JPH0613459A - 素子分離方法及び半導体装置 - Google Patents

素子分離方法及び半導体装置

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JPH0613459A
JPH0613459A JP16907992A JP16907992A JPH0613459A JP H0613459 A JPH0613459 A JP H0613459A JP 16907992 A JP16907992 A JP 16907992A JP 16907992 A JP16907992 A JP 16907992A JP H0613459 A JPH0613459 A JP H0613459A
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JP
Japan
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film
side wall
element isolation
forming step
substrate
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Application number
JP16907992A
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English (en)
Inventor
Keita Arai
圭太 新居
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子分離領域の縮小化を図る素子分離方法を
提供する。 【構成】 シリコン酸化膜3が施されたシリコン基板1
上面にパタンニングされたシリコン窒化膜9を形成す
る。その上面にシリコン酸化膜11を堆積させた後、異方
性エッチングを行うことにより素子分離用の側壁13を窒
化膜9の側面に形成する。側壁13に露出部を残しつつ酸
化膜3の露出面にシリコン窒化膜16を形成した後、側壁
13及びその下位の酸化膜3を除去する。以上で、基板1
の上面に従来より幅の小さい開口領域5をもった窒化膜
9、16を形成することが出来る。次に開口部5から基板
1に溝17を形成した後、溝17をBPSGで埋めて素子分
離領域20とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、素子分離方法に関する
ものであり、特にその素子分離領域の縮小化に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造において、半導体基板
に複数の素子を形成した時に個々の素子を独立して制御
できるように初めの工程で素子分離が行われる。素子分
離が施された基板表面では、素子形成予定領域が素子分
離領域で取囲れた配置をとる。素子分離領域形成法とし
ては、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)法が
広くよく知られている。以下にLOCOS法を用いた素
子分離方法について説明する。
【0003】図5AからC及び図6にこの素子分離の工
程を示す為の半導体基板の断面図を示す。図5Aに示す
ように、準備されたP形シリコンウエーハ1を900〜100
0℃で熱酸化し、約0.1μmのシリコン酸化膜23を形成
し、次いでCVD法によりシリコン窒化膜(Si34
25を約0.1μm形成する。
【0004】次に、図5Bに示すように、シリコン窒化
膜25の上面にレジストパタン27を形成する。このレ
ジストパタン27は、素子形成予定領域の位置を確定す
る為のものである。形成されたレジストパタン27をマ
スクとしてシリコン窒化膜25をエッチングする。さら
に、レジストパタン27をマスクとしてボロン(B+
を打込む。なお、ボロンを打込むのは、以下の工程で形
成される素子分離領域による素子分離を確実なものとす
る為である。ここで、レジストパタン27を形成する為
には、写真技術を用いたリソグラフィという技術が用い
られるが、以下にリソグラフィを用いたパタン形成方法
について図7に基づいて説明する。
【0005】図7Aに示すように、基板上面に形成され
た加工すべき材料35の上面にフォトレジストと呼ばれ
る感光材料37を全面に塗布する。次に、図7Bに示す
ようにそのフォトレジスト37の上面に、材料35の除
去したい部分をぬいた遮光パタン39が描かれたガラス
マスク41を重ね合わせた後、紫外線照射によって焼き
