JPH06171862A - 物品の搬送方法及びその装置 - Google Patents

物品の搬送方法及びその装置

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JPH06171862A
JPH06171862A JP4307081A JP30708192A JPH06171862A JP H06171862 A JPH06171862 A JP H06171862A JP 4307081 A JP4307081 A JP 4307081A JP 30708192 A JP30708192 A JP 30708192A JP H06171862 A JPH06171862 A JP H06171862A
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JP
Japan
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cage
article
magazine
box
conveyor
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Pending
Application number
JP4307081A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tsunemi
泰夫 常見
Tetsuya Kudo
哲哉 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Obayashi Corp
Original Assignee
Fujicar Manufacturing Co Ltd
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Fujicar Manufacturing Co Ltd, Obayashi Corp filed Critical Fujicar Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4307081A priority Critical patent/JPH06171862A/ja
Publication of JPH06171862A publication Critical patent/JPH06171862A/ja
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  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、高層ビルの各階フロアから昇降す
るケージを用いて物品を搬送する装置において、効率よ
く低コストで搬送作業が行なえる方法を提供する。 【構成】 ケージ8が昇降する搬送通路1と、各階フロ
アの出入口3の間に上下動するマガジン14を設け、そ
のマガジン14とケージ8に、それぞれ高さを対応して
複数の支持台17a、17b、17cと支持台10a、
10b、10cを設ける。ケージ8内部に、ボックス2
の検出器12を設け、ケージの各支持台に、ボックス移
載装置28を設ける。ケージ8内にボックスが無い場
合、ケージ8をマガジン14より若干下方の位置に停止
させ、各ボックス移載装置28によりボックス2を移し
替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高層ビル等において
昇降するケージを用いて物品を搬送するための搬送方法
とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスビル等の高層ビルにおいては、
各階フロアで収集された各種のゴミや郵便物等を、建物
内部を昇降するケージを用いて地階フロア等に設けた物
品貯留場所へ搬送する方法がとられている。
【0003】このような物品の搬送では、各階フロアに
おいてゴミや郵便物等を収集する複数のボックスを準備
し、その各ボックスを各階フロアとケージの間で受渡し
する構造がとられる。このボックスを受渡す方法として
は、従来図21に示すように、ケージ101の内部に水
平方向に伸縮する移載装置102を設け、各階フロアの
出入口103に、先端がシリンダ104によって上下動
するコンベヤ105を設け、移載装置102の伸長させ
