JPH06132700A - ハーネス製造装置 - Google Patents

ハーネス製造装置

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JPH06132700A
JPH06132700A JP4308229A JP30822992A JPH06132700A JP H06132700 A JPH06132700 A JP H06132700A JP 4308229 A JP4308229 A JP 4308229A JP 30822992 A JP30822992 A JP 30822992A JP H06132700 A JPH06132700 A JP H06132700A
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electric wire
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Yoshikazu Tamura
義和 田村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 線種の選定にヒューマンエラーが生じても、
製品不良の発生を防止する。 【構成】 実際に加工される被覆電線50の線径、被覆
硬度および芯線状態を検出し、これらの検出値から実際
に加工される被覆電線50の線種を求め、その実際の線
種が、動作開始前にあらかじめデータ入力された被覆電
線の線種と一致しているか否かを判定し、不一致の場合
には装置の駆動を停止させる制御手段を設ける。 【効果】 ヒューマンエラーにより、被覆電線50をそ
の線種を誤ってセットしたとしても、装置の駆動が停止
されるので、誤った線種のままで被覆電線50が加工さ
れることはなく、不良ハーネスの製造が防止されて製品
不良の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハーネスを製造する
ためのハーネス製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19および図20はそれぞれ従来のハ
ーネス製造装置を示す略側面図であり、電線送給機構1
0、ドローローラ11、フロント側クランプ12、カッ
ター群13およびリア側クランプ14が設けられる。
【0003】このようなハーネス製造装置では、使用用
途に応じて種々のハーネスを製造する必要があるため、
オペレータは指示書にしたがって、複数種類の被覆電線
の中から、製造すべきハーネスに対応する被覆電線30
を選定し、その被覆電線30をハーネス製造装置にセッ
トするとともに、選定された線種のデータを操作パネル
等の入力手段を介して装置に入力する。
【0004】そして、この状態で、動作開始指令を与え
ると、装置は、入力された線種に応じた加工処理を、セ
ットされた被覆電線30に対し実行する。すなわち、ま
ず両クランプ12,14により被覆電線30が把持され
て、カッター群13が同期して閉成する。これにより、
カッター群13の中央の切断カッター13aにより被覆
電線30が切断されるとともに、その両側の切込カッタ
ー13bにより被覆電線30の外周被覆部が切り込まれ
る。さらに、その切込状態で、フロント側クランプ12
の移動により、そのクランプ12に保持された被覆電線
30(以下「残留電線30」と称す)が矢符Q方向に移
動し、これにより残留電線30の端部の被覆部が剥ぎ取
られる。またその動作に並行するようにして、リア側ク
ランプ14が矢符P方向に移動し、そのクランプ14に
把持された被覆電線30(以下「切断電線30」と称
す)の端部の被覆部が剥ぎ取られる。
【0005】つづいて、残留電線30がフロント側クラ
ンプ12とともに、図19の紙面に向かって垂直方向に
移動し、そこで図示しない端子圧着機により残留電線3
0の皮剥端部に端子31が圧着され、フロント側クラン
プ12が元の位置に戻る。
【0006】一方、リア側クランプ14は、図19の紙
面に向かって垂直方向に移動し、そこで図示しない端子
圧着機により切断電線30の皮剥端部に端子を圧着して
から、その切断電線30を所定の排出位置に排出し、元
の位置に戻る。
【0007】次に、両クランプ12,14が開成された
後、測長ローラ1が回転して、被覆電線30をドローロ
ーラ11側に送給するとともに、その電線送給と少し時
期をずらしてドローローラ11が回転し、被覆電線30
がリア側クランプ14側に送り出される。
【0008】その後は、上述の動作が繰り返し行われ
て、両端の被覆部が剥ぎ取られ、その皮剥端部に端子3
1が圧着された切断電線(ハーネス)が順次製造され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ハーネス製造装置により加工される被覆電線30は、線
種の違いによって、線径はもとより、被覆部の硬度,厚
さ、芯線部の線径、密度等の芯線状態が異なっており、
