関数W1 〜Wn を各々、乗算す
るn個の乗算回路と、これらの各乗算回路から出力され
る情報を加算して多重化する加算回路とを備えており、
前記マトリックス回路から出力されるn個の情報を取り
込むとともに、これらの各情報にアダマール変換を行な
って多重化し、この多重化処理によって得られる信号を
乗算回路106に供給する。
【0097】また、PN符号発生回路105は、このス
ペクトル直接拡散送信装置95に対して設定されている
PN符号を発生する回路であり、発生したPN符号を乗
算回路106に供給する。
【0098】乗算回路106は、前記アダマール変換回
路104から出力される信号に前記PN符号発生回路1
05から出力されるPN符号を乗算してスペクトル直接
拡散を行なう回路であり、この乗算処理によって得られ
た送信信号を周波数変換回路96aに供給してアンテナ
96から送信させる。
【0099】また、スペクトル直接拡散受信装置98
は、図14に示す如くPN符号発生回路110と、乗算
回路111と、アダマール逆変換回路112と、逆マト
リックス回路113と、誤り検出回路114と、スイッ
チ115と、動き補償付きDCT復号化回路116とを
備えており、前記スペクトル直接拡散送信装置95から
送信された送信信号を受信するとともに、この受信動作
によって得られた受信信号をスペクトル直接逆拡散した
後、アダマール逆変換を行なってn個の情報を再生し、
さらにこれを逆マトリックス処理して音声情報と、イン
トラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報とを生成す
るとともに、予測符号化映像情報に対して誤り検出を行
なって誤りがない予測符号化映像情報を選択し、この選
択動作によって得られた予測符号化映像情報と、前記イ
ントラ符号化映像情報とを合成して音声情報と、映像情
報とを再生する。
【0100】PN符号発生回路110は、前記スペクト
ル直接拡散送信装置95に対して設定されているPN符
号と同じPN符号を発生する回路であり、発生したPN
符号を乗算回路111に供給する。
【0101】乗算回路111は、前記アンテナ97およ
び周波数変換回路97aの受信動作によって得られた受
信信号に前記PN符号発生回路110から出力されるP
N符号を乗算してスペクトル逆拡散を行なう回路であ
り、この乗算処理によって得られた信号をアダマール逆
変換回路112に供給する。
【0102】アダマール逆変換回路112は、前記乗算
回路111から出力される信号を取り込んでn次のアダ
マール逆変換を行なってn個の情報を生成する回路であ
り、この変換処理によって得られたn個の情報を逆マト
リックス回路113に供給する。
【0103】逆マトリックス回路113は、前記アダマ
ール逆変換回路112から出力されるn個の情報を逆マ
トリックス処理して音声情報と、イントラ符号化映像情
報と、予測符号化映像情報とに変換する回路であり、こ
の変換処理によって得られた音声情報を再生情報として
出力するとともに、イントラ符号化映像情報を前記動き
補償付きDCT復号化回路116に供給し、また予測符
号化映像情報を誤り検出回路114に供給する。
【0104】この場合、この逆マトリックス回路113
によって再生される音声情報およびイントラ符号化映像
情報、予測符号化映像情報はスペクトル直接拡散送信装
置95の重み付け回路102によって“音声情報>イン
トラ符号化映像情報>予測符号化映像情報”となるよう
に各情報毎に重み付けされているので、スペクトル直接
拡散方式の性質から妨害や干渉雑音があっても、音声情
報と、イントラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報
との信頼度が“音声情報>イントラ符号化映像情報>予
測符号化映像情報”の順で低下する。したがって、最も
大きな重みが付けられている音声情報は最も信頼度が高
く、ほぼ誤りがないものとなる。
【0105】誤り検出回路114は、前記逆マトリック
ス回路113から出力される予測符号化映像情報を取り
込んで、この予測符号化映像情報に含まれている検査情
報に基づいて予測符号化映像情報中に誤りがあるかどう
かをチェックする回路であり、チェック処理によって予
測符号化映像情報中に誤りがあれば、スイッチ115を
開状態にして誤りがあった予測符号化映像情報を遮断し
てこれが動き補償付きDCT復号化回路116に供給さ
れないようにし、またチェック処理によって誤りがなけ
れば、スイッチ115を閉状態にして誤りがない予測符
号化映像情報を動き補償付きDCT復号化回路116に
供給する。
【0106】動き補償付きDCT復号化回路116は、
前記逆マトリックス回路113から出力されるイントラ
符号化映像情報と、前記スイッチ115から出力される
予測符号化映像情報とを取り込むとともに、これらに動
き補償付きのDCT復号化処理を行なって映像情報を再
生する回路であり、この復号化処理によって得られた映
