JPH06155904A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

Info

Publication number
JPH06155904A
JPH06155904A JP4331233A JP33123392A JPH06155904A JP H06155904 A JPH06155904 A JP H06155904A JP 4331233 A JP4331233 A JP 4331233A JP 33123392 A JP33123392 A JP 33123392A JP H06155904 A JPH06155904 A JP H06155904A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display panel
display
thermochromic material
pressing
erasing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4331233A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Akahori
隆司 赤堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4331233A priority Critical patent/JPH06155904A/ja
Publication of JPH06155904A publication Critical patent/JPH06155904A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源を必要とせず、かつ、表示自由度の高い
表示装置を提供する。 【構成】 サーモクロミック材料を用いた表示パネル1
2を用いて、表示装置1を構成する。記録・消去時に
は、電源を必要とするが、表示状態では、電源を必要と
とない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、任意の図形を表示する
表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、種々の状況で使用される表示装
置としては、CRT表示装置、プラズマディスプレイ装
置、液晶表示装置、および、発光ダイオードアレイなど
が広く用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置では、いずれも、表示状態で表示のための
制御装置を必要とし、電力を供給できない状況の表示装
置としては適用することができないという不都合を生じ
ていた。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、表示状態で電力を必要としない表示装置を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、可撓性材質の
樹脂母材に有機低分子物質を分散してなるサーモクロミ
ック材料からなり温度に対して透明度が可逆的に変化す
るサーモクロミック材料層と、光を反射する可撓性材質
からなる反射層を積層して形成した表示パネル手段と、
上記反射板の背面に貼りつけられ、上記表示パネル手段
の押圧位置で発熱する平面状発熱部材と、表示内容の記
録・消去を指定入力するための操作手段と、この操作手
段により表示内容の記録が指定されたときには、上記平
面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミック材料の記
録温度に対応した値に設定するとともに、上記操作手段
により表示内容の消去が指定されたときには、上記平面
状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミック材料の消去
温度に対応した値に設定する制御手段を備えたものであ
る。
【0006】また、可撓性材質の樹脂母材に有機低分子
物質を分散してなるサーモクロミック材料からなり温度
に対して透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材
料層と、光を反射する可撓性材質からなる反射層を積層
して形成した表示パネル手段と、上記反射板の背面に貼
りつけられ、上記表示パネル手段の押圧位置で発熱する
平面状発熱部材と、上記表示パネル手段の表面を押圧す
る押圧手段と、表示内容の記録・消去を指定入力するた
めの操作手段と、この操作手段により表示内容の記録が
指定されたときには、上記平面状発熱部材の発熱量を上
記サーモクロミック材料の記録温度に対応した値に設定
する一方、上記操作手段により表示内容の消去が指定さ
れたときには、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サー
モクロミック材料の消去温度に対応した値に設定すると
ともに、上記押圧手段によって上記表示パネル手段の全
面を押圧する制御手段を備えたものである。
【0007】また、可撓性材質の樹脂母材に有機低分子
物質を分散してなるサーモクロミック材料からなり温度
に対して透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材
料層と、光を反射する可撓性材質からなる反射層を積層
して形成した表示パネル手段と、上記反射板の背面に貼
りつけられ、上記表示パネル手段の押圧位置で発熱する
平面状発熱部材と、上記表示パネル手段の押圧座標位置
を検出する押圧座標検出手段と、押圧座標を記憶するた
めの座標メモリ手段と、上記表示パネル手段の表面を押
圧座標単位に押圧する押圧手段と、表示内容の記録・消
去を指定入力するための操作手段と、この操作手段によ
り表示内容の記録が指定されたときには、上記平面状発
