JPH0615503Y2 - ファンモータの共鳴音防止構造 - Google Patents

ファンモータの共鳴音防止構造

Info

Publication number
JPH0615503Y2
JPH0615503Y2 JP1988052695U JP5269588U JPH0615503Y2 JP H0615503 Y2 JPH0615503 Y2 JP H0615503Y2 JP 1988052695 U JP1988052695 U JP 1988052695U JP 5269588 U JP5269588 U JP 5269588U JP H0615503 Y2 JPH0615503 Y2 JP H0615503Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fan motor
frame body
vibration transmission
cylindrical frame
resonance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988052695U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01159565U (ja
Inventor
敏材 河田
紀夫 大木
Original Assignee
東北沖電気株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東北沖電気株式会社 filed Critical 東北沖電気株式会社
Priority to JP1988052695U priority Critical patent/JPH0615503Y2/ja
Publication of JPH01159565U publication Critical patent/JPH01159565U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0615503Y2 publication Critical patent/JPH0615503Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は冷却用ファンモータを使用する電子機器等の
低騒音化構造に関し、詳しくは、ファンモータの共鳴音
防止構造に関するものである。
[従来の技術] 近年、電子機器の大容量小型化が進展するに伴い、当然
のことながら、その電子機器きょう体の内部冷却の必要
性が増大し、きょう体に取り付けられた冷却用ファンモ
ータの共鳴による騒音の問題が残されている。
第4図は従来の冷却用ファンモータの一取付例を示す分
解斜視図であり、電子機器きょう体の取付板1(要部の
み示してある)にファンモータ2を図示せぬゴムクッシ
ョンなど緩衝部材を介して、フランジ3,4の各角隅部
3a,3a及び4a,4aにおいてねじ5によって取り
付ける構造のものであった。ここで、1a,3b,4b
はそれぞれ取付板1、フランジ3及びフランジ4に設け
られた透孔であり、ねじ5がこれらの透孔1a,3b,
4bを貫通する。又、3cはフランジ3と一体の支持脚
で、軸受部3dを一体に支持している。6は軸受部3d
下部に軸受されて回転自在なモータに連結されているフ
ァンである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、上記構成のファンモータ2を緩衝部材を
介して電子機器きょう体の取付板1にねじ5によってね
じ止めするだけでは、ファンモータ2から発生する振動
音が取付板1で共鳴して騒音が増大するという問題点が
あった。
本考案は従来の技術の有するこのような問題点に鑑みて
なされたもので、目的とするところは、ファンモータ枠
体の両外側に設けたレバーによってファンモータを弾性
支持し、きょう体の取付板にファンモータを取り付けた
時の騒音の増加を防止することによって、ファンモータ
の共鳴音防止構造を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案におけるファンモー
タの共鳴音防止構造は、ファンモータを収容する円筒状
枠体の相対向する外周上に形成された両角部から、それ
ぞれ外周に接する方向に平行に延設されると共に、傾斜
して枠体底面下方にまで達する振動伝達防止レバーを設
け、その先端取付体にて円筒状枠体を取付板に固定し、
ファンモータを電子機器きょう体に担持してなるファン
モータの共鳴音防止構造となしたものである。
そして、この振動伝達防止レバーは別個の弾性部材で作
ったものを枠体に固定してもよいが、枠体と一体に成形
することの方が好ましい。
[作用] 本考案によれば、以上のようなファンモータの共鳴音防
止構造にしたので、ファンモータは、その枠体に設けら
れた2本の振動伝達防止レバーの先端部の取付体のみで
電子機器きょう体に担持されることになるので、ファン
モータからの振動の伝達はレバーにおいて減殺されるた
め、共鳴音の防止機能が発揮される。したがって、前記
問題点を除去出来ることになるのである。
[実施例] 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す一部分解斜視図で、第
2図はその側断面図である。第1,2図において、11
はファンモータを取り付ける電子機器きょう体の取付
板、12はファンモータを収容するプラスチック成形さ
れた円筒状枠体で上下に角状のフランジ12a,12b
がある。13は放射状に配設された支持脚14によって
吊架され、フランジ12aに一体に成形されている軸受
部で、この内部にモータ軸の上端が軸支され、同軸下方
には、ファン15図示していないがファンモータ本体が
設けられ、下端は下部フランジ12bの軸受部に軸支さ
れている。16は例えばばねなどの弾性部材で作られた
振動伝達防止レバーで、第2図に示されるように、途中
から傾斜してそれぞれの先端取付体16a,16a′が
フランジ12b下面よりも下方まで延設されており、上
部はフランジ12aの一方の角部112aにねじ17に
よって固定されている。尚、16′はレバー16と同一
構造で枠体12の反対側に設けられた振動伝達防止レバ
ーであって、レバー16と平行かつ反対方向(第2図参
照)に傾斜している。16a,16a′はレバー16,
16′の先端に設けられた、フランジ12a,12bと
平行な取付体で、ねじ18によって電子機器きょう体の
取付板11に取り付ける。
このように構成されているので、ファンモータは弾性部
材で作られたレバー16,16′によって緩衝され、取
付体16a,16a′だけできょう体の取付板11に担
持されている。したがって、ファンモータの姿勢によっ
て生ずる振動は、その弾性部材で作られているレバー1
6,16′によって緩衝され、取付板11には振動が余
り伝達されなくなるので、共鳴しにくくなる。測定によ
れば、従来構造では騒音43dbであったものが本実施
例では約38dbにまで減少した。
第3図は本考案の他の実施例を示す外観斜視図で、この
場合は、レバー26,26′が枠体22と一体に成形さ
れている点が上記第1図実施例と異なっている。すなわ
ち、第3図において、21は冷却用ファンモータを取り
付ける電子機器きょう体の取付板、22はファンモータ
の枠体で、その外周22a上の相対向する部分に角部2
