JPH06177351A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06177351A JPH06177351A JP4323341A JP32334192A JPH06177351A JP H06177351 A JPH06177351 A JP H06177351A JP 4323341 A JP4323341 A JP 4323341A JP 32334192 A JP32334192 A JP 32334192A JP H06177351 A JPH06177351 A JP H06177351A
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- film
- interlayer insulating
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Links
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Landscapes
- Local Oxidation Of Silicon (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
- Formation Of Insulating Films (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、層間絶縁膜の平坦化をはかり、高
精度の微細パターンを形成することのできる半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明では、段差を有する基板表面に層間絶
縁膜を形成するに際し、DRAMの非メモリセル領域の
ような段差を有する表面に第1の絶縁膜4を形成すると
ともに、さらに段差の下部領域に選択的にレベル合わせ
用の第2の絶縁膜5を形成するに際し、第1の絶縁膜と
してのBPSG膜の形成後、第2の絶縁膜としてのBP
SG膜の形成に先立ち、アニールを行い、この後段差の
下部領域のみレジストで被覆し、エッチングを行い、下
部領域にのみ第2の絶縁膜を残留せしめた後、リフロー
を行うようにしている。
精度の微細パターンを形成することのできる半導体装置
の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明では、段差を有する基板表面に層間絶
縁膜を形成するに際し、DRAMの非メモリセル領域の
ような段差を有する表面に第1の絶縁膜4を形成すると
ともに、さらに段差の下部領域に選択的にレベル合わせ
用の第2の絶縁膜5を形成するに際し、第1の絶縁膜と
してのBPSG膜の形成後、第2の絶縁膜としてのBP
SG膜の形成に先立ち、アニールを行い、この後段差の
下部領域のみレジストで被覆し、エッチングを行い、下
部領域にのみ第2の絶縁膜を残留せしめた後、リフロー
を行うようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に係り、特にミリレンジ領域の大きな段差のある表面へ
の層間絶縁膜の形成およびその表面でのパターン形成に
関する。
に係り、特にミリレンジ領域の大きな段差のある表面へ
の層間絶縁膜の形成およびその表面でのパターン形成に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の高集積化に伴い、回
路の微細化は進む一方であり、配線においても微細化お
よび多層化が急速に進められている。
路の微細化は進む一方であり、配線においても微細化お
よび多層化が急速に進められている。
【0003】このような状況の中で、層間絶縁膜表面は
なめらかである必要がある。それは急峻な段差がある
と、その後の配線等のパターニングが困難となるためで
ある。そこで層間絶縁膜としてリンガラスなどを用い、
これを堆積したのち、熱工程によりリンガラスに流動性
をもたせ、表面を平坦化する方法が従来から用いられて
いる(リンガラスフロー)。
なめらかである必要がある。それは急峻な段差がある
と、その後の配線等のパターニングが困難となるためで
ある。そこで層間絶縁膜としてリンガラスなどを用い、
これを堆積したのち、熱工程によりリンガラスに流動性
