JPH06160725A - 鏡筒およびアダプター - Google Patents

鏡筒およびアダプター

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JPH06160725A
JPH06160725A JP31215492A JP31215492A JPH06160725A JP H06160725 A JPH06160725 A JP H06160725A JP 31215492 A JP31215492 A JP 31215492A JP 31215492 A JP31215492 A JP 31215492A JP H06160725 A JPH06160725 A JP H06160725A
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恵祐 田村
Takashi Nagano
隆 長野
Kazuo Kajitani
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各画像出力ポート間での観察像の光学的補正が
容易に行なえる顕微鏡鏡筒部を提供する。 【構成】アダプター100は、円筒状の下部本体102
と、円筒状の上部本体104と、カメラマウント106
とを有している。下部本体102の突出部110がハウ
ジング40に設けた画像出力ポート46に挿入され、ハ
ウジング40に対して回転可能に支持される。また、下
部本体102は下端開口114よりも大きい径の内部空
間116を有し、その内部にレンズ118を保持したレ
ンズホルダー120が収容されている。レンズホルダー
120は断面が台形状になっていて、三方から延びるネ
ジ122により所定位置に固定される。一方、上部本体
104はネジ部108により下部本体102に連結して
いる。上部本体104にはカメラマウント106が固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、双眼観察部と複数の画
像出力ポートを有する顕微鏡、特にその鏡筒部分に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、異なる顕微鏡観察法から得られた
画像を重ね合わせる、いわゆる複合観察法が注目を集め
ている。このような観察を行なえる装置の一例を図9に
示す。
【0003】蛍光色素で染色した細胞の核と細胞膜の輪
郭を観察する場合、一般に透過微分干渉観察と落射蛍光
観察とが併用される。透過微分干渉観察では、ランプ2
02から射出された光が、コレクターレンズ204、集
光レンズ206、視野絞り208、集光レンズ210、
折り返しミラー212、窓レンズ214、ポラライザー
216、ノマルスキープリズム218、明るさ絞り22
0、コンデンサーレンズ222を通過し、スライドガラ
ス224に載置した試料226(図10参照)に集光さ
れる。試料を透過した光は対物レンズ228、ノマルス
キープリズム230、アナライザー232、結像レンズ
234を通過し、接眼レンズ236で観察される。落射
蛍光観察では、ランプ238から射出された励起光が、
コレクターレンズ240、集光レンズ242、明るさ絞
り244、視野絞り246、フィールドレンズ248、
励起フィルター250、ダイクロイックミラー252、
対物レンズ228を通過し、スライドガラス224上の
試料に照射される。試料からの蛍光は、対物レンズ22
8、ダイクロイックミラー252、吸収フィルター25
4、結像レンズ234を通過し、接眼レンズ236で観
察される。
【0004】従来、透過微分干渉観察と落射蛍光観察の
像を重ね合わせた像は、スチルカメラを用いての二重露
光により得ていた。しかし最近では、TVカメラの発達
により、顕微鏡の観察像を画像処理することによる定量
評価が重視されている。透過微分干渉観察では、試料の
微妙な凹凸が高いコントラストで得られるので、TVカ
メラには高解像度のもの(例えば高解像CCDカメラ)
が使用され、落射蛍光観察では、暗い背景に試料の蛍光
が輝いて観察されるので、TVカメラには高感度のもの
(例えばSITカメラ)が使用される。
【0005】これらの種類の異なるカメラは図11に示
すようにアダプター260に取り付けられ、このアダプ
ター260は丸アリ溝262を介して鏡筒(図9)の上
部に取り付けられる。アダプター260の内部には、像
の倍率を変えるための種々のレンズ264が軸Aを中心
に回転するターレット機構266により回転可能に保持
され、光路中に配置するレンズ264を替えることによ
り所望の倍率の像が得られるようになっている。その上
方には、任意の波長あるいは任意の照度で光を二分割す
