JPH0617643U - ポットの口部構造 - Google Patents

ポットの口部構造

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JPH0617643U
JPH0617643U JP5568492U JP5568492U JPH0617643U JP H0617643 U JPH0617643 U JP H0617643U JP 5568492 U JP5568492 U JP 5568492U JP 5568492 U JP5568492 U JP 5568492U JP H0617643 U JPH0617643 U JP H0617643U
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JP
Japan
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stopper
tongue piece
mouth
plug
spout
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Pending
Application number
JP5568492U
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English (en)
Inventor
秀治 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
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  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 注ぎ口13内にその開閉機構を設けずに、栓
14のねじ込み動作によって注ぎ口13を閉じるように
する。 【構成】 栓14にうわぐち状注ぎ口13上面を塞ぐ舌
片19を出没自在に設ける。栓14内にはその底面に沿
う移動板16を上下方向にのみ移動自在に設け、この移
動板16下面に栓14底面を貫通する突起17を設ける
とともに、移動板16上面に前記舌片19の出没方向の
カム板18を突設する。舌片19と栓14の間には圧縮
状態のばね20を設ける。栓14を閉じると、突起17
の口部水平面12cとの当接により栓14底面に対し移
動板16が上昇し、軸19aがカム板の長孔18aの舌
片突出側にあって、舌片19が注ぎ口13上面を覆う。
この状態から栓14を緩めると、栓14に対し移動板1
6が下降し、軸19aが長孔18a内を移動して舌片1
9が栓14内に没入する。すなわち、栓14及び注ぎ口
13が開く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、水、湯などを入れる魔法びん等のポットの口部構造に関するもの である。
【0002】
【従来の技術及びその課題】
この種のポットは、図11に示すように、ポット本体1の口部2に注ぎ口3を 形成し、口部2に栓4をねじ込み閉じて、ポット本体1内の湯・水a等の流出を 阻止し、栓4を緩め又は外して注ぎ口3から湯aを注ぐ。
【0003】 このポットにおいては、通常、不使用時、口部2(注ぎ口3)内に塵埃が入る のを阻止するために、注ぎ口3にふた5が設けられており、このふた5を栓4の ねじ回しによって開閉する手段として実公昭56−53789号公報に記載のも のがある。
【0004】 このものは、リンク機構6及び上下杆7によって栓4とふた5を連結し、栓4 をねじ込むと、ばね8に抗して上下杆7が下降し、この下降によってリンク機構 6を介しふた5を外側に回転して注ぎ口3を閉じ、逆に、栓4を絞めると、ばね 8により上下杆7が上昇し、この上昇によってリンク機構6を介しふた5を鎖線 のごとく内側に回して注ぎ口3を開く。
【0005】 しかしながら、この従来技術は、注ぎ口3内にリンク機構6を構成しているた め、その組立てが煩雑となるうえに、故障も多く、その修理も狭い空間での作業 となるため煩雑となる。また、注出もリンク機構6が邪魔となりスムースでない 。
【0006】 この考案は、以上の点に鑑み、注ぎ口内にその開閉機構を設けずに、栓のねじ 込み動作によって注ぎ口を閉じるようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案にあっては、ポット本体の口部にうわぐ ち状の注ぎ口を前方に突出して設け、その口部に栓をねじ込んで閉じる従来周知 のポットの口部構造において、上記口部を円筒状とするとともに、上記栓をその 口部円筒内面にねじ込むものとし、前記栓に舌片を出没自在に設け、栓内には、 その口部へのねじ込みによって上記舌片を出没させる手段を設け、栓を口部にね じ込んで閉じた際、前記舌片が突出して上記注ぎ口上面を覆う構成としたのであ る。
【0008】 この構成の口部構造において、上記舌片を、上記注ぎ口の上面に平行に移動自 在とし、前記栓内に、その底面に沿う移動板を上下方向にのみ移動自在に設け、 この移動板下面に栓底面を貫通して上記口部底面に当接する突起を設けるととも に、移動板上面に前記舌片の出没方向のカム板を突設し、このカム板には舌片の 軸が摺動自在に嵌まる長孔を形成し、この長孔は舌片の突出方向に下向き傾斜し 、かつ舌片と栓の間には舌片をその没入方向に付勢するばねを設け、前記栓を口 部にねじ込んで閉じた際、前記突起の口部底面との当接に基づく、栓底面に対す る移動板の上昇により、前記軸が長孔の舌片突出側にあって、舌片が注ぎ口上面 を覆っている構成として、上記舌片の出没手段を成した構成とすることもできる 。
【0009】
【作用】