像情報を出力する。
【0107】この場合、この動き補償付きDCT復号化
回路116によって復号化されるイントラ符号化映像情
報および予測符号化映像情報に対して“イントラ符号化
映像情報>予測符号化映像情報”の順で重み付けされて
いるので、伝送路の状態が悪化しても、予測符号化映像
情報よりも重要度が高いイントラ符号化映像情報の誤り
発生率を低くすることができ、これによって伝送路の状
態が最も悪化した状態においても、イントラ符号化映像
情報の誤りを無くして映像情報を再生することができ
る。
【0108】また、この場合、スペクトル直接拡散送信
装置95側で音声情報と、イントラ符号化映像情報と、
予測符号化映像情報とにアダマール変換を行ない、スペ
クトル直接拡散受信装置98によって受信処理で得られ
た信号にアダマール逆変換を行なって音声情報と、イン
トラ符号化映像情報と、予測符号化映像情報とを再生す
るように情報を多重しているので、周波数利用効率を向
上させることができる。
【0109】さらに、この実施例においては、動き補償
付きDCT符号化回路100によって映像情報を動き補
償付きDCT方式によって圧縮してイントラ符号化映像
情報と、予測符号化映像情報とを生成し、予測符号化映
像情報よりイントラ符号化映像情報の重みを高くして送
信するようにしているので、イントラ符号化映像情報の
受信不能に起因する映像情報の誤りが連続的に発生する
のを防止することができる。
【0110】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置95によって音声情報と、映像情
報とを取り込むとともに、映像情報を動き補償付きDC
T符号化方式によって圧縮してイントラ符号化映像情報
と、予測符号化映像情報とに分離し、これらイントラ符
号化映像情報と、予測符号化映像情報と、音声情報とに
対して重み付け処理を行なった後、アダマール変換して
得られた信号をスペクトル直接拡散して送信信号を生成
し、スペクトル直接拡散受信装置98によって前記送信
信号を受信するとともに、前記スペクトル直接拡散送信
装置95と逆の信号処理を行なって前記音声情報と、映
像情報とを再生するようにしているので、周波数の利用
効率を向上させることができるとともに、伝送路の状態
が悪化したときでも、回線断に至らないようにすること
ができ、さらにテレビジョン信号を動き補償付きDCT
方式を用いて圧縮して伝送する場合でも、誤りが連続的
に発生するのを防止することができる。
【0111】図15は本発明によるスペクトル拡散送受
信システムの第6実施例を示すブロック図である。な
お、この図において、図12に示す各部と同じ部分に
は、同じ符号が付してある。
【0112】この図に示すスペクトル拡散送受信システ
ムが図12に示すシステムと異なる点は、スペクトル直
接拡散受信装置98に代えて簡易型のスペクトル直接拡
散受信装置98bを使用してスペクトル直接拡散送信装
置95から送信される送信信号を受信して音声情報と、
イントラ符号化映像情報とを再生するようにしたことで
ある。
【0113】スペクトル直接拡散受信装置98bは、図
16に示す如くPN符号発生回路120と、乗算回路1
21と、アダマール逆変換回路122と、逆マトリック
ス回路123とを備えており、前記スペクトル直接拡散
送信装置95から送信された送信信号を受信するととも
に、この受信動作によって得られた受信信号をスペクト
ル直接逆拡散した後、アダマール逆変換を行なってn個
の情報を再生し、さらにこれを逆マトリックス処理して
音声情報と、イントラ符号化映像情報とを生成してこれ
を出力する。
【0114】PN符号発生回路120は、前記スペクト
ル直接拡散送信装置95に対して設定されているPN符
号と同じPN符号を発生する回路であり、発生したPN
符号を乗算回路121に供給する。
【0115】乗算回路121は、前記アンテナ97およ
び周波数変換回路97aの受信動作によって得られた受
信信号に前記PN符号発生回路120から出力されるP
N符号を乗算してスペクトル逆拡散を行なう回路であ
り、この乗算処理によって得られた信号をアダマール逆
変換回路122に供給する。
【0116】アダマール逆変換回路122は、前記乗算
回路121から出力される信号を取り込んでn次のアダ
マール逆変換を行なってn個の情報を生成する回路であ
り、この変換処理によって得られたn個の情報を逆マト
リックス回路123に供給する。
【0117】逆マトリックス回路123は、前記アダマ
ール逆変換回路122から出力されるn個の情報を逆マ
トリックス処理して音声情報と、イントラ符号化映像情
報とに変換する回路であり、この変換処理によって得ら
れた音声情報と、イントラ符号化映像情報とを再生情報
として出力する。
【0118】このようにこの実施例においては、スペク
トル直接拡散送信装置95から送信された送信信号を受
信するとともに、この受信動作によって得られた受信信
号をスペクトル直接逆拡散した後、アダマール逆変換を