オペレータは、製造すべきハーネスに応じて、復数種類
の被覆電線30の中から適切な線種の被覆電線30を選
定する必要がある。従来、被覆電線30の選定は、被覆
電線30の外表面に付与された線種識別マークをたより
に、オペレータが目視により行っているが、ヒューマン
エラーにより線種の選定を誤ると、誤った線種の被覆電
線がハーネス製造装置により加工され、線径、被覆硬度
および芯線状態が所望の線種と異なる不良ハーネスが製
造され、その不良ハーネスがそのまま出荷されて製品不
良の発生をもたらすこととなる。特に、ヒューマンエラ
ーは、散発的に生じるため、それ自身を確実に排除する
のは困難であり、散発的なヒューマンエラーの発生を前
提とした恒久的な対策が従来より望まれている。
【0010】この発明は、上記観点に基づいてなされた
もので、線種の選定にヒューマンエラーが生じても、製
品不良の発生を防止できるハーネス製造装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
被覆電線を加工してハーネスを製造するハーネス製造装
置であって、上記目的を達成するため、加工すべき被覆
電線の線種を入力するための入力手段と、実際に加工さ
れる被覆電線の線径を検出するための検出手段と、被覆
電線の線径と被覆電線の線種との対応関係に関する情報
が記憶された記憶手段と、前記検出手段により検出され
た前記実際に加工される被覆電線の線径を、前記記憶手
段の前記情報に照合させて、その線径から前記実際に加
工される被覆電線の線種を求めるとともに、その実際の
線種と、前記入力手段を介してあらかじめ入力された前
記加工すべき被覆電線の線種とを比較して、両者の一致
・不一致を判定し、不一致の場合には、その旨の警告を
行う制御手段とを備えている。
【0012】請求項2記載の発明は、被覆電線を加工し
てハーネスを製造するハーネス製造装置であって、上記
目的を達成するため、加工すべき被覆電線の線種を入力
するための入力手段と、実際に加工される被覆電線に接
離自在な検出体を有し、その検出体の被覆電線への接触
時における前記被覆電線の被覆部の圧縮量に基づいて、
被覆硬度を検出するための検出手段と、被覆電線の被覆
硬度と被覆電線の線種との対応関係に関する情報が記憶
された記憶手段と、前記検出手段により検出された前記
実際に加工される被覆電線の被覆硬度を、前記記憶手段
の前記情報に照合させて、その被覆硬度から前記実際に
加工される被覆電線の線種を求めるとともに、その実際
の線種と、前記入力手段を介してあらかじめ入力された
前記加工すべき被覆電線の線種とを比較して、両者の一
致・不一致を判定し、不一致の場合には、その旨の警告
を行う制御手段とを備えている。
【0013】請求項3記載の発明は、被覆電線を加工し
てハーネスを製造するハーネス製造装置であって、上記
目的を達成するため、加工すべき被覆電線の線種を入力
するための入力手段と、実際に加工される被覆電線に所
定の磁界を印加し被覆電線の芯線部との間で生じる電磁
誘導作用を利用して被覆電線の芯線状態を検出するため
の検出手段と、被覆電線の芯線状態と被覆電線の線種と
の対応関係に関する情報が記憶された記憶手段と、前記
検出手段により検出された前記実際に加工される被覆電
線の芯線状態を、前記記憶手段の前記情報に照合させ
て、その芯線状態から前記実際に加工される被覆電線の
線種を求めるとともに、その実際の線種と、前記入力手
段を介してあらかじめ入力された前記加工すべき被覆電
線の線種とを比較して、両者の一致・不一致を判定し、
不一致の場合には、その旨の警告を行う制御手段とを備
えている。
【0014】請求項4記載の発明は、被覆電線を加工し
てハーネスを製造するハーネス製造装置であって、上記
目的を達成するため、加工すべき被覆電線の線種を入力
するための入力手段と、実際に加工される被覆電線の線
径を検出するための第1の検出手段と、前記実際に加工
される被覆電線に接離自在な検出体を有し、その検出体
の被覆電線への接触時における前記被覆電線の被覆部の
圧縮量に基づいて、被覆硬度を検出するための第2の検
出手段と、前記実際に加工される被覆電線に所定の磁界
を印加し被覆電線の芯線部との間で生じる電磁誘導作用
を利用して被覆電線の芯線状態を検出するための第3の
検出手段と、被覆電線の線径、被覆硬度および芯線状態
と、被覆電線の線種との対応関係に関する情報が記憶さ
れた記憶手段と、前記第1ないし第3の検出手段により
検出された前記実際に加工される被覆電線の線径、被覆
硬度および芯線状態を、前記記憶手段の前記情報にそれ
ぞれ照合させて、それらの線径、被覆硬度および芯線状
態から前記実際に加工される被覆電線の線種を求めると
ともに、その実際の線種と、前記入力手段を介してあら
かじめ入力された前記加工すべき被覆電線の線種とを比
較して、両者の一致・不一致を判定し、不一致の場合に
は、その旨の警告を行う制御手段とを備えている。
【0015】
【作用】請求項1ないし4記載のハーネス製造装置によ
れば、装置にセットされて実際に加工される被覆電線
が、データ入力された線種と一致しているか否かを判定
し、不一致の場合には、その旨の警告を行うようにして
いるため、ヒューマンエラーにより、被覆電線をその線
種を誤ってセットしたとしても、上記警告により線種の
選定ミスをオペレータが認識できるので、誤った線種の
ままで被覆電線が加工されることはなく、不良ハーネス
の製造を防止できる。
【0016】この場合、請求項1記載のハーネス製造装
置では、実際に加工される被覆電線の線種が、被覆電線
の線径に基づいて検出される。
【0017】また、請求項2記載のハーネス製造装置で
は、実際に加工される被覆電線の線種が、被覆電線の被
覆硬度に基づいて検出される。
【0018】また、請求項3記載のハーネス製造装置で
は、実際に加工される被覆電線の線種が、被覆電線の芯
線状態に基づいて検出される。
【0019】また、請求項4記載のハーネス製造装置で
は、実際に加工される被覆電線の線種を求めるにあた
り、被覆電線の線径、被覆硬度および芯線状態にそれぞ
れ基づいて検出される。
【0020】
【実施例】図1はこの発明の一実施例であるハーネス製
造装置を示す概略平面配置図、図2および図3はそれぞ
れそのハーネス製造装置を模式化した場合の側面図であ
る。これらの図に示すように、このハーネス製造装置に
は、電線配設ラインWに沿って、ストックリール11
0、芯線状態検出器300、電線送給装置200、電線
ガイド機構120、ドローローラ131、フロント側ク
ランプ130、カッター機構140、およびリア側クラ
ンプ150が設けられるとともに、カッター機構140
の側方位置に端子圧着機構160,170が設けられ
る。そして、電線送給装置200により間欠的に送給さ
れる被覆電線50に対し、後述する種々の処理が施され
て、図7に示すように両端に端子52が圧着されたハー
ネス51が順次製造されるように構成している。
【0021】図4は電線送給装置200の要部拡大側面
図、図5は図4のV −V 線断面図、図6は図4のVI−VI
線断面図である。図2ないし図6に示すように、電線送
給装置200は、測長部201Aおよび送給部201B
を有している。測長部201Aにおいて、電線送給装置
200の本体400には、ベース板401が固定される
とともに、このベース板401を介在させるようにして
本体400に測長ローラ402が回転自在に取り付けら
れる。ベース板401には、測長ローラ402の径方向
に沿ったスリット403が形成されるとともに、そのス
リット403内に移動体404がスリット長手方向に沿
ってスライド自在に収容される。また、ベース板401
にはエアーシリンダ406のシリンダ本体が固定される
とともに、ピストンロッド先端がブラケット407を介
して移動体404に固定される。さらに、移動体404
には押えローラ405が回転自在に取り付けられて、エ
アーシリンダ406の進退駆動により移動体404がス
ライドすると、押えローラ405が測長ローラ402に
接離するように構成される。一方、送給部201B(図
2および図3参照)は、測長ローラ402に代えて送給
ローラ211が設けられる点を除き、測長部201Aと
同様に構成されて、送給ローラ211に押えローラ40
5が接離するように構成されている。
【0022】また、測長ローラ402および送給ローラ
211は後述する駆動手段により相互に同期して同方向
に回転するように構成される。そして、被覆電線50を
エアーシリンダ406により押えローラ405を介して
測長ローラ402および送給ローラ211側に押付けた
状態で、被覆電線50を測長ローラ402および送給ロ
ーラ211にS字状に巻き掛け、後述する駆動手段によ
り、測量ローラ402および送給ローラ211を回転駆
動すると、その回転量に対応した量だけ、被覆電線50
がその長手方向(電線配設ラインW)に沿って矢符P方
向(以下「電線送給方向P」と称す)に送給されるよう
に構成している。
【0023】図4ないし図6に示すように、測長部20
1Aのベース板401の裏面側にはセンサ取付板500
を介して渦電流式変位センサ501のセンサヘッド50
2が固定される一方、移動体404にはセンサヘッド5
02に対向するようにして金属製の被検出体503が固
定される。これにより、押えローラ405の測長ローラ
402への接離移動に追随して被検出体503がセンサ
ヘッド502に対し接離し、押えローラ405の測長ロ
ーラ402への離隔量に関する信号が後述する制御手段
600に出力されるように構成している。ここで、渦電
流式変位センサ501により、第1および第2の検出手
段がそれぞれ構成される。
【0024】図1ないし図3に示すように、電線送給装
置200の電線送給方向Pに対し上流側には、継目検出
器等の渦電流式センサを含む芯線状態検出器(第3の検
出器)300が配置される。芯線状態検出器300に
