JPH0615759A - 中空パイプ部を有する構造部品の成形方法 - Google Patents

中空パイプ部を有する構造部品の成形方法

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JPH0615759A
JPH0615759A JP17555092A JP17555092A JPH0615759A JP H0615759 A JPH0615759 A JP H0615759A JP 17555092 A JP17555092 A JP 17555092A JP 17555092 A JP17555092 A JP 17555092A JP H0615759 A JPH0615759 A JP H0615759A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 基板部分と中空パイプ状部分とからなる構造
部品であって、該基板が樹脂もしくは金属からなり、連
続した中空パイプ状部分が熱可塑性樹脂よりなる構造部
品の成形方法を提供することを目的とする。 【構成】 射出成形機を使用して、熱可塑性樹脂からな
る中空パイプ状部分と樹脂もしくは金属からなる基板部
分から構成される構造部品を成形するに際し、(1) 該基
板部分を予め射出成形機の金型キャビティ内に装着し、
(2) 溶融樹脂を少なくとも金型キャビティ内の該基板部
上の中空パイプ部を形成する部分に必要量射出し、(3)
更に、該パイプを形成する部分に加圧ガス体を注入し
て、該基板上に中空パイプ形状を形成することを特徴と
する中空パイプ部を有する構造部品の成形方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基板部分と連続した中
空パイプ状部分とからなる構造部品において、該基板が
樹脂もしくは金属からなり、連続した中空パイプ状部分
が熱可塑性樹脂よりなる構造部品の成形方法に関する。
【0002】前記基板部分と連続したパイプ状部分から
なる構造部品は、例えば放熱または加熱のためにパイプ
内に温度調節された流体(液体もしくは気体)を通した
り、該連続した中空パイプ状部分に電線を通すなど種々
の分野に使用することができる。
【0003】
【従来の技術】基板部分と連続したパイプ状部分からな
る構造部品を成形する従来技術では以下に記載の問題点
を有していた。 基板部分に金属パイプを折り曲げ加工して取り付け
た構造部品を作製する際、金属の折り曲げ加工が困難で
あったり、折り曲げた金属パイプを基板に溶接する場合
熱歪みが生ずる等の種々の加工上の困難を伴う場合があ
る。
【0004】 従来の射出成形法にて、基板部分とパ
イプ状部分とからなる構造部品を作製する場合、通常は
型開き方向にピンを立てたり、複雑なスライドピン機構
を金型内に設置する必要があった。このため、パイプ形
状に制約があり、自由な製品設計ができず、他の板材や
箱材等の基材と一体化した形状のものは少なかった。
【0005】 最近注目をあびているガスインジェク
ション法による成形法にて該基板部分とパイプ状部分と
からなる構造部品を同時に成形しようとする場合、例え
ば金型キャビティ内に溶融樹脂を充填した後、ひけ部分
に対して加圧ガス体を注入する方法では、通常金型キャ
ビティ内にガスの通路となるガスチャンネルを設けて成
形を行うが、この場合、ガスチャンネル内の溶融樹脂を
押出しながらガス体が樹脂内を伸びていくため、ガスチ
ャンネルの末端部では、押し出し切れない樹脂がガスチ
ャンネル内に残り、充分なパイプ形状が作製できない。
【0006】 金型キャビティ内に複数のガスチャン
ネルを平行設置した場合、製品肉厚が部分的に厚かった
りすると一方のガスチャンネルから加圧ガス体がはみ出
し、となりのガスチャンネルへ入り込んだりする。そう
すると、となりのガスチャンネル内には樹脂が残こり、
このため、該基板部分と連続した中空パイプ状部分を有
した構造部品を作製するのは困難である。
【0007】 ガスインジェクション法による成形法
で、金型キャビティー内を樹脂で充填しないうちに、加
圧ガス体を注入する方法を用い該基板部分とパイプ状部
分を有した構造部品を成形した場合、パイプ状部分の加
圧ガス体の押出し樹脂のみでは、基板部分が未充填とな
りやすい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、該基
板部分とパイプ状部分とからなる構造部品において、基
板部分に自由に連続した中空化パイプ状部分を配置し、
また該パイプ状部分の長手方向形状の自由度をひろげ、
パイプ状部分の折曲げ部の管内径を充分にとる製造方法
と、該基板部分とパイプ状部分の材質差による線膨脹率
の違いによる反りを防止する方法を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため鋭意検討した結果、予め形成した基板部
分上のパイプ形成部分、もしくは第1段として射出成形
された基板部分上のパイプ形成部分に、溶融した熱可塑
性樹脂を金型キャビティ内に必要量射出後、加圧ガス体
を注入して中空構造物を得ることを利用して、基板部分
上または複数の基板部分の間に各々独立した中空パイプ
状部分を1箇所以上配置することが可能なことを見い出
し、本発明を完成させた。
【0010】本発明は、A法、即ち、射出成形機を使用
して、熱可塑性樹脂からなる中空パイプ状部分と樹脂も
しくは金属からなる基板部分から構成される構造部品を
成形するに際し、(1)該基板部分を予め射出成形機の
金型キャビティ内に装着し、(2)溶融樹脂を少なくと
も金型キャビティ内の該基板部上の中空パイプを形成す
る部分に必要量射出し、(3)更に、該パイプを形成す
る部分に加圧ガス体を注入して、該基板上に中空形状を
形成することを特徴とする中空パイプ部を有する構造部
品の成形方法および
【0011】B法、即ち、射出成形機を使用して、熱可
塑性樹脂からなる中空パイプ状部分と上記熱可塑性樹脂
と同一もしくは異種の樹脂からなる基板部分から構成さ
れる構造部品を成形するに際し、(1)第1段として、
金型キャビティの基板部分に溶融樹脂を射出して基板部
分を形成し、(2)第2段として、前記金型キャビティ
若しくは前記金型に他のキャビティを組み合わせて、同
一樹脂を使用する場合は同一射出シリンダーより、異種
の樹脂を使用する場合は他の射出シリンダーより溶融樹
脂を少なくとも前記金型キャビティ内の該基板部上の中
空パイプを形成する部分に必要量射出し、(3)更に、
該パイプを形成する部分に加圧ガス体を注入して、該基
板上に中空形状を形成することを特徴とする中空パイプ
部を有する構造部品の成形方法に関する発明である。
【0012】本発明において、中空パイプ状部分を形成
する樹脂として、通常の熱可塑性樹脂すなわちポリオレ
フィン樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹
脂、PVC樹脂、メタアクリル樹脂、含フッ素樹脂等で
例示される汎用の熱可塑性樹脂はもとより、ナイロン樹
脂、飽和ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リアクリレート樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリスルホ
ン樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂等で例示され
るいわゆるエンジニアリングプラスチックスを使用する
ことができる。本発明のA法において、基板部分を構成
する金属として、鉄、銅、アルミニウム、およびステン
レススチールを例示することができ、又、基板部分を構
成する樹脂として、前記中空パイプ状部分を形成する熱
可塑性樹脂の他、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル
樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂を使用することが
できる。
【0013】又、本発明のB法において、基板部分を構
成する樹脂として、前記中空パイプ状部分を形成する熱
可塑性樹脂が例示できる。基板と中空パイプ部に使用す
る樹脂は同種であっても異種であってもよいが、異種の
場合両樹脂が溶着するものを選択することが好ましい。
【0014】本発明の好ましい成形方法を以下に詳述す
