JPH06159424A - ショックアブソーバ - Google Patents

ショックアブソーバ

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Publication number
JPH06159424A
JPH06159424A JP32841592A JP32841592A JPH06159424A JP H06159424 A JPH06159424 A JP H06159424A JP 32841592 A JP32841592 A JP 32841592A JP 32841592 A JP32841592 A JP 32841592A JP H06159424 A JPH06159424 A JP H06159424A
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JP
Japan
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valve
seat
valve element
chamber
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP32841592A
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English (en)
Inventor
Mikihiko Honma
幹彦 本間
Makoto Kida
誠 喜田
Masaki Yamamoto
雅規 山本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ショックアブソーバに於て、直列に設けられ
た二つの逆止弁の弁要素の組付寸法誤差を低減し、ショ
ックアブソーバの信頼性・生産性を向上させる。 【構成】 シリンダ上室6及び下室8を互いに連通する
通路22のシリンダ下室側開口部に二つの逆止弁30、
40が直列に設置される。一つの構成によれば、二つの
逆止弁の弁支持座30b、40b及び弁座30c、40
cが全てピストン本体20の如き一部材に形成される。
他の構成によれば、一つの逆止弁の弁支持座30b′及
び弁座30c′がピストン本体に形成され、他の逆止弁
の弁支持座40b′及び弁座40c′がピストン本体に
固定される中間部材60の如き他の部材に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車輌の懸架
装置に用いられるショックアブソーバに係る。
【0002】
【従来の技術】ショックアブソーバに、ピストン速度の
低速度領域に於て減衰力の発生を制御する低速バルブと
ピストン速度の中高速度領域に於て減衰力の発生を制御
する中高速バルブとを直列に設け、ピストンの全速度領
域に於て所望の大きさの減衰力を発生させることが従来
より知られており、そのようなショックアブソーバの一
例が例えば実開平2−47446号公報に示されてい
る。このショックアブソーバは、ピストンに設けられシ
リンダ上室及び下室を互いに連通接続する連通孔のシリ
ンダ下室側開口部に、低速バルブとしての一段目バルブ
と中高速バルブとしての二段目バルブとを有し、一段目
バルブの弁要素及び二段目バルブの弁要素はそれらの間
にスペーサが挾まれた状態にてピストン本体に設けられ
た弁支持座とピストンロッド下端に螺合するナットとの
間に挾持されており、各弁要素に対応してピストン本体
に設けられた弁座に着座するようになっている。
【0003】
【発明を解決しようとする課題】かかる構造のショック
アブソーバに於ては、二段目バルブの弁支持座の位置が
一段目バルブの弁要素の肉厚及び弁要素間に介在するス
ペーサの肉厚により決定されるため、これらの肉厚の寸
法誤差が積重なって二段目バルブの弁座に対する弁支持
座の位置にバラつきが生じ、二段目バルブの弁要素の取
付け状態が変動する。即ち、スペーサ等の肉厚が小さい
と弁支持座が弁座に対する本来の位置より上方へ変位す
るので二段目バルブが開弁しにくくなり、スペーサ等の
肉厚が大きいと弁支持座が弁座に対する本来の位置より
下方へ変位するので二段目バルブが適切に弁座に着座し
なくなる。このように二段目バルブのばね定数にバラつ
きが生じることに起因して減衰力特性が変動することが
あるので、各製品の品質や性能を均一に維持することが
困難であり、また品質や性能を一定に維持するためには
寸法を非常に厳密に制御する必要があり生産性が悪い。
【0004】本発明は、このような不具合に鑑み、直列
