JPH06129687A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents
空気調和機の制御方法Info
- Publication number
- JPH06129687A JPH06129687A JP4281294A JP28129492A JPH06129687A JP H06129687 A JPH06129687 A JP H06129687A JP 4281294 A JP4281294 A JP 4281294A JP 28129492 A JP28129492 A JP 28129492A JP H06129687 A JPH06129687 A JP H06129687A
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- JP
- Japan
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- temperature
- set temperature
- compressor
- air conditioner
- indoor
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- Pending
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- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷房運転時の快適性を向上させる。
【構成】 図は空気調和機の冷房運転開始時の圧縮機の
動作と室内温度の変化の様子を表したものである。図３
の上部に示すように、冷房運転開始時の室内温度（初期
温度）Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差ΔＴが小さいと室
内温度Ｔｒが短時間の内に設定温度Ｔｓに達してしまう
ため室内の湿気を十分に取ることができず、快適性の面
で問題がある。このように、冷房運転開始時の室内温度
Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差ΔＴが小さいときは設定
温度Ｔｓを所定値だけ低めに補正するよう制御する。図
３の例ではΔＴを１℃から２．５℃に変えている。この
ようにすれば圧縮機の運転時間をｔ１からｔ２まで延長
することができるので室内の湿気をより多く取ることが
でき、快適性が向上する。
動作と室内温度の変化の様子を表したものである。図３
の上部に示すように、冷房運転開始時の室内温度（初期
温度）Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差ΔＴが小さいと室
内温度Ｔｒが短時間の内に設定温度Ｔｓに達してしまう
ため室内の湿気を十分に取ることができず、快適性の面
で問題がある。このように、冷房運転開始時の室内温度
Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差ΔＴが小さいときは設定
温度Ｔｓを所定値だけ低めに補正するよう制御する。図
３の例ではΔＴを１℃から２．５℃に変えている。この
ようにすれば圧縮機の運転時間をｔ１からｔ２まで延長
することができるので室内の湿気をより多く取ることが
でき、快適性が向上する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は空気調和機の制御方法に
係わり、特に冷房運転開始時の室内温度と設定温度との
差が少ない場合の圧縮機の制御方法に関する。
係わり、特に冷房運転開始時の室内温度と設定温度との
差が少ない場合の圧縮機の制御方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】空気調和機はその圧縮機の運転周波数
（回転数）を無段階に制御できるインバータ装置を備え
ていて、冷房運転が開始されると室内温度が設定温度に
近づくまで圧縮機を高速で運転し、室内温度が設定温度
に達すると圧縮機の回転数を下げて室内温度を設定温度
に保つようにしているが、圧縮機の回転数を許容最低回
転数まで下げても室内温度が設定温度を下回ると圧縮機
の運転を停止させるようになっている。
（回転数）を無段階に制御できるインバータ装置を備え
ていて、冷房運転が開始されると室内温度が設定温度に
近づくまで圧縮機を高速で運転し、室内温度が設定温度
に達すると圧縮機の回転数を下げて室内温度を設定温度
に保つようにしているが、圧縮機の回転数を許容最低回
転数まで下げても室内温度が設定温度を下回ると圧縮機
の運転を停止させるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、冷房運転時
の快適性は温度だけで決まるものではなく湿度が大きく
関与している。しかしながら、従来の空気調和機では先
に説明したように圧縮機の回転数を許容最低回転数まで
下げても室内温度が設定温度を下回ると圧縮機の運転を
停止させるようになっているため、例えば冷房運転開始
時の室内温度と設定温度との温度差が小さい場合には圧
縮機の運転開始から運転停止までの時間が短くて室内の
湿気を十分に取ることができないため、室内温度は設定
温度まで低下しても、快適性の面では問題があった。し
たがって、本発明においては、冷房運転開始時の室内温
度と設定温度との温度差が小さい時でも速やかに快適空
間が得られる空気調和機の制御方法を提供することを目
的としている。
の快適性は温度だけで決まるものではなく湿度が大きく
関与している。しかしながら、従来の空気調和機では先
に説明したように圧縮機の回転数を許容最低回転数まで
下げても室内温度が設定温度を下回ると圧縮機の運転を
停止させるようになっているため、例えば冷房運転開始
時の室内温度と設定温度との温度差が小さい場合には圧
