JPH06152299A - 弾性表面波デバイス - Google Patents

弾性表面波デバイス

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JPH06152299A
JPH06152299A JP29892192A JP29892192A JPH06152299A JP H06152299 A JPH06152299 A JP H06152299A JP 29892192 A JP29892192 A JP 29892192A JP 29892192 A JP29892192 A JP 29892192A JP H06152299 A JPH06152299 A JP H06152299A
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comb
film
shaped electrode
resonator
acoustic wave
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JP29892192A
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Takashi Matsuda
隆志 松田
Osamu Igata
理 伊形
Tokihiro Nishihara
時弘 西原
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車電話及び携帯電話等の小型移動無線機
器のRF(高周波)信号処理に適用しうる弾性表面波デ
バイスに関し、所望とする周波数特性を得ることを目的
とする。 【構成】 直列共振器12の櫛形電極12aの周期を電
子線露光装置でバラツキなく形成できる値(2.8 μm )
で形成し、保護膜12bの膜厚を並列共振器13の保護
膜13bの膜厚(2000Å)とは異なる値(1170
Å)で形成し、直列共振器12の共振周波数を並列共振
器13の***振周波数に一致させて、バンドパスフィル
タ特性を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は弾性表面波デバイスの製
造方法に係り、特に自動車電話及び携帯電話などの小型
移動無線機器のRF(高周波)信号処理に適用しうる弾
性表面波デバイスの製造方法に関する。
【0002】弾性表面波を利用したフィルタや共振器等
の弾性表面波デバイスは小型、安価といった特長があ
る。そのため携帯電話等の通信機器の小型化には不可欠
なものであり、その開発が進んでいる。
【0003】
【従来の技術】図7は弾性表面波フィルタ1の等価回路
図を示す。このフィルタ1は、直列腕2及び並列腕4夫
々に一端子弾性表面波共振器3を配置した構成である。
【0004】図8は一端子弾性表面波共振器3を説明す
るための図を示す。
【0005】一端子対弾性表面波共振器は圧電基板上に
図8(A)に示されるような櫛形電極3a,5aを形成
して構成される。
【0006】同図中、3a-1,5a-1は電極対で、3a
-2,5a-2は開口長、3a-3,5a-3は櫛形電極周期で
ある。
【0007】この櫛形電極は抵抗分を無視すると一般に
図8(B)に示されるような等価回路で表される。ここ
にC0 は櫛形電極の静電容量,C1 ,L1 は等価定数で
ある。
【0008】この等価回路は一般に図8(C)に示す記
号で表わされている。
【0009】図9(A),(B)は夫々櫛形電極を図8
(b)のような等価回路で表した時のインピーダンス及
びアドミタンスの周波数依存性を定性的に示す。
【0010】同図の特性は水晶による共振器と同様に2
つの共振周波数fr,faをもつ2重共振特性となる。
このとき、frは共振周波数、faは***振周波数と呼
ばれる。図10に弾性表面波フィルタの周波数特性図を
示す。図10(A)に示すように2重共振特性をもつ共
振器をそれぞれ直列腕及び並列腕に配置し、さらに並列
腕の***振周波数fapを直列腕の共振周波数frsに
略一致させると、図10(B)に示すようにそれを中心
周波数とするバンドパス型のフィルタ特性を示す回路を
構成できる。その理由は、本出願人が先に出願した特願
平3−281694号に示されているので、その説明は
省略する。
【0011】以上のように、図7に示す構成の弾性表面
波フィルタ1は、図10(B)中線6で示すバンドパス
フィルタ特性を定性的に有することになる。
【0012】従来、この種の弾性表面波フィルタ1では
直列共振器と並列共振器とは櫛形電極の膜厚及び保護膜
の膜厚は同一で直列共振器の共振点と並列共振器の共振
点との一致は櫛形電極の周期を異ならせることにより行
っていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
種の弾性表面波デバイスでは櫛形電極膜厚、保護膜の膜
厚をある条件のもとで適当に決定し、一定としておき、
共振器の共振周波数、***振周波数等の周波数特性の微
調整は櫛形電極の周期により行っていた。
【0014】フィルタを例とすると、圧電基板として3
6°Ycut-X伝搬LiTaO3 を用い、櫛形電極膜にA
lアルミニウムを膜厚2000Å成膜するとした場合
に、中心周波数1.5 GHzのバンドパスフィルタを形成
する場合、直列共振器の周期λsは2.7 μm ,並列共振
器の周期λpは2.8 μm に設定する必要がある。このフ
ィルタを製作する場合、現在一般的である縮小露光法が
用いられる。この縮小露光法により櫛形電極のパターン
を形成すると、周期の略1/4 が線幅となるように設定さ
れているため、縮小率が1/5 のときマスク上での櫛形電
極の一電極指の線幅は 直列共振器 2.7 ÷4×5=3.375 μm 並列共振器 2.8 ÷4×5=3.5 μm となる。
【0015】縮小露光用のマスクは一般に電子線露光に
より製作され、電子線の径によりマスクの最小線幅が決
定される。現在、電子線の径として量産性が有り、かつ
最小の大きさは0.1 μm である。これを用いた場合、マ
スク上で直列共振器の電極指の幅は3.375 μm である
が、0.1 μm 以下は表現できないため、実際は3.4 μm
と3.3 μm のものが或る周期ごとに描かれる。これは、
分解能以下の数値が丸められたためで、この丸め誤差に
より櫛形電極の電極指の線幅がまちまちになり共振器の
Q値の低下を及ぼす。図に同じ設計で、電子線ビーム径
0.1 μm 及び0.25μm のマスクを用いたときの弾性表面
波共振器のQ値を示す。図に示すように丸め誤差の大き
い0.25μm のマスクを用いたほうがQ値が悪化する。こ
れは、フィルタ特性の立ち上がり特性や立ち下がり特性
の悪化を招く原因となる。また、フィルタの帯域幅の調
整は直列共振器の周期λsと並列共振器の周期λpとの
差Δλ Δλ=λp−λs により行われる。従って、Δλを電子線ビーム径以下で
調整する必要がある場合があるが、現状ではそれに対応
することができず、所望のフィルタ特性が得られない等
の問題点もあった。
【0016】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、所望とする周波数特性が得られる弾性表面波デバイ
スを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は基板上に所望の
周波数特性に応じたピッチの櫛形電極膜を形成し、該基
板の櫛形電極膜形成面上に櫛形電極膜を保護する保護膜
を形成してなる弾性表面波デバイスにおいて、前記保護
膜の膜厚を周波数特性の、前記所望の周波数特性からの
ずれに応じて変化される構成としてなる。
【0018】
【作用】圧電基板上に櫛形電極を形成し、その上部に保
護膜を形成した弾性表面波デバイスでは櫛形電極及び保
護膜の膜厚に応じて周波数特性が変化することが知られ
ている。
【0019】櫛形電極の周期λは弾性表面波共振器の共
振周波数をf0 ,圧電基板の音速をV,とすると、一般
に、 λ=V/f0 の関係が成り立つ。音速Vは圧電基板上の櫛形電極膜及
び保護膜の膜厚により影響を受け、膜厚が厚くなると音
速が遅くなり、薄くなると音速が速くなる。これを質量
効果という。
【0020】膜厚により音速Vが変化し、櫛形電極の周
期λが一定の場合、この音速Vの変化により共振周波数
0 が変化することになる。つまり櫛形電極及び保護膜
の膜厚により共振周波数f0 が変化することになる。本
発明では前記の原理を用いて、保護膜の膜厚を制御する
ことにより周波数特性を調整し、所望の周波数特性を得
ている。このため、櫛形電極のピッチを所望の周波数特
性に近似した所定の値に設定することができる。従っ
て、櫛形電極を高いQ値が得られる条件で形成すること
ができる。これにより、角型比の優れたフィルタ特性が
得られる。
【0021】
【実施例】図1は本発明の第1実施例の概略構成図を示
す。同図中、11は圧電基板を示す。圧電基板11は例
えば、36°Ycut-X伝搬LiTaO3 よりなる。圧電
基板11上には直列1端子対弾性表面波共振器12を構
成する櫛形電極12a及び並列1端子対弾性表面波共振
器13を構成する櫛形電極13aが形成される。櫛形電
極12a,13aはAl(アルミニウム)等の導電材料
よりなり共に2.8 μm のピッチで、1000Åの膜厚に
成膜される。櫛形電極12aの一端は入力端子TINと接
続され、他端は櫛形電極13aと接続される。櫛形電極
13aの他端はアース端子Teと接続され、櫛形電極1
2aと櫛形電極13aとの接続点は出力端子TOUT に接
続される。以上の接続により図と同様な等価回路が形成
され、弾性表面波フィルタが構成される。
【0022】直列共振器12を構成する櫛形電極12a
及び並列共振器13を構成する櫛形電極13a上にはS
iO2 (酸化硅素)等の絶縁材料よりなる保護膜12
b,13bが形成される。以上の構成の共振器12,1
3では実験の結果保護膜による共振周波数の変化は共振
