JPH0612894A - 半導体メモリ試験装置 - Google Patents

半導体メモリ試験装置

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JPH0612894A
JPH0612894A JP17276292A JP17276292A JPH0612894A JP H0612894 A JPH0612894 A JP H0612894A JP 17276292 A JP17276292 A JP 17276292A JP 17276292 A JP17276292 A JP 17276292A JP H0612894 A JPH0612894 A JP H0612894A
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memory
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JP17276292A
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English (en)
Inventor
Kunihiko Suzuki
木 邦 彦 鈴
Katsuhiko Aiyoshi
吉 克 彦 相
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Toshiba Corp
Asia Electronics Co
Original Assignee
Toshiba Corp
Asia Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体メモリ試験装置で、期待値の発生を正
確に行うことを可能にする。 【構成】 少なくとも被試験メモリ40と同じ容量を有
するバッファメモリ31と、両メモリに書き込むための
データを発生するデータ発生手段4と、被試験メモリ
の、データが書き込まれる領域、データの転送先、デー
タが読み出される領域のアドレスを発生するアドレス発
生手段3と、このための制御信号を発生する制御信号発
生手段6,7と、発生されるアドレスを、制御信号に応
じて変換し、バッファメモリに送出するアドレス変換手
段17と、これらの手段で制御することによってアドレ
スが示す被試験メモリの領域及びアドレスの変換された
アドレスが示すバッファメモリの領域に同一のデータを
書き込み、データを転送し、被試験メモリ及びバッファ
メモリの領域からデータを読み出す制御手段2と、読み
出された上記データを比較する比較手段33と、を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体メモリ試験装置に
関するものであって、特にランダムアクセスポートとシ
リアルアクセスポートとを有するマルチポートメモリの
試験に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】ランダムアクセスポートとシリアルアク
セスポートとを有するマルチポートメモリを試験する従
来の半導体メモリ試験装置(以下、単に試験装置ともい
う)を図6に示す。この試験装置はパターン発生器1
と、カウンタ12と、マルチプレクサ13と、バッファ
メモリ31と、論理比較器33とを備えている。そして
パターン発生器1はシーケンス制御部2、アドレス発生
部3、データ発生部4、データメモリ5、クロック制御
信号発生部6、および制御信号発生部7により構成され
ている。シーケンス制御部2はアドレス発生部3、デー
タ発生部4、クロック制御信号発生部6、および制御信
号発生部7の制御を行う。アドレス発生部3は被試験メ
モリ40とバッファメモリ31に印加するアドレス信号
を発生する。データ発生部4は被試験メモリ40とバッ
ファメモリ31に印加する規則性のあるデータを発生す
る。データメモリ5は被試験メモリ40とバッファメモ
リ31に印加する規則性のないランダムなデータを発生
する。クロック制御信号発生部6は被試験メモリ40に
印加するクロックの制御信号を発生する。制御信号発生
部7はバッファメモリ31、カウンタ12、及びマルチ
プレクサ13に対する制御信号を発生する。マルチプレ
クサ8はデータ発生部4とデータメモリ5のどちらか一
方のデータをデータ端子10へ出力するかを選択する。
アドレス端子9及びデータ端子10は、それぞれパター
ン発生器1から出力されるアドレス信号及びデータの出
力端子である。
【0003】バッファメモリ31は被試験メモリ40と
同等またはそれ以上のメモリ容量を持ち、被試験メモリ
40のデータビット数に応じてメモリ構成を変えること
ができる。すなわち、被試験メモリ40が1ワード1ビ
ットの時はバッファメモリ31も1ワード1ビット構成
に、被試験メモリ40が1ワード4ビットの時はバッフ
ァメモリ31も1ワード4ビット構成になる。バッファ
メモリ31のアドレス入力端子側に2入力マルチプレク
サ13が挿入され、そのマルチプレクサ13の一方の入
力側にカウンタ12が接続される。カウンタ12はパタ
ーン発生器1のアドレス端子9からのアドレス信号をロ
ードする機能とロードした値をインクリメント(1加
算)、デクリメント(1減算)する機能とを有する。マ
ルチプレクサ13はバッファメモリ31に印加するアド
レス信号をパターン発生器1で発生したアドレス信号に
するか、またはカウンタ12の計数値にするかを選択す
る。論理比較器33は被試験メモリ40から読み出した
データとバッファメモリ31から読み出した期待値デー
タとを比較して被試験メモリ40の良否判定を行う。被
試験メモリ40は試験の対象となっているメモリであ
る。
【0004】図7に示すように、試験の対象となってい
るマルチポートメモリ40はRAM部44とSAM部4
6から構成されている。RAM部44はランダムアクセ
スポートを通じてデータの入出力を行う記憶領域であ
る。SAM部46はシリアルアクセスポートを通じてデ
ータの入出力を行う記憶領域である。RAM部44とS
AM部46の間ではデータを双方向に転送することがで
きる。
【0005】被試験メモリ40のRAM部44に対し
て、パターン発生器1からのアドレス信号及びデータを
与えて書き込み、これと同時に同一のアドレス信号をマ
ルチプレクサ13を通じてバッファメモリ31に印加
し、さらに同一のデータをバッファメモリ31に与えて
書き込む。その後、被試験メモリ40のRAM部44内
のデータをSAM部46に転送し、パターン発生器1か
らのアドレス信号によって被試験メモリ40のSAM部
