JPH06155374A - スリッター - Google Patents

スリッター

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Publication number
JPH06155374A
JPH06155374A JP32592292A JP32592292A JPH06155374A JP H06155374 A JPH06155374 A JP H06155374A JP 32592292 A JP32592292 A JP 32592292A JP 32592292 A JP32592292 A JP 32592292A JP H06155374 A JPH06155374 A JP H06155374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
blade
slitter
cutter
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32592292A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazufumi Kachi
一史 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KAJI SEISAKUSHO YUGEN
Original Assignee
KAJI SEISAKUSHO YUGEN
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KAJI SEISAKUSHO YUGEN filed Critical KAJI SEISAKUSHO YUGEN
Priority to JP32592292A priority Critical patent/JPH06155374A/ja
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  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磨耗が生じにくく、製品の切断端面が綺麗に
仕上がるスリッターを提供する。 【構成】 互いに回転する上刃10と下刃14とで、その間
を通されるウエブを該ウエブの流れ方向に切断するスリ
ッターであって、上刃10が外周に刃が形成されたセラミ
ックス製の円板状部材であり、下刃が、ロールの外周に
円周方向に形成された環状溝である。上刃10はセラミッ
クス材であるので非常に高度が高く磨耗が生じにくい。
このため刃を薄く鋭い形状にできるので、下刃と接触さ
せるせん断作用によらずとも上刃とウエブを接触させる
だけで、ウエブをスリットすることができる。このため
ウエブの切断部が溝内に折れ込まないので毛羽立ちやシ
ワが発生せず、切断端面が綺麗になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスリッターに関する。さ
らに詳しくは、紙やフィルムなどのロール状に巻き取ら
れている長尺ウエブを巻戻しながら流れ方向に連続して
必要な幅に多条に切断するスリッターに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスリッターを図7〜8に基づき説
明する。図7において、51は上刃、52は下刃であり、上
刃51は円板状の回転刃であり、下は52はロ―ル53の外周
に形成された環状溝54の一側面に刃55が形成されたもの
である。そして、上刃51と下刃52を回転させながら、そ
の間にウエブを通過させて、せん断作用によりスリット
していくようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
のスリッターでは、せん断作用でウエブをスリットする
ため、上刃51と下刃52を互いに押し付け、ある程度の接
触圧を常に確保しておかなければならないので、磨耗し
やすいという欠点がある。このため、保守が面倒であ
り、運転コストが高くつく。また、磨耗によりウエブの
切断端面に毛羽立ちが生じたり、図8に示すように上刃
51の裏側(図中右側)では溝54の角部56からウエブWが
深く垂れ込み、折れ込みしわが付いたりする。この場
合、生産される最終製品がトイレットペーパーロール等
であると、片側端面の外観上の見映えが悪くなるので、
製品価値を低下させてしまう。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑み、磨耗が生じ
にくく、製品の切断端面が綺麗に仕上がるスリッターを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のスリッターは、
互いに回転する上刃と下刃とで、その間を通されるウエ
ブを該ウエブの流れ方向に切断するスリッターであっ
て、前記上刃が、円板状の部材であって、その外周に刃
が形成されており、かつ少なくとも刃の部分がセラミッ
クス材料であり、前記下刃が、ロールの外周に円周方向
に形成された環状溝であり、前記上刃の回転速度を下刃
の回転速度と異ならせて設定したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明では、上刃がセラミックス材であるので
非常に高度が高く磨耗が生じにくい。このため刃を薄く
鋭い形状にできるので、下刃と接触させるせん断作用に
よらずとも上刃とウエブを接触させるだけで、ウエブを
スリットすることができる。このように、上刃と下刃を
接触させないので益々磨耗が少くなり、寿命が長期化す
ると共に、ウエブの切断部も溝内に折れ込まないので毛
羽立ちやシワが発生せず、切断端面が綺麗になる。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1において、10は円板状の上刃であり、その外
周縁には鋭い刃11が形成されている。上刃11全体あるい
は刃11の部分はセラミックス材で形成され、非常に高い
高度を有し、耐磨耗性が高くなっている。なお、このセ
ラミックス材によると刃11の厚さは図面上よりもはるか
に薄くすることができ、切れ味も格段と良くなる。2は
ロ―ルであって、その外周には環状溝12が形成されてお
り、環状溝12とその両側の肩部13を含む部分が下刃14と
なっている。環状溝12の幅は上刃10よりやや広い程度
で、上刃11の側面と接触しないようにしておくのが好ま
しい。なお上刃10の刃11の位置はわずかに溝12の中に入
るように設定されている。
