JPH06160304A - 瓶を検査するための方法及び装置 - Google Patents
瓶を検査するための方法及び装置Info
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- JPH06160304A JPH06160304A JP5170164A JP17016493A JPH06160304A JP H06160304 A JPH06160304 A JP H06160304A JP 5170164 A JP5170164 A JP 5170164A JP 17016493 A JP17016493 A JP 17016493A JP H06160304 A JPH06160304 A JP H06160304A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/02—Devices for withdrawing samples
- G01N1/22—Devices for withdrawing samples in the gaseous state
- G01N1/26—Devices for withdrawing samples in the gaseous state with provision for intake from several spaces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B08—CLEANING
- B08B—CLEANING IN GENERAL; PREVENTION OF FOULING IN GENERAL
- B08B9/00—Cleaning hollow articles by methods or apparatus specially adapted thereto
- B08B9/08—Cleaning containers, e.g. tanks
- B08B9/46—Inspecting cleaned containers for cleanliness
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
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- G01N33/00—Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
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- G01N33/0081—Containers; Packages; Bottles
-
- G—PHYSICS
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- G01N35/02—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor using a plurality of sample containers moved by a conveyor system past one or more treatment or analysis stations
- G01N35/04—Details of the conveyor system
- G01N2035/0401—Sample carriers, cuvettes or reaction vessels
- G01N2035/0437—Cleaning cuvettes or reaction vessels
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 瓶の検査方法をにおいて、多い瓶供給量をわ
ずかな検査装置で処理して、若しくは検査装置のメモリ
ー効果によって瓶供給量を減少させないようにして、瓶
検査がわずかな構成費用、監視費用、及び寸法決め費用
で行われるようにする。 【構成】 瓶をまず第１の検査ステーション１に供給し
て、瓶からそれぞれガスサンプルを取り出す。第１の検
査ステーションが強い汚染の有無を検査する。瓶を第２
の検査ステーションに供給し、該検査ステーションで低
い応答しきい値によって検査し、汚染されていると検出
された瓶を押し出す。
ずかな検査装置で処理して、若しくは検査装置のメモリ
ー効果によって瓶供給量を減少させないようにして、瓶
検査がわずかな構成費用、監視費用、及び寸法決め費用
で行われるようにする。 【構成】 瓶をまず第１の検査ステーション１に供給し
て、瓶からそれぞれガスサンプルを取り出す。第１の検
査ステーションが強い汚染の有無を検査する。瓶を第２
の検査ステーションに供給し、該検査ステーションで低
い応答しきい値によって検査し、汚染されていると検出
された瓶を押し出す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、新たな充填のために戻
される再利用可能な瓶、特にＰＥＴ瓶を汚染の有無につ
いて検査するための方法であって、各瓶から取り出され
たガスを検査するようになっており、瓶を１つの搬送路
に沿って搬送するようになっている形式のもの、及び該
方法を実施するための装置に関する。
される再利用可能な瓶、特にＰＥＴ瓶を汚染の有無につ
いて検査するための方法であって、各瓶から取り出され
たガスを検査するようになっており、瓶を１つの搬送路
に沿って搬送するようになっている形式のもの、及び該
方法を実施するための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】再利用可能な瓶、特に高い温度で洗浄で
きないプラスチック瓶、例えばＰＥＴ・瓶において、汚
染を確実に検出して、汚染された瓶を押し出し、若しく
は新たな充填から排除しなければならないという問題が
ある。特に、潜在的に有害な物質（毒物、溶剤）のため
に使用された瓶は検出されねばならない。この目的のた
めに、それぞれガスサンプルを瓶から取り出して、フォ
ト・イオン化検出器（ＰＩＤ）によって検査することは
知られている。これによって、瓶内若しくはプラスチッ
ク材料内の好ましくない物質のわずかな痕跡の有無も検
出できる。このような検査装置が単位時間当たりの高い
瓶処理量（望ましくは、例えば毎分２５０個から３００
個）を有し、これによってこの種の検査を工場瓶詰運転
中に行うために、従来は個別の多数のＰＩＤ・装置が使
用され、すなわち検査しようとする各瓶にそれぞれ固有
のＰＩＤ・装置が割り当てられている。このことは構
成、監視、及び寸法決めに対する高い費用を必要とす
る。
きないプラスチック瓶、例えばＰＥＴ・瓶において、汚