熱部材の発熱量を上記サーモクロミック材料の記録温度
に対応した値に設定し、上記押圧座標検出手段が検出し
た押圧座標を入力して上記座標メモリ手段に記憶する一
方、上記操作手段により表示内容の消去が指定されたと
きには、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロ
ミック材料の消去温度に対応した値に設定するととも
に、上記座標メモリ手段に記憶したおのおのの押圧座標
に対応した上記表示パネル手段の表面を、上記押圧手段
によって順次押圧する制御手段を備えたものである。
【0008】また、前記平面状発熱部材は、線状の電極
を所定間隔でX方向に多数配列したX方向電極部材と、
線状の電極を所定間隔でY方向に多数配列したY方向電
極部材と、上記X方向電極部材と上記Y方向電極部材に
よってはさまれるとともに、上記X方向電極部材と上記
Y方向電極部材のそれぞれの電極の交点位置に配置され
る発熱体が多数設けられた発熱体層部材によって構成す
ることができる。
【0009】
【作用】したがって、記録時と消去時以外には、電力を
必要としないので、電力供給が望めないような状況で
も、情報を表示することができる。
【0010】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら、本発明の実
施例を詳細に説明する。
【0011】本発明では、情報を表示する手段として、
いわゆるサーモクロミック材料を用いており、このサー
モクロミック材料を用いた情報記録の原理について説明
する。
【0012】図1において、透明材質からなる基板1
に、透明な光硬化性樹脂からなる保護膜2、温度に対し
て透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材料層
3、光を反射する材質からなる光反射層4、光反射層4
を保護するための保護層5が、順次積層されて、表示パ
ネルDPが形成されている。
【0013】ここで、サーモクロミック材料層3は、塩
化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂(高分子化合物)などか
らなる透明な樹脂母材に、ステアリン酸あるいはベヘン
酸等の高級飽和脂肪酸などの有機低分子物質を均等に分
散してなるサーモクロミック材料からなる。また、保護
層2は、サーモクロミック材料層3の保護のためのもの
である。
【0014】図2は、サーモクロミック材料層3に用い
ているサーモクロミック材料の特性を例示している。
【0015】サーモクロミック材料が不透明な状態から
透明な状態に変化するときの様子を図に実線で示し、サ
ーモクロミック材料が透明な状態から不透明な状態に変
化するときの様子を図に破線で示す。
【0016】すなわち、サーモクロミック材料が不透明
な状態から加熱すると、温度がT2を超えたときから、
その透明度が向上し、温度がT3を超えると完全に透明
な状態になる。そして、温度がT4を超えない状態で加
熱を停止して冷却すると、透明な状態を保持する。
【0017】また、サーモクロミック材料が透明な状態
から加熱すると、温度がT4を超えたときからその透明
度が低下して徐々に不透明になっていき、温度がT5を
超えると、それ以上透明度の低下が見られなくなる。そ
こで、加熱を停止して冷却するとサーモクロミック材料
の温度が徐々に低下し、その温度がT2よりも低くなる
と、再度透明度が徐々に低下し、温度がT1以下になる
と、完全に不透明な状態となり、それ以降は、不透明な
状態を保持する。
【0018】ここで、温度T1,T2,T3,T4,T
5は、例えば、それぞれ、40,70,80,110,
140℃である。ただし、この温度の値は、サーモクロ
ミック材料に用いている有機低分子物質の種類によって
変化する。したがって、使用するサーモクロミック材料
の種類を適宜に選択することで、必要な特性のサーモク
ロミック材料を得ることができる。
【0019】したがって、図1の表示パネルDPの一部
を温度T5以上に加熱して冷却すると、その加熱部分が
不透明な状態となる。この不透明部分PA(図1参照)
では、基板1から入射した入射光LI1は、サーモクロ
ミック材料層3の表面で反射し、したがって、その不透
明部分PAからの反射光LO1のレベルは、不透明状態
のサーモクロミック材料層3の表面反射率に応じた値と
なる。
【0020】一方、記録媒体の透明部分PB(図1参
照)では、基板1から入射した入射光LI2は、反射層
4の表面で反射し、したがって、その透明部分PBから
の反射光LO2のレベルは、反射層4の表面反射率に応
じた値となる。
【0021】ここで、不透明状態のサーモクロミック材
料層3の表面反射率は、反射層4の表面反射率よりも小
さい値となり、したがって、反射光LO1のレベルは、
反射光LO2のレベルよりも小さく、このレベル差を用
いて、表示パネルDPに文字や図形などを表示すること
ができる。
【0022】ところで、サーモクロミック材料の温度
を、上述した温度T2〜T3の間に段階的に加熱する
と、図3に示すように、冷却したときの透明度が段階的
に変化する。この性質を利用すると、表示パネルDPを
用いて中間調画像を記録することができる。
【0023】例えば、図4に示すように、記録媒体を温
度T21,T22に加熱すると、冷却後の透明度がそれ
ぞれC2,C3になる。ここで、T2<T21<T22
<T3である。また、完全な不透明なときの透明度をC
1、完全に透明なときの透明度をC4とすると、C4<
C3<C2<C1である。
【0024】また、不透明な状態から徐々に透明度が増
すと、サーモクロミック材料層3を透過して反射層4に
到達する光成分が増大するため、透明度によって、記録
媒体からの反射光レベルが変化する。
【0025】そこで、例えば、透明度C1に濃度0を、
