JPH06171444A - トラック等のリアバンパ装置 - Google Patents
トラック等のリアバンパ装置Info
- Publication number
- JPH06171444A JPH06171444A JP33078292A JP33078292A JPH06171444A JP H06171444 A JPH06171444 A JP H06171444A JP 33078292 A JP33078292 A JP 33078292A JP 33078292 A JP33078292 A JP 33078292A JP H06171444 A JPH06171444 A JP H06171444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rear bumper
- arm
- pin
- arms
- bumper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダンプ荷台の傾動時などにリアバンパが他の
物体に接触し、損傷したり、作業等に支障をきたすのを
解決する。 【構成】 シャーシ後部両脇に対して、下方から前部に
対して回動する複数のアームによりバンパステー１をほ
ぼ水平にかつ所定位置に支持し、前記複数のアームのう
ち少なくとも一つはピン穴２を設けてピン支持すると共
に、アームの回動及びピン３の抜差の駆動源を設けてな
ることを特徴とするトラック等のリアバンパ装置であ
る。
物体に接触し、損傷したり、作業等に支障をきたすのを
解決する。 【構成】 シャーシ後部両脇に対して、下方から前部に
対して回動する複数のアームによりバンパステー１をほ
ぼ水平にかつ所定位置に支持し、前記複数のアームのう
ち少なくとも一つはピン穴２を設けてピン支持すると共
に、アームの回動及びピン３の抜差の駆動源を設けてな
ることを特徴とするトラック等のリアバンパ装置であ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はダンプトラック、特装大
型トラック等高床トラック後部に追突した乗用車等の突
入事故などを防止するためのリアバンパ装置に関する。
型トラック等高床トラック後部に追突した乗用車等の突
入事故などを防止するためのリアバンパ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこれら突入防止用のバンパは後部
シャーシに固定したもの、あるいはシャーシに固定した
ステーから上下に回動するアームを後部へ出してそれに
リアバンパを取付けたものなどがある。最近になって大
型車、特装トラックなどにおけるリアバンパの取付位置
の規準が改正され、バンパの地上高が700mm以内が550mm
以内に、荷台後端からの入り代が600mm以内から350mm以
内となってきた。
シャーシに固定したもの、あるいはシャーシに固定した
ステーから上下に回動するアームを後部へ出してそれに
リアバンパを取付けたものなどがある。最近になって大
型車、特装トラックなどにおけるリアバンパの取付位置
の規準が改正され、バンパの地上高が700mm以内が550mm
以内に、荷台後端からの入り代が600mm以内から350mm以
内となってきた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そのため、固定式や従
来の可動式では、例えばダンプ荷台の傾動時、フェリー
の乗降時、悪路走行時あるいは工場内のホッパーへの荷
台投入時などにリアバンパが他の物体に接触し、損傷し
たり、作業等に支障をきたすことになる。
来の可動式では、例えばダンプ荷台の傾動時、フェリー
の乗降時、悪路走行時あるいは工場内のホッパーへの荷
台投入時などにリアバンパが他の物体に接触し、損傷し
たり、作業等に支障をきたすことになる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような状
況に鑑み開発されたもので、本発明のトラック等のリア
バンパ装置の特徴は、シャーシ後部両脇に対して、下方
から前部に対して回動する複数のアームによりバンパス
テー１をほぼ水平にかつ所定位置に支持し、前記複数の
アームのうち少なくとも一つはピン穴２を設けてピン支
持すると共に、アームの回動及びピン３の抜差の駆動源
を設けてなることにある。
況に鑑み開発されたもので、本発明のトラック等のリア
バンパ装置の特徴は、シャーシ後部両脇に対して、下方
から前部に対して回動する複数のアームによりバンパス
テー１をほぼ水平にかつ所定位置に支持し、前記複数の
アームのうち少なくとも一つはピン穴２を設けてピン支
持すると共に、アームの回動及びピン３の抜差の駆動源
を設けてなることにある。
【０００５】上記構造において、アームのうちピン穴２
