JPH06171324A - アペックスゴムブレンドを有するタイヤ - Google Patents
アペックスゴムブレンドを有するタイヤInfo
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- JPH06171324A JPH06171324A JP5230118A JP23011893A JPH06171324A JP H06171324 A JPH06171324 A JP H06171324A JP 5230118 A JP5230118 A JP 5230118A JP 23011893 A JP23011893 A JP 23011893A JP H06171324 A JPH06171324 A JP H06171324A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/02—Carcasses
- B60C9/04—Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship
- B60C9/08—Carcasses the reinforcing cords of each carcass ply arranged in a substantially parallel relationship the cords extend transversely from bead to bead, i.e. radial ply
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L7/00—Compositions of natural rubber
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C1/00—Tyres characterised by the chemical composition or the physical arrangement or mixture of the composition
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
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- B60C15/06—Flipper strips, fillers, or chafing strips and reinforcing layers for the construction of the bead
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
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- Y10T152/10846—Bead characterized by the chemical composition and or physical properties of elastomers or the like
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- Tires In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アペックス領域におけるスチールコード強化
カーカスプライ折り返し部分の変形を防止するアペック
ス配合物を提供する。 【構成】 スチール強化カーカスプライ折り返しの周り
に、少なくとも1種のジエンゴムおよびトランス 1,
4−ポリブタジエンゴムを含むアペックス領域を備えた
ラジアルタイヤ。
カーカスプライ折り返し部分の変形を防止するアペック
ス配合物を提供する。 【構成】 スチール強化カーカスプライ折り返しの周り
に、少なくとも1種のジエンゴムおよびトランス 1,
4−ポリブタジエンゴムを含むアペックス領域を備えた
ラジアルタイヤ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチールコード強化カ
ーカスプライの折り返し領域にアペックス(apex)
を有する空気入りタイヤに関するものである。より詳細
には、本発明はジエンゴムおよびトランス 1,4−ポ
リブタジエン樹脂よりなるアペックスを有するタイヤに
関するものである。
ーカスプライの折り返し領域にアペックス(apex)
を有する空気入りタイヤに関するものである。より詳細
には、本発明はジエンゴムおよびトランス 1,4−ポ
リブタジエン樹脂よりなるアペックスを有するタイヤに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本明細書において用いる”アペックス”
という語は、カーカスプライ折り返し領域に隣接するタ
イヤ領域を表す。アペックスはビード上方の下側サイド
ウォール領域に位置するゴム製くさびが含み、カーカス
プライに接着され、これに内包される。アペックスは、
下側サイドウォールゴムとカーカスプライ折り返し部分
の軸方向外側と間に位置する領域をも含む。
という語は、カーカスプライ折り返し領域に隣接するタ
イヤ領域を表す。アペックスはビード上方の下側サイド
ウォール領域に位置するゴム製くさびが含み、カーカス
プライに接着され、これに内包される。アペックスは、
下側サイドウォールゴムとカーカスプライ折り返し部分
の軸方向外側と間に位置する領域をも含む。
【0003】タイヤは、それぞれが個々の独自の機能を
果たし、なおかつすべてが相乗作用して目的の性能を生
み出す数種の構成部品の複合体である。重要な1成分は
