JPH06134644A - ワーク交換装置を備えた工作機械 - Google Patents

ワーク交換装置を備えた工作機械

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JPH06134644A
JPH06134644A JP28738992A JP28738992A JPH06134644A JP H06134644 A JPH06134644 A JP H06134644A JP 28738992 A JP28738992 A JP 28738992A JP 28738992 A JP28738992 A JP 28738992A JP H06134644 A JPH06134644 A JP H06134644A
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JP
Japan
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work
axis
axis direction
hand
machine tool
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JP28738992A
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Toshiyuki Tamasaki
利行 玉崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークハンド機構を支持するワークハンド支
持体を揺動することによって、直線送り機構のストロー
クを圧縮して、工作機械の小型化が可能なワーク交換装
置を備えた工作機械を実現すること。 【構成】 工作機械1のワーク交換装置10において、
Z軸方向のストロークとしては、ストロークZ1 に相当
する長さが必要であるが、YZ面方向揺動機構30が揺
動してハンド支持体41をX軸と平行な軸線回りに揺動
すると、ワークハンド機構40の位置は、実質的にはス
トロークZ2 に相当するZ軸方向の直線送り移動を行っ
たことになって、実際に要求されるZ軸方向送り機構6
0のストロークはストロークZ3 になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工作機械の主軸側のワ
ークチャッキング機構にワークをローディングまたはア
ンローディングするワーク交換装置を備えた工作機械に
関し、とくに、そのワークハンド機構に対する移動機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、NC旋盤などの工作機械のな
かには、その主軸側のワークチャッキング機構に対し
て、未加工のワークをローディングする機構または加工
済みのワークをアンローディングする機構も一体に装備
されたものがある。たとえば、図5に示すローディング
機構を備えた工作機械を例に説明すると、工作機械にお
いては、各機構系などのレイアウト上の制約から、主軸
102の側のワークチャッキング機構103から少なく
ともZ軸方向に離間した位置でワークが供給される構造
になっていることが多い。従って、工作機械のローディ
ング機構には、少なくとも、ワークハンド機構104を
Y軸方向に直線送り動作するY軸方向送り機構105
と、ワークハンド機構104をZ軸方向に直線送り動作
するZ軸方向送り機構106とを設けてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、工作機械に設
けられる直線送り機構としては、ボールねじ,ラック・
ピニオンまたはシリンダなどを利用した直線送り機構な
どがあるが、いずれの直線送り機構を採用しても、ワー
クの供給位置とワークチャッキング機構103との離間
距離に対応して、Z軸方向に対するストロークZ0 に相
当する空間Vを工作機械の上方においてZ軸方向送り機
構106のねじやラックなどが占有してしまうため、工
作機械の小型化に限界があるという問題点がある。
【0004】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
ワークハンド機構を支持するワークハンド支持体を揺動
