JPH0616565B2 - 端子付誘電体同軸共振器の製造方法 - Google Patents

端子付誘電体同軸共振器の製造方法

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JPH0616565B2
JPH0616565B2 JP61291990A JP29199086A JPH0616565B2 JP H0616565 B2 JPH0616565 B2 JP H0616565B2 JP 61291990 A JP61291990 A JP 61291990A JP 29199086 A JP29199086 A JP 29199086A JP H0616565 B2 JPH0616565 B2 JP H0616565B2
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dielectric coaxial
coaxial resonator
dielectric
manufacturing
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康治 斎藤
貴司 丸山
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は、端子付誘電体同軸共振器およびその製造方
法に関する。
(b)従来の技術 従来より、誘電体同軸共振器の内導体に端子が接続され
た端子付誘電体同軸共振器がフィルタなどに用いられて
いる。
この種の同軸共振器は第6図に示すように構成されてい
る。図において21は酸化チタン系セラミックなどの高
誘電率の誘電体材料からなる中空円筒状の素子であり、
その外周壁と底面に外導体22が形成され、内孔の内壁
には内導体23が形成され、誘電体同軸共振器2が構成
されている。1はこの誘電体同軸共振器の内導体に接続
される端子を表し、突起部51が形成された金属棒50
から構成されている。この端子を誘電体同軸共振器の内
孔に挿入して、導電性接着剤により接着、または半田付
けによって電気的に接続される。第7図と第8図は他の
端子形状を表す図であり、第7図に示した例は打ち抜き
金属板を図に示すように略円筒状に成形されたものであ
り、誘電体同軸共振器の内孔に圧入される。また、第8
図に示した例はプレス成形によって形成された金属板で
あり、誘電体同軸共振器の内孔に挿入されて、半田付け
される。
(c)発明が解決しようとする問題点 ところが、上記従来の端子付誘電体同軸共振器およびそ
の製造方法においては種々の問題点があった。すなわち
第6図に示した例では端子を製造するために多数の工程
を要し、コスト高となる。第7図に示した例は多数の端
子を同一箇所に収納して用いる場合、端子同士が絡み合
うため機械による自動化によって挿入することが困難で
ある。第8図に示した例では端子自体は低コストである
ものの、接続のために手間がかかり、製造コストが高
い。
この発明はこのような従来の問題点を解消して、端子の
製造コストを低減し、しかも誘電体同軸共振器の内導体
に容易に接続できるようにした端子付誘電体同軸共振器
およびその製造方法を提供することを目的としている。
(d)問題点を解決するための手段 この発明の端子付誘電体同軸共振器の製造方法は、誘電
体同軸共振器の内孔の内壁に形成された内導体に端子が
接続された端子付誘電体同軸共振器の製造方法であっ
て、 複数の電極片が放射状に形成される端子を金属板から打
ち抜き、 この端子の中央部を前記誘電体同軸共振器に設けられて
いる内孔に押し込むことによって、前記端子の各電極片
を窄んだ状態で前記内導体に圧接させることを特徴とし
ている。
(e)作用 この発明の端子付誘電体同軸共振器の製造方法では、複
数の電極片が放射状に形成された端子が金属板から打ち
抜かれ、この端子の中央部が誘電体同軸共振器に設けら
れている内孔に押し込まれることによって、端子の各電
極片が窄んだ状態で内孔に挿入される。このため、端子
の弾性力によって各電極片が内導体に圧接されて電気的
に接続される。このように端子を金属板から打ち抜くだ
けで形成することができ、しかも誘電体同軸共振器の内
孔に押し込むだけでその接続が完了する。
(f)実施例 第1図(A),(B)はこの発明の実施例である端子付
誘電体同軸共振器とその製造方法を表す斜視図である。
同図(A)において、2は誘電体同軸共振器を表し、酸
化チタン系セラミックなどの高誘電率の誘電体材料から
なる中空円筒状の素子であり、その外周および底面に外
導体22が形成され、内孔に内導体23が形成されてい
る。1は端子を表している。この端子はメッキ材または
クラッド材などの高導電性の金属板からプレス加工によ
