JPH06155324A - 巻上・牽引機 - Google Patents

巻上・牽引機

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JPH06155324A
JPH06155324A JP31047992A JP31047992A JPH06155324A JP H06155324 A JPH06155324 A JP H06155324A JP 31047992 A JP31047992 A JP 31047992A JP 31047992 A JP31047992 A JP 31047992A JP H06155324 A JPH06155324 A JP H06155324A
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ratchet wheel
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chain
reverse rotation
rotation preventing
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Yoshio Ueno
儀雄 上野
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Elephant Chain Block Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロードシーブを支持する本体を片手で把持で
きながら、この本体を把持する手がラチェットホイール
の歯部に触れたりするのを防止できるようにする。 【構成】 把持可能な本体1を形成し、この本体1のロ
ードシーブ収容空間7に、ラチェットホイル18を備え
たロードシーブ2を回転自由に内装すると共に、前記本
体1の側壁に、前記ラチェットホイル18の周りに位置
して該ラチェットホイル18の歯部を把持する手に対し
ガードする第1ガード体19を突設して、前記本体1を
片手で把持することができながら、この把持する手が前
記ラチェットホイル18の歯部に触れたりするのを防止
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は巻上・牽引機、詳しく
は、例えば貨物車輌や貨物船舶などに積載した荷物を締
付けるロープなどを緊張させて荷物の荷崩れを防ぐ荷締
機などの牽引機や、荷上げ荷下しを行う巻上機として用
いる主としてレバ−式の巻上・牽引機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、以上のように用いるレバ−式の巻
上・牽引機としては、例えば実開昭63−60575号
公報に示されたものが知られている。この従来の巻上・
牽引機は、図13に示したように、チェン導通路Bと、
このチェン導通路Bに連続するロードシーブ収容空間G
とをもったブロック状の本体Aを形成して、この本体A
のロードシーブ収容空間GにロードシーブDを回転自由
に内装する一方、前記ロードシーブDの軸方向一端側を
前記本体Aの一側壁外方に突出させて、この突出部に、
前記ロードシーブDの径より大径としたラチェットホイ
ルRと、該ラチェットホイールRから更に軸方向外方に
突出し、六角形状の外面をもつハンドル嵌合体Eとを一
体に形成すると共に、前記本体Aの一側壁で、前記ラチ
ェットホイールRの回転軌跡外方位置に、前記ラチェッ
トホイルRと噛合う逆転防止爪Tを枢支したものが知ら
れている。尚、図13においてHは前記ハンドル嵌合体
Eに着脱可能に嵌合して前記ロードシーブDの駆動回転
を操作するメガネレンチなどから成るハンドルであり、
また、Fは前記本体Aに設けるフックである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上の巻上・牽
引機は、前記ラチェットホイールR及び逆転防止爪Pが
本体Aに対し外方に突出しているため、例えば前記本体
Aを片手で把持できる大きさの小形に形成し、一方の手
で本体Aを把持し、他方の手で前記ハンドルHを把持し
て、このハンドルHの回転操作で前記ロードシーブDを
回動させ得るように構成した場合、この本体Aを把持す
る手指とか、手のひらの例えば親指付根側部分とかが前