することによって、直線送り機構のストロークを圧縮し
て、工作機械の小型化が可能なワーク交換装置を備えた
工作機械を実現することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係るワーク交換装置を備えた工作機械にお
いて講じた手段を、図1に示す工作機械を例に以下に説
明する。本発明に係る工作機械1においては、互いに直
交するX軸,Y軸およびZ軸のうち、Y軸方向に工作機
械1の主軸2の回転軸線Lがあるとしたときに、主軸2
の側のワークチャッキング機構3とこのワークチャッキ
ング機構3から少なくともZ軸方向に離間した位置との
間でのワークのローディングまたはアンローディングを
行うワーク交換装置10に対して、少なくとも、Y軸方
向送り機構20によってY軸方向、すなわち、Y軸と平
行な軸線に沿って直線送り動作される移動体30と、こ
の移動体30の側に設けられてワークハンド機構40を
支持するハンド支持体41の側をX軸に平行な回転軸線
回りに揺動して、ハンド支持体41をZ軸方向に向けた
姿勢とY軸方向に向けた姿勢とに切り換えるYZ面方向
揺動機構50と、このYZ面方向揺動機構50を介して
移動体30の側に設けられ、YZ面方向揺動機構30が
ハンド支持体41をZ軸方向に向けたときにハンド支持
体41をZ軸方向に直線送り動作可能なZ軸方向送り機
構60とを設けることである。
【0006】ここで、ワークチャッキング機構3からX
軸方向,Y軸方向およびZ軸方向のいずれの方向に対し
ても、ワークの供給位置またはワークの排出位置がずれ
ている場合でも、直線送り動作機構のストロークを圧縮
しながらワークのローディングまたはアンローディング
が可能なように、移動体30をX軸方向に直線送り動作
が可能なX軸方向送り機構70と、移動体30の側に設
けられてYZ面方向揺動機構60がハンド支持体41を
Y軸方向に向けたときにハンド支持体41およびYZ面
方向揺動機構50をZ軸と平行な回転軸線回りに揺動可
能なXY面方向揺動機構80とを設けることが好まし
い。
【0007】
【作用】本発明に係るワーク交換装置を備えた工作機械
の作用を、図1に示す工作機械1において、ワークチャ
ッキング機構3からZ軸方向に対して離間した位置から
ワークをワークチャッキング機構3にローディングする
場合を例に説明する。ここで、YZ面方向揺動機構50
は、ハンド支持体41をY軸方向に向けた姿勢にあっ
て、ワークハンド機構40(ローディング用ワークハン
ド機構401)が未加工のワークを保持しているものと
する。まず、YZ面方向揺動機構50が揺動して、ハン
ド支持体41をZ軸方向に向けると、Z軸方向送り機構
60が動作して、ワークハンド機構40を矢印−Zの方
向に直線送り動作し、ワークを主軸2の回転軸線L上に
直接またはワークのアンローディング動作を行った後に
位置させる。しかる後に、Y軸方向送り機構20がワー
クハンド機構40を−Y方向に直線送り動作すると、ワ
ークがチャッキング機構3に保持される。ここで、Z軸
方向のストロークとしては、ストロークZ1 に相当する
長さが必要であるが、YZ面方向揺動機構30が揺動し
てハンド支持体41をX軸と平行な軸線回りに揺動する
と、ワークハンド機構40の位置は、実質的にはZ軸方
向のストロークZ2 に相当する直線送り移動を行ったこ
とになって、Z軸方向送り機構60に実際に要求される
ストロークはストロークZ3 で充分であり、短くて済
む。従って、ワーク交換装置10が工作機械1において
示す空間が圧縮されるので、工作機械1を小型化でき
る。
【0008】
【実施例】つぎに、添付図面に基づいて、本発明の実施
例に係るワーク交換装置を備えた工作機械について説明
する。
【0009】図1は、本例の工作機械に搭載されたワー
ク交換装置の構成を示す概略構成図であって、互いに直
交するX軸,Y軸およびZ軸のうち、Y軸方向に工作機
械の主軸の回転軸線LがあるとしたときにおけるX軸方
向からの側面図であり、図2は、このワーク交換装置に
おいて、ハンド支持体がY軸方向に向いた状態を示す工
作機械の正面図、図3は、このワーク交換装置におい
て、ハンド支持体がZ軸方向に向いた状態を示す工作機
械の正面図、図4は、このワーク交換装置において、ハ
ンド支持体がX軸方向に向いた状態を示す工作機械の正