に設けられた二つの逆止弁の弁要素の組付け寸法誤差を
低減することにより信頼性及び生産性が向上されるよう
改良されたショックアブソーバを提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的は、本発明の
一の構成によれば、シリンダと、前記シリンダに摺動可
能に嵌合し前記シリンダと共働して第一及び第二の室を
郭定するピストンと、前記ピストンに設けられ前記第一
及び第二の室を連通する通路と、前記通路の前記第二の
室の側の開口部に設けられ第一の弁要素と前記第一の弁
要素を支持する第一の弁支持座と第一の弁座とを有する
第一の逆止弁と、前記通路の前記第二の室の側の開口部
に前記第一の逆止弁に直列に設けられ第二の弁要素と前
記第二の弁要素を支持する第二の弁支持座と第二の弁座
とを有する第二の逆止弁とを有し、前記第一の弁支持座
と前記第一の弁座と前記第二の弁支持座と前記第二の弁
座とが同一部材に形成されていることを特徴とするショ
ックアブソーバにより達成される。
【0006】又、かかる目的は、本発明の他の構成によ
れば、シリンダと、前記シリンダに摺動可能に嵌合し前
記シリンダと共働して第一及び第二の室を郭定するピス
トンと、前記ピストンに設けられ前記第一及び第二の室
を連通する通路と、前記通路の前記第二の室の側の開口
部に設けられ第一の弁要素と前記第一の弁要素を支持す
る第一の弁支持座と第一の弁座とを有する第一の逆止弁
と、前記通路の前記第二の室の側の開口部に前記第一の
逆止弁に直列に設けられ第二の弁要素と前記第二の弁要
素を支持する第二の弁支持座と第二の弁座とを有する第
二の逆止弁とを有し、前記第一の弁支持座と前記第一の
弁座とが一部材に形成され、前記第二の弁支持座と前記
第二の弁座とが他の一部材に形成されていることを特徴
とするショックアブソーバにより達成される。
【0007】
【作用】これらの構成によれば、各逆止弁の弁支持座と
弁座とが同一部材に形成されるので、その部材の形状に
より弁支持座と弁座との相対位置が各逆止弁毎に一義的
に決まり、従って弁要素の取付け誤差が確実に低減さ
れ、ピストンが第一の室の容積を低減する方向に移動す
る行程に於てはピストン速度に応じて第一及び第二の逆
止弁が適切に開弁し、ピストンが第二の室の容積を低減
する方向に移動する行程に於ては第一及び第二の逆止弁
が適切に閉弁し、かくして適切な減衰力特性が発揮され
る。
【0008】以下に添付の図を参照しつつ、本発明を実
施例について詳細に説明する。
【0009】
【実施例】図1は本発明によるショックアブソーバの一
つの実施例の要部を示す右部分縦断面図である。図1に
於て、符号2は円筒形のシリンダ壁を示しており、シリ
ンダ壁2の内側にはピストン4が摺動可能に嵌合してい
る。シリンダ壁2の上端及び下端は図示されていない適
当な密封手段により閉じられており、シリンダ壁2とピ
ストン4とが共働して第一の室としてのシリンダ上室6
と第二の室としてのシリンダ下室とを郭定している。シ
リンダ上室6及び下室8は実質的にオイルにて満たされ
ている。
【0010】ピストン4はピストンロッド10を含んで
おり、ピストンロッド10の下端には先端にねじ部を有
する小径部が形成されており、該小径部の上部にはスト
ッパ12、リテーナ14、スペーサ16、弁要素18、
及びピストン本体20が嵌合している。ピストン20に
はシリンダ上室6及び下室8を互いに連通接続する複数
個の通路が径方向内方部及び外方部にそれぞれ形成され
ており、各通路は両端に形成されたポートにより同じ径
方向位置にある他の通路と連通している。図に於ては径
方向内方に形成された一つの通路22とその上下両端に
それぞれ接続された上端ポート24及び下端ポート26
が示されている。弁要素18及びストッパ12は上端ポ
ート24の上方に於てオイルの自由な流通を許す孔を有
している。通路22の下端には弁要素30a及び弁支持
座30b並びに弁座30cを有する第一の逆止弁30と
弁要素40a及び弁支持座40b並びに弁座40cを有
する第二の逆止弁40が通路22に対し直列に設けられ
ている。
【0011】この実施例に於ては、下端ポート26は軸
線方向に比較的深く形成され、その内周壁は通路22よ
り距離を置いて内方に隔置され実質的に垂直に延在して
いる。下端ポート26の内周壁の上部には小さい差圧に
より湾曲される可撓性の環状の弁要素30aが嵌合し、
その下方に環状の締結部材34が係合している。弁要素
30aは通路22より径方向内方にて下端ポート26の
上面に形成された弁支持座30bと締結部材34との間
