JPH06171327A - タイヤ用滑り止め具 - Google Patents

タイヤ用滑り止め具

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Publication number
JPH06171327A
JPH06171327A JP32685592A JP32685592A JPH06171327A JP H06171327 A JPH06171327 A JP H06171327A JP 32685592 A JP32685592 A JP 32685592A JP 32685592 A JP32685592 A JP 32685592A JP H06171327 A JPH06171327 A JP H06171327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
side belt
belt portion
curvature
radius
Prior art date
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Pending
Application number
JP32685592A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Sasaki
秀徳 佐々木
Manabu Ooto
学 大音
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Original Assignee
Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Ohtsu Tire and Rubber Co Ltd
Priority to JP32685592A priority Critical patent/JPH06171327A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレッドベルト部のタイヤ外側への逃げ出し
防止、滑止機能の確保を図る。 【構成】 自動車の車輪の外側面にホイールナットによ
り取付けられる取付部材に、タイヤ外周部に被装される
環状のトレッドベルト部5A及び多数のサイドベルト部5B
とからなる滑り止め部材5 の各サイドベルト部基端5Cを
固着した片持ち型式のタイヤ用滑り止め具であって、サ
イドベルト部5Bの接続弯曲部分7 の曲率半径Rをタイヤ
のラウンドショルダー部の曲率半径よりも小さくし、前
記接続弯曲部分7 を除く部分8 を平坦な形状にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のタイヤに装着
して使用される片持ち型式のタイヤ用滑り止め具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の滑り止め具としては、図5〜図
9に例示するものが知られている。この滑り止め具1
は、自動車の車輪2 の外側面に該車輪2 と同心的に固定
具3 により着脱自在に取付けられるリング状取付部材4
と、タイヤTの外周部に被装される環状のトレッドベル
ト部5A及び該ベルト5Aの一端から車輪2 の中心方向に延
びる多数のサイドベルト部5Bを有する滑り止め部材5 と
から成っており、前記サイドベルト部5Bの基端5Cが取付
部材4 の外周部に固着されている。
【0003】そして、トレッドベルト部5Aはラダー状に
形成され、適所にスパイクピン6 が埋設されている。な
お、前記取付部材4 は、金属製の固定円盤4Aと該円盤4A
の外周部に回転自在に装着された合成樹脂製のベルト取
付リング4Bとにより構成され、固定円盤4Aがホイールナ
ット等の固定具3 により車輪2 に取付けられ、取付リン
グ4Bの外周部にサイドベルト部基端5Cが固着されてい
る。
【0004】また、前記滑り止め部材5 は、ゴム等の弾
性材料により一体成形され、図7、図8に示すように、
展開した平面型により成形された後、加硫時に図6、図
9に示すようにトレッドベルト部5Aが環状にされると共
に、サイドベルト部5Bが弯曲されかつ放射状に形成され
る。そして、サイドベルト部5Bは幅W及び厚さtが均一
になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、滑り止め具
1 をタイヤTに容易に着脱するためには、サイドベルト
部5Bの剛性を小さくする方が望ましい。しかし、雪氷上
性能の観点からは、サイドベルト部5Bの剛性が小さい
と、走行中にサイドベルト部5Bが外方に膨れるため、ト
レッドベルト部5Aが路面とタイヤTのトレッド面から外
方に逃げ出し、雪氷上性能を著しく低下させるという問
題がある。
【0006】また、サイドベルト部5Bの剛性を大きくす
ると、上記問題を解決しうるが、滑り止め具1 のタイヤ
Tへの着脱作業が困難になるという問題が生じる。本発
明は、上述のような実状に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、トレッドベルト部がタイヤと路面
の間から逃げ出すことがなく、タイヤへの着脱が容易な
タイヤ用滑り止め具を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、自動車の車輪の外側面に該車輪と同心的に着脱自
在に取付けられる取付部材と、タイヤ外周部に被装され
る環状のトレッドベルト部及び該ベルト部の一端から車
輪中心方向に延びる多数のサイドベルト部を有する滑り
止め部材とからなり、サイドベルト部の各車輪中心側基
端が前記取付部材に固着されているタイヤ用滑り止め具
において、前記サイドベルト部のタイヤ対向側面のトレ
ッドベルト部との接続弯曲部分の曲率半径を、タイヤの
ショルダー部からサイドウォール部にかけてのラウンド
ショルダー部分の曲率半径よりも小さくしたことを特徴
としている。
【0008】また、本発明は、前記サイドベルト部の接
続弯曲部分を除く基部を、平坦な形状にしたことを特徴
としている。さらに、本発明は、前記サイドベルト部の
前記接続弯曲部分の幅及び/又は厚さを、サイドベルト