46をアクセスするポインタを初期設定し、これと同時
にアドレス信号をカウンタ12に初期設定する。その
後、被試験メモリ40のSAM部46からデータを読み
出す際には、カウンタ12によってバッファメモリ31
をアクセスしてデータを読み出し、これを期待値データ
としてSAM部46からの読み出しデータと論理比較器
33で比較することにより被試験メモリ40のRAM部
44からSAM部46への転送を試験する(特開昭62
−269076号公報参照)。
【0006】また、従来の他の試験装置を図8に示す。
この図8に示す試験装置は、図6に示す試験装置におい
て、マルチプレクサ13及びバッファメモリ31の代わ
りにマルチプレクサ13a,13b及びバッファメモリ
31a,31bを設け、さらにマルチプレクサ32を新
たに設けたものである。そしてアドレス発生部3は被試
験メモリ40とバッファメモリ31aとバッファメモリ
31bに印加するアドレス信号を発生する。データ発生
部4は被試験メモリ40とバッファメモリ31aとバッ
ファメモリ31bに印加する規則性のあるデータを発生
する。データメモリ5は被試験メモリ40とバッファメ
モリ31aとバッファメモリ31bに印加する規則性の
ないランダムなデータを発生する。制御信号発生部7は
バッファメモリ31a、バッファメモリ31b、カウン
タ12、マルチプレクサ13a、マルチプレクサ13
b、マルチプレクサ32に対する制御信号を発生する。
バッファメモリ31a及びバッファメモリ31bは、被
試験メモリ40と同等またはそれ以上のメモリ容量を持
ち、被試験メモリ40のデータビット数に応じてメモリ
構成を変えることができる。すなわち、被試験メモリ4
0が1ワード1ビットの時はバッファメモリ31a及び
バッファメモリ31bも1ワード1ビット構成に、被試
験メモリ40が1ワード4ビットの時はバッファメモリ
31a及びバッファメモリ31bも1ワード4ビット構
成になる。バッファメモリ31a及びバッファメモリ3
1bのアドレス入力端子と直列にそれぞれマルチプレク
サ13a及びマルチプレクサ13bが挿入され、そのマ
ルチプレクサ13a及びマルチプレクサ13bの一方の
入力側にカウンタ12が接続される。マルチプレクサ1
3a及びマルチプレクサ13bはバッファメモリ31a
及びバッファメモリ31bに印加するアドレス信号をパ
ターン発生器1で発生したアドレス信号にするか、また
はカウンタ12の計数値にするかを選択する。マルチプ
レクサ32はバッファメモリ31aとバッファメモリ3
1bのどちらかのデータを期待値データとして論理比較
器33へ送るかを選択する。論理比較器33はその期待
値データと被試験メモリ40から読み出したデータとを
比較して被試験メモリ40の良否判定を行う。
【0007】図8に示す試験装置においては、被試験メ
モリ40のRAM部44(図9参照)に対してアクセス
する場合、データを書き込む際には、被試験メモリ40
にパターン発生器1からのアドレス信号及びデータを与
えて書き込み、これと同時にバッファメモリ31aに同
一アドレス信号を印加して同一データを書き込む。デー
タを読み出す際には、被試験メモリ40にパターン発生
器1からのアドレス信号を印加して読み出し、これと同
時にバッファメモリ31aに同一アドレスを印加してデ
ータを読み出し期待値とする。
【0008】被試験メモリ40のSAM部46(図7参
照)に対してアクセスする場合、データを書き込む際に
は、パターン発生器1からのアドレス信号によって被試
験メモリ40からのSAM部46をアクセスするポイン
タを初期設定するが、このときバッファメモリ31bに
対しては、SAM部46からRAM部44に転送すると
きのことを想定し、パターン発生器1からの、RAM部
の転送先のアドレス信号をカウンタ12に初期設定す
る。データはパターン発生器1からSAM部46及びバ
ッファメモリ31bに対してデータを与え、カウンタ1
2の計数値をバッファメモリ31bに印加して書き込
む。データを読み出す際には、被試験メモリ40にパタ
ーン発生器1からのアドレス信号を印加して読み出し、
これと同時にカウンタ12の計数値をバッファメモリ3
1bに印加してデータを読み出し期待値とする。(特開
昭62−269076号公報参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の図6に示す試験
装置では被試験メモリ40のRAM部44に書き込んだ
データをSAM部46に転送する場合は良いが、逆にS
AM部46に書き込んだデータをRAM部44に転送す
る場合には、バッファメモリ31の中に直接SAM部4
6に該当する記憶領域が無いために、被試験メモリ40
のSAM部46にデータを書き込む際に、バッファメモ
リ31に対しては、あらかじめRAM部44への転送先
のアドレスに対応した部分にそのデータを書き込んでお
く必要がある。さらに、バッファメモリ31へのデータ
の書き込みは、被試験メモリ40のRAM部44及びS
AM部46にデータを書き込むときにしか行えない。
【0010】このため、被試験メモリ40のSAM部4
6にデータを書き込んで転送しない場合や、被試験メモ
リ40のSAM部46に書き込んだデータをRAM部4
4の複数のアドレスの部分に転送した場合、及び被試験
メモリ40のRAM部44に書き込んだデータをいった
んSAM部46に転送し、さらにそれをRAM部44の
元のアドレス以外の部分に転送する場合は、バッファメ
モリ31の方では、被試験メモリ40のRAM部44の
記憶している内容を忠実に再現できず、したがって、R
AM部44に対する期待値発生が正確に行えないという
問題があった。
【0011】また、上述の図8に示す試験装置では、被
試験メモリ40が通常RAM部44とSAM部46を独
立にアクセスし、さらにRAM部44とSAM部46の
間でデータを内部転送することに対して完全には対応で
きない。すなわち、単にバッファメモリ31a,31b
をRAM部44用とSAM部46用とに分けた場合、R
AM部44へのデータの書き込み及び読み出しと、SA
M部46へのデータの書き込み及び読み出しを独立に行
っているだけならばよいが、RAM部44とSAM部4
6との間でデータを内部転送した場合には、被試験メモ
リ40とバッファメモリ31a,31bの内容に食い違
う部分が発生するために、正確な期待値を発生できなく
なるという問題がある。
【0012】本発明の目的は被試験メモリのSAM部に
データを書き込んで転送しない場合や、SAM部に書き
込んだデータをRAM部の複数のアドレスの部分に転送