をもたせ、表面を平坦化する方法が従来から用いられて
いる(リンガラスフロー)。
【0004】しかしながら、従来のリンガラスフロー法
を用いると、この層間絶縁膜上のリソグラフィ技術が極
めて困難となる。それは、例えば積層型DRAMの場
合、図6に示すように、キャパシタとトランジスタ(素
子群102)とを形成した後、シリコン酸化膜と、ボロ
ンとリンを含むシリコン酸化膜103と、リンを含むシ
リコン酸化膜104とを堆積した後、リンを含む雰囲気
中で熱処理を行うことによりリフローを行って平坦化
し、表面の高濃度層をフッ化アンモニウムを用いたウェ
ットエッチング法によりエッチング除去することにより
層間絶縁膜を得るという方法がとられている。このよう
に、層間絶縁膜を形成してリンガラスフローにより平坦
化しても、メモリセル領域と非メモリセル領域とで大き
な段差が存在する。これはメモリセル領域には、非メモ
リセル領域には存在しないキャパシタが表面に突出して
形成されているためである。このような形状の基板表面
にレジストを堆積すると、段差の下部ではレジストの膜
厚が平坦部よりも厚くなるためリソグラフィの解像度が
低下し、微細なパターニングが困難となる。第2に段差
部下側の非メモリセル領域でも段差部から数十乃至数千
ミクロン離れるとレジストの膜厚も通常の膜厚になるた
め、段差部上のレジスト表面の高さと、段差下の表面の
高さとでは、大きな段差分のレベル差が生じてしまう。
従って、フォトリソグラフィの光の焦点をいずれかのレ
ジスト膜厚に合わせるともう一方には合わなくなり、焦
点がぼけて微細なパターニングを行うことが困難とな
る。
を用いると、この層間絶縁膜上のリソグラフィ技術が極
めて困難となる。それは、例えば積層型DRAMの場
合、図6に示すように、キャパシタとトランジスタ(素
子群102)とを形成した後、シリコン酸化膜と、ボロ
ンとリンを含むシリコン酸化膜103と、リンを含むシ
リコン酸化膜104とを堆積した後、リンを含む雰囲気
中で熱処理を行うことによりリフローを行って平坦化
し、表面の高濃度層をフッ化アンモニウムを用いたウェ
ットエッチング法によりエッチング除去することにより
層間絶縁膜を得るという方法がとられている。このよう
に、層間絶縁膜を形成してリンガラスフローにより平坦
化しても、メモリセル領域と非メモリセル領域とで大き
な段差が存在する。これはメモリセル領域には、非メモ
リセル領域には存在しないキャパシタが表面に突出して
形成されているためである。このような形状の基板表面
にレジストを堆積すると、段差の下部ではレジストの膜
厚が平坦部よりも厚くなるためリソグラフィの解像度が
低下し、微細なパターニングが困難となる。第2に段差
部下側の非メモリセル領域でも段差部から数十乃至数千
ミクロン離れるとレジストの膜厚も通常の膜厚になるた
め、段差部上のレジスト表面の高さと、段差下の表面の
高さとでは、大きな段差分のレベル差が生じてしまう。
従って、フォトリソグラフィの光の焦点をいずれかのレ
ジスト膜厚に合わせるともう一方には合わなくなり、焦
点がぼけて微細なパターニングを行うことが困難とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
では、露光によるレジストパターン形成工程で表面に大
きな段差がある場合、段差下部でレジストの膜厚が大き
くなり、未露光部分ができてしまうことと、大きな段差
を持つ場合は段差部から離れるとレジスト表面にも大き
な段差分のレベル差を生じてしまい、光リソグラフィの
光の焦点がぼけてしまうこととの2つの理由により、十
分なパターン精度を得ることができないという問題があ
った。
では、露光によるレジストパターン形成工程で表面に大
きな段差がある場合、段差下部でレジストの膜厚が大き
くなり、未露光部分ができてしまうことと、大きな段差
を持つ場合は段差部から離れるとレジスト表面にも大き
な段差分のレベル差を生じてしまい、光リソグラフィの
光の焦点がぼけてしまうこととの2つの理由により、十
分なパターン精度を得ることができないという問題があ
った。
【0006】本発明は、前記実情に鑑みてなされたもの
で、層間絶縁膜の平坦化をはかり、高精度の微細パター
ンを形成することのできる半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。
