JPH06177646A - 水晶発振回路 - Google Patents
水晶発振回路Info
- Publication number
- JPH06177646A JPH06177646A JP32407992A JP32407992A JPH06177646A JP H06177646 A JPH06177646 A JP H06177646A JP 32407992 A JP32407992 A JP 32407992A JP 32407992 A JP32407992 A JP 32407992A JP H06177646 A JPH06177646 A JP H06177646A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inverter
- capacitor
- constant current
- current source
- oscillation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力電圧が発振用インバータの増幅域の変動
に追従可能で、短時間で確実に発振可能な水晶発振回路
を提供する。 【構成】 水晶振動子1を駆動するためのインバータ2
を水晶振動子1と並列に接続し、動作点をインバータ2
の増幅域にするための抵抗3を水晶振動子1と並列に接
続し、定電流源4をインバータ2に電源として直列に接
続し、インバータ2の入力側にコンデンサ5を設け、イ
ンバータ2の出力側にコンデンサ6を設け、一端をイン
バータ2の入力側に、他端をインバータ2と定電流源4
の間に接続したコンデンサ7を設けてある。
に追従可能で、短時間で確実に発振可能な水晶発振回路
を提供する。 【構成】 水晶振動子1を駆動するためのインバータ2
を水晶振動子1と並列に接続し、動作点をインバータ2
の増幅域にするための抵抗3を水晶振動子1と並列に接
続し、定電流源4をインバータ2に電源として直列に接
続し、インバータ2の入力側にコンデンサ5を設け、イ
ンバータ2の出力側にコンデンサ6を設け、一端をイン
バータ2の入力側に、他端をインバータ2と定電流源4
の間に接続したコンデンサ7を設けてある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水晶発振回路に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、発振用インバータを含み、低
消費電力を目的として定電流源で駆動する水晶発振回路
があり、時計の基準信号源等に利用されている。その回
路構成を図2に示す。この回路は、水晶振動子21を駆
動するための発振用CMOSインバータ22が水晶振動
子21と並列に接続してあり、動作点をインバータ22
の増幅域にもってくるための帰還抵抗23が水晶振動子
21と並列に接続してあり、水晶振動子21の発振を安
定させるためのコンデンサ24および25がそれぞれイ
ンバータ22の入力側および出力側に設けてあり、本回
路を低消費電力で駆動するための定電流源26がインバ
ータ22に電源として直列に接続してある。27は波形
成形インバータや分周回路等からなる付随回路である。
消費電力を目的として定電流源で駆動する水晶発振回路
があり、時計の基準信号源等に利用されている。その回
路構成を図2に示す。この回路は、水晶振動子21を駆
動するための発振用CMOSインバータ22が水晶振動
子21と並列に接続してあり、動作点をインバータ22
の増幅域にもってくるための帰還抵抗23が水晶振動子
21と並列に接続してあり、水晶振動子21の発振を安
定させるためのコンデンサ24および25がそれぞれイ
ンバータ22の入力側および出力側に設けてあり、本回
路を低消費電力で駆動するための定電流源26がインバ
ータ22に電源として直列に接続してある。27は波形
成形インバータや分周回路等からなる付随回路である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記水晶発振回路は定
電流駆動されるので、例えば電源投入直後の発振振幅が
小さいときに電源電圧が所定値に達してインバータ22
に貫通電流が流れ、インバータ22に印加される電源電
圧が瞬間的に大きく変動することが往々にしてある。こ
のためインバータ22の増幅域が変動し、インバータ2
2の入力電圧がその増幅域から外れてしまい、さらにコ
ンデンサ24の動作が一般的に遅いため、発振が成長し
ないあるいは停止することがある。
電流駆動されるので、例えば電源投入直後の発振振幅が
小さいときに電源電圧が所定値に達してインバータ22
に貫通電流が流れ、インバータ22に印加される電源電
圧が瞬間的に大きく変動することが往々にしてある。こ
のためインバータ22の増幅域が変動し、インバータ2
2の入力電圧がその増幅域から外れてしまい、さらにコ
ンデンサ24の動作が一般的に遅いため、発振が成長し
ないあるいは停止することがある。
【0004】本発明は、入力電圧が発振用インバータの
増幅域の変動に追従可能で、確実に短時間で発振を開始
