JPH06132937A - 周波数反転による音声スクランブラー - Google Patents

周波数反転による音声スクランブラー

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JPH06132937A
JPH06132937A JP27893492A JP27893492A JPH06132937A JP H06132937 A JPH06132937 A JP H06132937A JP 27893492 A JP27893492 A JP 27893492A JP 27893492 A JP27893492 A JP 27893492A JP H06132937 A JPH06132937 A JP H06132937A
Authority
JP
Japan
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signal
frequency
pass filter
voice
scrambler
Prior art date
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Pending
Application number
JP27893492A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuichi Kuroki
勝一 黒木
Kazuyuki Saijo
和幸 西城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06132937A publication Critical patent/JPH06132937A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高次の低域通過フィルタを必要としない周波
数反転による音声スクランブラーを得ることを目的とす
る。 【構成】 入力信号と相対的に90度移相する一対の位
相シフト回路2及び3と、この一対の位相シフト回路2
及び3の夫々の出力信号が供給され、夫々両側波帯信号
を発生する一対の両側波帯信号発生器4及び5と、この
一対の両側波信号発生器4及び5の夫々の出力信号を加
算し、上側波帯信号USBを減衰させる加算手段6と、
この加算手段6の出力信号が供給され、残留上側波帯信
号を減衰する低域通過フィルタ7とより成るものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコードレス電話等に使用
して好適な周波数反転による音声スクランブラーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】先にコードレス電話等に使用される周波
数反転による音声スクランブラーが提案されている(特
開昭60−39941号公報)。
【0003】これにつき説明するに、コードレス電話で
の音声信号は図3Aに示す如く300Hz〜3kHzの
周波数帯であり、この音声信号をまず周波数fcの搬送
波信号で周波数変換する。このときは図3Bに示す如く
搬送波信号の周波数fcに対して上側波帯信号USB及
び下側波帯信号LSBが得られる。
【0004】ここで、搬送波信号の周波数fcを3kH
z+300Hz=3.3kHzに選ぶと図3Cに示す如
く下側波帯信号LSBは300Hz〜3kHzの信号と
なり、図3Dに示す如くこの下側波帯信号LSBのみを
低域通過フィルタで取り出すと音声スクランブル信号と
なる。この音声スクランブル信号は周波数帯は300H
z〜3kHzとスクランブル前の音声信号と同じである
が、周波数が反転しているため、このまま聞いても理解
できない。
【0005】例えば図3Aの音声信号で1kHzの信号
は図3Dでは2.3kHzの信号となり、また図3Aの
音声信号で300Hzの信号だったものは図3Dでは3
kHzとなり、高い音と低い音が入れ換えられたものと
なる。一般に言葉は複数の周波数の合成であるからわけ
のわからない音になる。
【0006】コードレス電話では音声信号を送り側で上
述の如く周波数を反転して送り、受け側で再び周波数反
転し、元通りの音声信号を得るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然しながら斯る周波数
反転による音声スクランブラーにおいては図3Cに示す
如き下側波帯信号LSB及び上側波帯信号USBの両側
波帯信号より図3Dに示す如き下側波帯信号LSBのみ
を取り出すのに高次の低域通過フィルタを必要とする。
【0008】例えば300Hzの音声信号を周波数反転
したときは図4に示す如く、下側波帯信号LSBでは3
kHzであり、上側波帯信号USBでは、3.6kHz
であり、側波帯抑圧比20logLSB/USBを40
dB程度必要であるとすると、この下側波帯信号LSB
のみを取り出す低域通過フィルタは図4に示す如くかな
り、高次の低域通過フィルタを必要とする。
【0009】この高次の低域通過フィルタはカットオフ
周波数の精度を必要とすると共に素子数が多くなる不都
合がある。特にこの周波数反転による音声スクランブラ
ーを集積回路化するときには上述の点で不利となる不都
合があった。
【0010】本発明は斯る点に鑑み、高次の低域通過フ
ィルタを必要としない周波数反転による音声スクランブ
ラーを提案せんとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明周波数反転による
音声スクランブラーは例えば図1に示す如く、入力信号
と相対的に90度移相する一対の位相シフト回路2及び
3と、この一対の位相シフト回路2及び3の夫々の出力
信号が供給され、夫々両側波帯信号を発生する一対の両
側波帯信号発生器4及び5と、この一対の両側波帯信号
発生器4及び5の夫々の出力信号を加算し、上側波帯信
号USBを減衰させる加算手段6と、この加算手段6の
出力信号が供給され、残留上側波帯信号を減衰する低減
通過フィルタ7とより成るものである。
【0012】本発明周波数反転による音声スクランブラ
ーは上述において、この加算手段6の出力側に得られる
下側波帯信号を300Hz〜3kHzとしたものであ
る。
【0013】本発明周波数反転による音声スクランブラ
ーは上述において、低域通過フィルタを2次の低域通過
フィルタで構成したものである。
【0014】
【作用】本発明の上述の構成によれば加算手段6の出力
側に下側波帯信号LSBのみが得られるので高次の低域
通過フィルタを必要としない。
【0015】
【実施例】以下図1を参照して本発明周波数反転による
音声スクランブラーの一実施例につき説明しよう。図1
において、1は図3Aに示す如き300Hz〜3kHz
の周波数帯の音声信号例えばEsinωtが供給される
音声信号入力端子を示し、この音声信号入力端子1に供
給される音声信号の位相を0度移相する位相シフト回路
2に供給すると共に、この300Hz〜3kHzの周波
数帯の音声信号の位相を90度移相する位相シフト回路
3に供給する。この場合位相シフト2及び3の出力側に
はゲインは同じで、位相だけが90度異なる音声信号を
得る如くする。
【0016】この位相シフト回路2の出力側に得られる
音声信号例えばEsinωtを周波数変換する掛算回路
4に供給すると共に、位相シフト回路3の出力側に得ら
れる90度移相した音声信号例えばEcosωtを周波
数変換する掛算回路5に供給する。
【0017】また9は例えば3.3kHzの搬送波信号
0 sinω0 tが供給される搬送波信号入力端子を示
し、この搬送波信号入力端子9に供給される搬送波信号
0sinω0 tを掛算回路4に供給すると共にこの搬
送波信号E0 sinω0 tを90度移相回路10を介し
て90度移相した搬送波信号にE0 cosω0 tを掛算
回路5に供給する。
【0018】この場合掛算回路4の出力側には
【数1】 の図3Cに示す如き両側波帯信号が得られる。
【0019】また掛算回路5の出力側には
【数2】 の図3Cに示す如き両側波帯信号が得られる。
【0020】この掛算回路4及び5の夫々の出力信号を
加算回路6に供給する。この場合、掛算回路4及び5の
出力信号は数1及び数2に示す如く下側波帯信号LSB
は同相であり、上側波帯信号USBは逆相となってい
る。
【0021】従ってこの加算回路6の出力側には
【数3】 の如く例えば300Hz〜3kHzの下側波帯信号LS
Bのみが得られる。
【0022】しかし実際には位相シフト回路2及び3の
位相特性、ゲイン特性により図2に示す如くわずかな上
側波帯信号USBが残留する。この加算回路6の出力信
号を図2に示す如き2次程度の低次の低域通過フィルタ
7を介してスクランブル信号出力端子8に供給する如く
する。
【0023】本例は上述の如く周波数変換した下側波帯
信号LSBをスクランブル信号出力端子8に得ているの
で、このスクランブル信号出力端子8に周波数反転した
音声スクランブル信号を得ることができる。
【0024】この場合本例においては加算回路6の出力
側に数3で示す如く、下側波帯信号LSBのみが得られ
ることとなり、高次の低域通過フィルタを必要とするこ
となく周波数反転による音声スクランブル信号を得るこ
とができる利益がある。従って本例によれば高次の低域
通過フィルタを使用しないのでバイポーラプロセスによ
る集積回路化が容易となる利益がある。
【0025】また上述実施例において加算回路6の代わ
りに引き算回路を用い、低域通過フィルタ7の代わりに
高域通過フィルタを用いれば上側波帯信号USBをSS
B変調信号として送信することができる。
【0026】尚、本発明は上述実施例に限ることなく本
発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が採り
得ることは勿論である。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば加算回路の出力側に下側
波帯信号LSBのみを得ることができ、高次の低域通過
フィルタを必要とすることなく周波数反転による音声ス
クランブル信号を得ることができる利益がある。従って
本発明によれば高次の低域通過フィルタを使用しないの
でバイポーラプロセスによる集積回路化が容易となる利
益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の周波数反転による音声スクランブラー
の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の説明に供する線図である。
【図3】周波数反転による音声スクランブラーの説明に
供する線図である。
【図4】本発明の説明に供する線図である。
【符号の説明】
1 音声信号入力端子 2,3 位相シフト回路 4,5 掛算回路 6 加算回路 7 低域通過フィルタ 8 音声スクランブル信号出力端子 9 搬送波信号入力端子 10 90度移相回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を相対的に90度移相する一対
    の位相シフト回路と、 該一対の位相シフト回路の夫々の出力信号が供給され、
    夫々両側波帯信号を発生する一対の両側波帯信号発生器
    と、 該一対の両側波帯信号発生器の夫々の出力信号を加算
    し、上側波帯信号を減衰させる加算手段と、 該加算手段の出力信号が供給され残留上側波帯信号を減
    衰する低域通過フィルタとより成ることを特徴とする周
    波数反転による音声スクランブラー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の周波数反転による音声ス
    クランブラーにおいて、 上記加算手段の出力側に得られる下側波帯信号を300
    Hz〜3kHzとしたことを特徴とする周波数反転によ
    る音声スクランブラー。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の周波数反転による音声ス
    クランブラーにおいて、 上記低域通過フィルタを2次の低域通過フィルタで構成
    したことを特徴とする周波数反転による音声スクランブ
    ラー。
JP27893492A 1992-10-16 1992-10-16 周波数反転による音声スクランブラー Pending JPH06132937A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350005B1 (ko) * 1994-05-03 2003-01-08 모토로라 인코포레이티드 집적된고역필터를구비한주파수반전스크램블러

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100350005B1 (ko) * 1994-05-03 2003-01-08 모토로라 인코포레이티드 집적된고역필터를구비한주파수반전스크램블러

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