カーカスプライである。カーカスプライはビードからビ
ードまで伸びた、タイヤの強化要素として機能するるゴ
ム被覆された平行なコードの連続層である。これらのプ
ライはビードの周りで折り返され、これによりビードを
アセンブリーまたはカーカス中へ固定する。タイヤは生
(未硬化)状態で組み立てられ、次いで完了した時点で
加硫される。スチールコードがカーカスプライの強化材
である場合、残念ながらカーカスプライの折り返しによ
って部品の変形が生じ、その結果加硫に際して不合格品
が得られる可能性がある。アペックス領域におけるスチ
ールコード強化カーカスプライ折り返し部分の変形は″
アペックスクリープ(apexcreep)″として知
られている。アペックスクリープは、スチールコード強
化カーカスプライ折り返し部分末端のアペックス配合物
がカーカスプライ中のスチールコード強化材に付随する
応力のため、界面分離することなく変形するものであ
る。一般にアペックス領域のゴムとしては、天然ゴムが
ナイロンまたはフレクステン(flexten)チッパ
ーにより付与される付加的強化材と共に用いられる。
果たし、なおかつすべてが相乗作用して目的の性能を生
み出す数種の構成部品の複合体である。重要な1成分は
カーカスプライである。カーカスプライはビードからビ
ードまで伸びた、タイヤの強化要素として機能するるゴ
ム被覆された平行なコードの連続層である。これらのプ
ライはビードの周りで折り返され、これによりビードを
アセンブリーまたはカーカス中へ固定する。タイヤは生
(未硬化)状態で組み立てられ、次いで完了した時点で
加硫される。スチールコードがカーカスプライの強化材
である場合、残念ながらカーカスプライの折り返しによ
って部品の変形が生じ、その結果加硫に際して不合格品
が得られる可能性がある。アペックス領域におけるスチ
ールコード強化カーカスプライ折り返し部分の変形は″
アペックスクリープ(apexcreep)″として知
られている。アペックスクリープは、スチールコード強
化カーカスプライ折り返し部分末端のアペックス配合物
がカーカスプライ中のスチールコード強化材に付随する
応力のため、界面分離することなく変形するものであ
る。一般にアペックス領域のゴムとしては、天然ゴムが
ナイロンまたはフレクステン(flexten)チッパ
ーにより付与される付加的強化材と共に用いられる。
【0004】トランス 1,4−ポリブタジエンがたと
えばタイヤトレッドゴム配合物を含めた各種の目的に用
いられ、ゴム混合物の生強度を高めることが示されてい
る(特開昭60−133,036号、62−101,5
04号および61−143,453号公報、ならびに米
国特許第4,510,291号明細書参照)。
えばタイヤトレッドゴム配合物を含めた各種の目的に用
いられ、ゴム混合物の生強度を高めることが示されてい
る(特開昭60−133,036号、62−101,5
04号および61−143,453号公報、ならびに米
国特許第4,510,291号明細書参照)。
【0005】特異なことに、トランス 1,4−ポリブ
タジエンはその高い結晶性のため、未硬化状態では室温
においてゴムというよりむしろ一般に熱可塑性樹脂であ
る。ただしそれはその主鎖中に多数の2重結合を含むの
で、エラストマーと適宜ブレンドして同時硬化させるこ
とができる。
タジエンはその高い結晶性のため、未硬化状態では室温
においてゴムというよりむしろ一般に熱可塑性樹脂であ
る。ただしそれはその主鎖中に多数の2重結合を含むの
で、エラストマーと適宜ブレンドして同時硬化させるこ
とができる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は空気入りタイヤ
に関するものである。空気入りタイヤとは、ビードおよ
びトレッドを有し、ゴム、化学物質、布帛およびスチー
ルその他の材料で作成された、一般に環状(通常は開放
円環体)の積層された機械的用具を意味する。自動車の
車輪に取り付けた場合、タイヤはそのトレッドを介して
けん引力を付与し、かつ車両の荷重を支える流体を内包
する。特に本発明はラジアルプライタイヤに関するもの
である。ラジアルプライタイヤとは、ビードからビード
へ伸びたカーカスプライコードがタイヤの赤道面に対し
て65−90°の角度で配置された帯状の、または円周
方向に制限された空気入りタイヤを意味する。
に関するものである。空気入りタイヤとは、ビードおよ
びトレッドを有し、ゴム、化学物質、布帛およびスチー
ルその他の材料で作成された、一般に環状(通常は開放
円環体)の積層された機械的用具を意味する。自動車の
車輪に取り付けた場合、タイヤはそのトレッドを介して
けん引力を付与し、かつ車両の荷重を支える流体を内包
する。特に本発明はラジアルプライタイヤに関するもの
である。ラジアルプライタイヤとは、ビードからビード
へ伸びたカーカスプライコードがタイヤの赤道面に対し
て65−90°の角度で配置された帯状の、または円周
方向に制限された空気入りタイヤを意味する。
【0007】現時点で好ましい本発明の形態を図1に示
す。この空気入りタイヤは、折り返し部分12および末
端14を備えた単一スチールコード強化カーカスプライ
10を備えている。スチールコードとはタイヤのカーカ
スプライを構成する1本または2本以上の強化要素を意
味し、これらは1本または2本以上のスチールフィラメ
ント/ワイヤにより形成されており、これらはねじら
れ、または他の形で付形されていてもよく、付形されて
いなくてもよく、さらにこのように付形されたストラン
ドを含んでもよく、これらのストランドもこのように付
形されていてもよく、付形されていなくてもよい。アペ