は、図8に示すようにリング状のセンサヘッド301が
設けられ、このセンサヘッド301のリング穴内に被覆
電線50を挿通できるように構成される。そして、この
芯線状態検出器300では、センサヘッド301内に被
覆電線50を挿通した状態で、図示しない発振回路から
センサヘッド301内のコイルに電流を流して、センサ
ヘッド301から高周波磁界を発生させると、被覆電線
50の芯線部に電磁誘導作用により渦電流が流れて渦電
流損失が生じ、発振回路の発振レベルが低下する。この
ときのレベル変化を検出することで、被覆電線50の芯
線状態を検出するように構成している。
【0025】図2および図3に示すように、電線ガイド
機構120は、その本体125の上端に間隔をあけて2
個のガイドローラ121,122が回転自在に取り付け
らる。そして、上記電線送給装置200から送り出され
る電線50を両ガイドローラ121,122間でたるま
せ、これにより電線50を、後述するドローローラ13
1により送給されるまで待機させるように構成してい
る。
【0026】一対のドローローラ131は、相互に接離
駆動自在で、電線配設ラインW上の電線50を挟持でき
るように構成されるとともに、電線50を挟持して一対
のドローローラ131が相反して回転すると、電線50
が電線送給方向Pに沿って送り出されるように構成して
いる。
【0027】フロント側クランプ130は、電線配設ラ
インW上の電線50を把持・解除自在に構成されるとと
もに、後述する駆動手段の駆動により、電線配設ライン
Wを含む水平面内を自在に移動できるように構成されて
いる。
【0028】カッター機構140には、電線配設ライン
W上の電線50を切断するための一対の切断カッター1
41と、その切断カッター141の前後両側にそれぞれ
配置され、電線50外周の被覆部を切り込むための一対
の切込カッター142とが設けられる。さらに、カッタ
ー機構140は、後述する駆動手段の駆動により、各カ
ッター141,142がそれぞれ同期して開閉駆動する
ように構成されている。
【0029】リア側クランプ150は、電線配設ライン
W上の電線50を把持・解除自在に構成されるととも
に、後述する駆動手段の駆動により、電線配設ラインW
を含む水平面内を自在に移動できるように構成される。
【0030】図9に示すように、このハーネス製造装置
には、制御手段600、記憶手段601、操作パネル6
11および駆動手段700が設けられるとともに、制御
手段600には、上記渦電流式変位センサ501および
芯線状態検出器300がそれぞれ接続される。操作パネ
ル611には入力手段610が設けられるとともに、オ
ペレータは、入力手段610を介して制御手段600
に、後述する情報や、動作開始指令等を入力できるよう
に構成される。駆動手段700は、上記測長ローラ40
2、送給ローラ211、ドローローラ131、クランプ
130,150、カッター機構140、端子圧着機構1
60,170等の装置駆動部をそれぞれ独立して駆動す
るための複数のモータ等によって構成される。そして、
このハーネス製造装置おいて、制御手段600は、入力
される情報や指令に応答して、駆動手段700の駆動を
制御し、後に説明するような動作が行われる。
【0031】また、記憶手段601には、被覆電線の線
径と被覆電線の線種との対応関係、被覆電線の被覆硬度
と被覆電線の線種との対応関係、および被覆電線の芯線
状態と被覆電線の線種との対応関係に関する情報がそれ
ぞれ記憶されている。例えば図10に示すように、線径
がDの被覆電線は、T11,T12,T13の3種類存在
し、線径がDのときは、線種がT21,T22の2種類、
線径Dのときは、線種がT31の1種類、線径がD
ときは、線種がTn1,Tn2,…Tnnのn種類存在する場
合、このような線径Dと線種Tとの対応関係が、データ
の形式で記憶手段601に記憶されている。これと同様
に図11および図12に示すように、被覆電線の被覆硬
度H(H,H,H…)と、線種T(T11,T
13等)との対応関係、および被覆電線の芯線状態M(M
,M,M…)と、線種T(T11,T15等)との対
応関係が、データの形式で記憶手段601に記憶されて
いる。
【0032】次に、このハーネス製造装置の動作を図1
3のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】動作開始前に被覆電線50をセットする
際、オペレータは指示書にしたがって、複数種の被覆電
線50の中から加工すべき被覆電線50を選定し、その
被覆電線50をストックリール110から引き出して、
芯線状態検出器300のセンサヘッド301内に挿通さ
せ、測長ローラ402および送給ローラ211にS字状
に巻き掛ける。さらに、その被覆電線50を電線ガイド
機構120のガイドローラ121,122上を通過させ
てから、一対のドローローラ131間、フロント側クラ
ンプ130間、カッター機構140間、およびリア側ク
ランプ150間に通過させる。