る種々のミラー268が同様のターレット機構270に
より回転可能に保持されていて、所望のミラー268を
光路中に配置できるようになっている。ミラー268か
らの一方の光は、ミラー272、リレーレンズ274、
ミラー276、カメラマウント278(例えばCマウン
ト)を通過し、高感度TVカメラ280に入射する。他
方の光は、リレーレンズ282、レンズ284、ミラー
286、レンズ288、カメラマウント290を通過
し、高解像度TVカメラ292に入射する。ここで、レ
ンズ282はアダプターの外部から光軸に直交する面内
の方向に二次元的に移動でき、観察像を光軸に直交する
面内で移動させることができる。またレンズ288はア
ダプターの外部から光軸方向に移動でき、結像位置を調
整することができる。カメラマウント278、290は
アダプターに対して回転でき、光軸を中心にして観察像
を回転させることができる。異なるTVカメラ280と
292の二つの像を重ね合わせて観察する際、各TVカ
メラ280、292の像はそれぞれCCU(カメラコン
トロールユニット)294、296を介してIP(画像
処理装置)298に送られ、ここで一つの画像に合成さ
れた後、モニター300に表示される。
【0006】このようにして得られる二つのTVカメラ
の像は、アダプターを鏡筒に、またTVカメラをカメラ
マウントに取り付ける際に生じる顕微鏡の仮想光軸との
ずれ、レンズによる結像位置とTVカメラの撮像素子の
位置の差によるピンとのずれ、TVカメラをカメラマウ
ントに取り付けた際に生じる像の回転ずれ等により、単
純に重ねただけでは一致しない。そこで、アダプター内
の各調整機構を用いてTVカメラ間の像の補正を行な
い、これにより二つの画像はある程度一致させることが
可能である。
【0007】ところで、細胞のカルシウムイオンが生体
に与える影響を測定するため、落射蛍光観察を用いて細
胞を蛍光試薬(例えばlndo−1)で染色し、紫外光
(例えば波長360nmの光)で励起し、試料の発する
蛍光をダイクロイックミラーで異なる二つの波長(例え
ば405nmと465nm)に分離し、それぞれの強度
の比を算出することによりカルシウムイオンの濃度を調
べる測定が注目を集めている。この測定は、回転ターレ
ット機構にダイクロイックミラーを保持すると共に各カ
メラマウントに測光装置を取り付けることで、上述のア
ダプターを用いて行なうことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、カルシウ
ムイオンの濃度の測定は上述のアダプターを用いても可
能であるが、以下のような不都合がある。
【0009】カルシウムイオンの濃度測定の場合、微弱
な蛍光像をダイクロイックミラーで任意の波長に分割
し、それぞれの測光装置に入射させるため、それぞれの
光は非常に微弱なものとなる。しかし上述のアダプター
は、ミラーやレンズ等の光学素子の点数が多いため、観
察光の強度の低下やフレアの増加を招き、これはカルシ
ウムイオンの濃度測定のS/N比の低下の原因となる。
【0010】また、分割後の各光は、いくつかの異なる
レンズ系を通過するため、観察像の倍率に誤差が生じ
る。各TVカメラの撮像素子の微妙な大きさの差によっ
ても観察像の倍率に誤差が生じる。このため、各TVカ
メラの二つの像をモニター上で正確に重ね合わせること
は難しい。
【0011】本発明は、光学系による観察光の損失が少
なく、双眼観察部と画像出力ポート間、各画像出力ポー
ト間での観察像の光学的補正が容易に行なえる、顕微鏡
鏡筒部を提供することを目的とする。さらに、双眼観察
部と画像出力ポート間、各画像出力ポート間での観察像
の倍率の補正が行なえる鏡筒部を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、TVカメラや
測定器などの観察系を顕微鏡の鏡筒に取り付けるための
アダプターであって、観察系を鏡筒に回転可能に取り付
ける手段と、鏡筒からの光を観察系に導く手段と、鏡筒
から観察系までの光学的距離を変える手段と、観察系へ
の光の入射位置を変える手段とを備えている。
【0013】また本発明は、接眼部と複数の観察系が取
り付けられる顕微鏡の鏡筒であって、試料からの光を取
り込むための入力ポートと、接眼部を取り付けるための
接眼部用出力ポートと、観察系を取り付けるための少な
くとも二つの観察系用出力ポートと、取り込んだ光を所
定の出力ポートに導く手段と、少なくとも一つの観察系
で結像される像の倍率を変える手段とを備えている。
【0014】
【作用】本発明のアダプターは、観察系を回転可能に支
持し、鏡筒からの光を観察系に導く。これは例えば、ア
ダプターの本体を円筒形状とし、鏡筒との接触面が摺動