ックス16は、カーカスプライ折り返し12に隣接し、
ビード18の上方の領域を含み、カーカスプライ10と
カーカスプライ折り返し12またはサイドウォール配合
物20とにより内包される。アペックスは下側サイドウ
ォール20とカーカスプライ折り返し12の軸方向外側
との間に位置する領域22をも含む。ビード18とカー
カスプライ10の界面にはフリッパー24がある。カー
カスプライ10の外側に位置し、本質的にカーカスプラ
イ10に対して平行な関係で伸びた状態で、チッパー2
6がある。ビード18の外側を囲んだ状態で、カーカス
プライ12をリム(図示されていない)から保護するた
めのシェーファー28が配置され、屈曲をリム上方に分
散させ、かつタイヤをシールする。
す。この空気入りタイヤは、折り返し部分12および末
端14を備えた単一スチールコード強化カーカスプライ
10を備えている。スチールコードとはタイヤのカーカ
スプライを構成する1本または2本以上の強化要素を意
味し、これらは1本または2本以上のスチールフィラメ
ント/ワイヤにより形成されており、これらはねじら
れ、または他の形で付形されていてもよく、付形されて
いなくてもよく、さらにこのように付形されたストラン
ドを含んでもよく、これらのストランドもこのように付
形されていてもよく、付形されていなくてもよい。アペ
ックス16は、カーカスプライ折り返し12に隣接し、
ビード18の上方の領域を含み、カーカスプライ10と
カーカスプライ折り返し12またはサイドウォール配合
物20とにより内包される。アペックスは下側サイドウ
ォール20とカーカスプライ折り返し12の軸方向外側
との間に位置する領域22をも含む。ビード18とカー
カスプライ10の界面にはフリッパー24がある。カー
カスプライ10の外側に位置し、本質的にカーカスプラ
イ10に対して平行な関係で伸びた状態で、チッパー2
6がある。ビード18の外側を囲んだ状態で、カーカス
プライ12をリム(図示されていない)から保護するた
めのシェーファー28が配置され、屈曲をリム上方に分
散させ、かつタイヤをシールする。
【0008】本発明によれば、スチールコード強化カー
カスプライ折り返し12の領域にアペックス16、22
を有し、アペックス16、22のゴムがゴム100重量
部を基準として(phr)(A)天然ゴム、合成のシス
1,4−ポリイソプレンゴムおよびシス 1,4−ポ
リブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1
種のゴム約80−約97重量部、好ましくは約90−約
95重量部;ならびに(B)トランス 1,4−含量が
少なくとも65%であることを特色とするトランス
1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20重量部、好ま
しくは約5−約10重量部からなるイオウ硬化ゴム組成
物である、ゴムタイヤが提供される。
カスプライ折り返し12の領域にアペックス16、22
を有し、アペックス16、22のゴムがゴム100重量
部を基準として(phr)(A)天然ゴム、合成のシス
1,4−ポリイソプレンゴムおよびシス 1,4−ポ
リブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1
種のゴム約80−約97重量部、好ましくは約90−約
95重量部;ならびに(B)トランス 1,4−含量が
少なくとも65%であることを特色とするトランス
1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20重量部、好ま
しくは約5−約10重量部からなるイオウ硬化ゴム組成
物である、ゴムタイヤが提供される。
【0009】本発明によれば、スチールコード強化カー
カスプライおよびアペックスを有する空気入りゴムタイ
ヤを製造するために、未硬化の空気入りゴムタイヤを型
内で、該タイヤの少なくともトレッドゴムを型表面へ向
けて流動および硬化させる熱および圧力条件下において
該タイヤを型表面に向かって外側へプレスすることによ
り整形および硬化させることを特徴とする方法であっ
て、ゴム100重量部を基準として(A)天然ゴム、合
成のシス 1,4−ポリイソプレンゴム、シス 1,4
−ポリブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくと
も1種のジエンゴム約80−約97重量部;および
(B)トランス 1,4−含量が少なくとも65%であ
るトランス 1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20
重量部からなるゴム組成物をアペックスに使用すること
により改良された方法に関するものである。
カスプライおよびアペックスを有する空気入りゴムタイ
ヤを製造するために、未硬化の空気入りゴムタイヤを型
内で、該タイヤの少なくともトレッドゴムを型表面へ向
けて流動および硬化させる熱および圧力条件下において
該タイヤを型表面に向かって外側へプレスすることによ
り整形および硬化させることを特徴とする方法であっ
て、ゴム100重量部を基準として(A)天然ゴム、合
成のシス 1,4−ポリイソプレンゴム、シス 1,4
−ポリブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくと
も1種のジエンゴム約80−約97重量部;および
(B)トランス 1,4−含量が少なくとも65%であ
るトランス 1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20