る。 (1)A法 基板部分をまず金型キャビティー内に装着した場合、金
型キャビティー内の中空パイプ部を形成部分が一連の流
路を形成できるように金型キャビティーを設計する必要
がある。この場合、一連の流路の幅および高さが必要と
するパイプ形状の外側形状となるように、またパイプ形
状の長手方向の端部は、後加工としておこなわれる機械
化工と中空部確保のため、必要寸法より10mm以上は
長くとるように、固定側金型キャビティーブロックに彫
り込むのが望ましい。ただし、このパイプ形状は型開き
方向に対してスムースに抜ける形状でなければならな
い。また、樹脂ゲートは、この一連の流路の端部に配置
され且つ、加圧ガス体が注入されるガスゲートも同じ流
路の同じ側の端部に設置される。
【0015】金型内に装着する該基板部分が金属の場
合、または樹脂の場合でもパイプ状部分に用いる熱可塑
性樹脂との接着性の悪い樹脂である場合は、該パイプ状
部分との接合箇所に応じて、プレートの上または側面に
アンダーカット処理をおこなうか、または砂や紙やす
り、薬品、電極等で接合面にきづをつけて荒い面にして
おくか、あるいは、エポキシ樹脂等の接着剤を塗布して
おく等の前処理を施しておく必要がある。
【0016】また、該基板部分とパイプ状部分との材質
差による線膨脹率の違いにより、製品に反りが発生する
恐れのある場合は、図1に例示するように該基板部分と
パイプ状部分のあわせまたはつなぎ面に、0.01〜1
0mm程度の間隙幅をとり、且つ図2に示すようなかん
合状態(アンダーカット)となるように金型キャビティ
ーを加工するか別部品をインサートするかまたは、基板
部分とパイプ状部分をスポット的に接合するようにす
る。
【0017】上記のように、基板部分を金型キャビティ
内に装着した後、シリンダー内にて溶融した熱可塑性樹
脂を一定量に計量したのち、金型キャビティー内へ射出
注入する。但し、この溶融樹脂の注入量は、金型キャビ
ティーを充填するに足らない量であり、且つ加圧ガス体
が注入された場合にキャビティー内を充填する量とする
必要がである。
【0018】前記溶融した熱可塑性樹脂が該キャビティ
ー内へすべて射出注入されたと同時かやや遅くに、加圧
ガス体を金型内に設置されたガスノズルを介して該ガス
ゲート内へ注入する。加圧ガス体としては通常窒素ガス
を用いるのが望ましい。該溶融した樹脂は加圧ガス体に
より押し延ばされながら、金型内に設けられたキャビテ
ィーの流路に添って流れる。該溶融樹脂が流路末端まで
加圧ガス体にて押し延ばされたのち、該加圧ガス体によ
り溶融樹脂の内部から圧力がかかり、金型に転写され、
且つ、基板部分との接合が金型キャビティー内でなされ
る。該溶融樹脂が、冷却固化したのち、中空部内の圧力
を大気圧とし、型開きをおこなって、基板部分と連続し
た中空構造部分が一体化した製品を取り出す。
【0019】次に、必要により前記基板部分と中空構造
部分が一体化した成形品の連続した中空構造部分の両端
を、機械加工にて必要な位置と形状に切削して、該基板
部分と連続した中空パイプ状部分が一体化した構造部品
を得る。
【0020】(2)B法 本成形方法は、基板部分に熱可塑性樹脂を用いた場合に
限られ、第1段として基板部分を射出成形した後、第2
段として同一の射出成形機にて連続的に中空構造部分を
成形して、型開きおよび製品取り出し時に一体化した製
品を得る連続法である。
【0021】B法においては、金型構造としては、基板
部分と中空構造部分の各々に樹脂ゲートを設ける必要が
あり、通常射出成形機のシリンダは2以上であるが、基
板部分と中空構造部分に同一樹脂を使用する場合は射出
成形機のシリンダは1とすることも可能である。
【0022】射出成形機のシリンダが1の場合、金型内
のランナー部で基板部分につながる流路と中空構造部分
につながる流路とに別け、尚かつ、一方の方向が選択さ
れる工夫、例えば電磁、油圧式または手動の3方向弁を
使用する必要がある。金型は、多材質射出成形法におい
て複数の樹脂を段階的に射出する際に使用されているよ
うな金型、すなわち、金型コアを回転させることによっ
て異なったキャビティ空間を連続的に形成する回転方
式、または金型コアの一部を可動とし、一次成形用二次
成形用のキャビティ空間を形成するコアバック方式を使
用することができる。
【0023】加圧ガス体を注入するゲートは、樹脂ゲー
トと同じ側の中空部分の端部に設けるのが望ましい。
【0024】樹脂の射出工程について以下に説明する。
先ず、金型キャビティの基板部分に相当する部分に溶融
樹脂を射出する。次に金型の回転や油圧駆動などで一段
目の成形品に接合した空間キャビティを形成させ、前記
一段目に射出した樹脂が流動性を失った後に、中空部を
形成するキャビティ部分に溶融樹脂を射出する。溶融樹
脂の射出量は パイプ状部分を充填するに足らなく、且
つ加圧ガス体が注入された場合、パイプ状部分が溶融樹
脂により充填される樹脂量を射出成形機より射出注入す
る。
【0025】金型キャビティーの中空部を形成する部分
に溶融樹脂の注入が完了するのと同時かやや遅くに加圧
ガス体を該溶融樹脂内へ注入し、保圧をおこなう。金型
キャビティー内の溶融樹脂が冷却固化したのち、パイプ
状部分の加圧ガス体を大気圧に下げ、型開きをおこない
製品を取り出す。
【0026】前記方法で、キャビティー内の基板部分と
なっている隙間からガス体が抜けることにより、中空構
造部分のガス保圧ができない場合、該板状部分として金
型内に設けられているキャビティー部分を別ブロックと
する。該中空構造部分を溶融樹脂に加圧ガス体を注入し
て成形する際は、キャビティー内の該板状部分のブロッ
クをスライド機構等により動かし、金型キャビティー内
の板状部分としての間隙をなくすることで、中空構造部
分に加圧ガス体による保圧をかけてもガス抜けはおこら
ず、中空構造部分を成形することができる。
【0027】次に、別ブロックとなっている基板部分を
スライド機構等により、必要な基板肉厚となるように動
かして、再度基板部分を射出成形し、板状部分と中空構
造部分が一体化した成形品を金型内より、取り出す。つ
ぎに、連続した中空構造部分の両端部を機械加工にて必
要なパイプ形状とし、基板部分と連続したパイプ状部分
が一体化した構造部品を得る。
【0028】前記(1)及び(2)に記した製造方法に
より、基板部分と連続した中空パイプ状部分を有した構
造部品を得ることができるが、該金型内に設けた連続し
た中空構造部分の樹脂流路には、いろいろパターンがあ
る。例えば、曲がりくねったものや枝別れのもの、また
樹脂ゲートを2個以上設置し、樹脂ゲートと同数のガス
ゲートを設けて複数個の樹脂経路を有したものがある。
前述のいろいろな樹脂経路の金型を用いて中空構造部分
を成形し、両端部を機械加工することにより、いろいろ
な連続した中空パイプ状部分を得ることができる。
【0029】前記基板部分が2個以上の場合、該熱可塑
性樹脂によるパイプ状部分を該基板部分の間に設けた構
造部品も可能である。この場合、基板部分の間が樹脂流
路となり各基板部分の端部と一体化されるようになる。
また、この場合は、全体として板状あるいは箱状または
パイプ状とすることができる。
【0030】そり低減方法として前記板状部分とパイプ
状部分に間隙を設ける方法の他、パイプ状部分の経路が
ストレートよりも湾曲して蛇行したものやクランク状の
ものがそりが少なくなる。また基板部分とパイプ状部分
を噛み合わせる方法もある。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、基板部分とパイプ状部
分を有した構造部品を射出成形にて成形できるため、短
時間に多量の同一品が得られ、、生産性も向上する。
【0032】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき説明する。ポ
リカーボネート樹脂(三菱ガス化学(株)製、商品名:
ユーピロンNF2000)を長さ450mm、幅300
mm、厚み3mmのシート状に成形したものを金型キャ
ビティ内に装着し、該シート表面の中空パイプを形成す
る部分に、上辺8mm、底辺12mm、高さ10mmの
台形状で長さ方向に平行に幅方向からそれぞれ100m
mの位置に、パイプ部がシートよりも両端が10mm長
くなる2本のパイプを形成するような形状をしたキャビ
ティ内に溶融したポリカーボネート樹脂(三菱ガス化学
(株)製、商品名:ユーピロンS3000)をキャビテ
