JPH0615204B2 - 真空成形装置 - Google Patents

真空成形装置

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JPH0615204B2
JPH0615204B2 JP62129975A JP12997587A JPH0615204B2 JP H0615204 B2 JPH0615204 B2 JP H0615204B2 JP 62129975 A JP62129975 A JP 62129975A JP 12997587 A JP12997587 A JP 12997587A JP H0615204 B2 JPH0615204 B2 JP H0615204B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/04Combined thermoforming and prestretching, e.g. biaxial stretching
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C51/00Shaping by thermoforming, i.e. shaping sheets or sheet like preforms after heating, e.g. shaping sheets in matched moulds or by deep-drawing; Apparatus therefor
    • B29C51/10Forming by pressure difference, e.g. vacuum

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、成形すべきシートをプラグによってめす型
の凹部内へ押し込むようにした真空成形装置に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、シートを真空吸引して型の壁面に密着させて成形
するようにした真空成形法には、各種の形式のものがあ
るが、深絞りが可能である等の利点から、最近ではプラ
グを用いたプラグアシスト成形法が多用されている。第
7図(A),(B),(C)はそのようなプラグアシス
ト成形法の一例を示すものである。第7図において、符
号1は上面に凹部1aが形成されためす型であり、凹部
1a内は真空吸引手段(図示せず)により、パイプ2お
よび連通孔1bを介して真空引きされるようになってい
る。また、符号3はシート4を凹部1a内へ押し込むた
めのプラグであり、押し込む1aとほぼ相似形をなして
いる。
このような構成の真空成形装置によってシート4を成形
するには、まずシート4をめす型1の上方に配置された
ヒータ(図示せず)によって熱して軟化させる。次に、
プラグ3を凹部1a内へ所定位置まで移動させ、シート
4を凹部a内へ押し込む。その後、凹部1a内を真空引
きし、シート4を凹部1aの内面に密着させて固化させ
る。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のプラグアシスト成形法においては、単にシートを
真空吸引して凹部の内面に密着させるようにしたストレ
ート成形法に比して深い絞り成形が可能であるが、それ
にも一定の限度があり、未だ十分に満足し得るものでな
かった。
すなわち、プラグ3を凹部1a側へ向かって移動させる
と、プラグ3はシート4に接触してこれを押圧するとと
もに、シート4をめす型1に接触させる。この結果、シ
ート4は点Aにおいてめす型1に拘束され、点Bにおい
てプラグ3に拘束される。この状態でプラグ3をさらに
下動させると、シート4はA,B間の極めて狭い部分が
大きく引き伸ばされる。したがって、A,B間に対応す
る成形品の一部が他の部分より大幅に薄い肉になってし
まう。このため、従来のプラグアシスト成形法にあって
は、十分に満足し得る絞り深さを得ることができなかっ
たのである。また、凹部1aの側面が垂直に形成されて
いる場合には、プラグ3と側面との間の距離を極めて狭
くせざるを得ず、このため上記問題がより一層顕著にな
り、したがってプラグ成形法を採用すること自体が困難
になるという問題があった。
[発明の目的] この発明は、上記事情を考慮してなされたもので、従来
の真空成形法に比して大幅に深い絞り下降を行うことが
でき、しかも凹部の側面が垂直であるような場合であっ
ても成形することができる真空成形装置を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] まず、この発明の真空成形装置の構成について第1図お
よび第2図を参照しながら説明すると、この発明の装置
おいてもめす型11およびプラグ12が用いられてい
る。
めす型11の上面(一面)には凹部11aが形成されて
いる。この凹部11aは、断面矩形状をなしており、連
通孔11bおよびパイプPを介して真空タンク等の真空
吸引手段(図示せず)に接続されている。
一方、プラグ12は、シリンダ13(第1の移動手段)
によって凹部11aの深さ方向へ移動せしめられるのみ
ならず、シリンダ14(第2の移動手段)によって凹部
11aの深さ方向と長交する方向へ移動せしめられるこ
とにより、凹部11aの側面11cに接近せしめられる
ようになっている。
なお、第1、第2の移動手段としてシリンダ13,14
を用いているが、他の移動手段を用いてもよいことは勿
論である。また、第1の移動手段についてはめす型11
に付設し、プラグ12が凹部11aの深さ方向へ相対移
動するように、めす型11を移動させてもよい。しか
し、第2の移動手段については、プラグ12の配置数お
よび配置状況によって異なる。
すなわち、第1図に示すように、プラグ12を2つ以上
用いた場合には、仮にめす型11を移動させることによ
り、一方のプラグ12が凹部11aの側面11cに接近
するように相対移動させると、他方のプラグ12が凹部
11aの側面11cから離れるように相対移動してしま
う。したがって、このような場合には、各プラグ12を
それぞれ移動させる必要がある。
一方、第2図に示すように、プラグ12を1つのみ用い
ている場合、またプラグを複数用いているが、めす型の
移動によって全てのプラグが同一の側面に向かって相対
移動するような場合には、第2の移動手段によってめす
型を移動させてもよい。
なお、プラグ12の形状については、シリンダ14によ
る移動方向と長交する断面における形状を同断面におけ
る凹部11aの形状と相似形にするのが望ましい。
[作用] シート15を成形するに際しては、プラグ12を予め凹
部11aの中心側に位置させておく。次に、プラグ12
を凹部11aの深さ方向へ所定位置まで移動させ、シー
ト15を凹部11a内に押し込む。これと同時に、また
はその後、プラグ12を凹部11a深さ方向と直交する
方向へ移動させて側面11cに接近させる。そして、凹
部11a内を真空吸引してシート15を凹部11aの内
面(側面11cを含む内面)に密接させる。
このように、この発明の真空成形装置においては、プラ
グ12を凹部11aの深さ方向と直交する方向へ移動さ
せるようにしているから、その移動の分だけシート15
におけるプラグ12とめす型11とによって拘束される
部分(第1図(A)において符号C,D間の部分)の間
隔が従来のものに比して広くなる。したがって、シート
15の一部が過度に薄くなることがない。
しかも、シート15のポリマー分子の並び方向とプラグ
12の移動方向とを考慮することにより、成形後のシー
ト15の厚さをより一層均一にすることができる。
すなわち、シート15の引っ張り強度は全方向に均一で
なく、ポリマー分子が並んだ方向の強度が高く、これと
直交する方向の強度が低い。このようなシート15を成
形するに際しては、強度の低い方向を第2の移動手段1
4によるプラグ12の移動方向に合致させ、強度の高い
方向はプラグ12の移動方向と直交する方向に合致させ
る。
このように配置すると、強度が低い方向については、上
記のようにC−D間が広くなっているので、引き伸ばし
量が小さくなる。したがって、成形後の厚さを比較的厚
くすることができる。
一方、強度が高い方向については、プラグ12が同方向
へ移動しないから、凹部11aの上端縁とプラグ12と
の間隔(第7図のA−Bの間隔に相当)が成形開始時に
狭くなっている。したがって、成形後は大きく引き伸ば
されて薄くなるはずである。しかし、実際には、同方向
におけるシート15の強度が高いので、プラグ12が凹
部11aの深さ方向へ移動すると、凹部11aの上端縁
に対するシート15の当初の接触箇所(第7図のA点に
相当)が凹部11aの底部側へ若干移動するとともに、
プラグ12に対するシート15の当初の接触箇所(第7