した場合、及びRAM部に書き込んだデータを一旦SA
M部に転送しさらにそれをRAM部の元のアドレス以外
の部分に転送する場合でもRAM部に対する期待値の発
生を正確に行うことのできる半導体メモリ試験装置を提
供することにある。また本発明の他の目的はRAM部と
SAM部の間のデータ転送を含むRAM部とSAM部の
独立動作に対応することのできる半導体メモリ試験装置
を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明による半導体
メモリ試験装置は、少なくとも被試験メモリと同じ容量
を有するバッファメモリと、被試験メモリ及びバッファ
メモリに書き込むためのデータを発生するデータ発生手
段と、被試験メモリの、データが書き込まれる領域のア
ドレス、書き込まれたデータの転送先のアドレス、及び
データが読み出される領域のアドレスを発生するアドレ
ス発生手段と、書き込み、転送、及び読み出しのための
制御信号を発生する制御信号発生手段と、アドレス発生
手段から発生されるアドレスを、制御信号に応じて所定
の規則に基づいて変換し、この変換されたアドレスをバ
ッファメモリに送出するアドレス変換手段と、データ発
生手段、アドレス発生手段、及び制御信号発生手段で制
御することによってアドレスが示す被試験メモリの領域
及びアドレスの変換されたアドレスが示すバッファメモ
リの領域に同一のデータを書き込み、データを転送し、
被試験メモリの領域及びバッファメモリの領域からデー
タを読み出す制御手段と、被試験メモリ及びバッファメ
モリから読み出されたデータを比較する比較手段と、を
備えていることを特徴とする。
【0014】又第2の発明による半導体メモリ試験装置
は、各々が被試験メモリのRAM部と少なくとも同じ容
量を有する第1から第4のバッファメモリと、被試験メ
モリ及びバッファメモリに書き込むためのデータを発生
するデータ発生手段と、被試験メモリの、データが書き
込まれる領域のアドレス、書き込まれたデータの転送先
のアドレス、及びデータが読み出される領域のアドレス
を発生するアドレス発生手段と、書き込み、転送、及び
読み出しのための制御信号を発生する制御信号発生手段
と、被試験メモリのRAM部にデータを書き込む場合に
は所定の規則に基づいて第1及び第3のバッファメモリ
か又は第2及び第4のバッファメモリの対応する領域に
前記データと同一のデータを書き込むとともにどちらの
バッファメモリに書き込んだのかを記憶し、被試験メモ
リのSAM部にデータを書き込む場合には所定の規則に
基づいて第1及び第3のバッファメモリか又は第2及び
第4のバッファメモリの、RAM部への転送を考慮した
転送先を示すアドレスの領域に前記データと同一のデー
タを書き込むとともにどちらのバッファメモリに書き込
んだのかを記憶し、被試験メモリのRAM部からデータ
を読み出す場合には記憶結果に基づいて第1及び第2の
バッファメモリのいずれか一方を選択し、この選択され
たバッファメモリの対応する領域からデータを読み出
し、被試験メモリのSAM部からデータを読み出す場合
には記憶結果に基づいて第3及び第4のバッファメモリ
のいずれか一方を選択し、この選択されたバッファメモ
リの、転送が行われる前のデータが格納されているRA
M部のアドレスに対応する領域からデータを読み出すメ
モリ制御手段と、このメモリ制御手段によって読み出さ
れたデータと被試験メモリから読み出されたデータを比
較する比較手段と、データ発生手段、アドレス発生手
段、及び制御信号発生手段を制御する制御手段と、を備
えていることを特徴とする。
【0015】
【作用】上述のように構成された第1の発明の半導体メ
モリ試験装置によれば、アドレス発生手段から発生され
るアドレスを、制御信号に応じて所定の規則に基づいて
変換し、この変換されたアドレスをバッファメモリに送
出するアドレス変換手段が新たに設けられ、これにより
期待値の発生を正確に行うことができる。又上述のよう
に構成された第2の発明の半導体メモリ試験装置によれ
ば、第1から第4のバッファメモリとこれらのバッファ
メモリへのデータの書き込み、バッファメモリからのデ
ータの読み出しを制御するメモリ制御手段とが設けら
れ、これにより被試験メモリの内部転送を含んだRAM
部とSAM部の独立動作に対しても対応することができ
る。
【0016】
【実施例】第1の発明による半導体メモリ試験装置(以
下、単に試験装置ともいう)の第1の実施例の構成を図
1に示す。この第1の実施例の試験装置は図6に示す従
来の試験装置において、バッファメモリ31の入力側に
アドレス変換部17を新たに設けたものである。このア
ドレス変換部17は制御信号発生部7によって制御さ
れ、図2に示すようにアドレス制御部18と、変換用メ
モリ19と、アドレス合流部20とを有している。また
変換用メモリ19はマルチプレクサ19a,19bと、
RAM変換部19cと、SAM変換部19dと、マルチ
プレクサ19eと、アドレス記憶部19fと、一致検出
部19gとを備えている。
【0017】アドレス制御部18は、マルチプレクサ1
3からのアドレス信号のうち上位の数ビット(この部分
によってRAM部44のある1ロウアドレスを指定でき
るが、RAM部−SAM部間で転送を行う場合は、通常
このロウアドレスによって指定される全てのデータを一
括して行うのに用いられる)を変換用メモリ19に印加
し、残りの下位ビット(この部分によってRAM部のカ
ラムアドレスまたはSAM部のシリアルアドレスを指定
する)をアドレス合流部20に送るように制御信号発生
部7によって制御される。
【0018】RAM変換部19cは、ロウ方向の個数
が、アドレス制御部18から送られるロウアドレスのビ
ット数をnとすると2n 個以上あり、ビット方向の個数
が、そのアドレスのビット数以上あるメモリである。R
AM変換部19cは、被試験メモリ40のRAM部44
をアクセスする際に、被試験メモリ40に印加したアド
レス信号のうちの上位の数ビット(ロウアドレス)を印
加することによってアクセスされ、そのアドレスに対し
て、バッファメモリ31上において、被試験メモリ40
に印加したアドレス信号によってアクセスされるRAM
部44のデータが実際に記憶されているアドレスのうち
の上位の数ビット(ロウアドレス)を書き込んだり読み
出したりするように制御信号発生部7によって制御され
る。
【0019】SAM変換部19dは、ロウ方向の個数は
1であり、ビット方向の個数はRAM変換部19cと同
等のメモリである。SAM変換部19dは、被試験メモ
リ40のSAM部46をアクセスする際にアクセスさ