部の基部の幅及び/又は厚さよりも大きくしたことを特
徴としている。
【0009】
【作用】本発明によれば、サイドベルト部の剛性を、タ
イヤへの着脱が容易になる程度に低く設定しても、サイ
ドベルト部の接続弯曲部分の曲率が、タイヤのラウンド
ショルダー部の曲率よりも小さいため、トレッドベルト
部がタイヤトレッド面から外側へ逃げ出そうとした場
合、サイドベルト部の前記弯曲部分によって、トレッド
ベルト部が内側へ向かおうとする力が働くので、トレッ
ドベルト部が外側へ逃げ出さず、滑り止め機能を発揮す
る。
【0010】また、サイドベルト部の接続弯曲部分の幅
及び厚さを、他の部分よりも大きくすることにより、サ
イドベルト部の横剛性を低く設定でき、タイヤへの着脱
作業が容易になり、前記弯曲部分の剛性及び曲率によっ
て、トレッドベルト部に内側方向への力が働き、トレッ
ドベルト部が外側へ逃げ出さなくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明の第1実施例の要部即ち滑り止め部材
の断面図を示しているが、滑り止め具1 の基本構成は図
5〜図9に示すものと同じであるから、説明を省略し、
本発明の特徴部分を主体に、図5〜図9をも参照しか
つ、同符号及び同名称を用いて説明する。
【0012】滑り止め具1 は、取付部材4 と滑り止め部
材5 とから成り、滑り止め部材5 はゴム、合成樹脂(例
えばウレタンゴム等) 等の弾性材料により、ラダー状で
かつ環状のトレッドベルト部5Aと放射状の多数のサイド
ベルト部5Bが一体的に形成されており、加硫完了後の形
状が図1に示されている。前記サイドベルト部5Bのトレ
ッドベルト部5Aとの接続部分は弯曲され、その接続弯曲
部分7 の加硫後の内側面曲率半径Rは、図2に示すタイ
ヤTのラウンドショルダー部RS(即ちタイヤのショルダ
ー部からサイドウォール部に相当する部分) の曲率半径
ROよりも小さくされている。そして、該サイドベルト部
5Bの前記接続弯曲部分7 を除く部分8 は、平坦な形状即
ち真直ぐな帯板状とされている。
【0013】したがって、第1実施例によれば、サイド
ベルト部5Bの剛性を、タイヤへの着脱作業が容易に行な
いうる程度まで低く設定した場合でも、前記接続弯曲部
分7の曲率半径Rの設定により、トレッドベルト部5Aを
内側へ向かって押そうとする力が生じ、トレッドベルト
部5Aが走行中にタイヤの外側へそのトレッド部から逃げ
出そうとする力を封じ込めるため、トレッドベルト部5A
の逃げ出しを防止でき、滑止機能を十分に発揮させるこ
とができる。
【0014】図3、図4は本発明の第2実施例の要部を
示し、第1実施例と異なるところは、滑り止め部材5 の
サイドベルト部5Bの接続弯曲部分7 の幅W1及び厚さt1
を、その他の部分8 の幅W2及び厚さt2よりも大きくされ
た点であり、これによりサイドベルト部5Bの横剛性を低
く設定することができる。したがって、第2実施例によ
れば、前記接続弯曲部分7 により内側方向への力が働
き、トレッドベルト部5Aがタイヤの外側へ逃げ出そうと
するのを防止することができ、前記弯曲部分7 の曲率半
径Rの設定との相乗効果により、滑り止め機能を確保で
きる。
【0015】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、例えば、第2実施例において、前記接続弯曲部
分7 の幅W1又は厚さt1のいずれか一方を、その他の部分
8 の幅W2又は厚さt2よりも大きくすることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、上述のように、自動車の車輪
の外側面に該車輪と同心的に着脱自在に取付けられる取
付部材と、タイヤ外周部に被装される環状のトレッドベ
ルト部及び該ベルト部の一端から車輪中心方向に延びる
多数のサイドベルト部を有する滑り止め部材とからな
り、サイドベルト部の各車輪中心側基端が前記取付部材
に固着されているタイヤ用滑り止め具において、前記サ
イドベルト部のタイヤ対向側面のトレッドベルト部との
接続弯曲部分の曲率半径を、タイヤのショルダー部から
サイドウォール部にかけてのラウンドショルダー部分の
曲率半径よりも小さくしたことを特徴とするものである
から、トレッドベルト部がタイヤと路面の間から外側へ
逃げ出すことがなく、雪氷上性能即ち滑り止め機能を十
分発揮でき、また、タイヤへの着脱作業を容易にかつ能
率的に行なうことができ、滑り止め具の破損を防止して
その耐久性の向上を図ることができる。
【0017】また、本発明は、前記サイドベルト部の前
記接続弯曲部分の幅及び/又は厚さを、サイドベルト部
の基部の幅及び/又は厚さよりも大きくしたことを特徴
とするものであるから、サイドベルト部の横剛性を低く
設定でき、タイヤへの着脱を容易にしうるほか、トレッ
ドベルト部のタイヤ外側への逃げ出しを確実に防止で
き、雪氷上性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の要部特に滑り止め部材の
断面図である。
【図2】タイヤの断面形状例を示す図面である。
【図3】本発明の第2実施例の要部を示す加硫前の状態
の展開平面図である。
【図4】同第2実施例の要部縦断拡大図である。
【図5】タイヤ用滑り止め具の側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【図7】従来例の滑り止め部材の加硫前の展開平面図で
ある。
【図8】図7のA−A線断面拡大図である。
【図9】従来例のタイヤへの装着状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 滑り止め具 2 車輪 4 取付部材 5 滑り止め部材 5A トレッドベルト部 5B サイドベルト部 5C サイドベルト部基端 7 接続弯曲部分 8 サイドベルト部の他の部分 R 接続弯曲部分の曲率半径 RO タイヤのラウンドショルダー部分の曲率半径 RS ラウンドショルダー部 T タイヤ t1 接続弯曲部分の厚さ t2 その他の部分の厚さ W1 接続弯曲部分の幅 W2 その他の部分の幅