縮機の運転開始から運転停止までの時間が短くて室内の
湿気を十分に取ることができないため、室内温度は設定
温度まで低下しても、快適性の面では問題があった。し
たがって、本発明においては、冷房運転開始時の室内温
度と設定温度との温度差が小さい時でも速やかに快適空
間が得られる空気調和機の制御方法を提供することを目
的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、圧縮機の運転周波数
を無段階に制御するインバータ装置を備えてなる空気調
和機において、冷房運転を行う際、運転開始時の室内温
度と設定温度との温度差が所定値以下のときは、前記設
定温度を所定値だけ低めに補正させるようにした。
決するためになされたものであり、圧縮機の運転周波数
を無段階に制御するインバータ装置を備えてなる空気調
和機において、冷房運転を行う際、運転開始時の室内温
度と設定温度との温度差が所定値以下のときは、前記設
定温度を所定値だけ低めに補正させるようにした。
【０００５】
【作用】上記の制御方法であれば、冷房運転開始時の室
内温度と設定温度との温度差が小さいと、設定温度が所
定値だけ下げられるので圧縮機の運転時間が長くなり、
圧縮機の運転時間が長くなれば室内の湿気をより多く取
ることができるので、室内を快適にすることができる。
内温度と設定温度との温度差が小さいと、設定温度が所
定値だけ下げられるので圧縮機の運転時間が長くなり、
圧縮機の運転時間が長くなれば室内の湿気をより多く取
ることができるので、室内を快適にすることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１〜図３に基づ
いて説明する。図１は空気調和機の制御系の概略を表す
ブロック図で、１は室内機側、２は室外機側である。室
内機側１には室内制御部３が、室外機側２には室外制御
部４があり両者は信号線および電力線で繋がれている。
室内制御部３にはリモコン信号の受光部５に受信された
信号の他、温度センサ６および湿度センサ７からの室内
温度および湿度に関する情報等が入力される。室内制御
部３には図示はされてないが温度情報等のアナログ入力
をデジタル変換するＡ／Ｄ変換部の他、冷房運転時の設
定温度の補正値等を記憶している記憶部、設定温度と室
内温度とを比較する比較演算部、制御信号を生成する信
号生成部等を有し、例えば冷房運転が開始されると室内
送風機８の運転を開始すると共に、室外制御部４との信
号のやりとりを開始する。
いて説明する。図１は空気調和機の制御系の概略を表す
ブロック図で、１は室内機側、２は室外機側である。室
内機側１には室内制御部３が、室外機側２には室外制御
部４があり両者は信号線および電力線で繋がれている。
室内制御部３にはリモコン信号の受光部５に受信された
信号の他、温度センサ６および湿度センサ７からの室内
温度および湿度に関する情報等が入力される。室内制御
部３には図示はされてないが温度情報等のアナログ入力
をデジタル変換するＡ／Ｄ変換部の他、冷房運転時の設
定温度の補正値等を記憶している記憶部、設定温度と室
内温度とを比較する比較演算部、制御信号を生成する信
号生成部等を有し、例えば冷房運転が開始されると室内
送風機８の運転を開始すると共に、室外制御部４との信
号のやりとりを開始する。
【０００７】一方、室外機側２には室外制御部４に制御
されるインバータ装置９、インバータ制御される圧縮機
10、室外送風機11、外気温度を検出する温度センサ12等
があり、室外制御部４には図示はされてないが温度セン
サ12等からのアナログ入力をデジタル変換するＡ／Ｄ変
換部の他、タイマー回路部、記憶部、比較演算部、イン
バータ制御に必要なＰＷＭ信号を生成する信号生成部等
を備えていて、圧縮機10をインバータ制御するようにな
っている。ところで、室内制御部３の図示されてない記
憶部には例えば図２に示されるような冷房運転開始時の
室内温度Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差（Ｔｒ−Ｔｓ）
に対応する複数の設定温度Ｔｓの補正値が記憶されてお
り、冷房運転開始時に設定された設定温度Ｔｓ若しくは
冷房運転開始時に既に設定されていた設定温度Ｔｓと室
内温度Ｔｒとの温度差（Ｔｒ−Ｔｓ）が図２の何れかに
該当する場合は対応する設定温度の補正値を選択して設
定温度Ｔｓを低めに補正するようになっている。
されるインバータ装置９、インバータ制御される圧縮機
10、室外送風機11、外気温度を検出する温度センサ12等
があり、室外制御部４には図示はされてないが温度セン
サ12等からのアナログ入力をデジタル変換するＡ／Ｄ変
換部の他、タイマー回路部、記憶部、比較演算部、イン
バータ制御に必要なＰＷＭ信号を生成する信号生成部等
を備えていて、圧縮機10をインバータ制御するようにな
っている。ところで、室内制御部３の図示されてない記
憶部には例えば図２に示されるような冷房運転開始時の
室内温度Ｔｒと設定温度Ｔｓとの温度差（Ｔｒ−Ｔｓ）
に対応する複数の設定温度Ｔｓの補正値が記憶されてお
り、冷房運転開始時に設定された設定温度Ｔｓ若しくは
冷房運転開始時に既に設定されていた設定温度Ｔｓと室
内温度Ｔｒとの温度差（Ｔｒ−Ｔｓ）が図２の何れかに
該当する場合は対応する設定温度の補正値を選択して設
定温度Ｔｓを低めに補正するようになっている。
【０００８】例えば、図３に示すように、冷房運転開始
前の室内温度Ｔｒ、すなわち、初期温度が２６℃の時、
設定温度Ｔｓが２５℃であったとするとその温度差ΔＴ
は１℃しかないためｔ０の時点で圧縮機10の運転が開始
されてもｔ１の時点では圧縮機10の運転が停止されてし
まうため運転時間が短く、室内の湿気をとるには不十分
である。そこで、図２に示されている設定温度の補正値
を用いて設定温度Ｔｓ（２５℃）を１．５℃だけマイナ
ス補正して２３．５℃にすると初期温度２６℃との温度
差ΔＴが２．５℃となるため、圧縮機10の運転時間はｔ
