JPH06131025A - 数値制御装置における状態モニタの表示方法 - Google Patents

数値制御装置における状態モニタの表示方法

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JPH06131025A
JPH06131025A JP30473792A JP30473792A JPH06131025A JP H06131025 A JPH06131025 A JP H06131025A JP 30473792 A JP30473792 A JP 30473792A JP 30473792 A JP30473792 A JP 30473792A JP H06131025 A JPH06131025 A JP H06131025A
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JP30473792A
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English (en)
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Eizo Nakano
栄造 中野
Kyoichi Yamamoto
京一 山本
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Okuma Corp
Original Assignee
Okuma Machinery Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】数値制御装置における状態モニタの表示方法に
おいて、有意で正確な情報をオペレータに簡単に知らし
めて加工状況や稼働状況をより正確に把握させる。 【構成】所定の時刻を記憶し、記憶した所定の時刻に従
って状態信号及び状態データを時系列に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、数値制御装置における
状態モニタの表示方法に関し、特に、工作機械の加工/
稼働に応じて時々刻々変化する状態信号及び状態データ
を自動的に検出し、オペレータの設定した演算式に従っ
て演算して有意データとした上で、この有意データに基
づいて加工/稼働の状態をモニタして表示する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】今日、工場内においては、多様化するユ
ーザニーズに応えるため、多品種少量、変種変量の生産
に対応できる生産設備を備えることが必要になってきて
いる。即ち、生産対象、段取り等の頻繁な変化に即応す
るため、各生産設備における生産状況、稼働状況を正確
に把握、分析できることが必要になってきているのであ
る。従って、工作機械においても、加工状況、稼働状況
を正確に把握することが重要である。そのため、工作機
械を制御する数値制御装置(以下、NC装置と称する)
においては、部品加工個数、切削時間などの状態信号や
加工プログラムのコードの状態データを、一定の周期毎
にチェックして積算し、棒グラフとしてNC装置の画面
上に表示するようにしている。
【0003】従来のNC装置における加工/稼働の状態
をモニタして表示する方法を、図14のブロック図及び
図15のフローチャートをもとに説明する。NC装置が
稼働している状態において、一定の周期で図15の処理
が行なわれる。時刻情報検出部14は、タイマ装置15
より時刻情報Tmを検出し(ステップS1)、状態情報
検出の時刻であるか否かを判定する(ステップS2)。
時刻情報Tmが状態情報検出の時刻であれば状態情報選
択部12にトリガ信号Trを出し、時刻情報Tmが状態
情報検出の時刻で無ければ、なにもしないで処理を終了
する。なお、図示していないが、状態情報検出の時刻に
ついては、毎分あるいは5分置きなどのように外部から
設定可能になっている。
【0004】状態情報選択部12は、トリガ信号Trを
受けとると、予め設定されている状態情報の中から選択
した状態信号SGSL及び状態データDTSLの検出
を、それぞれ状態信号検出部10及び状態データ検出部
11に指令する(ステップS3)。状態信号検出部10
及び状態データ検出部11は、それぞれ選択されている
状態信号SGSL及び状態データDTSLを検出し、検
出した状態信号SGD及び状態データDTDを状態情報
記憶部16に記憶する(ステップS4)。出力制御部1
7は、状態情報記憶部16に記憶された状態信号及び状
態データSTIを積算し、表示制御部18のビデオRA
Mの該当位置に積算値に比例した面積を棒状に塗りつぶ
して書き込み、表示装置19を通じて棒グラフとして表