可能なように構成することにより達成される。さらにア
ダプターは、鏡筒から観察系までの光学的距離を変える
ことができ、観察系で得られる像のピントを調整するこ
とができる。これは例えば、円筒状本体を互いにネジに
より連結する少なくとも二つの部分を含むように構成す
ることで達成される。さらにアダプターは、観察系への
光の入射位置を変えることができ、観察系で得られる像
を移動させることができる。これは、円筒状本体の内部
にレンズを収容し、これをその軸に直交する面内で移動
させることにより達成される。あるいは、円筒状本体の
軸に直交する方向に相対的に移動できる少なくとも二つ
の部分を含むように本体を構成することにより達成でき
る。
【0015】本発明の鏡筒は、入力ポートから入射した
光を分離あるいは偏向し、分離あるいは偏向した光を所
定の出力ポートから射出する。しかも、少なくとも1つ
の観察系で得られる画像の倍率を変えることができる。
これは例えば、分離した光の光路中にズームレンズ系を
設けることにより達成される。これにより、二つの観察
系で得られる像の大きさを一致させることができる。
【0016】
【実施例】次に本発明による鏡筒部の実施例、すなわち
本発明の鏡筒と本発明のアダプターとを含む鏡筒周辺部
の実施例について図面を参照しながら説明しよう。
【0017】図1に示すように、鏡筒12は丸アリ構造
部14を有し、これを介して顕微鏡本体10の上に位置
決めされ固定される。丸アリ構造部14の開口内には結
像レンズ16がネジ止めされている。結像レンズ16の
上方には、顕微鏡本体10から入射した光を、選択的に
偏向または分離する切り換え部20が設けられている。
切り換え部20より右方に偏向された光の光路上には、
リレーレンズ50、ズームレンズ系52、ズームレンズ
系52からの光を上方に偏向するプリズム72が配置さ
れている。また、鏡筒12のハウジング40には、接眼
部44を取り付けるための接眼部用出力ポート42と、
TVカメラ等を取り付けるための二つの画像出力ポート
46と48とが設けられている。一方の画像出力ポート
46は切り換え部20の上方に位置し、他方の画像出力
ポート48はプリズム72の上方に位置している。これ
らの画像出力ポート46と48にアダプター100が挿
入され、その上に例えばTVカメラ74と76が取り付
けられる。
【0018】ズームレンズ系52は、レンズ54と56
を有している。レンズ54と56は円筒状のレンズホル
ダー58と60にそれぞれ収容されている。レンズホル
ダー58と60にはその外周面にカムピン62と64が
設けられている。レンズホルダー58と60は円筒状部
材66の内部に収容されると共に、それらのカムピン6
2と64が部材66のカム溝に挿入されている。この円
筒状部材66は、ハウジング40に固定された部材68
の内部に回転可能に収容されており、そのバンドル部7
0を回転させると、レンズホルダー58と60がカム溝
に従って所定の位置に移動する。これにより0.5倍〜
1.5倍の間で倍率を変えることができる。
【0019】切り換え部20は、図4に示すように、二
本の丸棒24と26によりスライド移動可能に支持され
たスライド部材22を有している。スライド部材22に
は三つの貫通穴28が設けられており、中央の貫通孔の
上にはプリズム30が固定されている。このプリズム3
0は、光路上に配置された際、試料からの光を接眼部用
出力ポートに向けて偏向する。また、一方の端の貫通孔
の上には光学素子34が配置されている。この光学素子
34は、スライド部材22に固定した取付部材32に係
合する溝を有していて、交換可能に保持されている。ス
ライド部材22には、丸棒24と26に平行に延びる操
作棒36が固定されており、その先端に操作つまみ38
が設けられている。この操作つまみ38は鏡筒の外部に
位置しており、これを操作してスライド部材22を移動
させることができる。
【0020】アダプター100は、図2と図3に示すよ
うに、円筒状の下部本体102と、同じく円筒状の上部
本体104と、TVカメラ74(または76)を取り付
けるためのカメラマウント106とを有している。下部
本体102は小径突出部110を有しており、この突出
部110がハウジング40に設けた画像出力ポート46
(または48)に挿入され、段部底面112がハウジン
グ40の上面に当たり、ハウジング40に対して回転可
能に支持される。そして、イモビス126(図1では省
略した)を用いて小径突出部110の側面を締め付ける
ことによりハウジング40に固定される。また、下部本
体102は下端開口114よりも大きい径の内部空間1
16を有しており、その内部にレンズ118を保持した
レンズホルダー120が収容されている。レンズホルダ