付けが行われる。これにより、材料35には、露光部分
43及び非露光部分45が形成される。
【0006】このように露光されたウエーハを現像液に
付けると、図7Cに示すように露光部分43のレジスト
だけが溶解して、非露光部分45を残しつつ材料35の
除去したい部分の表面だけが露出することになる。
【0007】図5に戻って、レジストパタン27をO2
プラズマ処理によって取り除いた後、このウエーハを10
00℃の水蒸気(H2O)雰囲気で約6〜7時間酸化する
ことによって基板上面が露出した部分は、膜厚約1μm
のシリコン酸化膜29に成長する。なお、シリコン窒化
膜25は酸化材であるH2Oの拡散に対してバリアとな
る為、シリコン窒化膜25で覆われている部分のシリコ
ン酸化膜23はほぼ成長せず、シリコン酸化膜21とな
る。しかしながら、この酸化成長はシリコン基板内では
各方向に進行するから、シリコン酸化膜29はシリコン
窒化膜25に覆われた基板部分にまで食込むように成長
する。このような成長はバーズビークと呼ばれている。
また、この時、図5Bの工程で打込まれたボロンイオン
はシリコン酸化層29の下位に位置し、P-形ストップ
層31を形成する(図5C参照)。
【0008】最後に、残ったシリコン窒化膜25及びシ
リコン酸化膜21を順次除去する(図6参照)。
【0009】上記の様に、シリコン酸化膜29により素
子分離領域を形成することによって、基板上面を、完全
に独立した制御を行うことの出来る複数の素子形成予定
領域33に分割することが出来る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、LOC
OS法を用いた従来の素子分離方法には、次のような問
題点があった。
【0011】半導体産業の発展に伴う集積化の要望に応
えて、半導体装置における各種素子形成領域の集積化が
図られるようになった。この状況のもとで、半導体装置
の基板上面における素子形成領域と素子分離領域との面
積比は、素子形成領域の縮小化にともない1対1程度に
までになってきた。従って、さらなる半導体装置の集積
化を考える上で、素子形成領域の縮小化だけでなく素子
分離領域の縮小化を考えることが重要となってきた。
【0012】ところが、LOCOS法を用いた従来の素
子分離では、以下に述べるような理由により素子分離領
域の縮小化には限界があった。
【0013】基板上面に形成される素子分離領域の幅
は、レジストパタン27の幅d(図5B参照)により決
定される。しかし、この幅dを小さくするには、精度の
問題から限界があり、0.5μm以下にすることは極めて
困難であった。
【0014】本発明は、上記の問題点を解決し、素子分
離領域の縮小化を図ることが出来る素子分離方法を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る素子分離
方法は、前記半導体基板の上面に耐酸化性を有する膜を
堆積させた後、該膜を選択的に除去することにより成形
される第一膜を形成する第一膜形成工程と、前記成形さ
れた第一膜の上面及び前記基板上面の露出面に絶縁膜を
堆積させる絶縁膜形成工程と、前記成形された第一膜の
側面部に位置する前記絶縁膜を素子分離用側壁として残
して前記絶縁膜を除去する側壁成形工程と、前記側壁成
形工程により露出した前記基板上面に、前記素子分離用
側壁の一部を露出させつつ耐酸化性を有する第二膜を堆
積させる第二膜形成工程と、第一膜形成工程により形成
された第一膜及び第二膜形成工程により形成された第二
膜とを残して素子分離用側壁を除去し、基板上面を露出
させる側壁除去工程と、前記側壁が除去された開口領域
から基板をエッチングし、前記開口領域の幅と同じ幅の
溝を形成する溝形成工程と、前記溝を絶縁物で埋めるこ
とにより素子分離領域として絶縁層を形成し、複数の素
子形成予定領域に分離する絶縁層形成工程とを備えたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項2に係る素子分離方法は、前記半導
体基板の上面に酸化膜を形成する酸化膜形成工程と、前
記酸化膜の上面に耐酸化性を有する膜を堆積させた後、
該膜を選択的に除去することにより成形される第一膜を
形成する第一膜形成工程と、前記成形された第一膜の上
面及び前記酸化膜の露出面に絶縁膜を堆積させる絶縁膜
形成工程と、前記成形された第一膜の側面部に位置する
前記絶縁膜を素子分離用側壁として残して前記絶縁膜を
除去する側壁成形工程と、前記側壁成形工程により露出
した前記酸化膜上面に、前記素子分離用側壁の一部を露
出させつつ耐酸化性を有する第二膜を堆積させる第二膜
形成工程と、第一膜形成工程により形成された第一膜及
び第二膜形成工程により形成された第二膜とを残して素
子分離用側壁を除去し、基板上面を露出させる側壁除去
工程と、前記側壁が除去された開口領域から基板をエッ
チングし、前記開口領域の幅と同じ幅の溝を形成する溝
形成工程と、前記溝を絶縁物で埋めることにより素子分
離領域として絶縁層を形成し、複数の素子形成予定領域
に分離する絶縁層形成工程とを備えたことを特徴として
いる。
【0017】請求項3に係る素子分離方法は、前記絶縁
膜に選択性のあるエッチング用溶液に対して非選択性で
ある前記耐酸化性を有する膜を用いるとともに、前記側
壁形成工程における除去方法として異方性エッチングを
用いること、前記第二膜形成工程により形成される耐酸
化性膜の形成方法として前記基板全面に一旦耐酸化性膜
を堆積させた後にエッチングによって素子分離用側壁の
一部を露出させること、前記側壁除去工程における除去
方法として前記絶縁膜に選択性のあるエッチング用溶液
によるエッチングを用いること、を備えたことを特徴と
している。
【0018】請求項4に係る半導体装置は、半導体基板
の上面に耐酸化性を有する膜を堆積させた後、該膜を選
択的に除去することにより成形される第一膜を形成し、
前記成形された第一膜の上面及び前記基板上面の露出面
に絶縁膜を堆積させ、前記成形された第一膜の側面部に
位置する前記絶縁膜を素子分離用側壁として残して前記
絶縁膜を除去し、露出した前記基板上面に、前記素子分
離用側壁の一部を露出させつつ耐酸化性を有する第二膜
を堆積させ、第一膜及び第二膜とを残して前記素子分離
用側壁を除去し、基板上面を露出させ、前記側壁が除去
された開口領域から基板をエッチングし、前記開口領域
の幅と同じ幅の溝を形成する溝形成工程と、前記溝を絶
縁物で埋めることにより素子分離領域として絶縁層を形
成し、複数の素形成予定領域に分離することにより製造
されたことを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1及び請求項4に係る素子分離方法及び
半導体装置では、耐酸化性を有する前記第一膜を形成し
た後に、前記絶縁膜形成工程によって前記第一膜の上面
及び前記基板上面の露出面に一旦絶縁膜を堆積させ、次
の前記側壁形成工程によって前記絶縁膜を選択的に除去
し、第一膜の側面部に位置する部分の絶縁膜を素子分離
用側壁として残すようにしている。この素子分離用側壁
の幅は、堆積された絶縁膜の膜厚により調整することが
出来る。
【0020】次に、前記側壁成形工程により露出した前
記基板上面に、前記素子分離用側壁の一部を露出させつ
つ第二膜を形成した後、前記素子分離用側壁を除去す
る。これによって、前記基板上面に前記素子分離用側壁
と同じ幅の開口領域を形成するとともに前記開口領域以
外の基板上面を耐酸化性を有する第一膜及び第二膜で覆
うことが出来る。
【0021】次に、前記開口領域から基板をエッチング
し前記開口領域と同じ幅の溝を形成した後前記溝を絶縁
物で埋めることにより、前記開口領域の幅に応じた絶縁
層を前記基板内に形成することが出来る。
【0022】請求項2に係る素子分離方法では、前記酸
化膜形成工程により形成された酸化膜は、素子分離工程
の間基板領域を保護する。
【0023】また、耐酸化性を有する前記第一膜を形成
した後に、前記絶縁膜形成工程によって前記第一膜の上
面及び前記酸化膜の露出面に一旦絶縁膜を堆積させ、次
の前記側壁形成工程によって前記絶縁膜を選択的に除去
し、第一膜の側面部に位置する部分の絶縁膜を素子分離
用側壁として残すようにしている。この素子分離用側壁
の幅は、堆積された絶縁膜の膜厚により調整することが
出来る。
【0024】次に、前記側壁成形工程により露出した前
記酸化膜に、前記素子分離用側壁の一部を露出させつつ
第二膜を形成した後、前記素子分離用側壁を除去する。
これによって、前記基板上面に前記素子分離用側壁と同
じ幅の開口領域を形成するとともに前記開口領域以外の
基板上面を耐酸化性を有する第一膜及び第二膜で覆うこ
とが出来る。
【0025】次に、前記開口領域から基板をエッチング
し前記開口領域と同じ幅の溝を形成した後前記溝を絶縁
物で埋めることにより、前記開口領域の幅に応じた絶縁
層を前記基板内に形成することが出来る。
【0026】請求項3に係る素子分離方法では、前記絶
縁膜に選択性のあるエッチング用溶液に対して非選択性
である耐酸化性を有する膜を用いて前記側壁形成工程及