たテーブル106に対してコンベヤ105を上下動させ
ることによりボックス107を受渡しする装置が考えら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の装置
では、各階フロアごとにコンベヤ105を上下動可能に
支持する機構や、コンベヤを昇降させるシリンダ10
4、或いはそのシリンダ104を制御するための制御機
構等を設ける必要があるため、搬送構造が複雑になり、
設備コストが高くなる問題がある。
【0005】また、ケージ101内部に複数の支持台1
08を設け、複数のボックス107を上下に積層してケ
ージ101に収納するようにした構造では、ケージ10
1を各支持台108の高さごとに昇降させ、出入口10
3とケージ101を正確に向き合せた状態で、移載装置
102のスライドとコンベヤ105の上下動を繰り返し
てボックスを受渡しする必要があるため、受渡しを完了
するまでに時間がかかる問題がある。
【0006】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、ケージに対して簡単な構造で効率よく物品を受渡し
することができる搬送方法と搬送装置を提供することを
目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の搬送方法は、上下方向の搬送通路に昇降
可能に設けたケージと、その搬送通路に沿って設けた複
数の出入口との間で物品を相互に受渡し、上記ケージを
昇降させて物品を搬送する物品の搬送方法において、上
記ケージの昇降前にケージ内部の物品の有無を検出し、
その有無に基づいて出入口に対するケージの停止位置を
変化させる方法を採用したのである。
【0008】また、この発明の搬送装置は、上下方向に
複数の出入口を設けた搬送通路に、ケージを昇降可能に
設け、上記ケージ又は各出入口に、その両者の間で物品
を水平移動させる受渡し手段を設け、上記ケージの内部
に物品を検出する検出器を設け、この検出器の信号に基
づいてケージの各出入口に対する停止位置を変化させる
制御手段を具備した構造としたのである。
【0009】
【作用】上記の搬送方法及び装置においては、ケージ内
部に物品が存在している場合、ケージを各出入口に対し
て物品送り出し用の位置に停止させ、物品を受渡しす
る。一方、ケージ内部に物品が無い場合は、ケージを各
出入口に対して物品取込み用の位置に停止させ、ケージ
へ物品を移し替える。このようにケージの昇降位置を変
えることにより、物品の受渡し時間を短縮でき、各出入
口におけるコンベヤの昇降を省略することができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1及び図2に示すように、高層ビルであ
る建物Aの内部には、各階フロアB1 、B2 、……を上
下に貫通する搬送通路1が設けられ、各階フロアの搬送
通路1の両側には、ゴミの収集ボックス2を出入りさせ
るゴミ出入口3と、メールボックス4を出入させるメー
ル出入口5とが形成されている。
【0011】上記搬送通路1の上部には、ケージ昇降用
の巻上機6が設置され、搬送通路1の内部に、巻上機6
に連結したチェーン7にケージ8が吊り下げられてお
り、その巻上機6の作動によりケージ8が建物の各階フ
ロアB1 、B2 、……と地階フロアBn に対して所定の
位置に昇降又は停止されるようになっている。
【0012】上記ケージ8は、両側面が開口した枠体9
の内部に、底板を含めて上下に3段の支持台10a、1
0b、10cを設けて形成され、その各支持台10a、
10b、10cによってケージ1内部が3つの収納室1
1a、11b、11cに区分けされている。また、各収
納室11a、11b、11cの側面には、それぞれボッ
クス2、4の有無を検出する光電管等の検出器12が設
けられており、その各検出器12が、図11に示すよう
に巻上機6の作動を制御する制御装置13に接続されて
いる。この制御装置13は、各検出器12から信号が入
力されると、その信号に基づいて巻上機6の動きを制御
し、建物Aの各階フロアに対するケージ8の停止位置を
変化させるように設定されている。この作動については
後に説明する。
【0013】一方、上記搬送通路1と各階フロアの各ゴ
ミ出入口3との間には、それぞれマガジン14と、その
マガジン14を上下動させるマガジン昇降装置15が設
置されている。