重量部からなるゴム組成物をアペックスに使用すること
により改良された方法に関するものである。
【0010】従って本発明の実施に際してトランス
1,4−ポリブタジエンポリマーは、加硫前は強化材と
して作用し、タイヤの硬化前の加工および貯蔵中にカー
カスプライがサイドウォールゴム中へ流入するのを制限
するが、トランス 1,4−ポリブタジエンプラスチッ
クは硬化に際して溶融し、ポリマーマトリックス中へブ
レンドし、硬化した時点ではゴム状ポリマーに変換さ
れ、高弾性硬化ポリマーブレンドとなる。
1,4−ポリブタジエンポリマーは、加硫前は強化材と
して作用し、タイヤの硬化前の加工および貯蔵中にカー
カスプライがサイドウォールゴム中へ流入するのを制限
するが、トランス 1,4−ポリブタジエンプラスチッ
クは硬化に際して溶融し、ポリマーマトリックス中へブ
レンドし、硬化した時点ではゴム状ポリマーに変換さ
れ、高弾性硬化ポリマーブレンドとなる。
【0011】一般にトランス 1,4−ポリブタジエン
は、約65−約90重量%の1,4−結合、約5−約2
0重量%のそのビニル 1,2−構造単位、および約2
−約15重量%のシス 1,4−構造単位を含むことを
特色とする。好ましくはこのトランス 1,4−ポリブ
タジエンは、ブタジエン反復単位の約75−約85%の
トランス 1,4−異性体構造、約12−約18%のそ
の1,2−構造単位、および約3−約8%のシス 1,
4−構造の単位を含み、その未硬化状態では約35−約
45℃の第1主融点、および約55−約65℃の第2副
融点をもつことを特色とする。好ましくは第1融点と第
2融点は少なくとも15℃離れており、20℃の差が特
に好ましい。
は、約65−約90重量%の1,4−結合、約5−約2
0重量%のそのビニル 1,2−構造単位、および約2
−約15重量%のシス 1,4−構造単位を含むことを
特色とする。好ましくはこのトランス 1,4−ポリブ
タジエンは、ブタジエン反復単位の約75−約85%の
トランス 1,4−異性体構造、約12−約18%のそ
の1,2−構造単位、および約3−約8%のシス 1,
4−構造の単位を含み、その未硬化状態では約35−約
45℃の第1主融点、および約55−約65℃の第2副
融点をもつことを特色とする。好ましくは第1融点と第
2融点は少なくとも15℃離れており、20℃の差が特
に好ましい。
【0012】従って本発明の他の観点は、スチールコー
ド強化カーカスプライ折り返し12の領域にアペックス
16、22を有する空気入りゴムタイヤを製造するため
に、未硬化の空気入りゴムタイヤを型内で、該タイヤを
加硫する熱および圧力条件下において該タイヤを型表面
に向かって外側へプレスすることにより整形および硬化
させる方法であって、改良点が該タイヤに本発明のアペ
ックス配合物を使用することよりなる方法に関するもの
である。
ド強化カーカスプライ折り返し12の領域にアペックス
16、22を有する空気入りゴムタイヤを製造するため
に、未硬化の空気入りゴムタイヤを型内で、該タイヤを
加硫する熱および圧力条件下において該タイヤを型表面
に向かって外側へプレスすることにより整形および硬化
させる方法であって、改良点が該タイヤに本発明のアペ
ックス配合物を使用することよりなる方法に関するもの
である。
【0013】必要とされるトランス 1,4−ポリブタ
ジエンの融点が比較的低いことは特に有利である。それ
らは一般的なゴム加工温度より実質的に低いため、加工
に際して認められるほどの難点を示さないからである。
これに対しアペックスのクリープを減少させるために考
慮される、大量の充填剤またはより高軟化点の樹脂を使
用する他の有効な方法は、加工上の難点を示す。
ジエンの融点が比較的低いことは特に有利である。それ
らは一般的なゴム加工温度より実質的に低いため、加工
に際して認められるほどの難点を示さないからである。
これに対しアペックスのクリープを減少させるために考
慮される、大量の充填剤またはより高軟化点の樹脂を使
用する他の有効な方法は、加工上の難点を示す。
【0014】本発明により使用されるトランス 1,4
−ポリブタジエンは、1,3−ブタジエンを有機溶剤中
で、触媒改質剤としてのパラアルキル置換フェノールを
含む触媒系としてのコバルトオクトエートおよびトリエ
チルアルミニウムの存在下に、バッチ重合させることに
よるアニオン重合により製造することができる。
−ポリブタジエンは、1,3−ブタジエンを有機溶剤中
で、触媒改質剤としてのパラアルキル置換フェノールを
含む触媒系としてのコバルトオクトエートおよびトリエ
チルアルミニウムの存在下に、バッチ重合させることに
よるアニオン重合により製造することができる。
【0015】トランス 1,4−ポリブタジエンは普通
は遷移金属触媒または希土類触媒を用いて製造される。
遷移金属触媒を用いるトランス 1,4−ポリブタジエ
ンの合成は、ブーア(J.Boor,Jr.),″Zi
egler−Natta Catalysts and
Polymerizations″,アカデミック・
プレス,ニューヨーク,1979,5−6章に記載され
ている。希土類金属触媒を用いるトランス 1,4−ポ
リブタジエンの合成は、ジェンキンス(D.K.Jen
kins),Polymer,26,144(198
5)に記載されている。
は遷移金属触媒または希土類触媒を用いて製造される。
遷移金属触媒を用いるトランス 1,4−ポリブタジエ
ンの合成は、ブーア(J.Boor,Jr.),″Zi
egler−Natta Catalysts and
Polymerizations″,アカデミック・
プレス,ニューヨーク,1979,5−6章に記載され
ている。希土類金属触媒を用いるトランス 1,4−ポ