面図である。
【0010】これらの図において、互いに直交するX
軸,Y軸およびZ軸のうち、Y軸方向においては、主軸
2の側のワークチャキング機構3の開口側が向く方向、
すなわち、図1に向かって右側を+Y、主軸2の基端
側、すなわち、図1に向かって左側を−Yにしてある。
これに対して、Y軸に対して垂直なX軸およびZ軸のう
ち、工作機械1の垂直方向をZ軸としてあり、このZ軸
方向において、工作機械1の上方、すなわち、図1に向
かって上の方向を+Z、工作機械1の下方、すなわち、
図1に向かって下の方向を−Zにしてある。また、工作
機械1の水平方向をX軸としてあり、このX軸方向にお
いて、工作機械1の左方、すなわち、図2に向かって左
の方向を−X、工作機械1の右方、すなわち、図2に向
かって右の方向を+Xにしてある。なお、本例の工作機
械1では、ワーク交換装置10が主軸2の上方かつ基端
側の位置しており、また、−Xの方向には、パレット式
の未加工ワークの供給部(図示せず。)がある一方、+
Xの方向には、図4に示すように、ワーク交換装置10
によってアンローディングされたワークを受け取って、
次の工程に向けて排出するためのワーク排出機構90の
側のワークハンド機構91がX軸上を接近してくるよう
になっている。ここで、ワーク供給部と、ワークチャッ
キング機構3との位置関係は、互いにX軸方向,Y軸方
向およびZ軸方向のいずれの方向に対しても離間した位
置にあるため、ワーク交換装置10は、3次元的にワー
クの搬送動作を行う。
【0011】本例のワーク交換装置10は、サーボモー
タおよびラック・ピニオンを備えるY軸方向送り機構2
0によってY軸方向(矢印+Yの方向および矢印−Yの
方向)に直線送り動作される移動体30を有し、この移
動体30の側には、X軸方向に並列配置されたローディ
ング用ワークハンド401およびアンローディング用ワ
ークハンド402を備えるワークハンド機構40を先端
側に有するハンド支持体41の側を、X軸に平行な回転
軸線回りに(本例においてはX軸回りに)、矢印+Aの
方向に揺動してハンド支持体41をZ軸方向に向けた姿
勢(図1において点線で示す。)と矢印−Aの方向に揺
動してY軸方向に向けた姿勢(図1において実線で示
す。)とにエアーシリンダ51による駆動で切り換える
YZ面方向揺動機構50が設けられている。このYZ面
方向揺動機構50を介して、移動体30の側に対して
は、YZ面方向揺動機構50がハンド支持体41をZ軸
方向に向けたときにハンド支持体41をZ軸方向(矢印
−Zの方向および矢印+Zの方向)に直線送り動作可能
なエアーシリンダを備えるZ軸方向送り機構60を有す
る。なお、Z軸方向送り機構60の動作を、YZ面方向
揺動機構50がハンド支持体41をY軸方向に向けたと
きの姿勢で示すと、図1において、矢印−Z* の方向お
よび矢印+Z* の方向として表される。
【0012】また、本例のワーク交換装置10は、移動
体30の側をX軸方向に直線送り動作が可能なサーボモ
ータおよびボールねじを備えたX軸方向送り機構70
と、移動体30の側に設けられてYZ面方向揺動機構5
0がハンド支持体41をY軸方向に向けたときにハンド
支持体41およびYZ面方向揺動機構50をZ軸と平行
な回転軸線回りに(本例においてはZ軸回りに)、矢印
+Bまたは矢印−Bの方向に揺動可能なXY面方向揺動
機構80とを有し、X軸方向送り機構70は、未加工の
ワークをワーク供給部から受け取りにいくときに移動体
30に対して矢印−Xの方向に直線送り動作する一方、
加工済みのワークを排出しにいくときには、移動体30
に対して矢印−Xの方向に直線送り動作可能である。ま
た、X軸方向送り機構70は、後述するとおり、ローデ
ィング用ワークハンド401またはアンローディング用
ワークハンド402を用いてワークをローディングする
ときおよびアンローディングするときに、ローディング
用ワークハンド401またはアンローディング用ワーク
ハンド402をワークチャッキング機構3に対峙させる
ときにも、移動体30に対して矢印+Xの方向または矢
印−Xの方向に直線送り動作する。なお、いずれの直線
送り機構および揺動機構についても、周知の機構のもの
を採用しているので、それらの詳細な説明および図示は
省略する。
【0013】このような構成のワーク交換装置10にお
いて、各機構の動作手順は、そのNC制御部(図示せ
ず。)のCPUに予め格納されているプログラムに基づ
いて行われ、その動作の一例を図1において実線で示さ
れている状態から説明する。
【0014】ここで、図1および図2に示す状態におい
ては、先にワークチャッキング機構3にローディングさ
れたワークに対する加工が終了した状態にあって、ワー
クハンド機構40のうち、ローディング用ワークハンド
401には、これからローディングされる未加工のワー
クが保持されている一方、アンローディング用ワークハ
ンド402は、すでに加工済みワークを次の工程に向け
て排出するためのワーク排出機構90のワークハンド機
構91に渡した後であるため、ブランク状態にある。
【0015】この状態から、つぎに加工すべきワークを
ローディングするには、まず、YZ面方向揺動機構30
がハンド支持体41をY軸方向に向けた状態から矢印+
Aの方向にZ軸方向送り機構60およびハンド支持体4
1を揺動して、図1に点線で示し、図3に実線で示すよ
うに、ハンド支持体41をZ軸方向に向ける。
【0016】つぎに、Z軸方向送り機構60が動作し
て、ワークハンド支持体41を矢印−Zの方向に直線送
り動作し、図1に一点鎖線で示すとともに、図3に点線
で示すように、アンローディング用ワークハンド402
を主軸2の回転軸線L上にまで移動させる。
【0017】つぎに、Y軸方向送り機構20は、移動体
30を矢印−Yの方向に直線送り動作して、アンローデ
ィング用ワークハンド402を矢印−Yの方向に移動さ
せ、加工済みワークをアンローディング用ワークハンド
402に保持させた後に、Y軸方向送り機構20が移動
体30を矢印+Yの方向に直線送り動作して、アンロー
ディング用ワークハンド402を矢印+Yの方向に移動
させ、加工済みワークをワークチャッキング機構3から
受け取る。
【0018】つぎに、X軸方向送り機構20は、移動体
30を+X方向に直線送り動作して、ローディング用ワ
ークハンド401をワークチャッキング機構3に対峙さ
せた後に、Y軸方向送り機構20は、移動体30を矢印
−Yの方向に直線送り動作してローディング用ワークハ
ンド401を矢印−Yの方向に移動させ、未加工のワー
クをワークチャッキング機構3に保持させた後に、移動
体30を矢印+Yの方向に直線送り動作してローディン
グ用ワークハンド402を矢印+Yの方向に移動させ、
未加工のワークをワークチャッキング機構3に渡す。
【0019】つぎに、Z軸方向送り機構60が動作し
て、ワークハンド支持体41を+Z方向に直線送り動作
し、ワークハンド機構40を引き上げる。
【0020】しかる後に、YZ面方向揺動機構30は、
矢印−Aの方向にZ軸方向送り機構60およびハンド支
持体41を揺動して、図1および図2に実線で示すよう
に、ハンド支持体41がZ軸方向に向けた状態からY軸
方向に向けた状態に切り換える。この状態では、アンロ
ーディング用ワークハンド402は、加工済みワークを
保持しているのに対して、ローディング用ワークハンド
401は、ブランク状態にある。そして、ワークハンド
機構40が加工領域から退避した状態でワークの加工を
行い、切屑やクーラントでワークハンド機構40などが
汚染されることを防止する。
【0021】この間に、XY面方向揺動機構80は、ハ
ンド支持体41を矢印−Bの方向に揺動し、ハンド支持
体41をY軸方向に向けた状態から、図4に実線で示す
ように、X軸(矢印+Xの方向)の方向に向けた状態に
切り換える。つぎに、Z軸方向送り機構60は、図4に
点線で示す位置までワークチャッキング機構40を矢印
−Z* の方向に直線送り動作して、または、X軸方向送
り機構70が移動体30を図4に点線で示す位置まで矢
印+Xの方向に直線送り動作してワークをワーク排出機
構90のワークハンド機構91に保持させた後に、図4
に実線で示す位置にまでワークチャッキング機構40を
戻す。その結果、アンローディング用ワークハンド40
2に保持されていた加工済みワークは、ワーク排出機構
90のワークハンド機構91に渡される。その後に、X
Y面方向揺動機構80は、ハンド支持体41を矢印+B
の方向に揺動し、図1および図2に実線で示す状態と同
様に、ハンド支持体41をX軸方向に向けた状態からY
軸の方向(矢印+Yの方向)に向けた状態にする。