【0014】上記マガジン14は、図5に示すように、
両側が開口する箱状のマガジン本体16の上部と下部
に、収集ボックス2の支持台17a、17cを設け、マ
ガジン本体16の内部に、中央の支持台17bを設けて
おり、上記各支持台17a、17b、17cの上に、そ
れぞれ位置決めスペーサ18を介してゴミの収集ボック
ス2が支持されるようになっている。上記各支持台17
a、17b、17cの高さは、上述したケージ8の各支
持台10a、10b、10cの高さにそれぞれ対応して
形成され、マガジン14とケージ8が同じ高さとなった
状態で上記各支持台10a〜10cと高さが一致するよ
うになっている。
【0015】また、マガジン14の背面には、上下に一
対のガイドローラ19、19が取付けられ、そのガイド
ローラ19、19が、マガジン14に沿って立設した一
対のレール20、20に挟み込まれており、このガイド
ローラ19、19とレール20、20の嵌合によりマガ
ジン14の上下方向の動きが案内されている。
【0016】上記マガジン昇降装置15は、図4及び図
5に示すごとく、モータ21に連結する下側のスプロケ
ット軸22と、上記レール20の上端に設けた上部スプ
ロケット23とをチェーン24により連結し、そのチェ
ーン24の両端をそれぞれマガジン14の背面に設けた
ブラケット25、26に連結し、このチェーン24によ
りマガジン14を吊り下げて形成されている。なお、図
5の27は重量バランスをとるウェイトである。このマ
ガジン昇降装置15では、モータ21によりスプロケッ
ト軸22が回転すると、スプロケット軸22と上部スプ
ロケット23との間でチェーン24が回動し、マガジン
14が昇降する。
【0017】また、上記ケージ8の各支持台10a、1
0b、10cの上部には、収集ボックス2をケージ8と
マガジン14の間で乗り移らせるためのボックス移載装
置28が設けられている。
【0018】このボックス移載装置28は、図3及び図
4に示すように、各支持台10a、10b、10cの上
面に固定した基台29の上に、中間テーブル30をスラ
イド可能に取付け、その中間テーブル30の上に移載テ
ーブル31をスライド可能に取付けて成っており、中間
テーブル30の下面に取付けたラックギヤ32に、基台
29下面に取付けたモータ34と連結するピニオンギヤ
33、33を噛み合わせている。
【0019】また、中間テーブル30に2個のスプロケ
ット35、36を取付け、その各スプロケット35、3
6に掛け渡したチェーン37、37の一端を基台29
に、他端を移載テーブル31にそれぞれ連結している。
【0020】このボックス移載装置28においては、モ
ータ34が回転すると、ピニオンギヤ33とラックギヤ
32の噛み合いにより中間テーブル30がスライドする
が、このスライドの動きはチェーン37、37を介して
移載テーブル31を引張ることになり、移載テーブル3
1が中間テーブル30に対して水平方向にスライドす
る。
【0021】このスライドする移載テーブル30は、図
3及び図8に示すように基台29に対して左右両方向に
スライドし、ケージ8の両側面の各受入れ口から外側へ
飛び出すようになっており、また、図3に示すようにマ
ガジン14に向かってスライドした場合、マガジン14
の各支持台17a、17b、17cと、その上に載った
収集ボックス2の間のすき間に移載テーブル31が入り
込むように設定されている。
【0022】また、上記搬送通路1と、各階フロアに設
けた各メール出入口5との間には、図1及び図8に示す
ように、メールボックス4をケージ8に対して受渡しす
るメールコンベヤ38が設置されている。このメールコ
ンベヤ38は、平行に配置される一対のチェーンコンベ
ヤ39、40から成り、この両チェーンコンベヤ39、
40の間隔がボックス移載装置28からスライドした移
載テーブル31の幅より大きく、ボックス4の幅より小
さく設定されており、このメールコンベヤ38とケージ
8を相対的に昇降させることにより、メールボックス4
をケージ8とメール出入口5の間で受渡しできる。
【0023】一方、図1及び図2に示すように、上記搬
送通路1の下端部にはボックス搬出入口41が形成さ
れ、このボックス搬出入口41に、ゴミを種類別に分別
して貯留するゴミ分別貯留装置50が接続されている。
このゴミ分別貯留装置50は、ケージ8に対して収集ボ
ックス2を受け渡しするボックス受渡し装置51と、取
出した収集ボックス2を複数の貯留容器66、67へ移