ー120は断面が台形状になっていて、三方からネジ1
22を締め付けることにより固定される。三本のネジ1
22を調整することによりレンズホルダー120は内部
空間116の中を二次元的に移動でき、レンズ118を
その中心軸に垂直な平面に移動できる。一方、上部本体
104は内部にレンズ124を収容固定しており、下部
本体102とはネジ部108により連結している。ま
た、カメラマウント106は上部本体104に固定され
ている。
【0021】鏡筒12に入射した光は、図1に示すよう
に、レンズ16を通過して切り換え部20に入射する。
切り換え部20において、光路上に光学素子を配置しな
かった場合、光は貫通孔28を通って画像出力ポート4
6へ向かい、アダプター100の内部を通ってTVカメ
ラ74に入射する。また、切り換え部20において、光
路上にプリズム30を配置した場合、光は接眼部用出力
ポートへ向けて偏向される。切り換え部20において、
例えば波長または照度で光を分離する光学素子34を光
路上に配置した場合、光学素子34を透過した光は画像
出力ポート46へ向かい、アダプター100の内部を通
ってTVカメラ74に入射し、光学素子34で反射され
た光はリレーレンズ50、ズームレンズ系52を通過
し、プリズム72で反射され画像出力ポート48に向か
い、アダプター100の内部を通ってTVカメラ76に
入射する。TVカメラ74で得られる画像とTVカメラ
76で得られる画像との間に芯ずれ、回転ずれ、ピント
ずれがある場合は、アダプター100において、ネジ1
22を用いてレンズ118の位置を調整することにより
TVカメラ74(または76)で得られる芯ずれを、ハ
ウジング40に対して下部本体102を回転させること
により回転ずれを、下部本体102に対して上部本体1
04を回転させることによりピントずれを補正すること
ができる。また、TVカメラ74で得られる画像とTV
カメラ76で得られる画像との間に倍率のずれがある場
合は、ズームレンズ系52のバンドル部70を回すこと
により補正することができる。
【0022】切り換え部20において、交換可能に取り
付ける光学素子34としては、プリズム型のものやミラ
ー型のものが考えられる。そこで、光学系は光学素子3
4にプリズム型のものを想定して設計しておいた方が好
ましい。このように設計しておけば、光路長を補正する
ためのガラス等を付加することによりミラー型の光学素
子も使用できるからである。このような光学素子34の
一例を図5に示す。光学素子34は、スライド部材22
に設けた取付部材32に係合するホルダー部材78を有
し、これにミラー型光学素子80が所定の角度で取り付
けられている。さらに光路長を補正するためのガラス部
材82と84がホルダー部材78にミラー型光学素子8
0からの光の光路上に設けられている。
【0023】また、カルシウムイオンの濃度測定のよう
にレンズ等の光学素子によるS/N比の低下を避けたい
場合には、図6に示すように、一方のアダプター(例え
ばTVカメラ74を取り付けるアダプター)を円筒状部
材で構成されたアダプター86に変更してもよい。この
場合、二つのTVカメラで得られる画像のずれは、他方
のアダプター100を用いて調整すればよい。また、測
光装置を2台用いるときはアダプター100を2つ用い
てもよい。
【0024】このように本実施例の鏡筒部によれば、二
つのTVカメラで得られる画像間の芯ずれ、回転ずれ、
ピントずれ、倍率ずれの補正が行なえ、二つの画像を正
確に重ねて表示することが可能になる。
【0025】本発明による鏡筒部の別の実施例を図7と
図8に示す。図中、上述の実施例の部材と同等の部材は
同一の符号で示し、その説明は省略する。本実施例で
は、図7に示すように、図1のプリズム72に代えて光
学素子90が設けられているとともに、その後方に三番
目の画像出力ポート88が設けられている。光学素子9
0は、貫通孔を有する三角柱状の保持部材92と、その
斜面に取り付けられたミラー型分離光学素子94とを有
している。この光学素子90はスライドアリ溝機構を介
して支持部材96に着脱可能に取り付けられている。こ
の支持部材96はハウジング40にネジ止めされてい
る。光学素子90の交換は、支持部材96をハウジング
40から取り外して行なう。支持部材96の取付部は、
切り換え部20の取付部32と同じ構造とし、光学素子
90として切り換え部20の光学素子34が共通に使用
できるようにしておくことが好ましい。
【0026】画像出力ポート46、48、88にはアダ
プター130を介してそれぞれTVカメラ74、76、
98が取り付けられている。このアダプター130は、
図8に示すように、円筒状の下部本体132と、円筒状
の中間本体134と、これにネジにより連結された上部