記ラチェットホイールRの歯部に触れることになり、こ
の結果、前記ラチェットホイルRの回転に抵抗が加わっ
て、前記ハンドルHの操作に悪影響を受けたり、把持す
る手に痛さを与えたりする不具合がある。
【0004】本発明の目的は、本体を片手で把持できな
がら、この本体を把持する手がラチェットホイールの歯
部に触れたりするのを回避できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するため内部にチェン導通路4,5とロードシーブ
収容空間7とを備え、前記チェン導通路4,5を下方に
開放した把持可能な本体1を形成すると共に、該本体1
のロードシーブ収容空間7に、ラチェットホイル18を
備えたロードシーブ2を回転自由に内装すると共に、前
記ラチェットホイル18の軸方向外方側に回転操作部2
4を設ける一方、前記本体1に、前記ラチェットホイル
18と噛合う逆転防止爪14を設けて成る巻上・牽引機
において、前記本体1の側壁に、前記ラチェットホイル
18の周りに位置して該ラチェットホイル18の歯部を
把持する手に対しガードする第1ガード体19をラチェ
ットホイル18の軸方向外方に突設したものである。
【0006】また、本体1の側壁で、逆転防止爪14の
ラチェットホイル18に対する反対側外方位置には、前
記逆転防止爪14を把持する手に対しガードする第2ガ
ード体20を突設するのが好ましい。
【0007】
【作用】本体1を把持可能に形成して、この本体1の側
壁に、ラチェットホイル18の周りに位置して該ラチェ
ットホイル18の歯部を把持する手に対しガードする第
1ガード体19を突設しているから、本体1を片手で把
持することができ、前記ロードシーブ2の駆動回転操作
を容易に行うことを可能にしながら、この把持する手の
指とか手のひらを前記第1ガード体19で受止めること
ができ、把持する手がラチェットホイル18の歯部に触
れたりするのを回避できるのである。この結果、ラチェ
ットホイル18と一体に回転するロードシーブ2の駆動
操作に悪影響を及ぼすのを防止でき、更に、把持する手
に痛さを与えたりするのを防止できるのである。
【0008】また、本体1の側壁で、逆転防止爪14の
ラチェットホイル18に対する反対側外方位置に、前記
逆転防止爪14を把持する手に対しガードする第2ガー
ド体20を突設した場合には、把持する手指を前記第2
ガード体20に宛がって本体1を把持することができる
ので、把持する手指の前記逆転防止爪14との当接を防
止できて、逆転防止爪14のラチェットホイル18との
噛合が不用意に離脱したりするのを防止できると共に、
前記逆転防止爪14を外力に対しガードできるのであ
る。
【0009】
【実施例】図に示した実施例は定格負荷150Kgの小形
のレバ−式巻上・牽引機であって、例えば上下方向の長
さを68mm、左右方向の幅寸法を42mm、厚さを20mm
とした長方形状の立方体から成り、小形で、かつ、図1
2のように片手で把持できる本体1をべースに、後記す
るロードシーブ2及び該ロードシーブ2を駆動回転する
ハンドル3を組込んで構成するのである。
【0010】前記本体1は主としてアルミニウム合金を
用いダイキャストにより成形するのであって、図7,8
のようにチェン導通路4,5を形成する下向開放のチェ
ン導通路形成部6と、このチェン導通路形成部6に連続
し、前記本体1の厚さ方向に貫通するロードシーブ収容
空間7とを設けると共に、前記チェン導通路形成部6の
中間部における内面には後記するチェンけり8を嵌合す
るための嵌合溝9を設け、この嵌合溝9への前記チェン
けり8の嵌合により一対のチェン導通路4,5を形成し
ている。尚、前記嵌合溝9は、図5及び図8のように下
方が開放しており、上方が前記ロードシーブ収容空間7
の手前で終っており、その終端近くには前記チェンけり
8を固定する固定割ピンPの挿通孔10を設けている。
尚、前記チェン導通路形成部6およびロードシーブ収容
空間7には、図7,8に示したように、その幅方向外側
に、前記チェンCにおけるリンクの導通を許容するリン
ク線径よりやゝ幅広のリンク導通溝6aをもっており、
また、前記チェンけり8を前記嵌合溝9に嵌合すること
により前記チェン導通路4,5の導入口側に十字状規制
孔が形成できるようになっている。
【0011】また、前記本体1における前記収容空間7
の上方で、前記チェン導通路4,5のうち、負荷側チェ