器の周波数によって異なるが、1.5 GHz付近では1.2
MHz/100Åである。そこで、直列共振器12を構
成する櫛形電極12a上に形成される保護膜12bは膜
厚1170Å,並列共振器13を構成する櫛形電極13
a上に形成される保護膜13bは膜厚2000Åに設定
し、膜厚に830Åの差を付けることにより共振周波数
を変移させ、図10(A)で説明したように直列共振器
12の共振点と並列共振器13の***振点とを略一致さ
せ、バンドパスフィルタ特性を得ている。
【0023】次に保護膜12b,13bの形成方法を説
明する。図2に保護膜12b,13bの形成工程図を示
す。圧電基板11上に櫛形電極12a,13aを形成し
た後、まず、図2(a)に示すように圧電基板11の全
面にスパッタリング等によりSiO2 よりなる保護膜1
2b-1,13b-1を形成する。
【0024】次に図2(b)に示すように、直列共振器
12に対応した部分の保護膜12b-1,13b-1上にレ
ジストパターン14を形成する。
【0025】レジストパターン14形成後、図2(c)
に示すように全面にスパッタリング等によりSiO2
りなる保護膜12b-2,13b-2を830Å形成する。
【0026】次にレジストパターン14をアセトン等で
除去することにより直列共振器12上部に形成された保
護膜12b-2をリフトオフする。
【0027】以上の工程により図2(d)に示すように
直列共振器12上には初めに形成した膜厚1170Åの
保護膜12b-1が残り、膜厚1170Åの保護膜12b
が形成され、並列共振器13上には膜厚1170Åの保
護膜13b-1に膜厚830Åの保護膜13b-2を加えた
膜厚2000Åの保護膜13bが形成される。
【0028】以上のように直列共振器12の櫛形電極1
2aの周期を電子線露光装置でバラツキなく形成できる
値(2.8 μm )に設定し、保護膜12bの膜厚を制御す
ることにより所望の共振周波数を得る構成とすることに
より、櫛形電極12aの周期にバラツキがないため、直
列共振器12のQ値を向上させることができ、従って、
フィルタ特性の角型比を向上させることができる。つま
り、立ち上がり、立ち下がりが急峻な特性が得られる。
【0029】図3に本実施例の周波数特性図を示す。同
図中、実線は本実施例の特性、破線は従来の特性を示
す。図に示すように実線に示す本実施例の特性は破線で
示す従来の特性に比べ、その立ち上がり及び立ち下がり
が急峻な特性となっていることがわかる。
【0030】図4は本発明の第2実施例の概略構成図を
示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0031】本実施例は第1実施例において、直列共振
器12と並列共振器13とを異なる圧電基板11-1,1
1-2上に形成したもので、圧電基板が独立しているため
に第1実施異に比べ簡単な工程により直列共振器12,
並列共振器13夫々のQ値を向上させることができ、従
って、フィルタの角型比を向上させることができる。図
5は本発明の第3実施例の概略構成図を示す。同図中、
図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0032】本実施例では保護膜12b,13bの膜厚
は2500Å程度で直列共振器12側と並列共振器13
側とで一定とし、直列共振器12を構成する櫛形電極1
2aの膜厚と並列共振器13を構成する櫛形電極13a
の膜厚とを異ならせることにより直列共振器12の共振
点と並列共振器13の***振点とを一致させる。
【0033】このとき、櫛形電極12a,13aの膜厚
による共振周波数の変化は実験的に1.5 GHz付近では
5MHz/100Åとなる。本実施例では直列共振器1
2の櫛形電極13aの周期を2.8 μm とし、電子ビーム
によるパターン形成で、周期に乱れがなく形成できる周
期とし、膜厚を1500Åとする。以上の設定により周
期2.7 μm ,膜厚2000Åの共振器と同じ共振周波数
が得られる。
【0034】次に膜厚の異なる櫛形電極の形成方法につ
いて説明する。図6に櫛形電極の形成工程図を示す。
【0035】まず、図6(a)に示すように圧電基板1
1全面に蒸着等によりAl(アルミニウム)等の導電材
料よりなる導電膜15-1を1500Åの膜厚に形成す
る。
【0036】次に、図6(b)に示すように直列共振器
13に対応する部分にレジストパターン16を積層す
る。
【0037】レジストパターン16の形成後、図6
(c)に示すように再び、全面に蒸着等によりAl等の
導電材料よりなる導電膜15-2を500Åの膜厚に形成
する。
【0038】次に図6(d)に示すようにレジストパタ
ーン16をアセトン等により除去して、直列共振器12
上に形成された500Åの導電膜15-2をリフトオフす
る。以上の工程により、直列共振器12部分には150
0Åの導電膜15-1が形成され、並列共振器13部分に
は1500Åの導電膜15-1と500Åの導電膜15-2
とが積層された2000Åの導電膜15-3が形成され