する水晶発振回路を提供することを目的としている。
増幅域の変動に追従可能で、確実に短時間で発振を開始
する水晶発振回路を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、水晶振動子
と、この水晶振動子と並列に接続した抵抗と、この抵抗
と並列に接続したインバータと、このインバータの電源
として接続した定電流源と、上記インバータの入力側お
よび出力側のそれぞれに設けた負荷容量と、一方の端子
を上記インバータの入力側に接続し、他方の端子を上記
インバータと上記定電流源の間に接続した容量素子とを
設けることにより、上記課題を解決するものである。
と、この水晶振動子と並列に接続した抵抗と、この抵抗
と並列に接続したインバータと、このインバータの電源
として接続した定電流源と、上記インバータの入力側お
よび出力側のそれぞれに設けた負荷容量と、一方の端子
を上記インバータの入力側に接続し、他方の端子を上記
インバータと上記定電流源の間に接続した容量素子とを
設けることにより、上記課題を解決するものである。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【0007】図1に本発明による水晶発振回路の一例を
示す。同図において、1は水晶振動子、2は水晶振動子
1と並列に接続した、水晶振動子1を駆動するための発
振用CMOSインバータで、その動作点は電源電圧の2
分の1とする。3は水晶振動子1と並列に接続した、動
作点をインバータ2の増幅域にするための帰還抵抗、4
はインバータ2に電源として直列に接続した定電流源、
5はインバータ2の入力側に設けた負荷容量であるコン
デンサ、6はインバータ2の出力側に設けた負荷容量で
あるコンデンサ、7は一端をインバータ2の入力側に接
続し、他端をインバータ2と定電流源4の間に接続した
容量素子であるコンデンサであり、コンデンサ5と同容
量のものである。8は波形成形インバータや分周回路等
からなる付随回路である。
示す。同図において、1は水晶振動子、2は水晶振動子
1と並列に接続した、水晶振動子1を駆動するための発
振用CMOSインバータで、その動作点は電源電圧の2
分の1とする。3は水晶振動子1と並列に接続した、動
作点をインバータ2の増幅域にするための帰還抵抗、4
はインバータ2に電源として直列に接続した定電流源、
5はインバータ2の入力側に設けた負荷容量であるコン
デンサ、6はインバータ2の出力側に設けた負荷容量で
あるコンデンサ、7は一端をインバータ2の入力側に接
続し、他端をインバータ2と定電流源4の間に接続した
容量素子であるコンデンサであり、コンデンサ5と同容
量のものである。8は波形成形インバータや分周回路等
からなる付随回路である。
【0008】つぎに動作を説明する。電源を投入して電
源電圧が上昇し、インバータ2に印加される電源電圧が
所定値に達すると、インバータ2に貫通電流が流れてイ
ンバータ2に印加される電源電圧が瞬間的に大きく低下
する。なお、この時点での発振振幅はまだ小さい。
源電圧が上昇し、インバータ2に印加される電源電圧が
所定値に達すると、インバータ2に貫通電流が流れてイ
ンバータ2に印加される電源電圧が瞬間的に大きく低下
する。なお、この時点での発振振幅はまだ小さい。
【0009】上記従来の水晶発振回路の場合は、発振振
幅が小さいときの電源電圧の変動に対して、インバータ
22の入力側の負荷容量であるコンデンサ24の動作が
追従できず、入力電圧がインバータ22の増幅域から外
れてしまい、発振が成長しないあるいは停止してしま
う。
幅が小さいときの電源電圧の変動に対して、インバータ
22の入力側の負荷容量であるコンデンサ24の動作が
追従できず、入力電圧がインバータ22の増幅域から外
れてしまい、発振が成長しないあるいは停止してしま
う。
【0010】本回路では、インバータ2の入力側にコン
デンサ5を設け、さらに一端をインバータ2の入力側に
接続し、他端をインバータ2と定電流源4の間に接続し
たコンデンサ7を設けてあるので、インバータ2の入力
電圧は常に電源電圧の2分の1となり、インバータ2の
増幅域から外れることがない。したがって電源投入時か
ら発振が安定して成長し、付随回路8からクロック信号
が発生する。
デンサ5を設け、さらに一端をインバータ2の入力側に
接続し、他端をインバータ2と定電流源4の間に接続し
たコンデンサ7を設けてあるので、インバータ2の入力
電圧は常に電源電圧の2分の1となり、インバータ2の
増幅域から外れることがない。したがって電源投入時か
ら発振が安定して成長し、付随回路8からクロック信号
が発生する。
【0011】なお、上記実施例ではコンデンサ5とコン
デンサ7を同容量としたが、これに限らず、インバータ
2の動作点に応じて適宜設定してよい。
デンサ7を同容量としたが、これに限らず、インバータ
2の動作点に応じて適宜設定してよい。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、発振用インバータの入
力電圧が電源電圧の変動に追従し、発振用インバータの
増幅域から外れないので、電源投入時から発振が安定し