を有するアームは三角又はＬ形等の中間に支点を有する
ものが好ましい。
を有するアームは三角又はＬ形等の中間に支点を有する
ものが好ましい。
【０００６】
【作用】本発明のこのような構造であると、通常の走行
時等においては複数のアームによって支持されたバンパ
ステー１が車体後方へリアバンパを支持し、ダンプトラ
ックの荷台傾動時や、大型トラックのフェリー乗降時、
悪路走行時等においてはアームが回動してリアバンパを
車体際まで引き寄せて支持することができる。
時等においては複数のアームによって支持されたバンパ
ステー１が車体後方へリアバンパを支持し、ダンプトラ
ックの荷台傾動時や、大型トラックのフェリー乗降時、
悪路走行時等においてはアームが回動してリアバンパを
車体際まで引き寄せて支持することができる。
【０００７】通常走行の時は、三角又はＬ形等の中間に
支点を有するアームが下方へ回動してそれが有するピン
穴２にピン３が嵌まり、ロックされた状態となる。悪路
走行の時はピンを抜いてロックを解除しアームを上方へ
回動させるとバンパステーを収納し、リアバンパを車体
に密接させることができる。
支点を有するアームが下方へ回動してそれが有するピン
穴２にピン３が嵌まり、ロックされた状態となる。悪路
走行の時はピンを抜いてロックを解除しアームを上方へ
回動させるとバンパステーを収納し、リアバンパを車体
に密接させることができる。
【０００８】
【実施例】図１〜３は本発明第１実施例のリアバンパ装
置であって、図１は要部側面図、図２は要部平面図であ
る。後部にリアバンパ５を水平に支持している左右のバ
ンパステー１,１は中間アーム６と前部の三角アーム７
とによって車体10側へ支持されている。三角アーム７で
は三角形の一辺で支持しているので中間アーム６との間
に平行リンクを形成している。この三角アーム７はＬ
形、扇形等に置き換えることができる。三角アーム７の
中間が固定されている回動支軸８は中央に回動アーム９
を有しており、その端部は基部を車体10側へ取付けたメ
インシリンダ11に連結している。したがって、メインシ
リンダ11の作動によって三角アーム７の回動、それに伴
うリアバンパ５の進退が可能である。
置であって、図１は要部側面図、図２は要部平面図であ
る。後部にリアバンパ５を水平に支持している左右のバ
ンパステー１,１は中間アーム６と前部の三角アーム７
とによって車体10側へ支持されている。三角アーム７で
は三角形の一辺で支持しているので中間アーム６との間
に平行リンクを形成している。この三角アーム７はＬ
形、扇形等に置き換えることができる。三角アーム７の
中間が固定されている回動支軸８は中央に回動アーム９
を有しており、その端部は基部を車体10側へ取付けたメ
インシリンダ11に連結している。したがって、メインシ
リンダ11の作動によって三角アーム７の回動、それに伴
うリアバンパ５の進退が可能である。
【０００９】三角アーム７の他端にはピン穴２が設けら
れており、これには車体側からピン3a,3bが抜き差しさ
れ、ロック又は解除が可能となっている。そのために、
これらピン３の抜き差しの駆動源として、ロックシリン
ダ12を車体へ基部側を固定して設けている。ロックシリ
ンダ12のロッド側は中間に支点13aを持つ作動杆13の一
端に連結されいる。作動杆13の支点13aを挾んだ両側に
ピン操作ロッド14a,14bが連結されており、それぞれの
ロッドは前述したピン3a,3bと結ばれている。ロック解
除に際してロックシリンダ12が作動すると穴からピンが
抜けてロック解除になる。
れており、これには車体側からピン3a,3bが抜き差しさ
れ、ロック又は解除が可能となっている。そのために、
これらピン３の抜き差しの駆動源として、ロックシリン
ダ12を車体へ基部側を固定して設けている。ロックシリ
ンダ12のロッド側は中間に支点13aを持つ作動杆13の一
端に連結されいる。作動杆13の支点13aを挾んだ両側に
ピン操作ロッド14a,14bが連結されており、それぞれの
ロッドは前述したピン3a,3bと結ばれている。ロック解
除に際してロックシリンダ12が作動すると穴からピンが
抜けてロック解除になる。
【００１０】リアバンパ５の進退と三角アーム７のロッ
クON-OFFを可能とする上記シリンダ11,12のエアライン
系統図を図３に示す。トラックの車体側エアタンクから
の圧縮エアラインにカットバルブ15を設けると共に、メ
インシリンダ11及びロックシリンダ12にそれぞれ操作バ
ルブ16,17を設けている。これらは運転席でスイッチに
より操作可能である。カットバルブ15は安全対策のため
に設けられたもので、エアラインが破損すると、カット
バルブ15が作動して各ソレノイドバルブにエアの供給を
停止する。
クON-OFFを可能とする上記シリンダ11,12のエアライン
系統図を図３に示す。トラックの車体側エアタンクから