示する。なお、状態情報選択部12において選択する状
態信号SGSL及び状態データDTSLは、状態情報入
力部13から設定及び変更ができるようになっている。
【0005】図16は、NC装置の画面上に表示された
棒グラフの例である。表示内容はファンクションキー及
び図示しないカーソルキーとによって切替えることが出
来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のNC装
置における状態モニタの表示方法では、表示から各項目
の発生回数や頻度を求めることはできても、個々の現象
の発生時刻や、発生する順序をモニタすることが出来な
いため、加工状況や稼働状況をより正確に把握すること
が困難であった。例えば、図16の例において、NC装
置が通電状態にあった4時間の内、1.5時間が稼働状
態にあり、2.5時間が非稼働状態にあったことはわか
っても、1.5時間連続で稼働していたのか、それとも
30分ずつ3回に分かれて稼働状態にあったのかと言っ
たことがわからない。
【0007】また、比較的長い非稼働状態に注目して分
析する場合、例えば非稼働状態の中の待機状態が、どの
ような事情で発生したのかを分析するためには、いつ、
どのくらいの時間、待機状態であったかを簡単に知る必
要が有るが、表示からそれを知ることは不可能であっ
た。同じように稼働状況の分析のために、オペレータが
特定の時刻におけるNC装置の稼働状況を後で確認しよ
うと思っても、表示からそれを読みとることは不可能で
あった。本発明は、上記のような事情からなされたもの
であり、本発明の目的は、有意で正確な情報をオペレー
タに簡単に知らしめて加工状況や稼働状況をより正確に
把握させることが出来る加工/稼働の状態モニタの表示
方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、機械の加工/
稼働の状態信号及び状態データを所定の時刻に検出し、
前記加工/稼働の状態をモニタして表示する方法に関す
るものであり、本発明の上記目的は、前記所定の時刻を
記憶し、記憶した所定の時刻に従って前記状態信号及び
状態データを時系列に表示することにより達成される。
【0009】
【作用】本発明にあっては、加工/稼働の状態信号及び
状態データを得るときの時刻の情報も一緒に得るように
しているので、加工/稼働の状態を時刻毎に表示するこ
とができ、加工状況や稼働状況をオペレータにより正確
に把握させることができる。
【0010】
【実施例】本発明のNC装置における加工/稼働の状態
をモニタして表示する方法のうち、加工/稼働の状態信
号及び状態データの収集までは3通りあるが、その後の
状態モニタの表示は1通りであるので、収集までをまず
説明し、表示については後でまとめて説明する。まず、
収集までの第1の方法を、図1のブロック図及び図2の
フローチャートをもとに説明する。NC装置が稼働して
いる状態において、一定の周期で図2の処理が行なわれ
る。時刻情報検出部14は、タイマ装置15より時刻情
報Tmを検出し(ステップS1)、状態情報検出の時刻
であるか否かを判定する(ステップS2)。
【0011】時刻情報Tmが状態情報検出の時刻であれ
ばステップS10以下へ進み、時刻情報Tmが状態情報
検出の時刻で無ければ、なにもしないで処理を終了す
る。なお、図には明示していないが、状態情報検出の時
刻については、毎分あるいは5分置きなどのように外部
から設定可能になっている。時刻情報検出部14は、状
態情報選択部12にトリガ信号Trを送り出し、検出し
た時刻Tmを時刻情報記憶部110に記憶する。(ステ
ップS10) 状態情報選択部12は、トリガ信号Trを受けとると、
予め設定されている状態情報の中から選択した状態信号
SGSL及び状態データDTSLの検出を、それぞれ状
態信号検出部10及び状態データ検出部11に指令する
(ステップS3)。
【0012】状態信号検出部10及び状態データ検出部
11は、それぞれ選択されている状態信号SGSL及び
状態データDTSLを検出し、検出した状態信号SGD
及び状態データDTDを状態情報記憶部16に記憶する
(ステップS4)。状態情報記憶部16に記憶された状
態データSTIは、状態情報編集部115から事後に編
集可能である。この第一の方法によれば、加工/稼働の
状態信号及び状態データSTIを獲得するのと同時に時
刻情報TmIを獲得することができる。なお、図2の処
理が呼び出される周期は、状態情報検出時刻の周期に対
して十分に短いものである。図10は、この第1の方法
によって収集した加工/稼働の状態データ及び時刻情報
の部分例(以下、収集例1と称する)である。収集例1
における情報検出の時刻は、毎分となっている。
【0013】次に、収集までの第2の方法を、図3のブ