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車輪の外側面に該車輪と同心的
    に着脱自在に取付けられる取付部材と、タイヤ外周部に
    被装される環状のトレッドベルト部及び該ベルト部の一
    端から車輪中心方向に延びる多数のサイドベルト部を有
    する滑り止め部材とからなり、サイドベルト部の各車輪
    中心側基端が前記取付部材に固着されているタイヤ用滑
    り止め具において、前記サイドベルト部のタイヤ対向側
    面のトレッドベルト部との接続弯曲部分の曲率半径を、
    タイヤのショルダー部からサイドウォール部にかけての
    ラウンドショルダー部分の曲率半径よりも小さくしたこ
    とを特徴とするタイヤ用滑り止め具。
  2. 【請求項2】 前記サイドベルト部の接続弯曲部分を除
    く基部を、平坦な形状にしたことを特徴とする請求項1
    のタイヤ用滑り止め具。
  3. 【請求項3】 前記サイドベルト部の前記接続弯曲部分
    の幅及び/又は厚さを、サイドベルト部の基部の幅及び
    /又は厚さよりも大きくしたことを特徴とする請求項1
    又は2のタイヤ用滑り止め具。
JP32685592A 1992-12-07 1992-12-07 タイヤ用滑り止め具 Pending JPH06171327A (ja)

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JP32685592A Pending JPH06171327A (ja) 1992-12-07 1992-12-07 タイヤ用滑り止め具

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506466A (ja) * 2015-05-21 2018-03-08 スーヂョウ ジーリーシン オートモーティブ サプライズ テクノロジー カンパニー リミテッドSuzhou Jilixing Automotive Supplies Technology Co., Ltd. タイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018506466A (ja) * 2015-05-21 2018-03-08 スーヂョウ ジーリーシン オートモーティブ サプライズ テクノロジー カンパニー リミテッドSuzhou Jilixing Automotive Supplies Technology Co., Ltd. タイヤが穴に落ちたときに用いられる自己救助脱出装置

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