染を確実に検出して、汚染された瓶を押し出し、若しく
は新たな充填から排除しなければならないという問題が
ある。特に、潜在的に有害な物質（毒物、溶剤）のため
に使用された瓶は検出されねばならない。この目的のた
めに、それぞれガスサンプルを瓶から取り出して、フォ
ト・イオン化検出器（ＰＩＤ）によって検査することは
知られている。これによって、瓶内若しくはプラスチッ
ク材料内の好ましくない物質のわずかな痕跡の有無も検
出できる。このような検査装置が単位時間当たりの高い
瓶処理量（望ましくは、例えば毎分２５０個から３００
個）を有し、これによってこの種の検査を工場瓶詰運転
中に行うために、従来は個別の多数のＰＩＤ・装置が使
用され、すなわち検査しようとする各瓶にそれぞれ固有
のＰＩＤ・装置が割り当てられている。このことは構
成、監視、及び寸法決めに対する高い費用を必要とす
る。
【０００３】従って、検査装置の数を少なくすることが
望ましい。しかしながら、瓶供給量を減少させないため
に、瓶当たりの測定時間が短くなり、それというのは検
査装置の数の少ない場合には、各検査装置が同じ時間に
複数の瓶を検査しなければならない。この場合、本来の
測定時間が検査装置内でのその都度のガスサンプルにと
って重要であるばかりでなく、検査装置に必要な回復時
間も考慮され、これによって強い汚染の検出の後に、弱
い汚染の検出のための十分な感度が再び得られねばなら
ず、このようなことに対してメモリー効果という概念が
用いられる。このような概念のメモリー効果はガスサン
プルのための適当な検査装置、例えばすでに述べたＰＩ
Ｄ・検査装置及びマススペクトロメータにおいても生じ
る。
望ましい。しかしながら、瓶供給量を減少させないため
に、瓶当たりの測定時間が短くなり、それというのは検
査装置の数の少ない場合には、各検査装置が同じ時間に
複数の瓶を検査しなければならない。この場合、本来の
測定時間が検査装置内でのその都度のガスサンプルにと
って重要であるばかりでなく、検査装置に必要な回復時
間も考慮され、これによって強い汚染の検出の後に、弱
い汚染の検出のための十分な感度が再び得られねばなら
ず、このようなことに対してメモリー効果という概念が
用いられる。このような概念のメモリー効果はガスサン
プルのための適当な検査装置、例えばすでに述べたＰＩ
Ｄ・検査装置及びマススペクトロメータにおいても生じ
る。
【０００４】
【発明の課題】本発明の課題は、瓶の検査方法を改善し
て、多い瓶供給量をわずかな検査装置で処理して、若し
くは検査装置のメモリー効果によって瓶供給量を減少さ
せないようにして、瓶検査がわずかな構成費用、監視費
用、及び寸法決め費用で行われるようにすることであ
る。さらに、該検査方法を実施するための装置を提供す
ることである。
て、多い瓶供給量をわずかな検査装置で処理して、若し
くは検査装置のメモリー効果によって瓶供給量を減少さ
せないようにして、瓶検査がわずかな構成費用、監視費
用、及び寸法決め費用で行われるようにすることであ
る。さらに、該検査方法を実施するための装置を提供す
ることである。
【０００５】
【発明の手段】前記課題を解決するために本発明の方法
では、各瓶の検査を、搬送路に沿って順次に配置された
少なくとも２つの検査ステーションによって行うように
して、第１の検査ステーションが汚染のための低い応答
しきい値を有しており、第２の検査ステーションが汚染
のための、低い応答しきい値の複数倍の応答しきい値を
有しており、汚染に基づき第１の検査ステーションを応
働せしめた瓶に対して該瓶の、第２の検査ステーション
の通過の際に第２の検査ステーションを機能停止させる
ようになっている。
では、各瓶の検査を、搬送路に沿って順次に配置された
少なくとも２つの検査ステーションによって行うように
して、第１の検査ステーションが汚染のための低い応答
しきい値を有しており、第２の検査ステーションが汚染
のための、低い応答しきい値の複数倍の応答しきい値を
有しており、汚染に基づき第１の検査ステーションを応
働せしめた瓶に対して該瓶の、第２の検査ステーション
の通過の際に第２の検査ステーションを機能停止させる
ようになっている。
【０００６】本発明の別の方法では、汚染に基づき第１
の検査ステーションを応働せしめた瓶を第２の検査ステ
ーションに達する前に搬送路から押し出すようになって
いる。
の検査ステーションを応働せしめた瓶を第２の検査ステ
ーションに達する前に搬送路から押し出すようになって
いる。
【０００７】
【発明の効果】汚染のための比較的高い応答しきい値で
検査する第１の検査ステーションは、強く汚染された瓶
を検出し、該瓶は第２の検査ステーションを通過するも
のの、この第２の感度の高い検査ステーションでは検査
されない。強く汚染された瓶は選択的に前もって押し出
され得る。従って、第２の検査ステーションが、著しい
メモリー効果を生ぜしめることになる強く汚染された瓶
の負荷から解放される。このことは、第２の検査ステー
ションに汚染のための低い応答しきい値を設定して、有
害なわずかな汚染をも検出できるようにし、かつ時間的
に危険なメモリー効果を生ぜしめないことを意味してお
り、それというのは、時間的に危険なメモリー効果をし
ょうぜしめるような強く汚染された瓶は、第２の検査ス
テーションでもはや検査されない、若しくは第２の検査
ステーションを通過しないからである。従って、第２の
検査ステーションによってカバーされねばならないダイ
ナミックな範囲が上側から、すなわち強い汚染から、第
１の検査ステーションによって遮断されており、これに
よって第２の検査ステーションにおいてポジティブな効
果が得られる。第１の検査ステーションにおいてはメモ
リー効果は問題にならず、それというのはここでは強い
汚染だけを検出すればよく、このことは先行の強い汚染
の後にも短い回復時間で可能になるからである。この場
合、ダイナミックな範囲は下側から、すなわち弱い汚染
から、第１の検査ステーションを強い汚染にのみ応働さ
せることによって遮断されている。第１の検査ステーシ
ョンが完全に投入されていてよく、検査ステーションの
応答しきい値は原理的に低くなっており、検査ステーシ
ョンの機能する応答感度が比較的高く選ばれる。
検査する第１の検査ステーションは、強く汚染された瓶
を検出し、該瓶は第２の検査ステーションを通過するも
のの、この第２の感度の高い検査ステーションでは検査
されない。強く汚染された瓶は選択的に前もって押し出
され得る。従って、第２の検査ステーションが、著しい
メモリー効果を生ぜしめることになる強く汚染された瓶
の負荷から解放される。このことは、第２の検査ステー
ションに汚染のための低い応答しきい値を設定して、有