で、層間絶縁膜の平坦化をはかり、高精度の微細パター
ンを形成することのできる半導体装置の製造方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、段差
を有する基板表面に層間絶縁膜を形成するに際し、DR
AMの非メモリセル領域のような段差のある表面に第1
の絶縁膜を形成するとともに、さらに段差の下部領域に
選択的にレベル合わせ用の第2の絶縁膜を形成するに際
し、第1の絶縁膜としてのBPSG膜の形成後、第2の
絶縁膜としてのBPSG膜の形成に先立ち、アニールを
行い、この後段差の下部領域のみレジストで被覆し、エ
ッチングを行い、第1の絶縁膜をエッチングストッパー
として下部領域にのみ第2の絶縁膜を残留せしめた後、
リフローを行うようにしている。 望ましくは、リフロ
ー工程に先立ち表面全体に第3の絶縁膜としてPSG膜
を形成し、リフローを行った後、表面をエッチングする
ようにする。
を有する基板表面に層間絶縁膜を形成するに際し、DR
AMの非メモリセル領域のような段差のある表面に第1
の絶縁膜を形成するとともに、さらに段差の下部領域に
選択的にレベル合わせ用の第2の絶縁膜を形成するに際
し、第1の絶縁膜としてのBPSG膜の形成後、第2の
絶縁膜としてのBPSG膜の形成に先立ち、アニールを
行い、この後段差の下部領域のみレジストで被覆し、エ
ッチングを行い、第1の絶縁膜をエッチングストッパー
として下部領域にのみ第2の絶縁膜を残留せしめた後、
リフローを行うようにしている。 望ましくは、リフロ
ー工程に先立ち表面全体に第3の絶縁膜としてPSG膜
を形成し、リフローを行った後、表面をエッチングする
ようにする。
【0008】
【作用】上記方法によれば、第2の絶縁膜で段差下部を
埋め込むようにしているため、表面の平坦化をはかるこ
とができ、後続工程におけるフォトリソグラフィに際し
てもパターン精度の向上をはかることができる。ここで
は第1の絶縁膜を堆積後、アニールを行うことにより第
1の絶縁膜がアニールを行わない第2の絶縁膜よりもエ
ッチング速度が遅くなるようにしたのち、段差下部上の
みにレジストパターンを形成し、エッチングを行うこと
により、第1の絶縁膜上でエッチングが停止し、段差下
部が第2の絶縁膜で埋め込まれ、上部は第1の絶縁膜が
露呈した状態となり、ほぼ平坦となる。この状態で第3
の絶縁膜を形成し境界部を埋め平坦性を向上する。
埋め込むようにしているため、表面の平坦化をはかるこ
とができ、後続工程におけるフォトリソグラフィに際し
てもパターン精度の向上をはかることができる。ここで
は第1の絶縁膜を堆積後、アニールを行うことにより第
1の絶縁膜がアニールを行わない第2の絶縁膜よりもエ
ッチング速度が遅くなるようにしたのち、段差下部上の
みにレジストパターンを形成し、エッチングを行うこと
により、第1の絶縁膜上でエッチングが停止し、段差下
部が第2の絶縁膜で埋め込まれ、上部は第1の絶縁膜が
露呈した状態となり、ほぼ平坦となる。この状態で第3
の絶縁膜を形成し境界部を埋め平坦性を向上する。
【0009】ここで、第1の絶縁膜と第2の絶縁膜とが
いずれもBPSG膜で形成されているため、熱処理工程
を経ても、歪の発生による剥離などのおそれもなく、長
期にわたって信頼性の高いものとなる。
いずれもBPSG膜で形成されているため、熱処理工程
を経ても、歪の発生による剥離などのおそれもなく、長
期にわたって信頼性の高いものとなる。
【0010】また、第3の絶縁膜としてのPSG膜で表
面全体を覆いリフローを行うようにすれば、第2の絶縁
膜からリンがぬけ、表面のリン濃度が低下するのを抑
え、流動性を良好にし、より平坦な表面を得ることがで
きる。ここで第3の絶縁膜はリフロー後のエッチング工
程で、ほとんどエッチング除去される。
面全体を覆いリフローを行うようにすれば、第2の絶縁
膜からリンがぬけ、表面のリン濃度が低下するのを抑
え、流動性を良好にし、より平坦な表面を得ることがで
きる。ここで第3の絶縁膜はリフロー後のエッチング工
程で、ほとんどエッチング除去される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
つつ詳細に説明する。
つつ詳細に説明する。
【0012】ここでは、ビット線後作りタイプの積層型
のDRAMにおけるメモリ回路部と周辺回路部との間の