透明度C2〜C3の任意の値に濃度1を、透明度C4に
濃度2をそれぞれ割り当てることで、3段階の中間調の
画像を表示することができる。ここで、中間的な透明度
の設定は、実験的に設定することが望ましい。
【0026】このようにして、中間調画像を表示するこ
とができ、さらには、透明度を連続的に変化すること
で、アナログ信号を直接的に記録・表示することがで
き、この表示パネルDPの応用範囲が大幅に拡大され
る。
【0027】図5は、本発明の一実施例にかかる表示装
置を示している。
【0028】同図において、表示装置10の筺体11の
略中央部には、表示パネル12が固設されており、ま
た、筺体11の右側には、この表示装置10に電源をオ
ンオフするための電源スイッチ13、表示装置10の動
作モードを設定操作するためのモードスイッチ14、お
よび、表示装置10の動作の開始を指令するためのスタ
ートキー15が付設されている。
【0029】また、図6に示すように、モードスイッチ
14には、表示装置10に表示動作を指令するための
「表示」、表示装置10に表示内容を記入することを指
令するための「記入」、表示装置10の表示内容を手動
で消去することを指令するための「消去」、および、表
示装置10の全ての表示内容を自動的に消去することを
指令するための「全面消去」の4つのモードの操作位置
が設定されている。
【0030】また、スタートスイッチ15には、そのと
きの表示装置10の動作状況、または、ユーザに対する
操作タイミングを表示するためのランプ16が付設され
ている。
【0031】また、図7に示すように、表示パネル12
と、表示装置10の筺体11の開口部との間には、表示
パネル12の表面を押圧するための消去用ローラ17
が、矢印方向Rに往復移動可能に配設されている。
【0032】図8は、表示パネル12の断面構造を示し
ている。
【0033】この表示パネル12は、基板21に、X方
向に平行なY方向電極が多数、Y方向に所定間隔で配設
されているY電極層22、絶縁体材質に、多数の発熱体
をX方向およびY方向に所定間隔で埋設してなる発熱体
層23、Y方向に平行なX方向電極が多数、X方向に所
定間隔で配設されているX電極層24、反射層25、サ
ーモクロミック材料層26、および、透明材質からなる
保護層27を積層したものである。
【0034】また、図9に示すように、Y電極層22で
は、そのY方向に平行な一辺に沿って設けられた共通電
極22aにY方向電極22bが接続されている。同様
に、X電極層24では、そのX方向に平行な一辺に沿っ
て設けられた共通電極24aにX方向電極24bが接続
されている。
【0035】そして、発熱体層23には、Y電極層22
のY方向電極22bと、X電極層24のX方向電極24
bの交点位置に対応して、微小な円盤状の発熱体23a
が、多数埋設されている。
【0036】また、図10に示すように、発熱体23a
は、その厚さ寸法が発熱体層23の厚さ寸法よりも若干
小さく設定されており、したがって、表示パネル12に
外部から圧力が印加されていないときには、発熱体23
aとY電極層22との間、および、発熱体23aとX電
極層24との間には、それぞれ空間が生じており、これ
により、発熱体23aと、Y電極層22のY方向電極2
2bは接触せず、かつ、発熱体23aとX電極層24の
X方向電極24bが接触しない。
【0037】ここで、図11に示したように、先端が尖
ったペン30を、表示パネル12の保護層27の上から
押し付けると、このペン30の押圧位置で保護層27、
サーモクロミック材料層26、反射層25、X電極層2
4、発熱体層23、および、Y電極層22が撓む。
【0038】したがって、X電極層24と発熱体層23
との間の空間、および、発熱体層23とY電極層22と
の間の空間が押しつぶされ、それにより、ペン30の押
圧位置で、発熱体23aとY電極層22のY方向電極2
2b、および、発熱体23aとX電極層24のX方向電
極24bがそれぞれ接触する。
【0039】このときに、X電極層24の共通電極24
aと、Y電極層22の共通電極22aとの間に電圧を印
加しておくと、ペン30の押圧箇所に対応した位置で、
発熱体23aを介してX電極層24のX方向電極24b
とY電極層22のY方向電極22bが導通し、その発熱
体23aに電力が供給され、これにより、その発熱体2
3aが発熱する。
【0040】このようにして、発熱体23aが発熱する
と、その熱量がX電極層24および反射層25を介して
サーモクロミック材料層26に伝達され、その結果、ペ
ン30の押圧位置で、サーモクロミック材料層26の温
度が上昇する。すなわち、ペン30の押圧位置でサーモ
クロミック材料層26が加熱される。
【0041】このとき、例えば、ペン30の押圧位置で
サーモクロミック材料層26が透明になっている場合、
温度が上昇してT4を超え、T5に達すると、その部分
でサーモクロミック材料層26が不透明になる。そこ
で、そのタイミングでペン30の押圧を停止すると、発
熱体23aに対する電力の供給が遮断されるので、ペン
30の押圧位置の不透明状態が維持される。
【0042】また、ペン30の押圧位置でサーモクロミ
ック材料層26が不透明になっている場合、温度がT2
を超えた時点で徐々に透明度が増し、T3を超えると、
その部分でサーモクロミック材料層26が完全に透明に
なる。そこで、そのタイミングでペン30の押圧を停止
すると、発熱体23aに対する電力の供給が遮断される
ので、ペン30の押圧位置の透明状態が維持される。
【0043】このようにして、表示パネル12の任意の
位置をペン30で押圧することで、その押圧位置を透明
状態から不透明状態に変化することができるとともに、
不透明状態から透明状態に変化することができる。
【0044】また、発熱体23aに供給する電力を大き
い値に設定すると、発熱体23aから発生する熱量が大
きくなるので、サーモクロミック材料層26の温度上昇
