JPH0613095U - 赤外線リモコン照明器具 - Google Patents

赤外線リモコン照明器具

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JPH0613095U
JPH0613095U JP050279U JP5027992U JPH0613095U JP H0613095 U JPH0613095 U JP H0613095U JP 050279 U JP050279 U JP 050279U JP 5027992 U JP5027992 U JP 5027992U JP H0613095 U JPH0613095 U JP H0613095U
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remote control
light receiving
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茂久 吉田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光ランプから発する赤外線ノイズの影響を
除去してリモコン動作性能を改善する。 【構成】 蛍光ランプ4が装着される器具本体1のラン
プ収納空間内において赤外線リモコン送信器11から発
する赤外線信号を受光するとともに蛍光ランプ4から発
する赤外線ノイズを受光する位置に第1の赤外線受光部
5を配設し、器具本体1のランプ収納空間内において蛍
光ランプ4の赤外線ノイズのみを受光する位置に第2の
赤外線受光部6を配設する。また、第1および第2の赤
外線受光部5,6による両受光信号の差をとる減算手段
を設け、減算手段の出力信号を解読するリモコン信号解
読手段を設け、リモコン信号解読手段の出力信号に基づ
いて蛍光ランプ4の点灯状態を制御する点灯制御手段を
設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、赤外線を利用した遠隔操作で、例えば高周波点灯する放電ランプ の点灯,消灯,調光等の制御を行うことができる赤外線リモコン照明器具で、特 に赤外線受光部が赤外線ノイズ源である例えば蛍光ランプと同じ空間に収納され ている赤外線リモコン照明器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9に従来の赤外線リモコン照明器具の概略断面図を示す。図9において、5 1はセードを兼ねる器具本体である。52は器具本体51に内蔵された高周波イ ンバータ回路およびリモコン受信制御回路等を含む点灯回路ブロックである。5 3は反射板である。54は環形の蛍光ランプである。55は点灯回路ブロック5 2の中央先端部に取り付けられた赤外線受光部である。56は器具本体51の下 面開口を塞ぐ下面透光パネルであり、器具本体51内において反射板53と下面 透光パネル56とで囲まれた空間がランプ収納空間となっている。57は電源コ ードである。58は赤外線リモコン送信器である。なお、ランプホルダおよびラ ンプ支持ばねの図示は省略している。
【0003】 図10に従来の赤外線リモコン照明器具の回路ブロック図を示す。図10にお いて、61は図9における赤外線受光部55に取り付けられて赤外線リモコン送 信器58から発する赤外線信号および蛍光ランプ54から発する赤外線ノイズを 受光するPIN受光ダイオードである。62はPIN受光ダイオード61に流れ る光電流から副搬送波成分等の高周波成分の除去、波形整形等を行ってリモコン 信号に対応した電圧信号を出力する電気信号処理回路であり、電気信号出力端子 63からは赤外線の光強度に比例した電圧信号が出力される。
【0004】 64はリモコン信号解読手段を構成するマイクロコンピュータ回路である。6 5はマイクロコンピュータ回路64から出力される解読信号に従って図9の蛍光 ランプ54の点灯,消灯の切替あるいは調光制御等を行う点灯制御回路である。 66は40kHz程度の周波数で発振する高周波インバータ回路を含み点灯制御回 路65の出力信号に従って蛍光ランプ54へ供給する電力を制御するランプ制御 回路である。
【0005】 以上のような構成の赤外線リモコン照明器具は、赤外線リモコン送信器58に よって赤外線受光部55に向けて実線矢印A1 のように赤外線信号を送ると、赤 外線受光部55が赤外線信号を受光し、この赤外線受光部55の出力信号に基づ いて点灯回路ブロック52が蛍光ランプ54の点灯,消灯あるいは調光等を制御 することになる。上記の赤外線信号は例えば、36.7kHzの副搬送波に載せて 送信される。