1μm 程度の大きな段差を平坦化するに際し、まず第1
の絶縁膜としてBPSG膜4を形成した後、第2の絶縁
膜としてのBPSG膜5の形成に先立ち、アニールを行
い、この後段差の下部領域のみレジスト6で被覆し、ア
ニールによって表面状態を変化させた第1の絶縁膜をエ
ッチングストッパーとしてエッチングを行い、下部領域
にのみ第2の絶縁膜4を残留せしめた後、表面全体に第
3の絶縁膜としてPSG膜7を形成し、リフローを行
い、表面の平坦化をはかるようにしたことを特徴とする
ものである。
のDRAMにおけるメモリ回路部と周辺回路部との間の
1μm 程度の大きな段差を平坦化するに際し、まず第1
の絶縁膜としてBPSG膜4を形成した後、第2の絶縁
膜としてのBPSG膜5の形成に先立ち、アニールを行
い、この後段差の下部領域のみレジスト6で被覆し、ア
ニールによって表面状態を変化させた第1の絶縁膜をエ
ッチングストッパーとしてエッチングを行い、下部領域
にのみ第2の絶縁膜4を残留せしめた後、表面全体に第
3の絶縁膜としてPSG膜7を形成し、リフローを行
い、表面の平坦化をはかるようにしたことを特徴とする
ものである。
【0013】このDRAMは、比抵抗5Ω・cm程度のp
型のシリコン基板1内に形成された素子分離絶縁膜22
によって分離された活性化領域内に、ソ−ス・ドレイン
領域を構成するn- 型拡散層26a,26bと、これら
ソ−ス・ドレイン領域間にゲ−ト絶縁膜24を介して形
成されたゲ−ト電極25とによってMOSFETを構成
すると共に、ストレージノードコンタクト28を介して
このn- 型拡散層26bにコンタクトするようにストレ
−ジノ−ド電極30が形成され、上層のプレート電極3
2との間にキャパシタ絶縁膜31を介在せしめることに
よりキャパシタを形成している。そしてさらに本発明の
方法によって平坦化された層間絶縁膜100に形成され
たビット線コンタクト23を介してビット線24が形成
される。そしてゲ−ト電極25はメモリアレイの一方向
に連続的に配列されてワ−ド線を構成する。
型のシリコン基板1内に形成された素子分離絶縁膜22
によって分離された活性化領域内に、ソ−ス・ドレイン
領域を構成するn- 型拡散層26a,26bと、これら
ソ−ス・ドレイン領域間にゲ−ト絶縁膜24を介して形
成されたゲ−ト電極25とによってMOSFETを構成
すると共に、ストレージノードコンタクト28を介して
このn- 型拡散層26bにコンタクトするようにストレ
−ジノ−ド電極30が形成され、上層のプレート電極3
2との間にキャパシタ絶縁膜31を介在せしめることに
よりキャパシタを形成している。そしてさらに本発明の
方法によって平坦化された層間絶縁膜100に形成され
たビット線コンタクト23を介してビット線24が形成
される。そしてゲ−ト電極25はメモリアレイの一方向
に連続的に配列されてワ−ド線を構成する。
【0014】次に、このDRAMの製造方法について図
面を参照しつつ説明する。
面を参照しつつ説明する。
【0015】まず、図1に示すように、比抵抗5Ω・cm
程度のp型のシリコン基板1の表面に、素子群2を形成
する。すなわち通常のLOCOS法により素子分離絶縁
膜22およびパンチスルーストッパ用のp- 型拡散層
(図示せず)を形成した後、熱酸化法により膜厚10nm
程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜24を形成
する。この後、ゲート電極材料としての多結晶シリコン
膜を全面に150nm程度堆積し、さらにこの上層にLP
CVD法により酸化シリコン膜等の絶縁膜を膜厚100
〜300nm程度堆積し、フォトリソ技術および異方性エ
ッチング技術を用いてゲート電極25およびゲート上の
絶縁膜27uを同時にパターニングする。なお、ここで
ゲート電極上の絶縁膜として、窒化シリコン膜あるいは
窒化シリコン膜と酸化シリコン膜の複合膜を用いても良
い。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜に比べ、コンタ
クト形成および配線形成時に行われる希HF溶液を用い
た処理に対し強い耐エッチング性をもつためゲート電極
とコンタクトの配線のショートの防止に対してより有効
となる。そして、このゲ−ト電極25をマスクとしてA
sあるいはPイオンをイオン注入し、n- 型拡散層から