ロック図及び図4のフローチャートを基に説明する。N
C装置が稼働している状態において、一定の周期で図4
の処理が行なわれる。状態情報選択部12は、予め設定
されている状態情報の中から選択した状態信号SGSL
及び状態データDTSLの検出を、それぞれ状態信号検
出部10及び状態データ検出部11に指令する(ステッ
プS3)。状態信号検出部10は、選択されている状態
信号SGSLのうちで、前回検出した信号と今回検出し
た信号が変化しているか否かをチェックし(ステップS
20)、状態信号が変化していればステップS22以下
へ進み、状態信号が変化していなければ、ステップS2
1へ進む。
【0014】状態データ検出部11は、選択されている
状態信号DTSLのうちで、前回検出したデータと今回
検出したデータが変化しているか否かをチェックし(ス
テップS21)、状態データが変化していればステップ
S22以下へ進み、状態データが変化していなければ、
なにもしないで処理を終了する。状態情報検出部10及
び状態データ検出部11は、変化した状態信号SGC及
び状態データDTCを状態情報記憶部16に記憶し、時
刻情報検出部14へ状態情報が変化したことを知らせる
トリガ信号TrCを送出する(ステップS22)。状態
情報記憶部16に記憶された状態データSTIは、状態
情報編集部115から事後に編集可能である。
【0015】時刻情報検出部14は、トリガ信号TrC
を受けとると、タイマ装置15より時刻情報Tmを検出
し(ステップS1)、状態信号及び状態データが変化し
た時刻として時刻情報記憶部110に記憶する(ステッ
プS10)。この第2の方法によれば、加工/稼働の状
態データSTIを獲得するのと同時に時刻情報TmIを
獲得することができ、情報の精度を落さずに少ない記憶
容量でデータを確保することができる。図11は、この
第2の方法によって収集した加工/稼働の状態データ及
び時刻情報の部分例(以下、収集例2と称する)であ
る。収集例2において、ON/OFFの状態が記憶され
た場所以外はメモリを実装する必要が無い。これらの場
所については時刻情報が以前の状態を調べて外挿するこ
とで、全ての時刻に於ける加工/稼働の状態データを再
現することができる。
【0016】次に、収集までの第3の方法を図5のブロ
ック図及び図6のフローチャートを基に説明する。NC
装置が稼働している状態において、一定の周期で図6の
処理が行なわれる。時刻情報検出部14は、タイマ装置
15より時刻情報Tmを検出し(ステップS1)、状態
情報検出の時刻であるか否かを判定する(ステップS
2)。時刻情報Tmが状態情報検出の時刻であれば状態
情報選択部12にトリガ信号Trを送出して、ステップ
S3以下を実行し、時刻情報Tmが状態情報検出の時刻
で無ければステップS31以下へ進む。
【0017】状態情報選択部12は、トリガ信号Trを
受けとると、予め設定されている状態情報の中から選択
した状態信号SGSL及び状態データDTSLの検出
を、それぞれ状態信号検出部10及び状態データ検出部
11に指令する(ステップS3)。状態信号検出部10
及び状態データ検出部11は、それぞれ選択されている
状態信号SGSL及び状態データDTSLを検出し、検
出した状態信号SGD及び状態データDTDをリングバ
ッファ111に記憶する(ステップS30)。時刻情報
検出部14は、検出した時刻情報Tmがリングバッファ
演算の時刻であるか否かチェックし(ステップS3
1)、時刻情報Tmがリングバッファ演算の時刻でなけ
れば、なにもしないで処理を終了する。一方、時刻情報
Tmがリングバッファ演算の時刻であれば、トリガ信号
TrCをリングバッファ演算部112へ送出すると共
に、検出した時刻情報Tmを、状態情報STDが確定し
た時刻として時刻情報記憶部110に記憶する(ステッ
プS10)。
【0018】なお、図示していないが、状態情報検出の
時刻及びリングバッファ演算の時刻については、毎分及
び5分置き、毎分及び10分置き、などのように外部か
ら設定可能になっている。リングバッファ演算部112
は、バッファ演算設定部113より予め設定された演算
方法に従ってリングバッファ111のデータRBDを演
算し(ステップS32)、演算結果を状態情報STDと
して状態情報記憶部16に記憶する(ステップS3
3)。状態情報記憶部16に記憶された状態データST
Iは、状態情報編集部115から事後に編集可能であ
る。
【0019】この第3の方法によれば、加工/稼働の状
態信号及び状態データを演算した結果STIを獲得する
のと同時に時刻情報TmIを獲得することができる。な
お、図6の処理が呼び出される周期は、状態情報検出時
刻の周期に対して十分に短いものであり、また、リング
バッファ演算時刻の周期は、状態情報検出の周期に対し