【0034】次に、オペレータは指示書にしたがって、
入力手段610を介して制御手段600に、加工すべき
被覆電線50の線種のほか、切断長や、被覆皮剥量等に
関する情報を入力する。
【0035】この状態で、入力手段610を介して制御
手段600に動作開始指令を与えると、入力情報に応じ
た加工処理がセットされた被覆電線50に対し実行され
る。すなわち、エアーシリンダ406が進出駆動して、
被覆電線50が押えローラ405と測長ローラ402と
の間、および押えローラ405と送給ローラ211との
間に挟み込まれる。
【0036】つづいて、図13のステップS1に示すよ
うに、芯線状態検出器300からの出力信号に基づいて
被覆電線50の芯線部の芯線状態Mが検出される。
【0037】その一方、ステップS2に示すように、セ
ンサ501からの出力信号に基づき、押えローラ405
の測長ローラ402からの離隔量(電線圧縮径)d
(図15参照)が検出される。つづいて、測長ローラ
402および送給ローラ211の回転により被覆電線5
0が所定量(データ入力された線種のハーネスの長さ寸
法分)送給されるとともに、ステップS3に示すよう
に、その電線送給時における押えローラ405の測長ロ
ーラ402からの離隔量(電線圧縮径)d(図16参
照)が検出される。この場合、電線送給時の圧縮径d
は、電線停止時の圧縮径dよりも大きくなる。
【0038】次に、ステップS4に示すように、下記実
験式(1),(2)に基づいて、電線圧縮径d,d
から、被覆電線50の線径Dおよび被覆硬度Hが求めら
れる。
【0039】 D=d+a…(1) H=(d−d)/d…(2) ここで、aは実験データから求められる定数を示す。
【0040】つづいて、ステップS5に示すように、芯
線状態M、線径Dおよび被覆硬度Hを、記憶手段601
に記憶された上記対応関係に関する情報に照合させて、
芯線状態M、線径Dよび被覆硬度Hから実際に加工され
る被覆電線の線種を決定する。例えば、芯線状態が
、線径がDおよび被覆硬度がHであったとき、
これらの条件をすべて満足するのは、図10ないし図1
2に示すように、線種がT11の被覆電線であることがわ
かる。
【0041】次にステップS6で、上述したように検出
された実際に加工される被覆電線50の線種(T11
と、上記入力手段610を介してデータ入力された被覆
電線の線種とを比較し、両者が一致しているか否かを判
定する(判定処理)。不一致の場合には、ステップS7
に移行し、ステップS6における判定回数が3回以下の
場合には、上記ステップS1ないしS6の動作が繰り返
される。そして、ステップS6での判定回数が3回を越
え、いずれも不一致の場合には、ステップS7からステ
ップS8に移行し、警告ランプ等を介して操作パネル6
11上に実際の線種とデータ入力された線種とが不一致
である旨の表示を行ってから、ステップS9でこのハー
ネス製造装置の駆動が停止される(警告処理)。
【0042】一方、ステップS6において、実際に加工
される被覆電線の線種(T11)とデータ入力された被覆
電線の線種とが一致していると判定されると、ステップ
S10に移行して、操作パネルに実際の線種とデータ入
力された線種とが一致している旨の表示を行い、ステッ
プS11に進んでデータ入力された線種に応じた処理手
順で本運転が開始される。
【0043】図14に示すように、本運転が開始される
と、ステップS12に示すように、電線50がフロント
側クランプ130およびリア側クランプ150にそれぞ
れ把持されてから、切断カッター141および切込カッ
ター142が同期して閉成し、電線50が切断カッター
141により切断されるとともに、切断位置の両側で電
線50外周の被覆部が切込カッター142によりそれぞ
れ切り込まれる。さらに、この切込状態で、フロント側
クランプ130が電線送給方向Pに対し逆方向Qに移動
し、そのクランプ130に把持された被覆電線50(以
下「残留電線50」と称す)の電線送給方向Pに対し下
流側端部の被覆部が剥ぎ取られる。さらにその動作と並
行して、リア側クランプ150が矢符P方向に移動し、
そのクランプ150に把持された被覆電線50(以下
「切断電線50」と称す)の電線送給方向Pに対し上流
側端部の被覆部が剥ぎ取られる(切断・皮剥処理)。
【0044】次に、ステップS13示すように、残留電
線50を把持したフロント側クランプ130が、端子圧
着機構160に向けて図1の矢符Rに示す右方向に移動
し、端子圧着機構160により残留電線50の皮剥端部
に端子52が圧着される。その後、フロント側クランプ
130が左方向Sに向けて移動し、残留電線50が電線
配設ラインW上に配置される。また、この動作に並行し
て、リア側クランプ150が端子圧着機構170に向け
て左方向Sに移動し、切断電線50の皮剥端部に端子5
2が圧着される。その後、リア側クランプ150は切断
電線50への把持を解除して所定の排出箇所に排出し、
電線配設ラインW上の元の位置に戻る。