なるソ−ス・ドレイン領域26a,26bを形成し、ス
ィッチングトランジスタとしてのMOSFETを形成す
る。この拡散層の深さは、例えば150nm程度とする。
この後、ゲート絶縁膜の耐圧を向上させるために必要で
あれば熱酸化を行い、さらにCVD法により、膜厚10
0nm程度以下の酸化シリコン層あるいは窒化シリコン層
からなる絶縁膜を全面に堆積し、反応性イオンエッチン
グ法により、全面をエッチングし、ゲ−ト電極25の側
面に自己整合的に側壁絶縁膜27sを残置せしめる。側
壁絶縁膜27sとしては、ゲート上絶縁膜と同様、窒化
シリコン膜を用いることにより、より耐圧の向上をはか
ることができる。この後、この側壁絶縁膜27sおよび
上部絶縁膜27uから露呈するn- 拡散層26aおよび
26b表面が露呈した状態で、全面に多結晶シリコン膜
を100〜400nm程度堆積し、これにリンまたはヒ素
をドーピングし、フォトリソグラフィと反応性イオンエ
ッチングによりパターン形成してストレージノード電極
30を形成する。そしてCVD法により膜厚10nm程度
の窒化シリコン膜を堆積した後900℃程度の水蒸気雰
囲気中で30分程度酸化し、酸化シリコン膜を形成し、
窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との2層構造のキャパ
シタ絶縁膜31を形成する。このときこの窒化シリコン
膜および酸化シリコン膜はビット線コンタクトを形成す
るn- 拡散層26aにも形成される。さらにこの上層に
多結晶シリコン膜を堆積し、ドーピングを行った後、フ
ォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチング
技術によりプレート電極32をパターニングする。ここ
でプレート電極およびキャパシタ絶縁膜はn- 拡散層2
6aまで覆うようにパターニングする。これは、プレー
ト電極およびキャパシタ絶縁膜をエッチングストッパー
として用いるためである。ここで基板表面はゲート電極
およびキャパシタの存在により表面が突出し、大きな段
差を形成している。この状態で本発明の平坦化を行う。
程度のp型のシリコン基板1の表面に、素子群2を形成
する。すなわち通常のLOCOS法により素子分離絶縁
膜22およびパンチスルーストッパ用のp- 型拡散層
(図示せず)を形成した後、熱酸化法により膜厚10nm
程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜24を形成
する。この後、ゲート電極材料としての多結晶シリコン
膜を全面に150nm程度堆積し、さらにこの上層にLP
CVD法により酸化シリコン膜等の絶縁膜を膜厚100
〜300nm程度堆積し、フォトリソ技術および異方性エ
ッチング技術を用いてゲート電極25およびゲート上の
絶縁膜27uを同時にパターニングする。なお、ここで
ゲート電極上の絶縁膜として、窒化シリコン膜あるいは
窒化シリコン膜と酸化シリコン膜の複合膜を用いても良
い。窒化シリコン膜は、酸化シリコン膜に比べ、コンタ
クト形成および配線形成時に行われる希HF溶液を用い
た処理に対し強い耐エッチング性をもつためゲート電極
とコンタクトの配線のショートの防止に対してより有効
となる。そして、このゲ−ト電極25をマスクとしてA
sあるいはPイオンをイオン注入し、n- 型拡散層から
なるソ−ス・ドレイン領域26a,26bを形成し、ス
ィッチングトランジスタとしてのMOSFETを形成す
る。この拡散層の深さは、例えば150nm程度とする。
この後、ゲート絶縁膜の耐圧を向上させるために必要で
あれば熱酸化を行い、さらにCVD法により、膜厚10
0nm程度以下の酸化シリコン層あるいは窒化シリコン層
からなる絶縁膜を全面に堆積し、反応性イオンエッチン
グ法により、全面をエッチングし、ゲ−ト電極25の側
面に自己整合的に側壁絶縁膜27sを残置せしめる。側
壁絶縁膜27sとしては、ゲート上絶縁膜と同様、窒化
シリコン膜を用いることにより、より耐圧の向上をはか
ることができる。この後、この側壁絶縁膜27sおよび
上部絶縁膜27uから露呈するn- 拡散層26aおよび
26b表面が露呈した状態で、全面に多結晶シリコン膜
を100〜400nm程度堆積し、これにリンまたはヒ素
をドーピングし、フォトリソグラフィと反応性イオンエ
