JPH06148016A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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JPH06148016A
JPH06148016A JP29563292A JP29563292A JPH06148016A JP H06148016 A JPH06148016 A JP H06148016A JP 29563292 A JP29563292 A JP 29563292A JP 29563292 A JP29563292 A JP 29563292A JP H06148016 A JPH06148016 A JP H06148016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
diaphragm
pressure sensor
sensor
sensor chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP29563292A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Sato
正博 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH06148016A publication Critical patent/JPH06148016A/ja
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  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作レンジ等の仕様変更が容易でしかも種々
の媒体中で使用できる静電容量型圧力センサを提供す
る。 【構成】 固定電極14aを有するガラス基板15aと
シリコンダイアフラム11aを有するシリコン基板13
aとによってセンサチップ26aが構成され、シリコン
ダイアフラムと固定電極とはギャップをおいて互いに対
向している。このセンサチップは封止筐体内配置され、
筐体の一部は圧力に応じて変形する金属製ダイアフラム
19aで構成されており、筐体内には非腐食性液体又は
不活性ガスが充填されている。動作レンジを変える際に
は、金属製ダイアフラムの厚さを変えるのみでよく、し
かも金属製ダイアフラムに印加された圧力は不活性ガス
等を介してシリコンダイアフラムに伝えられるから、液
体中等においても使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電容量型圧力センサに
関し、特に、シリコン基板とガラス基板とにそれぞれ電
極を成形して各電極面を対向させてシリコン基板とガラ
ス基板とを接合した静電容量型圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の静電容量型圧力センサとして一
般に図2(a)及び(b)に示す圧力センサが知られて
いる。
【0003】まず、図2(a)を参照して、図示の圧力
センサは所謂絶対圧用圧力センサであって、シリコン基
板33aには圧力に応じて変形するダイヤフラム部31
aが形成され、ガラス基板35a上には固定電極34a
が形成されている。図示のようにシリコン基板33aと
ガラス基板35aとはその一部分において接合されてお
り、これによって、ダイヤフラム部31aの下側にはキ
ャビティー部32aが形成されることになる。
【0004】これらシリコン基板33a及びガラス基板
35aによってセンサチップ46aが構成され、センサ
チップ46aはガラス基板35aによって台座37a上
に接着されている。台座37aにはリード端子36aが
配設されており、リード端子36aと固定電極34aと
はリードワイヤ38aによって電気的に接続されてい
る。
【0005】センサチップ46aには横穴39aが設け
られ、これによって固定電極34aが外部に引き出され
る。その後、キャビティー32aとセンサチップ外部4
0aとを隔離するため、横穴39aは封止剤41aによ
って封止される。そして、台座37aには圧力導入穴4
2aを有するキャップ43aが配置され、台座37aと
キャップ43aとはハーメチックシールによってシール
される。
【0006】図示の絶対圧用圧力センサでは、ダイアフ
ラム部31aに圧力が加わると、圧力の大きさに応じて
ダイアフラム部31aが変形する。ダイアフラム部31
aの変形によって、ダイアフラム部31aと固定電極3
4aとの間のギャップが変化することになる。ここで、
ダイアフラム部31aと固定電極34aとの間には、C
=ξ(A/d)の関係がある。なお、C:静電容量、
ξ:空気の誘電率、A:電極面積:d:電極間ギャップ
である。
【0007】従って、ギャップの変化によって静電容量
が変化することになり、さらに、圧力とギャップとの間