る。
【0039】以上の導電膜15-2,15-3上に櫛形レジ
ストパターン17を形成し、エッチングすることにより
図6(e)に示すように直列共振器12側に膜厚150
0Åの櫛形電極12a,並列共振器13側に膜厚200
0Åの櫛形電極13aが形成される。
【0040】以上のような構成とすることにより第1実
施例と同様な効果が得られる。
【0041】なお、本実施例では直列共振器12及び並
列共振器13を同一の圧電基板11上に形成したが、第
2実施例で示した如く、別々の圧電基板11-1,11-2
に形成する構成としてもよい。
【0042】また、第1乃至第3実施例では保護膜の膜
厚のみ又は櫛形電極の膜厚のみを制御しているが、保護
膜の膜厚及び櫛形電極の膜厚の両方の膜厚を制御して共
振周波数を調整する構成としてもよい。
【0043】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、櫛形電極
膜のピッチを所望する周波数特性が得られないような値
に設定したとしても、保護膜の膜厚を制御することによ
り所望の周波数特性を得ることができる等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例の保護膜形成工程図であ
る。
【図3】本発明の第1実施例の周波数特性図である。
【図4】本発明の第2実施例の概略構成図である。
【図5】本発明の第3実施例の概略構成図である。
【図6】本発明の第3実施例の櫛形電極形成工程図であ
る。
【図7】弾性表面波フィルタの等価回路図である。
【図8】1端子対弾性表面波共振器の構造とその等価回
路及びその記号を示す図である。
【図9】1端子対弾性表面波共振器のインピーダンス及
びアドミタンスの周波数特性図である。
【図10】弾性表面波共振器を用いたフィルタのイミタ
ンス特性及びフィルタ特性図である。
【図11】マスクの電子線ビーム径による共振器のQ値
変化を説明するための図である。
【符号の説明】
11 圧電基板 12 直列共振器 12a,13a 櫛形電極 12b,13b 保護膜 13 並列共振器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電基板(11)上に所望の周波数特性
    に応じたピッチの櫛形電極膜(12a)を形成し、該圧
    電基板(11)の該櫛形電極膜(12a)形成面上に該
    櫛形電極膜(12a)を保護する保護膜(12b)を形
    成してなる弾性表面波デバイスにおいて、 前記保護膜(12b)の膜厚を周波数特性の前記所望の
    周波数特性とのずれに応じて変化させることを特徴とす
    る弾性表面波デバイス。
  2. 【請求項2】 圧電基板(11)上に所望の周波数特性
    に応じたピッチの櫛形電極膜(12a)を形成してなる
    弾性表面波デバイスの製造方法において、 前記櫛形電極膜(12a)の膜厚を周波数特性の前記所
    望の周波数特性からのずれに応じて変化させることを特
    徴とする弾性表面波デバイス。
  3. 【請求項3】 圧電基板(11)上に櫛形電極膜(12
    a,13a)が形成され、該櫛形電極膜(12a,13
    a)上に該櫛形電極膜(12a,13a)を保護する保
    護膜(12b,13b)を形成してなる第1及び第2の
    一端子対弾性表面波共振器(12,13)よりなり、該
    第1の一端子対弾性表面波共振器(12)を直列腕に、
    該第2の一端子対弾性表面波共振器(13)を並列腕に
    配し、所望のフィルタ特性を得る弾性表面波デバイスに
    おいて、 前記第1の共振器(12)を構成する前記櫛形電極膜
    (12a)上の前記保護膜(12b)の膜厚と、前記第
    2の共振器(13)を構成する前記櫛形電極膜(13
    a)上の前記保護膜(13b)の膜厚とを前記所望のフ
    ィルタ特性に応じて異ならせることを特徴とする弾性表
    面波デバイス。
  4. 【請求項4】 圧電基板(11)上に櫛形電極膜(12
    a,13a)を形成してなる第1及び第2の一端子対弾
    性表面波共振器(12,13)よりなり、該第1の一端
    子対弾性表面波共振器(12)を直列腕に、該第2の一
    端子対弾性表面波共振器(13)を並列腕に配し、所望
    のフィルタ特性を得る弾性表面波デバイスにおいて、 前記第1の共振器(12)を構成する前記櫛形電極膜
    (12a)の膜厚を、前記第2の共振器(13)を構成
    する前記櫛形電極膜(13a)の膜厚より薄く、前記所
    望のフィルタ特性に応じて前記第1の共振器(12)を
    構成する前記櫛形電極膜(12a)の膜厚と前記第2の
    共振器(13)を構成する前記櫛形電極(13a)の膜
    厚とを異ならせることを特徴とする弾性表面波デバイ
    ス。
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