ッチングによりパターン形成してストレージノード電極
30を形成する。そしてCVD法により膜厚10nm程度
の窒化シリコン膜を堆積した後900℃程度の水蒸気雰
囲気中で30分程度酸化し、酸化シリコン膜を形成し、
窒化シリコン膜と酸化シリコン膜との2層構造のキャパ
シタ絶縁膜31を形成する。このときこの窒化シリコン
膜および酸化シリコン膜はビット線コンタクトを形成す
るn- 拡散層26aにも形成される。さらにこの上層に
多結晶シリコン膜を堆積し、ドーピングを行った後、フ
ォトリソグラフィー技術および反応性イオンエッチング
技術によりプレート電極32をパターニングする。ここ
でプレート電極およびキャパシタ絶縁膜はn- 拡散層2
6aまで覆うようにパターニングする。これは、プレー
ト電極およびキャパシタ絶縁膜をエッチングストッパー
として用いるためである。ここで基板表面はゲート電極
およびキャパシタの存在により表面が突出し、大きな段
差を形成している。この状態で本発明の平坦化を行う。
【0016】まずCVD法により表面に酸化シリコン膜
3を形成した後、第1の層間絶縁膜として膜厚700nm
程度のBPSG膜4を形成する。そして900℃30分
のアニール処理を行い、BPSG膜4の表面状態を変化
させる(図1)。
3を形成した後、第1の層間絶縁膜として膜厚700nm
程度のBPSG膜4を形成する。そして900℃30分
のアニール処理を行い、BPSG膜4の表面状態を変化
させる(図1)。
【0017】この後、図2に示すように、第2の層間絶
縁膜としてメモリセル部と周辺回路部との段差分と同程
度である膜厚1000nmのBPSG膜5を形成する。
縁膜としてメモリセル部と周辺回路部との段差分と同程
度である膜厚1000nmのBPSG膜5を形成する。
【0018】そしてさらにこの上層にレジストを塗布し
周辺回路部のみに残るようにパターニングしレジストパ
ターン6を形成し、これをマスクとしてフッ化アンモニ
ウム溶液あるいはフッ酸溶液を用いたウェットエッチン
グあるいはドライエッチングによって、レジストパター
ン6から露呈するBPSG膜を選択的に除去する(図
3)。この工程で第1の層間絶縁膜表面はアニール処理
によってエッチング速度が遅くなっているため、このエ
ッチングは第1の層間絶縁膜まで到達することなく、良
好に行われ、周辺回路部である段差の凹部のみが第2の
層間絶縁膜で埋め込まれる。
周辺回路部のみに残るようにパターニングしレジストパ
ターン6を形成し、これをマスクとしてフッ化アンモニ
ウム溶液あるいはフッ酸溶液を用いたウェットエッチン
グあるいはドライエッチングによって、レジストパター
ン6から露呈するBPSG膜を選択的に除去する(図
3)。この工程で第1の層間絶縁膜表面はアニール処理
によってエッチング速度が遅くなっているため、このエ
ッチングは第1の層間絶縁膜まで到達することなく、良
好に行われ、周辺回路部である段差の凹部のみが第2の
層間絶縁膜で埋め込まれる。
【0019】そしてレジストパターン6を除去し、図4
に示すように膜厚300nm程度のPSG膜7を堆積す
る。
に示すように膜厚300nm程度のPSG膜7を堆積す
る。
【0020】さらに図5に示すように、リンを含んだ雰
囲気中で900℃60分の熱処理を行うことによりリフ
ローを行い平坦化を行った後、最後にフッ化アンモニウ
ム溶液あるいはフッ酸溶液を用いたウェットエッチング
により表面のリンを含んだ酸化膜(PSG膜)7をエッ
チング除去し、平坦化された層間絶縁膜を形成する。こ
のようにして形成された層間絶縁膜は、第2の絶縁膜で
段差下部を埋め込むようにしているため、極めて良好に
平坦化されており、また第1の層間絶縁膜と第2の層間
絶縁膜とがいずれもBPSG膜のみで形成されているた
め、熱処理を経ても歪の発生がなく、剥離のおそれもな
く、極めて信頼性の高いものとなる。また、後続工程に
おけるフォトリソグラフィに際してもパターン精度の向
上をはかることができる。
囲気中で900℃60分の熱処理を行うことによりリフ
ローを行い平坦化を行った後、最後にフッ化アンモニウ
ム溶液あるいはフッ酸溶液を用いたウェットエッチング
により表面のリンを含んだ酸化膜(PSG膜)7をエッ
チング除去し、平坦化された層間絶縁膜を形成する。こ
のようにして形成された層間絶縁膜は、第2の絶縁膜で
段差下部を埋め込むようにしているため、極めて良好に