て十分に長いものである。このようにリングバッファを
用いることにより、データを一度加工してから収集でき
るので、逐一データを収集する場合に比べて、少ない記
憶容量でデータを確保することが出来る。また、リング
バッファの演算周期及び演算方法をオペレータが設定出
来るため、オペレータが必要とするだけの情報精度を確
保することが出来、オペレータの要求する特殊な処理に
も対応できる。
【0020】例えば、状態情報検出の時刻及びリングバ
ッファ演算の時刻をそれぞれ毎分及び30分置きと設定
し、リングバッファ演算時に不良状態が3回以上をアラ
ームとする等の処理を簡単に実現できる。図12は、こ
の第3の方法によって収集した加工/稼働の状態データ
及び時刻情報の部分例(以下、収集例3と称する)であ
る。収集例3においては、状態情報検出の時刻及びリン
グバッファ演算の時刻をそれぞれ毎分及び10分置きと
設定し、リングバッファ演算式は、ONの状態を単純に
加算している。次に、このようにして収集した状態信
号、状態データ及び時刻情報をもとに、画面表示を行な
う場合の具体的な方法について図7(以下、表示例1と
称する)、図8(以下、表示例2と称する)、図9(以
下、表示例3と称する)、図10(収集例1)、図11
(収集例2)及び図12(収集例3)を基に説明する。
【0021】表示例1(図7)は、各稼働状態を縦軸と
し、時刻を横軸として、稼働状況を時系列的に表示した
例である。時刻表示の単位時間は10分となっており、
時間表示は図示しないカーソルキーにより横方向にスク
ロールすることができる。このように稼働状況を時系列
的に表示することにより、ユーザはNC装置の稼働状況
を直観的かつ詳細に知ることができ、また特定の時刻に
おける稼働状況を確認することが出来るようになる。表
示例2(図8)は、各稼働状態を縦軸とし、単位時間を
横軸として格子を構成し、稼働状況に応じて格子を時系
列的に塗りつぶして表示した例である。単位時間は10
分となっており、時間表示は図示しないカーソルキーに
より横方向にスクロールすることができる。このように
格子を塗りつぶして表示することにより、図7の例では
明示的でなかった単位時間の存在がより明確になり、ユ
ーザはNC装置の稼働状況を直観的かつ詳細に知ること
ができるようになる。
【0022】表示例1及び表示例2のように表示する方
法は、基本的に同一であり、図13の出力制御部17に
おける演算方法を示すフローチャートにより説明する。
まず、出力制御部17は、状態情報記憶部16及び時刻
情報記憶部110に記憶されたデータをもとに縦軸とし
て各状態情報名、横軸として時刻を、表示制御部18の
ビデオRAMに書き込み、演算するためのの時刻及び状
態を特定する(ステップS40及びステップS41)。
例えば表示例1及び表示例2の場合、初期値として時刻
=12時30分〜12時39分、状態=通電状態のよう
に決定する。
【0023】次に該当する時刻及び状態の表示データの
演算結果が表示情報バッファ114に保存されているか
否かを調べ(ステップS42)、演算結果が保存されて
いれば表示情報バッファ114から演算結果を読みだし
(ステップS45)、演算結果が保存されていなけれ
ば、単位時間毎の表示データを演算し(ステップS4
3)、演算結果を表示情報バッファ114に書き込む
(ステップS44)。収集例1(図10)においては、
1分毎の各稼働状態を加算し、四捨五入して10分毎の
各稼働状態を求める。例えば、時刻が13時10分から
13時19分までの通電状態は、全てONであるから、
10分毎の状態もONになる。
【0024】収集例2(図11)においては、事前にデ
ータを外挿して一分毎の各稼働状態を求めておく必要が
あるが、それ以外は収集例1と同じである。収集例3
(図12)においては、そのまま四捨五入するだけで良
い。例えば、時刻が13時10分から13時19分に相
当する記録は、演算時刻が13時19分に記憶されてお
り、通電状態=10となっているので、四捨五入して1
0分毎の状態はONとなる。以上の例では、簡単のため
に単位時間を10分として説明した。このようにして求
めた単位時間毎の各稼働状態を、表示制御部18のビデ
オRAMの該当する位置に矩形のキャラクタとして書き
込む際に、表示例1においては横方向にすき間のない矩
形を指示し、表示例2においては横方向にすき間のある
矩形を指示する。なお、矩形をキャラクタとしてではな
く、グラフィックで表示を実現しても良い(ステップS
46)。
【0025】特定の時刻における表示領域内の全ての状
態について、ビデオRAMへの出力が終了したか否かを
判定し(ステップS47)、ビデオRAMへの出力が未
終了であればステップS41にもどって、新たに演算す
る状態を特定して処理を続行する。ビデオRAMへの出