送する搬送路61とから構成されている。
【0024】上記ボックス受渡し装置51は、図9及び
図10に示すように、搬送通路のボックス搬出入口41
の前側に設置した軌道52に、モータ54により駆動さ
れる台車53を走行可能に設け、その台車53の両側
に、2台のコンテナ台55、56を取付け、その各コン
ベヤ台55、56の上面に一対の平行なチェーンコンベ
ヤ57、57を設けて成っている。上記両チェーンコン
ベヤ57、57の間隔Lは、ボックス移載装置28の移
載テーブル31の幅よりも大きく、その移載テーブル3
1で送り込まれる収集ボックス2の幅寸法よりも小さく
形成されている。
【0025】このボックス受渡し装置51においては、
図9のように一方のコンベヤ台55が搬送通路1のボッ
クス搬出入口41に向かい合う位置まで台車53を移動
させ、コンベヤ台55をケージ8のボックス移載装置2
8の移載テーブル31より下方に位置させた状態で、移
載テーブル31をコンベヤ台55のチェーンコンベヤ5
7、57の間にスライドさせる。この状態からケージ8
をコンベヤ台55より下方に下降させると、両チェーン
コンベヤ57、57の上に収集ボックス2が乗り上り、
移載テーブル31から離れるため、次に移載テーブル3
1をケージ8内に戻すことによりボックスの受渡しをす
ることができる。この場合、2台のコンベヤ台55、5
6は、台車53が移動すると交互にボックス搬出入口4
1に向かい合うようになっており、一方のコンベヤ台5
5をケージ8からの収集ボックス2の取り出しに使用す
ると、他方のコンベヤ台56を空の収集ボックス2をケ
ージ8に返却する作業に使用できる。
【0026】上記ボックス受渡し装置51に接続する搬
送路61は、図2に示すように、多数の直線移動用ロー
ラコンベヤ62と回動用ローラコンベヤ63とでループ
状に形成され、その複数の回動用ローラコンベヤ63
に、引込み用ローラコンベヤ64を介して各種ゴミの貯
留容器66、67を接続して構成されている。
【0027】また、奥側の回動用ローラコンベヤ63
は、返却用コンベヤ65を介してボックス受渡し装置5
1に接続されており、各貯留装置にゴミを排出した空の
収集ボックス2が返却用コンベヤ65を介してボックス
受渡し装置51に送り返されるようになっている。
【0028】一方、搬送通路1の下端部には、ボックス
搬出入口41に対向してメール搬出入口42が形成さ
れ、そのメール搬出入口42に、メールを外部に対して
受発信するメール分別搬送装置70が接続されている。
このメール分別搬送装置70は、ケージ8に対してメー
ルボックス4を受け渡しするメール受渡し装置71と、
メールボックス4を所定の受発信位置まで移送するメー
ル移送装置73とから構成されている。上記メール受渡
し装置71の構造は、上述したメールコンベヤ38と同
じであり、平行に配列した一対のチェーンコンベヤ72
から構成されている。
【0029】また、メール移送装置73は、2本のベル
トコンベヤ74、75を平行に配置し、その各コンベヤ
74、75の端部を、ターンテーブル76を介してメー
ル受渡し装置71に接続して構成されている。上記ベル
トコンベヤ74、75は互いに逆方向に回動駆動される
ようになっており、一方のコンベヤ74がメールボック
ス4の発信用、他方のコンベヤ75が受信用として使用
される。
【0030】また、上記の構造において、ボックス受渡
し装置51の台車53の駆動機構や、メールコンベヤ3
8及びメール受渡し装置71のチェーンコンベヤ39、
72の駆動装置は、図11に示すように上述したケージ
を昇降させる制御装置13に接続し、その制御装置13
の出力信号により起動と停止のタイミングが制御されて
いる。
【0031】この実施例の物品搬送装置は上記のような
構造であり、次にその搬送作業について説明する。建物
の各階フロアB1 、B2 、……からゴミを搬出するに
は、図3に示すように、先ず、マガジン14の上部の支
持台17aと搬送通路1のゴミ出入口3の高さが一致す
るように、マガジン14を昇降させ、次に、各階フロア
において種類別にゴミを収集した収集ボックス2を、出
入口3からマガジン14の上部支持台17aに送り込
む。ついで、マガジン14を、下側の各支持台17b、
17cの高さずつ昇降させ、その各支持台17b、17
cに所定の収集ボックス2を収納する。
【0032】マガジン14が収集ボックス2で満載され