平坦化されており、また第1の層間絶縁膜と第2の層間
絶縁膜とがいずれもBPSG膜のみで形成されているた
め、熱処理を経ても歪の発生がなく、剥離のおそれもな
く、極めて信頼性の高いものとなる。また、後続工程に
おけるフォトリソグラフィに際してもパターン精度の向
上をはかることができる。
【0021】さらに第1の層間絶縁膜4を堆積後、アニ
ールを行うことにより第1の層間絶縁膜4がアニールを
行わない第2の層間絶縁膜5よりもエッチング速度が遅
くなるようにしたのち、段差下部上のみにレジストパタ
ーン6を形成し、エッチングを行うことにより、第1の
層間絶縁膜上でエッチングが停止し、段差下部が第2の
層間絶縁膜で埋め込まれ、上部は第1の層間絶縁膜が露
呈した状態となり、ほぼ平坦となる。この状態で第3の
絶縁膜を形成し第2の層間絶縁膜表面をリンリッチな状
態で覆った後リフローを行い、リンの放出を防ぎ、良好
に流動化させ、この後最後に、表面のPSG膜をエッチ
ング除去するようにしているため、極めて良好に平坦化
される。なおリフロー後のエッチングにより層間絶縁膜
が薄くなり過ぎ耐圧が不十分となるおそれがある場合
は、エッチング後にBPSG膜を追加堆積するようにす
ればよい。
ールを行うことにより第1の層間絶縁膜4がアニールを
行わない第2の層間絶縁膜5よりもエッチング速度が遅
くなるようにしたのち、段差下部上のみにレジストパタ
ーン6を形成し、エッチングを行うことにより、第1の
層間絶縁膜上でエッチングが停止し、段差下部が第2の
層間絶縁膜で埋め込まれ、上部は第1の層間絶縁膜が露
呈した状態となり、ほぼ平坦となる。この状態で第3の
絶縁膜を形成し第2の層間絶縁膜表面をリンリッチな状
態で覆った後リフローを行い、リンの放出を防ぎ、良好
に流動化させ、この後最後に、表面のPSG膜をエッチ
ング除去するようにしているため、極めて良好に平坦化
される。なおリフロー後のエッチングにより層間絶縁膜
が薄くなり過ぎ耐圧が不十分となるおそれがある場合
は、エッチング後にBPSG膜を追加堆積するようにす
ればよい。
【0022】なお、前記実施例では、基板としてシリコ
ン基板を用いたが、ゲルマニウム、ガリウムヒ素等の化
合物半導体、あるいはこれらの表面にエピタキシャル成
長層を形成したものなどを用いても良いことはいうまで
もない。
ン基板を用いたが、ゲルマニウム、ガリウムヒ素等の化
合物半導体、あるいはこれらの表面にエピタキシャル成
長層を形成したものなどを用いても良いことはいうまで
もない。
【0023】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、大きな段差のある基板表面においても、高精度のパ
ターン形成を行うことが可能となる。
ば、大きな段差のある基板表面においても、高精度のパ
ターン形成を行うことが可能となる。
【図1】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図2】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図3】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図4】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図5】本発明実施例の半導体装置の製造工程図
【図6】従来例の半導体装置を示す図
1 シリコン基板 2 素子群 3 酸化シリコン膜 4 第1のBPSG膜 5 第2のBPSG膜 6 フォトレジスト 7 PSG膜 32 プレート電極 22 素子分離絶縁膜 23 ビット線コンタクト 24 ゲート絶縁膜 25 ゲート電極 26a,26b n- 型拡散層 27 層間絶縁膜 28 ストレージノードコンタクト 30 ストレ−ジノ−ド電極 31 キャパシタ絶縁膜 32 プレート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31
Claims (2)
- 【請求項1】 段差を有する半導体基板表面に層間絶縁
膜を形成するに際し、 前記半導体基板表面全体に第1の層間絶縁膜としてBP
SG膜を形成する第1の層間絶縁膜形成工程と、 前記第1の層間絶縁膜に対しアニール処理を行うアニー
ル工程と、 前記第1の層間絶縁膜上に第2の層間絶縁膜としてBP
