JPH06167401A - ねじ締めトルクチェッカー - Google Patents

ねじ締めトルクチェッカー

Info

Publication number
JPH06167401A
JPH06167401A JP32106992A JP32106992A JPH06167401A JP H06167401 A JPH06167401 A JP H06167401A JP 32106992 A JP32106992 A JP 32106992A JP 32106992 A JP32106992 A JP 32106992A JP H06167401 A JPH06167401 A JP H06167401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
case
screw tightening
hand
screwing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32106992A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Saito
太郎 斉藤
Akira Nakamoto
昭 中本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP32106992A priority Critical patent/JPH06167401A/ja
Publication of JPH06167401A publication Critical patent/JPH06167401A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ締めトルクチェッカーにおいて、従来の
トルクレンチと同等の取扱いの簡便性を維持しながら、
ねじ締め動作に関係なくトルク検出部の位置を固定でき
るようにして、読み取り誤差の発生を防止する。 【構成】 ねじ締めトルクの伝達経路上に配置されるト
ルク検出軸12を、ケース10にて回転自在に支持する。ト
ルク検出軸12に印加されるトルクの大きさを検出するた
めのコイル22などを、ケース10内に収容する。ケース10
に、トルク検出結果の表示部28、30を設ける。ケース10
は、ねじ締め作業者の片方の手32によって把持可能であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はねじ締めトルクチェッカ
ーに関し、特にねじ締めトルク、増し締めトルク、ねじ
戻しトルクの測定や、締め付けトルクが設定値に達した
かどうかの判定などに用いられるねじ締めトルクチェッ
カーに関する。
【0002】
【従来の技術】産業機械、自動車、農業機械、電気機器
などの機械類の組み立てに際し、ねじの締め付けトルク
を管理しなければならない場合が多い。このような締め
付けトルクを管理するための器具として、手動式のトル
クレンチが古くから使用されている。従来のトルクレン
チでは、ダイヤル式のトルク表示部を備えたものが一般
的である。一方、デジタル式のトルク表示部を備えて、
読み取り誤差を少なくするようにしたものも提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の手動式
のトルクレンチでは、取扱いは簡便であるものの、トル
ク発生用のレバーにトルク表示部が設けられているた
め、ねじ締め作業にしたがってその読み取り位置が変化
し、読み取り誤差の原因となりやすいという問題点があ
る。また、トルク検出精度自体もあまり高くないという
という問題点がある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、従来のトルクレンチと同等の取扱いの簡便性を維持
しながら、ねじ締め動作に関係なくトルク表示部の位置
を固定できるようにして、読み取り誤差の発生を防止で
きるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ねじ締めトルクの伝達経路上に配置されるト
ルク検出軸と、このトルク検出軸を回転自在に支持する
とともに、このトルク検出軸に印加されるトルクの大き
さを検出するための手段を収容し、かつねじ締め作業者
の片手にて把持可能に構成されたケースと、このケース
に設けられたトルク検出結果の表示手段とを有するよう
にしたものである。
【0006】
【作用】このような構成によれば、たとえばトルク検出
軸の一端および他端にトルク発生用のレバーとねじ締め
用のソケットとを接続することで、ねじ締め具が構成さ
れる。トルク検出軸はケースに対し回転自在であるた
め、このケースを一方の手で把持したうえで他方の手で
ねじ締め作業を実行することができる。このため、ねじ
締め作業の開始時から終了時にわたって表示手段が保持
されることになり、トルク検出結果の読み取り誤差の発
生が防止される。ケースが作業者の手で把持されるた