力が終了であれば、表示領域内の全ての時刻について、
ビデオRAMへの出力が終了したか否かを判定し(ステ
ップS48)、ビデオRAMへの出力が未終了であれば
ステップS40にもどって、新たに演算する時刻を特定
して処理を続行する。ビデオRAMへの出力が全て終了
であれば表示制御部18がビデオRAMの内容を表示装
置19に表示し、全ての処理を終了する。
【0026】表示例3(図9)は、格子を塗りつぶす際
に稼働状況に応じて形状を変化させて表示した例であ
る。このように格子を塗りつぶす際の形状を変化させる
ことにより、より詳細なデータを画面に表示できる。時
刻表示の単位時間は10分となっており、時間表示は図
示しないカーソルキーにより横方向にスクロールするこ
とができる。なお、表示例3では、形状を矩形に変化さ
せて表示したが、単位時間当たりの稼働実績に面積が比
例した三角形あるいは台形の表示でもよく、また形状で
はなく色または輝度を単位時間当たりの稼働実績に比例
して変化させても良い。
【0027】表示例3を実現するには、単位時間毎の各
稼働状態を、単純2値ではなく分数として求める必要が
ある。そのために図13のステップS43における単位
時間毎の表示データの演算方法と、表示情報バッファ1
14におけるデータの持ち方が異なる。以下に演算方法
の例を示す。なお、簡単のために単位時間を10分とし
て説明する。 収集例1(図10)においては、1分毎の各稼働状態を
加算し、10分毎の各稼働状態における分子として求め
る。 収集例2(図11)においては、事前にデータを外挿し
て一分毎の各稼働状態を求めておく必要があるが、それ
以外は収集例1と同じである。
【0028】収集例3(図12)においては、そのまま
数値を分子とすれば良い。このようにして求めた分子に
対して分母は(10分毎の各稼働状態を求めたので)1
0となる(ステップS43)。演算結果は表示情報バッ
ファ114に保存され(ステップS44)、表示制御部
18のビデオRAMに出力されるが、この時に分子/分
母に比例して格子を塗りつぶす面積を変えて出力する。
例えば稼働状態値が3であれば格子の3/10の面積を
塗りつぶした矩形のキャラクタを、表示制御部18のビ
デオRAMの該当する位置に書き込む(ステップS4
5)。なお、矩形をキャラクタとしてではなく、グラフ
ィックで表示を実現しても良い。また矩形ではなく、格
子の3/10の面積を塗りつぶした三角形あるいは台形
のキャラクタまたはグラフィックを表示しても良い。ま
た、矩形の形状を変化させるのではなく、3/10に相
当する色または輝度の矩形を表示しても良い。次に表示
画面の時刻表示を横方向にスクロールする方法について
述べる。表示情報バッファ114は、双方向のリングバ
ッファになっており、表示画面の時刻表示を横方向にス
クロールする際には、該当する時刻の表示情報がバッフ
ァに有ればバッファより読みだして画面に表示し、バッ
ファに無ければ新たに演算して表示制御部18のビデオ
RAMに書き込むと同時に、演算結果を表示情報バッフ
ァ114に記憶する。
【0029】このように表示情報のバッファを持つこと
により、同じ演算を何度も繰り返すことなく画面表示の
スクロールを実現することが出来る。最後に、状態情報
記憶部16に記憶された状態情報STIの編集方法につ
いて、説明する。代表例として、収集例3(図12)及
び表示例3(図9)を編集する場合について述べる。状
態情報STIの編集時には、画面上に矩形のブロックカ
ーソルが表示される。このブロックカーソルは、図示し
ないカーソルキーにより画面上を移動可能であり、編集
したい表示データに重ねることができる。
【0030】ブロックカーソルを表示データに重ねた状
態で、+/−キーを押すことにより出力制御部17は表
示制御部18のビデオRAMを書き換えると同時に表示
情報バッファ114を書き換え、同時に状態情報編集部
115に状態情報STIの変更を指示する。状態情報編
集部115は、状態情報記憶部16に記憶された該当す
る時刻の該当する状態データを変更する。図17は表示
例3(図9)のデータを編集した例であり、13時10
分から13時19分までの10分間がすべて段取状態と
なっていたが、実際はそのうちの5分間は協議状態であ
った場合の例である。図18は図17のデータを表示し
た例であり、編集用のブロックカーソルが協議状態の欄
に表示されている。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明のNC装置における
状態モニタの表示方法によれば、有意で正確な情報をオ
ペレータに簡単に知らしめて加工状況や稼働状況をより
正確に把握させることができるので、オペレータの負担
を増大させることなく多品種小量生産や変種変量生産に