の傾向も大きくなる。
【0045】そこで、表示パネル12に表示内容を記入
するときには、X電極層24の共通電極24aと、Y電
極層22の共通電極22aの間に印加する電圧を、所定
時間内にサーモクロミック材料層26の温度がT5に上
昇できる程度の値に設定する。
【0046】それとともに、表示パネル12の表示内容
を消去するときには、X電極層24の共通電極24a
と、Y電極層22の共通電極22aの間に印加する電圧
を、所定時間内にサーモクロミック材料層26の温度が
T3に上昇できる程度の値に設定する。
【0047】このようにして、X電極層24の共通電極
24aと、Y電極層22の共通電極22aの間に印加す
る電圧を、制御することで、表示パネル12への表示内
容の記録/消去を制御することができる。
【0048】図12は、消去用ローラ17の駆動機構の
一例を示している。
【0049】消去用ローラ17は、その両端部に軸受け
部材32,33を介して、軸34,35が回動自在に取
り付けられており、この軸34,35は、表示パネル1
2の両側に平行に配設された一対の案内部材36,37
に案内されている。
【0050】また、案内部材37の外側で、軸35に
は、消去用ローラ17を移動するための駆動ワイヤ38
の両端が固設されている。この駆動ワイヤ38は、ステ
ップモータ39のプーリ40に複数回巻回されていると
ともに、プーリ41に掛けられている。
【0051】また、位置センサ42,43は、消去用ロ
ーラ17が、その移動開始位置および移動終了位置に位
置していることを検出するためのものである。
【0052】また、消去用ローラ17の表面には、少な
くとも、発熱体層23に埋設されている発熱体23aの
埋設密度よりも大きい密度で、微小な突起44が多数設
けられている。ここで、この突起44は、表示パネル1
2の表示内容を消去するときに必要な押圧力を得ること
ができるように、硬質な材質で形成するとよく、突起4
4を消去用ローラ17に一体的に形成することを考える
と、消去用ローラ17の表面を硬質な材質で形成すると
よい。
【0053】図13は、表示装置10の制御系の一例を
示している。
【0054】同図において、制御部45は、この表示装
置10の動作を制御するものであり、モードスイッチ1
4、スターとスイッチ15およびランプ16からなる操
作表示部46から操作入力信号を入力するとともに、ラ
ンプ16の点灯信号を出力する。また、位置センサ4
2,43の検出信号は、制御部45に加えられている。
また、ステップモータ40を駆動するモータ駆動回路4
7は、制御部45によって、その動作が制御されてい
る。
【0055】また、同図に示すように、表示パネル12
は、発熱体23aのアレイ12aと、おのおのの発熱体
23aをオン/オフするスイッチ素子のアレイ12bに
よって等価的にあらわされる。そして、表示パネル12
のアレイ12a側には、駆動電源VDが接続され、ま
た、表示パネル12のアレイ12b側には、並列接続さ
れている接地抵抗48,49が接続されている。また、
接地抵抗49と接地の間には、制御部45によってオン
/オフされるスイッチ50が直列接続されている。
【0056】ここで、スイッチ50をオンすると、接地
抵抗48,49の並列接続回路が形成されるので、表示
パネル12の接地抵抗の値は、この接地抵抗48,49
の並列接続回路の抵抗値となる。一方、スイッチ50を
オフすると、表示パネル12の接地抵抗の値は、接地抵
抗48の値そのものになる。すなわち、スイッチ50を
オンしたときの表示パネル12の接地抵抗の値が、スイ
ッチ50をオフしたときよりも小さくなり、前者の場合
には、後者の場合よりも表示パネル12に印加される電
圧の値が大きくなる。
【0057】したがって、表示パネル12に表示内容を
記入する場合にはスイッチ50をオフし、表示パネル1
2の表示内容を消去する場合にはスイッチ50をオンす
ることで、それぞれに必要な発熱量を、発熱体23aか
ら得ることができる。
【0058】図14は、制御部45が実行する処理の一
例を示している。
【0059】まず、制御部45は、操作表示部46から
操作信号を入力して(処理101)、モードスイッチ1
4が「記入」位置に操作されているか、「消去」位置に
操作されているか、「全面消去」位置に操作されている
かを調べる(判断102,103,104)。モードス
イッチ14が「表示」位置に操作されている場合で、判
断104の結果がNOになるときには、処理101に戻
る。
【0060】モードスイッチ14が「記入」位置に操作
されている場合で、判断102の結果がYESになると
きには、スイッチ50をオフして(処理105)、処理
101に戻る。
【0061】これにより、このときに表示パネル12の
任意の位置をペン30で押圧すると、その押圧位置の発
熱量が、上述したように、表示パネル12を透明状態か
ら不透明状態に変化する値に制御され、したがって、ユ
ーザは、表示パネル12の表示面に表示内容を任意に記
入することができる。
【0062】また、モードスイッチ14が「消去」位置
に操作されている場合で、判断103の結果がYESに
なるときには、スイッチ50をオンして(処理10
6)、処理101に戻る。
【0063】これにより、このときに表示パネル12の
任意の位置をペン30で押圧すると、その押圧位置の発
熱量が、上述したように、表示パネル12を不透明状態
から透明状態に変化する値に制御され、したがって、ユ
ーザは、表示パネル12の表示内容を任意に消去するこ
とができる。
【0064】また、モードスイッチ14が「全面消去」
位置に操作されている場合で、判断104の結果がYE
Sになるときは、ランプ16を点滅した状態で、スター
トキー15かオンされるまで待つ(処理107、判断1
08のNOループ)。
【0065】このランプ16の点滅点灯を確認したユー
ザがスタートキー15をオンすると、判断108の結果