【0006】 電気回路的には、実線矢印A1 の赤外線信号をPIN受光ダイオード61が受 光し、それに伴って流れる光電流が電気信号処理回路62で電圧信号に変換され て電気信号出力端子63より出力される。マイクロコンピュータ回路64は、電 気信号出力端子63より出力された電圧信号を解読して解読信号を出力する。点 灯制御回路65は、解読信号に従って蛍光ランプ54の点灯,消灯あるいは調光 等を制御し、ランプ制御回路66は点灯制御回路65の信号に従って蛍光ランプ 54への給電を制御することになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような赤外線リモコン照明器具は、赤外線受光部5が赤外線ノイズ源で ある例えば蛍光ランプ54と同じ空間に収納されているので、蛍光ランプ54か ら出る破線矢印A2 で示すような赤外線ノイズも実線矢印A1 の赤外線信号と合 わせて受光することになる。つまり、赤外線ノイズが重畳した赤外線信号を受光 することになり、電気信号出力端子63から出力される電圧信号も、ノイズが重 畳した信号となり、マイクロコンピュータ回路64でのリモコン信号解読が正確 に行われなくなり、リモコン動作が不能となったり、誤動作をするおそれがあっ た。
【0008】 図3(a),(b)は赤外線ノイズによってリモコン動作が不能となったり、 誤動作をすることを示す各部の波形図であり、同図(a)はPIN受光ダイオー ド61の光電流の波形を示し、B1 部は赤外線信号による信号波形で副搬送波成 分が重畳し、B2 部は赤外線ノイズによるノイズ波形で高周波インバータ回路に よる点灯周波数成分が重畳している。直線B3 は赤外線直流分補正レベル、つま り信号波形の整形を行うときのしきい値を示している。同図(b)は電気信号処 理回路62からマイクロコンピュータ回路64へ送られる搬送波成分および点灯 周波数成分の除去した後の電圧信号の波形を示している。
【0009】 図3(a),(b)から赤外線信号によるパルス以外に、赤外線ノイズによる パルスも合わせて存在し、正常なリモコン信号とは異なるパルス波形となってい ることが明らかである。 以上のような赤外線ノイズによるリモコン動作不能あるいと誤動作といった状 況を回避するために、従来は、図11に示すように、赤外線受光部55の前方位 置に赤外線ローパスフィルタ59および赤外線ハイパスフィルタ60を重ねて配 設し、赤外線受光部55に入射する赤外線の波長域を赤外線信号の波長域に制限 することで、赤外線ノイズを遮断し、赤外線ノイズによる誤動作、動作不能等の 問題を解消するようにしていた。
【0010】 図12に赤外線ハイパスフィルタ60の特性を示し、図13に赤外線ローパス フィルタ59の特性を示している。図12および図13において、横軸に赤外線 波長(nm)をとり、縦軸に赤外線透過率(%)をとっている。図12および図 13から、赤外線ローパスフィルタ59および赤外線ハイパスフィルタ60を重 ねると、略850nm〜1000nmの波長域の赤外線を高い透過率で透過させ 、その両側の波長域の赤外線をほとんど遮断することになる。
【0011】 ところが、蛍光ランプ54を高周波点灯させた場合、蛍光ランプ54から発す る赤外線ノイズのスペクトルは図14に示すようになる。図14は横軸に波長( nm)をとり、縦軸に強度(mW)をとっている。このスペクトルは、環形蛍光 ランプ(FCL30)が1灯の場合の周囲温度が5℃における測定データを示し ている。
【0012】 図14を見るとわかるように、960nmを中心とするリモコン信号に使用す る赤外線の波長にきわめて近い波長域で赤外線ノイズが発生しており、赤外線ロ ーパスフィルタ59および赤外線ハイパスフィルタ60の光フィルタで赤外線ノ イズを除去するのはきわめて不十分となる。また、光フィルタの帯域を狭くする と、赤外線信号も減衰して感度が低下し、逆に光フィルタの帯域を広げると、赤 外線ノイズによる誤動作等が増加するという問題がある。
【0013】 図15は赤外線センサとして用いるPIN受光ダイオード61の分光特性を示 している。図15は横軸に波長(nm)をとり、縦軸に相対強度(%)をとって いる。この図はPIN受光ダイオード61が700nm〜1100nmの範囲の 赤外線に感応することを示している。つまり、PIN受光ダイオード61は、蛍 光ランプ54から発する赤外線ノイズのほとんどに感応し、PIN受光ダイオー ド61自体の特性で赤外線ノイズを除去することができない。
【0014】 また、リモコン信号である赤外線信号は、36.7kHzの副搬送波にのせて送 信されるため、副搬送波周波数およびその付近の周波数を通過させ、それ以外の 周波数を遮断するバンドパスフィルタ(図10においては、電気信号処理回路6 2に内蔵されることになる)により、副搬送波成分以外の成分を減衰させる方法 も採られている。
【0015】 図16は上記のバンドパスフィルタの電圧利得特性の一例を示している。横軸 は入力周波数(kHz)をとり、縦軸に電圧利得(dB)をとっている。 しかしながら、バンドパスフィルタでは、36.7kHz±5kHzで10dB弱 の減衰量しか得られず、赤外線受光部55と同一空間内にあって高周波点灯させ る蛍光ランプ54が通常40数kHzの周波数で点灯されており、点灯周波数のば らつき、周囲温度,電源電圧変動等を考慮すると、やはり動作性を改善するには 不十分なものであった。
【0016】 したがって、この考案の目的は、放電ランプから発する赤外線ノイズの影響を 除去してリモコン動作性能を改善することができる赤外線リモコン照明器具を提 供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
この考案の赤外線リモコン照明器具は、放電ランプが装着される器具本体のラ ンプ収納空間内において赤外線信号を受光するとともに放電ランプから発する赤 外線ノイズを受光する位置に第1の赤外線受光部を配設し、器具本体のランプ収 納空間内において放電ランプの赤外線ノイズのみを受光する位置に第2の赤外線 受光部を配設している。また、第1および第2の赤外線受光部による両受光信号 の差をとる減算手段を設け、減算手段の出力信号を解読するリモコン信号解読手 段を設け、リモコン信号解読手段の出力信号に基づいて放電ランプの点灯状態を 制御する点灯制御手段を設けている。
【0018】
【作用】
この考案の構成によれば、第1の赤外線受光部では、赤外線信号と赤外線ノイ ズとが重畳したものが受光され、第2の赤外線受光部では、赤外線ノイズのみ受 光される。減算手段は、第1および第2の赤外線受光部による両受光信号の差を とるので、その出力は赤外線ノイズの成分がキャンセルされ、赤外線信号の成分 のみ残ることになる。したがって、赤外線ノイズの影響が除去される。
【0019】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照しながら説明する。 図1にこの考案の第1の実施例の赤外線リモコン照明器具の概略断面図を示す 。図1において、1はセードを兼ねる器具本体である。2は器具本体1に内蔵さ れた高周波インバータ回路およびリモコン受信制御回路等を含む点灯回路ブロッ クである。3は反射板である。4は環形の蛍光ランプである。
【0020】 5は点灯回路ブロック2の中央先端部、つまり蛍光ランプ4が装着される器具 本体1のランプ収納空間内において赤外線リモコン送信器11から発する赤外線 信号を受光するとともに放電ランプ4から発する赤外線ノイズを受光する位置に 配設した第1の赤外線受光部である。6はランプホルダ7に近接して、つまり器 具本体1のランプ収納空間内の放電ランプ4の赤外線ノイズのみを受光する位置 に配設された第2の赤外線受光部である。
【0021】 8は器具本体1の下面開口を塞ぐ下面透光パネルであり、器具本体1内におい て反射板3と下面透光パネル8とで囲まれた空間が蛍光ランプ4の収納空間とな っている。9は電源コードである。10はランプ支持バネである。 図2に第1の実施例の赤外線リモコン照明器具の回路ブロック図を示す。図2 において、21は図1における赤外線受光部5に取り付けられて赤外線リモコン 送信器11から発する赤外線信号および蛍光ランプ4から発する赤外線ノイズを 受光するPIN受光ダイオードである。22は図1における赤外線受光部6に取 り付けられて蛍光ランプ4から発する赤外線ノイズのみを受光するPIN受光ダ イオードである。23はPIN受光ダイオード21の出力レベルとPIN受光ダ イオード22の出力レベルとを合わせるための可変抵抗である。
【0022】 24はPIN受光ダイオード21の出力電流とPIN受光ダイオード22の出 力電流(受光信号)との差をとる減算回路(特許請求の範囲における減算手段に 相当する)である。25は減算回路24の出力信号から副搬送波成分等の高周波 成分を除去するとともに波形整形等を行ってリモコン信号に対応した電圧信号を 出力する電気信号処理回路であり、電気信号出力端子26からは赤外線の光強度 に比例した電圧信号が出力される。
【0023】 27はリモコン信号解読手段を構成するマイクロコンピュータ回路である。2 8はマイクロコンピュータ回路27から出力される解読信号に従って図1の蛍光 ランプ4の点灯,消灯の切替あるいは調光制御等を行う点灯制御回路(特許請求 の範囲における点灯制御手段を構成する)である。29は40kHz程度の周波数 で発振する高周波インバータ回路を含み点灯制御回路28の出力信号に従って蛍 光ランプ4へ供給する電力を制御するランプ制御回路である。
【0024】 以上のような構成の赤外線リモコン照明器具は、赤外線リモコン送信器11に よって赤外線受光部5に向けて実線矢印C1 のように赤外線信号を送ると、赤外 線受光部5が赤外線信号を受光する。このとき、赤外線受光部5は、蛍光ランプ 4から発する破線矢印C2 の赤外線ノイズも合わせて受光することになり、赤外 線受光部6は、蛍光ランプ4から発する赤外線ノイズのみを受光することになる 。
【0025】 そして、この赤外線受光部5,6の出力信号に基づいて点灯回路ブロック2が 蛍光ランプ4の点灯,消灯あるいは調光等を制御することになる。上記の赤外線 信号は例えば、36.7kHzの副搬送波に載せて送信される。 電気回路的には、実線矢印C1 の赤外線信号および破線矢印C2 の赤外線ノイ ズをPIN受光ダイオード21が受光し、また破線矢印C2 の赤外線ノイズをP IN受光ダイオード22が受光し、それらに伴って流れる両光電流が減算回路2 4に加えられ、両者の差電流が求められる。このときのPIN受光ダイオード2 1の出力信号波形は図3(a)のようになり、PIN受光ダイオード22の出力 信号波形は図3(c)のようになり、両者の差電流は図3(e)のようになる。
【0026】 そして、この差電流が電気信号処理回路25へ供給され、前記したような高周 波成分の除去、波形整形等を行ってリモコン信号に対応した図3(f)のような 電圧信号が作成され、それが電気信号出力端子26より出力される。マイクロコ ンピュータ回路27は、電気信号出力端子26より出力された電圧信号を解読し て解読信号を出力する。点灯制御回路28は、解読信号に従って蛍光ランプ4の 点灯,消灯あるいは調光等を制御し、ランプ制御回路29は点灯制御回路28の 信号に従って蛍光ランプ4への給電を制御することになる。
【0027】 なお、PIN受光ダイオード21,22の特性の相違あるいは蛍光ランプ4か らの距離等によってPIN受光ダイオード21が受光する赤外線ノイズのレベル とPIN受光ダイオード22が受光する赤外線ノイズのレベルとが同一にならな い場合は、可変抵抗23を調節して赤外線ノイズがちょうどキャンセルできるよ うにするのが好ましい。
【0028】 このように、第1の赤外線受光部5で赤外線信号と赤外線ノイズとを重畳した ものを受光し、第2の赤外線受光部6で赤外線ノイズのみを受光し、減算回路2 4で第1および第2の赤外線受光部5,6による両光電流の差をとるので、赤外 線ノイズの成分をキャンセルすることができ、赤外線信号の成分のみ残すことが できる。したがって、赤外線ノイズの影響を除去することができ、リモコン動作 性能を改善することができる。
【0029】 また、赤外線ノイズ源である蛍光ランプ4の収納空間に第1および第2の赤外 線受光部5,6を設けたので、赤外線ノイズを特定でき、つまり赤外線信号を受 光する第1の赤外線受光部5で受光する赤外線ノイズと同じレベルを赤外線ノイ ズを第2の赤外線受光部6で受光することができ、ちょうど赤外線ノイズをキャ ンセルすることができる。
【0030】 また、赤外線信号を受光する第1の赤外線受光部5で受光する赤外線ノイズと 同じレベルを赤外線ノイズを第2の赤外線受光部6で受光するので、ノイズキャ ンセル動作を精度よく行うことができ、したがってリモコン信号を精度よく取り 出すことができる。 また、赤外線信号を受光する第1の赤外線受光部5で受光する赤外線ノイズと 同じレベルを赤外線ノイズを第2の赤外線受光部6で受光するので、赤外線ノイ ズ源である蛍光ランプ4の状態が点灯回路,電源電圧,周囲温度,寿命等で変化 して赤外線ノイズの発生量が変化しても、その変化が第1および第2の赤外線受 光部5,6に同じように現れることになり、蛍光ランプ4の状態変化に何ら影響 を受けることがない。
【0031】 以上のことから、簡単かつ容易な構成でリモコン操作の確実性を向上させるこ とができる。 図4にこの考案の第2の実施例の赤外線リモコン照明器具の回路ブロック図を 示す。この赤外線リモコン照明器具では、PIN受光ダイオード21,22の出 力信号を先に電気信号処理回路25A,25Bで処理した後、減算回路24で差 をとり、それをマイクロコンピュータ回路27へ供給するようにしたもので、そ の他の構成は図2のものと同様である。
【0032】 この実施例においては、PIN受光ダイオード21,22の出力信号がそれぞ れ図3(a),(c)のようになり、電気信号処理回路25の出力信号がそれぞ れ図3(b),(d)のようになって各々減算回路24に加えられ、減算回路2 4の出力が図3(f)のようになる。 この実施例でも、可変抵抗23による調整は前記実施例と同様に行うことが好 ましい。
【0033】 この実施例の効果は前記第1の実施例と同様である。 ここで、第2の赤外線受光部6の構成の具体例について図5ないし図8を参照 して、以下に説明する。 例えば、図5に示すように、光ファイバ31の一端面を蛍光ランプ4に近接対 面させるとともに他端面を赤外線受光部6に対面させ、蛍光ランプ4の光を光フ ァイバ31を通して赤外線受光部6に導く構成とし、光ファイバ31の一端面お よび赤外線受光部6には赤外線リモコン送信器11の赤外線信号が入らないよう に遮蔽する。32は光ファイバ31の終端の固定部材である。