には一定の相関関係があるから、静電容量を検出するこ
とによって圧力を知ることができる。
【0008】図2(b)に示す圧力センサは所謂ゲージ
圧用圧力センサであり、その基本的構造は図2(a)で
説明した絶対圧用圧力センサーと同様である(なお、図
2(b)においては、図2(a)と同様の構成要素につ
いてはアルファベットをaからbとして同一の参照番号
を付す)。図2(a)に示す圧力センサと異なる点は、
センサチップ46bを構成するガラス基板35b及びセ
ンサチップ46bが配置された台座37bに大気導入用
貫通孔44b及び45bが形成されている点である。な
お、図2(b)に示す圧力センサの動作は図2(a)に
示す圧力センサの動作とほぼ同様であるのでここでは説
明を省略する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の静電容量型圧力
センサでは、被測定圧力を伝達する媒体がダイアフラム
部及びリードワイヤー等に直接接触する構造であるか
ら、信頼性等を考慮すると、媒体は非腐食気体等に限定
されてしまう。
【0010】加えて、動作レンジが異なる圧力センサを
作製する際には、シリコン基板上のダイアフラム部の大
きさ及び厚さを変更する必要がある。このため、ダイア
フラム部の設計及び作製工程等を変更しなければなら
ず、作製時間等がアップするばかりでなくコストアップ
となってしまうという問題点がある。
【0011】本発明の目的は被測定圧力伝達のための媒
体が非腐食気体に限られず、しかも動作レンジ等の仕様
変更が容易な静電容量型圧力センサを提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電極部
が形成された第1の基板と、圧力に応じて変形するダイ
アフラム部が形成された第2の基板とを有し前記ダイア
フラム部と前記電極部とがギャップをおいて互いに対向
する関係となるように前記第1及び前記第2の基板とが
接合されたセンサチップを備え、前記ダイアフラム部に
加わる圧力に応じて前記ギャップ幅を変化させて該ギャ
ップ幅の変化による前記ダイアフラム部と前記電極部と
の間の静電容量の変化によって前記圧力を検出するよう
にした静電容量型圧力センサにおいて、前記センサチッ
プは封止筐体内配置され、該筐体の一部は圧力に応じて
変形するサブダイアフラム部で構成されており、前記筐
体内には非腐食性液体又は不活性ガスが充填されている
ことを特徴とする静電容量型圧力センサが得られる。
【0013】
【作用】本発明では、センサチップが配置された封止筐
体の一部分をダイアフラム(サブダイアフラム)で構成
して、しかも封止筐体内に非腐食性液体又は不活性ガス
を充填するようにしたから、圧力を検出する際には、サ
ブダイアフラムに印加された圧力が非腐食性液体又は不
活性ガスを介して第1の基板に形成されたダイアフラム
にて伝達され、これによって、ダイアフラム部と電極部
との間のギャップが変化することになる。
【0014】このように、二重ダイアフラム構造とした
ことよって、被測定圧力が直接センサチップに与えられ
ることがなく、従って、例えば、液体内においても使用
することができる。また、サブダイアフラムの厚さを変
更するだけで、動作レンジを変えることができ、仕様変
更が極めて容易である。
【0015】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0016】まず、図1(a)を参照して、本発明が適
用された絶対圧測定用圧力センサについて説明する。
【0017】シリコン基板13aには圧力に応じて変形
するシリコンダイヤフラム11aが形成されるとともに
シリコンダイアフラム12aの下側にはキャビティー部
12aが形成されている。ガラス基板15a上には固定
電極14aが形成され、シリコン基板13aとガラス基
板15aとが接着されてセンサチップ26aが構成され
る。センサチップ26aは台座17a上に接着されてお
り、この台座17aにはリード端子16aが配置されて
いる。そして、リード端子16aと固定電極14aとは
リードワイヤー18aによって電気的に接続されてい
る。
【0018】センサチップ26aには横穴25aが設け
られ、これによって固定電極34aが外部に引き出され
る。その後、キャビティー部12aとセンサチップ外部
とを隔離するため、横穴25aは封止剤22aによって
封止される。そして、台座17a上にはキャップ20a
が配置され、台座17aとキャップ20aとはハーメチ
ックシールによってシールされる。キャップ20aの上
面には穴部が形成され、この穴部は図示のように圧力に
応じて変形するステンレス等の金属製ダイアフラム19
aによって塞がれている。そして、台座17aとキャッ
プ部20aとで規定される空間にはシリコンオイル等の
液体又は不活性気体(以下封入剤という)が封入されて
いる。
【0019】上述の圧力センサでは金属製ダイアフラム