れ、バッファメモリ31上において、被試験メモリ40
に印加したアドレス信号によってアクセスされるSAM
部46のデータが実際に記憶されているアドレスのうち
の上位の数ビット(ロウアドレス)を書き込んだり読み
出したりするように制御信号発生部7によって制御され
る。
【0020】アドレス記憶部19fは、RAM変換部1
9c及びSAM変換部19dから読み出されたデータ
(アドレス信号)を一時的に記憶し、その記憶された順
番に再びRAM変換部19c及びSAM変換部19dに
書き込むように制御信号発生部7によって制御されるF
IFO(先入れ先出し)メモリであり、内部にまだ読み
出していないデータがあるかどうかの情報を制御信号発
生部7に送る。
【0021】マルチプレクサ19aは、SAM変換部1
9dからのデータ(アドレス信号)とアドレス記憶部1
9fからのデータ(アドレス信号)のどちらをRAM変
換部19cに書き込むのかを制御信号発生部7によって
制御される。マルチプレクサ19bは、RAM変換部1
9cからのデータ(アドレス信号)とアドレス記憶部1
9fからのデータ(アドレス信号)のどちらをSAM変
換部19dに書き込むのかを制御信号発生部7によって
制御される。マルチプレクサ19eは、RAM変換部1
9cからのデータ(アドレス信号)とSAM変換部19
dからのデータ(アドレス信号)のどちらをアドレス記
憶部19fに書き込むのかを制御信号発生部7によって
制御される。
【0022】一致検出部19gは、RAM変換部19c
からのデータ(アドレス信号)とSAM変換部19dか
らのデータ(アドレス信号)が一致するかどうかという
情報を制御信号発生部7に送る。
【0023】アドレス合流部20は、アドレス制御部1
8からのアドレス信号と変換用メモリ19からのアドレ
ス信号とを併せて、マルチプレクサ13からのアドレス
信号のビットの並びに戻して、バッファメモリ31に印
加するように制御信号発生部7によって制御される。
【0024】RAM変換部19cの初期状態は、アドレ
ス制御部18からのアドレス信号を印加することによっ
て読み出されるデータが、印加されたアドレス信号と同
じになるようにしておく。(すなわち、変換用メモリ1
9によってアドレス信号が変化しない状態にしてお
く。)SAM変換部19dの初期状態は、バッファメモ
リ31に追加されたSAM部46分のロウアドレスが読
み出されるようにしておく。
【0025】次に第1の発明の第1の実施例の動作を説
明する。1) RAM部に書き込み、RAM部から読み出して、
論理比較する場合 RAM部44にデータを書き込むときには、被試験メモ
リ40に印加したアドレス信号と同じアドレス信号のう
ち上位の数ビット(ロウアドレス)をアドレス制御部1
8からRAM変換部19cに印加し、残りの下位ビット
をアドレス合流部20に送る。ここで、一致検出部19
gにおいてRAM変換部19cから読み出したデータ
(アドレス信号)とSAM変換部19dのデータ(アド
レス信号)が一致しているかどうかを検出する。まず、
一致していない場合は、RAM変換部19cから読み出
したデータ(アドレス信号)と先ほどの下位ビットのア
ドレス信号とをアドレス合流部20で合わせてバッファ
メモリ31に印加し、被試験メモリ40に書き込むデー
タと同じデータをバッファメモリ31に印加して書き込
む。一方、一致した場合は、アドレス記憶部19fから
データ(アドレス信号)を読み出し、そのデータをアク
セスしていたRAM変換部19cのアドレスに書き込む
のと同時に、そのデータと先ほどの下位ビットのアドレ
ス信号とをアドレス合流部20で合わせてバッファメモ
リ31に印加し、被試験メモリ40に書き込むデータと
同じデータをバッファメモリ31に印加して書き込む。
【0026】次に、RAM部44から読み出して、論理
比較する場合は、被試験メモリ40に印加したアドレス
信号と同じアドレス信号のうち上位の数ビット(ロウア
ドレス)をアドレス制御部18からRAM変換部19c
に印加し、残りの下位部分をアドレス記憶部20に送
る。そしてRAM変換部19cから読み出したデータ
(アドレス信号)と先ほどの下位ビットのアドレス信号
とをアドレス合流部20で合わせてバッファメモリ31
に印加し、データを読み出す。そして、このデータと被
試験メモリ40から読み出したデータとを論理比較器3
3で比較する。
【0027】2) RAM部に書き込み、RAM部から
SAM部へ転送し、SAM部から読み出して、論理比較
する場合 RAM部44にデータを書き込むときには、被試験メモ
リ40に印加したアドレス信号と同じアドレス信号のう
ち上位の数ビット(ロウアドレス)をアドレス制御部1
8からRAM変換部19cに印加し、残りの下位ビット
をアドレス合流部20に送る。ここで、一致検出部19
gにおいてRAM変換部19cから読み出したデータ
(アドレス信号)とSAM変換部19dのデータ(アド
レス信号)とが一致しているかどうかを検出する。ま
ず、一致していない場合は、RAM変換部19cから読
み出したデータ(アドレス信号)と先ほどの下位ビット
のアドレス信号とをアドレス合流部20で合わせてバッ
ファメモリ31に送り、被試験メモリ40に書き込むデ
ータと同じデータをバッファメモリ31に印加して書き
込む。一方、一致した場合は、アドレス記憶部19fか
らデータ(アドレス信号)を読み出し、そのデータをア
クセスしていたRAM変換部のアドレスに書き込むのと
同時に、そのデータを先ほどの下位ビットのアドレス信
号とをアドレス合流部20で合わせてバッファメモリ3
1に送り、被試験メモリに書き込むデータと同じデータ
をバッファメモリ31に印加して書き込む。
【0028】次に、RAM部44からSAM部46へデ
ータを転送したときには、SAM変換部19dのデータ
をアドレス記憶部19fに書き込む。次に、被試験メモ
リ40に印加したアドレス信号と同じアドレス信号のう
ち上位の数ビット(ロウアドレス)をアドレス制御部1
8からRAM変換部19cに印加し、読み出されたデー
タ(アドレス信号)をRAM変換部19dに書き込む。
【0029】次に、SAM部46から読み出して、論理
比較する場合は、被試験メモリ40に印加したアドレス
信号(シリアルスタートアドレス)と同じアドレス信号
をカウンタ12にセーブし、さらにアドレス制御部18
に送る。そして、そのアドレス信号のうち下位の数ビッ
ト(カラムアドレスまたはシリアルアドレス)を、アド
レス合流部20に送り、そこでSAM変換部19dから
読み出してきたデータ(アドレス信号)と合わせて、バ
ッファメモリ31に印加してデータを読み出す。そし
て、このデータと被試験メモリ40から読み出したデー
タとを論理比較器33で比較する。
【0030】その後の読み出しは、クロック制御信号発
生部6から被試験メモリ40に印加されるクロック信号
に同期して、被試験メモリ40内部のシリアルアドレス
ポインタが1ずつ加算されてアクセスされているのに合
わせて、制御信号発生部7の制御によりカウンタ12も
1ずつ加算されていくことにより、バッファメモリ31
をアクセスするアドレスを変化させていく。
【0031】3) SAM部に書き込み、SAM部から
RAM部へ転送し、RAM部から読み出して、論理比較
する場合 SAM部46にデータを書き込むときには、被試験メモ
リ40に印加したアドレス信号(シリアルスタートアド
レス)と同じアドレス信号をカウンタ12にセーブし、
さらにアドレス制御部18に送る。ここで、アドレス記
憶部19fにおいて、まだ読み出していないデータがな
い場合は、アドレス制御部18に送られたアドレス信号
のうち下位の数ビット(カラムアドレスまたはシリアル
アドレス)を、アドレス合流部20に送り、そこでSA
M変換部19dから読み出してきたデータ(アドレス信
号)と合わせて、バッファメモリ31に送り、被試験メ
モリ40に書き込むデータと同じデータをバッファメモ
リ31に印加して書き込む。一方、アドレス記憶部19
fにおいて、まだ読み出していないデータがある場合
は、アドレス記憶部19fからデータ(アドレス信号)
を読み出し、そのデータをアクセスしていたSAM変換
部19dのアドレスに書き込むのと同時に、そのデータ
と先ほどの下位ビットのアドレス信号とをアドレス合流
部で合わせてバッファメモリ31に送り、被試験メモリ
40に書き込むデータと同じデータをバッファメモリ3
1に印加して書き込む。
【0032】その後の書き込みは、クロック制御信号発
生部6から被試験メモリ40に印加されるクロック信号
に同期して、被試験メモリ40内部のシリアルアドレス
ポインタが1ずつ加算されてアクセスされているのに合
わせて、制御信号発生部7の制御によりカウンタ12も
1ずつ加算されていくことにより、バッファメモリ31
をアクセスするアドレスを変化させていく。
【0033】次に、SAM部46からRAM部44へデ
ータを転送したときには、被試験メモリ40に印加した
アドレス信号と同じアドレス信号のうち上位の数ビット
(ロウアドレス)をアドレス制御部18からRAM変換
部19cに印加し、読み出されたデータをアドレス記憶
部19fに書き込んだ後に、SAM変換部19dから読
み出されたデータ(アドレス信号)をRAM変換部19
cの印加されているアドレスに書き込む。
【0034】次に、RAM部44から読み出して、論理
比較する場合は、被試験メモリ40に印加したアドレス
信号と同じアドレス信号のうち上位の数ビット(ロウア
ドレス)をアドレス制御部18からRAM変換部19c
に印加し、残りの下位ビットをアドレス合流部20に送
る。そして、RAM変換部19cから読み出したデータ
(アドレス信号)と先ほどの下位ビットのアドレス信号
とをアドレス合流部20で合わせてバッファメモリ31
に送り、データを読み出す。そして、このデータと被試
験メモリ40から読み出したデータとを論理比較器33
で比較する。
【0035】4) SAM部に書き込み、SAM部から
読み出して、論理比較する場合 SAM部46にデータを書き込むときには、被試験メモ
リ40に印加したアドレス信号(シリアルスタートアド
レス)と同じアドレス信号をカウンタ12にセーブし、
さらにアドレス制御部18に送る。ここで、アドレス記
憶部19fにおいて、まだ読み出していないデータがな
い場合は、アドレス制御部18に送られたアドレス信号
のうち下位の数ビット(カラムアドレスまたはシリアル
アドレス)を、アドレス合流部20に送り、そこでSA
M変換部19dから読み出してきたデータ(アドレス信
号)と合わせて、バッファメモリ31に印加し、被試験
メモリ40に書き込むデータと同じデータをバッファメ
モリ31に印加して書き込む。一方、アドレス記憶部1
9fにおいて、まだ読み出していないデータがある場合
は、アドレス記憶部19fからデータ(アドレス信号)
を読み出し、そのデータをアクセスしていたSAM変換
部46のアドレスに書き込むのと同時に、そのデータと
先ほどの下位ビットのアドレス信号とをアドレス合流部
20で合わせてバッファメモリ31に送り、被試験メモ
リ40に書き込むデータと同じデータをバッファメモリ
31に印加して書き込む。
【0036】その後の書き込みは、クロック制御信号発
生部6から被試験メモリ40に印加されるクロック信号
に同期して、被試験メモリ40内部のシリアルアドレス
ポインタが1ずつ加算されてアクセスされているのに合
わせて、制御信号発生部7の制御によりカウンタ12も
1ずつ加算されていくことにより、バッファメモリ31
をアクセスするアドレスを変化させていく。
【0037】次に、SAM部46から読み出して、論理
比較する場合は、被試験メモリ40に印加したアドレス
信号(シリアルスタートアドレス)と同じアドレス信号
をカウンタ12にセーブし、さらにアドレス制御部18
に送る。そして、そのアドレス信号のうち下位の数ビッ
ト(カラムアドレスまたはシリアルアドレス)を、アド
レス合流部20に送り、そこでSAM変換部19dから
読み出してきたデータ(アドレス信号)と合わせて、バ
ッファメモリ31に印加してデータを読み出す。そし
て、このデータと被試験メモリ40から読み出したデー
タとを論理比較器33で比較する。
【0038】その後の読み出しは、クロック制御信号発
生部6から被試験メモリ40に印加されるクロック信号
に同期して、被試験メモリ40内部のシリアルアドレス
ポインタが1ずつ加算されてアクセスされているのに合
わせて、制御信号発生部7の制御によりカウンタ12も
1ずつ加算されていくことにより、バッファメモリ31
をアクセスするアドレスを変化させていく。
【0039】以上述べたように第1の発明の第1の実施
例によれば、被試験メモリのSAM部46にデータを書
き込んで転送しない場合や、SAM部46に書き込んだ
データをRAM部44の複数のアドレスの部分に転送し
た場合、及びRAM部44に書き込んだデータを一旦S
AM部46に転送し、さらに、それをRAM部44の元
のアドレス以外の部分に転送する場合でも、RAM部4
4に対する期待値の発生を正確に行うことができる。
【0040】次に、第1の発明による半導体メモリ試験
装置の第2の実施例の構成を図3に示す。この第2の実