び前記側壁除去工程の除去方法として一般的な方法であ
るエッチングを用いることにより製造工程を容易とする
ことが出来る。
【0027】また、前記第二膜形成工程において前記素
子分離用側壁の一部を露出させる為に一般的な方法であ
るエッチングを用いることにより製造工程を容易とする
ことが出来る。
【0028】さらに、前記側壁形成工程における除去方
法として異方性エッチングを用いることにより、前記絶
縁膜を垂直方向に均等に除去することが出来る。従っ
て、前記形成された絶縁膜の膜厚により、素子分離用側
壁の幅を調整することが出来る。
【0029】
【実施例】本発明に係る素子分離方法を用いた素子分離
の一実施例について説明する。図1AからC、図2Aか
らC、図3A及びB、図4A及びBは、上記一実施例の
製造工程を示す為の断面構成略図である。
【0030】図1Aに示すように、半導体基板として準
備されたシリコンウエーハ1を900〜1000℃で熱酸化
し、約0.1μmの酸化膜であるシリコン酸化膜3を形成
する。次に、図1Bに示すようにシリコン酸化膜3上面
全面に減圧CVD(LP−CVD)法により耐酸化性を
有する膜である減圧シリコン窒化(SiN)膜を300n
m堆積させた後、レジストパターン7をマスクとして用
いることによりシリコン窒化膜をエッチングし、第一膜
となる減圧シリコン窒化膜9に成形する。次に、図1C
に示すようにレジスト7を除去した後、CVD法により
絶縁膜であるシリコン酸化膜11を300nm程度堆積さ
せる。次に、図2Aに示すようにシリコン酸化膜11に
対して異方性である反応性イオンエッチング(RIE)
によりエッチバックを行い、シリコン窒化膜9の側面に
幅rが約0.1μmである素子分離用側壁13を形成す
る。なお、素子分離用側壁13の幅rは、シリコン酸化
膜11の膜厚により決定され、その膜厚に比例する。ま
た、シリコン酸化膜11の膜厚は正確に制御できる。従
って、素子分離用側壁13の幅rは正確に制御すること
が出来る。
【0031】次に、図2Bに示すように減圧CVD(L
P−CVD)法により耐酸化性を有する膜であるシリコ
ン窒化(SiN)膜15を250nm堆積させる。次に、
図2Cに示すように高温(約150℃)のリン酸によりエ
ッチングを行うことにより、素子分離用側壁13の上部
14を露出させる。この様に、一旦基板全面にシリコン
酸化膜15を堆積させた後エッチングすることにより、
素子分離用側壁13の一部を露出させつつシリコン酸化
膜3の露出面に第二膜であるシリコン窒化膜16を形成
することが出来る。
【0032】次に、図3Aに示すようにシリコン酸化膜
である素子分離用側壁13及びその下位に位置するシリ
コン酸化膜3をHF溶液を用いたエッチングにより除去
する。この様にして、基板上面に従来より小さい幅rの
開口領域5を有するシリコン窒化膜9、16を形成する
ことが出来る。なお、この後、素子分離が不十分になら
ないようにストッパーとしてのB(ボロン)の打込み・
拡散をする場合もある。
【0033】次に、図3Bに示すように、開口領域5を
介して、反応性イオンエッチング(RIE)を施すこと
によりシリコン基板1を1μmエッチングすることによ
って、開口領域5と同じ大きさの幅rの溝17を形成す
ることができる。
【0034】次に、ケミカルドライエッチング(CD
E)にてシリコン窒化膜9、16を除去する。さらにシ
リコン酸化膜3の全てをエッチングにより除去した後、
図4Aに示すように、プラズマCVD法にBPSG(Bo
ro-Phospho-Silicate Glass)を1.5μm堆積させ
る。さらにアニール処理(900℃で30秒)を施すこ
とにより、平坦化されたBPSG膜18を形成すること
ができる。
【0035】次に、図4Bに示すように、BPSG膜1
8を基板表面までエッチングする。この様にして絶縁層
であるBPSG層20を素子分離領域として形成するこ
とによって、複数の素子形成予定領域19に分離するこ
とができる。
【0036】このBPSG層20の幅Wは、素子分離用
側壁13の幅rによって決定される。そして幅rはシリ
コン酸化膜11の膜厚により正確に制御することが出来
る。従って、素子分離領域の縮小化を図ることが出来
る。また、上記の実施例では素子分離領域を形成する為
に、基板内に溝を形成し、その溝を絶縁物で埋めるよう
にしている。従って、従来のLOCOS法で見られるバ
ーズビークが存在せず、さらなる素子分離領域の縮小化
を達成することができる。
【0037】なお、上記の実施例では、基板内に形成さ
れた溝17をBPSGで埋めて、BPSG層20を形成