【0034】 また、図6に示すように、例えば反射板3の蛍光ランプ4と対向する位置に赤 外線リモコン送信器11からの赤外線信号が入射しないような凹部33を設け、 この凹部33の奥部分に赤外線受光部6を設ける構成とする。 さらに、図7,図8に示すように、ランプホルダ7の側部に赤外線受光部6を 一体的に設ける。この場合、赤外線受光部6は、赤外線リモコン送信器11から の赤外線信号が入射しない位置に設けることが必要である。例えば、赤外線受光 部6の受光面を蛍光ランプ4の管壁に十分に接近させて、蛍光ランプ4で赤外線 受光部6を隠すようにすることなどが考えられる。
【0035】
【考案の効果】
この考案の赤外線リモコン照明器具によれば、第1の赤外線受光部で赤外線信 号と赤外線ノイズとが重畳したものを受光し、第2の赤外線受光部で赤外線ノイ ズのみを受光し、減算手段で第1および第2の赤外線受光部による両受光信号の 差をとるので、赤外線ノイズの成分をキャンセルすることができ、赤外線信号の 成分のみ残ることになる。したがって、赤外線ノイズの影響を除去することがで き、リモコン動作性能を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1の実施例の赤外線リモコン照明
器具の構成を示す概略断面図である。
【図2】第1の実施例の赤外線リモコン照明器具の回路
ブロック図である。
【図3】各実施例および従来例の各部の信号波形図であ
る。
【図4】この考案の第2の実施例の赤外線リモコン照明
器具の回路ブロック図である。
【図5】第2の赤外線受光部の具体的構成の第1の例を
示す概略図である。
【図6】第2の赤外線受光部の具体的構成の第2の例を
示す概略図である。
【図7】第2の赤外線受光部の具体的構成の第3の例を
示す概略図である。
【図8】図7の構成を拡大した斜視図である。
【図9】従来の赤外線リモコン照明器具の概略断面図で
ある。
【図10】従来の赤外線リモコン照明器具の回路ブロッ
ク図である。
【図11】赤外線受光部の前方に赤外線フィルタを設け
た状態の概略図である。
【図12】赤外線ハイパスフィルタの特性図である。
【図13】赤外線ローパスフィルタの特性図である。
【図14】蛍光ランプから出る赤外線ノイズのスペクト
ル図である。
【図15】PIN受光ダイオードの分光特性図である。
【図16】バンドパスフィルタの周波数特性図である。
【符号の説明】
1 器具本体 2 点灯回路ブロック 3 反射板 4 蛍光ランプ 5 第1の赤外線受光部 6 第2の赤外線受光部 11 赤外線リモコン送信器
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 U 7170−5K // F21V 23/04 Z

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電ランプが装着される器具本体と、前
    記器具本体のランプ収納空間内に配設されて赤外線信号
    を受光するとともに前記放電ランプから発する赤外線ノ
    イズを受光する第1の赤外線受光部と、前記器具本体の
    ランプ収納空間内に配設されて前記放電ランプの赤外線
    ノイズのみを受光する第2の赤外線受光部と、前記第1
    および第2の赤外線受光部による両受光信号の差をとる
    減算手段と、この減算手段の出力信号を解読するリモコ
    ン信号解読手段と、このリモコン信号解読手段の出力信
    号に基づいて放電ランプの点灯状態を制御する点灯制御
    手段と備えた赤外線リモコン照明器具。
JP050279U 1992-07-17 1992-07-17 赤外線リモコン照明器具 Pending JPH0613095U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005151320A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Nec Viewtechnology Ltd 受光装置およびそれを用いた光通信システム
WO2012099109A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 シーシーエス株式会社 照明装置
JP2019178487A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 Toto株式会社 トイレ管理者用携帯リモコン及びトイレ管理者用携帯リモコンを備えたトイレ装置

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