行なってn個の情報を再生し、さらにこれを逆マトリッ
クス処理して音声情報と、イントラ符号化映像情報とを
生成してこれを出力するようにしたので、図12に示す
実施例よりも、受信装置側の回路構成を簡素化すること
ができる。
【0119】これによって、このスペクトル直接拡散受
信装置98bを移動体などに搭載することにより、移動
体上でスペクトル直接拡散送信装置95から送信される
送信信号を受信して音声情報と、映像情報とを再生する
ことができる。
【0120】また、上述した第1〜第6実施例において
は、アダマール変換およびアダマール逆変換を使用して
伝送対象となる情報の直交変換および逆変換を行なうよ
うにしているが、このような直交変換以外にも、例えば
パーレイ行列などを使用した直交変換および逆変換を行
なって情報の多重化を行なうようにしても良い。
【0121】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、周
波数の利用効率を向上させることができるとともに、伝
送路の状態が悪化したときでも、回線断に至らないよう
にすることができ、さらにテレビジョン信号を動き補償
付きDCT方式(例えば、MPEGなどの方式)を用い
て圧縮して伝送する場合でも、誤りが連続的に発生する
のを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスペクトル拡散送受信システムの
第1実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示すスペクトル直接拡散送信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図3】図1に示すスペクトル直接拡散受信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図4】本発明によるスペクトル拡散送受信システムの
第2実施例を示すブロック図である。
【図5】図4に示すスペクトル直接拡散送信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図6】図4に示すスペクトル直接拡散受信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図7】本発明によるスペクトル拡散送受信システムの
第3実施例を示すブロック図である。
【図8】図7に示すスペクトル直接拡散送信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図9】図7に示すスペクトル直接拡散受信装置の詳細
な回路例を示すブロック図である。
【図10】本発明によるスペクトル拡散送受信システム
の第4実施例を示すブロック図である。
【図11】図10に示すスペクトル直接拡散受信装置の
詳細な回路例を示すブロック図である。
【図12】本発明によるスペクトル拡散送受信システム
の第5実施例を示すブロック図である。
【図13】図12に示すスペクトル直接拡散送信装置の
詳細な回路例を示すブロック図である。
【図14】図12に示すスペクトル直接拡散受信装置の
詳細な回路例を示すブロック図である。
【図15】本発明によるスペクトル拡散送受信システム
の第6実施例を示すブロック図である。
【図16】図15に示すスペクトル直接拡散受信装置の
詳細な回路例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 スペクトル直接拡散送信装置(送信側) 2 送信アンテナ 2a 周波数変換回路 3 受信アンテナ 3a 周波数変換回路 4 スペクトル直接拡散受信装置(受信側) 5 階層化回路 6 検査情報付加回路 7 重み付け回路 8 マトリックス回路 9 アダマール変換回路(多重化回路) 10 PN符号発生回路 11 乗算回路(スペクトル拡散回路) 12 係数器 13 乗算回路 14 加算回路 16 PN符号発生回路 17 乗算回路(スペクトル逆拡散回路)と、 18 アダマール逆変換回路(逆直交変換回路) 19 逆マトリックス回路 20 誤り検出回路 21 スイッチ 22 合成回路 32 直交変調回路 33、38 重み付け回路(複数系統の重み付け回路) 36、41 乗算回路(複数系統のスペクトル拡散回
路) 34、39 アダマール変換回路(複数系統の多重化回
路) 47 直交復調回路 53 合成回路 60、64 乗算回路(複数系統のスペクトル逆拡散回
路) 61、65 アダマール逆変換回路(複数系統の逆直交
変換回路) 74 映像階層化回路 75 検査情報付加回路 76 重み付け回路 78 アダマール変換回路(多重化回路) 80 乗算回路(スペクトル拡散回路) 82 乗算回路(スペクトル逆拡散回路) 83 アダマール逆変換回路(逆直交変換回路) 87 合成回路 91 乗算回路(スペクトル逆拡散回路) 92 アダマール逆変換回路(逆直交変換回路) 100 動き補償付きDCT符号化回路 101 検査情報付加回路 102 重み付け回路 104 アダマール変換回路(多重化回路) 106 乗算回路(スペクトル拡散回路) 111 乗算回路(スペクトル逆拡散回路) 112 アダマール逆変換回路(逆直交変換回路) 116 動き補償付きDCT復号化回路 121 乗算回路(スペクトル逆拡散回路) 122 アダマール逆変換回路(逆直交変換回路)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側と受信側との間でスペクトル拡散
    方式によって変調された無線信号を送受信するスペクト
    ル拡散送受信システムにおいて、 前記送信側は、 送信対象となる情報を重要度に応じて重み付けを行なっ
    た後、各情報を直交変換して多重化するとともに、PN
    符号を用いてスペクトル拡散して送信信号を生成し送信
    する、 ことを特徴とするスペクトル拡散送受信システム。
  2. 【請求項2】 送信側と受信側との間でスペクトル拡散
    方式によって変調された無線信号を送受信するスペクト
    ル拡散送受信システムにおいて、 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生した後、この情報を
    逆直交変換して各情報を再生する、 ことを特徴とするスペクトル拡散送受信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信側は、 送信対象となる情報としてデジタル情報を取り込んでこ
    れを重要度に応じて階層化する階層化回路と、 この階層化回路によって階層化された各情報に対し、各
    階層毎に誤り検出用の検査情報を付加する検査情報付加
    回路と、 この検査情報付加回路によって検査情報が付加された情
    報に対し、各階層毎に異なる重みで重み付けを行なう重
    み付け回路と、 この重み付け回路によって重み付けされた各情報に対
    し、アダマール変換などの直交変換を行なって各情報を
    多重化する多重化回路と、 この多重化回路によって多重化された情報に対し、PN
    符号を用いたスペクトル直接拡散を行なって送信信号を
    生成するスペクトル拡散回路と、 を備えた請求項1記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生するスペクトル逆拡
    散回路と、 このスペクトル逆拡散回路によって得られた情報をアダ
    マール逆変換などの逆直交変換を行なって各情報を再生
    する逆直交変換回路と、 この逆直交変換回路によって得られた各情報のうち、受
    信誤りが発生した情報を情報を切り捨てて残りの情報に
    基づいて情報を再生する合成回路と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記送信側は、 送信対象となる情報としてデジタル情報を取り込んでこ
    れを重要度に応じて階層化して各階層毎に異なる重みで
    重み付けを行なう複数系統の重み付け回路と、 これらの各重み付け回路によって重み付けさせた各階層
    の情報をアダマール変換などの直交変換を行なって各情
    報を多重化する複数系統の多重化回路と、 相互に異なるPN符号を用いて前記多重化回路によって
    多重化された各情報をスペクトル直接拡散する複数系統
    のスペクトル拡散回路と、 これらの各スペクトル拡散回路によって生成された信号
    を直交変調して送信信号を生成する直交変調回路と、 を備えた請求項1記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記受信側は、 受信した信号を直交復調して複数系統の信号を生成する
    直交復調回路と、 この直交復調回路によって生成された各信号を送信側の
    PN符号と同じPN符号を用いてスペクトル逆拡散して
    情報を再生する複数系統のスペクトル逆拡散回路と、 これらの各スペクトル逆拡散回路によって得られた情報
    をアダマール逆変換などの逆直交変換を行なって各情報
    を再生する複数系統の逆直交変換回路と、 これらの各逆直交変換回路によって得られた各情報のう
    ち、受信誤りが発生した情報を情報を切り捨てて残りの
    情報に基づいて情報を再生する合成回路と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記送信側は、 送信対象となる情報として映像信号を取り込んでこれを
    重要度に応じて階層化して低解像度映像情報と高解像度
    映像情報とに階層化する映像階層化回路と、 この映像階層化回路によって得られる低解像度映像情報
    および高解像度映像情報、送信対象となる音声情報に誤
    り検出用の検査情報を付加する検査情報付加回路と、 この検査情報付加回路によって検査情報が付加された低
    解像度映像情報および高解像度映像情報、音声情報に異
    なる重みで重み付けを行なう重み付け回路と、 前記重み付け回路によって重み付けされた低解像度映像
    情報および高解像度映像情報、音声情報をアダマール変
    換などの直交変換を行なって多重化し、情報を生成する
    多重化回路と、 PN符号を用いて前記多重化回路によって多重化された
    情報をスペクトル直接拡散して送信信号を生成するスペ
    クトル拡散回路と、 を備えた請求項1記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生するスペクトル逆拡
    散回路と、 このスペクトル逆拡散回路によって得られた情報をアダ
    マール逆変換などの逆直交変換を行なって低解像度映像
    情報および高解像度映像情報、音声情報を再生する逆直
    交変換回路と、 この逆直交変換回路によって得られた低解像度映像情報
    および高解像度映像情報、音声情報のうち、受信誤りが
    発生した高解像度映像情報を切り捨てて残りの情報に基
    づいて情報を再生する合成回路と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生するスペクトル逆拡
    散回路と、 このスペクトル逆拡散回路によって得られた情報をアダ
    マール逆変換などの逆直交変換を行なって低解像度映像
    情報および音声情報のみを再生する逆直交変換回路と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記送信側は、 送信対象となる情報として映像信号を取り込みこれを動
    き補償付きDCT方式により圧縮してイントラ符号化映
    像情報と予測符号化映像情報とを生成する動き補償付き
    DCT符号化回路と、 この補償付きDCT符号化回路によって得られるイント
    ラ符号化映像情報および予測符号化映像情報、送信対象
    となる音声情報に誤り検出用の検査情報を付加する検査
    情報付加回路と、 この検査情報付加回路によって検査情報が付加されたイ
    ントラ符号化映像情報および予測符号化映像情報、音声
    情報に異なる重みで重み付けを行なう重み付け回路と、 前記重み付け回路によって重み付けされたイントラ符号
    化映像情報および予測符号化映像情報、音声情報をアダ
    マール変換などの直交変換を行なって多重化し、情報を
    生成する多重化回路と、 PN符号を用いて前記多重化回路により多重化された情
    報をスペクトル直接拡散して送信信号を生成するスペク
    トル拡散回路と、 を備えた請求項1記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生するスペクトル逆拡
    散回路と、 このスペクトル逆拡散回路によって得られた情報をアダ
    マール逆変換などの逆直交変換を行なってイントラ符号
    化映像情報および予測符号化映像情報、音声情報を再生
    する逆直交変換回路と、 この逆直交変換回路によって得られたイントラ符号化映
    像情報および予測符号化映像情報、音声情報のうち、受
    信誤りが発生した予測符号化映像情報を切り捨てて誤り
    がない残りの情報に基づいて映像情報を再生する動き補
    償付きDCT復号化回路と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
  12. 【請求項12】 前記受信側は、 受信した信号を送信側のPN符号と同じPN符号を用い
    てスペクトル逆拡散して情報を再生するスペクトル逆拡
    散回路と、 このスペクトル逆拡散回路によって得られた情報をアダ
    マール逆変換などの逆直交変換を行なってイントラ符号
    化映像情報および音声情報を再生する逆直交変換回路
    と、 を備えた請求項2記載のスペクトル拡散送受信システ
    ム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998052307A1 (fr) * 1997-05-16 1998-11-19 Ntt Mobile Communications Network Inc. Procedes et dispositifs d'emission et de reception a debit variable
US7411997B2 (en) 2001-03-26 2008-08-12 Japan Science And Technology Corporation Apparatus and method for filtering a spectrum spread communication

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