施例の試験装置は図6に示す従来の試験装置において、
バッファメモリ31の代わりに被試験メモリ40のデー
タ幅の数nと同数のバッファメモリ311 ,…31n
設け、さらにマスクレジスタ15と、ANDゲート16
1 ,…16n と、アドレス変換部171 ,…17n とを
新たに設けたものである。マスクレジスタ15はビット
毎にデータを転送するかしないかを示すデータを設定し
ておき、この設定したデータを対応するゲート16
i (i=1,…n)に送る。ANDゲート16(i=
1,…n)は、制御信号発生部7から送られる制御信号
とマスクレジスタ15から送られてくる対応するビット
データとに基づいて論理演算を行い、演算結果(転送に
関する制御データ)を対応するアドレス変換部17
送る。各アドレス変換部17は第1の実施例で述べた
図2に示すアドレス変換部17と同一の構成であり、対
応するANDゲート16から送られてくる制御データ
が転送を行うことを意味している場合は第1の実施例の
アドレス変換部17と同じ動作を行い、上記制御データ
が転送を行わないことを意味している場合は転送時に行
うべき動作を行わない。そして、アドレス変換部17
からのアドレス信号を、対応するバッファメモリ31
に印加して、書き込みあるいは読み出し(期待値発生)
を行うようにする。
【0041】このようにすることにより、第2の実施例
の試験装置も第1の実施例と同様の効果を得ることがで
きるとともに、選択されたビットのデータだけを転送す
ることが可能なマルチポートに対しても期待値を発生す
ることができる。次に第2の発明による半導体メモリ試
験装置の第1の実施例の構成を図4に示す。この第1の
実施例の試験装置は図8に示す従来の試験装置において
バッファメモリ31a,31b及びマルチプレクサ32
並びに論理比較器33の代わりにアドレス制御部24
と、制御用メモリ25,26と、メモリ制御部27と、
バッファメモリ31a,31b,31c,31dと、マ
ルチプレクサ32a,32bと、論理比較器33a,3
3bとを新たに設けたものである。
【0042】制御用メモリ25,26はロウ方向の個数
が、パターン発生器1からのアドレス信号のうちの指定
されたビット数(ロウアドレスのビット数)をnとする
と2n 個以上あり、ビット方向の個数が2のメモリであ
る。又バッファメモリ31a,31b,31c,31d
は被試験メモリ40のRAM部44と少なくとも同一容
量のメモリである。そして、被試験メモリ40のあるロ
ウアドレスに対応する領域にデータを書き込む場合には
バッファメモリ31a及び31cの上記ロウアドレスに
対応する領域か又はバッファメモリ31b及び31dの
上記ロウアドレスに対応する領域に上記データと同じデ
ータが書き込まれる。メモリ制御部27は送られてきた
データと制御信号発生部7からの制御信号に基づいて、
制御用メモリ25,26に書き込むデータと、アドレス
制御部24及びマルチプレクサ32a,32bを制御す
る制御信号を発生する。アドレス制御部24は制御信号
発生部7及びメモリ制御部27からの制御信号に基づい
てパターン発生器1またはカウンタ12のアドレス信号
を選択したアドレス信号をバッファメモリ31a及び3
1c,又はバッファメモリ31b,31dに印加する。
【0043】次に第2の発明の第1の実施例の動作を説
明する。制御用メモリ25,26は試験を実施する前に
全ロウアドレスにわたって2ビットのデータ“00”を
書き込んでおくものとする。 1) RAM部に書き込む場合 RAM部44にデータを書き込むときには、バッファメ
モリ31a,31b,31c,31dからデータを読み
出していない場合(被試験メモリ40のRAM部44又
はSAM部46からデータを読み出していない場合)、
あるいはバッファメモリ31dからデータを読み出して
いる場合(被試験メモリ40のSAM部46からデータ
を読み出している場合)には、被試験メモリ40に印加
したアドレス信号と同じアドレス信号のうち上位の数ビ
ット(ロウアドレス)を制御用メモリ25に印加する。
そして、メモリ制御部27は、制御用メモリ25の上記
ロウアドレスに対応する領域にデータ“10”を書き込
み、さらに被試験メモリ40に印加したアドレス信号と
同じアドレス信号をアドレス制御部24がバッファメモ
リ31aと31cに印加するように制御する。
【0044】一方、バッファメモリ31cからデータを
読み出している場合(被試験メモリ40のSAM部46
からデータを読み出している場合)には、被試験メモリ
40に印加したアドレス信号と同じアドレス信号のうち
上位の数ビット(ロウアドレス)を制御用メモリ25に
印加する。そして、メモリ制御部27は、制御用メモリ
25の上記ロウアドレスに対応する領域にデータ“0
1”を書き込み、さらに被試験メモリ40に印加したア
ドレス信号と同じアドレス信号をアドレス制御部24が
バッファメモリ31bと31dに印加するように制御す
る。このように、バッファメモリ31a,31c又はバ
ッファメモリ31b,31dにアドレスを印加しておい
て、被試験メモリ40に書き込むデータと同じデータ
を、上記アドレスを印加したバッファメモリ31a,3
1c又はバッファメモリ31b,31dに印加して書き
込む。なお制御用メモリ25,26は、1ロウアドレス
単位でどのバッファメモリに正しいデータが書き込まれ
ているのかを記憶している。そのため、RAM部44,
SAM部46に対して、一方に書き込み、他方から読み
出しを行う場合、バッファメモリに対しては、SAM部
46の動作に対応した連続の書き込みあるいは読み出し
が一度終了するまでは、RAM部44の動作に対応した
書き込みあるいは読み出しは、ある1ロウアドレスの範
囲の中で行うようにする。
【0045】2) RAM部からSAM部へ転送する場
RAM部44からSAM部46にデータを転送するとき
には、被試験メモリ40に印加したアドレス信号と同じ
アドレス信号のうち上位の数ビット(ロウアドレス)を
制御用メモリ25及び26に印加する。そして、メモリ
制御部27は、制御用メモリ25から読み出したデータ
(“10”又は“01”)を制御用メモリ26に書き込
む。
【0046】3) RAM部から読み出して、論理比較
する場合 RAM部44からデータを読み出すときには、被試験メ
モリ40に印加したアドレス信号と同じアドレス信号の
うち上位の数ビット(ロウアドレス)を制御用メモリ2
5に印加し、この制御用メモリ25から読み出されたデ
ータをメモリ制御部27に送る。そして、この読み出し
データが“00”であった場合には、RAM部44の上