め、トルク検出軸に傾きなどが生じることが防止され、
その点からも正確なトルク検出が可能となる。
【0007】
【実施例】図1において、10はケースであり、平面視で
D字状となるように形成されている。このケース10にお
けるD字の湾曲部11の中心を貫通して、上下方向のトル
ク検出軸12が設けられている。図2に示すように、トル
ク検出軸12は、その下端に矩形軸状のソケット工具連結
部14を有するとともに、その上端には、矩形孔ソケット
状の回転具連結部16を有している。またトルク検出軸12
は、ケース10内の一対のベアリング18、18によって、こ
のケース10に回転自在に支持されている。
【0008】ベアリング18、18どうしの間におけるトル
ク検出軸12の外周には、互いに反対方向に傾斜した一対
の磁気異方性部20、20が、ナーリング加工溝などによっ
て形成されている。ケース10の内部において、磁気異方
性部20、20の周囲には、それぞれ励磁・検出コイル22、
22が配置されている。これらコイル22、22は、信号処理
用の電子回路24に接続されている。したがってトルク検
出軸12にねじ締めトルクが印加されると、それに伴って
磁気異方性部20、20の透磁率が変化し、その変化がコイ
ル22、22で検出されることで、その検出出力から電子回
路24により印加トルクの大きさが求められる。
【0009】図1および図3に示すように、ケース10に
おける非湾曲部26の表面には、求められた印加トルクの
大きさをデジタル表示するための検出結果表示部28が設
けられている。この表示部28の近傍には、検出トルクが
設定値に達したときに表示のために音や光を発する表示
部30が設けられている。
【0010】図1および図3〜5に示すように、ケース
10は、その湾曲部11を手32で包むように把持すること
で、ねじ締め作業者が片手でこれを保持可能である。す
なわち湾曲部11は、作業者が手32でこれを把持可能な大
きさに形成され、また把持性を向上させるために指間の
ガイドとなる複数の凸条34、…が、所定位置に形成され
ている。前述の表示部28、30は、手32でケース10を把持
したときに隠れてしまわないような位置に設けられてい
る。
【0011】このような構成において、ねじ締め作業を
行う際には、図1に示すようにソケット工具連結部14に
所定のソケット工具36を連結するとともに、回転具連結
部16には、人手でねじ締めを行うためのレバー38を連結
する。そして、一方の手32でケース10を把持するととも
に、他方の手でレバー38の操作部40を把持して回転操作
すれば、ソケット工具36にてねじ締めを行うことができ
る。
【0012】このとき、検出結果表示部28に時々刻々の
締め付けトルク値がデジタル表示されるが、レバー38を
回転操作しても、ケース10は手32で把持されて回転せ
ず、締め付け始めから締め付け終わりまで固定的に保持
される。このため、検出結果表示部28の位置が変動せ
ず、表示値の読み取り誤差の発生が防止される。所定の
ネジ締めトルクに達したなら、表示部30がその旨を表示
する。
【0013】レバー38の操作部40はソケット工具36から
離れて存在するが、このソケット工具36の近傍において
ケース10が手32で保持されるため、トルク検出軸12に傾
きなどが生じることが防止される。このため、安定した
姿勢で安全にねじ締め作業を行うことができるうえに、
ねじ締めトルクを正確に検出することができる。また回
転具連結部16とレバー38とが相互に外れてしまうような
事態の発生を防止できる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、ねじ
締めトルクの伝達経路上に配置されるトルク検出軸を回
転自在に支持するとともに、このトルク検出軸に印加さ
れるトルクの大きさを検出するための手段を収容し、か
つねじ締め作業者の片手にて把持可能に構成されたケー
スを有し、しかもこのケースにトルク検出結果の表示手
段を設けたため、取扱いが簡便な構成を実現できるのみ
ならず、ケースを片手で把持したうえでねじ締め作業を
実行することができ、ねじ締め作業の開始時から終了時
にわたって表示手段を保持できることになって、トルク
検出結果の読み取り誤差の発生を防止できる。またケー
スを保持できることから、トルク検出軸に傾きなどが生
じることを防止でき、その点からも正確にトルクを検出
できるうえに、安定状態で安全にねじ締め作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のねじ締めトルクチェッカー
の使用状態を示す斜視図である。
【図2】同ねじ締めトルクチェッカーの断面図である。
【図3】同ねじ締めトルクチェッカーの正面図である。
【図4】同ねじ締めトルクチェッカーの平面図である。
【図5】同ねじ締めトルクチェッカーの背面側の斜視図
である。
【符号の説明】
10 ケース 12 トルク検出軸 22 励磁・検出コイル 28 検出結果表示部 30 表示部 32 手