するようにしている。しかしながら、他の実施例とし
て、BPSGの代りに熱酸化(950℃で30秒)によ
り熱酸化層を形成しても良い。また、上記実施例では、
初めにシリコン酸化膜3を設けている。これにより、素
子分離工程の間シリコン基板領域を保護することが出来
る。
【0038】また、上記実施例では、耐酸化性を有する
膜としてシリコン窒化(SiN)膜を用いているが、耐
酸化性を有する膜であれば他のものを用いてもよい。
【0039】また、上記実施例では、前記絶縁膜として
シリコン酸化膜を用いているが、耐酸化性を有する膜と
選択的にエッチング出来る膜なら他のものを用いてもよ
い。また、上記実施例では、前記絶縁膜11に選択性の
あるエッチング用溶液に対して非選択性であるシリコン
窒化膜9、16を用いるとともに、素子形成用側壁13
を除去する方法として前記絶縁膜11に選択性のあるエ
ッチング用溶液によるエッチングを用いている。しか
し、第一膜9及び第二膜16とを残して素子分離用側壁
13を除去することが出来る方法ならば他の方法を用い
てもよい。
【0040】
【発明の効果】請求項1及び請求項4に係る素子分離方
法及び半導体装置では、基板上面に容易に幅を調整する
ことの出来る前記素子分離用側壁を形成するとともに前
記素子分離用側壁以外の基板上面を耐酸化性を有する第
一膜及び第二膜で覆うことが出来る。よって、前記開口
領域から基板をエッチングし前記開口領域と同じ幅の溝
を形成した後前記溝を絶縁物で埋めることにより、前記
開口領域の幅に応じた絶縁層を前記基板内に形成するこ
とが出来る。
【0041】従って、従来より縮小された素子分離領域
を形成することが出来る。
【0042】請求項2に係る素子分離方法では、前記酸
化膜形成工程によって形成された酸化膜により、素子分
離の工程の間基板領域を保護する。また、前記酸化膜上
面に容易に幅を調整することの出来る前記素子分離用側
壁を形成するとともに前記素子分離用側壁以外の前記酸
化膜上面を耐酸化性を有する第一膜及び第二膜で覆うこ
とが出来る。よって、前記開口領域から基板をエッチン
グし前記開口領域と同じ幅の溝を形成した後前記溝を絶
縁物で埋めることにより、前記開口領域の幅に応じた絶
縁層を前記基板内に形成することが出来る。
【0043】従って、従来より縮小された素子分離領域
を形成することが出来る。
【0044】請求項3に係る素子分離方法では、前記絶
縁膜に選択性のあるエッチング用溶液に対して非選択性
である前記耐酸化性を有する膜を用いて、前記側壁形成
工程及び前記側壁除去工程の除去方法として一般的な方
法であるエッチングを用いている。また、前記第二膜形
成工程においても前記素子分離用側壁の一部を露出させ
る為に一般的な方法であるエッチングを用いている。よ
って、製造工程を容易とすることが出来る。
【0045】従って、素子分離領域の縮小化を図ること
の出来る素子分離方法を容易に実施できる。
【0046】また、前記側壁形成工程における除去方法
として異方性エッチングを用いることによって、前記形
成された絶縁膜の膜厚による素子分離用側壁の幅の調整
が可能となる。
【0047】従って、前記耐酸化性を有する膜に従来よ
り幅の小さい開口領域を容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による素子分離方法を示す為
の製造工程図である。
【図2】本発明の一実施例による素子分離方法を示す為
の製造工程図である。
【図3】本発明の一実施例による素子分離方法を示す為
の製造工程図である。
【図4】本発明の一実施例による素子分離方法を示す為
の製造工程図である。
【図5】従来の素子分離方法を示す為の製造工程図であ
る。
【図6】従来の素子分離方法を示す為の製造工程図であ
る。
【図7】リソグラフィ技術を説明する為の図である。
【符号の説明】
1・・・P形シリコンウエーハ 3・・・シリコン酸化膜 5・・・開口領域 9・・・シリコン窒化膜 11・・・シリコン酸化膜 13・・・素子分離用側壁 16・・・シリコン窒化膜 17・・・溝 19・・・素子形成予定領域 20・・・BPSG層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板を複数の素子形成予定領域に分
    離する素子分離方法であって、 前記半導体基板の上面に耐酸化性を有する膜を堆積させ
    た後、該膜を選択的に除去することにより成形される第
    一膜を形成する第一膜形成工程と、 前記成形された第一膜の上面及び前記基板上面の露出面
