JPH06139438A - Idメダル - Google Patents

Idメダル

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JPH06139438A
JPH06139438A JP29287692A JP29287692A JPH06139438A JP H06139438 A JPH06139438 A JP H06139438A JP 29287692 A JP29287692 A JP 29287692A JP 29287692 A JP29287692 A JP 29287692A JP H06139438 A JPH06139438 A JP H06139438A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】不正使用メダルを視覚的に判別できる以外に、
使用機器に投入した場合に簡単な自動検出手段により正
規のものであるか否かを正確に識別できるIDコードを
備えたIDメダルを提供する。 【構成】偏平な円板形状となったメダル本体の少なくと
も一面に、外周円に対しそれぞれ同心円であって且つ径
が各々異なる複数個の環状凸部を、これの数および相互
の間隔の相違で固有のIDコードを形成する配置に形成
する。従って、メダル使用機器のガイド通路におけるメ
ダルの中心の通過軌跡線上に光学自動検出手段を設置す
れば、メダルが転動または摺動の如何なる状態で通過し
ても各環状凸部の数および各々の間隔を正確に検出して
IDコードを判読できる。また、各環状凸部の未形成部
分または該環状凸部の一部に、視覚的に判別できる固有
の識別マークを設ける。従って、良識的な使用者により
使用前に不正メダルを選別できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばパチンコ・スロ
ットマシーンやアレンジゲーム等の遊戯機器におけるゲ
ーム用、駐車場等の所定の時間帯におけるゲート開閉用
や交通券用、或いは社内や園内等の特定区域のみで流通
可能な疑似硬貨用として使用できるIDメダルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、斯かる用途に用いられるものとし
て特殊メダルが存在する。例えば、パチンコ店では、直
径が25mmで厚みが1.6mmの金属製円板の遊戯用
メダルが使用されており、このメダルを支払い金額に相
当する数だけ借り出し、当該メダルを投入することで遊
戯機器の作動が可能となり、遊戯後に残ったメダル数に
応じた景品と交換できるようになっている。このメダル
は、何れのパチンコ店の遊戯機器で使用するものにおい
ても前述のような形状サイズに一定に決められている。
従って、メダルには、各店固有のマーク等を膨出状に一
体形成して他店のものと識別できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前述のよう
に何れのパチンコ店で使用されるメダルもその形状サイ
ズが一定に決められているため、他店のメダルを投入し
ても遊戯機器が正常に作動するとともに、残ったメダル
を景品と交換するためのメダルのカウント機器も計数す
べきメダル中に混入している他店のメダルをもカウント
してしまう。また、遊戯中やカウント中において店員が
メダルの識別マークにより他店のメダルを目視で見つけ
出すのは殆ど不可能である。更に、開店前や閉店後に他
店のメダルを選び出すことも、目視で判別する以外に手
段がないことと、メダルの数が多いこととにより到底無
理である。そのため、他店に支払われたメダルの貸出料
金をも負担することになるので、他店のメダルが大量に
または頻繁に持ち込まれた場合には、損害が増大して経
営が困難になる事態を招来する。
【0004】そこで本発明は、不正使用メダルを視覚的
に判別できる以外に、遊戯機器等に投入した場合に簡単
な自動検出手段により正規のものであるか否かを正確に
識別できるIDコードを備えたIDメダルを提供するこ
とを技術的課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した課題を
達成するための技術的手段として、IDメダルを次のよ
うに構成した。即ち、偏平な円板形状となったメダル本
体の少なくとも一方側の面に、外周円に対しそれぞれ同
心円であって且つ径が各々異なる複数個の環状凸部を、
これの数および相互の間隔の相違で固有のIDコードを
形成する配置に形成し、この各環状凸部の一部または該
環状凸部の未形成部分に、視覚的に判別できる固有の識
別マークを設けたことを特徴として構成されている。
【0006】また、前記各環状凸部のうちの最大径の特
定の該環状凸部を、これの前記メダル本体の表面からの
膨出高さを他の該各環状凸部よりも大きく形成し、前記
特定の環状凸部を除く該各環状凸部により前記IDコー
ドを形成してもよい。
【0007】更に、前記各環状凸部の幅を、隣接する各
2個の該環状凸部の各間にそれぞれ形設される環状溝部
の幅よりも小さく形成するのが好ましい。更にまた、前
記各環状凸部の各々の側周面部分を、一定の傾斜角度を
有する光反射面に形成することもできる。
【0008】そして、前記各環状凸部を、各々の幅を複
種類に相違させて固有のIDコードを形成するよう配置
して形成することもできる。
【0009】
【作用】固有の識別マークにより不正使用メダルである
か否かを視覚的に判別できる以外に、メダルを使用する
機器のメダルの通路におけるメダルの中心の通過軌跡線
上の任意の位置に、投光した光のメダルによる反射光量
から環状凸部を検出する光学的検出手段を配置しておけ
ば、メダルが転動または摺動等の如何なる状態で通路内
を移動しても、各環状凸部がそれぞれ同心円に配設され
ているので、各環状凸部の数および各環状凸部の各々の
間隔を正確に検出することができ、この検出信号により
判読するメダル固有のIDコードから不正使用メダルを
自動的に選別することができる。
【0010】また、各環状凸部のうちの最大径の特定の
環状凸部のメダル本体の表面からの膨出高さを他の該各
環状凸部よりも大きく形成し、特定の環状凸部を除く各
環状凸部によりIDコードを形成するようにすれば、各
環状凸部に対し最初と最後にそれぞれ検出する特定の環
状凸部による信号レベルの大きな信号を、読み取り開始
コードおよび読み取り終了コードとして利用できるの
で、IDコードの読み取り精度が向上する。その他に、
メダルが使用機器に投入されてガイド通路内を移動する
時に、メダルの各環状凸部の形成面におけるガイド通路
のガイド壁に摺動する部分は、特定の環状凸部の端面の
みとなり、IDコードを形成するための各環状凸部の損
傷や磨耗を長期にわたり防止することができる。
【0011】更に、各環状凸部の幅を、隣接する各2個
の該環状凸部の各間にそれぞれ形設される環状溝部の幅
よりも小さく形成すれば、環状凸部の端面に先端が尖鋭
な物体で切削して環状溝部を形成する等によるIDコー
ドの偽造を防止できるとともに、環状溝部の幅が広いこ
とにより、メダルをプレス加工により製作する時のプレ
ス金型における環状溝部を形成するための突出部の幅を
広くでき、突出部の変形等が軽減してプレス金型の長寿
命化を図ることができる。
【0012】更にまた、各環状凸部の各々の側面部分
を、一定の傾斜角度を有する光反射面に形成するように
すれば、遊戯機器用メダルのように、厚みを比較的薄く
規定されて環状凸部のメダル本体からの膨出高さを大き
くできないものにおいて、光学検出手段を、斜めから投
光してメダルの厚み方向側で受光するよう構成でき、環
状凸部の反射面積が比較的広い光反射面からの反射光を
受光して確実に環状凸部を検出できる。
【0013】そして、各環状凸部を、各々の幅を複種類
に相違させて固有のIDコードを形成するよう配置して
形成すれば、IDコードの種類を増やすことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照しながら詳細に説明する。図1(a),(b)は本
発明の第1の実施例の平面図および(a)のA−A線断
面図をそれぞれ示す。金属または合成樹脂等により偏平
な円板形状となったメダル本体(1)の両面に、外周円
に対しそれぞれ同心円であって且つ径が各々異なる4個
の環状凸部(2)〜(5)が面対称にそれぞれ形成され
ている。この実施例では、各環状凸部(2)〜(5)を
それぞれ同一間隔で配設した場合を例示してあるが、こ
の環状凸部(2)〜(5)の数および相互の間隔を変え
て配置することにより固有のIDコードが形成される。
そして、メダル本体(1)の中心部分に、視覚的に判別
できる既存のものと同様の固有の識別マーク(6)が設
