JPH0615058Y2 - カーテンウォールのパネル取付具 - Google Patents

カーテンウォールのパネル取付具

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JPH0615058Y2
JPH0615058Y2 JP9358388U JP9358388U JPH0615058Y2 JP H0615058 Y2 JPH0615058 Y2 JP H0615058Y2 JP 9358388 U JP9358388 U JP 9358388U JP 9358388 U JP9358388 U JP 9358388U JP H0615058 Y2 JPH0615058 Y2 JP H0615058Y2
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JP
Japan
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fixing plate
panel
curtain wall
angle member
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JP9358388U
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JPH0218012U (ja
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博 増川
勇 竹井
利夫 古谷
嘉之 江良
保夫 熊谷
岸　　正弘
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Kajima Corp
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Kajima Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はカーテンウォールのパネル体を建物躯体に取
付けるカーテンウォールのパネル取付具に関するもので
ある。
〔従来技術〕
カーテンウォールのパネル体を建物躯体に取付ける場
合、パネル体側に取付具を取付けている。このような取
付具として第４図に示すようなものが採用されていた。
すなわちＬ型のアングル材ａの一方の平面に定着プレー
トｂを溶接して固定し、この定着プレートｂに溶接によ
って挿入部ｃを固定したものである。この挿入部ｃをパ
ネル体内に埋設し、Ｌ型のアングル材ａに建物躯体に突
設したボルトを通してパネル体を建物躯体に取付けるも
のである。
〔この考案が解決すべき課題〕
このような従来の取付具であると、電気亜鉛メッキによ
り表面処理する場合はよいが、エポキシ被覆塗装の場合
は問題が生ずる。すなわちカーボンファイバー補強コン
クリートによって形成したパネル体であると被雷時の建
物躯体への通電を防ぐために取付具表面にエポキシ被覆
塗装を行っていた。
しかし、アングル材ａと定着プレートｂは全周溶接が可
能であるが、定着プレートと異形鉄筋ｃとの溶接は、製
作上の問題や、溶接性能（アンダーカットができやす
い）の問題で、全周溶接する事は困難である。このた
め、溶接の始端と終端に定着プレートと異形鉄筋との間
に隙間ができるため、この部分にエポキシ被覆塗装がで
きなくなった。
この考案は以上のような課題を解決するためになされた
もので、絶縁被覆塗装が全周にかけて容易に行えるカー
テンウォールのパネル取付具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかるカーテンウォールのパネル取付具は、
定着プレートに、面一となるよう一体に、下方に向って
延びる挿入部を設けるものである。
このような定着プレートを、直角を成す二平面から成る
アング材の一方の垂直な平面に固定する。他の水平な平
面にボルト穴を形成し、定着プレートの挿入部は前記Ｌ
型アングル材の垂直な平面と平行に下方に向って垂下す
るようにする。
〔作用〕
パネル体内に埋設する挿入部は定着プレートと面一とな
るよう一体に設けたため、絶縁塗装が不可能な箇所が生
じない。
〔実施例〕
以下、図に示す一実施例に基づきこの考案を詳細に説明
する。
図において１はこの考案にかかるパネル取付具であっ
て、定着プレート２は一体に挿入部３を有している。挿
入部３は定着プレート２と面一を成し、下方に向って延
びている。４は差筋孔である。
このような定着プレート２を、直角を成す二平面６，７
から成るアングル材５の一方の垂直な平面６に溶接にて
固定する。アングル材５の他の水平な平面７にはボルト
穴８が穿設されており、そのボルト穴８に近接して内周
面に雌ねじが螺設された調整孔９が形成されている。
定着プレート２の挿入部３は前記Ｌ型アングル材５の垂
直な平面６と平行に下方に向って垂下することになる。
パネル取付具１の挿入部３は定着プレート２と面一に一
体に形成されているため、エポキシ被覆塗装が全周に亘
って隙間無く行える。
以上のようなパネル取付具１の挿入部３を、カーボンフ
ァイバー補強コンクリートから成るパネル体１０に形成
た孔に挿入する。この挿入部３の差筋孔４に差筋を挿入
してパネル体１０にパネル取付具１を固定する。またア
ングル材５のボルト穴８を形成した方の平面７を室内方
向に水平に突出させる。
建物躯体１１には上方に向かってボルト１２が突出され
ており、このボルト１２をアングル材５のボルト穴８に
挿入してナット１３によって固定する。調整孔９に螺合
したボルト１４を建物躯体１１上面に押し当てて、パネ
ル体１０の高さ調整を行う。
１４はパネル体１０内にアンカー固定したパネル取付具
であって、これに固定したアングル材１５を溝形鋼を介
して建物躯体であるＩ形鋼１７に固定したものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上のような構成を有し、パネル取付具の定
着プレートは、面一となるよう一体に挿入部を設けたた
め、絶縁被覆塗装をする際、全周を隙間なく塗装するこ
とができる。従ってこのようなパネル取付具をカーボン
補強コンクリートによって形成したパネル体の固定に使
用して、壁雷による建物への通電を完全に防ぐことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第１図はこの考案にかかるパネル取付具の斜視図、第２
図はパネル取付具を使用してパネルを取付けた状態の断
面図、第３図はその正面図、第４図は従来のパネル取付
具の側面図である。 １……パネル取付具、２……定着プレート、３……挿入
部、４……差筋孔、５……アングル材、６，７……平
面、８……ボルト穴、９……調整孔、１０……パネル
体、１１……建物躯体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古谷 利夫 東京都港区元赤坂１丁目２番７号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 江良 嘉之 千葉県八千代市大和田新田15―１―12― 203 (72)考案者 熊谷 保夫 埼玉県岩槻市大字小溝97―112 (72)考案者 岸 正弘 埼玉県越谷市登戸町12―12 (56)参考文献 実開 昭50−111919（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭57−96304（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−65312（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−86209（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】パネル体内に一部を埋設して、ボルト穴を
    形成した部分を室内側に水平に突設し、このボルト穴に
    建築躯体に固定したボルトを通してパネルを取付けるカ
    ーテンウォールのパネル取付具であって、 下方に向かって延びる挿入部を面一となるよう一体に設
    けた定着プレートと、直角を成す二平面から成るＬ型ア
    ングル材とより成り、定着プレートの一側端をＬ型アン
    グル材の一方の垂直な平面に固定するとともに、他方の
    水平な平面にボルト穴を形成し、定着プレートの挿入部
    は前記Ｌ型アングル材の垂直な平面と平行に下方に向か
    って垂下するようにしたことを特徴とするカーテンウォ
    ールのパネル取付具。
JP9358388U 1988-07-15 1988-07-15 カーテンウォールのパネル取付具 Expired - Lifetime JPH0615058Y2 (ja)

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JP9358388U JPH0615058Y2 (ja) 1988-07-15 1988-07-15 カーテンウォールのパネル取付具

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Publication Number Publication Date
JPH0218012U JPH0218012U (ja) 1990-02-06
JPH0615058Y2 true JPH0615058Y2 (ja) 1994-04-20

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