がYESになり、これにより、制御部45は、スイッチ
50をオンして表示内容の消去状態を設定し(処理10
9)、そのときの位置センサ42がオンしているかどう
かを調べる(判断110)。
【0066】判断110の結果がYESになるときに
は、ランプ16を連続点灯するとともに、反対側の位置
センサ43がオンするまで、ステップモータ40を正転
方向に駆動する(処理111,112、判断113のN
Oループ)。また、消去用ローラ17が位置センサ43
の位置に達して、判断113の結果がYESになると、
処理101に戻る。
【0067】これにより、消去用ローラ17が位置セン
サ42から位置センサ43の方向に移動し、消去用ロー
ラ17の表面の突起44が表示パネル12の表面を全面
的に押圧 し、したがって、表示パネル12の不透明状
態になっている部分が、透明状態に変化し、その結果、
表示パネル12の表示内容が全て消去される。
【0068】判断110の結果がNOになるときには、
消去用ローラ17が位置センサ43の検出位置に位置し
ている場合なので、このときには、ランプ16を連続点
灯するとともに、反対側の位置センサ42がオンするま
で、ステップモータ40を逆転方向に駆動する(処理1
14,115、判断116のNOループ)。また、消去
用ローラ17が位置センサ42の位置に達して、判断1
16の結果がYESになると、処理101に戻る。
【0069】これにより、消去用ローラ17が位置セン
サ43から位置センサ42の方向に移動し、消去用ロー
ラ17の表面の突起44が表示パネル12の表面を全面
的に押圧するので、表示パネル12の不透明状態になっ
ている部分が、透明状態に変化し、その結果、表示パネ
ル12の表示内容が全て消去される。
【0070】このようにして、本実施例では、表示パネ
ル12に表示内容を任意に記入できるとともに、表示パ
ネル12の表示内容を任意に消去することができ、ま
た、記入した表示内容を保存するときには、表示装置1
に電源を供給する必要がないので、電力を継続的に供給
できない場所での情報の表示に適している。
【0071】図15は、本発明の他の実施例にかかる表
示装置において、表示パネル12の表示内容を消去する
ための機構を示している。
【0072】同図において、表示パネル12の長手方向
の辺に添った両側には、一対の案内部材51,52が配
設されており、表示パネル12の表示内容を消去するた
めの消去ペン53を、表示パネル12のX方向に移動す
るためのX方向移動機構54は、この案内部材51,5
2に案内された状態で、Y方向移動機構55に支持され
ている。Y方向移動機構55は、X方向移動機構54
を、表示パネル12のY方向に移動すためのものであ
る。
【0073】消去ペン53は、図16に示すように、消
去ペン53の基部53aと、ペン先部53bの間に、軸
方向に微小移動する圧電素子部材53cを介在して構成
されている。したがって、圧電素子部材53cに駆動電
流の印加すると、基部53aを基準にして、ペン先部材
53bが軸方向に移動する。
【0074】これにより、表示パネル12に消去ペン5
3を移動して、圧電素子部材53cに駆動電流を印加す
ると、ペン先部材53bが表示パネル12の表面に接触
・押圧する。
【0075】すなわち、上述と同様にして、表示パネル
12を消去状態に設定し、消去ペン53を表示内容の消
去位置に移動し、圧電素子部材53cに駆動電流を印加
すると、その位置をペン先部材53bが押圧し、表示内
容が消去される。
【0076】図17は、図16の消去機構を用いる場合
の、表示装置の制御系の一例を示している。なお、同図
において、図13と同一部分および相当する部分には、
同一符号を付している。
【0077】同図において、X方向スキャン入力部61
は、「記入」状態で、表示内容を記入するために、ユー
ザがペン30を用いて表示パネル12を押圧したとき、
その押圧位置のX座標を検出するものであり、その検出
したX座標データPXは、制御部45に加えられてい
る。
【0078】また、Y方向スキャン入力部62は、「記
入」状態で、表示内容を記入するために、ユーザがペン
30を用いて表示パネル12を押圧したとき、その押圧
位置のY座標を検出するものであり、その検出したY座
標データPYは、制御部45に加えられている。
【0079】メモリ63は、「記入」状態で、ユーザに
より押圧された点の座標を記憶するためのものである。
X方向移動部64は、制御部45から指令されたX方向
位置データDXに対応した位置に、消去ペン53が位置
するように、X方向移動機構54を駆動制御するもので
あり、Y方向移動部65は、制御部45から指令された
Y方向位置データDYに対応した位置に、消去ペン53
が位置するように、Y方向移動機構55を駆動制御する
ものであり、消去ペン駆動部66は、制御部45から消
去ペン駆動データPDが加えられると、表示内容が消去
されるまでに要する所定時間、消去ペン53の圧電素子
部材53cに駆動電流を印加するものである。
【0080】図18および図19は、図17の制御部4
5の処理例を示している。
【0081】まず、制御部45は、操作表示部46から
操作信号を入力して(処理201)、モードスイッチ1
4が「記入」位置に操作されているか、「消去」位置に
操作されているか、「全面消去」位置に操作されている
かを調べる(判断202,203,204)。モードス
イッチ14が「表示」位置に操作されている場合で、判
断204の結果がNOになるときには、処理201に戻
る。
【0082】モードスイッチ14が「記入」位置に操作
されている場合で、判断202の結果がYESになると
きには、スイッチ50をオフして(処理205)、ラン
プ16を点滅点灯し(処理206)、スタートキー15
がオンされたかどうかを調べる(判断207)。判断2
07の結果がNOになるときには、処理201に戻る。