０からｔ２まで延びることになり、室内の湿気をより多
く取ることができるわけである。
前の室内温度Ｔｒ、すなわち、初期温度が２６℃の時、
設定温度Ｔｓが２５℃であったとするとその温度差ΔＴ
は１℃しかないためｔ０の時点で圧縮機10の運転が開始
されてもｔ１の時点では圧縮機10の運転が停止されてし
まうため運転時間が短く、室内の湿気をとるには不十分
である。そこで、図２に示されている設定温度の補正値
を用いて設定温度Ｔｓ（２５℃）を１．５℃だけマイナ
ス補正して２３．５℃にすると初期温度２６℃との温度
差ΔＴが２．５℃となるため、圧縮機10の運転時間はｔ
０からｔ２まで延びることになり、室内の湿気をより多
く取ることができるわけである。
【０００９】
【発明の効果】以上説明したような制御方法で制御され
る空気調和機であるならば、冷房運転開始時の室内温度
と設定温度との温度差が小さいと、その温度差に応じて
設定温度が補正され、冷房運転開始時の圧縮機の運転時
間が延長されるので除湿能力が増し、快適性が向上す
る。
る空気調和機であるならば、冷房運転開始時の室内温度
と設定温度との温度差が小さいと、その温度差に応じて
設定温度が補正され、冷房運転開始時の圧縮機の運転時
間が延長されるので除湿能力が増し、快適性が向上す
る。
【図１】本発明に係わる空気調和機の制御系を表すブロ
ック図である。
ック図である。
【図２】本発明の制御に適用される設定温度の補正値の
区分図である。
区分図である。
【図３】本発明の一実施例を示すタイムチャートであ
る。
る。
１ 室内機側 ２ 室外機側 ３ 室内制御部 ４ 室外制御部 ８ 室内送風機 ９ インバータ装置 10 圧縮機 11 室外送風機
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機の運転周波数を無段階に制御する
インバータ装置を備えてなる空気調和機において、冷房
運転を行う際、運転開始時の室内温度と設定温度との温
度差が所定値以下のときは、前記設定温度を所定値だけ
低めに補正するようにしてなることを特徴とする空気調
和機の制御方法。 - 【請求項２】 前記冷房運転開始時の室内温度と設定温
度との温度差に対応する複数の補正値を記憶部に記憶さ
せておき、前記温度差に対応させて選択設定するように
してなる請求項１記載の空気調和機の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281294A JPH06129687A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 空気調和機の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4281294A JPH06129687A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 空気調和機の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06129687A true JPH06129687A (ja) | 1994-05-13 |
Family
ID=17637066
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4281294A Pending JPH06129687A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 空気調和機の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06129687A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100504849B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2005-07-29 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 운전제어방법 |
| US20110056673A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-10 | Jae Dong Jang | Air conditioner and controlling method thereof |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP4281294A patent/JPH06129687A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100504849B1 (ko) * | 2001-07-26 | 2005-07-29 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기의 운전제어방법 |
| US20110056673A1 (en) * | 2009-09-04 | 2011-03-10 | Jae Dong Jang | Air conditioner and controlling method thereof |
| US8770492B2 (en) * | 2009-09-04 | 2014-07-08 | Lg Electronics Inc. | Air conditioner and controlling method thereof |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees | ||
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
| R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |