JPH0617609B2 - コンクリ−ト壁工法 - Google Patents
コンクリ−ト壁工法Info
- Publication number
- JPH0617609B2 JPH0617609B2 JP62175697A JP17569787A JPH0617609B2 JP H0617609 B2 JPH0617609 B2 JP H0617609B2 JP 62175697 A JP62175697 A JP 62175697A JP 17569787 A JP17569787 A JP 17569787A JP H0617609 B2 JPH0617609 B2 JP H0617609B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- finishing plate
- finishing
- concrete
- assembled
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はコンクリート壁工法に関するものである。
近時、市街地において敷地形状を最大限に活したビル建
設の要求が増大しているが、隣地既存建物が敷地境界線
に近接してあるため、新規建物の建設時に、施工上きわ
めて多くの問題点をかかえているのが現状である。すな
わち現場にて組んだ鉄筋の左右に平行に堰板を立設して
コンクリートを打設する現場打ちコンクリート工法によ
る壁の構築には以下のような問題点がある。
設の要求が増大しているが、隣地既存建物が敷地境界線
に近接してあるため、新規建物の建設時に、施工上きわ
めて多くの問題点をかかえているのが現状である。すな
わち現場にて組んだ鉄筋の左右に平行に堰板を立設して
コンクリートを打設する現場打ちコンクリート工法によ
る壁の構築には以下のような問題点がある。
外壁足場の設置スペースを確保しにくい。
外壁型枠の設置、脱型に手間がかかり、多くの熟練
工を必要とする。
工を必要とする。
作業がしにくいので、壁としての性能を確保しにく
い。
い。
作業上の安全を確保する為に多くの仮設資材が必要
となり、生産性が低下している。
となり、生産性が低下している。
この発明は以上のような問題点を解決するためになされ
たもので、足場の設置が不要で施工が容易であって、壁
としての性能を向上することができるコンクリート壁工
法を提供することを目的とする。
たもので、足場の設置が不要で施工が容易であって、壁
としての性能を向上することができるコンクリート壁工
法を提供することを目的とする。
この発明にかかるコンクリート壁工法は、二本の平行な
主筋に波形筋にて連結した組鉄筋を仕上板の一側面に該
側面に対して波形筋が起立するように、かつ仕上板の強
軸方向と直交するように所定間隔おきに配置し、仕上板
と組鉄筋とを仕上板より突設したセパレータにより連結
固定し、仕上板と平行に主筋と直交させて鉄筋を配筋し
てプレハブ型枠を組立て、このプレハブ型枠を立設して
仕上板と平行に室内側に堰板を起立し、堰板は組鉄筋に
固定したセパレータにより取付け、次いで仕上板と堰板
間にコンクリートを打設して、コンクリート硬化後に堰
板を脱型することにより前記問題点を解決しようとする
ものである。
主筋に波形筋にて連結した組鉄筋を仕上板の一側面に該
側面に対して波形筋が起立するように、かつ仕上板の強
軸方向と直交するように所定間隔おきに配置し、仕上板
と組鉄筋とを仕上板より突設したセパレータにより連結
固定し、仕上板と平行に主筋と直交させて鉄筋を配筋し
てプレハブ型枠を組立て、このプレハブ型枠を立設して
仕上板と平行に室内側に堰板を起立し、堰板は組鉄筋に
固定したセパレータにより取付け、次いで仕上板と堰板
間にコンクリートを打設して、コンクリート硬化後に堰
板を脱型することにより前記問題点を解決しようとする
ものである。
以下、図に示す一実施例に基づきこの発明を詳細に説明
する。
する。
第３図において１は組鉄筋であって平行な二本の主筋
２，２を波形筋３にて連結されている。この組鉄筋１が
仕上板４の一側面に該側面に対して波形筋３が起立する
ようにして、水平に取付けられ、かつ組鉄筋１は複数が
セパレータ５の取付ける位置に各々平行に、かつ所定間
隔おきに取付けられている。
２，２を波形筋３にて連結されている。この組鉄筋１が
仕上板４の一側面に該側面に対して波形筋３が起立する
ようにして、水平に取付けられ、かつ組鉄筋１は複数が
セパレータ５の取付ける位置に各々平行に、かつ所定間
隔おきに取付けられている。
仕上板４には鋼棒からなるスペーサーをねじ止めまたは
溶接して突設させ、反対側の組鉄筋と一体となるように
連結固定する。８のセパレータは組鉄筋に溶接し堰板７
と結合し型枠締付け具で締付けて取り合っている。ま
た、セパレータ８は組鉄筋１に鋼棒等を介して接合して
もよい。
溶接して突設させ、反対側の組鉄筋と一体となるように
連結固定する。８のセパレータは組鉄筋に溶接し堰板７
と結合し型枠締付け具で締付けて取り合っている。ま
た、セパレータ８は組鉄筋１に鋼棒等を介して接合して
もよい。
尚、仕上板４としては表面平滑もしくは装飾用として必
要に応じて凹凸をつける材料は布、ポリウレタン、ポリ
カーボネート樹脂製品、木製板材、鋼板、軽量気泡コン
クリート版、穴あき押出成形セメント版、キーストン、
デッキプレート、ステンレスプレート、ＰＣコンクリー
ト版、炭素繊維版、セラミック版、また、鋼板、キース
トンデッキプレートの表面をフッ素樹脂でおおったもの
等が使用できる仕上板４の強軸方向は組鉄筋１と直交す
る方向とする。
要に応じて凹凸をつける材料は布、ポリウレタン、ポリ
カーボネート樹脂製品、木製板材、鋼板、軽量気泡コン
クリート版、穴あき押出成形セメント版、キーストン、
デッキプレート、ステンレスプレート、ＰＣコンクリー
ト版、炭素繊維版、セラミック版、また、鋼板、キース
トンデッキプレートの表面をフッ素樹脂でおおったもの
等が使用できる仕上板４の強軸方向は組鉄筋１と直交す
る方向とする。
仕上板４の同側面には組鉄筋１に直交し、且つ仕上板と
平行となる鉄筋６が複数本配筋されている。鉄筋６は組
鉄筋１に結束線によって結束されるか溶接されることに
より組立筋１の主筋２と鉄筋６は格子状となっている。
（第６図、第７図参照）尚、鉄筋６を予め溶接により網
状に組んでこれを取付けてもよい。
平行となる鉄筋６が複数本配筋されている。鉄筋６は組
鉄筋１に結束線によって結束されるか溶接されることに
より組立筋１の主筋２と鉄筋６は格子状となっている。
（第６図、第７図参照）尚、鉄筋６を予め溶接により網
状に組んでこれを取付けてもよい。
以上のように仕上板４、組鉄筋１および鉄筋６によって
プレハブ型枠Ａが組立てられている。また、型枠Ａは、
第５図のように仕上板４の側部に配置された鉄筋６，６
を波形筋９で連結して型枠の側部が補強されている。
プレハブ型枠Ａが組立てられている。また、型枠Ａは、
第５図のように仕上板４の側部に配置された鉄筋６，６
を波形筋９で連結して型枠の側部が補強されている。
コンクリート壁を構築する場合につき説明する。
プレハブ型枠Ａを立設する場合先ずプレハブ型枠Ａを立
設し、セパレータ８を組鉄筋に溶接固定し堰板７の孔に
挿通し室内側に突出させ縦端太１２を取付け押さえる。
設し、セパレータ８を組鉄筋に溶接固定し堰板７の孔に
挿通し室内側に突出させ縦端太１２を取付け押さえる。
室内側の堰板７はセパレータの突出状態で横からはめ込
んで立設する。
んで立設する。
以上のように組立てたプレハブ型枠Ａの仕上板４と堰板
７間にコンクリート１０を打設する。コンクリート１０
が硬化後堰板７を脱型する。仕上板４の内側に断熱材を
張設してもよい。
７間にコンクリート１０を打設する。コンクリート１０
が硬化後堰板７を脱型する。仕上板４の内側に断熱材を
張設してもよい。
この発明は以上のような構成を有し、以下のような効果
を得ることができる。
を得ることができる。
仕上材を外壁とし施工し、仕上材を脱型する必要が
ないから、隣接する既設建物に充分近接させ建築が可能
であり、室内の有効空間を大きくとることができる。
ないから、隣接する既設建物に充分近接させ建築が可能
であり、室内の有効空間を大きくとることができる。
プレハブ型枠は波形の組鉄筋が仕上板の強軸方向と
直交しているから、この型枠は弱軸方向にも補強され強
固であるから、これを立設して型枠を組立てる際の支持
も少なくてすみ、現場での型枠組み作業は容易であり、
組鉄筋の主筋と鉄筋が直交して配筋されているから現場
での鉄筋組み作業が省略できるから熟練工不足が一部解
消され労務費の低減が図れる。
直交しているから、この型枠は弱軸方向にも補強され強
固であるから、これを立設して型枠を組立てる際の支持
も少なくてすみ、現場での型枠組み作業は容易であり、
組鉄筋の主筋と鉄筋が直交して配筋されているから現場
での鉄筋組み作業が省略できるから熟練工不足が一部解
消され労務費の低減が図れる。
仕上板の弱軸方向に波形筋で連結した組鉄筋を直交
させて配筋することにより仕上板は補強され従来弱軸方
向にセパレータおよび型枠締付具の間隔が大きくとれな
かったところセパレータの間隔を大きくとることが可能
となり、セパレータおよび型枠締付具の数量を減らすこ
とができ型枠の組立てを迅速にできるようになった。
させて配筋することにより仕上板は補強され従来弱軸方
向にセパレータおよび型枠締付具の間隔が大きくとれな
かったところセパレータの間隔を大きくとることが可能
となり、セパレータおよび型枠締付具の数量を減らすこ
とができ型枠の組立てを迅速にできるようになった。
第１図はこの発明の一実施例を示すものであって格子組
体を垂直に起立した場合の縦断面図、第２図は他の実施
例を示すものであって組鉄筋を水平にした場合の縦断面
図、第３図は鉄筋を組鉄筋の主筋の外側に配した場合の
横断面図、第４図は鉄筋を組鉄筋の主筋の内側に配した
場合の横断面図、第５図はプレハブ型枠の斜視図、第６
図は堰板側の正面図、第７図は仕上板側の正面図であ
る。 Ａ……プレハブ型枠 １……組鉄筋、２……主筋、３……波形筋、４……仕上
板、５……鋼棒、６……鉄筋、７……堰板、８……セパ
レータ、９……波形筋、１０……コンクリート、１２…
…縦端太。
体を垂直に起立した場合の縦断面図、第２図は他の実施
例を示すものであって組鉄筋を水平にした場合の縦断面
図、第３図は鉄筋を組鉄筋の主筋の外側に配した場合の
横断面図、第４図は鉄筋を組鉄筋の主筋の内側に配した
場合の横断面図、第５図はプレハブ型枠の斜視図、第６
図は堰板側の正面図、第７図は仕上板側の正面図であ
る。 Ａ……プレハブ型枠 １……組鉄筋、２……主筋、３……波形筋、４……仕上
板、５……鋼棒、６……鉄筋、７……堰板、８……セパ
レータ、９……波形筋、１０……コンクリート、１２…
…縦端太。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 和信 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 塚本 平一郎 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 大河原 保次 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−136511（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭60−126653（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】二本の平行な主筋に波形筋にて連結した組
鉄筋を仕上板の一側面に該側面に対して波形筋が起立す
るように、かつ仕上板の強軸方向と直交するように所定
間隔おきに配置し、仕上板と組鉄筋とを仕上板より突設
したセパレータにより連結固定し、仕上板と平行に主筋
と直交させて鉄筋を配筋してプレハブ型枠を組立て、こ
のプレハブ型枠を立設して仕上板と平行に室内側に堰板
を起立し、堰板は組鉄筋に固定したセパレータにより取
付け、次いで仕上板と堰板間にコンクリートを打設し
て、コンクリート硬化後に堰板を脱型することを特徴と
するコンクリート壁工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62175697A JPH0617609B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | コンクリ−ト壁工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62175697A JPH0617609B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | コンクリ−ト壁工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6421150A JPS6421150A (en) | 1989-01-24 |
| JPH0617609B2 true JPH0617609B2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=16000666
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62175697A Expired - Lifetime JPH0617609B2 (ja) | 1987-07-14 | 1987-07-14 | コンクリ−ト壁工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617609B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2709893B2 (ja) * | 1993-11-19 | 1998-02-04 | 辰雄 小野 | 任意の強度の骨組構造体を利用した立体構造体 |
| JP2017223055A (ja) * | 2016-06-16 | 2017-12-21 | トーヨーカネツ株式会社 | 型枠・鉄筋一体構造体及び鉄筋コンクリート並びに型枠・鉄筋一体施工方法 |
| WO2020003726A1 (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | ダイセルファインケム株式会社 | コンクリート段差部用型枠ユニットおよびコンクリート構造物施工方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58136511U (ja) * | 1982-03-11 | 1983-09-13 | タカムラ建設株式会社 | トラスを有するｐｃ版取付部材 |
| JPS60126653U (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-26 | 安木 ひで一郎 | コンクリ−ト打ち用枠板の支持装置 |
-
1987
- 1987-07-14 JP JP62175697A patent/JPH0617609B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6421150A (en) | 1989-01-24 |
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