【0083】したがって、表示パネル12に表示内容を
記入使用として、ユーザがモードスイッチ14を「記
入」位置に操作すると、ランプ16が点滅点灯して、ユ
ーザにスタートキー15を操作することを要求する。
【0084】これにより、ユーザがスタートキー15を
オン操作すると、判断207の結果がYESになり、そ
れにより、制御部45は、ランプ16の連続点灯を開始
するとともに(処理208)、X方向スキャン入力部6
1から出力されるX座標データPXおよびY方向スキャ
ン入力部62から出力されるY座標データPYを入力す
るためのX−Yスキャン処理を起動する(処理20
9)。
【0085】そして、ユーザが表示パネル12の任意の
位置をペン30で押圧した場合で、このX−Yスキャン
処理で座標入力を検出すると、その検出した座標データ
をメモリ63に保存する(判断210、処理211)。
【0086】次いで、操作表示部46から操作信号を入
力し(処理212)、モードスイッチ14が「表示」位
置に操作されているかどうかを調べる(判断213)。
判断213の結果がNOになるときには、ユーザが記入
作業を継続している場合なので、判断210に戻る。
【0087】また、ユーザが記入作業を終了して、モー
ドスイッチ14を「表示」位置に操作しているときで、
判断213の結果がYESになるときには、ランプ16
の連続点灯を終了して(処理214)、処理201に戻
る。
【0088】また、モードスイッチ14が「消去」位置
に操作されている場合で、判断203の結果がYESに
なるときには、スイッチ50をオンして(処理21
5)、処理201に戻る。
【0089】また、モードスイッチ14が「全面消去」
位置に操作されている場合で、判断204の結果がYE
Sになるときは、ランプ16の点滅点灯を開始し(処理
216)、スタートキー15かオンされているかどうか
を調べ(判断217)、判断217の結果がNOになる
ときには、処理201に戻る。
【0090】このランプ16の点滅点灯を確認したユー
ザがスタートキー15をオンすると、判断217の結果
がYESになり、これにより、制御部45は、スイッチ
50をオンして表示内容の消去状態を設定し(処理21
8)、ランプ16の連続点灯を開始する(処理21
9)。
【0091】そして、メモリ63から座標を1つ読み出
し(処理220)、そのX座標に対応するX方向位置デ
ータDXをX方向移動部64に出力して、消去ペン53
をそのときに読み出した座標のX方向に移動するととも
に(処理221)、読み出した座標のY座標に対応する
Y方向位置データDYをY方向移動部64に出力して、
消去ペン53をそのときに読み出した座標のY方向に移
動する(処理222)。
【0092】このようにして、消去ペン53を、表示さ
れている内容の座標の1つに移動すると、制御部54
は、消去ペン駆動データPDを消去ペン駆動部66に出
力する(処理223)。これにより、消去ペン53がそ
の座標で表示パネル12を押圧し、それにより、表示内
容の1つの点が消去される。
【0093】1つの座標の表示内容の消去を終了する
と、そのときに全ての座標位置の消去を終了したかどう
かを調べて(判断224)、判断224の結果がNOに
なるときは、処理220に戻って、次の座標の消去動作
を実行する。
【0094】また、判断224の結果がYESになると
きには、ランプ16を消灯して(処理225)、処理2
01に戻る。
【0095】このようにして、本実施例では、表示パネ
ル12に記入された点の座標を記憶して、消去時には、
その座標のみ消去動作を実行しているので、装置の効率
が向上する。
【0096】図20は、消去ペンの他の例を示してい
る。
【0097】この消去ペン56は、ベース部材57に固
定されている支持部材56aと、この支持部材56aに
その一端部が固定されている梁部材56bと、この梁部
材56bの他端部固定されているペン先部材56cと、
梁部材56bとベース部材56aの間に設けられ、矢印
方向に振動する圧電素子部材56dから構成されてい
る。
【0098】図21(a)は、消去ペンに代えて用いる
ことができる消去ブロック70の一例を示している。
【0099】この消去ブロック70は、4×4のマトリ
クス状のペン先部材71と、このペン先部材71のおの
おのの要素をそれぞれ駆動可能なアクチュエータ部材7
2から構成されている。したがって、この消去ブロック
70を用いると、同時に4×4の範囲の座標の表示内容
を消去することができ、消去時の時間を短縮することが
できる。
【0100】また、同図(b)は、消去ペンに代えて用
いることができる消去ブロック73の一例を示してい
る。
【0101】この消去ブロック73は、1ライン分の座
標位置を押圧可能なペン先部材74と、このペン先部材
74のおのおのの要素をそれぞれ駆動可能なアクチュエ
ータ部材75から構成されている。したがって、この消
去ブロック73を用いると、1ライン単位に表示内容を
消去することができ、消去時の時間を大幅に端宿するこ
とができる。
【0102】図22(a),(b)は、上述した表示装
置の応用例を示している。
【0103】この場合、表示装置を、走り幅飛び競技の
踏切板80として用いている。この踏切板80を、上述
した記入可能な状態に設定し、その状態で競技者が跳躍
を実施すると、競技者の踏切位置で、踏切板80が押圧
されるので、その形状が明確に記録され、ファールなど
の判定を行なうことができる。
【0104】図23は、上述した表示装置の他の応用例
を示している。
【0105】この場合、表示装置をごく薄く構成して、
レストランの掲示板81として用いている。この掲示板
81は、表示内容を保持しておくときに、電源を必要と
しないので、使い勝手が良好である。また、表示パネル
の反射板の色を適宜に設定することができるので、カラ