本体136と、これに固定されたカメラマウントとを備
えている。下部本体132は小径突出部140を有し、
これが画像出力ポート46(または48、88)に挿入
され、ハウジング40に対して回転可能に配置され、イ
モビス126により固定される。中間本体134はテー
パー状小径端部144を有し、これが下部本体132の
内部空間146に収容されると共に三方からネジ142
で締め付けられて下部本体132に固定されている。さ
らに三本のネジ142を調整することにより、中間本体
134は中心軸に直交する面内において下部本体132
に対して移動可能である。上部本体136はネジにより
中間本体134に連結されており、中間本体134に対
して上部本体136を回転させることによりアダプター
130の全長を変えることが可能である。また上部本体
136にはカメラマウント138が固定されており、こ
のカメラマウント138にTVカメラ74(または7
6、98)が取り付けられる。
【0027】本実施例では、各TVカメラ74、76、
98で得られる画像間の芯ずれ、ピントずれ、回転ずれ
はアダプター130において補正することができる。す
なわち、芯ずれはネジ142を調整して下部本体132
に対して中間本体134を移動させることにより、ピン
トずれは中間本体134に対して上部本体136を回転
させて全長を変えることにより、回転ずれはハウジング
40に対して下部本体132を回転させることにより補
正することができる。また、TVカメラ74で得られる
画像と、TVカメラ76または98で得られる画像との
間の倍率のずれは、ズームレンズ系52により補正する
ことができる。
【0028】本実施例によれば上述の実施例と同様の効
果が得られる。また、三つのTVカメラで同時観察する
多重染色法(異なる数種類の蛍光色素で細胞を染色し、
異なる数種類の波長で同時観察する方法)において、光
学素子34と光学素子90が簡単に交換でき、光学素子
を入れ換えて観察するあらゆる多重染色法に簡単に対応
できる。また、アダプター130内にレンズ系を持たな
いので、カルシウム測光のようなレンズ系によるS/N
比が問題になる場合でも、別のアダプター86と交換せ
ずに使用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、二つのTVカメラで得
られる画像間の芯ずれ、ピントずれ、回転ずれ、ピント
ずれが補正でき、二つの画像を正確に重ねて表示するこ
とが可能になる。また、双眼観察部と画像出力ポートと
の間でも同様のことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による鏡筒部の実施例の全体を示す断面
図である。
【図2】図1中のアダプターを拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図2のアダプターをC−C線で破断して矢印方
向から見たときの断面図である。
【図4】図1中の切り換え部の構成を示す斜視図であ
る。
【図5】ミラー型光学素子を備えた、切り換え部に取り
付ける光学素子の一例を示す。
【図6】円筒状部材からなるアダプターの断面図であ
る。
【図7】本発明による鏡筒部の別の実施例を示す断面図
である。
【図8】図7中のアダプターを拡大して示す断面図であ
る。
【図9】複合観察法を行なうための顕微鏡装置の一例の
構成を示す。
【図10】スライドガラスに載せた試料を示す。
【図11】カメラを鏡筒に取り付けるためのアダプター
を示す。
【符号の説明】
102…下部本体、104…上部本体、106…カメラ
マウント、108…ネジ部、118…レンズ、ネジ…1
22。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TVカメラや測定器などの観察系を顕微
    鏡の鏡筒に取り付けるためのアダプターであって、 観察系を鏡筒に回転可能に取り付ける手段と、 鏡筒からの光を観察系に導く手段と、 鏡筒から観察系までの光学的距離を変える手段と、 観察系への光の入射位置を変える手段とを備えているア
    ダプター。
  2. 【請求項2】 接眼部と複数の観察系が取り付けられる
    顕微鏡の鏡筒であって、 試料からの光を取り込むための入力ポートと、 接眼部を取り付けるための接眼部用出力ポートと、 観察系を取り付けるための少なくとも二つの観察系用出
    力ポートと、 取り込んだ光を所定の出力ポートに導く手段と、 少なくとも一つの観察系で結像される像の倍率を変える
    手段とを備えている顕微鏡の鏡筒。
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