けられている。このメダルは、メダル本体(1)に各環
状凸部(2)〜(5)による固有のIDコードが一体形
成されているので、識別マーク(6)は、膨出状に一体
形成する以外に、例えばシールを貼着する手段等により
設けてもよい。また、各環状凸部(2)〜(5)の幅
(d)を、隣接する各2個の環状凸部(2)〜(5)の
各間にそれぞれ形設される環状溝部(7)の幅(D)よ
りも小さく形成されている。
【0015】このメダルは、遊戯機器等の適応機器の投
入口に挿入すると、例えば後述の図4に示すように断面
コ字状の一対のガイドレール(13)を図1(a)にも
2点鎖線で示すようにメダルの直径と略同一の間隔で平
行に対面させて構成したガイド通路内を通過するのであ
るが、投光した光のメダルによる反射光量から環状凸部
(2)〜(5)を検出する光学的検出手段(図示せず)
を、図1(a)に1点鎖線で示すようにガイド通路にお
けるメダルの中心の通過軌跡線上の任意の位置に向けて
配置しておけば、メダルが転動または摺動等の如何なる
状態でガイド通路内を移動しても、各環状凸部(2)〜
(5)がそれぞれ同心円に配設されているので、各環状
凸部(2)〜(5)の数および各環状凸部(2)〜
(5)の各々の間隔つまり環状溝部(7)の幅を正確に
検出することができ、この検出信号からメダル固有のI
Dコードを判別することができる。また、このメダル
は、視覚的に判別できる識別マーク(6)をも備えてい
るので、良識的な使用者により使用前に目視で判別され
て選別される利点もある。尚、この実施例では、各環状
凸部(2)〜(5)がメダル本体(1)の両面に面対称
に形成されているので、光学的検出手段をガイド通路の
一方側に配設するのみでメダルを投入する時の方向性が
無くなる。
【0016】また、前記メダルは、識別マーク(5)を
メダル本体(1)の中心部分に設けて各環状凸部(2)
〜(5)を外周寄り部分に形成したので、各環状凸部
(2)〜(5)の半径をより大きくできることから曲率
(曲率半径の逆数)が小さくなり、光反射面積が大きく
なって光学的検出手段の受光量が増えるとともに、光反
射角が小さくなるので光学的検出手段の読み取りポイン
トがメダルの直径線上から僅かにずれても殆ど影響を受
けない利点がある。尚、識別マーク(5)は、視覚的に
判別できればよいので、前述の中心部分に限らず、外周
部分や環状凸部(2)〜(5)自体の一部に印刷手段等
により施してもよい。
【0017】図2は本発明の第2の実施例における中心
を通る線で切断した断面図を示し、前記第1の実施例と
相違する点は、メダル本体(8)の一面にのみ環状凸部
(9)〜(12)を形成するとともに、各環状凸部
(9)〜(12)のうちの最大径つまり最外周側の特定
の環状凸部(9)のメダル本体(8)の表面からの膨出
高さを他の各環状凸部(10)〜(12)よりも大きく
形成し、この各環状凸部(10)〜(12)によりID
コードを形成するようにした構成のみである。
【0018】このメダルの各環状凸部(9)〜(12)
の光学的検出手段による検出信号を示した図3におい
て、各環状凸部(9)〜(12)に対し最初と最後にそ
れぞれ検出する特定の環状凸部(9)の検出信号(S
1),(S3)は、メダル本体(8)の表面からの膨出
高さが大きいことに伴い光反射面も大きくなって信号レ
ベルが高くなるため、他の信号と識別できるので、、こ
の検出信号(S1),(S3)を、それぞれ読み取り開
始コードおよび読み取り終了コードとして利用する。従
って、他の各環状凸部(10)〜(12)の検出信号
(S2)によるIDコードの読み取り精度が格段に向上
する。
【0019】また、図4に示すように、メダルが断面コ
字状の一対のガイドレール(13)を対面して構成され
たガイド通路内を移動する時に、メダルの各環状凸部
(9)〜(12)の形成面におけるガイド通路のガイド
レール(13)の内壁面に摺動する部分は、特定の環状
凸部(9)の端面のみであり、IDコードを形成するた
めの各環状凸部(10)〜(12)の損傷や磨耗を長期
にわたり防止することができる。また、メダル本体
(8)の一面のみに環状凸部(9)〜(12)を形成す
る簡素化した形状であるが、同図に示すように、ガイド
通路の両側に光学的検出手段(14)を対設すれば、メ
ダルを投入する際の方向性が無くなる。
【0020】図5は本発明の第3の実施例における中心
を通る線で切断した断面図を示し、同図において前記第
2の実施例と同等のものには同一の符号を付してあり、
相違する点は、IDコードを形成するするための各環状
凸部(15)〜(17)を、各々の幅(d1)〜(d
3)がそれぞれ互いに相違する形状とした構成のみであ
る。
【0021】従って、IDコードを形成するするための
各環状凸部(15)〜(17)の数と、各環状凸部(1
5)〜(17)相互の間隔である環状溝部(7)の幅
と、各環状凸部(15)〜(17)の各々の幅(d1)
〜(d3)との3種類の要素により固有のIDコードを
形成できるので、IDコードの種類を大幅に増やすこと
ができる。
【0022】また、前述の第1乃至第3の何れの実施例
においても、図1(b)、図2および図5にそれぞれ明
示したように、各環状凸部(2)〜(5)、(9)〜
(12)、(15)〜(17)の幅(d),(d1)〜
(d3)を、環状溝部(7)の幅(D)よりも小さく形
成していることにより、以下のような効果を奏する。も
し仮に、図6(a)に示すように環状凸部(T)の幅が
環状溝部(M)の幅よりも大きな形状に形成すると、こ
のメダルをプレス加工により製作するためのプレス金型
(K)は、環状溝部(M)を形成するための突出部
(R)の幅が小さい形状となり、加工時に突出部(R)
に屈曲や折曲の変形が生じてプレス金型(K)の寿命が
短くなる問題が生じる。これに対し前記第1乃至第3の
各実施例のような形状にすると、環状溝部(7)の幅が
比較的大きいことによりプレス金型が幅の大きい突出部
を有する形状となって前記問題は生じない。また、環状
凸部(T)の幅が大きいと、図6(b)に示すように、
先端が尖鋭な刃物等の部材(H)で環状凸部(T)の端
面を幅の小さい二つの環状突部に分離するよう切削さ
れ、IDコードを偽造される恐れがある。これに対し本
発明では、各環状凸部(2)〜(5)、(9)〜(1
2)、(15)〜(17)の幅(d),(d1)〜(d
3)が小さいため、切削によりIDコードを偽造するこ
とは不可能である。
【0023】図7(a)〜(c)は何れも本発明の第4
の実施例における種々の変形例を示す。何れも各環状凸
部(18)〜(20)の各々の側面部分に、一定の傾斜
角度を有する光反射面(18a)〜(20a)が形成さ
れている。この各光反射面(18a)〜(20a)は、
所定角度から投光された光をメダルの両面に対し直交方
向つまり厚み方向に反射する角度に形成されている。
【0024】遊戯機器用メダルのように厚みを比較的薄
く規定されたものにおいては、環状凸部のメダル本体か
らの膨出高さを大きくできないので、環状凸部と環状溝
部との凹凸の差が小さくなるために、この環状凸部の形
成面に、該形成面に対し直交方向から投光すると、環状
凸部から反射光だけでなく環状溝部からの反射光をも受
光してしまうと共に、その両反射光の光量の差も小さい
ために環状凸部の検出が困難となる。そこで、前述のよ
うに、各環状凸部(18)〜(20)の各々の側面部分
に光反射面(18a)〜(20a)を設け、この光反射
面(18a)〜(20a)に対しメダルの両面に対し直
交方向に光反射する斜め角度で投光することにより、光
反射面(18a)〜(20a)からの反射光のみを受光
でき、且つ光反射面積を大きく設定できるので、環状凸
部(18)〜(20)の検出精度が格段に向上して正確
に検出できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明のIDメダルによる
と、偏平な円板形状となったメダル本体の少なくとも一
方側の面に、外周円に対しそれぞれ同心円であって且つ
径が各々異なる複数個の環状凸部を、これの数および相
互の間隔の相違で固有のIDコードを形成する配置に形
成したので、メダルを使用する機器のメダルのガイド通
路におけるメダルの中心の通過軌跡線上の任意の位置に
光学的検出手段を配置しておけば、メダルが転動または
摺動等の如何なる状態で通路内を移動しても、各環状凸
部がそれぞれ同心円に配設されているので、簡単な検出
手段により各環状凸部の数および各環状凸部の各々の間
隔を正確に検出してメダル固有のIDコードを確実に判
別することができ、不正使用メダルを自動的に選別でき
る。しかも、視覚的に判別できる固有の識別マークを設
けたので、良識的な使用者により使用前に不正メダルを
