JPH06170862A - ねじ式ロータの樹脂コーティング方法 - Google Patents

ねじ式ロータの樹脂コーティング方法

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JPH06170862A
JPH06170862A JP4350798A JP35079892A JPH06170862A JP H06170862 A JPH06170862 A JP H06170862A JP 4350798 A JP4350798 A JP 4350798A JP 35079892 A JP35079892 A JP 35079892A JP H06170862 A JPH06170862 A JP H06170862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
screw type
type rotor
mold
coating
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4350798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiji Nishi
好次 西
Junichi Saida
順一 斉田
Noboru Hirano
昇 平野
Satoru Nakano
悟 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ式ロータ表面のコーティングに際しコー
ティング表面及び内側に気泡が侵入することなく、凹み
や空洞が生じないようにする。 【構成】 回転中心にシャフト2を有し、外周に複数の
ねじれた歯部3を有して成るねじ式ロータ1の樹脂コー
ティング方法において、治具8に支持された型7にねじ
式ロータ1をセットした状態で歯部3の肉厚センタの真
下になるように設けた樹脂注入口19から型7内に樹脂
を注入してねじ式ロータ1の表面を樹脂でコーティング
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ねじ式ロータの表面に
樹脂をコーティングするねじ式ロータの樹脂コーティン
グ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図7に示すようにコーティング層
100の中心部に樹脂注入口101の中心を合わせ、下
方から型内に樹脂を注入してねじ式ロータ102の表面
にコーティング材としての樹脂103をコーティングす
る方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、図8
に示すようにコーティング材としての樹脂103がねじ
式ロータ102の表面の流れ易い場所104のみを通っ
てロータ102の上面に早く上昇してしまい、他の歯元
に広がらず、更に上面に上がった樹脂103が下方に流
れ込んでエア105の巻き込みを発生し、コーティング
されないロータ102の表面が形成されるという問題点
を有していた。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、ねじ式ロータ表面のコーティングに際しコーテ
ィング表面及び内側に気泡が侵入することなく、凹みや
空洞が生じないねじ式ロータの樹脂コーティング方法を
提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、中央にシャフトを有し、外周に複数の歯部を有
して成るねじ式ロータの樹脂コーティング方法におい
て、治具に支持された型に前記ねじ式ロータをセットし
た状態で前記歯部の肉厚センタの真下になるように設け
た樹脂注入口から前記型内に樹脂を注入して前記ねじ式
ロータの表面を樹脂でコーティングするものである。
【0006】また、前記樹脂注入口を前記ねじ式ロータ
の各歯部毎に設けるとよい。
【0007】
【作用】ねじ式ロータの表面に均一なコーティング層が
形成される。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係るねじ式ロータの樹脂コー
ティング方法を実施するための樹脂コーティング装置の
縦断面図、図2は図1の要部拡大図、図3は請求項1の
樹脂注入口の位置を示す歯部の平面図、図4は請求項2
の樹脂注入口の位置を示す歯部の平面図、図5はランナ
を設けた樹脂コーティング装置の要部断面拡大図、図6
はランナを設けた場合の樹脂注入口の位置を示す歯部の
平面図である。
【0009】ねじ式ロータ1は、回転中心にシャフト2
を有し、外周にねじれた5個の歯部3を形成して成る。
【0010】ねじ式ロータ1の樹脂コーティング方法を
実施するための樹脂コーティング装置は、ねじ式ロータ
1をねじ込んでねじ式ロータ1の表面に樹脂コーティン
グ層5を成形すべくねじ式ロータ1の表面との間に所定
の空隙6を形成する型7と、ねじ式ロータ1を位置決め
すると共にねじ式ロータ1の表面と型7との間に所定の
空隙6を形成しつつ型7を支持する治具8とから構成さ
れている。
【0011】型7は、耐熱性ゴムで一体に形成されてい
る。また、治具8は型7の外周面を覆うようにして支持
するスリーブ9と、型7の上面に当接するアッパプレー
ト10と、型7の下面に当接するロアプレート11とか
ら成っている。
【0012】アッパプレート10には、治具8に対して
型7を位置決めするための位置決めピン12を嵌装する
位置決め孔13と、治具8に対してねじ式ロータ1を位
置決めするためのロータシャフト孔14と位置決めピン
15を嵌装する位置決め孔16が形成されている。
【0013】また、ロアプレート11には、治具8に対
してねじ式ロータ1を位置決めするためのロータシャフ
ト孔17と、空隙6内にコーティング材たるエポキシ樹
脂等の高粘度樹脂材18を注入するための樹脂注入口1
9が形成され、更にねじ式ロータ1が型7内に挿入され
た状態で樹脂注入口19が歯部3の肉厚センタ3aの真
下になるように位置決めするための位置決めピン20が
植設されている。
【0014】そして、ねじ式ロータ1を型7に位置決め
セットする場合には、シャフト2をアッパプレート10
とロアプレート11のロータシャフト孔14,17に嵌
合させ、位置決めピン12をアッパプレート10の位置
決め孔13と型7に形成された位置決め穴21に嵌装さ
せ、更に位置決めピン15をアッパプレート10の位置
決め孔16と型7に形成された位置決め孔22とねじ式
ロータ1に形成された位置決め穴23に嵌装させる。ま
た、位置決めピン20を型7に形成された位置決め穴2
4に嵌合させる。
【0015】すると、ねじ式ロータ1の表面と型7との
間に所定の空隙6が形成されると共に、樹脂注入口19
が歯部3の肉厚センタ3aの真下になるように位置決め
される。
【0016】樹脂注入口19は、図3に示すようにある
1個の歯部3の肉厚センタ3aの真下になるようにロア
プレート11に1個形成してもよく、また図4に示すよ
うに全ての歯部3の肉厚センタ3aの真下になるように
歯部3と同数ロアプレート11に形成してもよい。
【0017】以上のような構成において、樹脂注入口1
9から樹脂18を空隙6内に注入すると、歯部3の肉厚
センタ3aに当たってから歯部3の両外周面3b,3c
に均等に樹脂18が流れ、エアの巻き込みが発生せず凹
みや空洞が生じない樹脂コーティング層5がねじ式ロー
タ1の表面に成形される。
【0018】図5と図6は、ねじ式ロータ1の下面とロ
アプレート11の間に、ロータ1の外径とほぼ等しく、
円盤状のランナ32を形成した場合を示すものである。
【0019】ロアプレート11と歯部3との間に形成さ
れるランナ32に樹脂注入口19から注入された樹脂1
8が、十分に満たされた後にランナ32の外周面を介し
て空隙6内に注入されるので、各歯部3の外周面3b,
3cに均等に流れる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ーティング表面及び内側に気泡が侵入することなく、凹
みや空洞が生じないコーティング層をねじ式ロータの表
面に成形することが出来る。また、コーティング層の凹
みや空洞による手直し作業の低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るねじ式ロータの樹脂コーティング
方法を実施するための樹脂コーティング装置の縦断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】請求項1の樹脂注入口の位置を示す歯部の平面
【図4】請求項2の樹脂注入口の位置を示す歯部の平面
【図5】ランナを設けた樹脂コーティング装置の要部断
面拡大図
【図6】ランナを設けた場合の樹脂注入口の位置を示す
歯部の平面図
【図7】従来技術の樹脂注入口の位置を示す歯部の平面
【図8】従来技術における樹脂の流れを示す説明図
【符号の説明】
1…ねじ式ロータ、2…シャフト、3…歯部、3a…歯
部の肉厚センタ、5…樹脂コーティング層、6…空隙、
7…型、8…治具、18…樹脂、19…樹脂注入口。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 悟 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央にシャフトを有し、外周に複数の歯
    部を有して成るねじ式ロータの樹脂コーティング方法に
    おいて、治具に支持された型に前記ねじ式ロータをセッ
    トした状態で前記歯部の肉厚センタの真下になるように
    設けた樹脂注入口から前記型内に樹脂を注入して前記ね
    じ式ロータの表面を樹脂でコーティングすることを特徴
    とするねじ式ロータの樹脂コーティング方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂注入口を前記ねじ式ロータの各
    歯部毎に設けた請求項1記載のねじ式ロータの樹脂コー
    ティング方法。
JP4350798A 1992-12-04 1992-12-04 ねじ式ロータの樹脂コーティング方法 Withdrawn JPH06170862A (ja)

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JPH06170862A true JPH06170862A (ja) 1994-06-21

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ID=18412945

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JP4350798A Withdrawn JPH06170862A (ja) 1992-12-04 1992-12-04 ねじ式ロータの樹脂コーティング方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6849220B1 (en) * 1999-10-18 2005-02-01 Sevenska Rotor Maskiner Ab Method for producing polymer rotors
KR101294370B1 (ko) * 2012-06-27 2013-08-08 주식회사 평일 복합 일체형 lp애자 및 그 제조방법
WO2016004179A1 (en) * 2014-07-03 2016-01-07 Eaton Corporation Twin rotor devices with internal clearances reduced by a coating after assembly, a coating system, and methods

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US10539133B2 (en) 2014-07-03 2020-01-21 Eaton Intelligent Power Limited Twin rotor devices with internal clearances reduced by a coating after assembly, a coating system, and methods

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