即座に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法を実現する機能の第1の例を示すブロック図である。
【図2】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法のうち表示データ収集までの第1の方法を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法を実現する機能の第2の例を示すブロック図である。
【図4】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法のうち表示データ収集までの第2の方法を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法を実現する機能の第3の例を示すブロック図である。
【図6】本発明のNC装置における状態モニタの表示方
法のうち表示データ収集までの第3の方法を示すフロー
チャートである。
【図7】本発明方法による表示の第1の例を示す図。
【図8】本発明方法による表示の第2の例を示す図。
【図9】本発明方法による表示の第3の例を示す図。
【図10】本発明方法により収集した表示データの第1
の例を示す図。
【図11】本発明方法により収集した表示データの第2
の例を示す図。
【図12】本発明方法により収集した表示データの第3
の例を示す図。
【図13】本発明方法による表示を説明するフローチャ
ートである。
【図14】従来のNC装置における状態モニタの表示方
法を実現する機能の一例を示すブロック図である。
【図15】従来のNC装置における状態モニタの表示方
法を説明するフローチャートである。
【図16】従来方法による表示例を示す図である。
【図17】本発明方法により編集した表示データ例を示
す図である。
【図18】本発明方法により編集した表示データの表示
例を示す図である。
【符号の説明】
10 状態信号検出部 11 状態データ検出部 15 タイマ装置 110 時刻情報記憶部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御装置にて、工作機械の加工/稼働
    の状態信号及び状態データを所定の時刻に検出し、前記
    加工/稼働の状態をモニタして表示する方法において、
    前記所定の時刻を記憶し、記憶した所定の時刻に従って
    前記状態信号及び状態データを時系列に表示するように
    したことを特徴とする数値制御装置における状態モニタ
    の表示方法。
  2. 【請求項2】前記状態信号及び状態データを時系列に表
    示する際、格子を設け、各格子内を稼働状態にある時間
    に応じて塗りつぶすようにした請求項1に記載の数値制
    御装置における状態モニタの表示方法。
  3. 【請求項3】前記各格子内を稼働状態にある時間の割合
    に応じて表示する際に色、輝度または形状を変化させ
    て、塗りつぶすようにした請求項2に記載の数値制御装
    置における状態モニタの表示方法。
  4. 【請求項4】前記状態信号及び状態データを、単位時間
    に一回以上のサイクルで検出するようにした請求項1に
    記載の数値制御装置における状態モニタの表示方法。
  5. 【請求項5】前記状態信号及び状態データを、単位時間
    に一回以上のサイクルで検出し、前記状態信号及び状態
    データの値が変化した場合にのみ、前記所定時刻と共に
    記憶するようにした請求項1に記載の数値制御装置にお
    ける状態モニタの表示方法。
  6. 【請求項6】前記状態信号及び状態データを、単位時間
    に一回以上のサイクルで検出してリングバッファに保存
    し、前記単位時間毎に前記リングバッファのデータを加
    工した結果を前記状態信号及び状態データとして記憶す
    るようにした請求項1に記載の数値制御装置における状
    態モニタの表示方法。
  7. 【請求項7】前記状態信号及び状態データを編集可能に
    した請求項1に記載の数値制御装置における状態モニタ
    の表示方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106575119A (zh) * 2014-08-22 2017-04-19 捷太格特欧洲公司 配置有集成事件记录器的诸如动力转向计算机的用于车辆的计算机
WO2018235170A1 (ja) * 2017-06-20 2018-12-27 ヤマザキマザック株式会社 工作機械管理システムおよび工作機械の管理方法

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