【0045】一方、上記ステップS13と並行するよう
にして、測長ローラ402および送給ローラ211によ
り電線50が送給されて、電線ガイド機構120のガイ
ドローラ121,121間にたるみが形成されるるとと
もに(図3参照)、その電線送給と少し時期をずらして
ドローローラ131が回転し、ガイドローラ121,1
21間のたるみを消失させながら、電線50をリア側ク
ランプ150側に送り出す。
【0046】そして、ステップS14において継目が検
出されるまで(その詳細は後述する)、上述したステッ
プS12およびS13の動作が繰り返し行われて、両端
に端子52が圧着されたハーネス51(図7参照)が順
次製造される。
【0047】一方、このようなハーネス製造装置におい
て、異なる種類のハーネスを連続して製造するような場
合には、先に加工する第1の被覆電線50の後端に、次
に加工する第2の被覆電線の先端を接続しておいて、ハ
ーネス製造装置の駆動を停止させずに、連続的に異なる
種類のハーネスを製造するようにしている。
【0048】この場合、図14のステップS14に示す
ように、先に加工される第1の被覆電線50と次に加工
される第2の被覆電線との継目が芯線状態検出器300
を通過すると、一時的に芯線部が変化するため、その芯
線部の変化を芯線状態検出器300により検出すること
により、両被覆電線の継目が検出される。継目が検出さ
れると、第2の被覆電線が所定量送給された後、図13
のステップS1およびS2に戻ってステップS3ないし
S5に移行し、上記と同様に、第2の被覆電線の線種
が、入力手段610を介してデータ入力された第2の線
種と一致しているか否かが判定され、不一致の場合には
ハーネス製造装置の駆動が停止される一方、一致した場
合には本運転が開始されることとなる。本運転が開始さ
れるにあたり、制御手段600にあらかじめ入力された
情報に基づいて、電線送給装置200の電線送給量およ
びカッター機構140の開閉量が、第2の被覆電線に対
応するように自動的に調節され、その後ハーネスが上記
と同様に製造される。
【0049】なお、第2の被覆電線の線種、切断長およ
び被覆皮剥量等に関する情報の制御手段610への入力
は、第1の被覆電線50の情報入力につづけて行っても
よく、第1の被覆電線50の加工中に行ってもよい。要
は、第2の被覆電線が加工される前に行えばよい。
【0050】以上のように、このハーネス製造装置によ
れば、実際に加工される被覆電線50が、加工すべき被
覆電線と一致しているか否かを判定し、不一致の場合に
は、不一致である旨の表示を行うとともに、装置の駆動
を停止するようにしているため、オペレータのヒューマ
ンエラーにより被覆電線50を、その線種を誤ってセッ
トしたとしても、そのままの状態でハーネスは製造され
ることはない。このため、不良ハーネスが製造されるの
を防止でき、製品不良の発生を防止できる。
【0051】また、加工すべき被覆電線の切断長および
被覆皮剥量等に関する情報をあらかじめ入力して、線種
変更時等には、その線種に対応した切断長および被覆皮
剥量に変更されるように、電線送給装置200の電線送
給量およびカッター機構140の開閉量が自動的に調整
されるように構成しているため、電線送給装置200の
電線送給量およびカッター機構140の開閉量の調整を
従来のように手作業で行う場合と比較すると、これらの
調整作業が実質的に不要となって、生産性が向上すると
ともに、ヒューマンエラー等も防止でき、この点から
も、製品不良の発生を防止できる。
【0052】なお、上記実施例では、被覆電線50の線
径および被覆硬度を検出するためのセンサ501等の検
出手段を電線送給装置200に設けるようにしている
が、これらの検出手段を電線送給装置200以外の箇所
に単独に設けるようにしてもよい。例えば、図17に示
すように、電線送給装置200と芯線状態検出器300
との間に線径/被覆硬度検出器800を設けるようにし
てもよい。すなわち、電線配設ラインW上に配設された
被覆電線50を、エアーシリンダ803,813の駆動
により、固定ローラ802,812および可動ローラ8
04,814で挟持するように構成するとともに、その
ように挟持された際に、各固定ローラ802,812お
よび各可動ローラ804,814間の離隔量(電線圧縮
量)を検出するためのセンサ(図示省略)を設ける。そ
して、エアーシリンダ813側の空気圧をエアーシリン
ダ803側の空気圧よりも高く設定し、下記実験式
(3),(4)により被覆電線50の線径Dおよび被覆
硬度Hを求める。
【0053】 D=dH +b…(3) H=(dL −dH )/dL …(4) ここで、dL は低圧側電線圧縮径、dH 高圧側の電線圧
縮量、bは実験データから求められる定数を示す。な
お、これらの実験式(3),(4)による線径Dおよび
被覆硬度Hの検出は、定数bを変更することにより、被
覆電線50の送給中でも停止中でも行える。
【0054】また、これらの固定ローラ802,81