ンCが移動するチェン導通路4の直上方には、前記収容
空間7とは隔壁11を介して隔離された後記するフック
12の支持空間13を厚さ方向に貫通状に設け、この支
持空間13の天壁部13aに前記フック12の取付軸部
12bを挿通する挿通孔13bを設けると共に、前記支
持空間13に対し幅方向一側には、後記する逆転防止爪
14を支持する爪軸15の軸孔16を貫通状に設けてお
り、前記本体1の背面における前記軸孔16の周りに
は、つまり前記逆転防止爪14の支持側を正面とした場
合の背面における軸孔16の周りには、前記爪軸15の
ねじ部に螺合するナット15dの受座17を前記ナット
15aの高さと合わせて凹入状に形成している。そし
て、前記本体1の正面で、後記するラチェットホイル1
8の周りには、このラチェットホイル18の支持高さよ
りやゝ高く、該ラチェットホイール18の外周を覆う円
弧状の第1ガード体19を突出状に周設して、前記本体
1を片手で把持するとき、ラチェットホイール18の歯
部に対し把持する手をガードするようにしている。即
ち、図12に示すように前記本体1を片手で把持すると
き、その指とか、手のひらの親指付根側部分とかが前記
ラチェットホイール18の歯部に触れるのを防止するよ
うにしている。
【0012】前記第1ガード体19は、前記逆転防止爪
14側の上部を、前記逆転防止爪14の動作軌跡より大
きい範囲に切欠いて、この切欠部19aから第1ガード
体19の内方に前記逆転防止爪14を進入させるように
しており、また、第1ガード体19の下部は、図3に示
すように前記挿通孔10を形成する位置と重なるため、
この下部も切欠いているが、この下部の切欠をなくして
連続状に形成してもよい。また、上部の切欠部19a
は、逆転防止爪14の動作軌跡より大きい範囲に切欠く
他、前記ラチェットホイール18の歯部と噛合する爪部
分との対向部のみを切欠いてもよい。
【0013】また、前記本体1の正面で、前記逆転防止
爪14のラチェットホイル18に対する反対側外方位
置、詳しくは逆転防止爪14を支持するコーナー部に
は、前記逆転防止爪14の支持厚さより高く、前記本体
1を把持する手指に対しガードするランド状の第2ガー
ド体20を突設して、前記本体1を片手で把持すると
き、逆転防止爪14に対し把持する指をガードすると共
に、前記逆転防止爪14を外力に対しガードするように
している。
【0014】一方前記ロードシーブ2は、図9に示した
ように、軸方向中間部にチェン係合溝2aを設け、その
両側に前記ロードシーブ収容空間7の両側に設ける軸孔
21に回転自由に支持される一対の軸部2bを設け、一
方の軸部2bの外方には、前記ロードシーブ2より大径
とした前記ラチェットホイル18を一体に形成すると共
に、このラチェットホイル18の軸方向外方には、例え
ば六角形などの非円形外周面をもったハンドル嵌合部2
2と、このハンドル嵌合部22の軸方向外方に位置し、
後記するハンドル25のフリー回転を許す円形外周面を
もったフリー回転部23とを連続して設けた回転操作部
24を一体に形成するのである。また、前記ハンドル3
は、例えば厚さ4〜5mm程度の板厚をもつ板材から成
り、先端部には前記ハンドル嵌合部22に嵌合して共廻
いを可能にする例えば六角形などの非円形嵌合孔3aを
もち、握り部には握り感覚を良好にするための例えばビ
ニール樹脂のコーティングから成る被覆層3bを形成し
ている。このハンドル3は前記嵌合孔3aを前記回転操
作部24に嵌合して、該回転操作部24に前記ハンドル
嵌合部22とフリー回転部23とにわたって移動可能に
保持するのである。
【0015】即ち、前記回転操作部24の軸端側には内
ねじ24aを設けて、この内ねじ24aに螺着する止め
ねじ26により前記回転操作部24の軸端に前記嵌合孔
3aより大径な抜止めワッシャ27を固定して前記ハン
ドル3を保持するのである。そして、前記ラチェットホ
イル18の外側面と前記ハンドル3の内側面との間に、
該ハンドル3を前記フリー回転部23側に付勢するコイ
ルスプリングから成るスプリング28を介装するのであ
る。この場合、前記ラチェットホイル18の軸方向外側
面には前記スプリング28の長さ方向内側を受止める環
状受止溝29を設けるのが好ましい。斯くすることによ
り、前記ハンドル3を前記スプリング28に抗して前記
ハンドル嵌合部22に嵌合するときの嵌合位置をラチェ