図のB点に相当)が凹部11aの上端縁へ若干し、A−
B間のみならず、それに近接する部分が引き伸ばされ
る。したがって、A−B間の部分が過度に引き伸ばされ
ることなく、その引き伸ばし量は、強度が低い方向にお
ける引き伸ばし量とほぼ同一になる。したがって、成形
後のシート15全体の厚さをほぼ均一にすることができ
る。
[実施例] 以下、この発明の一実施例について第3図〜第6図を参
照して説明する。なお、第3図はこの発明にかかる真空
成形装置の正面図、第4図はその側面図である。
図において、符号21は床面P上に設けられた基台であ
る。この基台21の上には、装置本体22が載置固定さ
れている。この装置本体22は、基台21に固定された
基板22aと、この基板22aに対向してその上方に配
置された天板22bと、それらの間に設けられ、天板2
2aを支持する支柱(図示せず)とから構成されてい
る。基板22aと天板22bとの間には、案内支柱23
が設けられている。
案内支柱23の下部には、シリンダ(第1の移動手段)
24によって上下動する下テーブル25が摺動自在に設
けられている。この下テーブル25の上面には、めす型
26が載置固定されている。このめす型26の上面には
成形用の凹部27が形成されている。この凹部27の中
央部には、第3図の左右方向へ延びる突出部27aが形
成されている。また、凹部27内は真空ガイド28およ
びフレキシブルチューブ(図示せず)を介して真空タン
ク(真空吸引手段)29に連通されている。なお、符号
30は不慮の事故によって下テーブル25が落下するの
を防止するための落下防止装置である。
一方、案内支柱23の上部には、シリンダ31によって
上下動する上テーブル32が摺動自在に設けられてい
る。この上テーブル32の下面には、後述する移動機構
(第2の移動手段)33によってX方向へ移動せしめら
れるプラグ34が設けられている。このプラグ34は、
鉄板等の適度の強度を有する板体34aの外部を発泡プ
ラスチック等の軟質材からなる保護層34bによって被
覆したもので、移動方向と直交する断面における形状が
凹部27の突出部27aと側壁27bとによって区画さ
れる部分の断面形状とほぼ同一形状になっている。な
お、図中符35は上テーブル32が不慮の事故によって
落下するのを防止するための落下防止装置である。
前記移動機構33は、第5図に示すように構成されてい
る。すなわち、第5図において、符号331は四角枠状
をなす支持枠であり、上テーブル32の下面に固定され
ている。この支持枠331のX方向と直交する水平方向
(以下、Y方向という。)の一側部には、パルスモータ
等の駆動源332によってY方向へ移動せしめられる駆
動軸333が設けられている。この駆動軸333の先端
部にはリンク334,335の各一端部が回動可能に設
けられている。各リンク334,335の他端部には、
リンク336,337の一端部がそれぞれ回動可能に設
けられている。リンク336,337の他端部は、支持
枠331の他側部に突出して設けられた支持腕338に
回動可能に設けられている。これら4つのリンク334
〜337は全体として菱形状をなしており、駆動軸33
3がその先端側へ向かって移動すると、リンク334,
336の結合部とリンク335,337の結合部との間
が広がり、逆に駆動軸333がその後端側へ向かって移
動すると狭くなるように構成されている。
また、支持枠331のX方向の各端部の一側部と他側部
とには、X方向に延びる案内軸339がそれぞれ設けら
れている。各端部に設けられた案内軸339,339に
よって支持板340が摺動可能に支持されている。支持
板340の下端部の一側部と他側部とには、プラグ34
が固定されている。また、一方の支持板340とリンク
334,336の結合部との間、および他方の支持板3
40とリンク335,337の結合部との間には、ねじ
機構によってそれ自体が伸縮して長さ調整が可能になさ
れた連結棒341がそれぞれ設けられている。
上記構成において、駆動軸333をその先端側へ移動さ
せると、2つのプラグ34,34が凹部27の長手方向
(X方向)に沿って互いに離間するように移動し、凹部
27の側面27c,27cにそれぞれ接近移動する。駆
動軸333をその後端側へ移動させれば、プラグ34,
34が逆方向へ移動するのは勿論である。
次に、成形すべきシート(図示せず)の搬入および固定