【0022】つぎに、X軸方向送り機構70は、移動体
30を矢印−Xの方向に直線送り動作し、ワークチャッ
キング機構40を未加工ワーク供給部が設けられている
位置にまで移動させる。ここでは、ワーク供給部たるパ
レットが下方位置にあるため、まず、YZ面方向揺動機
構30は、Z軸方向送り機構60およびハンド支持体4
1を矢印+Aの方向に向けて揺動して、ハンド支持体4
1をY軸方向に向けた状態から、図1に点線で示し、図
3に実線で示す状態と同様に、ハンド支持体41をZ軸
方向に向ける。つぎに、アンローディング用ワークハン
ド402が矢印−Cの方向に回転する一方、ローディン
グ用ワークハンド401が矢印+Cの方向に回転して、
ローディング用ワークハンド401はZ軸の方向(矢印
−Zの方向)に向く。そして、Z軸方向送り機構60
は、図1に一点鎖線で示し、図3に点線で示す状態と同
様な位置にまでワークハンド支持体41を−Z方向に直
線送り動作する。そして、ローディング用ワークハンド
401が未加工ワークを保持した後に、Z軸方向送り機
構60がワークハンド支持体41を+Z方向に直線送り
動作し、ローディング用ワークハンド401が未加工ワ
ークを受け取る。その後に、YZ面方向揺動機構30
は、Z軸方向送り機構60およびハンド支持体41を矢
印−Aの方向に向けて揺動し、ハンド支持体41をZ軸
方向に向けた状態から、図1および図2に実線で示す状
態と同様に、ハンド支持体41をY軸方向に向ける。
【0023】しかる後に、X軸方向送り機構70は、移
動体30を矢印+Xの方向に直線送り動作し、元の位置
にまで復帰させるとともに、アンローディング用ワーク
ハンド402が矢印+Cの方向に回転する一方、ローデ
ィング用ワークハンド401が矢印−Cの方向に回転し
て、図1に示す状態に戻る。
【0024】以上のとおり、本例のワーク交換装置10
を備える工作機械1においては、Z軸方向のストローク
として、ストロークZ1 に相当する長さが必要である
が、YZ面方向揺動機構30が揺動してハンド支持体4
1をX軸回りに揺動すると、ワークハンド機構40の位
置は、実質的にはZ軸方向のストロークZ2 に相当する
移動を行ったことになって、実際に要求されるZ軸方向
送り機構60のストロークはストロークZ3 で充分であ
り、短くて済む。このため、ワーク交換装置10が上方
において占める空間が圧縮されるので、工作機械1を小
型化できる。
【0025】また、移動体30の側をX軸方向に直線送
り動作するX軸方向送り機構70と、Y軸方向に向くハ
ンド支持体41をZ軸回りに揺動するXY面方向揺動機
構80とを有するため、X軸方向,Y軸方向およびZ軸
方向のいずれの方向に対してもワークハンド機構40を
移動させ、向かせることができるので、たとえば、パレ
ット式のワーク供給部にも対応できる。また、X軸方向
において、ワークの受渡しをハンド−ハンド間で行うの
も容易である。また、ワークハンド機構40がローディ
ング用ワークハンド401およびアンローディング用ワ
ークハンド402を有する場合にも、それらの位置の変
更をX軸方向送り機構70で容易に行うことができる。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、本発明に係るワーク交換
装置を備えた工作機械においては、ハンド支持体をX軸
と平行な軸線回りに揺動するYZ面方向揺動機構を設け
たことに特徴を有する。従って、本発明によれば、YZ
面方向揺動機構がX軸と平行な軸線回りにハンド支持体
を揺動すると、ワークハンド機構は、実質的にZ軸方向
に移動した状態になる。従って、YZ面方向揺動機構の
揺動によって移動したZ軸方向の距離に相当する長さに
ついては、Z軸方向送り機構のストロークが短くて済む
ため、サイズの小さな直線送り機構を利用でき、ワーク
交換装置の占める空間が圧縮されるので、工作機械を小
型化できる。
【0027】また、支持体の側をX軸方向に直線送り動
作が可能なX軸方向送り機構と、Y軸方向に向くハンド
支持体をZ軸と平行な回転軸線回りに揺動可能なXY面
方向揺動機構とを有する場合には、X軸方向,Y軸方向
およびZ軸方向のいずれの方向に対してもワークハンド
機構を移動させることができるので、たとえば、パレッ