の圧縮エアラインにカットバルブ15を設けると共に、メ
インシリンダ11及びロックシリンダ12にそれぞれ操作バ
ルブ16,17を設けている。これらは運転席でスイッチに
より操作可能である。カットバルブ15は安全対策のため
に設けられたもので、エアラインが破損すると、カット
バルブ15が作動して各ソレノイドバルブにエアの供給を
停止する。
【００１１】上記実施例ではリアバンパの進退とロック
のために２個の駆動シリンダ11,12を設けたが、これら
は１個の駆動シリンダでも可能である。その様子を図４
に示した。この例では、三角アーム７の中間が固定され
ている回動支軸８の回動アーム９にメインシリンダ11の
ロッド側を連結し、メインシリンダ11の基部側は車体10
へ中間支点で支持された回動操作杆18の一端へ連結して
いる。回動操作杆18の他端は支点13aを挾んだ両側にピ
ン操作ロッド14a,14bが連結された作動杆13に連結ロッ
ド19で結ばれた構造である。メインシリンダ11が作動す
ればリアバンパの進退とロックのON-OFFの両方が同時に
できるのである。
のために２個の駆動シリンダ11,12を設けたが、これら
は１個の駆動シリンダでも可能である。その様子を図４
に示した。この例では、三角アーム７の中間が固定され
ている回動支軸８の回動アーム９にメインシリンダ11の
ロッド側を連結し、メインシリンダ11の基部側は車体10
へ中間支点で支持された回動操作杆18の一端へ連結して
いる。回動操作杆18の他端は支点13aを挾んだ両側にピ
ン操作ロッド14a,14bが連結された作動杆13に連結ロッ
ド19で結ばれた構造である。メインシリンダ11が作動す
ればリアバンパの進退とロックのON-OFFの両方が同時に
できるのである。
【００１２】これまでの例は駆動のためにシリンダが用
いられていたが、リアバンパの進退とロックのための駆
動源はモータでも同様に可能である。ここではモータ20
の回転軸に取付けられたピニオン21にラック杆22のラッ
クが噛合っており、ラック杆22の端部は回動アーム９を
介して前記回動支軸８と連結されている。モータ20のベ
ース側は前記支点13aを挾んだ両側にピン操作ロッド14
a,14bが連結された作動杆13を操作するためのロッド19
と結ばれている。モータ20は軸24で回動支持されている
のでラック杆22の始点、終点でモータベース25がストッ
パ26a又は26bに当接するまで傾動する。このことによっ
てロッド19を引き、ピンロックをON-OFFするのである。
いられていたが、リアバンパの進退とロックのための駆
動源はモータでも同様に可能である。ここではモータ20
の回転軸に取付けられたピニオン21にラック杆22のラッ
クが噛合っており、ラック杆22の端部は回動アーム９を
介して前記回動支軸８と連結されている。モータ20のベ
ース側は前記支点13aを挾んだ両側にピン操作ロッド14
a,14bが連結された作動杆13を操作するためのロッド19
と結ばれている。モータ20は軸24で回動支持されている
のでラック杆22の始点、終点でモータベース25がストッ
パ26a又は26bに当接するまで傾動する。このことによっ
てロッド19を引き、ピンロックをON-OFFするのである。
【００１３】図６に示した例は、図１と同様に平行リン
クを形成した例であるが、リアバンパ５を水平に支持し
ている左右のバンパステー１がケース27内へ収納可能
で、しかも、ケース27がアーム６,７で車体10内へ収納
可能となっている。ピン23はステー１の伸縮固定用であ
る。
クを形成した例であるが、リアバンパ５を水平に支持し
ている左右のバンパステー１がケース27内へ収納可能
で、しかも、ケース27がアーム６,７で車体10内へ収納
可能となっている。ピン23はステー１の伸縮固定用であ
る。
【００１４】
【発明の効果】本発明によって、ダンプ荷台の傾動時、
フェリーの乗降時、悪路走行時あるいは工場内のホッパ
ーへの荷台投入時等に、リアバンパが他の物体に接触し
たり、損傷したり、作業等に支障をきたすこと等が防止
されることとなった。作動が確実で、安全性が高い優れ
た構造となっている。
フェリーの乗降時、悪路走行時あるいは工場内のホッパ
ーへの荷台投入時等に、リアバンパが他の物体に接触し
たり、損傷したり、作業等に支障をきたすこと等が防止
されることとなった。作動が確実で、安全性が高い優れ
た構造となっている。
【図１】リアバンパ装置の要部側面図である。
【図２】リアバンパ装置の要部平面図である。
【図３】エアライン系統図である。
【図４】リアバンパ装置の他の駆動部を示す斜視図であ
る。
る。
【図５】リアバンパ装置の他の例を示す側面図である。
【図６】リアバンパ装置の他の例を示す側面図である。
１ バンパステー ２ ピン穴 ３ ピン ５ リアバンパ ６ 中間アーム ７ 三角アーム ８ 回動支軸 ９ 回動アーム 10 車体 11 メインシリンダ 12 ロックシリンダ 20 モータ 21 ピニオン 22 ラック杆 27 ケース