手段について説明すると、第4図に示すように、基板2
2aの一側部と天板22bの一側部との間には、一対の
ブラケット36が設けられている。一対のブラケット3
6の間の高さ方向の中央部には、モータ37によって回
転せしめられる軸38が回動自在に設けられている。こ
の軸38の一端部と他端部とには、駆動ロール39がそ
れぞれ固定されている。駆動ロール39には、シリンダ
40によってピンチロール41が押圧接触せしめられ、
これら駆動ロール39とピンチロール41とによってシ
ートが送り込まれるようになっている。送り込まれたシ
ートについては、この実施例では、人手によってめす型
27とプラグ34との間に引き込むようにしているが、
これを装置自体によって行わせてもよいことは勿論であ
る。そして、シートを所定量送り込んだことを駆動ロー
ル39の回転数によって検出するとモータ37が停止す
るようになっている。なお、軸38の中央部には、送り
込まれるシートの中央部が下方に垂れ下がるのを防止す
るための案内ロール42が設けられている。
次に、シートの固定手段であるが、第3図に示すよう
に、基板22a天板22bとの中間部には、下押さえ枠
43が配置固定されている。この下押さえ枠43は、そ
の上面が駆動ロール39とピンチロール41との接点と
ほぼ同一高さに位置し、また、めす型26の上方に位置
する箇所に四角枠状をなす部分を有している。その枠状
部分の内法寸法は、めす型26の外法寸法と同等か若干
大きく形成されている。また、下押さえ枠43の4隅に
は、シリンダ44がその軸線を上下に向けて固定されて
いる。このシリンダ44から上方へ向かって突出したロ
ッド45の上端部には、上押さえ枠46が固定されてお
り、ロッド45の伸張・退縮によって上押さえ枠46が
下動するようになっている。
また、上押さえ枠46が上下動するときに、それが水平
状態を保つように、同期装置47が設けられている。す
なわち、下押さえ枠43の4隅には、軸線を上下に向け
た案内筒48が固定されている。この案内筒48には、
上端部が上押さえ枠46に固定された案内ロッド49が
摺動自在に挿入されている。この案内ロッド49には、
ラック(図示せず)が形成されている。また、第6図に
示すように、下押さえ枠43の前側と両側部側(一方の
側部については図示していない。)とには、水平方向に
延びるシャフト50が配置されている。各シャフト50
は、笠歯車51を介して連結されている。また、各シャ
フト50には平歯車52が固定されており、この平歯車
52が案内ロッド49のラックに噛み合っている。この
ような構成の下で、上押さえ枠46は水平状態を保ち、
全体が同時に下押さえ枠43とシートを挾持することに
なる。
また、第4図に示すように、装置本体22の後側には、
その後面側から前面側へ向かって延びるレール53,5
4が二対配置されている。下側の一対のレール53,5
3(一方は図示せず。)には、シリンダ55によって前
後に移動せしめられる下ヒータ56が走行し、上側の一
対のレール54,54(一方は図示せず。)には、シリ
ンダ57によって前後に移動せしめられる上ヒータ58
が走行するようになっている。
なお、第4図において、符号59は、成形したシートを
凹部27から離脱させるのが困難である場合に凹部27
の壁面とシートとの間に圧縮空気を送ってシートを離脱
させるための圧縮空気タンクであり、切替弁(図示せ
ず)を介して真空ガイド28から凹部27に連通されて
いる。また、図示していないが、上テーブル32の下面
にはスプレーおよびファンが配置されており、成形され
たシートに冷却水を噴霧するとともに冷却風を送り、短
時間でシートを冷却するようになっている。
次に、上記構成の真空成形装置の作用について、動作制
御と併せて説明する。なお、動作制御については、リミ
ットスイッチ、近接スイッチまたは数値制御等を適宜用
いて行うようになっているが、ここではその説明を省略
する。
駆動ロール39上にシートを載置した状態で、起動スイ
ッチ(図示せず)を入れると、ピンチロール41が下動
してシートを挾持する。すると、モータ39が起動し、
シートを装置本体22内へ送り込む。所定長さ送り込む
と、モータ37が停止する。この状態で起動スイッチを
いれると、上押さえ枠46が下動し、下押さえ枠43と
によってシートを挾持固定する。すると、上下のヒータ
56,58が前方へ移動し、シートに対向して停止す