ー表示にも適用することができる。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録時と消去時以外には、電力を必要としないので、電
力供給が望めないような状況でも、情報を表示すること
ができるという効果を得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】サーモクロミック材料を用いた情報記録の原理
について説明するための概略図。
【図2】サーモクロミック材料の特性を説明するための
グラフ図。
【図3】サーモクロミック材料の中間調特性の一例を示
したグラフ図。
【図4】3段階の濃度で表示するときの一例を説明する
ためのグラフ図。
【図5】本発明の一実施例にかかる記録装置を示す概略
斜視図。
【図6】操作表示部の一例を示した概略図。
【図7】図1の装置の概略構造を示した断面図。
【図8】表示パネルの構成の一例を示した概略断面図。
【図9】X電極層、Y電極層、および、発熱体層の構造
例を示した部分概略図。
【図10】表示パネルの非押圧時の作用を説明するため
の概略断面図。
【図11】表示パネルの押圧時の作用を説明するための
概略断面図。
【図12】消去機構の一例を示した概略構成図。
【図13】図12の消去機構を用いた表示装置の制御系
の一例を示したブロック図。
【図14】図13の装置の動作例を示したフローチャー
ト。
【図15】消去機構の他の例を示した概略構成図。
【図16】消去ペンの一例を示した概略図。
【図17】図15の消去機構を用いた表示装置の制御系
の一例を示したブロック図。
【図18】図15の装置の動作例の一部を示したフロー
チャート。
【図19】図15の装置の動作例の他の部分を示したフ
ローチャート。
【図20】消去ペンの他の例を示した概略図。
【図21】2種類の消去ブロックを示した概略図。
【図22】表示装置の応用例を示した概略図。
【図23】表示装置の他の応用例を示した概略図。
【符号の説明】
12 表示パネル 14 モードスイッチ 15 スタートスイッチ 16 ランプ 17 消去用ローラ 45 制御部 53,56 消去ペン 54 X方向移動機構 55 Y方向移動機構 70,73 消去ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 29/42 F 9113−2C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材質の樹脂母材に有機低分子物質
    を分散してなるサーモクロミック材料からなり温度に対
    して透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材料層
    と、光を反射する可撓性材質からなる反射層を積層して
    形成した表示パネル手段と、 上記反射板の背面に貼りつけられ、上記表示パネル手段
    の押圧位置で発熱する平面状発熱部材と、 表示内容の記録・消去を指定入力するための操作手段
    と、 この操作手段により表示内容の記録が指定されたときに
    は、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミッ
    ク材料の記録温度に対応した値に設定するとともに、上
    記操作手段により表示内容の消去が指定されたときに
    は、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミッ
    ク材料の消去温度に対応した値に設定する制御手段を備
    えたことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 可撓性材質の樹脂母材に有機低分子物質
    を分散してなるサーモクロミック材料からなり温度に対
    して透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材料層
    と、光を反射する可撓性材質からなる反射層を積層して
    形成した表示パネル手段と、 上記反射板の背面に貼りつけられ、上記表示パネル手段
    の押圧位置で発熱する平面状発熱部材と、 上記表示パネル手段の表面を押圧する押圧手段と、 表示内容の記録・消去を指定入力するための操作手段
    と、 この操作手段により表示内容の記録が指定されたときに
    は、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミッ
    ク材料の記録温度に対応した値に設定する一方、上記操
    作手段により表示内容の消去が指定されたときには、上
    記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミック材料
    の消去温度に対応した値に設定するとともに、上記押圧
    手段によって上記表示パネル手段の全面を押圧する制御
    手段を備えたことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 可撓性材質の樹脂母材に有機低分子物質
    を分散してなるサーモクロミック材料からなり温度に対
    して透明度が可逆的に変化するサーモクロミック材料層
    と、光を反射する可撓性材質からなる反射層を積層して
    形成した表示パネル手段と、 上記反射板の背面に貼りつけられ、上記表示パネル手段
    の押圧位置で発熱する平面状発熱部材と、 上記表示パネル手段の押圧座標位置を検出する押圧座標
    検出手段と、 押圧座標を記憶するための座標メモリ手段と、 上記表示パネル手段の表面を押圧座標単位に押圧する押
    圧手段と、 表示内容の記録・消去を指定入力するための操作手段
    と、 この操作手段により表示内容の記録が指定されたときに
    は、上記平面状発熱部材の発熱量を上記サーモクロミッ