ると、出入口3に設けた操作盤によりケージ8を所定の
階フロアまで呼び出す。この場合、巻上機6の制御装置
13は、図12に示すような処理フローに基づいてケー
ジ8の昇降量を制御する。すなわち、操作盤の起動ボタ
ンを押すと、まず、ステップ1(S1)において検出器
12の信号によりケージ8の各収納室11に収集ボック
ス2が有るかどうかを検出する。この場合、ケージ8の
内部は空の状態であるため、ステップ6に移行し、ケー
ジ8を、図14(a)に示すようにケージの各支持台1
0a、10b、10cがマガジン14の各支持台17
a、17b、17cと正確に向かい合う位置(以下定位
置aとする)より若干下側になる位置まで上昇させる。
このケージ8の停止位置は、ケージ8の各ボックス移載
装置28からスライドした移載テーブル31がマガジン
14の各支持台17a、17b、17cと収集ボックス
2の間のすき間に入り込むような高さに設定され、この
例では、定位置から25mmの下方に設定される。
【0033】このようにケージ8が停止位置に昇降する
と、ステップ7によりケージ8内部の全ボックス移載装
置28の移載テーブル31を同時にマガジン14に向か
って伸長させ、次にステップ8によりケージ8を50mm
上昇させる。これにより、図14(b)に示すように各
移載テーブル31の上に収集ボックス2が乗り上がるた
め、ついでステップ9において各移載テーブル31をケ
ージ8に後退させると、図14(c)に示すように複数
の収集ボックス2が同時にケージ8に移し替えられる。
【0034】このボックスの移し替えが終了すると、ケ
ージ8を地階フロアBn まで下降させるが、その場合制
御装置13は、図15に示すような処理フローにしたが
ってケージ8の昇降を制御する。
【0035】この作業では、先ず初期設定でNを0に設
定し、次に検出器12によりケージ8内部の収集ボック
ス2の有無を検出する。この場合、ゴミ満載の収集ボッ
クス2が存在するので、ステップ2により、図16
(a)に示すごとくケージ8の上段支持台10aがボッ
クス受渡し装置51のコンベヤ台55の上面とが水平方
向に向かい合う位置(以下定位置aとする)より25mm
上方となる位置にケージ8を下降させる。次に、ステッ
プ3、4、5により上段支持台10aのボックス移載装
置28の移載テーブル31をコンベヤ台55の上に伸長
させ、ケージ8を50mm下降させた後、移載テーブル3
1を後退させると、図16の(b)(c)に示すように
収集ボックス55がコンベヤ台55の上に乗り上がる。
【0036】ついで、ステップ6により図16(d)に
示すごとくボックス受渡し装置51の台車53をトラバ
ースさせ、コンベヤ台55を搬送路61の搬入用ローラ
コンベヤ62に向かい合せると共に、空の収集コンベヤ
2を載せたコンベヤ台56をケージ8に向かい合せる。
【0037】次に、ステップ7と8により、図16
(e)(f)に示すように移載テーブル31をコンテナ
台56の下方に伸長させ、ケージ8を50mm上昇させる
と、移載テーブル31の上にコンベヤ台56上の収集ボ
ックス2が乗り上がるため、移載テーブル31をケージ
8に引き込み(ステップ9)、空の収集ボックス2を上
段支持台10aに収納する。
【0038】ついで、上記設定値Nに1を加え、このN
と3を比較するが(ステップ10、11)、この場合N
=1となるため、ステップ12に移行し、ケージ8を各
支持台10a、10b、10cの間隔分だけ上昇させ
る。これにより、図17(a)に示すように、中段支持
台10bがコンベヤ台55、56に対して25mm上昇し
た位置に停止する。また、このケージ8の上昇と共に、
ボックス受渡し装置51のコンベヤ台55、56をトラ
バースさせ、コンベヤ台55とケージ8を向かい合せ
る。
【0039】次に、再びステップ3に移り、ステップ4
〜9を繰り返して中段支持台10bからゴミ満載の収集
ボックス2をコンベヤ台55に送り出すと共に、コンベ
ヤ台56から空の収集ボックス2を中段支持台10bに
収納する。
【0040】この作業が終了すると、ステップ10、1
1を経て再びステップ12に移行し、今度はケージ8の
下段支持台10cに対してゴミ収集ボックス2の受渡し
を行なう。
【0041】この下段支持台10cに空の収集ボックス
2が収納されると、ステップ10において設定値Nが3
になるため、ケージ8に対する収集ボックス2の受渡し
が完了する。