このように構成するこの考案に係るポットの口部構造は、栓を閉じた状態では 、栓によって口部上面全域が閉じられ、舌片によって注ぎ口上面が閉じられてい る。このため、口部内及び注ぎ口内に塵埃が入り込まない。
【0010】 この状態から、栓を緩めると、そのねじ戻しにつれて栓が上昇し、突起と口部 底面との当接力が弱くなる、又は両者が離れようとする。これにより、ばねの付 勢力でもって、舌片はその軸が長孔内を後退して栓内に入る。すなわち、ばねは 移動板を栓に対し押し下げながら舌片を引き込む。このため、栓が緩むとともに 、注ぎ口が開放し、ポット本体の湯等を注ぎ得る。
【0011】 注ぎ終れば、栓を締めると、すなわち、栓をねじ込むと、突起が口部底面に当 接しているため、栓に対し移動板は上昇し、この上昇につれ、舌片は、その軸が 長孔に沿って下向きに摺動してばねに抗して突出し、注ぎ口を閉じて初期の状態 に復帰する。
【0012】
【実施例】
この実施例は魔法びんに係るものであり、図1に示すように、ポット本体11 はケーシング11a内に中びん11bを設けている。そのケーシング11a上部 に円筒状の口部12が形成され、口部12の底面12dはしりすぼまりの逆円錐 台状で、その内縁が水平部12aとなってパッキング12bを介在して中びん1 1b上端縁に圧接されている。口部12には前方に突出してうわぐち状の注ぎ口 13が設けてある。
【0013】 口部12には栓14がねじ込まれて、栓14下面のパッキング14aが口部1 2の水平部12aに圧接して中びん11bが密封される。栓14は有底円柱体1 4bとその蓋14cとから成る。
【0014】 栓14(円柱体14b)内には、図6、図7に示すように対のガイド15が設 けられおり、このガイド15に図10に示す移動板16がそのガイド孔16aを 介して上下のみに移動自在に嵌められている。移動板16の下面に対の突起17 が設けられて、この突起17は栓14底面の孔14dを貫通して口部底面12d 外縁の水平面12cに当接する。このため、突起17が水平面12cに当接した 状態で、栓14のねじ回しによって口部12に対し栓14が上下すれば、移動板 16は栓14に対し下降又は上昇する。
【0015】 移動板16上面には対のカム板18が平行に設けられており、このカム板18 に下向き傾斜の長孔18aが形成されている。長孔18aには栓14から出没す る舌片19の軸19aが摺動自在に嵌入され、舌片19は、ばね20によって長 孔18aの上向き方向に付勢されており、上面の突片19bを介し栓の蓋14c 下面のガイド14eにより案内されて栓14から出没する。
【0016】 この実施例は以上の構成であり、つぎにその作用について説明する。
【0017】 まず、図1、図2に示すように、栓14を口部12にねじ込んで中びん11b を密封した状態では、突起17の水平面12cへの当接によって、移動板16は 栓14に対し上昇状態(図2参照)であり、それゆえ舌片19はばね20に抗し て軸19a、長孔18aを介し栓14から突出して注ぎ口13上面を閉じている (図5(c)参照)。
【0018】 この状態から栓14を緩めると、そのねじ戻しにつれて栓14が上昇するが、 ばね20の付勢力により突起17は水平面12cに当接状態を維持するため、移 動板16は栓14に対し下降となる。この下降により、舌片19は、ばね20の 付勢力に基づき軸19aが長孔18aの上向き方向に移動して栓14内に没入す る(図5(b)参照)。栓14を180度回したところで、図3、図4に示すよ うに、舌片19は栓14内に没入し(図5(a)参照)、栓14と口部12の水 平部12aに隙間が生じる。このため、ポットを傾むければ、その隙間から、水 、湯等が出て、開放された注ぎ口13から注ぎ出る。
【0019】 注ぎ終れば、栓14を締めると、突起17が口部水平面12cに当接している ため、栓14に対し移動板16が上昇し、この上昇につれ、舌片の軸19aが長 孔18aを下向きに摺動し、舌片19は、図5(a)から(b)を経て(c)の ごとく、栓14から突出して注ぎ口13を閉じる。
【0020】 実施例では、突起17が口部水平面12cに当接するが、当接面は水平でなく ても、突起17を係止できれば斜面でもよい。このため、口部底面12dは単な る逆円錐台状でもよい。また、栓14の回転注出位置(図5(a)の位置)で、 相互に嵌まり合う小突部と小没部を栓14と口部12の対向面に形成すれば、そ の嵌まり合いによる音又は感触によって注出位置を確認できて便利である。注出 位置は、栓14の180度の回転位置以外でもよいことは勿論である。注ぎ口1 3の上面は水平に限らず傾斜していてもよい。
【0021】 実施例は魔法びんに係るものであったが、保温機能のないものでも、栓を有す るポットであれば、この考案は採用し得ることは勿論である。
【0022】
【考案の効果】
この考案は、以上のように栓内に注ぎ口の開閉機構を構成し、その栓のねじ込 み動作によって注ぎ口を開閉するようにしたので、故障も少なく、水・湯等の注 出作用も円滑となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の栓を閉じた状態の部分切断正面図
【図2】図1の切断右部分側面図
【図3】同実施例の栓を開けた状態の切断部分正面図
【図4】図3の切断右側面図
【図5】同実施例の作用説明図
【図6】同実施例の部分斜視図
【図7】同実施例の部分斜視図
【図8】同実施例の部分斜視図
【図9】同実施例の部分斜視図
【図10】同実施例の部分斜視図
【図11】従来例の切断部分正面図
【符号の説明】
11 ポット本体 11b 中びん 12 口部 12c 口部水平面 12d 口部底面 13 注ぎ口 14 栓 15 ガイド 16 移動板 17 突起 18 カム板 18a 長孔 19 舌片 20 ばね