    に絶縁膜を堆積させる絶縁膜形成工程と、 前記成形された第一膜の側面部に位置する前記絶縁膜を
    素子分離用側壁として残して前記絶縁膜を除去する側壁
    成形工程と、 前記側壁成形工程により露出した前記基板上面に、前記
    素子分離用側壁の一部を露出させつつ耐酸化性を有する
    第二膜を堆積させる第二膜形成工程と、 第一膜形成工程により形成された第一膜及び第二膜形成
    工程により形成された第二膜とを残して素子分離用側壁
    を除去し、基板上面を露出させる側壁除去工程と、 前記側壁が除去された開口領域から基板をエッチング
    し、前記開口領域と同じ幅の溝を形成する溝形成工程
    と、 前記溝を絶縁物で埋めることにより素子分離領域として
    絶縁層を形成し、複数の素子形成予定領域に分離する絶
    縁層形成工程と、 を備えたことを特徴とする素子分離方法。
  2. 【請求項2】半導体基板を複数の素子形成予定領域に分
    離する素子分離方法であって、 前記半導体基板の上面に酸化膜を形成する酸化膜形成工
    程と、 前記酸化膜の上面に耐酸化性を有する膜を堆積させた
    後、該膜を選択的に除去することにより成形される第一
    膜を形成する第一膜形成工程と、 前記成形された第一膜の上面及び前記酸化膜の露出面に
    絶縁膜を堆積させる絶縁膜形成工程と、 前記成形された第一膜の側面部に位置する前記絶縁膜を
    素子分離用側壁として残して前記絶縁膜を除去する側壁
    成形工程と、 前記側壁成形工程により露出した前記酸化膜上面に、前
    記素子分離用側壁の一部を露出させつつ耐酸化性を有す
    る第二膜を堆積させる第二膜形成工程と、 第一膜形成工程により形成された第一膜及び第二膜形成
    工程により形成された第二膜とを残して素子分離用側壁
    を除去し、基板上面を露出させる側壁除去工程と、 前記側壁が除去された開口領域から基板をエッチング
    し、前記開口領域と同じ幅の溝を形成する溝形成工程
    と、 前記溝を絶縁物で埋めることにより素子分離領域として
    絶縁層を形成し、複数の素子形成予定領域に分離する絶
    縁層形成工程と、 を備えたことを特徴とする素子分離方法。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2の素子分離方法にお
    いて、 前記絶縁膜に選択性のあるエッチング用溶液に対して非
    選択性である前記耐酸化性を有する膜を用いるととも
    に、 前記側壁形成工程における除去方法として異方性エッチ
    ングを用いること、 前記第二膜形成工程により形成される耐酸化性膜の形成
    方法として、前記基板全面に一旦耐酸化性膜を堆積させ
    た後にエッチングによって素子分離用側壁の一部を露出
    させること、 前記側壁除去工程における除去方法として、前記絶縁膜
    に選択性のあるエッチング用溶液によるエッチングを用
    いること、 を特徴とする素子分離方法。
  4. 【請求項4】半導体基板の上面に耐酸化性を有する膜を
    堆積させた後、該膜を選択的に除去することにより成形
    される第一膜を形成し、 前記成形された第一膜の上面及び前記基板上面の露出面
    に絶縁膜を堆積させ、 前記成形された第一膜の側面部に位置する前記絶縁膜を
    素子分離用側壁として残して前記絶縁膜を除去し、 露出した前記基板上面に、前記素子分離用側壁の一部を
    露出させつつ耐酸化性を有する第二膜を堆積させ、 第一膜及び第二膜とを残して前記素子分離用側壁を除去
    し、基板上面を露出させ、 前記側壁が除去された開口領域から基板をエッチング
    し、前記開口領域と同じ幅の溝を形成する溝形成工程
    と、 前記溝を絶縁物で埋めることにより素子分離領域として
    絶縁層を形成し、複数の素子形成予定領域に分離する、 ことにより製造された半導体装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR970053410A (ko) * 1995-12-22 1997-07-31 김주용 반도체소자의 소자분리막 제조방법
KR100396387B1 (ko) * 1998-03-24 2003-09-03 인피니언 테크놀로지스 아게 저장 셀 장치 및 그 제조 방법

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