リブタジエンの合成は、ジェンキンス(D.K.Jen
kins),Polymer,26,144(198
5)に記載されている。
【0016】アペックスゴム組成物はトランス 1,4
−ポリブタジエンのほかに、天然ゴム、合成のシス
1,4−ポリイソプレンゴム、およびシス 1,4−ポ
リブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1
種のゴムを含有する。好ましくは天然ゴムが用いられ
る。
−ポリブタジエンのほかに、天然ゴム、合成のシス
1,4−ポリイソプレンゴム、およびシス 1,4−ポ
リブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1
種のゴムを含有する。好ましくは天然ゴムが用いられ
る。
【0017】アペックス領域に用いられるゴム組成物が
ゴム配合技術の分野で一般に知られている方法によって
配合されることは当業者には容易に理解される:たとえ
ば各種のイオウ加硫性成分であるゴムを、一般に用いら
れる各種の添加物、たとえば硬化助剤、たとえばイオ
ウ、活性化剤、遅延剤および促進剤、加工用添加物、た
とえば油、粘着性付与樹脂を含めた樹脂、シリカ、なら
びに可塑剤、充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ろう、
酸化防止剤およびオゾン分解防止剤、ペプタイザー、お
よび強化剤、たとえばカーボンブラックと混合する。当
業者に周知のように、イオウ加硫性であってイオウ加硫
された材料(ゴム)の意図する用途に応じて上記の添加
物を選び、一般に通常の量で使用する。
ゴム配合技術の分野で一般に知られている方法によって
配合されることは当業者には容易に理解される:たとえ
ば各種のイオウ加硫性成分であるゴムを、一般に用いら
れる各種の添加物、たとえば硬化助剤、たとえばイオ
ウ、活性化剤、遅延剤および促進剤、加工用添加物、た
とえば油、粘着性付与樹脂を含めた樹脂、シリカ、なら
びに可塑剤、充填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜鉛、ろう、
酸化防止剤およびオゾン分解防止剤、ペプタイザー、お
よび強化剤、たとえばカーボンブラックと混合する。当
業者に周知のように、イオウ加硫性であってイオウ加硫
された材料(ゴム)の意図する用途に応じて上記の添加
物を選び、一般に通常の量で使用する。
【0018】カーボンブラックの一般的な添加量はジエ
ンゴムの約20−200重量部(phr)、好ましくは
30−60phrである。粘着性付与樹脂を用いる場
合、その一般的な添加量は1−20phrである。これ
らの加工助剤には、たとえば芳香族、ナフテン系および
/またはパラフィン系のプロセスオイルが含まれる。シ
リカを用いる場合、これは約5−約25phrの量で、
しばしばシリカカップリング剤と共に用いることができ
る。代表的なシリカは、たとえば水和非晶質シリカであ
る。酸化防止剤の一般的な量は約1−約5phrであ
る。代表的な酸化防止剤は、たとえばジフェニル−p−
フェニレンジアミン、重合した1,2−ジヒドロ−2,
2,4−トリメチルキノリン、およびその他、たとえば
Vanderbilt Rubber Handboo
k(1990),343−362頁に示されたものであ
る。オゾン分解防止剤の一般的な量は約1−約5phr
である。代表的なオゾン分解防止剤は、たとえばVan
derbilt RubberHandbook(19
90),363−367頁に示されたものである。脂肪
酸を用いる場合、これにはステアリン酸が含まれ、その
一般的な量は約0.5−約3phrである。酸化亜鉛の
一般的な量は約2−約10phrである。ろうの一般的
な量は約1−約5phrを占める。微晶ろうがしばしば
用いられる。ペプタイザーの一般的な量は約0.1−約
1phrである。一般的なペプタイザーは、たとえばペ
ンタクロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェ
ニルジスルフィドである。以上の添加物の存在および相
対量は本発明の観点ではないと考えられる。本発明は、
より詳細には特定のゴムブレンドをアペックス配合物と
して使用すること、特にイオウ加硫性組成物としてのア
ペックス配合物にトランス−ポリブタジエンを含有させ
ることに関するものである。
ンゴムの約20−200重量部(phr)、好ましくは
30−60phrである。粘着性付与樹脂を用いる場
合、その一般的な添加量は1−20phrである。これ
らの加工助剤には、たとえば芳香族、ナフテン系および
/またはパラフィン系のプロセスオイルが含まれる。シ
リカを用いる場合、これは約5−約25phrの量で、
しばしばシリカカップリング剤と共に用いることができ
る。代表的なシリカは、たとえば水和非晶質シリカであ
る。酸化防止剤の一般的な量は約1−約5phrであ
る。代表的な酸化防止剤は、たとえばジフェニル−p−
フェニレンジアミン、重合した1,2−ジヒドロ−2,
2,4−トリメチルキノリン、およびその他、たとえば
Vanderbilt Rubber Handboo
k(1990),343−362頁に示されたものであ
る。オゾン分解防止剤の一般的な量は約1−約5phr
である。代表的なオゾン分解防止剤は、たとえばVan
derbilt RubberHandbook(19
90),363−367頁に示されたものである。脂肪
酸を用いる場合、これにはステアリン酸が含まれ、その
一般的な量は約0.5−約3phrである。酸化亜鉛の
一般的な量は約2−約10phrである。ろうの一般的
な量は約1−約5phrを占める。微晶ろうがしばしば
用いられる。ペプタイザーの一般的な量は約0.1−約
1phrである。一般的なペプタイザーは、たとえばペ
ンタクロロチオフェノールおよびジベンズアミドジフェ
ニルジスルフィドである。以上の添加物の存在および相
対量は本発明の観点ではないと考えられる。本発明は、
より詳細には特定のゴムブレンドをアペックス配合物と
して使用すること、特にイオウ加硫性組成物としてのア
ペックス配合物にトランス−ポリブタジエンを含有させ
ることに関するものである。
【0019】加硫はイオウ系加硫剤の存在下で実施され
る。適切なイオウ系加硫剤の例には、イオウ元素(遊離
イオウ)またはイオウ供与性加硫剤、たとえばアミンジ
スルフィド、高分子ポリスルフィドもしくはイオウオレ
フィン付加物が含まれる。好ましくはイオウ系加硫剤は
イオウ元素である。当業者に知られているとおり、イオ
ウ系加硫剤は約0.5−約4phr、さらに場合により
最高で約8phrの量で用いられ、約1.5−約2.2
5phrが好ましい。
る。適切なイオウ系加硫剤の例には、イオウ元素(遊離
イオウ)またはイオウ供与性加硫剤、たとえばアミンジ
スルフィド、高分子ポリスルフィドもしくはイオウオレ
フィン付加物が含まれる。好ましくはイオウ系加硫剤は
イオウ元素である。当業者に知られているとおり、イオ
ウ系加硫剤は約0.5−約4phr、さらに場合により
最高で約8phrの量で用いられ、約1.5−約2.2
5phrが好ましい。
【0020】加硫に要する時間および/または温度を制
御し、かつ加硫剤の特性を改善するために、促進剤が用
いられる。1形態においては、単一促進剤系、すなわち
一次促進剤を使用しうる。一般に一次促進剤は約0.5
−約2.0phrの量で用いられる。他の形態において
は、加硫剤を活性化し、かつその特性を改善するため
に、2種以上の促進剤の組み合わせが一般にこれより多
量に(0.5−1.0phr)用いられ、二次促進剤が
一般にこれより少量で(0.05−0.50phr)用
いられる。これらの促進剤の組み合わせが最終特性の相
乗効果をもたらし、これらはいずれかの促進剤を単独で
用いることにより得られるより若干良好であることは知
られている。さらに、普通の加工条件下では作用しない
が、通常の加硫温度では満足すべき硬化を生じる、遅延
作用性促進剤を用いることができる。本発明に使用しう
る適切な種類の促進剤は、アミン類、ジスルフィド類、
グアニジン類、チオ尿素類、チアゾール類、チウラム
類、スルフェンアミド類、ジチオカルバメート類および
キサンテート類である。好ましくは一次促進剤はスルフ
ェンアミドである。二次促進剤を用いる場合、二次促進
剤は好ましくはグアニジン、ジチオカルバメートまたは
チウラム化合物である。イオウ系加硫剤および促進剤の
存在および相対量は本発明の観点ではないと考えられ
る。本発明は、より詳細には特定のゴムをアペックス配
合物として使用すること、特にイオウ加硫性組成物とし
てのアペックス配合物にトランス−ポリブタジエンを含
有させることに関するものである。
御し、かつ加硫剤の特性を改善するために、促進剤が用
いられる。1形態においては、単一促進剤系、すなわち
一次促進剤を使用しうる。一般に一次促進剤は約0.5
−約2.0phrの量で用いられる。他の形態において
は、加硫剤を活性化し、かつその特性を改善するため
に、2種以上の促進剤の組み合わせが一般にこれより多
量に(0.5−1.0phr)用いられ、二次促進剤が
一般にこれより少量で(0.05−0.50phr)用
いられる。これらの促進剤の組み合わせが最終特性の相
乗効果をもたらし、これらはいずれかの促進剤を単独で
用いることにより得られるより若干良好であることは知
られている。さらに、普通の加工条件下では作用しない
が、通常の加硫温度では満足すべき硬化を生じる、遅延
作用性促進剤を用いることができる。本発明に使用しう
る適切な種類の促進剤は、アミン類、ジスルフィド類、
グアニジン類、チオ尿素類、チアゾール類、チウラム
類、スルフェンアミド類、ジチオカルバメート類および
キサンテート類である。好ましくは一次促進剤はスルフ
ェンアミドである。二次促進剤を用いる場合、二次促進
剤は好ましくはグアニジン、ジチオカルバメートまたは
チウラム化合物である。イオウ系加硫剤および促進剤の
存在および相対量は本発明の観点ではないと考えられ
る。本発明は、より詳細には特定のゴムをアペックス配
合物として使用すること、特にイオウ加硫性組成物とし
てのアペックス配合物にトランス−ポリブタジエンを含
有させることに関するものである。
【0021】タイヤは当業者に自明の種々の方法により
組み立て、整形、成形および硬化される。
組み立て、整形、成形および硬化される。
【0022】本発明により製造されるタイヤは当業者に
知られている方法で容易に整形および硬化される。
知られている方法で容易に整形および硬化される。
【0023】
【実施例】本発明は以下の実施例を参照することによっ
てより良く理解しうる。実施例中の部および%は特に指
示しない限り重量による。
てより良く理解しうる。実施例中の部および%は特に指
示しない限り重量による。
【0024】実施例1 表1に配合物A−Fとして示した下記処方の、2種類の
軟化点40℃および60℃を有するトランス 1,4−
ポリブタジエンを含有する、および含有しないジエンゴ
ムの混合物を調製した。実験Aは対照とみなされる。
軟化点40℃および60℃を有するトランス 1,4−
ポリブタジエンを含有する、および含有しないジエンゴ
ムの混合物を調製した。実験Aは対照とみなされる。
【0025】
【表1】 (1)グッドイヤー・タイヤ・アンド・ラバー・カンパ
ニーからブデン(Budene、登録商標)1207の
表示で市販される。
ニーからブデン(Budene、登録商標)1207の
表示で市販される。
【0026】一般的な量のカーボンブラック、油、分解
防止剤(パラ−フェニレンジアミン型)、粘着性付与樹
脂、脂肪酸、酸化亜鉛、ペプタイザー、イオウ、および
スルフェンアミド型促進剤を各試料の調製に用いた。
防止剤(パラ−フェニレンジアミン型)、粘着性付与樹
脂、脂肪酸、酸化亜鉛、ペプタイザー、イオウ、および
スルフェンアミド型促進剤を各試料の調製に用いた。
【0027】この例に用いたトランス 1,4−ポリブ
タジエンは、トランス 1,4−含量約80%、シス
1,4−含量約5%、およびビニル 1,2−含量約1
5%を有することを特色とした。さらにこれは数平均分
子量(Mn)約205,000および重量平均分子量
(Mw)約430,000を有することを特色とした。
それはさらに、約−75℃のTgならびに40℃(主融
点)および60℃(副融点)のTmを有することを特色
とした(TgおよびTmは共に示差走査熱量計により1
0℃/分において測定された)。
タジエンは、トランス 1,4−含量約80%、シス
1,4−含量約5%、およびビニル 1,2−含量約1
5%を有することを特色とした。さらにこれは数平均分
子量(Mn)約205,000および重量平均分子量
(Mw)約430,000を有することを特色とした。
それはさらに、約−75℃のTgならびに40℃(主融
点)および60℃(副融点)のTmを有することを特色
とした(TgおよびTmは共に示差走査熱量計により1
0℃/分において測定された)。
【0028】このトランス 1,4−ポリブタジエン
は、1,3−ブタジエンを脂肪族炭化水素系溶剤(たと
えばヘキサン)中で改質剤p−ドデシルフェノールを含
む触媒コバルトオクトエートおよびトリエチルアルミニ
ウムの存在下にバッチ重合させることにより製造するの
が適切であるが、それは適切なゲル化抑制剤を用いて連
続重合させることによっても製造しうる。
は、1,3−ブタジエンを脂肪族炭化水素系溶剤(たと
えばヘキサン)中で改質剤p−ドデシルフェノールを含
む触媒コバルトオクトエートおよびトリエチルアルミニ
ウムの存在下にバッチ重合させることにより製造するの
が適切であるが、それは適切なゲル化抑制剤を用いて連
続重合させることによっても製造しうる。
【0029】製造されたゴム組成物を約150℃の温度
で約20分間硬化させ、得られた硬化ゴム試料を下記の
表2に示すようにそれらの物理的特性につき評価した。
で約20分間硬化させ、得られた硬化ゴム試料を下記の
表2に示すようにそれらの物理的特性につき評価した。
【0030】
【表2】 (1)3試料の平均 (2)2試料の平均。
【0031】表2に示すように、トランス 1,4−ポ
リブタジエンを用いた配合物の基本的な応力−ひずみ特
性およびヒステリシス特性は対照と本質的に等しいが、
生強度は5部から始まって、特に6部を越える水準にお
いて著しく改良される。
リブタジエンを用いた配合物の基本的な応力−ひずみ特
性およびヒステリシス特性は対照と本質的に等しいが、
生強度は5部から始まって、特に6部を越える水準にお
いて著しく改良される。
【0032】実施例2 表3の試料AおよびBの処方からなる、天然ゴムならび
に2種類の軟化点40℃および60℃を有するトランス
1,4−ポリブタジエンの混合物を調製した。実験A
は対照とみなされ、試料Bは本発明に用いる組成物を表
す。
に2種類の軟化点40℃および60℃を有するトランス
1,4−ポリブタジエンの混合物を調製した。実験A
は対照とみなされ、試料Bは本発明に用いる組成物を表
す。
【0033】
【表3】 一般的な量のカーボンブラック、酸化防止剤(ヒドロキ
ノリン型およびパラ−フェニレンジアミン型)、シリ
カ、粘着性付与樹脂、脂肪酸、酸化亜鉛、イオウおよび
ジスルフィド型促進剤を用いた。
ノリン型およびパラ−フェニレンジアミン型)、シリ
カ、粘着性付与樹脂、脂肪酸、酸化亜鉛、イオウおよび
ジスルフィド型促進剤を用いた。
【0034】(1)高いトランス 1,4−ポリブタジ
エン含量(80%のトランス1,4−含量)を特色とす
るトランス 1,4−ポリブタジエン。
エン含量(80%のトランス1,4−含量)を特色とす
るトランス 1,4−ポリブタジエン。
【0035】製造された実施例2のゴム組成物を約15
0℃の温度で約20分間硬化させ、得られた硬化ゴム試
料を下記の表4に示すようにそれらの物理的特性につき
評価した。
0℃の温度で約20分間硬化させ、得られた硬化ゴム試
料を下記の表4に示すようにそれらの物理的特性につき
評価した。
【0036】
【表4】 (1)反発弾性値は、ゴム特性測定分野の専門家に周知
の方法の1種である振り子型反発弾性試験により測定さ
れた (2)未硬化ゴム配合物の応力の尺度。
の方法の1種である振り子型反発弾性試験により測定さ
れた (2)未硬化ゴム配合物の応力の尺度。
【0037】ゴム配合物の物理的特性の観察により、等
しい応力/ひずみおよびレジリエンス(反発弾性値)特
性を維持した状態で、試料Bの生強度が増大したことが
証明される。
しい応力/ひずみおよびレジリエンス(反発弾性値)特
性を維持した状態で、試料Bの生強度が増大したことが
証明される。
【0038】本発明を説明するために特定の代表的形態
および詳細を示したが、それらにおいて本発明の範囲を
逸脱することなく各種の変更および修正をなしうること
は当業者には自明であろう。
および詳細を示したが、それらにおいて本発明の範囲を