に挾持され、通路22より径方向外方にて下端ポート2
6の上面に形成された弁座30cに当接している。弁要
素30aは耐久性を確保すべく二枚重ねにされていても
よい。締結部材34は下端ポート26の内周壁にねじ係
合するナットであってよく、或いは圧入固定されるよう
構成されていてもよい。
【0012】締結部材34の上面は弁要素30aを挾持
する部位より径方向外方に於て弁要素30aより下方に
隔置されており、これにより締結部材34の外周部は弁
要素30aが下方に湾曲する際にその限界を与えるスト
ッパとして機能する。
【0013】ピストンロッド10の下端小径部にはピス
トン本体20の下方にて環状の弁要素40aが嵌合し、
スペーサ42を介して下方よりナット50がねじ込ま
れ、これにより弁要素40aの径方向内方部は下端ポー
ト26の開口部より内方にてピストン本体20の下面に
形成された弁支持座40bとスペーサ42の上面との間
に挾持されている。ナット50の上部にはスプリングシ
ート52が嵌合し弁要素40aを支持しており、スプリ
ングシート52のフランジ部とナット50のフランジ部
との間にはコイルスプリング54が弾装されており、こ
れにより弁要素40aの径方向外方部は下端ポート26
の開口部より外方にてピストン本体20の下面に形成さ
れた弁座40cに押付けられている。図には示されてい
ないが、弁座40cの弁座面には切欠きが設けられてお
り、これによりポート26とシリンダ下室8とが常時連
通している。
【0014】このように構成されたショックアブソーバ
の作動に於ては、ピストン4が伸び行程にある場合に
は、シリンダ上室6の容積が減少しシリンダ下室8の容
積が増大するので、これらの室の間にピストン速度に応
じた大きさの差圧が生じ、この差圧により弁要素30a
及び弁要素40aが下方へ湾曲される。即ち、ピストン
速度が低い場合には弁要素30aのみが差圧の大きさに
応じて弾性変形され、シリンダ上室6のオイルは通路2
2及びポート26を経て弁座40cに設けられた切欠き
を通ってシリンダ下室8へ流れる。更にピストン速度が
所定値以上に増大すると、差圧による力がコイルスプリ
ング54による付勢力に打勝ってスプリングシート52
を押下げ弁要素40aを下方へ湾曲せしめ、これにより
弁要素40aと弁座40cとの間の実効通路断面積が増
大されるので、シリンダ下室8へ流れるオイルの流量も
増大する。
【0015】弁要素30aを上側より固定する弁支持座
30b、弁要素30aに接触して閉弁状態を維持する弁
座30c、弁要素40aを上側より固定する弁支持座4
0b、弁要素40aに接触して閉弁状態を維持する弁座
40cが全てピストン本体に形成され、弁要素30a及
び40aが互いに独立して固定されるので、ピストン本
体20に於てこれらの座が機械加工等により適切に形成
されるだけで各弁要素の設置状態が適切に決定され、設
置状態の誤差はピストン本体の加工誤差のみに低減され
る。従って、ショックアブソーバ毎の作動特性にばらつ
きが無く、一定の性能を有するショックアブソーバが得
られる。
【0016】図2は本発明によるショックアブソーバの
他の実施例の要部を示す右部分断面図である。尚、図2
に於ては、図1の実施例と同様の構成要素については同
様の符号が用いられている。この実施例に於ては、ピス
トンロッド10の下端小径部には上方よりストッパ1
2、リテーナ14、スペーサ16、弁要素18、ピスト
ン本体20、第一の弁要素としての弁要素30a′、中
間部材60、第二の弁要素としての弁要素40a′スペ
ーサ38が嵌合しており、これらは下方より該小径部に
ねじ込まれるナット50により固定されている。
【0017】第一の逆止弁30′はピストン本体20に
形成された下端ポート26の下端に設けられており、弁
要素30a′と弁支持座30b′と弁座30c′とを有
している。弁要素30a′は下端ポート26より内方に
てピストン本体20の下面に形成された弁支持座30
b′と中間部材60の上面内方部との間に挾持され、下
端ポート26の外方にてピストン本体20の下面に形成
された弁座30c′に当接している。
【0018】中間部材60はその径方向外方部に上方へ
突出する内ねじ部を有し、該内ねじ部は弁座30′より
径方向外方にてピストン本体20に形成された外ねじ部
に密に螺合している。ピストン本体20と中間部材60
とは他の結合手段にて連結されていてもよい。中間部材
60には軸線方向に貫通する複数個の通路62が形成さ
れており、通路62は両端にて各々上端ポート64及び
下端ポート66により互いに連通接続されている。上端
ポート64は、その上方に位置する下端ポート26と実
質的に整合しており、弁座30c′より径方向外方まで
延在している。上端ポートには弁座30c′に対向して
突出部68が放射状に形成されており、突出部68は弁
要素30a′が湾曲する場合にオイルの流れを阻むこと
なく湾曲の度合を制限するストッパとして機能する。
【0019】第二の逆止弁40′は下端ポート66の下
端に設けられており、弁要素40a′と弁支持座40
b′と弁座40c′とを有している。弁要素40a′は
下端ポート66より径方向内方にて中間部材60の下面
に形成された弁支持座40b′とスペーサ42との間に
挾持されている。また弁要素40a′は下方よりスプリ
ングシート52に支持されており、コイルスプリング5
4による付勢力により下端ポート66の外方にて中間部
材60の下面に形成された弁座40c′に押付けられて
いる。図には示されていないが、弁要素40a′と弁座
40c′との間には固定オリフィスが設けられている。
【0020】かかる構成によれば、ピストンの伸び行程
に於て、シリンダ上下室間に差圧が生じることにより弁
要素30a′、40a′が下方へ弾性変形し、シリンダ
上室6内のオイルは上端ポート24、通路22、下端ポ
ート26、上端ポート64、通路62、下端ポート66
からなる流路を通ってシリンダ下室8へ流れる。
【0021】第一の逆止弁30′の弁支持座30b′及
び弁座30c′が共にピストン本体20に形成され、第
二の逆止弁40′の弁支持座40b′及び弁座40c′
が共にピストン本体20に固定される中間部材60に形
成されているので、これらの座がピストン本体20及び
中間部材60に機械加工等により適切に形成されるとピ
ストン本体及び中間部材の組付誤差に拘らず各弁要素の
設置状態が決定される。
【0022】図3は本発明によるショックアブソーバの
もう一つの実施例の要部を示す右部分断面図である。
尚、図3に於ても前述の実施例と同様の構成要素は同様
の符号により示されている。この実施例の構成はピスト
ン本体20より上方に於ては図2の実施例と同様である
が、この実施例に於ては、ピストン本体20の下方に、
環状の第一の弁要素としての弁要素30a″、環状の中
間部材70、環状の第二の弁要素としての弁要素40
a″が配置されており、これらは下方よりピストンロッ
ド10の下端小径部にねじ込まれたナット80により固
定されている。弁要素30″と弁支持座30″と弁座3
0c″とを有する第一の逆止弁30″と弁要素40″と
弁支持座40″と弁座40c″とを有する第二の逆止弁
40″とが中間部材70の上下両側にそれぞれ設けられ
ている。
【0023】中間部材70は上方へ突出する外方部74
を有しており、外方部74の上面と下端ポート26より
径方向外方に於てピストン本体20の下面に形成された
弁支持座30b″との間に弁要素30a″の外端部が挾
持されており、弁要素30a″の内端部は下端ポート2
6より径方向内方に於てピストン本体20の下面に形成
された弁座30c″に当接している。中間部材70の外
方部74より内側の部分の上面は弁要素30a″より隔
置されており、かかる部分には軸線方向に貫通する複数
個の通路72が形成されており、通路72はその両端に
形成されたポートにより互いに連通接続されている。
【0024】ナット80には通路72の下方に於て軸線
方向に貫通する複数個の通路82が形成されており、そ
れらの上端はポート84により互いに連通接続されてい
る。またナット80にはポート84の上部に隣接して径
方向外方に棚部86が形成されており、中間部材70及
び弁要素40a″はこれに嵌合して径方向に位置決めさ
れると共にピストン本体との間に固定されている。弁要
素40a″は通路72の下端開口部より径方向外方に於
て中間部材70の下面に形成された弁支持座40b″と
棚部86の上面との間に挾持されており、通路72の下
端開口部より径方向内方に於て中間部材70の下面に設
けられた弁座40c″に当接している。中間部材70は
ポート84の内周壁との間にオリフィス通路76を郭定
するように構成され組付られている。
【0025】かかる構成によれば、ピストンの伸び行程
に於て、シリンダ上下室間に差圧が生じることにより弁
要素30a″、40a″の内周部が下方に弾性変形し、
シリンダ上室6内のオイルは上端ポート24、通路2
2、下端ポート26、通路72又はオリフィス通路7
6、通路82からなる流路を通ってシリンダ下室8へ流
れる。
【0026】第一の逆止弁30″の弁支持座30b″及
び弁座30c″が共にピストン本体20に形成され、第
二の逆止弁40″の弁支持座40b″及び弁座40c″
が共にピストン本体20とナット80との間に挾持され
る中間部材70に形成されているので、ピストン本体2
0及び中間部材70に於てこれらの座が機械加工等によ
り適切に形成されるだけで各弁要素の設置状態が適切に
決定される。
【0027】以上に於ては本発明を幾つかの実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の修
正が可能である。
【0028】
【発明の効果】以上の説明より解る通り、本発明によれ
ば、二つの直列に設けられた逆止弁を有するショックア
ブソーバに於て各逆止弁の弁支持座と弁座とがそれぞれ
一部材に形成され各弁要素が各々独立に組付られるの
で、弁要素の設定状態が従来の如くスペーサ等の肉厚の
不均一によってバラつくことがなく、所定の減衰力特性
を有するショックアブソーバを得ることができ、従って
信頼性、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるショックアブソーバの一つの実施
例の要部を示す右部分縦断面図である。
【図2】本発明によるショックアブソーバの他の実施例
の要部を示す右部分縦断面図である。
【図3】本発明によるショックアブソーバのもう一つの
実施例の要部を示す右部分縦断面図である。
【符号の説明】
2…シリンダ壁 4…ピストン 6…シリンダ上室 8…シリンダ下室 20…ピストン本体 22…通路 30、30′、30″…第一の逆止弁 30a、30a′、30a″…弁要素 30b、30b′、30b″…弁支持座 30c、30c′、30c″…弁座 34…締結部材 40、40′、40″…第二の逆止弁 40a、40a′、40a″…弁要素 40b、40b′、40b″…弁支持座 40c、40c′、40c″…弁座 60…中間部材 62…通路 70…中間部材 72…通路 76…オリフィス通路 80…ナット 82…通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダと、前記シリンダに摺動可能に嵌
    合し前記シリンダと共働して第一及び第二の室を郭定す
    るピストンと、前記ピストンに設けられ前記第一及び第
    二の室を連通する通路と、前記通路の前記第二の室の側
    の開口部に設けられ第一の弁要素と前記第一の弁要素を
    支持する第一の弁支持座と第一の弁座とを有する第一の
    逆止弁と、前記通路の前記第二の室の側の開口部に前記
    第一の逆止弁に直列に設けられ第二の弁要素と前記第二
    の弁要素を支持する第二の弁支持座と第二の弁座とを有
    する第二の逆止弁とを有し、前記第一の弁支持座と前記
    第一の弁座と前記第二の弁支持座と前記第二の弁座とが
    同一部材に形成されていることを特徴とするショックア
    ブソーバ。
  2. 【請求項2】シリンダと、前記シリンダに摺動可能に嵌
    合し前記シリンダと共働して第一及び第二の室を郭定す
    るピストンと、前記ピストンに設けられ前記第一及び第
    二の室を連通する通路と、前記通路の前記第二の室の側
    の開口部に設けられ第一の弁要素と前記第一の弁要素を
    支持する第一の弁支持座と第一の弁座とを有する第一の
    逆止弁と、前記通路の前記第二の室の側の開口部に前記
    第一の逆止弁に直列に設けられ第二の弁要素と前記第二
    の弁要素を支持する第二の弁支持座と第二の弁座とを有
    する第二の逆止弁とを有し、前記第一の弁支持座と前記
    第一の弁座とが一部材に形成され、前記第二の弁支持座
    と前記第二の弁座とが他の一部材に形成されていること
    を特徴とするショックアブソーバ。
JP32841592A 1992-11-13 1992-11-13 ショックアブソーバ Pending JPH06159424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201212A (ja) * 1998-01-16 1999-07-27 Unisia Jecs Corp 液圧緩衝器の減衰バルブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11201212A (ja) * 1998-01-16 1999-07-27 Unisia Jecs Corp 液圧緩衝器の減衰バルブ

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