ィの容積の75%を満たすように射出した。射出する際
の射出シリンダー内の溶融樹脂の温度は290℃、射出
圧は800kg/cm2 であった。
【0033】樹脂の射出終了と同時に、パイプ状部分の
樹脂ゲートと同一端部にあるガスゲートより窒素ガスを
圧入した。溶融樹脂は窒素ガスの圧入した部位の反対方
向の端部まで押し出された後、窒素ガスの圧力40kg
/cm2 で保持した状態で樹脂を冷却した。キャビティ
中空部内の窒素ガス圧を大気圧まで下げて離型後成形品
を取り出した。該成形品のパイプ部の両端10mmを切
断し、連続した中空部を有する構造部品を得た。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板部分とパイプ状部分の間にそり防止のため
の間隙を設けた構造部品の長さ方向の断面図の例を示
す。
【図2】金属製の基板にかん合状態を形成するように中
空パイプを射出成形した構造部品の幅方向の断面図の例
を示す。
【符号の説明】
1:金属製基板 2:熱可塑性樹脂 3:中空部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形機を使用して、熱可塑性樹脂か
    らなる中空パイプ状部分と樹脂もしくは金属からなる基
    板部分から構成される構造部品を成形するに際し、
    (1)該基板部分を予め射出成形機の金型キャビティ内
    に装着し、(2)溶融樹脂を少なくとも金型キャビティ
    内の該基板部上の中空パイプ部を形成する部分に必要量
    射出し、(3)更に、該パイプを形成する部分に加圧ガ
    ス体を注入して、該基板上に中空パイプ形状を形成する
    ことを特徴とする中空パイプ部を有する構造部品の成形
    方法。
  2. 【請求項2】 射出成形機を使用して、熱可塑性樹脂か
    らなる中空パイプ部分と熱可塑性樹脂からなる基板部分
    から構成される構造部品を成形するに際し、(1)該基
    板部分を予め射出成形機の金型キャビティ内に装着し、
    (2)溶融樹脂を少なくとも金型キャビティ内の該基板
    部上の中空パイプを形成する部分に必要量射出して該基
    板部分に熱融着し、(3)更に、該パイプを形成する部
    分に加圧ガス体を注入して、該基板上に中空形状を形成
    することを特徴とする請求項1に記載の中空パイプ部を
    有する構造部品の成形方法。
  3. 【請求項3】 射出成形機を使用して、熱可塑性樹脂か
    らなる中空パイプ状部分と金属からなる基板部分から構
    成される構造部品を成形するに際し、(1)該金属基板
    部分を予め射出成形機の金型キャビティ内に装着し、
    (2)溶融樹脂を少なくとも金型キャビティ内の該基板
    部上の中空パイプを形成する部分に必要量射出して該金
    属基板部分とかん合状態を形成させ、(3)更に、該パ
    イプを形成する部分に加圧ガス体を注入して、該基板上
    に中空形状を形成することを特徴とする請求項1に記載
    の中空パイプ部を有する構造部品の成形方法。
  4. 【請求項4】 射出成形機を使用して、熱可塑性樹脂か
    らなる中空パイプ部分と上記熱可塑性樹脂と同一もしく
    は異種の樹脂からなる基板部分から構成される構造部品
    を成形するに際し、(1)第1段として、金型キャビテ
    ィの基板を構成する部分に射出シリンダーより溶融樹脂
    を射出して基板部分を形成し、(2)第2段として、前
    記金型キャビティ若しくは前記金型に他のキャビティを
    組み合わせて、同一樹脂を使用する場合は同一もしくは
    他の射出シリンダーより、異種の樹脂を使用する場合は
    他の射出シリンダーより溶融樹脂を少なくとも前記金型
    キャビティ内の該基板部上の中空パイプ部を形成する部
    分に必要量射出し、(3)更に、該パイプを形成する部
    分に加圧ガス体を注入して、該基板上に中空形状を形成
    することを特徴とする中空パイプ部を有する構造部品の
    成形方法。
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