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポット本体11の口部12にうわぐち状
    の注ぎ口13を前方に突出して設け、その口部12に栓
    14をねじ込んで閉じるポットの口部構造において、上
    記口部12を円筒状とするとともに、上記栓14をその
    口部円筒内面にねじ込むものとし、前記栓14に舌片1
    9を出没自在に設け、栓内14には、その口部12への
    ねじ込みによって上記舌片19を出没させる手段を設
    け、栓14を口部12にねじ込んで閉じた際、前記舌片
    19が突出して上記注ぎ口13上面を覆うことを特徴と
    するポットの口部構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポットの口部構造におい
    て、上記舌片19を、上記注ぎ口13上面に対し平行に
    移動自在とし、前記栓14内に、その底面に沿う移動板
    16を上下方向にのみ移動自在に設け、この移動板16
    下面に栓14底面を貫通して上記口部底面12dに当接
    する突起17を設けるとともに、移動板16上面に前記
    舌片19の出没方向のカム板18を突設し、このカム板
    18には舌片19の軸19aが摺動自在に嵌まる長孔1
    8aを形成し、この長孔18aは舌片19の突出方向に
    下向き傾斜し、かつ舌片19と栓14の間には舌片19
    をその没入方向に付勢するばね20を設け、前記栓14
    を口部12にねじ込んで閉じた際、前記突起17の口部
    底面12dとの当接に基づく、栓14底面に対する移動
    板16の上昇により、前記軸19aが長孔18aの舌片
    突出側にあって、舌片19が注ぎ口13上面を覆ってい
    る構成として、上記舌片の出没手段を成したポットの口
    部構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020121731A (ja) * 2019-01-29 2020-08-13 サーモス株式会社 キャップユニット及びキャップ付き容器

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5721626U (ja) * 1980-07-14 1982-02-04

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