害なわずかな汚染をも検出できるようにし、かつ時間的
に危険なメモリー効果を生ぜしめないことを意味してお
り、それというのは、時間的に危険なメモリー効果をし
ょうぜしめるような強く汚染された瓶は、第２の検査ス
テーションでもはや検査されない、若しくは第２の検査
ステーションを通過しないからである。従って、第２の
検査ステーションによってカバーされねばならないダイ
ナミックな範囲が上側から、すなわち強い汚染から、第
１の検査ステーションによって遮断されており、これに
よって第２の検査ステーションにおいてポジティブな効
果が得られる。第１の検査ステーションにおいてはメモ
リー効果は問題にならず、それというのはここでは強い
汚染だけを検出すればよく、このことは先行の強い汚染
の後にも短い回復時間で可能になるからである。この場
合、ダイナミックな範囲は下側から、すなわち弱い汚染
から、第１の検査ステーションを強い汚染にのみ応働さ
せることによって遮断されている。第１の検査ステーシ
ョンが完全に投入されていてよく、検査ステーションの
応答しきい値は原理的に低くなっており、検査ステーシ
ョンの機能する応答感度が比較的高く選ばれる。
【０００８】検査ステーション間の範囲の同調によって
有利な実施例では、著しく感度の高い第２の検査として
マススペクトロメータによる検査を用いることが可能で
あり、マススペクトロメータの不都合なメモリー効果が
本発明に基づく方法によって制限され、その結果マスス
ペクトロメータが迅速に順次に瓶測定を行い、高い瓶供
給量を可能にする。この場合、第１の経済的な検査とし
てフォト・イオン化検出器による検査が用いられる。有
利には、汚染された瓶の検査が行われず、このためにガ
ス取り出し機構が瓶内に走入されず、ガス取り出し機構
の汚染が避けられる。さらに有利な実施例では、瓶開口
の上側の閉鎖機構が作用して、汚染された瓶からのガス
の吸い込みが確実に避けられる。
有利な実施例では、著しく感度の高い第２の検査として
マススペクトロメータによる検査を用いることが可能で
あり、マススペクトロメータの不都合なメモリー効果が
本発明に基づく方法によって制限され、その結果マスス
ペクトロメータが迅速に順次に瓶測定を行い、高い瓶供
給量を可能にする。この場合、第１の経済的な検査とし
てフォト・イオン化検出器による検査が用いられる。有
利には、汚染された瓶の検査が行われず、このためにガ
ス取り出し機構が瓶内に走入されず、ガス取り出し機構
の汚染が避けられる。さらに有利な実施例では、瓶開口
の上側の閉鎖機構が作用して、汚染された瓶からのガス
の吸い込みが確実に避けられる。
【０００９】
【実施例】図１はコンベヤベルト６を概略的に示してお
り、コンベヤベルト上で瓶が立てた状態で搬送される。
瓶は実施例ではＰＥＴ・瓶であり、ＰＥＴ・瓶は洗浄装
置の検査部に供給され、次いで新たに飲料物で満たされ
る。本発明に基づく検査は２つの検査ステーション１，
２を用いる。第１の検査ステーション１では、有害な物
質での瓶の強い汚染が検出され、この場合有害な物質は
例えばガソリン、溶剤、ラッカー、殺虫剤、アルコール
等である。検査ステーション１によって、瓶からそれぞ
れガスサンプルが取り出され、このことは例えば概略的
に示すように走入及び走出可能なゾンデ４を用いて行わ
れる。特に、強い汚染のための検査ステーション１にお
いては、瓶開口の上側でガスを吸い込むと十分である。
瓶内への空気の付加的な吹き込みも、ガスサンプルの取
り出しを容易にするために可能である。取り出されたガ
スサンプルは、有利には公知の方法でフォト・イオン化
検出器（ＰＩＤ）を用いて分析される。適当な装置は例
えば、Firma HNU Systems, Inc 社製のフォト・イオン
化検出器 Modell PI 52-02Aである。この場合、応答し
きい値は著しく汚染された瓶が確実に検出されるように
設定される。瓶が汚染されているかどうかの情報が、制
御装置９に送られる。制御装置は検査ステーション１の
信号に関連して検査ステーション２を制御し、その結
果、この検査ステーションが「汚染されている」と検出
された瓶を検査することはない。選択的に、制御装置９
が検査ステーション１に関連して破線で示した押し出し
部材７を制御するようになっており、押し出し部材は搬
送方向で検査ステーション１の下流側に配置されてい
て、「汚染されている」と検出された瓶を検査ステーシ
ョン２に達する前に搬送方向から押し出し、若しくは別
のコンベヤベルト上へ押し出す。検査ステーション２
が、検査ステーション１によって「きれいである」と検
出された瓶を有害な物質の存在について新たに検査す
る。この場合、もはやガスサンプル内の有害物質の著し
く高い濃縮は見込まれないので、低い応答しきい値が選
ばれ、測定間のメモリー効果を取りこわすための長い時
間を必要とするようなおそれはない。従って、高い感度
にもかかわらず迅速に順次に測定が行われ、これによっ
て高い瓶供給量が可能である。この場合、測定のために
同じくガスサンプルが瓶から、走入及び走出可能なゾン
デ５を用いて取り出される。ここでは有利には、測定が
市販のマススペクトロメータ（ＭＳ）を用いて行われ、
これによって、汚染の少ない場合でも正確な分析が可能
になり、ひいては瓶をさらに使用可能であるか若しくは
そうでないかの一義的な決定が可能である。使用不能な
瓶は別の押し出し部材８によって分析結果に関連して搬
送路から押し出され、若しくは別の搬送路へ変位させら
れる。マススペクトロメータの代わりに、検査ステーシ
ョン２がフォト・イオン化検出器を備えていてよい。
り、コンベヤベルト上で瓶が立てた状態で搬送される。
瓶は実施例ではＰＥＴ・瓶であり、ＰＥＴ・瓶は洗浄装
置の検査部に供給され、次いで新たに飲料物で満たされ
る。本発明に基づく検査は２つの検査ステーション１，
２を用いる。第１の検査ステーション１では、有害な物
質での瓶の強い汚染が検出され、この場合有害な物質は
例えばガソリン、溶剤、ラッカー、殺虫剤、アルコール
等である。検査ステーション１によって、瓶からそれぞ
れガスサンプルが取り出され、このことは例えば概略的
に示すように走入及び走出可能なゾンデ４を用いて行わ
れる。特に、強い汚染のための検査ステーション１にお
いては、瓶開口の上側でガスを吸い込むと十分である。
瓶内への空気の付加的な吹き込みも、ガスサンプルの取
り出しを容易にするために可能である。取り出されたガ
スサンプルは、有利には公知の方法でフォト・イオン化
検出器（ＰＩＤ）を用いて分析される。適当な装置は例
えば、Firma HNU Systems, Inc 社製のフォト・イオン
化検出器 Modell PI 52-02Aである。この場合、応答し
きい値は著しく汚染された瓶が確実に検出されるように