逸脱することなく各種の変更および修正をなしうること
は当業者には自明であろう。
【図1】本発明によるタイヤの部分断面図である。
10 スチールコード強化カーカスプライ 12 10の折り返し部分 14 10の末端 16,22 アペックス 18 ビード 20 サイドウォール 24 フリッパー 26 チッパー 28 シェーファー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ヘンリー・サンドストローム アメリカ合衆国オハイオ州44278,タール マジ,ミルトン・ドライブ 96 (72)発明者 シャハー・ラファエル・アザー アメリカ合衆国オハイオ州44203,ノート ン,グレンブルック・ドライブ 3437
Claims (2)
- 【請求項1】 スチールコード強化カーカスプライ、な
らびにゴム100重量部を基準として(A)天然ゴム、
合成のシス 1,4−ポリイソプレンゴム、シス 1,
4−ポリブタジエンゴムよりなる群から選ばれる少なく
とも1種のゴム約80−約97重量部;および(B)ト
ランス 1,4−含量が少なくとも65%であるトラン
ス 1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20重量部か
らなる組成物のアペックスを特徴とするラジアルタイ
ヤ。 - 【請求項2】 スチールコード強化カーカスプライおよ
びアペックスを有する空気入りゴムタイヤを製造するた
めに、未硬化の空気入りゴムタイヤを型内で、該タイヤ
の少なくともトレッドゴムを型表面へ向けて流動および
硬化させる熱および圧力条件下において該タイヤを型表
面に向かって外側へプレスすることにより整形および硬
化させることを特徴とする方法であって、改良点がゴム
100重量部を基準として(A)天然ゴム、合成のシス
1,4−ポリイソプレンゴム、シス 1,4−ポリブ
タジエンゴムよりなる群から選ばれる少なくとも1種の
ジエンゴム約80−約97重量部;および(B)トラン
ス 1,4−含量が少なくとも65%であるトランス
1,4−ポリブタジエンゴム約3−約20重量部からな
るゴム組成物をアペックスに使用することよりなる方
法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US94546592A | 1992-09-16 | 1992-09-16 | |
US945465 | 1992-09-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06171324A true JPH06171324A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=25483130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5230118A Pending JPH06171324A (ja) | 1992-09-16 | 1993-09-16 | アペックスゴムブレンドを有するタイヤ |
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EP (1) | EP0589291B1 (ja) |
JP (1) | JPH06171324A (ja) |
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ES (1) | ES2090801T3 (ja) |
MX (1) | MX9305423A (ja) |
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KR20200059557A (ko) * | 2018-11-21 | 2020-05-29 | 금호타이어 주식회사 | 턴다운 에이펙스를 적용한 공기입 타이어 |
KR20210063141A (ko) * | 2019-11-22 | 2021-06-01 | 금호타이어 주식회사 | 바디플라이 끝단 구조를 갖는 공기입 타이어 |
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- 1992-10-27 CA CA002081533A patent/CA2081533A1/en not_active Abandoned
-
1993
- 1993-09-03 MX MX9305423A patent/MX9305423A/es not_active IP Right Cessation
- 1993-09-09 DE DE69302980T patent/DE69302980T2/de not_active Expired - Fee Related
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- 1993-09-10 BR BR9303757A patent/BR9303757A/pt not_active IP Right Cessation
- 1993-09-15 AU AU47385/93A patent/AU665111B2/en not_active Ceased
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-
1994
- 1994-12-12 US US08/353,942 patent/US6776206B1/en not_active Expired - Fee Related
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