2、エアーシリンダ803,813、可動ローラ80
4,814およびセンサ等を2個ずつ用いずに、1個ず
つ用いて低圧および高圧の離隔量dL ,dH を検出する
ことも可能である。すなわち、1個のエアーシリンダへ
の空気圧を変更して、低圧時および高圧時の離隔量(電
線圧縮径)dL ,dH をそれぞれ検出するようにすれ
ば、エアーシリンダ等を2個ずつ用いなくともよい。
【0055】また、上記実施例では、被覆電線50の芯
線状態を、図8に示す渦電流式センサを含む芯線状態検
出器300により検出するようにしているが、図18に
示すような芯線状態検出器300を使用してもよい。こ
の芯線状態検出器300は、図8の芯線状態検出器30
0と同様、被覆電線50を挿通可能なコイル301aを
備えたセンサヘッド301を有している。このコイル3
01aに電源302より一定電流を供給してコイル30
1a内に一定磁場を発生させ、その一定磁場内に被覆電
線50を移動させる。すると、移動の開始時と停止時に
電磁誘導作用による逆起電力が発生するので、この逆起
電力による変化を、電流計303又は電圧計により観測
することにより、種々の被覆電線50の芯線部の情報が
得られる。このように、被覆電線50に所定の磁界を印
加し被覆電線50の芯線部との間で生じる電磁誘導作用
を利用して被覆電線50の芯線状態を検出することが可
能となる。
【0056】また、上記実施例では、被覆電線50の線
径、被覆硬度および芯線状態をそれぞれ検出し、実際に
加工される被覆電線50の線種を求めるようにしている
が、線径、硬度および芯線状態のうち少なくともいずれ
か一つを検出すれば、実際に加工される被覆電線の線種
を求めることができる場合には、線径、硬度および芯線
状態のうち少なくともいずれか一つを検出するようにす
ればよい。例えば、図10ないし図12に示すように線
径がD、被覆硬度がH、芯線状態がMのときに
は、それぞれ対応する被覆電線の線種は、T31,T32
33のいずれかに特定できるため、このような場合に
は、線径、硬度および芯線状態のうちいずれか一つを検
出するようにすればよい。
【0057】ところで、ハーネス製造装置の動作開始前
の情報入力は、バーコードを用いて行うことも可能であ
る。例えば、複数種の電線の各情報を、例えば記憶手段
601におらかじめ記憶させておく一方、各指示書にそ
れぞれバーコードを付与しておく。そして、バーコード
リーダーによりバーコードを読み取って、そのコードに
対応する電線の情報を記憶手段601から制御手段60
0に読み込むように構成すればよい。
【0058】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし4記載の
ハーネス製造装置によれば、装置にセットされて実際に
加工される被覆電線が、データ入力された被覆電線の線
種と一致しているか否かを判定し、不一致の場合には、
その旨の警告を行うようにしているため、ヒューマンエ
ラーにより、被覆電線をその線種を誤ってセットしたと
しても、上記警告により線種の選定ミスをオペレータが
認識できるので、誤った線種のままで被覆電線が加工さ
れることはなく、不良ハーネスの製造が防止されて製品
不良の発生を防止できるという効果がそれぞれ得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるハーネス製造装置を
示す概略平面配置図である。
【図2】実施例のハーネス製造装置を模式化した場合の
側面図である。
【図3】実施例のハーネス製造装置を模式化した場合の
側面図である。
【図4】実施例に適用された電線送給装置の要部拡大側
面図である。
【図5】図4のV −V 線断面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】実施例のハーネス製造装置により製造されたハ
ーネスを示す平面図である。
【図8】実施例に適用された芯線状態検出器を示す斜視
図である。
【図9】実施例のハーネス製造装置の制御系を説明する
ための図である。
【図10】実施例における線径と線種との対応関係を説
明するための図である。
【図11】実施例における被覆硬度と線種との対応関係
を説明するための図である。
【図12】実施例における芯線状態と線種との対応関係
を説明するための図である。
【図13】実施例のハーネス製造装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図14】実施例のハーネス製造装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図15】実施例のハーネス製造装置を説明するための
要部拡大断面図である。
【図16】実施例のハーネス製造装置を説明するための
要部拡大断面図である。
【図17】この発明の変形例を説明するための側面図で
ある。
【図18】芯線状態検出器の変形例を示す図である。
【図19】従来のハーネス製造装置を示す略側面図であ
る。
【図20】従来のハーネス製造装置を示す略側面図であ
る。
【符号の説明】
50 被覆電線 300 芯線状態検出器 501 センサ 600 制御手段 601 記憶手段 610 入力手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆電線を加工してハーネスを製造する
    ハーネス製造装置であって、 加工すべき被覆電線の線種を入力するための入力手段
    と、 実際に加工される被覆電線の線径を検出するための検出
    手段と、 被覆電線の線径と被覆電線の線種との対応関係に関する
    情報が記憶された記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記実際に加工される被
    覆電線の線径を、前記記憶手段の前記情報に照合させ
    て、その線径から前記実際に加工される被覆電線の線種
    を求めるとともに、その実際の線種と、前記入力手段を
    介してあらかじめ入力された前記加工すべき被覆電線の
    線種とを比較して、両者の一致・不一致を判定し、不一
    致の場合には、その旨の警告を行う制御手段とを備えた
    ハーネス製造装置。
  2. 【請求項2】 被覆電線を加工してハーネスを製造する
    ハーネス製造装置であって、 加工すべき被覆電線の線種を入力するための入力手段
    と、 実際に加工される被覆電線に接離自在な検出体を有し、
    その検出体の被覆電線への接触時における前記被覆電線
    の被覆部の圧縮量に基づいて、被覆硬度を検出するため
    の検出手段と、 被覆電線の被覆硬度と被覆電線の線種との対応関係に関
    する情報が記憶された記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記実際に加工される被
    覆電線の被覆硬度を、前記記憶手段の前記情報に照合さ
    せて、その被覆硬度から前記実際に加工される被覆電線
    の線種を求めるとともに、その実際の線種と、前記入力
    手段を介してあらかじめ入力された前記加工すべき被覆
    電線の線種とを比較して、両者の一致・不一致を判定
    し、不一致の場合には、その旨の警告を行う制御手段と
    を備えたハーネス製造装置。
  3. 【請求項3】 被覆電線を加工してハーネスを製造する
    ハーネス製造装置であって、 加工すべき被覆電線の線種を入力するための入力手段
    と、 実際に加工される被覆電線に所定の磁界を印加し被覆電
    線の芯線部との間で生じる電磁誘導作用を利用して被覆
    電線の芯線状態を検出するための検出手段と、 被覆電線の芯線状態と被覆電線の線種との対応関係に関
    する情報が記憶された記憶手段と、 前記検出手段により検出された前記実際に加工される被
    覆電線の芯線状態を、前記記憶手段の前記情報に照合さ
    せて、その芯線状態から前記実際に加工される被覆電線
    の線種を求めるとともに、その実際の線種と、前記入力
    手段を介してあらかじめ入力された前記加工すべき被覆
    電線の線種とを比較して、両者の一致・不一致を判定
    し、不一致の場合には、その旨の警告を行う制御手段と
    を備えたハーネス製造装置。
  4. 【請求項4】 被覆電線を加工してハーネスを製造する
    ハーネス製造装置であって、 加工すべき被覆電線の線種を入力するための入力手段
    と、 実際に加工される被覆電線の線径を検出するための第1
    の検出手段と、 前記実際に加工される被覆電線に接離自在な検出体を有
    し、その検出体の被覆電線への接触時における前記被覆
    電線の被覆部の圧縮量に基づいて、被覆硬度を検出する
    ための第2の検出手段と、 前記実際に加工される被覆電線に所定の磁界を印加し被
    覆電線の芯線部との間で生じる電磁誘導作用を利用して
    被覆電線の芯線状態を検出するための第3の検出手段
    と、 被覆電線の線径、被覆硬度および芯線状態と、被覆電線
    の線種との対応関係に関する情報が記憶された記憶手段
    と、 前記第1ないし第3の検出手段により検出された前記実
    際に加工される被覆電線の線径、被覆硬度および芯線状
    態を、前記記憶手段の前記情報にそれぞれ照合させて、
    それらの線径、被覆硬度および芯線状態から前記実際に
    加工される被覆電線の線種を求めるとともに、その実際
    の線種と、前記入力手段を介してあらかじめ入力された
    前記加工すべき被覆電線の線種とを比較して、両者の一
    致・不一致を判定し、不一致の場合には、その旨の警告
    を行う制御手段とを備えたハーネス製造装置。
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