ットホイル18に近付けられ、それだけ前記スプリング
28の軸方向長さを所定長さにできながら前記ロードシ
ーブ2の軸方向長さ、つまり前記回転操作部24を含む
軸方向長さを短くすることができ、より小型化を有効に
図れるのである。
【0016】しかして、前記ロードシーブ2、ラチェッ
トホイル18及びハンドル軸部24と、このハンドル軸
部24に保持する前記ハンドル3とにより駆動ユニット
50が構成されるのであって、この駆動ユニット50
は、前記ロードシーブ2を前記ロードシーブ収容空間7
に挿入し、前記軸部2b、2bを前記ロードシーブ収容
空間7の両側に設ける軸孔21に嵌合することにより、
前記本体1に回転自由に支持するのであり、また、この
状態で前記チェン導通路形成部6に前記チェンけり8を
嵌合することにより図1のように前記本体1に抜け出る
ことなく組付けられるのである。即ち、前記チェンけり
8に突設するチェン巻込み防止片8cの前記ロードシー
ブ収容空間7内への突入により前記駆動ユニット50は
本体1に抜け出ないように保持されるのである。
【0017】前記チェンけり8は、前記嵌合溝9に嵌合
する嵌合突条8bを設けると共に、幅方向両側には、前
記したように前記チェン導通路形成部6の幅方向外側に
設ける前記リンク導通路6aに対向するリンク導通溝8
aを設けて、前記本体1のリンク導通溝6aと共に十字
状規制孔を形成するようにしており、更に、前記チェン
導通路形成部6への嵌合方向先端には、前記したチェン
巻込み防止片8cを突設し、その内方には、前記固定割
ピンPの貫通孔8dを設けている。
【0018】従って、前記駆動ユニット50における前
記ロードシーブ2をロードシーブ収容空間7に挿入し、
かつ、前記チェンけり8を前記チェン導通路形成部6に
嵌合し、前記固定割ピンPで固定することにより、前記
チェンけり8の巻込み防止片8aが収容空間7に突入し
て前記ロードシーブ2のチェン係合溝2aに係合するこ
とになり、この係合と、更に前記チェン導通路4,5の
一方から他方へのチェンCの導通とにより、前記ロード
シーブ2の軸方向への移動が防止され、前記本体1から
の離脱なく前記駆動ユニット50を前記本体1に保持さ
せられるのである。
【0019】また、一方前記逆転防止爪14を支持する
爪軸15は、図6に鎖線で示したように頭部15aと大
径軸部15b及び小径ねじ軸部15cとから成り、前記
大径軸部15bに前記逆転防止爪14及び該爪14を前
記ラチェットホイル18の歯部に係合させる爪ばね30
を保持し、前記本体1の軸孔16に挿嵌し、前記小径ね
じ部15cへのナット15dの締込みにより前記本体1
に取付けるのである。尚、前記爪ばね30はコイルスプ
リングから成り、そのばね足の一方を前記逆転防止爪1
4に係止すると共に、ばね足の他方を前記本体1の正面
に設ける一対のランド状第2ガード体20の間に係合さ
せるのである。
【0020】また、前記逆転防止爪14は、前記ラチェ
ットホイル18の歯部に噛合う爪部をもった爪本体14
aと、該爪本体14aから前記爪部と反対方向に延びて
爪本体14aの前記歯部との噛合いを離脱操作するため
の操作部14bとを備え、この操作部14bの押し操作
により前記歯部に常時噛合う前記爪本体14aを離脱操
作可能とし、巻上又は牽引操作した状態から巻下げ又は
牽引解除が行えるようにしている。
【0021】また、図1,2に示した前記フック12
は、フック本体12aと該フック本体12aの基部から
延びるねじをもった取付軸部12bとから成り、この取
付軸部12bにピン孔を貫通状に設けているもので、前
記取付軸部12bを前記本体1の支持空間13に開口す
る前記挿通孔13bに挿通して、前記取付軸部12b
に、ピン孔をもった円形ナット31を前記支持空間13
に組入れて螺合し、その所定螺合位置で、前記ナット3
1及び取付軸部12bのピン孔に割形ピン32を挿嵌固
定することにより前記本体1に回転可能に支持するので
ある。
【0022】次に以上のように構成する実施例の作動を
説明する。前記本体1には、前記駆動ユニット50及び
チェンけり8が前記したように組込まれると共に、前記
逆転防止爪14及びフック12が前記したように組付け
られ、前記チェン導通路4,5には、例えば下フック3
3をもったチェンCを導通させ、荷締作業や荷物の巻上
げ、巻下げ作業に用いられるのである。
