JPH06165756A - 検眼装置 - Google Patents

検眼装置

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JPH06165756A
JPH06165756A JP5208431A JP20843193A JPH06165756A JP H06165756 A JPH06165756 A JP H06165756A JP 5208431 A JP5208431 A JP 5208431A JP 20843193 A JP20843193 A JP 20843193A JP H06165756 A JPH06165756 A JP H06165756A
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JP
Japan
Prior art keywords
mirror
polarized light
examined
polarized
incident face
Prior art date
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Pending
Application number
JP5208431A
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English (en)
Inventor
Yoshikuni Hosoi
良晋 細井
Nobuyuki Yano
信幸 矢野
Kazuhiro Yoshimura
一裕 芳村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラ−反射を利用して視標を呈示する検眼装
置であっても、見え具合の良好な偏光視標を呈示し、正
確な偏光視標テストを行なうことができる装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 偏光視標を呈示する視力表呈示手段と被検眼
の眼前に偏光板を配置する偏光板配置手段とを具備し、
入射が同一平面にない複数のミラ−を利用して視力表呈
示手段からの視標光束を被検眼に導く検眼装置におい
て、偏光視標及び前記偏光板は、前記ミラ−の入射面の
なす角度に基づいて決定された偏光軸角度と持つことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検眼の眼前の偏光
板を介して偏光視標を視認させる検眼装置に関する。
【0002】
【従来の技術】視機能検査視標としては一般に5m視標
が使用されるので、被検眼と視力表呈示面との距離は5
m確保されなければならない。しかし、眼鏡店等は、店
舗空間の有効利用を図りたいという要望がある。そこ
で、ミラ−で光路を折り曲げることによって被検眼と視
力表呈示面との直線的距離を短くする検眼装置が古くか
ら知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ミラ−反射で
光の入射面を大きく変えたとき、偏光視標の偏光軸と被
検眼側の偏光軸を直交させても視標が消えない等その見
栄具合が悪くなることがあり、両眼視での機能検査に支
障をきたすという問題点があった。本発明は前記問題点
に鑑み、ミラ−反射を利用して視標を呈示する検眼装置
であっても、見え具合の良好な偏光視標を呈示し、正確
な偏光視標テストを行なうことができる装置を提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の検眼装置は、上
記目的を達成するために、次のような構成を有すること
を特徴とする。即ち、偏光視標を呈示する視力表呈示手
段と被検眼の眼前に偏光板を配置する偏光板配置手段と
を具備し、入射面が同一平面にない複数のミラ−を利用
して視力表呈示手段からの視標光束を被検眼に導く検眼
装置において、偏光視標及び前記偏光板は、前記複数の
ミラ−の入射面のなす角度に基づいて決定された偏光軸
角度とを持つことを特徴とする。
【0005】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は実施例の検眼装置をその上面から見た
図、図2は図1の正面図である。1は被検眼、2は他覚
屈折検査装置、3aは検眼テ−ブル、3bは視力表テ−
ブル、4は種々の特性を持つ光学素子を検眼窓に切替え
配置する自覚検眼装置をそれぞれ示す。視力表テ−ブル
3b内には図3に示す光学系が配置されている。視力表
テ−ブル3bには、視標呈示装置として視標投影機5が
内蔵されており、反射ミラ−6,7を介してスクリ−ン
8上に視標像等を結像する。スクリ−ン8および視標
は、被検者が視標を正立した状態で視ることができるよ
うに、ミラ−9とミラ−10の捩り分だけ傾ける。スク