設定される。瓶が汚染されているかどうかの情報が、制
御装置９に送られる。制御装置は検査ステーション１の
信号に関連して検査ステーション２を制御し、その結
果、この検査ステーションが「汚染されている」と検出
された瓶を検査することはない。選択的に、制御装置９
が検査ステーション１に関連して破線で示した押し出し
部材７を制御するようになっており、押し出し部材は搬
送方向で検査ステーション１の下流側に配置されてい
て、「汚染されている」と検出された瓶を検査ステーシ
ョン２に達する前に搬送方向から押し出し、若しくは別
のコンベヤベルト上へ押し出す。検査ステーション２
が、検査ステーション１によって「きれいである」と検
出された瓶を有害な物質の存在について新たに検査す
る。この場合、もはやガスサンプル内の有害物質の著し
く高い濃縮は見込まれないので、低い応答しきい値が選
ばれ、測定間のメモリー効果を取りこわすための長い時
間を必要とするようなおそれはない。従って、高い感度
にもかかわらず迅速に順次に測定が行われ、これによっ
て高い瓶供給量が可能である。この場合、測定のために
同じくガスサンプルが瓶から、走入及び走出可能なゾン
デ５を用いて取り出される。ここでは有利には、測定が
市販のマススペクトロメータ（ＭＳ）を用いて行われ、
これによって、汚染の少ない場合でも正確な分析が可能
になり、ひいては瓶をさらに使用可能であるか若しくは
そうでないかの一義的な決定が可能である。使用不能な
瓶は別の押し出し部材８によって分析結果に関連して搬
送路から押し出され、若しくは別の搬送路へ変位させら
れる。マススペクトロメータの代わりに、検査ステーシ
ョン２がフォト・イオン化検出器を備えていてよい。
【００１０】図２は、瓶を検出するための本発明に基づ
く方法で作動する検査装置ユニット４０の平面図であ
る。戻された再利用のための瓶は、未整理の状態で搬送
ライン４１上から検査装置ユニット４０に引き渡され
る。瓶は立てた状態で検査装置ユニット４０に渡され、
通常は開いていて、すなわちもはや蓋を備えておらず、
かつまだ洗浄されていない。コンベヤー及び相応のせき
止め圧力によって瓶３が、ラインストッパを成す星形制
御部材４２に導き、ねじコンベヤー４３に渡し、ねじコ
ンベヤーが瓶を規則的な間隔の列順に立てた状態で引き
続き搬送する。ねじコンベヤー４３に沿って検査ステー
ション１の前に複数の検査装置を設けてあり、検査装置
は図３を用いて詳細に説明する。瓶は正確な高さ、及び
蓋若しくはその他の栓、並びに液体残量の有無を検査さ
れる。適切でない瓶は押し出し部材１１によってねじコ
ンベヤーから押し出される。検査ステーション１を通過
した瓶は、次いで検査ステーション１に向かってフォト
・イオン化検出器に達し、場合によっては「汚染されて
いる」と検出され、制御装置内に相応に記録され、若し
くは別の実施態様では搬送路から押し出される。このよ
うにあらかじめ検出された瓶３は、ねじコンベヤー４３
によって流入口・メリーゴーラウンド４５上に達する。
流入口・メリーゴーラウンド４５から瓶はメインメリー
ゴーラウンド４７に引き渡される。メインメリーゴーラ
ウンド４７上での瓶の滞在時間中に、検査ステーション
２での検査、例えばマススペクトロ検査が行われる。メ
インメリーゴーラウンド４７は図面では概略的に示す４
つの瓶３を受容しているが、実際には検査しようとする
多数の、例えば１６個の瓶を受容できるようになってお
り、これらの瓶はメインメリーゴーラウンド上に配置さ
れたマススペクトロメータによって検査される。検査の
後に、検査された瓶が流出口・メリーゴーラウンド４８
を介して流出口ねじコンベヤー４９に達する。流出口ね
じコンベヤーに別の押し出し部材５３を配置してあり、
この別の押し出し部材がマススペクトロメータによって
「汚染されている」と検出された瓶を押し出すようにな
っている。この場合、押し出しは公知の種々の形式で、
例えば圧縮空気噴射流によって、若しくは電磁操作可能
な押し出しロッドによって行われる。有利には、取り除
くべき瓶を立てた状態で別の搬送路へ丁寧に供給する導
出機構が設けられている。これによって、場合によって
は有害な液体を受容する瓶の引っ繰り返りが避けられ
る。このような瓶は、立てた状態で放出箇所に送られ
る。汚染されていない瓶は搬送ねじコンベヤー４９から
搬送ライン５０に引き渡され、搬送ラインによって洗浄
ステーション、次いで充填ステーションへ供給される。
押し出し装置に操作ボード５４が配置されている。装置
全体の制御装置は個別に配置されていてよい。
く方法で作動する検査装置ユニット４０の平面図であ
る。戻された再利用のための瓶は、未整理の状態で搬送
ライン４１上から検査装置ユニット４０に引き渡され
る。瓶は立てた状態で検査装置ユニット４０に渡され、
通常は開いていて、すなわちもはや蓋を備えておらず、
かつまだ洗浄されていない。コンベヤー及び相応のせき
止め圧力によって瓶３が、ラインストッパを成す星形制
御部材４２に導き、ねじコンベヤー４３に渡し、ねじコ
ンベヤーが瓶を規則的な間隔の列順に立てた状態で引き
続き搬送する。ねじコンベヤー４３に沿って検査ステー
ション１の前に複数の検査装置を設けてあり、検査装置
は図３を用いて詳細に説明する。瓶は正確な高さ、及び
蓋若しくはその他の栓、並びに液体残量の有無を検査さ
れる。適切でない瓶は押し出し部材１１によってねじコ
ンベヤーから押し出される。検査ステーション１を通過
した瓶は、次いで検査ステーション１に向かってフォト
・イオン化検出器に達し、場合によっては「汚染されて
いる」と検出され、制御装置内に相応に記録され、若し
くは別の実施態様では搬送路から押し出される。このよ
うにあらかじめ検出された瓶３は、ねじコンベヤー４３
によって流入口・メリーゴーラウンド４５上に達する。
流入口・メリーゴーラウンド４５から瓶はメインメリー
ゴーラウンド４７に引き渡される。メインメリーゴーラ
ウンド４７上での瓶の滞在時間中に、検査ステーション
２での検査、例えばマススペクトロ検査が行われる。メ
インメリーゴーラウンド４７は図面では概略的に示す４
つの瓶３を受容しているが、実際には検査しようとする
多数の、例えば１６個の瓶を受容できるようになってお
り、これらの瓶はメインメリーゴーラウンド上に配置さ
れたマススペクトロメータによって検査される。検査の
後に、検査された瓶が流出口・メリーゴーラウンド４８
を介して流出口ねじコンベヤー４９に達する。流出口ね
じコンベヤーに別の押し出し部材５３を配置してあり、
この別の押し出し部材がマススペクトロメータによって
「汚染されている」と検出された瓶を押し出すようにな
っている。この場合、押し出しは公知の種々の形式で、
例えば圧縮空気噴射流によって、若しくは電磁操作可能
な押し出しロッドによって行われる。有利には、取り除
くべき瓶を立てた状態で別の搬送路へ丁寧に供給する導
出機構が設けられている。これによって、場合によって
は有害な液体を受容する瓶の引っ繰り返りが避けられ
る。このような瓶は、立てた状態で放出箇所に送られ
る。汚染されていない瓶は搬送ねじコンベヤー４９から
搬送ライン５０に引き渡され、搬送ラインによって洗浄
ステーション、次いで充填ステーションへ供給される。
押し出し装置に操作ボード５４が配置されている。装置
全体の制御装置は個別に配置されていてよい。
【００１１】図３は検査段階を概略的に示している。搬
送ライン上を到来する瓶が、星形制御部材４２まで達
し、この場合、横たわる瓶は星形制御部材４２によって
ラインストップを惹起する。流入口ねじコンベヤー内で
２つのライトバリヤを用いて各瓶の高さのコントロール
が行われる。大きすぎる若しくは小さすぎる瓶は取り除
かれる。次のステップとして超音波センサを用いて、各
瓶の蓋を取り外してあるかどうかのコントロールが行わ
れる。蓋若しくはその他の栓の付いた瓶は取り除かれ
る。重量センサを用いて、瓶内に多量の液体の存在して
いるかどうかのコントロールが行われ、多量の液体が瓶
内に存在している場合には、瓶は取り除かれる。
送ライン上を到来する瓶が、星形制御部材４２まで達
し、この場合、横たわる瓶は星形制御部材４２によって
ラインストップを惹起する。流入口ねじコンベヤー内で
２つのライトバリヤを用いて各瓶の高さのコントロール
が行われる。大きすぎる若しくは小さすぎる瓶は取り除
かれる。次のステップとして超音波センサを用いて、各
瓶の蓋を取り外してあるかどうかのコントロールが行わ
れる。蓋若しくはその他の栓の付いた瓶は取り除かれ
る。重量センサを用いて、瓶内に多量の液体の存在して
いるかどうかのコントロールが行われ、多量の液体が瓶
内に存在している場合には、瓶は取り除かれる。
【００１２】取り除かれなかった瓶は、すでに述べたよ
うに検査ステーション１に達する。
うに検査ステーション１に達する。
【００１３】図４はメインメリーゴーラウンド４７を示
しており、ここにはもっぱら２つの瓶保持体ともっぱら
１つの瓶３のみしか示されていない。メインメリーゴー
ラウンドは不動の機械テーブル６０上に配置され、かつ
駆動歯車６１を介してモータ（図示せず）によって回転
させられる。瓶３は、機械に固定された底部案内薄板６
３上を運動させられ、かつ瓶底部の範囲でメインメリー
ゴーラウンドの中心軸の回りに設けられた外側案内６４
及び、瓶頸の範囲で同じくメインメリーゴーラウンドの
中心軸の回りに設けられた外側案内６５に沿って案内さ
れる。外側案内６４，６５間の間隔は上側のメリーゴー
ラウンド部分を下側のメリーゴーラウンド部分に対して
移動させることによって調節され、このことは矢印ｂ及
び外側案内６５′によって示してあり、該外側案内６
５′は高さの低い瓶のための下側の位置を表している。
回転する上側の円形回転テーブル６７に、各瓶のための
外側案内６５のほかにダブル行程ユニット６８を配置し
てあり、ダブル行程ユニットがそれぞれ各瓶のためのガ
ス取り出し管５を保持している。１６個の瓶の位置を有
するメインメリーゴーラウンドにおいては、１６個のダ
ブル行程ユニット６８が設けられている。ダブル行程ユ
ニットの機能を以下に述べる。各ダブル行程ユニット６
８によって保持されたガス取り出し管５は、フレキシブ
ルなホース７１を介して中央の弁ヘッド７０に接続され
ている。中央の弁ヘッド内では、瓶３から吸い出された
空気が唯一の導管７２に配分されるようになっており、
該導管がマススペクトロメータ（検査ステーション２）
に通じている。この場合、有利にはガスがメリーゴーラ
ウンド内での各瓶３の回転移動の大部分の区間にわたっ
て瓶３から吸い出され、このことは中央の真空ポンプ
（図示せず）によって行われるようになっており、真空
ポンプが弁ヘッド７０の接続部７３に接続されている。
弁ヘッド７０内ではその都度、ガスサンプル・取り出し
管５の１つがマススペクトロメータに短時間、接続され
るのに対して、ほかの時間中には残りのガスサンプルが
接続部７３を通して真空ポンプに向けて排出される。こ
のようにして、ガスサンプル・取り出し管５から弁ヘッ
ド７０までの長い供給距離の、測定時間への影響が排除
される。
しており、ここにはもっぱら２つの瓶保持体ともっぱら
１つの瓶３のみしか示されていない。メインメリーゴー
ラウンドは不動の機械テーブル６０上に配置され、かつ
駆動歯車６１を介してモータ（図示せず）によって回転
させられる。瓶３は、機械に固定された底部案内薄板６
３上を運動させられ、かつ瓶底部の範囲でメインメリー
ゴーラウンドの中心軸の回りに設けられた外側案内６４
及び、瓶頸の範囲で同じくメインメリーゴーラウンドの
中心軸の回りに設けられた外側案内６５に沿って案内さ
れる。外側案内６４，６５間の間隔は上側のメリーゴー
ラウンド部分を下側のメリーゴーラウンド部分に対して
移動させることによって調節され、このことは矢印ｂ及
び外側案内６５′によって示してあり、該外側案内６
５′は高さの低い瓶のための下側の位置を表している。
回転する上側の円形回転テーブル６７に、各瓶のための
外側案内６５のほかにダブル行程ユニット６８を配置し
てあり、ダブル行程ユニットがそれぞれ各瓶のためのガ
ス取り出し管５を保持している。１６個の瓶の位置を有
するメインメリーゴーラウンドにおいては、１６個のダ
ブル行程ユニット６８が設けられている。ダブル行程ユ
ニットの機能を以下に述べる。各ダブル行程ユニット６
８によって保持されたガス取り出し管５は、フレキシブ
ルなホース７１を介して中央の弁ヘッド７０に接続され
ている。中央の弁ヘッド内では、瓶３から吸い出された
空気が唯一の導管７２に配分されるようになっており、
該導管がマススペクトロメータ（検査ステーション２）
に通じている。この場合、有利にはガスがメリーゴーラ
ウンド内での各瓶３の回転移動の大部分の区間にわたっ
て瓶３から吸い出され、このことは中央の真空ポンプ
（図示せず）によって行われるようになっており、真空
ポンプが弁ヘッド７０の接続部７３に接続されている。
弁ヘッド７０内ではその都度、ガスサンプル・取り出し
管５の１つがマススペクトロメータに短時間、接続され
るのに対して、ほかの時間中には残りのガスサンプルが
接続部７３を通して真空ポンプに向けて排出される。こ
のようにして、ガスサンプル・取り出し管５から弁ヘッ
ド７０までの長い供給距離の、測定時間への影響が排除
される。
【００１４】図４に示してある装置においては、各瓶３
の上側に閉鎖機構を設けてあり、閉鎖機構が瓶３内への
ガスサンプル・取り出し管５の走入を阻止できるように
なっている。このような閉鎖機構９０が図４で左側のガ
スサンプル・取り出し管５の下側にのみ示してあり、右
側のガスサンプル・取り出し管においては示していない
ものの、そこにも閉鎖機構は設けられ得る。閉鎖機構の
実施例が図５に示してある。ダブル行程ユニット６８は
それぞれ行程ロッド７５を有しており、行程ロッドが案
内７６内に移動可能に保持されている。各行程ロッドの
下側の端部が行程カム６９に係合しており、行程カムが
メリーゴーラウンド部分に対して不動に位置している。
これによって、行程カム６９がメリーゴーラウンド部分
６７の回転に際して垂直方向での行程ロッド７５の移動
運動を生ぜしめる。図４の右側半部に示してある行程ロ
ッド７５は、下側の終端位置に存在しており、この終端
位置ではガスサンプル・取り出し管５が瓶３内に走入し
ており、図４の左側半部に示してある行程ロッド７５
は、上側の終端位置に存在しており、この終端位置では
ガスサンプル・取り出し管５がもはや瓶内に走入させら
れておらず、閉鎖機構９０の上側に存在している。ガス
サンプル・取り出し管５はスライダ７７に配置されてお
り、スライダが行程ロッドに沿って移動するようになっ
ている。スライダ７７は通常はばね７８によって行程ロ
ッド７５に沿った移動距離の一方の端部位置にバイアス
されている。ガスサンプル・取り出し管５が障害物にぶ
つかることなしに瓶内に走入でき場合には、行程ロッド
７５に対するスライダ７７の移動運動は生じず、スライ
ダ７７が行程カム６９によって生ぜしめられた行程ロッ
ド運動に追随して、ガスサンプル・取り出し管が瓶３内
に走入せしめられ、かつ再び瓶から走出せしめられる。
しかしながら閉鎖機構９０が後で述べるように閉じられ
ている場合には、ガスサンプル・取り出し管５が行程ロ
ッド７５の下降運動に際して閉鎖機構９０にぶつかっ
て、瓶３内に走入させられない。この場合、行程ロッド
７５は停止したスライダ７７に対して相対的に移動し、
その際にばね７８が圧縮される。ガスサンプル・取り出
し管５は、閉鎖機構９０によって遮断された瓶の回転移
動中に該瓶の上側にブロックして留められ、該瓶から空
気を吸い込むこともなく、それというのは空気の吸い込
みが閉鎖機構９０によって阻止されているからである。
行程ロッド７５の上昇運動に際しては、行程ロッド７５
がまず、引き続き停止しているスライダ７７に対して相
対的に移動して、行程ロッド７５とスライダ７７との間
の、ばね７８によって取り囲まれたストッパロッド７９
で規定された相対的な基準位置に達する。行程ロッド７
５の上昇運動に際してばね７８によって行程ロッドとス
ライダとの間の相対的な基準位置が再び得られると、行
程ロッドとスライダとが再び互いに同期的に運動し、行
程ロッドとスライダとの同期的な運動は閉鎖機構９０が
ガスサンプル・取り出し管５の走入させられてはならな
い次の瓶に対してそのような走入を阻止しない限りにお
いて継続する。
の上側に閉鎖機構を設けてあり、閉鎖機構が瓶３内への
ガスサンプル・取り出し管５の走入を阻止できるように
なっている。このような閉鎖機構９０が図４で左側のガ
スサンプル・取り出し管５の下側にのみ示してあり、右
側のガスサンプル・取り出し管においては示していない
ものの、そこにも閉鎖機構は設けられ得る。閉鎖機構の
実施例が図５に示してある。ダブル行程ユニット６８は
それぞれ行程ロッド７５を有しており、行程ロッドが案
内７６内に移動可能に保持されている。各行程ロッドの
下側の端部が行程カム６９に係合しており、行程カムが
メリーゴーラウンド部分に対して不動に位置している。
これによって、行程カム６９がメリーゴーラウンド部分
６７の回転に際して垂直方向での行程ロッド７５の移動
運動を生ぜしめる。図４の右側半部に示してある行程ロ
ッド７５は、下側の終端位置に存在しており、この終端
位置ではガスサンプル・取り出し管５が瓶３内に走入し
ており、図４の左側半部に示してある行程ロッド７５
は、上側の終端位置に存在しており、この終端位置では
ガスサンプル・取り出し管５がもはや瓶内に走入させら
れておらず、閉鎖機構９０の上側に存在している。ガス
サンプル・取り出し管５はスライダ７７に配置されてお
り、スライダが行程ロッドに沿って移動するようになっ
ている。スライダ７７は通常はばね７８によって行程ロ
ッド７５に沿った移動距離の一方の端部位置にバイアス
されている。ガスサンプル・取り出し管５が障害物にぶ
つかることなしに瓶内に走入でき場合には、行程ロッド
７５に対するスライダ７７の移動運動は生じず、スライ
ダ７７が行程カム６９によって生ぜしめられた行程ロッ
ド運動に追随して、ガスサンプル・取り出し管が瓶３内
に走入せしめられ、かつ再び瓶から走出せしめられる。
しかしながら閉鎖機構９０が後で述べるように閉じられ
ている場合には、ガスサンプル・取り出し管５が行程ロ
ッド７５の下降運動に際して閉鎖機構９０にぶつかっ
て、瓶３内に走入させられない。この場合、行程ロッド
７５は停止したスライダ７７に対して相対的に移動し、
その際にばね７８が圧縮される。ガスサンプル・取り出
し管５は、閉鎖機構９０によって遮断された瓶の回転移
動中に該瓶の上側にブロックして留められ、該瓶から空
気を吸い込むこともなく、それというのは空気の吸い込
みが閉鎖機構９０によって阻止されているからである。
行程ロッド７５の上昇運動に際しては、行程ロッド７５
がまず、引き続き停止しているスライダ７７に対して相
対的に移動して、行程ロッド７５とスライダ７７との間
の、ばね７８によって取り囲まれたストッパロッド７９
で規定された相対的な基準位置に達する。行程ロッド７
５の上昇運動に際してばね７８によって行程ロッドとス
ライダとの間の相対的な基準位置が再び得られると、行
程ロッドとスライダとが再び互いに同期的に運動し、行
程ロッドとスライダとの同期的な運動は閉鎖機構９０が
ガスサンプル・取り出し管５の走入させられてはならな
い次の瓶に対してそのような走入を阻止しない限りにお
いて継続する。
【００１５】図５は閉鎖機構９０の一部分を示してお
り、閉鎖機構はメリーゴーラウンド部分６７に配置され
ていて、各瓶位置に対して回転軸８０及び該回転軸に支
承された回転可能な閉鎖フラップ８１から成っている。
従って１６箇所の瓶位置を有するメリーゴーラウンドに
おいては１６個の閉鎖フラップ８１が設けられている。
閉鎖フラップ８１はガスサンプル・取り出し管５の貫通
孔８２を有している。それぞれの閉鎖フラップ８１の各
位置（通し位置若しくは閉鎖位置）に応じて、閉鎖フラ
ップ８１の上側にあるガスサンプル・取り出し管５が下
降運動に際して瓶３内に走入でき、若しくは走入できな
い。閉鎖フラップ８１の作動のために、閉鎖フラップが
回転毎にまず戻しカム８３によって解放位置にもたらさ