【0042】一方、ケージ8に収納された空の収集ボッ
クス2を各階フロアB1 、B2 、……へ返却する場合
は、図12に示す処理フローに基づいて行なわれる。
【0043】この返却の場合は、ケージ8内に空の収集
ボックスが存在しているので、ステップ1からステップ
2に移行し、ケージ8は、ゴミ満載の収集ボックスを受
取った階フロアに対して、マガジン14とケージ8が向
かい合う定位置a’’から25mm上昇した位置に停止す
る。
【0044】次に、ステップ3、4、5により、ケージ
8の全てのボックス移載装置28の移載テーブル31を
同時にマガジン14に向かって伸長させた後、ケージ8
を50mm下降させ、ついで各移載テーブル31をケージ
8に後退させる。これにより、マガジン14の各支持台
10a、10b、10cに収集ボックス2が移されるた
め、マガジン14を昇降させてゴミ出入口3から空のゴ
ミ収集ボックス2を取出す。
【0045】上記のようなゴミ収集ボックス2は、各階
フロアのマガジン14内に待機させておくことができる
ので、昼間は各マガジン14に待機させ、夜間において
ケージ8に移し替えてゴミ搬送を行なうようにすれば、
日中の業務時間中はケージ8を郵便物や宅配物などのメ
ールや、他の物品の搬送に利用することができる。
【0046】また、郵便物等のメールは、メールボック
ス4に収納して搬送されるが、このようなメールボック
ス4は、ゴミ収集ボックス2のように各階フロアで多く
の種類が必要ないために、ケージ8内部の1つの支持台
で収納が足りる場合があり、このため、1つのケージ8
を複数の階フロアのメールボックス搬送に利用すること
が可能になる。図18及び図19は、その場合の処理フ
ローを示したものであり、ケージ8を支持台10a、1
0b、10cの数に応じて3階フロア分のメール搬送に
利用した例を示している。
【0047】このメール搬送では、ケージ8の上段支持
台10aが任意の階フロアのメールコンベヤ38と向か
い合う位置を停止の定位置aに設定する。そして、各階
フロアからメールが満載したメールボックス4を地階フ
ロアBn へ搬送する場合、先ず図18及び図19に示す
ように設定値Nを0に設定し、ステップ2と10により
ケージ8を所定の階フロア(例えば30階)に対して定
位置aより25mm下側の位置まで上昇させる(図20の
(a))。
【0048】次に、ステップ11、12、13により図
20の(b)(c)に示すように、上段支持台10aの
ボックス移載装置28の移載テーブル31をメールコン
ベヤ38の下方へ伸長させ、ケージ8を50mm上昇させ
た後、移載テーブル31をケージ8に後退させる。これ
により、メールコンベヤ38上のメールボックス4が移
載テーブル31に乗り上がり、上段支持台10aに収納
される。
【0049】ついで、ステップ14、15の演算を経
て、ステップ6に移行し、ケージ8を、各階フロアの1
階分と各支持台10a、10b、10cの間隔分に50
mmを足した分だけ下降させる。これにより、図20の
(d)に示すようにケージ8の中段支持台10bが29
階のメールコンベヤ38より25mm下方の位置に停止す
る。このため再びステップ11からステップ15を繰り
返し、中段支持台10bにメールボックス4を収納す
る。
【0050】ついで、ケージ8を図20(e)に示すご
とく下段支持台10cと28階のメールコンベヤ38に
対向する位置まで下降させ、下段支持台10cに28階
のメールボックス4を収納する。
【0051】逆に、ケージ8から空のメールボックスを
各階フロアに返却する場合は、図18においてステップ
3からステップ9の処理を繰り返せばよい。
【0052】また、ケージ8から地階フロアBn のメー
ル受渡し装置71に対してメールボックス4を受渡しす
る場合は、図15に示す処理フローと同様の制御で行な
われる。
【0053】なお、上記の実施例では、各階フロアのゴ
ミ出入口3にマガジン14を設けたが、マガジンを設け
ずに出入口3から直接ケージ8にゴミ収集ボックス2を
出し入れするようにしてもよい。
【0054】また、ケージ8に3段の支持台10a、1
0b、10cを設けたが、2段又は4段以上の支持台を
設けてもよく、また支持台を設けずに1つの収納室でゴ
ミ収集ボックスやメールボックスを搬送するようにして
よい。
【0055】さらに、上記の例においては、ゴミや郵便
物等をボックスに収納して搬送するようにしたが、複数