て成長する。したがって常に確実に、かつ短時間で発振
を開始可能な水晶発振回路を提供することができる。
力電圧が電源電圧の変動に追従し、発振用インバータの
増幅域から外れないので、電源投入時から発振が安定し
て成長する。したがって常に確実に、かつ短時間で発振
を開始可能な水晶発振回路を提供することができる。
【図1】本発明の一実施例を示した電気回路図
【図2】従来例を示した電気回路図
【符号の説明】 1 水晶振動子 2 インバータ 3 抵抗 4 定電流源 5 負荷容量 6 負荷容量 7 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 水晶振動子と、 この水晶振動子と並列に接続した抵抗と、 この抵抗と並列に接続したインバータと、 このインバータの電源として接続した定電流源と、 上記インバータの入力側および出力側のそれぞれに設け
た負荷容量と、 一方の端子を上記インバータの入力側に接続し、他方の
端子を上記インバータと上記定電流源の間に接続した容
量素子と、 を具備することを特徴とする水晶発振回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32407992A JPH06177646A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 水晶発振回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32407992A JPH06177646A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 水晶発振回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177646A true JPH06177646A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18161919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32407992A Pending JPH06177646A (ja) | 1992-12-03 | 1992-12-03 | 水晶発振回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06177646A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7042299B2 (en) | 2003-04-15 | 2006-05-09 | Fujitsu Limited | Crystal oscillation circuit |
US7088196B2 (en) | 2003-07-25 | 2006-08-08 | Rohm Co., Ltd. | Oscillation circuit and electronic equipment comprising semiconductor integrated device with clock function including the oscillation circuit |
JP2009290380A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kyocera Kinseki Corp | 発振器 |
JP2010541277A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | コーニング インコーポレイテッド | 量子井戸無秩序化 |
-
1992
- 1992-12-03 JP JP32407992A patent/JPH06177646A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7042299B2 (en) | 2003-04-15 | 2006-05-09 | Fujitsu Limited | Crystal oscillation circuit |
US7088196B2 (en) | 2003-07-25 | 2006-08-08 | Rohm Co., Ltd. | Oscillation circuit and electronic equipment comprising semiconductor integrated device with clock function including the oscillation circuit |
JP2010541277A (ja) * | 2007-10-01 | 2010-12-24 | コーニング インコーポレイテッド | 量子井戸無秩序化 |
JP2009290380A (ja) * | 2008-05-27 | 2009-12-10 | Kyocera Kinseki Corp | 発振器 |
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