【0023】しかして、例えば貨物自動車に積載する荷
物の荷締作業に用いる場合には、前記チェンCの下フッ
ク33を、前記貨物自動車に設けるフックに、直接又は
間接的に引掛けて係止し、また、前記フック12を前記
荷物に掛け渡したロープやベルトなどの荷締部材の先端
に引掛け、先ず前記逆転防止爪14の操作部14bを押
圧して逆転防止爪14のラチェットホイル18との噛合
を離脱し、前記チェンCの無負荷側を引っ張って前記荷
締部材に所定の緊張を与えた後、前記逆転防止爪14の
離脱操作を開放した状態で前記ハンドル3を回転操作す
るのである。
【0024】このとき、前記本体1は片手で把持できる
大きさとなっており、しかも、背面側には突出部がなく
平坦状となっているから、図12に示したように、本体
1を片手で楽に把持でき、斯く把持した上で、前記ハン
ドル3を操作することができるのである。従って、本体
1を片手で把持した状態でハンドル操作できるから、前
記ハンドル3の回転操作が楽に、かつ、安定よく有効に
行えるのであり、しかも、前記本体1の正面で、前記ラ
チェットホイル18の周りには、ラチェットホイール1
8の歯部を把持する手に対しガードする第1ガード体1
9が設けられ、また前記逆転防止爪14の取付部側コー
ナ部にも、逆転防止爪14を把持する指に対しガードす
る第2ガード体20が設けられているから、前記本体1
を把持する手の指とか手のひらとかがラチェットホイル
18の歯部に触れたり、また、逆転防止爪14の操作部
14bに触れたりしてラチェットホイル18の回転に抵
抗が加えられたり、逆転防止爪14のラチェットホイル
18との噛合が不用意に離脱したりするのを防止できる
し、また、手指に痛さを与えたりすることもないのであ
る。
【0025】更に、前記ハンドル3は、前記回転操作部
24のハンドル嵌合部22とフリー回転部23とにわた
って移動可能に保持されているから、前記ハンドル3の
角回転により、前記ロードシーブ2を駆動回転させられ
るのであり、また、前記ハンドル嵌合部22とフリー回
転部23とを連続して設けているから、前記ロードシー
ブ2の駆動回転操作と、ハンドル3の戻し操作とは連続
して容易に行えるのであり、その上、前記スプリング2
8によりハンドル3をフリー回転部23側に付勢してい
るから、前記した角回転操作をより楽に、かつ、迅速に
行うことができるのである。
【0026】また、以上のハンドル3による前記荷締部
材の締付作業により荷締めした後、この荷締めを開放す
るには、前記逆転防止爪14の離脱操作により行える。
つまり、前記本体1を把持して第2ガード体20に宛が
った親指を、親指付根側に屈曲して逆転防止爪14の操
作部14bを押圧操作することにより、前記逆転防止爪
14をラチェットホイール8に対し離脱でき、この逆転
防止爪14の離脱により前記ロードシーブ2はフリー状
態となるから、容易に荷締めを開放できるのであり、ま
た、本体1には、前記ガード体19を設けているから、
前記親指で逆転防止爪14を離脱操作するとき、前記親
指がラチェットホイル18に触れたり、親指を除く4本
の指がラチェットホイル18に触れたりすることもない
から、安全に牽引解除操作が行える。尚、この牽引解除
時、前記ハンドル3はフリー回転部23に位置するか
ら、ロードシーブ2が逆回転しても前記ハンドル3は回
転しないし、また、解除を徐徐に行う必要がある場合に
は、ハンドル嵌合部22に嵌合させ、ハンドル3を把持
してロードシーブ2の逆回転に制動を与えられるのであ
って、前記逆転防止爪14の爪操作とハンドル操作との
併用で荷締の状態を徐々に開放することが可能となる。
【0027】以上説明した実施例は、前記本体1にフッ
ク12を直接取付けたが、チェンを備えたフックを用
い、このチェンの先端側を前記本体1に結合ピンを介し
て取付けてもよいし、また、フックを回転可能に支持し
たフック支持体を結合ピンを介して前記本体1に揺動可
能に支持してもよい。
【0028】また、前記本体1はアルミダイキャストで
一体に形成したが、半割状に形成してボルト、ナットに
より結合してもよい。また、ロードシーブ2とラチェッ
トホイル18及び回転操作部24とは一体に形成した
が、別部材に形成して一体的に結合してもよい。更に、
前記チェンけり8を前記本体1と別部材により形成して
前記チェン導通路形成部6に嵌合したが、予め一体に形
成してもよい。この場合、前記チェン巻込み防止片8c
をなくして前記ロードシーブ収容空間7を非突出状とす
るのであって、チェン導通路へのチェンの導通により前
記ロードシーブを保持するようにするのである。
【0029】また、前記ハンドル3は、前記ハンドル軸
部24に対し軸方向に移動可能とする他、前記回転操作
部24に固定してもよいし、また、回転操作部24にー
方向回転伝動機構を介して回転のみ可能に支持してもよ
い。また、前記ハンドル3は、一体形状としているが、
前記嵌合孔3aを設ける基部と握り部とを分割し、着脱
可能に結合してもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は以上のように本体1を把持可能
に形成し、この本体1のロードシーブ収容空間7に、ラ
チェットホイル18を備えたロードシーブ2を回転自由
に内装すると共に、前記本体1の側壁に、前記ラチェッ
トホイル18の周りに位置して該ラチェットホイル18
の歯部を把持する手に対しガードする第1ガード体19
をラチェットホイル18の軸方向外方に突設したから、
本体1を片手で把持することができながら、この把持す
る手の指とか手のひらを前記第1ガード体19で受止め
ることができ、把持する手がラチェットホイル18の歯
部に触れたりするのを回避できるのである。この結果、
ラチェットホイル18と一体に回転するロードシーブ2
の駆動操作に悪影響を及ぼすのを防止でき、更に、把持
する手に痛さを与えたりするのを防止できるのである。
【0031】また、本体1の側壁で、逆転防止爪14の
ラチェットホイル18に対する反対側外方位置に、前記
逆転防止爪14を把持する手に対しガードする第2ガー
ド体20を突設した場合には、把持する手指を前記第2
ガード体20に宛がって本体1を把持することができる
ので、把持する手指の前記逆転防止爪14との当接を防
止できて、逆転防止爪14のラチェットホイル18との
噛合が不用意に離脱したりするのを防止できると共に、
前記逆転防止爪14を外力に対しガードできるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明巻上・牽引機の一実施例を示す縦断面
図。
【図2】正面図。
【図3】本体のみの正面図。
【図4】本体のみの背面図。
【図5】図3のAーA線における断面図。
【図6】図4のBーB線における断面図。
【図7】本体のみの下面図。
【図8】図7のCーC線における断面図。
【図9】駆動ユニットのみの中央断面図。
【図10】チェンけりのみの正面図。
【図11】チェンけりのみの下面図。
【図12】本体を把持してハンドルを操作する操作状態
を示す説明図。
【図13】従来例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 本体 2 ロードシーブ 4,5 チェン導通路 7 ロードシーブ収容空間 14 逆転防止爪 18 ラチェットホイル 19 第1ガード体 20 第2ガード体 24 回転操作部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にチェン導通路4,5とロードシーブ
    収容空間7とを備え、前記チェン導通路4,5を下方に
    開放した把持可能な本体1を形成すると共に、該本体1
    のロードシーブ収容空間7に、ラチェットホイル18を
    備えたロードシーブ2を回転自由に内装すると共に、前
    記ラチェットホイル18の軸方向外方側に回転操作部2
    4を設ける一方、前記本体1に、前記ラチェットホイル
    18と噛合う逆転防止爪14を設けて成る巻上・牽引機
    において、前記本体1の側壁に、前記ラチェットホイル
    18の周りに位置して該ラチェットホイル18の歯部を
    把持する手に対しガードする第1ガード体19をラチェ
    ットホイル18の軸方向外方に突設していることを特徴
    とする巻上・牽引機。
  2. 【請求項2】本体1の側壁で、逆転防止爪14のラチェ
    ットホイル18に対する反対側外方位置に、前記逆転防
    止爪14を把持する手に対しガードする第2ガード体2
    0を突設している請求項1記載の巻上・牽引機。
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