リ−ン8上に投影された像は反射ミラ−7,6,9,1
0を介して被検眼1により視認できるようになってい
る。視標呈示装置は図4のような背光照明タイプ5´を
採用しても良い。
【0006】視標投影機5には、偏光特性を利用した偏
光視表が具備され、両眼を開放した状態で左右眼の視力
その他の諸機能を別々に同時測定することができる。両
眼視の機能検査は、図5に示すように、偏光板16を透
過した自然光は偏光軸方向の偏光板は透過できるが、直
交する偏光軸を持った偏光板18を透過できず観察眼1
9からは何も見えない状態となる性質を利用する。図6
はその一般的な例を示すものである。この視力表は両眼
を開放した状態での左右眼の視力をそれぞれ測るもので
ある。図の上段のランドルト環視表群20は、水平方向
と45度の角度をなす偏光軸21を備えたものであり、
下段22の視標群は21の偏光軸と直交する方向(水平
方向と135度)に偏光軸23を持っている。被検者側
には、ランドルト環視表群20の偏光軸と同じ角度に偏
光板26を、視表群22と同じに方向に偏光軸をもつ偏
光板27を自覚検眼器(または眼鏡)内に配置する。こ
れによって両眼開放下でも左右眼の視力を別々に測るこ
とができる。
【0007】本発明の特徴的部分は、自覚検眼装置側の
偏光板と偏光視標の角偏光軸方向の決定方法にある。以
下、この決定方法を採用する理由及びその原理を説明す
る。本実施例のようなミラ−反射を使う装置では、ミラ
−反射によって偏光特性が変化してしまうことがあるこ
とが判った。それは次のような原因による。偏光には、
図7の偏光17のように振幅の先端が常に進行方向を含
む平面内にある直線偏光、振幅の先端が伝播方向に対し
て垂直な面内で円を描く円偏光、楕円を描く楕円偏光が
ある。ミラ−反射する場合でも光がほぼ同一の面内で入
・反射すると、楕円偏光が直線に近い形であるためほと
んど不具合は発生しない。しかし、実施例のように入・
反射が捩じれの関係にある場合には、直線偏光の光が入
射してもその反射光は楕円偏光となる。図8に示すよう
に、第1の反射ミラ−9の入射面27と第2の反射ミラ
−10の入射面28が同一面にはない場合、その面のず
れ具合によっては楕円偏光が円に近い形となるので、被
検者側の偏光板を通しても視表を消すことができなくな
る。ところが、視表側の偏光軸角度(通常は45度と1
35度に設定される)を変えることにより、被検者側へ
出射される光を直線偏光にすることができ、被検者側の
偏光軸もそれに合わせて偏光軸角度を設定すれば、上記
のような問題は起こらない。
【0008】偏光軸角度の決定方法を図8にしたがって
詳細に説明する。2枚のアルミミラ−9,10の組み合
わせの場合を例にとる。まず、第1ミラ−9での反射に
よって直線偏光の特性が変化する。直線偏光を入射面に
垂直な振動波(S偏光)と、平行な振動波(P偏光)に
分け、ミラ−面での反射率Rs1、Rp1を求める。
【数1】
【数2】 ここで、空気の屈折率をn1 、アルミミラ−の屈折率を
n2 、アルミミラ−の吸収係数をk2 、第1ミラ−9へ
の入射角をθ1 とすると、
【数3】 反射後のS・P偏光の位相角差は、
【数4】 偏光面がミラ−の入射面に対してα1度傾いている直線
偏光を考える。偏光の振幅をE0とし、入射光をS・P
成分にそれぞれ分解すると、
【数5】 また、反射光の振幅のS・P成分をEs1,Ep1とす
ると、
【数6】 となる。次に、第2ミラ−での反射による偏光の変化を
入射面がδだけ傾いている場合、第2の入射面に対する
S・P成分に第1の反射光を分解する。
【数7】 ここで、
【数8】 第2ミラ−での反射特性は、反射率をRs2、Rp2、
位相角差をΔφ3とすると、
【数9】 ここで、第2ミラ−10への入射角をθ2 とすると、
【数10】 第2ミラ−反射光の振幅のS・P成分をEs3、Ep3
とすると、
【数11】 最終的な位相角差をΔφ4とすると、
【数12】 となり、第2ミラ−反射光が直線偏光となるためには、
Δφ4=0,180度となれば良く、そのような値とな
るための入射角α1が以上の式から求められる。また、
ミラ−反射が複数となる場合は、前記(A)式よりの繰
り返しとなる。このα1の値に基づいて、視表呈示装置
側の偏光軸角度を決定することができる。また、直線偏
光となった最終反射光の偏光面と入・反射面のなす角度
α2は、
【数13】 で表され、これが被検者側の偏光板の軸角度を決定す
る。 n1 =1 n2 =0.76 k2 =5.32 θ1 =θ2 =45° δ=−32.5° とすると、 α1 =73°,−17° α2 =105°,15°
【0009】以上のようにして視表呈示装置側の偏光軸
角度、被検者側の偏光板の軸角度を求めることができる
が、アルミミラ−面の屈折常数の誤差や、他の多数のミ