SG膜を形成する第2の層間絶縁膜形成工程と、 前記第1の層間絶縁膜をエッチングストッパーとして前
記第2の層間絶縁膜をパターニングし段差の下部領域に
選択的にレベル合わせ用の第2の層間絶縁膜を残留せし
めるエッチング工程とこれら第1および第2の層間絶縁
膜を流動化し得る温度に加熱し表面の平坦化を行う表面
平坦化工程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造
方法。 - 【請求項2】 前記第2の層間絶縁膜の膜厚は前記段差
と同程度であることを特徴とする請求項1記載の半導体
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4323341A JPH06177351A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4323341A JPH06177351A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06177351A true JPH06177351A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18153722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4323341A Pending JPH06177351A (ja) | 1992-12-02 | 1992-12-02 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06177351A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970003635A (ko) * | 1995-06-30 | 1997-01-28 | 김주용 | 반도체소자 제조방법 |
JPH09153488A (ja) * | 1995-09-02 | 1997-06-10 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の絶縁膜構造及びその平坦化方法 |
KR20020011814A (ko) * | 2000-08-04 | 2002-02-09 | 윤종용 | 반도체 소자의 절연막 평탄화 방법 |
KR100445707B1 (ko) * | 2002-07-06 | 2004-08-21 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 평탄막 형성방법 |
CN102969336A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 株式会社东芝 | 半导体晶片及具备该半导体晶片的叠层构造体 |
-
1992
- 1992-12-02 JP JP4323341A patent/JPH06177351A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970003635A (ko) * | 1995-06-30 | 1997-01-28 | 김주용 | 반도체소자 제조방법 |
JPH09153488A (ja) * | 1995-09-02 | 1997-06-10 | Lg Semicon Co Ltd | 半導体素子の絶縁膜構造及びその平坦化方法 |
KR20020011814A (ko) * | 2000-08-04 | 2002-02-09 | 윤종용 | 반도체 소자의 절연막 평탄화 방법 |
KR100445707B1 (ko) * | 2002-07-06 | 2004-08-21 | 삼성전자주식회사 | 반도체 장치의 평탄막 형성방법 |
CN102969336A (zh) * | 2011-08-31 | 2013-03-13 | 株式会社东芝 | 半导体晶片及具备该半导体晶片的叠层构造体 |
CN102969336B (zh) * | 2011-08-31 | 2015-05-20 | 株式会社东芝 | 半导体晶片及具备该半导体晶片的叠层构造体 |
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