    ク材料の記録温度に対応した値に設定し、上記押圧座標
    検出手段が検出した押圧座標を入力して上記座標メモリ
    手段に記憶する一方、上記操作手段により表示内容の消
    去が指定されたときには、上記平面状発熱部材の発熱量
    を上記サーモクロミック材料の消去温度に対応した値に
    設定するとともに、上記座標メモリ手段に記憶したおの
    おのの押圧座標に対応した上記表示パネル手段の表面
    を、上記押圧手段によって順次押圧する制御手段を備え
    たことを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 前記平面状発熱部材は、線状の電極を所
    定間隔でX方向に多数配列したX方向電極部材と、線状
    の電極を所定間隔でY方向に多数配列したY方向電極部
    材と、上記X方向電極部材と上記Y方向電極部材によっ
    てはさまれるとともに、上記X方向電極部材と上記Y方
    向電極部材のそれぞれの電極の交点位置に配置される発
    熱体が多数設けられた発熱体層部材からなることを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項3記載の表
    示装置。
JP4331233A 1992-11-18 1992-11-18 表示装置 Pending JPH06155904A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4331233A JPH06155904A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4331233A JPH06155904A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155904A true JPH06155904A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18241393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4331233A Pending JPH06155904A (ja) 1992-11-18 1992-11-18 表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06155904A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851979B1 (ko) * 2007-01-25 2008-08-12 삼성전자주식회사 감열 변색 물질을 이용한 표시장치
KR101223777B1 (ko) * 2011-01-13 2013-01-17 한국교통대학교산학협력단 변색성 필름을 이용한 디스플레이기기의 작동시간 표시장치, 그 표시장치를 이용한 작동시간 표시방법 및 그 표시장치를 구비한 디스플레이기기

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851979B1 (ko) * 2007-01-25 2008-08-12 삼성전자주식회사 감열 변색 물질을 이용한 표시장치
KR101223777B1 (ko) * 2011-01-13 2013-01-17 한국교통대학교산학협력단 변색성 필름을 이용한 디스플레이기기의 작동시간 표시장치, 그 표시장치를 이용한 작동시간 표시방법 및 그 표시장치를 구비한 디스플레이기기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4734359A (en) Thermal recording material for display and image display device utilizing the same
JP2006511898A (ja) タッチ式感受インターフェース
JP2006004256A (ja) 閲覧装置および閲覧方法
JP4424080B2 (ja) 画像書込装置、コネクタおよび表示記録媒体
JPH06155904A (ja) 表示装置
JP2006295837A (ja) 多機能電子シート
JP3133072B2 (ja) コンピュータ記憶、ビットマップ制御型静止または動画像をアナログ/デジタル可視化する表示装置、及び前記表示装置を備えた電話装置
JP2005352461A (ja) 画像表示媒体および画像書込装置
JPS59198483A (ja) 盲人用触覚デイスプレイ
DK0993590T3 (da) Indretning til aftastning af en overflade eller til gengivelse af en aftastet overflade
JP2011007838A (ja) 表示デバイス、表示システム、及び、表示制御方法
JP2005267188A (ja) 電子ペーパー
JP2010086500A (ja) 操作装置
JP2741435B2 (ja) リライタブル記録装置及びリライタブル記録消去方法
JPS62108087A (ja) 記録材料およびこの材料を用いた装置
JP5145829B2 (ja) 走査型光書込装置
JP2009086540A (ja) 画像書込装置
JPH02134674A (ja) 触覚表示装置
JPH1132148A (ja) 電子黒板
JPH04246702A (ja) 家電機器の連続遂行機能制御装置及び方法
JP2811674B2 (ja) 座標入力装置
JPS61126580A (ja) 複写機におけるイレ−ス装置
JPS607810B2 (ja) 情報入力装置
JPS62182721A (ja) 表示装置
JPH06312521A (ja) 熱可逆性感熱記録方式用サーマルヘッド