れ、このことは閉鎖フラップ８１ｃで示してある。次い
で、制御ユニットにより制御されて電磁操作可能な押棒
８５が作動させられ、閉鎖フラップ８１の下面の制御縁
部８４に係合して、閉鎖フラップ８１を個別的に閉鎖位
置へ移動させるようになっており、これは閉鎖フラップ
８１ｄで示してあるが、閉鎖フラップの閉鎖位置への移
動はガスサンプル・取り出しが該閉鎖フラップに所属し
て回転移動する瓶３にとって不必要である場合、すなわ
ち該瓶が「汚染されている」と検出された瓶である場合
に行われる。閉鎖フラップの閉鎖位置では、閉鎖フラッ
プ８１ｄで示すように、瓶内へのガスサンプル・取り出
し管５の走入がメリーゴーラウンド上での瓶の回転移動
全体にわたって阻止される。汚染された瓶がメリーゴー
ラウンドを通過した後に、閉鎖フラップは再び戻しカム
８３に達し、そこで解放位置にもたらされて、当該閉鎖
フラップに配属された瓶が汚染されていない瓶である限
りにおいて引き続き解放位置に維持され、汚染された瓶
が当該閉鎖フラップに配属されると改めて閉鎖位置へも
たらされる。
り、閉鎖機構はメリーゴーラウンド部分６７に配置され
ていて、各瓶位置に対して回転軸８０及び該回転軸に支
承された回転可能な閉鎖フラップ８１から成っている。
従って１６箇所の瓶位置を有するメリーゴーラウンドに
おいては１６個の閉鎖フラップ８１が設けられている。
閉鎖フラップ８１はガスサンプル・取り出し管５の貫通
孔８２を有している。それぞれの閉鎖フラップ８１の各
位置（通し位置若しくは閉鎖位置）に応じて、閉鎖フラ
ップ８１の上側にあるガスサンプル・取り出し管５が下
降運動に際して瓶３内に走入でき、若しくは走入できな
い。閉鎖フラップ８１の作動のために、閉鎖フラップが
回転毎にまず戻しカム８３によって解放位置にもたらさ
れ、このことは閉鎖フラップ８１ｃで示してある。次い
で、制御ユニットにより制御されて電磁操作可能な押棒
８５が作動させられ、閉鎖フラップ８１の下面の制御縁
部８４に係合して、閉鎖フラップ８１を個別的に閉鎖位
置へ移動させるようになっており、これは閉鎖フラップ
８１ｄで示してあるが、閉鎖フラップの閉鎖位置への移
動はガスサンプル・取り出しが該閉鎖フラップに所属し
て回転移動する瓶３にとって不必要である場合、すなわ
ち該瓶が「汚染されている」と検出された瓶である場合
に行われる。閉鎖フラップの閉鎖位置では、閉鎖フラッ
プ８１ｄで示すように、瓶内へのガスサンプル・取り出
し管５の走入がメリーゴーラウンド上での瓶の回転移動
全体にわたって阻止される。汚染された瓶がメリーゴー
ラウンドを通過した後に、閉鎖フラップは再び戻しカム
８３に達し、そこで解放位置にもたらされて、当該閉鎖
フラップに配属された瓶が汚染されていない瓶である限
りにおいて引き続き解放位置に維持され、汚染された瓶
が当該閉鎖フラップに配属されると改めて閉鎖位置へも
たらされる。
【００１６】メリーゴーラウンド運動によってガスサン
プル・取り出し管５を強制的に制御する代わりに、各ガ
スサンプル・取り出し管５が個別に制御可能な駆動装置
を備えていてよい。この場合には閉鎖機構９０は省略さ
れる。
プル・取り出し管５を強制的に制御する代わりに、各ガ
スサンプル・取り出し管５が個別に制御可能な駆動装置
を備えていてよい。この場合には閉鎖機構９０は省略さ
れる。
【００１７】ガスサンプル・取り出し管５はそれぞれ制
御ユニットによって制御され、かつ個別の駆動装置によ
って瓶３内に走入させられ、若しくは走入させられず、
このことは検査すべき瓶がメリーゴーラウンド内に達し
たのか、若しくは汚染されていて検査すべきでない瓶が
メリーゴーラウンド内に達したのかに応じて行われる。
しかしながら、これに対して閉鎖機構９０を用いる手段
が特に有利であり、それというのはそれぞれの閉鎖フラ
ップ８１が瓶３からのガスの吸い込みに対するバリケー
ドを形成するからであり、瓶からのガスの吸い込みがガ
スサンプル・取り出し管５を瓶の上側に位置させている
場合でもわずかな量ではあるものの、バリケードの存在
していない場合には生じるからである。
御ユニットによって制御され、かつ個別の駆動装置によ
って瓶３内に走入させられ、若しくは走入させられず、
このことは検査すべき瓶がメリーゴーラウンド内に達し
たのか、若しくは汚染されていて検査すべきでない瓶が
メリーゴーラウンド内に達したのかに応じて行われる。
しかしながら、これに対して閉鎖機構９０を用いる手段
が特に有利であり、それというのはそれぞれの閉鎖フラ
ップ８１が瓶３からのガスの吸い込みに対するバリケー
ドを形成するからであり、瓶からのガスの吸い込みがガ
スサンプル・取り出し管５を瓶の上側に位置させている
場合でもわずかな量ではあるものの、バリケードの存在
していない場合には生じるからである。
【図１】２つの検査ステーションを備えていて瓶を搬送
するための搬送装置の概略的な側面図。
するための搬送装置の概略的な側面図。
【図２】搬送装置の概略的な平面図。
【図３】異なる検査段階のチャート図。
【図４】図２の搬送装置のメインメリーゴーラウンドの
側面図。
側面図。
【図５】閉鎖機構の部分平面図。
１，２ 検査ステーション、 ３ 瓶、 ４，５
ガス取り出し管、６ コンベヤベルト、 ７，８ 押
し出し部材、 ９ 制御装置、 １１押し出し部
材、 ４０ 検査装置ユニット、 ４１搬送ライ
ン、 ４２星形制御部材、 ４３ ねじコンベヤ
ー、 ４５ 流入口・メリーゴーラウンド、 ４７
メインメリーゴーラウンド、 ４８ 流出口・メリ
ーゴーラウンド、 ４９ 流出口ねじコンベヤー、
５０ 搬送ライン、 ５３押し出し部材、 ５４
操作ボード、 ６０ 機械テーブル、 ６１駆動
歯車、 ６３ 底部案内薄板、 ６４，６５ 外側
案内、 ６７ 円形回転テーブル、 ６８ ダブル
行程ユニット、 ６９ 行程カム、 ７０ 弁ヘッ
ド、 ７１ ホース、 ７２ 導管、 ７３ 接
続部、 ７５ 行程ロッド、 ７６ 案内、 ７
７ スライダ、 ７８ ばね、７９ スライダロッ
ド、 ８１ 閉鎖フラップ、 ８２ 貫通孔、
８３戻しカム、 ９０ 閉鎖機構
ガス取り出し管、６ コンベヤベルト、 ７，８ 押
し出し部材、 ９ 制御装置、 １１押し出し部
材、 ４０ 検査装置ユニット、 ４１搬送ライ
ン、 ４２星形制御部材、 ４３ ねじコンベヤ
ー、 ４５ 流入口・メリーゴーラウンド、 ４７
メインメリーゴーラウンド、 ４８ 流出口・メリ
ーゴーラウンド、 ４９ 流出口ねじコンベヤー、
５０ 搬送ライン、 ５３押し出し部材、 ５４
操作ボード、 ６０ 機械テーブル、 ６１駆動
歯車、 ６３ 底部案内薄板、 ６４，６５ 外側
案内、 ６７ 円形回転テーブル、 ６８ ダブル
行程ユニット、 ６９ 行程カム、 ７０ 弁ヘッ