ト式のワーク供給部にも対応できるとともに、ハンドー
ハンド間でのワークの受渡しも容易になる。また、ワー
クハンド機構がローディング用およびアンローディング
用のワークハンドを有する場合にも、容易に対応するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る工作機械に搭載されたワ
ーク交換装置の構成を示す側面図である。
【図2】図1に示すワーク交換装置において、ハンド支
持体がY軸方向に向いた状態を示す工作機械の正面図で
ある。
【図3】図1に示すワーク交換装置において、ハンド支
持体がZ軸方向に向いた状態を示す工作機械の正面図で
ある。
【図4】図1に示すワーク交換装置において、ハンド支
持体がX軸方向に向いた状態を示す工作機械の正面図で
ある。
【図5】従来の工作機械に搭載されたワーク交換装置の
構成を示す側面図である。
【符号の説明】
1・・・工作機械 2・・・主軸 3・・・ワークチャッキング機構 10・・・ワーク交換装置 20・・・Y軸方向送り機構 30・・・移動体 40・・・ワークハンド機構 41・・・ハンド支持体 50・・・YZ面方向揺動機構 60・・・Z軸方向送り機構 70・・・X軸方向送り機構 80・・・XY面方向揺動機構 401・・・ローディング用ワークハンド 402・・・アンローディング用ワークハンド L・・・主軸の回転軸線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに直交するX軸,Y軸およびZ軸の
    うち、Y軸方向に工作機械の主軸の回転軸線があるとし
    たときに、前記主軸側のワークチャッキング機構とこの
    ワークチャッキング機構から少なくともZ軸方向に離間
    した位置との間でのワークのローディングおよびアンロ
    ーディングのうちの少なくとも一方を行うワーク交換装
    置を備えた工作機械において、少なくとも、Y軸方向送
    り機構によってY軸方向に直線送り動作される移動体
    と、この移動体の側に設けられてワークハンド機構を支
    持するハンド支持体の側をX軸に平行な回転軸線回りに
    揺動して前記ハンド支持体をZ軸方向に向けた姿勢とY
    軸方向に向けた姿勢とに切り換えるYZ面方向揺動機構
    と、このYZ面方向揺動機構を介して前記移動体の側に
    設けられ、前記YZ面方向揺動機構が前記ハンド支持体
    をZ軸方向に向けたときに前記ハンド支持体をZ軸方向
    に直線送り動作可能なZ軸方向送り機構と、を有するこ
    とを特徴とするワーク交換装置を備えた工作機械。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記移動体の側をX
    軸方向に直線送り動作可能なX軸方向送り機構と、前記
    移動体の側に設けられて前記YZ面方向揺動機構が前記
    ハンド支持体をY軸方向に向けたときに前記ハンド支持
    体および前記YZ面方向揺動機構をZ軸と平行な回転軸
    線回りに揺動可能なXY面方向揺動機構と、を有するこ
    とを特徴とするワーク交換装置を備えた工作機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570386B2 (en) 2005-09-15 2009-08-04 Lexmark International, Inc. Systems and methods that compensate for scan path errors in a multi-beam electrophotographic imaging apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7570386B2 (en) 2005-09-15 2009-08-04 Lexmark International, Inc. Systems and methods that compensate for scan path errors in a multi-beam electrophotographic imaging apparatus

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