る。その後、シートを上下から熱する。所定時間加熱す
るとヒータ56,58は元の位置に復帰する。すると、
下テーブル25が上動するとともに、上テーブル32が
下動する。上テーブル32は、プラグ34の下端面がシ
ートに接触してこれを所定量押し下げると停止する。上
テーブル32が停止したとき、下テーブル25の上動に
よってめす型26の上端面がシートにほぼ接するように
なる。この状態からさらに下テーブル25は上動し続け
る。この下テーブル25の上動と同時に、プラグ34が
移動機構33によってX方向へ移動せしめられる。この
結果、各プラグ34は凹部27の深さ方向へ移動すると
同時に、深さ方向と直交する方向(X方向)へ移動して
側面27b,27bに接近する。そして、プラグ34が
シートを介して凹部27の内面にほぼ接すると、下テー
ブル25および移動機構33が停止する。なお、停止状
態においては、めす型26の上面がシートより上方に位
置している。したがって、めす型26はシートを上方へ
押しあげることになり、めす型26の上面によってもシ
ートを成形するようになっている。
また、めす型26の上端面がシートに接触して凹部27
内が気密状態になると、真空タンク29によって凹部2
7内の真空引きが開始される。この真空引きは、プラグ
34によってシートが凹部27の壁面に接触せしめられ
た後、所定時間経過するまで続けられる。所定時間経過
すると、真空タンク29が閉じられる。その後、スプレ
ーおよびファンによってシートが冷却される。冷却後、
下テーブル25が下動するとともに、上テーブル32が
下動する。それと同時に、プラグ34が移動機構33に
よって凹部27の中心側へ向かって移動せしめられる。
そして、全体が元の状態に復帰して装置が停止する。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明の真空成形装置によれ
ば、プラグをめす型の凹部の深さ方向のみならず、凹部
の深さ方向と直交する方向へ移動させて凹部の側面に接
近移動させるようにしているから、シートのプラグとめ
す型とによって拘束される部分間の向さを従来のものに
比して大幅に広くすることができる。したがって、成形
されたシートの一部が過度に薄くなるのを防止し、全体
を均一な厚さにすることができる。しかも、プラグの移
動方向とシートの強度が低い方向とを合致させることに
より、成形後のシートの厚さをより一層均一にすること
ができる。さらに、従来不可能であった凹部の側壁が垂
直な場合であっても何等支障なく成形することができる
等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B),(C)はこの発明の主要構成と
その作用を説明するための図、第2図はこの発明の主要
構成の他の例を示す図、第3図〜第6図はこの発明の一
実施例を示すもので、第3図はその正面図、第4図はそ
の側面図、第5図は移動機構を示す第3図のV矢視図、
第6図は第3図のVI円部の拡大図、第7図(A),(B),
(C)は従来の真空成形装置の概略構成とその作用を説明
するための図である。 11……めす型、11a……凹部、11c……側面、1
2……プラグ、13……シリンダ(第1の移動手段)、
14……シリンダ(第2の移動手段)、15……シー
ト、24……シリンダ(第1の移動手段)、26……め
す型、27……凹部、27b……側面、29……真空タ
ンク(真空吸引手段)、33……移動機構(第2の移動
手段)、34……プラグ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一面に成形用の凹部が形成されためす型
    と、このめす型の凹部に導通され、凹部内を真空吸引す
    る真空吸引手段と、前記めす型の一面に対向して配置さ
    れ、成形すべきシートを前記凹部内へ押し込むプラグと
    を備えた真空成形装置において、前記プラグを前記めす
    型に対し前記凹部の深さ方向へ相対移動させる第1の移
    動手段を設けるとともに、前記プラグをめす型に対し前
    記凹部の深さ方向と直交する方向へ相対移動させて凹部
    の側面に接近させる第2の移動手段を設けたことを特徴
    とする真空成形装置。
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