ド、 ７１ ホース、 ７２ 導管、 ７３ 接
続部、 ７５ 行程ロッド、 ７６ 案内、 ７
７ スライダ、 ７８ ばね、７９ スライダロッ
ド、 ８１ 閉鎖フラップ、 ８２ 貫通孔、
８３戻しカム、 ９０ 閉鎖機構
フロントページの続き (31)優先権主張番号 ００６５６／９３−２ (32)優先日 1993年３月４日 (33)優先権主張国 スイス（ＣＨ） (72)発明者 テオ ヒューサー スイス国 ルードルフシュテッテン レン ゲンシュトラーセ ６ (72)発明者 マルティン ミュラー スイス国 ウンタールンクホーフェン レ ーマーシュトラーセ ３ (72)発明者 ピーター マーデー ロバートソン スイス国 ヴィンケル ハルデンシュトラ ーセ ９ (72)発明者 フェーリクス ファン デア シャール スイス国 ゾイツアッハ ゴルトアッカー ヴェーク ８ (72)発明者 メルヒオール ツムバッハ スイス国 デューベンドルフ ブエンシュ トラーセ 67
Claims (14)
- 【請求項１】 新たな充填のために戻される再利用可能
な瓶を汚染の有無について検査するための方法であっ
て、各瓶から取り出されたガスを検査するようになって
おり、瓶を１つの搬送路に沿って搬送するようになって
いる形式のものにおいて、各瓶の検査を、搬送路に沿っ
て順次に配置された少なくとも２つの検査ステーション
によって行うようにして、第１の検査ステーションが汚
染のための低い応答しきい値を有しており、第２の検査
ステーションが汚染のための、低い応答しきい値の複数
倍の応答しきい値を有しており、汚染に基づき第１の検
査ステーションを応働せしめた瓶に対して該瓶の、第２
の検査ステーションの通過の際に第２の検査ステーショ
ンを機能停止させることを特徴とする、瓶を検査するた
めの方法。 - 【請求項２】 検査しようとする瓶内へのガス取り出し
て機構の走入を阻止することによって第２の検査ステー
ションを機能停止させる請求項１記載の方法。 - 【請求項３】 第２の検査ステーションでそれぞれ、汚
染に基づき第１の検査ステーションを応働せしめた瓶に
対して閉鎖機構を該瓶開口上へ移動させる請求項２記載
の方法。 - 【請求項４】 新たな充填のために戻される再利用可能
な瓶を汚染の有無について検査するための方法であっ
て、各瓶から取り出されたガスを検査するようになって
おり、瓶を１つの搬送路に沿って搬送するようになって
いる形式のものにおいて、各瓶の検査を、搬送路に沿っ
て順次に配置された少なくとも２つの検査ステーション
によって行うようにして、第１の検査ステーションが汚
染のための低い応答しきい値を有しており、第２の検査
ステーションが汚染のための、低い応答しきい値の複数
倍の応答しきい値を有しており、汚染に基づき第１の検
査ステーションを応働せしめた瓶を第２の検査ステーシ
ョンに達する前に搬送路から押し出すことを特徴とす
る、瓶を検査するための方法。 - 【請求項５】 第１の検査ステーションで瓶からガスサ
ンプルを取り出して、フォト・イオン化検出器によって
検査し、次いで第２の検査ステーションで瓶からさらに
ガスサンプルを取り出してフォト・イオン化検出器によ
って検査する請求項１から４までのいずれか１項記載の
方法。 - 【請求項６】 第１の検査ステーションで瓶からガスサ
ンプルを取り出して、フォト・イオン化検出器によって
検査し、次いで第２の検査ステーションで瓶からさらに
ガスサンプルを取り出してマススペクトロメータによっ
て検査する請求項１から４までのいずれか１項記載の方
法。 - 【請求項７】 第１の検査ステーションの前で各瓶を高
さコントロールし、かつ瓶蓋及び瓶内の残留液体の有無
を検査する請求項１から６までのいずれか１項記載の方
法。 - 【請求項８】 新たな充填のために戻される再利用可能
な瓶を汚染の有無について検査するための装置におい
て、戻される瓶のための搬送装置、該搬送装置に配置さ
れた第１の検査ステーションを有しており、第１の検査
ステーションが第１のガスサンプル・取り出しユニット
及び第１の検査ユニットを備えており、瓶搬送方向で見
て第１の検査ステーションの下流側で前記搬送装置に配
置された第２の検査ステーションを有しており、第２の
検査ステーションが第２のガスサンプル・取り出しユニ
ット及び第２の検査ユニットを備えており、かつ制御ユ
ニットを有しており、該制御ユニットが第２のガスサン
プル・取り出しユニットを第１の検査ユニットの出力信
号に関連して機能停止させるようになっていることを特
徴とする、瓶を検査するための装置。 - 【請求項９】 搬送装置が第２の検査ステーションの範
囲をメリーゴーラウンドとして構成されており、検査し
ようとする各瓶にそれぞれ瓶内部内へ下降運動可能なガ
スサンプル・取り出しユニットが配設されている請求項
８記載の装置。 - 【請求項１０】 下降運動可能なガスサンプル・取り出
しユニットがガスサンプル管を有しており、ガスサンプ
ル管が第１の行程ユニットによって取り出し位置に下降
運動させられるようになっており、ガスサンプル管の下
降運動がそれぞれ閉鎖フラップによってブロックされる
ようになっており、下降運動しようとするガスサンプル
管が第２の行程ユニットによって第１の行程ユニットの
下降運動から解除されるようになっている請求項９記載
の装置。 - 【請求項１１】 閉鎖フラップが回転可能なメリーゴー
ラウンドにそれぞれ軸を中心として旋回可能に配置され
ていて、不動の戻しカムによって解放位置へ旋回させら
れ、若しくは制御ユニットによって操作可能な定置の切
り換え突起によって個別に閉鎖位置へ旋回させられるよ
うになっている請求項１０記載の装置。 - 【請求項１２】 新たな充填のために戻される再利用可
能な瓶を汚染の有無について検査するための装置におい
て、戻される瓶のための搬送装置、該搬送装置に配置さ
れた第１の検査ステーションを有しており、第１の検査
ステーションが第１のガスサンプル・取り出しユニット
及びフォト・イオン化検出器を備えており、瓶搬送方向
で見て第１の検査ステーションの下流側で前記搬送装置
に配置された第２の検査ステーションを有しており、第
２の検査ステーションが第２のガスサンプル・取り出し
ユニット及び検査ユニットを備えており、かつフォト・
イオン化検出器と検査ユニットとの間に配置されて瓶を
搬送路から押し出すための押し出し装置を有しているこ
とを特徴とする、瓶を検査するための装置。 - 【請求項１３】 検査ユニットがフォト・イオン化検出
器を有している請求項１２記載の装置。 - 【請求項１４】 検査ユニットがマススペクトロメータ
を有している請求項１２記載の装置。
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