ラ−による影響があるため、実験により確認した値を使
用することが望ましい。本実施例では、図3に示すミラ
−9の入射面に対して、ミラ−10の入射面を32.5
度ずらしており、このときの直線偏光を実験的に求める
と、第1ミラ−入射面に対して偏光軸が−7.5°,8
2.5°のとき第2ミラ−反射後に直線偏光となり、こ
のとき図9に示すように被検者側の偏光板の偏光軸角度
は第2ミラ−入射面に対して25°,115°であっ
た。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上の説明のように、視力表
と被検者の間に反射ミラ−を配置することによって起こ
る偏光視表の不具合を、視表呈示装置側と被検者側の偏
光軸の組み合わせを変えることで解決し、良好な両眼視
機能検査を行うことのできる装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の検眼装置を上から見た図である。
【図2】本実施例の検眼装置の正面図である。
【図3】視力表テ−ブル内の光学系を示す図である。
【図4】背光照明タイプを用いた視標呈示装置の例を示
す図である
【図5】偏光板の作用の原理を説明する説明図である。
【図6】偏光板による視力検査の一般的な例を示す図で
ある。
【図7】直線偏光を示す図である。
【図8】本実施例の入射面の異なるミラ−配置図であ
る。
【図9】被検者側の偏光板の偏光軸角度を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 被検眼 2 他覚屈折検査装置 3a 検眼テ−ブル 3b 視力表テ−ブル 4 自覚検眼装置 6,7,9,10 反射ミラ− 8 スクリ−ン 16,18 偏光板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光視標を呈示する視力表呈示手段と被
    検眼の眼前に偏光板を配置する偏光板配置手段とを具備
    し、入射面が同一平面にない複数のミラ−を利用して視
    力表呈示手段からの視標光束を被検眼に導く検眼装置に
    おいて、偏光視標及び前記偏光板は、前記複数のミラ−
    の入射面がなす角度に基づいて決定された偏光軸角度と
    を持つことを特徴とする検眼装置。
JP5208431A 1992-09-30 1993-07-30 検眼装置 Pending JPH06165756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5208431A JPH06165756A (ja) 1992-09-30 1993-07-30 検眼装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-287002 1992-09-30
JP28700292 1992-09-30
JP5208431A JPH06165756A (ja) 1992-09-30 1993-07-30 検眼装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06165756A true JPH06165756A (ja) 1994-06-14

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ID=26516828

Family Applications (1)

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JP5208431A Pending JPH06165756A (ja) 1992-09-30 1993-07-30 検眼装置

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JP (1) JPH06165756A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0751228A (ja) * 1993-08-18 1995-02-28 Topcon Corp 視力検査装置
JPH0852113A (ja) * 1994-08-10 1996-02-27 Nidek Co Ltd 視機能検査装置
JP2008272030A (ja) * 2007-04-25 2008-11-13 Topcon Corp 自覚式検眼装置
JP2019503769A (ja) * 2016-02-05 2019-02-14 ザ ユニバーシティ オブ ブリストル 偏光に対する感度の測定

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Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040412