って打ち抜かれたもので、図に示すように複数の電極片
11〜14が放射状に形成されている。この端子の中央
部Sをそのまま何も成形せずにあるいは若干窄んだ状態
に成形したのち誘電体同軸共振器2の内孔(矢印方向)
に押し込むことによって端子の接続が行われる。なお、
端子の中央部Sを若干窄んだ状態に成形しておいた方
が、共振器2の端面欠けがないなどの点で好ましい。こ
のようにして、複数の電極片が放射状に形成された端子
の中央部を内孔に押し込むことによって、各電極片11
〜14が窄んだ状態で内孔に挿入される。同図(B)は
その状態を表している。図に示すように長片である電極
片11が突出した状態で、他の電極片12〜14が内孔
に納まる位置で保持されている。この状態で各電極片は
その弾性力によって内導体23に圧接され、電気的に接
続されている。
第2図はこのようにして端子付誘電体同軸共振器を複数
個用いてバンドパスフィルタを構成した例を表してい
る。2a,2b,2c,・・・は端子付誘電体同軸共振
器を表している。3は各誘電体同軸共振器間を静電結合
するための結合基板であり、電極31,32,33,・
・・が形成されている。各誘電体同軸共振器の端子11
a,11b,11c,・・・はこれらの電極に半田付け
などによって電気的に接続されている。このようにして
長片の電極片をそのまま外部接続用の端子として用いる
ことができる。
上記実施例は放射状に形成された複数の電極片のうち単
一の電極のみ長片とした例であったが、複数の電極片を
長片として、結合用のコンデンサの接続を容易にするこ
とも可能である。第3図(A),(B)はその場合の例
を表している。同図(A)に示すように端子は長片の電
極片11,13と短片の電極片12,14から構成さ
れ、これを第1図(A)に示した場合と同様にして誘電
体同軸共振器の内孔に圧入することによって、同図
(B)に示すように端子付誘電体同軸共振器が構成され
る。第4図はこのようにして構成された端子付誘電体同
軸共振器を複数個配列した間に結合用コンデンサを直接
接続した例を表している。図において4はコンデンサを
表し、誘電体同軸共振器2aの一方の端子11aと誘電
体同軸共振器2bの一方の端子13bとの間に挟持され
るとともに半田付けなどによって電気的に接続されてい
る。
第1図(A),(B)と第3図(A),(B)に示した
何れの実施例も四つの電極片からなる十字形の端子を用
いた例であったが、必要に応じて電極片の数を定めるこ
とができる。例えば第5図に示すような六つの電極片か
らなる端子を用いることも可能である。
(g)発明の効果 以上のようにこの発明によれば、金属板から単純な形状
を打ち抜くだけで端子を製造することができ、半田付け
や接着剤など用いることなく、信頼性の高い圧接法によ
り接続することができる。この挿入を機械化によって行
う場合、端子同士が絡み合うことなく、振込方式などに
よって端子の供給を行うことができ、組立時における製
造コストも低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)はこの発明の端子付誘電体同軸共振器の製
造方法を表す斜視図、同図(B)は完成された端子付誘
電体同軸共振器の構造を表す斜視図である。第2図は第
1図(B)に示した端子付誘電体同軸共振器を用いてバ
ンドパスフィルタを構成した例を表す図、第3図
(A),(B)は他の実施例に係る端子付誘電体同軸共
振器の製造方法と完成された端子付誘電体同軸共振器の
構造を表す図、第4図は第3図(B)に示した端子付誘
電体同軸共振器を用いた応用例を表す図、第5図はさら
に他の実施例に係る端子付誘電体同軸共振器に用いられ
る端子の形状を表す図、第6図は従来の端子付誘電体同
軸共振器の構造とその製造方法を表す図、第7図および
第8図は他の従来の端子付誘電体同軸共振器に用いられ
る端子の形状を表す図である。 1……端子、 2……誘電体同軸共振器、 11〜16……電極片、 21……誘電体セラミック、 22……外導体、 23……内導体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体同軸共振器の内孔の内壁に形成され
    た内導体に端子が接続された端子付誘電体同軸共振器の
    製造方法であって、 複数の電極片が放射状に形成される端子を金属板から打
    ち抜き、 この端子の中央部を前記誘電体同軸共振器に設けられて
    いる内孔に押し込むことによって、前記端子の各電極片
    を窄んだ状態で前記内導体に圧接させることを特徴とす
    る端子付誘電体同軸共振器の製造方法。
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