【0008】図2は本発明の他の実施例を示しており、
これは環状溝12の内部にゴム等の弾性部材15を埋没した
ものであるるこの実施例では上刃10の刃11を弾性部材15
の表面に軽く接触するようにしておくとよい。
【0009】上記各実施例のスリッターでウエブWをス
リットする場合、図3に示すように、ロ―ル2の外周に
ウエブWを約半周程度まきつけ、ウエブWの幅方向にあ
る程度の張力を与え、その上でウエブWを矢印d方向に
走行させる。そして、上刃10は下刃が形成されているロ
ール2の回転方向(矢印a方向)に対し同方向(矢印b
方向)に回転させてもよく、反対方向(矢印c方向)に
回転させてもよい。同方向に回転させる場合は、上刃10
回転速度をロール2に対し、少し早くするか少し遅くす
るかして速度差を付けるようにする。
【0010】図4〜5は上記スリッターをトイレットペ
ーパー巻取機に適用した例を示している。2,3は駆動
ロール、4はライディングロール、5はニップロールで
あり、駆動ロール2,3を回転させながら巻軸1上にウ
エブWを巻付け、ライディングロール4で巻取り中のロ
ールRを押付けていくと、トイレットペーパーロールR
が製造される。この間ウエブWは矢印d方向に走行して
おり、下刃の形成されているロール2と上刃10によっ
て、長手方向にスリットされていく。
【0011】上記の例は巻取機にスリッターが組込まれ
た装置であるが、図6に示すように、巻取機とスリッタ
ーが別個に設けられている装置にも本発明は適用可能で
ある。この装置は、ペーパーロールRを巻取る駆動ロー
ル101,102 と原反ロールR0との間に上刃10とロ―ル2か
らなるスリッターSを設置したものである。本図に示す
タイプの巻取機は新聞紙など大型ペ―パ―ロ―ル巻取機
に多く用いられている。
【0012】上記各実施例のスリッターによれば、上刃
10がセラミックス材であり、非常に高度が高く磨耗が生
じないので切れ味がよく、そのため切断端面が綺麗であ
る。また溝12と接触せずにウエブWをスリットしていく
ので、磨耗が更に生じにくく寿命が長期化する。さらに
ウエブWは溝12内に深く入る前に切断されるので、肩部
13で折られてシワが付くこともない。この点は、とくに
図2の実施例において顕著である。このため、本実施例
のスリッターを用いて製造したトイレットペーパーロー
ルは両側の端面とも見映えが良く、製品価値を高めうる
ものである。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、磨耗が生じにくく、ペ
ーパーロール製品の端面が綺麗に仕上がるスリッターが
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るスリッターの正面図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例に係るスリッターの正面図
である。
【図3】本発明のスリッターの使用状態の説明図であ
る。
【図4】本発明のスリッターが適用されたトイレットペ
ーパー巻取機の要部側面図である。
【図5】本発明のスリッターが適用されたトイレットペ
ーパー巻取機の要部斜視図である。
【図6】本発明のスリッターが適用される別のタイプの
ロール巻取機の斜視図である。
【図7】従来のスリッターの正面図である。
【図8】図7に示す従来のスリッターの要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
2 ロール 10 上刃
11 刃 12 環状溝 14 下刃
15 弾性部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに回転する上刃と下刃とで、その間を
    通されるウエブを該ウエブの流れ方向に切断するスリッ
    ターであって、前記上刃が、円板状の部材であって、そ
    の外周に刃が形成されており、かつ少なくとも刃の部分
    がセラミックス材料であり、前記下刃が、ロールの外周
    に円周方向に形成された環状溝であり、前記上刃の回転
    速度を下刃の回転速度と異ならせて設定したことを特徴
    とするスリッター。
  2. 【請求項2】前記下刃の環状溝内に弾性部材を埋没した
    ことを特徴とする請求項1記載のスリッター。
JP32592292A 1992-11-11 1992-11-11 スリッター Pending JPH06155374A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32592292A JPH06155374A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 スリッター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32592292A JPH06155374A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 スリッター

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06155374A true JPH06155374A (ja) 1994-06-03

Family

ID=18182097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32592292A Pending JPH06155374A (ja) 1992-11-11 1992-11-11 スリッター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06155374A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120166A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Fujitsu Ltd サ−マルヘツド多値駆動装置
JPS62264892A (ja) * 1986-05-14 1987-11-17 日立金属株式会社 紙切断用スリツタカツタ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62120166A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Fujitsu Ltd サ−マルヘツド多値駆動装置
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