19aに圧力がくわわると、この印加圧力は封入剤を介
してシリコンダイアフラム11aに伝えられ、これによ
って、シリコンダイアフラム11aと固定電極14aと
の間のギャップが変化することになり、前述のように静
電容量が変化することになる。
【0020】図1(b)に示す圧力センサはケージ圧用
圧力センサであり、図1(a)に示す圧力センサと異な
る点は、台座17bに大気導入用貫通孔24b及び23
bが形成されている点である。図1(b)においては図
1(a)と同一の構成要素については参照番号中のアル
ファベットaをbに変えて参照番号を示す。なお、図1
(b)に示す圧力センサの動作は図1(a)に示す圧力
センサとほぼ同様であるので、ここでは説明を省略す
る。
【0021】本発明による静電容量型圧力センサでは、
キャップ部に金属製ダイアフラムを設けて、つまり、シ
リコンダイアフラムの他に金属製ダイアフラムを備える
二重ダイアフラム構造としてしかも台座とキャップ部と
で規定される空間にシリコンオイル等の液体又は不活性
ガス(封止剤)を封止しているから、被測定圧力が直接
センサチップに与えられることがなく、被測定圧力は封
止剤を介してセンサチップに伝えられる。その結果、例
えば、液体内の圧力を測定する際にも使用することがで
きる。
【0022】加えて、金属製ダイアフラムの厚さを変更
するのみで、動作レンジを変更することができる。つま
り、センサチップ自体の設計変更及び作製工程変更を伴
うこと無く同一のセンサチップを用いて種々の動作レン
ジを有する圧力センサを作製することができる。また、
センサチップ及びリードワイヤー等は外界に一切触れる
ことがないから、耐環境に優れ長期に安定して圧力検出
を行うことができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では二重ダ
イアフラム構造を用いているから、液体中等においても
使用でき、しかも筐体の一部分に形成されたダイアフラ
ムの厚さを変えるだけで、つまり、センサチップ自体に
は変更を施すことなく、動作レンジを変更することがで
き、耐環境性及び長期安定性を向上させることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明による絶対圧用静電容量型圧力
センサの一実施例を示す図である。(b)は本発明によ
るケージ圧用静電容量型圧力センサの一実施例を示す図
である。
【図2】(a)は従来の絶対圧用静電容量型圧力センサ
を示す図である。(b)は従来のケージ圧用静電容量型
圧力センサを示す図である。
【符号の説明】
11a,11b シリコンダイヤフラム 12a,12b キャビティー部 13a,13b シリコン基板 14a,14b 固定電極 15a,15b ガラス基板 16a,16b リード端子 17a,17b 台座 18a,18b リードワイヤー 19a,19b 金属製ダイアフラム 20a,20b キャップ部 21a,21b 液体又は不活性ガス 22a,22b 封止剤 23b,24b 大気導入穴 25a,25b 横穴 26a,26b センサチップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極部が形成された第1の基板と、圧力
    に応じて変形するダイアフラム部が形成された第2の基
    板とを有し前記ダイアフラム部と前記電極部とがギャッ
    プをおいて互いに対向する関係となるように前記第1及
    び前記第2の基板とが接合されたセンサチップを備え、
    前記ダイアフラム部に加わる圧力に応じて前記ギャップ
    幅を変化させて該ギャップ幅の変化による前記ダイアフ
    ラム部と前記電極部との間の静電容量の変化によって前
    記圧力を検出するようにした静電容量型圧力センサにお
    いて、前記センサチップは封止筐体内配置され、該筐体
    の一部は圧力に応じて変形するサブダイアフラム部で構
    成されており、前記筐体内には非腐食性液体又は不活性
    ガスが充填されていることを特徴とする静電容量型圧力
    センサ。
JP29563292A 1992-11-05 1992-11-05 静電容量型圧力センサ Pending JPH06148016A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102967409A (zh) * 2012-12-03 2013-03-13 东南大学 一种无线无源电容式气压传感器
CN103575453A (zh) * 2012-07-31 2014-02-12 飞思卡尔半导体公司 成型封装中的电容压力传感器
CN109990942A (zh) * 2019-04-30 2019-07-09 芜湖天波光电技术研究院有限公司 一种高压共轨压力传感器

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010919