の物品を直接ケージ8に収納して搬送することもでき
る。
【0056】
【効果】以上のように、この発明は、搬送通路の出入口
に対してケージの停止位置を変化させて物品の受渡しを
行なうので、各出入口におけるコンベヤの昇降などを省
くことができ、設備コストを大きく低減させることがで
きる。
【0057】また、ケージの昇降により物品の受渡しと
搬送を連続して行なえるので、搬送時間を短縮でき、効
率の良い物品搬送を行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の搬送装置の全体構造を示す縦断正面図
【図2】同上の横断平面図
【図3】同上の搬送通路の内部構造を示す断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】図4のV−V線に沿った断面図
【図6】図4のVI−VI線に沿った断面図
【図7】図6のVII−VII線に沿った断面図
【図8】ケージとメールコンベヤを示す断面図
【図9】ボックス受渡し装置を示す横断平面図
【図10】図9の縦断側面図
【図11】同上の制御構造を示すブロック図
【図12】ケージとマガジン間でボックスを移し替える
処理フローを示すブロック図
【図13】ボックスの搬送作業を模式的に示す図
【図14】a乃至cはそれぞれケージとマガジン間のボ
ックス移し替えを示す模式図
【図15】ケージとボックス受渡し装置間でボックスを
移し替える処理フローを示すブロック図
【図16】a乃至fはそれぞれ同上のボックス移し替え
作業を模式的に示す図
【図17】a及びbはそれぞれ同上の移し替え作業を示
す図
【図18】ケージとメールコンベヤ間でボックスを移し
替える処理フローを示すブロック図
【図19】図17の続きの処理フローを示すブロック図
【図20】a乃至eはそれぞれ同上のボックス移し替え
作業を模式的に示す図
【図21】従来例を示す断面図
【符号の説明】
1 搬送通路 2 ゴミ収集ボックス 3 ゴミ出入口 4 メールボックス 5 メール出入口 6 巻上機 8 ケージ 10a、10b、10c 支持台 12 検出器 13 制御装置 14 マガジン 17a、17b、17c 支持台 28 ボックス移載装置 31 移載テーブル 38 メールコンベヤ 51 ボックス受渡し装置 71 メール受渡し装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向の搬送通路に昇降可能に設けた
    ケージと、その搬送通路に沿って設けた複数の出入口と
    の間で物品を相互に受渡し、上記ケージを昇降させて物
    品を搬送する物品の搬送方法において、上記ケージの昇
    降前にケージ内部の物品の有無を検出し、その有無に基
    づいて出入口に対するケージの停止位置を変化させるこ
    とを特徴とする物品の搬送方法。
  2. 【請求項2】 上記各出入口に対して昇降可能に設けた
    マガジンに、各出入口から複数の物品を上下に積層して
    収納し、そのマガジンとケージとの間で物品を受渡すこ
    とを特徴とする請求項1に記載の物品の搬送方法。
  3. 【請求項3】 上下方向に複数の出入口を設けた搬送通
    路に、ケージを昇降可能に設け、上記ケージ又は各出入
    口に、その両者の間で物品を水平移動させる受渡し手段
    を設け、上記ケージの内部に物品を検出する検出器を設
    け、この検出器の信号に基づいてケージの各出入口に対
    する停止位置を変化させる制御手段を具備した物品の搬
    送装置。
  4. 【請求項4】 上記ケージに、物品を上下に積層して収
    納する複数の物品支持台を設けた請求項3に記載の物品
    の搬送装置。
  5. 【請求項5】 上記各出入口とケージの間に、上下に積
    層する複数の物品支持台を備えたマガジンと、そのマガ
    ジンを出入口に対して昇降させる昇降機構とを設けた請
    求項3又は4に記載の物品の搬送装置。
  6. 【請求項6】 上記マガジンの各物品支持台とケージの
    各物品支持台をそれぞれ同じ高さで形成し、上記ケージ
    の各物品支持台に、マガジンとの間で物品を水平方向に
    受渡しする受渡し手段を設けた請求項4又は5に記載の
    物品の搬送装置。
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