記ロウアドレスに対応する領域には未だデータが書き込
まれていないことを示すメッセージをメモリ制御部27
から外部に出力する。読み出しデータが“10”であっ
た場合には、被試験メモリ40に印加したアドレス信号
と同じアドレス信号をアドレス制御部24がバッファメ
モリ31aに印加するように、メモリ制御部27が制御
し、さらにバッファメモリ31aから読み出したデータ
を論理比較器33aに送るようにマルチプレクサ32a
も制御する。
【0047】読み出しデータが“01”であった場合に
は、被試験メモリ40に印加したアドレス信号と同じア
ドレス信号をアドレス制御部24がバッファメモリ31
bに印加するように、メモリ制御部27が制御し、さら
にバッファメモリ31bから読み出したデータを論理比
較器33aに送るようにマルチプレクサ32aも制御す
る。そして、マルチプレクサ32aからのデータと被試
験メモリ40から読み出したデータとを論理比較器33
aで比較する。
【0048】4) SAM部に書き込む場合 SAM部46にデータを書き込むときには。,被試験メ
モリ40に印加したアドレス信号(シリアルスタートア
ドレス)と同じアドレス信号及びRAM部44への転送
を考慮した転送先を示すアドレス信号をカウンタ12に
セーブする。そして、バッファメモリ31a〜31dか
らデータを読み出していない場合(被試験メモリ40の
RAM部44又はSAM部46からデータを読み出して
いない場合)、あるいはバッファメモリ31bからデー
タを読み出している場合(被試験メモリ40のRAM部
44からデータを読み出している場合)には、被試験メ
モリ40のRAM部44への転送を考慮した転送先を示
すアドレス信号のうち上位の数ビット(ロウアドレス)
を制御用メモリ26に印加する。そして、メモリ制御部
27は、制御用メモリ26の上記転送先を示すアドレス
に対応する領域にデータ“10”を書き込み、さらにカ
ウンタ12のアドレス信号をアドレス制御部24がバッ
ファメモリ31a及び31cに印加するように制御す
る。
【0049】一方、バッファメモリ31aからデータを
読み出している場合(被試験メモリ40のRAM部44
からデータを読み出している場合)には、被試験メモリ
40のRAM部44への転送を考慮した転送先を示すア
ドレス信号のうち上位の数ビット(ロウアドレス)を制
御用メモリ26に印加する。そして、メモリ制御部27
は、制御用メモリ26にデータ“01”を書き込み、さ
らにカウンタ12のアドレス信号をアドレス制御部24
がバッファメモリ31bと31dに印加するように制御
する。
【0050】このように、バッファメモリ31a,31
c又はバッファメモリ31b,31dにアドレスを印加
しておいて、被試験メモリ40に書き込むデータと同じ
データを、上記アドレスを印加したバッファメモリ31
a,31c又はバッファメモリ31b,31dに印加し
て書き込む。その後の書き込みは、クロック制御信号発
生部6から被試験メモリ40に印加されるクロック信号
に同期して、被試験メモリ40内部のシリアルアドレス
ポインタが1ずつ加算されてアクセスされているのに合
わせて、制御信号発生部7の制御によりカウンタ12も
1ずつ加算されていくことにより、バッファメモリ31
a,31c又はバッファメモリ31b,31dをアクセ
スするアドレスを変化させていく。なお制御用メモリ2
5,26は、1ロウアドレス単位でどのバッファメモリ
に正しいデータが書き込まれているのかを記憶してい
る。そのため、RAM部44,SAM部46に対して、
一方に書き込み、他方から読み出しを行う場合、バッフ
ァメモリに対しては、SAM部46の動作に対応した連
続の書き込みあるいは読み出しが一度終了するまでは、
RAM部44の動作に対応した書き込みあるいは読み出
しは、ある1ロウアドレスの範囲の中で行うようにす
る。
【0051】5) SAM部からRAM部へ転送する場
SAM部46からRAM部44にデータを転送するとき
には、被試験メモリ40に印加した転送先を示すアドレ
ス信号と同じアドレス信号のうち上位の数ビット(ロウ
アドレス)を制御用メモリ25及び26に印加する。そ
して、メモリ制御部27は、制御用メモリ26から読み
出したデータを制御用メモリ25に書き込む。
【0052】6) SAM部から読み出して、論理比較
する場合 SAM部46からデータを読み出すときには、被試験メ
モリ40に印加したアドレス信号(シリアルスタートア
ドレス)と同じアドレス信号をカウンタ12にセーブ
し、そのアドレス信号のうち上位の数ビット(ロウアド
レス)を制御用メモリ26に印加し、読み出されたデー
タをメモリ制御部27に送る。そして、読み出しデータ
が“00”であった場合には、SAM部46には試験す
るためのデータが未だ書き込まれていないことを示すメ
ッセージをメモリ制御部27から外部に出力する。
【0053】読み出しデータが“10”であった場合に
は、被試験メモリ40に印加したアドレス信号と同じア
ドレス信号をカウンタ12を経由してアドレス制御部2
4がバッファメモリ31cに印加するように、メモリ制
御部27が制御し、さらにバッファメモリ31cから読
み出したデータを論理比較器33bに送るようにマルチ
プレクサ32bも制御する。読み出しデータが“01”
であった場合には、被試験メモリ40に印加したアドレ
ス信号と同じアドレス信号をカウンタ12を経由してア
ドレス制御部24がバッファメモリ31dに印加するよ
うに、メモリ制御部27が制御し、さらにバッファメモ
リ31dから読み出したデータを論理比較器33bに送
るようにマルチプレクサ32bも制御する。
【0054】そして、マルチプレクサ32bからのデー
タと被試験メモリ40から読み出したデータとを論理比
較器33bで比較する。その後の読み出しは、クロック
制御信号発生部6から被試験メモリ40に印加されるク
ロック信号に同期して、被試験メモリ40内部のシリア
ルアドレスポインタが1ずつ加算されてアクセスされて
いるのに合わせて、制御信号発生部7の制御によりカウ
ンタ12も1ずつ加算されていくことにより、バッファ
メモリ31c,又は31dをアクセスするアドレスを変
化させていく。
【0055】以上述べたのように、第2の発明の第1の
実施例によれば、4系統のバッファメモリを制御してい
くことにより、RAM部及びSAM部に対するデータの
書き込み及び読み出し、さらには内部のデータ転送にも
対応でき、RAM部及びSAM部に対する期待値データ
を独立に発生させることができる。
【0056】次に第2の発明の試験装置の第2の実施例