2b,22cが形成されている。そして、23は軸受
部、24はこの軸受部23を枠体22に一体に成形支持
する支持脚で軸受部23、支持脚24は枠体22と一体
に成形されている。25はファンであり、26,26′
は枠体22の相対向する角部22b,22cからそれぞ
れ外周に接する方向に平行に延設されると共に、傾斜し
て枠体底面下方にまで達する振動伝達防止レバーで、2
6aははその先端部に一体に成形された取付体で、この
取付面は枠体22の上下面と平行である。この実施例に
よれば、振動伝達防止レバー26,26′までが枠体2
2と一体成形されているので、ファンモータは取付体2
6a,26a′(図示せず)の2面のみで取付板21に
ねじ27によってねじ止めされ担持されているので、前
実施例(第1図、第2図参照)に比べて組立が簡易かつ
確実で、安価となる特徴があり、この実施例(第3図)
の方が好ましい。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
請求項(1)のファンモータの共鳴音防止構造において
は、電子機器きょう体の取付板が、ファンモータを、互
いに反対方向に傾斜する振動伝達防止レバーの先端取付
体だけで担持するので、ファンモータ自体の振動は、こ
の2本のレバーにて減殺され、従来構造では騒音43d
bのものが38db以下に押えられる。
請求項(2)のファンモータの共鳴音防止構造において
は、従来構造のファンモータに弾性部材で作られた振動
伝達防止レバーをねじ止めするだけで騒音の少ない電子
機器きょう体が得られる。
請求項(3)のファンモータの共鳴音防止構造を用いる
と、振動伝達防止レバーは、ファンモータの枠体と一体
に成形されているので、請求項(2)のものよりも、組
立が簡易化され、安価にしてより確実な騒音防止が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す外観斜視図、第2図は
その側断面図、第3図は本考案の他の実施例を示す外観
斜視図、第4図は従来例の分解斜視図である。 11,21……取付板、12,22……枠体、13,2
3……軸受部、14,24……支持脚、15,25……
ファン、16,16′,26,26′……振動伝達防止
レバー、16a,26a……取付体。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンモータを収容する円筒状枠体の相対
    向する外周上に形成された両角部から、それぞれ外周に
    接する方向に平行に延設されると共に、傾斜して枠体底
    面下方にまで達する振動伝達防止レバーを設け、この先
    端取付体にて円筒状枠体を取付板に固定し、ファンモー
    タを電子機器きょう体に担持してなるファンモータの共
    鳴音防止構造。
  2. 【請求項2】振動伝達防止レバーが、弾性部材にて構成
    され、円筒状枠体の上部フランジ両角部に連結された請
    求項(1)記載のファンモータの共鳴音防止構造。
  3. 【請求項3】振動伝達防止レバーが、円筒状枠体と一体
    に成形された請求項(1)記載の共鳴音防止構造。
JP1988052695U 1988-04-19 1988-04-19 ファンモータの共鳴音防止構造 Expired - Lifetime JPH0615503Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052695U JPH0615503Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 ファンモータの共鳴音防止構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988052695U JPH0615503Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 ファンモータの共鳴音防止構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01159565U JPH01159565U (ja) 1989-11-06
JPH0615503Y2 true JPH0615503Y2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=31278702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988052695U Expired - Lifetime JPH0615503Y2 (ja) 1988-04-19 1988-04-19 ファンモータの共鳴音防止構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0615503Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4652759B2 (ja) * 2004-09-17 2011-03-16 キヤノン株式会社 ファンユニットおよび光学装置
WO2012172614A1 (ja) * 2011-06-16 2012-12-20 株式会社日立製作所 ファン装置の取付構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS535840U (ja) * 1976-07-02 1978-01-19
JPS5840595U (ja) * 1981-09-14 1983-03-17 国産電機株式会社 冷却用送風機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01159565U (ja) 1989-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6024953Y2 (ja) 圧縮機の弾性支持装置
JPH06119770A (ja) 防振機構
JPS638700B2 (ja)
JP2003022075A (ja) 電子機器
JPH0615503Y2 (ja) ファンモータの共鳴音防止構造
JP2590663B2 (ja) 空気調和機の防振装置
JPH04304985A (ja) ロボット支持装置
JPH0649036Y2 (ja) マイクロホンの防振構造
JPS5930276Y2 (ja) 電動圧縮機の支持装置
JPS598443Y2 (ja) モ−タ−の取付装置
JP2544569Y2 (ja) 流体ポンプの防振装置
JPH0717243Y2 (ja) モータの防振取付構造
JP3203821B2 (ja) 防振装置
JPH0559000U (ja) ファンの防振機構
JP3739466B2 (ja) ポンプ装置の防振取り付け機構
JPS5935856Y2 (ja) モ−タの取付け構造
JP2865315B2 (ja) ファンモータの取付装置
JPH04113833U (ja) フアンモータの取付構造
JPH09177876A (ja) ダイナミックダンパー
JPH0537293Y2 (ja)
JPH0642378Y2 (ja) 電子回路収納用ケース
JPH0754675Y2 (ja) 防振脚座
JPH0413837Y2 (ja)
KR200145927Y1 (ko) 밀폐형 스프링 마운트
JPS6332347Y2 (ja)