選別される利点もある。
【0026】また、各環状凸部のうちの最大径の特定の
環状凸部のメダル本体の表面からの膨出高さを他の該各
環状凸部よりも大きく形成し、特定の環状凸部を除く各
環状凸部によりIDコードを形成するようにすれば、特
定の環状凸部による信号レベルの大きな信号を読み取り
開始コードおよび読み取り終了コードとして利用でき、
IDコードの読み取り精度が向上する。しかも、特定の
環状凸部により内方のIDコードを形成するための各環
状凸部を損傷や磨耗を防止するよう保護できる利点があ
る。
【0027】更に、各環状凸部の幅を、隣接する各2個
の該環状凸部の各間にそれぞれ形設される環状溝部の幅
よりも小さく形成すれば、環状凸部の切削する等による
IDコードの偽造を防止できるとともに、プレス金型
を、これの突出部の幅が大きい形状として長寿命化を図
ることができる。
【0028】更にまた、各環状凸部の各々の側面部分
を、一定の傾斜角度を有する光反射面に形成するように
すれば、遊戯機器用メダルのように厚みが薄く規定され
て環状凸部のメダル本体からの膨出高さを大きくできな
いものにおいて、光学的検出手段を環状凸部の光反射面
からの反射光のみを受光できるよう構成できるともに、
光反射面積を比較的広く設定でのるので、環状凸部の検
出精度を格段に高めることかできる。
【0029】そして、各環状凸部を、各々の幅が互いに
異なるよう形成すれば、IDコードの種類を大幅に増や
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はそれぞれ本発明の一実施例の
平面図および(a)のA−A線断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例の中心を通る線で切断し
た断面図である。
【図3】同上のメダルにおける各環状凸部の光学検出手
段による検出信号の波形図である。
【図4】同上、光学検出手段での検出状態における縦断
面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の中心を通る線で切断し
た断面図である。
【図6】(a),(b)は何れも第1乃至第3の各実施
例における特徴を説明するための図である。
【図7】(a)〜(c)は何れも本発明の第4の実施例
における変形例の要部断面図である。
【符号の説明】
1,8 メダル本体 2〜5,10〜12,15〜17,18〜20 環状凸
部 6 識別マーク 7 環状溝部 9 特定の環状凸部 18a〜20a 光反射面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏平な円板形状となったメダル本体の少
    なくとも一方側の面に、外周円に対しそれぞれ同心円で
    あって且つ径が各々異なる複数個の環状凸部を、これの
    数および相互の間隔の相違で固有のIDコードを形成す
    る配置に形成し、この各環状凸部の一部または該環状凸
    部の未形成部分に、視覚的に判別できる固有の識別マー
    クを設けたことを特徴とするIDメダル。
  2. 【請求項2】 前記各環状凸部のうちの最大径の特定の
    該環状凸部を、これの前記メダル本体の表面からの膨出
    高さを他の該各環状凸部よりも大きく形成し、前記特定
    の環状凸部を除く該各環状凸部により前記IDコードを
    形成したことを特徴とする「請求項1」に記載のIDメ
    ダル。
  3. 【請求項3】 前記各環状凸部の幅を、隣接する各2個
    の該環状凸部の各間にそれぞれ形設される環状溝部の幅
    よりも小さく形成したことを特徴とする「請求項1」ま
    たは「請求項2」に記載のIDメダル。
  4. 【請求項4】 前記各環状凸部の各々の側周面部分を、
    一定の傾斜角度を有する光反射面に形成したことを特徴
    とする「請求項1」乃至「請求項3」の何れかに記載の
    IDメダル。
  5. 【請求項5】 前記各環状凸部を、各々の幅を複種類に
    相違させて固有のIDコードを形成するよう配置して形
    成したことを特徴とする「請求項1」乃至「請求項4」
    の何れかに記載のIDメダル。
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