の構成を図5に示す。この第2の実施例の試験装置は図
4に示す第1の実施例の試験装置において、パターン発
生器1の他にパターン発生器1aを設けて2系統にした
ものであり、さらにカウンタ12の代わりにマルチプレ
クサ23が設けられている。これによりアドレス制御部
24及び被試験メモリ40に与えるアドレス信号を2系
統にし、アドレス制御部24を2個の制御信号発生部7
によって制御する。マルチプレクサ23は、2個のクロ
ック制御信号発生部6から発生される制御信号のどちら
を被試験メモリ40に印加するかを選択する。
【0057】そして、この第2の実施例においては、第
1の実施例におけるカウンタ12が行っていた役割をア
ドレス発生部3が行うようにする。この第2の実施例の
試験装置は、図4に示す第1の実施例と同様の効果を得
ることができるとともに、RAM部とSAM部に同時に
データを書き込む場合にも対応することができ、さらに
パターン発生器1のアドレス発生部3を、図4に示す第
1の実施例のカウンタ12の代わりに用いることによっ
て、より複雑で自由なアドレス信号パターンを使用でき
る。
【0058】
【発明の効果】第1の発明によれば、マルチポートメモ
リを試験する場合に期待値の発生を正確に行うことがで
きる。また、第2の発明によれば、被試験メモリの内部
転送を含んだRAM部とSAM部の独立動作に対しても
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】第1の発明にかかるアドレス変換部の詳細な構
成を示すブロック図。
【図3】第1の発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】第2の発明の第1の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】第2の発明の第2の実施例の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】従来の半導体メモリ試験装置の構成を示すブロ
ック図。
【図7】マルチポートメモリの構成を示すブロック図。
【図8】従来の半導体メモリ試験装置の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1 パターン発生器 2 シーケンス制御部 3 アドレス発生部 4 データ発生部 5 データメモリ 6 クロック制御信号発生部 7 制御信号発生部 8 マルチプレクサ 9 アドレス端子 10 データ端子 12 カウンタ 13 マルチプレクサ 17 アドレス変換部 18 アドレス制御部 19 変換用メモリ 20 アドレス合流部 31 バッファメモリ 33 論理比較器 40 被試験メモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも被試験メモリと同じ容量を有す
    るバッファメモリと、 前記被試験メモリ及びバッファメモリに書き込むための
    データを発生するデータ発生手段と、 前記被試験メモリの、前記データが書き込まれる領域の
    アドレス、書き込まれたデータの転送先のアドレス、及
    びデータが読み出される領域のアドレスを発生するアド
    レス発生手段と、 書き込み、転送、及び読み出しのための制御信号を発生
    する制御信号発生手段と、 前記アドレス発生手段から発生されるアドレスを、前記
    制御信号に応じて所定の規則に基づいて変換し、この変
    換されたアドレスを前記バッファメモリに送出するアド
    レス変換手段と、 前記データ発生手段、アドレス発生手段、及び制御信号
    発生手段で制御することによって前記アドレスが示す前
    記被試験メモリの領域及び前記アドレスの変換されたア
    ドレスが示す前記バッファメモリの領域に同一のデータ
    を書き込み、データを転送し、前記被試験メモリの前記
    領域及び前記バッファメモリの前記領域からデータを読
    み出す制御手段と、 前記被試験メモリ及び前記バッファメモリから読み出さ
    れたデータを比較する比較手段と、を備えていることを
    特徴とする半導体メモリ試験装置。
  2. 【請求項2】各々が被試験メモリのRAM部と少なくと
    も同じ容量を有する第1から第4のバッファメモリと、 前記被試験メモリ及びバッファメモリに書き込むための
    データを発生するデータ発生手段と、 前記被試験メモリの、前記データが書き込まれる領域の
    アドレス、書き込まれたデータの転送先のアドレス、及
    びデータが読み出される領域のアドレスを発生するアド
    レス発生手段と、 書き込み、転送、及び読み出しのための制御信号を発生
    する制御信号発生手段と、 前記被試験メモリのRAM部にデータを書き込む場合に
    は所定の規則に基づいて第1及び第3のバッファメモリ
    か又は第2及び第4のバッファメモリの対応する領域に
    前記データと同一のデータを書き込むとともにどちらの
    バッファメモリに書き込んだのかを記憶し、前記被試験
    メモリのSAM部にデータを書き込む場合には所定の規
    則に基づいて第1及び第3のバッファメモリか又は第2
    及び第4のバッファメモリの、前記RAM部への転送を
    考慮した転送先を示すアドレスの領域に前記データと同
    一のデータを書き込むとともにどちらのバッファメモリ
    に書き込んだのかを記憶し、前記被試験メモリのRAM
    部からデータを読み出す場合には前記記憶結果に基づい
    て前記第1及び第2のバッファメモリのいずれか一方を
    選択し、この選択されたバッファメモリの対応する領域
    からデータを読み出し、前記被試験メモリのSAM部か
    らデータを読み出す場合には前記記憶結果に基づいて前
    記第3及び第4のバッファメモリのいずれか一方を選択
    し、この選択されたバッファメモリの、前記転送が行わ
    れる前のデータが格納されているRAM部のアドレスに
    対応する領域からデータを読み出すメモリ制御手段と、 このメモリ制御手段によって読み出されたデータと前記
    被試験メモリから読み出されたデータを比較する比較手
    段と、 前記データ発生手段、アドレス発生手段、及び制御信号
    発生手段を制御する制御手段と、を備えていることを特
    徴とする半導体メモリ試験装置。
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