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじ締めトルクの伝達経路上に配置され
    るトルク検出軸と、このトルク検出軸を回転自在に支持
    するとともに、このトルク検出軸に印加されるトルクの
    大きさを検出するための手段を収容し、かつねじ締め作
    業者の片手にて把持可能に構成されたケースと、このケ
    ースに設けられたトルク検出結果の表示手段とを有する
    ことを特徴とするねじ締めトルクチェッカー。
  2. 【請求項2】 ケースは、作業者の手によって回り止め
    可能に把持されるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のねじ締めトルクチェッカー。
JP32106992A 1992-12-01 1992-12-01 ねじ締めトルクチェッカー Pending JPH06167401A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32106992A JPH06167401A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 ねじ締めトルクチェッカー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32106992A JPH06167401A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 ねじ締めトルクチェッカー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06167401A true JPH06167401A (ja) 1994-06-14

Family

ID=18128463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32106992A Pending JPH06167401A (ja) 1992-12-01 1992-12-01 ねじ締めトルクチェッカー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06167401A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000079575A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Tohnichi Mfg Co Ltd ねじ締結機
JP2004299037A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Sugisaki Keiki Kk 姿勢を変えずに測定できる手動式のトルクレンチ
CN100408274C (zh) * 2003-11-24 2008-08-06 伊斯卡有限公司 转矩指示扳手
JP2009297822A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Maeda Metal Industries Ltd 締付トルク測定ユニット
JP2018161690A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 京都機械工具株式会社 トルク測定装置
WO2019082889A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 株式会社フジキン 手動工具、これに用いられるビットおよびトルクセンサ
JP2020148653A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 京都機械工具株式会社 トルク測定装置および保護部材

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000079575A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Tohnichi Mfg Co Ltd ねじ締結機
JP2004299037A (ja) * 2003-04-01 2004-10-28 Sugisaki Keiki Kk 姿勢を変えずに測定できる手動式のトルクレンチ
CN100408274C (zh) * 2003-11-24 2008-08-06 伊斯卡有限公司 转矩指示扳手
JP2009297822A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Maeda Metal Industries Ltd 締付トルク測定ユニット
JP2018161690A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 京都機械工具株式会社 トルク測定装置
WO2019082889A1 (ja) * 2017-10-27 2019-05-02 株式会社フジキン 手動工具、これに用いられるビットおよびトルクセンサ
KR20200047600A (ko) * 2017-10-27 2020-05-07 가부시키가이샤 후지킨 수동 공구, 이것에 사용되는 비트 및 토크 센서
CN111278605A (zh) * 2017-10-27 2020-06-12 株式会社富士金 手动工具、用于该手动工具的刀头以及扭矩传感器
JPWO2019082889A1 (ja) * 2017-10-27 2020-11-19 株式会社フジキン 手動工具、これに用いられるビットおよびトルクセンサ
US11472009B2 (en) 2017-10-27 2022-10-18 Fujikin Incorporated Manual tool, and bit and torque sensor used therefor
JP2020148653A (ja) * 2019-03-14 2020-09-17 京都機械工具株式会社 トルク測定装置および保護部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4869490B2 (ja) 増し締め検査用トルクレンチ
US7469619B2 (en) Electronic torque wrench with a torque compensation device
US5476014A (en) Process and a device for the rotation-angle-monitored tightening or loosening of screw connections
US6839973B1 (en) Multiple axis leveling device
US7082865B2 (en) Digital torque wrench
US20030196497A1 (en) Torque measuring device
JP2000028302A (ja) 座標測定機のための調整可能ハンドグリップ
JPH06167401A (ja) ねじ締めトルクチェッカー
JP2015206674A (ja) 電流測定装置及び電流測定方法
US20050076753A1 (en) Adjustable spanner having a torque detection function
US6196071B1 (en) Torque indicator socket
JP6984082B2 (ja) ドライバユニット
JPH0750688Y2 (ja) チャック把握力検出装置
JP3157946B2 (ja) 平面二軸応力場での磁歪応力測定方法および装置
JP5172055B2 (ja) ジョイント係数測定器
JPH0545239A (ja) 磁歪式トルクセンサの過負荷防止装置
JPH08122049A (ja) 径測定器
JP3222053B2 (ja) 外形寸法測定装置
CN216132366U (zh) 一种用于检测部品轴向尺寸的专用量具
JP4989412B2 (ja) デジタル式のトルク測定器
JP2019211423A (ja) クランプセンサおよびクランプメータ
JPH07239201A (ja) ねじ深さ測定具
JP2504202Y2 (ja) Nc旋盤におけるワ―ク寸法測定用治具
JP3294676B2 (ja) ホイールバランサーの測定モード判断装置
US20040149496A1 (en) Digital type pointer indicator