Claims (2)
- 【請求項１】 シャーシ後部両脇に対して、下方から前
部に対して回動する複数のアームによりバンパステー１
をほぼ水平にかつ所定位置に支持し、前記複数のアーム
のうち少なくとも一つはピン穴２を設けてピン支持する
と共に、アームの回動及びピン３の抜差の駆動源を設け
てなることを特徴とするトラック等のリアバンパ装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のピン穴２を有するアーム
が三角又はＬ形等の中間に支点を有するアームであるト
ラック等のリアバンパ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33078292A JPH06171444A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | トラック等のリアバンパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33078292A JPH06171444A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | トラック等のリアバンパ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06171444A true JPH06171444A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18236491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33078292A Pending JPH06171444A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | トラック等のリアバンパ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06171444A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0669021U (ja) * | 1993-03-15 | 1994-09-27 | 新明和工業株式会社 | 作業車両におけるリヤバンパ装置 |
| US6193460B1 (en) | 1997-03-20 | 2001-02-27 | Robert J. Damico | Extendible rear bumper for an extendible tilt bed roll off truck |
| JP2007176433A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 運搬車両 |
| JP2010006091A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Odagiri Shatai:Kk | 大型貨物自動車のリヤバンパー |
| JP2018043657A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 高砂工業株式会社 | 可動式バンパ装置 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP33078292A patent/JPH06171444A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0669021U (ja) * | 1993-03-15 | 1994-09-27 | 新明和工業株式会社 | 作業車両におけるリヤバンパ装置 |
| US6193460B1 (en) | 1997-03-20 | 2001-02-27 | Robert J. Damico | Extendible rear bumper for an extendible tilt bed roll off truck |
| JP2007176433A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd | 運搬車両 |
| JP2010006091A (ja) * | 2008-06-24 | 2010-01-14 | Odagiri Shatai:Kk | 大型貨物自動車のリヤバンパー |
| JP2018043657A (ja) * | 2016-09-15 | 2018-03-22 | 高砂工業株式会社 | 可動式バンパ装置 |
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